JPS63155021A - 液晶表示装置の製造方法 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は液晶表示装置の製造方法、特に２枚の基板の貼
合わせ方法に関する。

従来の技術 ２枚の電極付基板間に液晶を封じてなる液晶表示装置の
製造方法として２枚の基板を貼合わせる方法としては、
接着材をシールパターンに塗布した基板ともう一方の基
板をスペーサを介して重ね合わせ、重りにより２枚の基
板を加圧した状態でシール接着材を加熱硬化する方法が
一般的である。

第６図はこのような従来の貼合わせ方法の説明図を示し
ており、２枚の電極付基板１およびこの一方に、スペー
サ材を含んだシール接着材３を塗布しスペーサ４を介し
て重ね合わせたセル６を、シート６と交互に積み上げ、
抑圧板７を介してバネまたは重りで荷重８を加える。こ
の状態で全体温度を上げシール接着材３を加熱硬化する
。このような方法ではセル５にかかる圧力の均一性にバ
ラツキを生じ、したがってセルギャップの厚み精度に限
界があった。特に大面積の液晶表示装置や、多層の薄膜
プロセスを経て基板のそりの大きいアクティブマトリッ
クス液晶表示装置の場合、一層大きな欠点となる。第７
図ａはこの点を改良した従来の加圧方法の一例を示して
おり、たとえば耐熱性ポリイミドシート６を使用するか
わりにシリコンゴムブロック９を介してセル６を抑圧板
７にて荷重８を加える。このようなセルにかかる圧力の
均一性を改善した例においても第７図すに示す圧力分布
１０となり、基板の周囲に位置するシール３の上にかか
る荷重は中央部に比べて小さくなり、シール接着材の粘
着性が強い場合にはシール接着材に混入したスペーサ材
で決まる所定ギャップにまでセル間隙をせばめることか
できず、ギャップ均一性を得ることが難かしかった。

発明が解決しようとする問題点 従来技術に対して本発明は２枚の電極付基板の貼合わせ
方法に新規の方法を提供し、セル厚のバラツキや不均一
性が少なく高精度のセルを実現し、従って高いコントラ
ストで濃淡ムラの少ない高品質の画質性能を持つ液晶表
示装置を実現する製造方法を提供するものである。従来
の貼合わせ方法の欠点については前述した通りであるが
、本発明は大面積で高精度の画１像表示用の単純マトリ
ックスあるいはアクティブマトリックス液晶表示装置の
製造方法において特に有効なもので、これらのデバイス
では高精度のギャップ精度を実現できるかどうかが高い
画質性能を実現するキーとなり、従来の貼合わせ方法で
は満足する表示性能を得ることはできなかった。本発明
は特にセルの周囲に位置するシールの抑圧条件と、そり
、うねシを伴なった２枚の電極付基板をスペーサ材にそ
って高精度に突合わせるための、セルの画面内における
抑圧条件について、それぞれ独立に最適抑圧条件がある
という技術思想に基づき、これらの課題を解決すること
を目的としたものである。

問題点を解決するための手段 本発明は上記の問題点を解決するために以下の構成を採
っている。すなわち２枚の電極付基板間にシールにて液
晶を封じてなる液晶表示装置の製造方法において、前記
基板の一方にスペーサ材を含んだソール接着材を塗布す
る工程と、２枚の電極付基板をスペーサ手段を介して重
ね合わせる工程と、重ね合わせたセルを押圧した状態で
シールを硬化する工程を有し、このセルを押圧し保持す
る手段としてシール上を押圧する環状の弾性体と、この
弾性体とは単位面積当りの剛性が異なり、セルのシール
上以外の部分を押圧する弾性体と、これらの弾性体を保
持する保持部材と、セルを抑圧状態で挾持して保持する
手段を有し、これらの弾性体でセルに圧力を印加するこ
とを特徴とするものである。

作　　用 このように２枚の電極付基板の加圧方法としてシール上
を環状の弾性体で押圧し、シール上以外の画面部分をこ
の弾性体とは単位面積当りの剛性の異なる弾性体で押圧
することにより、両方の抑圧条件を独立に最適条件に設
定できる。複雑なそり、うねりを有する２枚の電極付基
板を、スペーサにそって高精度のギャップにそわせる上
ではこの後者の弾性体の剛性を軟らか目に選び均一な圧
力を印加することができる。

特に画面内を押圧する弾性体として多数の剣山式の突起
を持った形状とすることにより面圧の均一性を実現する
ことができる。

実施例 次に本発明の実施例に従って本発明の詳細な説明する。

第５図ａ、ｂおよびＣは本発明に係わるアクティブマト
リックス型カラー画像表示用の液晶表示装置の製造方法
の一部を示すだめの２枚の電極付基板（ａおよびｂ）と
これらを組合わせた液晶セルＣを示している。第５図ａ
に示す如く、一方の電極付基板１１の基板表面には蒸着
、フォトファブリケーション技術によって画像表示用の
画素子およびスイッチング素子となる薄膜トランジスタ
素子が作り付けられており画面１２を形成している。画
面の周囲には画像信号の走査用および信号用の多数の取
出し電極１３が形成されており、画面を覆って配向膜４
が塗布されている。もう一方のカラーフィルタを形成し
た電極付基板１５には第５図すに示す如く、同じく全面
透明電極を覆って配向膜が塗布されており、この周囲に
スペーサ材を含んだシール接着材を、その一部が注入口
１８として開放されたシールパターン状に塗布しである
。これらの２枚の電極付基板１１および１６を、その配
向膜を内側としてスペーサを介して重ね合わせ、第５図
Ｃの液晶セル１９となす。

