JPS63151703A - 融雪機 - Google Patents

融雪機

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JPS63151703A
JPS63151703A JP29687286A JP29687286A JPS63151703A JP S63151703 A JPS63151703 A JP S63151703A JP 29687286 A JP29687286 A JP 29687286A JP 29687286 A JP29687286 A JP 29687286A JP S63151703 A JPS63151703 A JP S63151703A
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JP
Japan
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snow melting
snow
chimney
boiler
melt
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Pending
Application number
JP29687286A
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English (en)
Inventor
土谷 令次
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mahle Filter Systems Japan Corp
Tsuchiya Seisakusho KK
Original Assignee
Mahle Filter Systems Japan Corp
Tsuchiya Seisakusho KK
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Publication date
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Priority to JP29687286A priority Critical patent/JPS63151703A/ja
Publication of JPS63151703A publication Critical patent/JPS63151703A/ja
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は、積雪を融雪箱に投入し、加熱により融かして
処理する融雪機に関するものである。
(従来の技術) 従来から降雪の多い地方で積雪の処理に用いられている
融雪機は、例えば特公昭47−30331号記載のよう
に、積雪をスコップですくい上げて湯槽に投入し、湯で
融かすものが一般的に用いられている。第10図および
第11図は、それぞれ上記公知の融雪機の縦断正面図お
よび縦断側面図である。
これらの図において、上記の融雪機は、底部に車輪74
.75が設けられた融2!:機本体73と、この本体7
3の上部に設けられ上面が開口する湯槽76と、湯槽7
6内に湯中に没入して設けられた雪受網77と、上記湯
槽76と連通して設けられた加熱室79.80.81.
82および83と、これらの加熱室の外側にこれを覆う
ようにして設けられた保温部材84と、上記本体73に
取り付けられ各加熱室を加熱するバーナ85と、本体7
3の底部に着脱可能に取り付けられたスキー78とより
なることを要旨とするものである。
そして、この融雪機は、通路に積雪があるときは、スキ
ー78を底部に取り付け、雪面を走行させ、通路に積雪
がない場合はスキーを取り外し、車輪74.75を地面
に転接させ、手押棒87を押しながら所定の場所に移動
するものである。積雪を融かすには、燃料供給装置88
よりバーナ85に燃料油を送りバーナ85に点火する。
そうすると、油が燃焼室86内で燃焼し、燃焼ガスが煙
道89を通り煙突90から排出されるが、その間に燃焼
室周りの各加熱室内の水が加熱されて湯となり、この湯
が湯槽76を循環する。そこで、積雪をスコップですく
い上げ、湯槽76内の雪受網77上に連続的に投入する
。投入された雪は湯槽内の湯によって順次融かされ、融
