JPS63153571A - 画像記録装置のトナ−回収機構 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 （技術分野） 本発明は画像記録装置のトナー回収機構に係り、特に、
クリーニング装置から回収される残留トナーを良好に処
理するようにした画像記録装置のトナー回収機構に関す
る。

（従来技術） 一般に、複写機等の画像記録装置においては、感光体ド
ラムに残留している未転写のトナーを除去するクリーニ
ング装置が設置されることが多い。

このクリーニング装置によって除去されたトナーは、ト
ナー回収タンクに集められて回収が行なわれるようにな
っている。

ところで、トナー回収タンクに集められたトナーが一杯
になったまま記録装置の稼働が継続されると、トナー回
収タンクから回収トナーがあふれ出し、記録装置内を汚
染することはもとより、画像が汚されたり不鮮明になさ
れたりすることがある。また従来、回収トナーが一杯に
なったトナー回収タンクを交換しあるいはトナーを廃棄
して清浄化する場合に、トナー粉体が周囲に飛散し、手
や衣類を汚したり人体に悪影響を与えることがある。さ
らに、回収トナーを処理する場合、トナー回収タンクご
と捨てることも考えられるが、コスト高になって好まし
くない。

（目　　的） そこで本発明は、このような不都合を解消し、トナー回
収タンクに集められたトナーを飛散することのない状態
で、しかも容易に廃棄することができるようにした画像
記録装置のトナー回収機構を提供することを目的とする
。

（構　　成） 上記目的を達成するため、本発明は、クリーニング装置
から回収される残留トナーをトナー回収タンクに集める
ようにした画像記録装置のトナー回収機構において、ト
ナー回収タンクの内壁面に離型剤層を被着するとともに
、回収されたトナーを固化する加熱手段を設けてなるこ
とを特徴としている。

このようなトナー回収機構においては、トナー回収タン
ク内に被着されたテフロン層等からなる離型剤層により
、回収されたトナーの付着力が著しく弱められるととも
に、加熱手段によって回収トナーが固化されることとな
り、トナーの廃棄が極めて容易に行なわれるようになっ
ている。

以下、本発明の実施例を図面に基づいて詳細に説明する
。

第１図は、本発明にかかる複写機のトナー回収装置の概
略を示している。図中、符号１は、トナー回収装置を示
しており、このトナー回収装置１に臨むように感光体ド
ラム１ａが配置されている。

この感光体ドラム１ａは、時計方向に回転駆動されてお
り、チャージャ１ｂ等が付設されている。

この感光体ドラム１ａ上には、図示を省略した露光光学
系によって光像が露光され、静電潜像が形成される。こ
の静電潜像は現像装置によりトナー現像されてトナー像
になされ、このトナー像が転写紙に転写されていく。転
写されずに感光体ドラム１ａ上に残留されたトナーは、
クリーニングブレード２によって掻落される。掻落され
たトナーは、トナー回収ローラ３の回転駆動力によって
トナー回収タンク４に運ばれ、その内部に集められる。

上記トナートナー回収タンク４は、第１図および第２図
に示されるように、上部が開放された長箱状に形成され
ており、トナー回収装置１がらその長手方向に引出すよ
うにして取外しができるようになっている。そしてこの
トナー回収タンク４の内壁面には、トナー粉体が付着も
しくは堆積しないように離型剤層としてのテフロン層７
が被着されている。

さらにいトナー回収装置１の上記トナー回収タンク４を
受入れる部分の直下位置には、加熱体５が□設置されて
いる。この加熱体５は、ヒータ等から構成され、図示を
省略した電源回路および電圧制御回路によって適宜加熱
作用が加えられている。

例えば、回収トナーの回収量に比例して加熱力を上げる
ように制御してもよいし、一定の加熱力を維持させるよ
うに制御しても構わな°い。また、トナー回収タンク４
を受入れる部分の感光体ドラム側壁面には、断熱材６が
被着されている。この断熱材６によって画像に熱的影響
が与えられないようになっている。

しかして、このような実施例においては、感光体ドラム
４に残留するトナーがクリーニングプレ一ド２によって
掻落され、この掻落されたトナーがトナー回収タンク４
内に集められると、加熱体５が働き、この加熱体５から
発せられる輻射熱によって回収トナーは固化されていく
。つまり本発明では、トナー粉体が熱を受けるとカサ密
度を増して固化される性質を利用したものであり、回収
トナーの廃棄処理を容易にしたものである。

かくして固化された回収トナーを蓄えたトナー回収タン
ク４は、第２図に示すように本体部から引き出され、ト
ナー回収タンク４がらトナーが廃棄される。この場合、
トナー回収タンク４の内壁面には、離型性を向上させる
テフロン層７が被着されているため、トナーの廃棄は極
めて容易に行なわれることとなる。

なお、上記テフロン層の代りに、他の離型性を向上せし
めるような離型剤層をも用いることができる。

第３図は本発明の他の実施例を示すものであり、回収ト
ナーを同化せしめる加熱手段として定着装置９内に組込
まれているヒータ８を用いたものである。このようにす
れば、装置に要するコストを節減することができるとと
もに、装置全体をコンパクトになすことができ好都合で
ある。

（効　　果） 以上説明したように本発明は、画像形成装置のトナー回
収装置のトナー回収タンクに離型剤層を用いるとともに
、トナーを固化する加熱手段を設置するようにしたから
、トナー回収タンクからトナーを容易に廃棄することが
できるとともに、廃棄の際トナーが固化されているため
、トナー飛散を起こすことなく廃棄作業を安全かつ清潔
にしかも能率的に行なうことができる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の一実施例における概略説明縦断面図、
第２図はトナー回収タンクの動きを表わした外観斜視図
、第３図は本発明の他の実施例を表わした第１図相当の
概略説明縦断面図である。 １・・・トナー回収装置、１ａ・・・感光体ドラム、２
・・・クリーングブレード、３・・・トナー回収ローラ
、４・・・トナー回収タンク、５・・・加熱体、６・・
・断熱材、ン、７− ７・・・テフロン層。 第１図 第２図

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １、クリーニング装置から回収される残留トナーをトナ
   ー回収タンクに集めるようにした画像記録装置のトナー
   回収機構において、上記トナー回収タンクの内壁面に離
   型剤層を被着するとともに、該トナー回収タンクに対し
   て、回収されたトナーを固化せしめる加熱手段を付設し
   てなることを特徴とする画像記録装置のトナー回収機構
   。 ２、離型剤層は、テフロン層から形成されていることを
   特徴とする特許請求の範囲第１項記載の画像記録装置の
   トナー回収機構。