第１図は本発明の一実施例を示すセル１９の貼合わせ加
圧状態を示す。第３図はこの貼合わせ加圧に使用するシ
ール抑圧用の環状の弾性体２０の平面図ａおよび側面断
面図すを、第４図は同じくこの貼合わせ加圧に使用する
画面内押圧用の弾性体２１の平面図ａおよび側面断面図
すを示す。弾性体２１は多数の剣山状の突起２２を設け
、押圧力の均一分散化をねらった構造としである。第１
図に示す如くセル１９のシール１７の上に位置する環状
の弾性体２ｏが、この弾性体の保持部材２３に設けられ
た保持溝２４にはまっており、セル１９をシール上で押
圧している。荷重２５の印加はバネ式または重り式とす
る。セルの画面内部には多数の突起２２の付いた弾性体
を配置してあり、シール上の前記弾性体２ｏと荷重を分
担した形でセルに圧力を印加している。この状態でシー
ルを硬化せしめ、その注入口より真空中で液晶注入し封
口した上、表裏面に偏光板を貼合わせて完成液晶セルと
なる。

ここでシール抑圧用の環状の弾性体２ｏと画面内押圧用
の弾性体２１の材質としてはンリコンゴムが耐熱性の点
で良い。第１図に示す液晶セルの貼合わせ加圧状態で重
り荷重を１５ｋｑでシールを加熱硬化したところ、液晶
注入後のセルギャップ精度は士○、２μｍ以内が得られ
た。

第２図は本発明の第２の実施例を示すセル１９の貼合わ
せ加圧状態を示す。弾性体２６はシール上を押圧する環
状の弾性体２０と、画面中央部を押圧する多数の突起２
２付きの弾性体部分からなり一体成型してあり、保持部
材２３に保持固定されている。シール部の押圧条件と画
面中央部の押圧条件のバランスが取れるようこれらの剛
性比を適当に選ぶ。このように製造条件としての荷重条
件が確定した場合にはこれらの弾性体を一体型にした方
が使用に便利である。

発明の効果 以上のように本発明の製造方法によれば、セルの貼合わ
せに際してシール部と画面内に理想的な荷重配分で均一
で安定な加圧力を印加することができ、この結果セル厚
のバラツキや不均一性が極めて少ない高精度のセルが容
易に得られ、表示性能の優れた液晶表示装置を提供でき
工業的価値の大きなものである。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の液晶表示装置の製造方法実施例した液
晶表示装置の組立断面図、第２図は同じく本発明の第２
の実施例の液晶表示装置の組立断面図、第３図は本発明
に係わる環状の弾性体の平面図および側面断面図、第４
図は同じく本発明に係わる突起付弾性体の平面図および
側面断面図、第５図は本発明の実施例に係かる液晶表示
装置の製造方法を示す斜視図、第６図および第７図は従
来例における液晶表示装置の製造方法を実施した組立断
面図である。 １１・・・・・・電極付基板（ＴＦＴ付アレー基板）、
１５・・・・電極付基板（カラーフィルタ基板）、１９
・・・・・液晶セル、１７・・・・・シール接着材、２
０・・・・環状の弾性体、２１・・・・突起付の弾性体
、２３・・・・・保持部材。 代理人の氏名　弁理士　中　尾　敏　男　ほか１名第１
図 第２図 ど６５琴しに丁１イ（ 第３図 とｂ） 第４図 と乙と） △ 力） 第５図 とＣ）

Claims (4)

【特許請求の範囲】
1. （１）２枚の電極付基板間にシールにて液晶を封じてな
   る液晶表示装置の製造方法において、前記基板の一方に
   スペーサ材を含んだシール接着材を塗布する工程と、２
   枚の電極付基板をスペーサ手段を介して重ね合せる工程
   と、重ね合せたセルを押圧した状態でシールを硬化する
   工程を有し、このセルを押圧し保持する手段としてシー
   ル上を押圧する環状の弾性体と、この弾性体とは単位面
   積当りの剛性が異なり、セルのシール上以外の部分を押
   圧する弾性体と、これらの弾性体を保持する保持部材と
   、セルを押圧状態で挾持して保持する手段を有し、これ
   らの弾性体でセルに圧力を印加することを特徴とする液
   晶表示装置の製造方法。
2. （２）セルのシール上以外の部分を押圧する弾性体を剣
   山式の多数の突起により構成した特許請求の範囲第１項
   記載の液晶表示装置の製造方法。
3. （３）弾性体がシリコンゴムである特許請求の範囲第１
   項記載の液晶表示装置の製造方法。
4. （４）シール接着材が熱硬化型接着材であり、シール上
   を押圧する環状のシリコンゴムと、セルのシール上以外
   の部分を押圧する剣山式の多数の突起よりなるシリコン
   ゴムによりセルを押圧状態で保持しつつ加熱によりシー
   ルを硬化せしめることを特徴とする特許請求の範囲第１
   項記載の液晶表示装置の製造方法。