けた雷は湯槽76内の湯と混合するとともに、バーナ8
5の熱によって湯は常に所定温度以上に維持される。
この融雪機は、湯槽76内に雪受網77を設けたことに
より、網上にのせられた雪がその底部側でも湯と接触し
て湯との接触面が増大するので、非常に能率的に融雪を
することができる。また、湯槽76内の湯は、溢水口9
1からホース92で外部に流出させ、風呂水等に利用す
ることができる。さらに、加熱室79〜83の外面が保
温材84で覆われているので、充分に保温ができるとと
もに、触れても火傷をすることがない等の特徴を具えて
いる。
(発明が解決しようとする問題点) 以上のように、従来の融雪機はバーナで加熱される加熱
室を湯槽内に設け、加熱室周りの湯によって雪を融かす
形式のものである。この形式のものは、降雪中あるいは
降雪してまだ間がない雪の場合は、温水がよく雪に接触
し迅速に雪を融かすことができる。
しかし、圧雪状態や一部氷゛化した雪では、雪中への湯
のとおりがわるくなり、融雪速度が低下するという問題
点があった。公知の融雪機のように、加熱室を設けて雪
を融かす融雪機において融雪能率を高めるには、加熱室
の燃焼ガス通路を長大にし、燃焼ガスの熱エネルギを有
効に利用するようにすることが必要であるが、この点に
おいて、従来のものはまだ熱利用が十分とは言えないと
考えられる。例えば、まだかなりの熱を持って排出され
る煙突からの排気ガスを融雪に利用していない点など改
良の余地がある。
本発明は、以上の点にかんがみてなされたもので、融雪
箱内に収容する長大な燃焼ガス通路を備えたボイラで蒸
気を発生させ、この蒸気と煙突からの排気ガスを融雪箱
内の積雪に吹き付けて雪を融かすとともに、ボイラ外板
の加熱によっても積雪を融かすようにし、通常の雪は勿
論のこと圧雪や氷化状態の雪でも迅速に融かすことがで
きる、高能率で安全かつ取扱の簡便な融雪機を提供する
ことを目的とするものである。
(問題点を解決するための手段) 上記の目的を達成するための本発明の構成を、実施例に
対応する第1図〜4図を用いて説明する。
本発明は上面を開口し底部に走行具12を設けた融雪箱
10に、融雪箱の一方の側板16の下半部中央を貫通し
て設けたバーナ14を一端に備えたボイラ20を収容し
、このボイラを加熱源にして雪を融かすようにしたもの
である。
そして、ボイラ20は、外殻体34内に加熱筒体40を
収容した二重構造のもので、外殻体34は融雪箱10の
前面および後面とそれぞれ空間部22および24を介し
融雪箱10に収容し、融雪箱10の底部に固定するとと
もに、上面を蒸気噴出突起28、・・・を配設しバーナ
14と反対側に下り傾斜にした融水流下板26とし、底
部を前記の空間部22.24と連通し底面にドレン管3
2を設けた底部水室30にし、さらに融水流下板26の
下り傾斜始端部に、融水流下板26上に向けて排気孔3
8、・・・を開口したものである。
加熱筒体40は、前記のバーナ14を一端に備え、他端
を煙突36と反対側の外殻体側板42の内面に近接する
開口部44にし、外周に前記蒸気噴出突起28に連通ず
る蒸発室46を周設し、蒸発室46の外側と外殻体34
の内側との間を開口部44から煙突36に連通する煙道
48に形成し、外殻体34内に収容し固定したものであ
る。そして、前記融水流下板26には、その下り傾斜終
端部に、あふれ管59を備える融水受はタンク50(以
下、タンクと略す)を接着し、タンク50と蒸発室46
0間にボイラ給水管52を配設し、ボイラ給水管52に
ドレンコック54を付設し、融雪箱lOの外側にバーナ
14を燃焼する燃料供給装置58を配設したものである
(作 用) つぎに、本発明の融雪機は、以上の手段により以下に述
べるような融雪作用がある。すなわち、まず、走行具1
2を介し融雪機を適当箇所に移動し、タンク50から加
熱筒体40にバケツ等で給水する。そうすると、タンク
50からボイラ給水管52を介し加熱筒体40の蒸発室
46が自動的に給水される。
つぎに、バーナ14に燃料供給装置58から燃料油を供
給し点火する。そして、バーナ14の燃焼を確認し、積
雪をスコップですくい上げ、融雪箱10に開口上面から
投入する。この投入は、雪の融ける状況に対応して続行
する。バーナ14は、発生する高熱燃焼ガスを加熱筒体
40の内側を端末の関口部44へと流動させ、さらに開
口部44から煙道48を通過させて煙突36の排気孔3
8から融水流下板26上に載っている雷に向かって放出
