JPS63154101A - スキー靴の閉鎖装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、前部分と後部分からなる胴部自体を載置した
硬質の靴本体低部（殻体）を一般的に含む後方挿入型（
リヤ・エントリー型）のスキー靴に有利に適用されるも
のである。

後方に傾動してスキーヤ−の足を靴内部に挿入可能にす
るための該胴部のこの後部分は、各種構成に応じて、大
抵の場合、該胴部の前部分に対して、又は該靴本体低部
に対してヒンジ連結される。これら全ての場合に、連結
手段が前記胴部を構成する前記前部分と後部分の接近に
より、スキーヤ−の脚低部上の閉鎖位置での保持を確実
にする。

これらの連結手段は、本出願人が１９７６年４月２９Ｆ
」付で出願したフランス特許第３４５９５９号に図示さ
れ、且つ、ｍ利請求されたような、胴部の後方高所を包
囲し、且つ、互に平行に延びて錨着端子型の引掛装置及
び／又はラック型レバーによって該胴部の前部分に固定
されるケーブルの２の線条部分により実現される。

このような連結手段は子供用のスキー靴にも同様に適用
できる。しかしながら、幼児スキーヤ−にとって、この
連結手段で自分の靴胴部を正しく閉鎖、緊締することは
困難であった。実際、胴部が開放位置にあって靴を履く
状態にある時、該胴部の後部分（つまり、後部覆い）は
後方に傾動し、且つ１脚低部の緊締用レバーは該胴部の
前部分の一側面上に位置するラックから切り離される。

このようなわけで、閉鎖を確実に行なうケーブルの２の
線条部分は、例えば胴部部分の他の側面上に位置する引
掛手段によって、もはや靴に対して保持されず、あらゆ
る方向に自由に浮動して、そこから靴の良好な閉鎖にと
って不適切な位置を占めるようになる。従って、幼児ス
キーヤ−の無頓着な手操作により、該ケーブルの上方線
条部分が後部覆いの内部に位置するということが起きる
。これに対して、前記ケーブルの下方線条部分のみが該
後部覆いに通常設けられる位置を占め、　これにより、
装着者の足の靴保持状態を顕著に変更してしまう。

本発明は１−述した諸欠点を除去することを目的とし、
特に子供用のスキー靴を登場させるものである。この目
的で１本出願人は、年少スキーヤ−の形態により良く適
合させるため靴胴部の高さを減少させようと努めた。

従って１本発明は、ケーブルを有する型式の脚低部用閉
鎖・緊締装置の案内及び保持手段を実現することを目的
とし、該ケーブルは、靴胴部の高さに関係なく、対象と
なるスキー靴の後部覆いの周りで連結用手段の適切な位
置を必ず占めるよう常に用いられるのに適している。

他方、本発明は、靴の所定位置で緊締装置を連結する手
段の案内手段を提供し、且つ、前記連結手段が破損した
場合に交換するため、必要に応じて、分解できるように
することをもその目的とする。

最後に、本発明は更に、連結手段を構成するケーブルの
線条部分の少なくとも１の区間の周りで前記案内、保持
手段の恒久的な影響のために、該閉鎖装置が切り離され
る時、この閉鎖装置の破損に対する補助的な安全性を確
保することをその目的とする。

この目的のために、本発明は、互にスキーヤ−の脚部及
び／又は足部に接近するようスキー靴の２部分間に配設
された閉鎖・緊締装置の案内兼保持手段からなり、この
手段は接近する靴の２部分の少なくとも１の壁部内に設
けられた１の窓部を横切って取りはずし可能にクリップ
止めされるのが良く、且つ、前記壁部の１面上に位置し
、その中で前記閉鎖・緊締装置に属する連結手段が自由
に滑動する案内用トンネルを形成する。

本発明の特徴は、実施態様として与えられ、且つ、添付
の図面を参照してなされた以下の記載を検討することに
より明らかになるであろう。

先ず、第１図に示されたアルペンスキー靴の実施態様を
参照すると、この靴１は靴本体低部（シェル低部）２を
含み、この上にスリーブ４と呼ばれる前部分と後部覆い
５と呼ばれる後部分からなる胴部３が取りつけられてお
り、これらの部分の少なくとｔｉｔは靴本体低部２に対
してヒンジ結合される。