する。この燃焼ガスの流動は、蒸発室46を加熱して蒸
気を発生し、外殻体34の前、後面および融水流下板2
6を加熱する。したがって、加熱状態の外殻体34は、
融水流下板26上の雷および空間部22.24内の雷を
融かし、煙突36は排気孔38、・・・からの排気ガス
で融水流下板26上の雪を融かす。
一方、蒸発室46に連通している蒸気噴出突起28は、
蒸発室46で発生した高温な水蒸気を融水流下板26上
の雪に噴射してこれを融かす、融水流下板26は、上述
のようにして融かされた雷の水をその下り傾斜によって
、タンク50に流下する。また、前述の空間部22.2
4で融かされた雷の水は、空間部22.24に連通して
いる外殻体34の底部水室30に自動的に流入し、外殻
体34の底部を冷却する。さらに、空間部22.24は
、核部に投入された雪により融雪箱10の前、後面を昇
温しないようにする。
タンク50は、融水流下板26を流下する融雪水を受は
入れ、その一部をボイラ給水管52を介し蒸発室46に
供給し、残余の分をあふれ管59から外部に排出する。
ドレンコック54は、蒸発室46およびタンク50内の
水を排出し、また底部水室30のドレン管32は、底部
水室30内の水を排出する。
(実 施 例) 以下図面によって本発明に係わる融雪機の一実施例を説
明する。
第1図は、本発明融雪機の一部破断の平面図である。同
図において、融雪箱10は、積雪を投入できるように上
面を開口し、底部に移動のため走行具12を設けたもの
である。走行具12は、図示の転輪の下方にスキーを公
知のように着脱自在に設けることがのぞましい(第10
図参照)、11は、融雪箱10の上部−側に着脱可能に
設けた手押棒である。図示を省略したが、手押棒11は
図示と反対側にも付は替えれるようにしておくと便利で
ある。
20はボイラで、融雪箱10の一方の側板16の下半部
中央を貫通して設けたバーナ14を一端に備え、底部を
融雪箱10の底部上に固定13、・・・するとともに、
融雪箱10の前、後面板18.19との間に空間部22
.24を(第2図参照)介し融雪箱10内に収容する。
さらに、ボイラ20は、第1図A−A線の断面を示す第
2図を参照し、外殻体34の内部に長手方向沿って中央
部に加熱筒体40を収容し固設するもので、外殻体34
が前後対称の台形中空体に形成され、融雪箱10に投入
される積雪が前記の空間部22.24に入りやすいよう
に、上方に次第に拡開した形状にする。そして、外殻体
34は、バーナ14の反対側へ上面を下り傾斜にし、そ
の表面に蒸気噴出突起28、・・・を配設した融水流下
板26に形成し、第3図のように、底部を前記空間部2
2.24に通孔15、・・・を介して連通ずる底部水室
30に形成するとともに、融水流下板26の下り傾斜始
端部に、融水流下板26の上面に向けて排気孔38、・
・・を開口した煙突36を立設したものである。図中9
32は底部水室30の底に固設したドレ、ン管、31は
ドレン管32に着脱自在に取り付けたホースである。上
記融水流下板26は、外殻体34の前面板17、後面板
21の上端部を若干突出して樋側板23にし、断面形状
を樋状に形成する。
、つぎに、加熱筒体40は、内部が加熱されるように前
記のバーナ14を一端の中央部に備え、他端が煙突36
と反対側の外殻体側板42に近接する開口部44としく
第3図参照)、外周に第2図のように蒸発室46を形成
し、この蒸発室46の上面に前記の蒸気噴出突起28が
基部を固着され、漏水しないように融水流下板26を上
向きに貫通して融水流下板26の表面に配設されている
そして、加熱筒体40は、前記の開口部44から煙突3
6に連通する煙道48を、外殻体34の内面と蒸発室4
6の外周との間に形成し、外殻体34内に収容し固定さ
れている。
上述の蒸気噴出突起28は、第8図、9図を参照し、パ
イプ25の根元を蒸発室46の上面に固着し、該バイブ
の頂部に半球形キャップ27を凸状に取り付け、蒸発室
46で発生した蒸気が半球形キャップ27の周囲に噴出
するように(第3図の流線参照)、半球形キャップ27
の周面に適当数の噴気孔29、・・・を穿設したもので
ある。
また、蒸発室46は加熱筒体40の頂部よりわずかに上
面を高くするとともに、長手方向中心線に対し直角に前
後方向に張り出した角形箱状の蒸気溜部47を形成し、
その前、後端部上面に前記の蒸気噴出突起28が設けら
れている。aは蒸発室の所定水位で、蒸気溜部47の上
面の裏側に若干の空間部45を形成する位置とする。こ
の空間部45を設けると、蒸発室46で発生する蒸気の
圧力が若干上昇し、蒸気噴出突起28の噴気孔29より
勢いよ(蒸気が噴出するようになり、融水流下板26上
に投入された積雪に高温の蒸気がよく中まで通り、迅速
に雪を融かすことができる。
なを、実施例の蒸気噴出突起28は前後、左右に平行配
置としであるが、千鳥状に配設してもよく、融雪箱10
の大きさによって個数を適当に増減する。
つぎに、煙突36は、第3図、7図を参照し、上面を密
閉し、内部に融水流下板26上面に基部を固着した煙道
仕切板33を立設し、煙道仕切板33の上端と煙突上板
の裏面との間に間隙35を形成し、排気孔38と反対側
の煙道仕切板33の基部近くの外殻体34の上面に入口
37を設ける(第7図参照)。そして、排気孔38には
、斜め下向きに孔を上下に仕切る排気案内板゛39を固
設する。
煙突36を上述のようにすると、加熱筒体40の開口部
44から煙道48を通過し、入口37より煙突36に流
入するまだかなりの熱を持った燃焼ガスが、煙道仕切板
33に沿って一旦上昇し、間隙35を通過して下降する
間に煙突36全体を加熱するとともに、排気孔38から
融水流下板26に対し上方から斜め下向きに排気ガスと
なって勢いよく放出されるようになる。したがって、排
気ガスが融水流下板26上の雷に進入し、雪を融かすの
に利用できるようになる。
なを、図示を省略したが、排気孔38は、丸孔のかわり
に数個の長方形の透孔を上下平行に設け、透孔の上縁に
排気案内板を沿設したものでもよい。
前述の加熱筒体40の開口部44は、第3図、5図のよ
うに、下半分が開放して煙道48に連通し、上半分が第
5図のよ、うに遮蔽板41に孔Aを穿設し、遮蔽板41
と外殻体側板42(第3図、6図参照)および水平仕切
板43とで形成された煙道室49が(第4図も参照)、
前記の孔Aを介し煙道48と連通している。51は遮蔽
板41の上端部の中央に穿設した通孔で、煙道室49を
煙道48の上部に連通しているものである。この煙道室
49は、バーナ14で発生し加熱筒体40の内部を通過
し孔Aから煙道室49に流入した燃焼ガスを、一旦滞留
させてから通孔51を介し煙道48に流入させる。した
がって、煙道室49を設けることによって、煙道室49
内の燃焼ガスが融水流下板26の下り傾斜端末部付近を
温め、さらに孔Aから融水流下板26の下側に流入し、
その下面を温めるので、融水流下板26がむらなく温め
られ、融水流下板26上の雷を迅速に融かすことができ
るようになった。
つぎに、第2図、3図および6図において、53.55
は加熱筒体40の内周に固設した燃料節約板で、加熱筒
体40の内部を端末の開口部44に向かって、順次上下
半分宛を交互に閉塞し、第3図の流線のようにバーナ1
4の燃焼ガスを上下に脈動させ、加熱筒体40の内部が
むらなく温められるように設けたものである。また、第
4図、6図における57.57は煙道仕切板で、加熱筒
体40の前、後面と外殻体34の内面との間に、空間−
を上下二分するように水平に固着しく第2図も参照)、
適当なピッチに燃焼ガス通孔56を穿設したものである
。この煙道仕切板57.57を設けると、第4図に見る
ように、燃焼ガスが加熱筒体40下半部の開口部44か
ら煙道仕切板57の下側に流出し、それから順次燃焼ガ
ス通孔56を通過して煙道仕切板57の上側に上昇し、
煙突36に流入する。したがって、燃焼ガスは、加熱筒
体40を外側からむらなく温めることができるようにな
る。
つぎに、第1図において、タンク50は融水流下板26
の下り傾斜端末部に接着し、第3図に示す溢水位すを前
記の蒸発室460所定水位aに合わせ、あふれ管59を
設ける。60は、あふれ管59に着脱自在C;取り付け
たホースの一部分を示したものである。融雪で生じる温
水は、ホース60でタンク50から取り出し、風呂水と
して利用が可能である。
第1図、3図の61は、タンク500幅に融雪箱10の
側面の一部を切り欠いた窓部で、融水流下板26上を流
下する融雪水が通過してタンク50に入るように設けた
ものである。第4図も参照し、ボイラ給水管52は、タ
ンク50の底部と蒸発室46の底部との間に連通し、第
2図の61は、ボイラ給水管52から蒸発室46の底部
に連通した分岐管である。54はドレンコックで、タン