図示の態様の場合、後部覆い５はヒンジ結合用リベット
６により実現される軸の回りに枢動的に取りつけられ、
その結果該後部覆いは後方へ枢動可能となり、開放位置
（図示せず）において後方から靴を装着できるようにす
る。閉鎖位Ｉにおいて、該後部覆い５は。

操作レバー７で構成される閉鎖・緊締手段により、該ス
リーブ４に対して保持される。この操作レバーには引張
用ケーブル９で形成される柔軟な輸８が連結される。こ
の柔軟な輸８は、公知の方法で、図示されていない錨着
用端子上で該スリーブ４の他側面に引っ掛けられる。操
作用レバ−７自体は、該スリーブ４の第１の側面と一体
に取りつけられたラック１０と共働する。このようにし
て、ケーブルの２線条部分を画定する翰８（即ち上方線
条部分（８″及び下方線条部分８″′）は該後部覆い５
の後面を囲み、且つ、この後部覆いをスリーブ４に対し
て閉鎖位置に保持する。

上方線条部分（８′）は、緊締手段７，８゜１０を引張
操作する際、同時に自由に滑動するよう、後部覆い５の
上方中央部分に設けられた案内手段１１を横切って保持
され、且つ、該後部覆い５の高さに沿って良好な閉鎖位
置に保持される。第１図には示されていないが。

このような案内手段１１を軸の下方線条部分８″に取り
つけることを考えることも全く可能である。

第２図及び第３図で特に示すように、該案内手段１１は
、断面が一般的にＵ字形の輪郭をした一種のサドルキー
のようなものと、該後部覆いの壁部内に配置された前記
サドルキーの幅にほぼ対応する幅の窓１３とで構成され
る。

この窓１３はスリーブ４と一体のラック１０を含む面内
にほぼ位置しており、これにより輪の線条部分３１　、
３　＋１の良好な一線整列を可能にするので、緊締のた
めの最適引張状旙の実現が確実となる。

同様に、該後部覆い５の開放運動にひきかえて、操作レ
バー７がラック１０から切り離される際に、上方線条部
分８′はサドルキー１２に捕縛され、この中で該線条は
前記後部覆いが最大開口位置に到達するまで滑動する。

開放運動の間ならびに靴の層表位置において。

閉鎖手段は、該軸が該後部覆い５に連結したままの位置
と異なる位置を取ることなしに、前記後部覆いに連結し
た状態を保つ６本発明による案内兼保持手段１１により
、操作レバ−７が引掛固定される輸８の端部はスキーヤ
−（年少のスキーヤ−をも含む）による直接で且つ容易
なねじり運動を可能にするよう配設され、それによって
、軸の線条部分８′。

８″が該後部覆い５の外側面にうまく配置されているか
どうかを確かめる必要なしに、ラック１０に対してレバ
ー面を呈することが可能となる。

後部覆い５内にサドルキー１２を錨着固定できるように
するためには、Ｕ字形軸郭の２の分岐部分１４．１５は
、各々、溝１６を備えており、その幅は、第６図に示す
ように該後部覆い５の壁部５′の厚みに対応する。これ
ら分岐部は、該サドルキー１２がそこに配置されている
窓１３内にラチェット止めされるよう、該後部覆いの壁
部５′の内面５′″に支承されている縁部１７，１８で
終端する。窓１３の高さは、該分岐部１４．１５が僅か
な応力を受けるように、各溝１６の底部間で？１ｉｌｌ
定した寸法よりも僅かばかり小さくするのが良く、該サ
ドルキー１２はこの窓内に取りつけられる。