ク50と蒸発室46から水を抜くことができるように、
ボイラ給水管52の低位部に設けたものである。
なを、図示壬省略したが、タンク50は、融雪箱10内
に入れて融水流下板26の端末部に接着し、ボイラ給水
管52も大部分を融雪箱10の中に入れ、あふれ管59
とドレンコック54を融雪箱10の外側に出すようにす
ることもできる。図中、63は融雪箱10の一方の側板
の内側近くに垂下に固着した補強板である。58は燃料
供給装置で、融雪箱10の外側適当箇所に設け、バーナ
14に燃料油を供給し燃焼させるものである。
実施例は、融雪箱10の側板16に固着した枠板64を
介し、バーナ14の上方に燃料タンク65を取り付け、
燃料タンク65から燃料パイプ66、燃料コック67、
ポンプ6Bを経てバーナ14に燃料油を供給するように
したものである。図中、69は差込みプラグ、70は電
気コード、71は電気機器箱、72はモータを内装した
ファンである。すなわち、燃料供給装置58は、差込み
プラグ69を適当な電源に差し込み、燃料コツクロアを
開き電気機器箱71を介し燃料ポンプ68を駆動すると
、バーナ14に燃料油が送られて点火されるとともに、
ファン72の回転によってボイラ20が強制通風される
ようになっている。
(発明の効果) 以上説明したように、本発明は、外周に蒸発室を周設し
た加熱筒体を外殻体内に収容し、加熱筒体の一端に設け
たバーナの燃焼ガスが、加熱筒体め内側からその端末の
開口部を経て外側をとおりバーナ側の外殻体上面に立設
した煙突から排出するボイラを、融雪箱の前、後面との
間に空間部を形成して融雪箱内に収容する構成により、
燃焼ガスの通路を長大にす3ことが可能になるとともに
、ボイラの上面および前、後面を広い加熱面にすること
ができるので、バーナの発生する熱エネルギを十分に利
用し、融雪箱に投入された積雪を効率的に融かすことが
できる融雪機が得られる。とくに、外殻体の上面を蒸気
噴出突起を配設するとともに、融水を流下する融水流下
板にし、融水流下板の融水流下始端側に立設する煙突を
、排気ガスを融水流下板上に放出する構成にしたことに
より、融雪箱内に投入された積雪に対し蒸気なら、びに
排気ガスを吹き付け、通常の雷は勿論のこと圧雪状態や
氷化した融けにくい雪中にも蒸気と排気ガスがよく進入
するようになり、融雪機が迅速に融雪することのできる
ものになる。
一方、安全の面においては、外殻体の前、後面と融雪箱
の内面との間に形成する空間部に連通した底部氷室が設
けられているので、空間部で融かされてできた水が底部
氷室に流入し底部を冷却するので、底部の過熱による火
災等の心配がないものが得られる。また、上記の空間部
は、その中で雷を融かすとともに、融雪箱の前、後面に
ボイラの熱を直接伝えない、したがって、融雪機は外周
に手等を触れても火傷の心配がないものになる。
取扱の面においては、融水流下板の流下端末部にタンク
を設け、このタンクからボイラ給水管を介し蒸発室に給
水するようになっているので、融雪作業中は融雪水が自
動的に蒸発室に給水され、ボイラはから焚きによる破損
がないものになる。
タンクはあふれ管を備えているので、蒸発室に供給され
る以九の融雪水を自動的に排出することができ、必要に
よっては排出水を風呂水として利用することも可能であ
る。さらに、融雪箱は底部に走行具を備え、外側に燃料
供給装置を配設しであるので、所望の場所に容易に移動
し、その場でバーナに燃料油を供給し直ちにボイラを加
熱することができる。また、ボイラの底部氷室はドレン
管で、蒸発室およびタンクはドレンコンクで、それぞれ
排水が可能になっているので、使用しないときには簡単
にボイラから水を抜き、凍結や腐食による故障を防止す
ることができる。
以上のように、本発明によれば、バーナの発生する熱エ
ネルギを有効に利用して能率的に積雪を融かすことがで
き、安全性が高く取扱が簡便で、極めて故障の少ない融
雪機を提供することができるという大きな効果が得られ
る。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明に係わる融雪機の一部破断の平面図、第
2図は第1図A−A線矢視の縦断側面図、第3図および
第4図はそれぞれ第1図B−B線矢視およびC−C線矢
視の一部破断を含む縦断正面図、第5図は第1rI!J
D−D線矢視の縦断側面図、第6図は第2図E−E線矢