従って、該サドルキー１２のＵ字形輪郭をした開口１９
は胴内部に向けられ、これにより、引張手段（この場合
は、ケーブル９）の組立てを不動のものとすることがで
きる。なお、この引張手段は、該壁部５′の外面５″′
と該サドルキー１２の斜断体（ｃｏｒｐｓ　ｂｉｓｅａ
ｕｔ６）２０との間で自由状態でサンドインチ状に挟持
されている（第５図及び第６図参照）。この引張手段の
滑動作用は、Ｕ字形開口１９の幅が、例えば、ケーブル
９の直径よりも僅かに大きいという事実により与えられ
るものである。例えば帯状体のような引張手段の場合、
同じ寸法原理がケーブルにも当てはまる。

第３図乃至第６図から特に明らかな保持手段１１の組立
ては、矢印２１で示されるように、胴部５の内部から窓
１３内に該サドルキー１２を挿入することにより実現さ
れる。該上方線条部分８゛はサドルキー１２のＵ字形輪
郭をした分岐部１４．１５間に画定された開口１９内に
挿入されるのに対し、前記窓内にまだラチェット止めさ
れていないサドルキーは壁部５′の内面５″側に現われ
る。このようにサドルキー１２内に挿入できるようにな
るためには、該上方線条部分８′を、第３図及び第４図
に示されるように、窓１３を横切って臨時の翰２２を形
成しながら、前以て導入しておく。更に、該サドルキー
１２の斜断体２０により、該線条の窓１３内への導入は
、各々の分岐部１４．１５が可撓性を有するので、それ
だけ容易となり、挟むことによって開口１９の寸法を減
少させ、両者の接近を可能にする。従って、第６図に矢
印２３．２４で示す分岐部のこの接近は、開口１９がケ
ーブル９の寸法よりも小さな寸法に減少しているという
ことにより、窓内にサドルキーを配置する段階でケーブ
ルの逃げを防止する。最後に、サドルキー１２は斜断体
２０上に側方配設された２の挿入用面取り部分２５．２
５’を備えているとよい。この挿入用面取り部分２５．
２５’は、窓１３　の垂直側面１３′。

１３′′と斜断体２０の側縁部２６．２６’　との間で
自由通路を画定するような迎角を有するとともに、その
寸法「ｐ」が、少なくとも、ケーブル９の直径、さらに
はＩＦ状部材の厚み等の寸法に等しい。

このような構造簡単で１つ費用のかからない装置は、ケ
ーブルを有する胴部閉鎖装置を備えたリヤ・エントリー
型のスキー靴に良く適合するものであるが、上述したよ
うに、イＩＦ状部材を利用する装置にも同様に適合しう
るものである。この場合、本発明による案内装置の形状
と寸法は、該帯状部材の形状と寸法にも適合するもので
ある。

同じ精神で、組成のものにも適用できる複数個のこれら
の装置をスキー靴或はスキー以外の他のスポーツ靴に設
けることも同じく可能である。

最後に、本発明の範囲を逸脱しない限り、各種の変形態
様を以上に記載し且つ図面に示した装置並びに靴に提供
することができる。

【図面の簡単な説明】

第１図は、胴部の閉鎖・緊締装置の接続手段用案内兼保
持手段を含む後方挿入型スキー靴を示す斜視図。 第２図は、特に円形断面の接続手段を保持するための１
本発明による案内兼保持手段の一実施態様を示す斜視図
。 第３図は、スキー靴胴部の後部分において、第２図に示
す装置の組立ての詳細を示す斜視図。 第４図及び第５図は、それぞれ、本発明の装置が占める
位置を示す上面図で、第４図は靴胴部の壁内に配置され
る前の状態を示し、第５図は該壁部の取付位置に導入さ
れた後の状態を示す。 第６図は、後部覆いの壁部内にサドルキーを錨着固定し
た状態を示す縦断面図。 ［主要部分の符号の説明］ ２・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・靴本体く
シェル）低部３・・・・・・・・・・・・・・・・・・
・・・・・・・・・・・月阿部４・・・・・・・・・・
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・スリーブ５・
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
・・・後部覆い５′・・・・・・・・・・・・・・・・
・・・・・・・・・・・・壁　部５”・・・・・・・・
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・壁部内面５
″′　・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
・・・・・壁部外面７・・・・・・・・・・・・・・・
・・・・・・・・・・・・操作レバー８・・・・・・・
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・柔軟な
輸９・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
引張用ケーブル１０・・・・・・・・・・・・・・・・
・・・・・・・・・・・・ラック１１・・・・・・・・
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・案内手段１
２・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
・・サドルキー１３・・・・・・・・・・・・・・・・
・・・・・・・・・・・・・・・・・・窓１３′、１３
”・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・垂
直側面１４．１５・・・・・・・・・・・・・・・・・
・・Ｕ字形の分岐部１６・・・・・・・・・・・・・・
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・溝１９・・
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
・開　口２０・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
・・・・・・・・・斜断体２５　、２５’　・・・・・
・・・・・・・・・・・・・・・挿入用前額部２６．２
６″・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
・側方縁部出願人　：　サロモン　ニス、ニー。

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １、スキー靴を構成する互に可動な２部分の１上に配置
   した窓（１３）内に挿入可能なサドルキー（１２）から
   なり、前記サドルキーの凹所が、前記靴の部分の外面（
   ５″′）と前記サドルキーの中実底部（２０）との間で
   サンドイッチ状に挟持されている少なくとも１の柔軟な
   引張手段（９）を自由に滑動するように収容するための
   通路を画定することを特徴とする、スキー靴の互に可動
   な２部分を閉鎖及び／又は緊締する装置の案内兼保持手
   段。 ２、前記サドルキー（１２）が、その分岐部（１４、１
   ５）と斜断体（２０）の中実底部により定まるＵ字形輪
   郭断面を有し、且つ前記サドルキーの凹所が前記分岐部
   （１４、１５）間に位置する開口（１９）に対応するこ
   とを特徴とする、特許請求の範囲第１項記載の案内兼保
   持手段。 ３、前記サドルキー（１２）が、取りはずし可能に、前
   記窓（１３）内に組み込まれることを特徴とする、特許
   請求の範囲第１項記載の案内兼保持手段。 ４、前記サドルキー（１２）の分岐部（１４、１５）が
   可撓性を有するとともに、各々が、前記窓（１３）の上
   部縁の寸法に対応する寸法の１のラチェット停止用溝（
   １６）を含むことを特徴とする、特許請求の範囲第１項
   、第２項又は第３項記載の案内兼保持手段。５、非嵌合
   位置に於ける前記分岐部（１４、１５）の各溝（１６）
   底部間の距離が、前記窓（１３）の高さよりも僅かに大
   きいことを特徴とする、特許請求の範囲第４項記載の案
   内兼保持手段。 ６、前記分岐部（１４、１５）が取付用壁部（５′）の
   内面（５″）と接触する停止縁部（１７、１８）の各々
   を含むことを特徴とする、特許請求の範囲第１項、第２
   項、第３項、第４項又は第５項記載の案内兼保持手段。 ７、前記サドルキー（１２）の斜断体（２０）が該サド
   ルキーの両側面上に形成された挿入用前額部（２５、２
   ５′）を含み、それにより前記窓（１３）の側面（１３
   ′、１３″）と前記斜断体（２０）の中実底部の側縁部
   （２６、２６′）との間に自由通路を画定し、且つ、前
   記自由通路の寸法「ｐ」が少なくとも前記引張手段（９
   ）の幅に等しいことを特徴とする、特許請求の範囲第１
   項、第２項、第３項、第４項、第５項又は第６項記載の
   案内兼保持手段。 ８、スリーブ（４）と後部覆い（５）とを含むとともに
   、少なくとも該後部覆いが靴装着用開口を形成するため
   にヒンジ連結されている胴部（３）を載置した靴本体低
   部（２）と；前記胴部（３）をスキーヤーの脚低部上で
   確実に閉鎖し、その状態に保持する閉鎖・緊締装置とか
   らなり、前記後部覆い（５）が前記胴部の上部区域内に
   配設した引張手段用の案内兼保持装置を備えていること
   を特徴とする後方挿入型スキー靴。