視の要部横断平面図、第7図は第2図F−F線矢視の要
部を横断しその一部を示す平面図、第8図は一部分を取
り出した要部の平面図、第9図は第8図G−G線矢視の
拡大縦断側面図、第10図、第11図はそれぞれ従来の
融雪機の縦断正面図および縦断側面図である。 10・・融雪箱  12・・走行具 14・・バーナ  16・・融雪精側板  20・・ボ
イラ  22.24・・空間部  26・・融水流下板
  27・・半球形キャップ28・・蒸気噴出突起  
29・・噴気孔30・・底部水室  32・・ドレン管
34・・外殻体  36・・煙突  38・・排気孔 
 39・・排気案内板  40・・加熱筒体  42・
・外殻体側板  44・・開口部46・・蒸発室  4
8・・煙道  50・・融水受はタンク  52・・ボ
イラ給水管  53.54・・燃料節約板  54・・
ドレンコンク58・・燃料供給装置  59・・あふれ
管第2図 I4・・バーナ  38・・排気孔 22・・空間8546・・蒸発室 24・・空間部  イ8・・煙道 第5図 441.開口部 第6図 第7図

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、上面を開口し底部に走行具12を設けた融雪箱10
    に、一方の融雪箱側板16の下半部中央を貫通するバー
    ナ14を一端に備えたボイラ20を収容したものであっ
    て、このボイラ20を、融雪箱10の前および後面との
    間にそれぞれ空間部22および24を介して融雪箱10
    に収容し固定するとともに、上面を蒸気噴出突起28、
    ・・・を配設しバーナ14と反対の側へ下り傾斜にした
    融水流下板26とし、底部を前記空間部22、24に連
    通し底面にドレン管32を設けた底部水室30にし、融
    水流下板26の下り傾斜始端部に、融水流下板26上に
    向けて排気孔38、・・・を開口した煙突36を立設し
    た外殻体34と、一端に前記バーナ14を備え、他端を
    煙突36と反対側の外殻体側板42の内面に近接する開
    口部44にし、外周に前記蒸気噴出突起28に連通する
    蒸発室46を周設し、蒸発室46と外殻体34との間を
    開口部44から煙突36に連通する煙道48に形成して
    外殻体34内に固設した加熱筒体40とを備えるものに
    形成し、融水流下板26の下り傾斜終端部に接着しあふ
    れ管59を設けた融水受けタンク50と、融水受けタン
    ク50と蒸発室46の間に配設するボイラ給水管52と
    、このボイラ給水管52に付設したドレンコック54と
    、融雪箱10の外側に配設し前記バーナ14を燃焼する
    燃料供給装置58とを備えたことを特徴とする融雪機。 2、蒸気噴出突起28は、外周面に複数の噴気孔29を
    穿設した半球形キャップ27を頂部に設けたものである
    特許請求の範囲第1項記載の融雪機。 3、煙突36の排気孔38は、斜め下向きかつ上下に孔
    を仕切る排気案内板39を固設したものである特許請求
    の範囲第1項記載の融雪機。 4、加熱筒体40は、内部を上下半分宛交互に端末の開
    口部44に向かって順次に閉塞する燃料節約板53、5
    5を内周に固設したものである特許請求の範囲第1項記
    載の融雪機。 5、融水受けタンク50のあふれ管59は、蒸発室46
    の所定水位に融水受けタンク50の溢水位を合わせて設
    けたものである特許請求の範囲第1項記載の融雪機。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0297412U (ja) * 1989-01-24 1990-08-02
JPH0646022U (ja) * 1992-11-26 1994-06-24 北海道地場産業株式会社 融雪装置

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
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JPH0647944Y2 (ja) * 1992-11-26 1994-12-07 北海道地場産業株式会社 融雪装置

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