JPH0638907Y2 - 貯湯式融雪装置 - Google Patents
貯湯式融雪装置Info
- Publication number
- JPH0638907Y2 JPH0638907Y2 JP10030889U JP10030889U JPH0638907Y2 JP H0638907 Y2 JPH0638907 Y2 JP H0638907Y2 JP 10030889 U JP10030889 U JP 10030889U JP 10030889 U JP10030889 U JP 10030889U JP H0638907 Y2 JPH0638907 Y2 JP H0638907Y2
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- water
- water storage
- storage tank
- combustion chamber
- hot water
- Prior art date
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- Expired - Lifetime
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- Cleaning Of Streets, Tracks, Or Beaches (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、雪降ろし等により集めた雪を融かす貯湯式の
融雪装置に関するものである。
融雪装置に関するものである。
雪国の特に人家の密集した所では、雪降ろし等により集
めた雪の捨て場がないため、止むを得ず道端等に高く積
み上げて置くことが多いが、そのために道路、通路等が
狭くなり、また、道路の見通しも悪くなり、その結果交
通事故が惹き起こされるケースもあり、生活環境上大き
な問題となっている。
めた雪の捨て場がないため、止むを得ず道端等に高く積
み上げて置くことが多いが、そのために道路、通路等が
狭くなり、また、道路の見通しも悪くなり、その結果交
通事故が惹き起こされるケースもあり、生活環境上大き
な問題となっている。
このような問題に対処するために従来より、種々の型式
の融雪装置が提唱されている。例えば、鉄板上に雪を投
じて融かし、融けた温水（30〜35度）をポンプに吸入し
て上部より噴射する方法とか、貯水タンクの水中に燃焼
室を設け、その燃焼室内で灯油を完全燃焼させ、タンク
内の水温を上昇せしめて上部より噴射させる方法等であ
る。
の融雪装置が提唱されている。例えば、鉄板上に雪を投
じて融かし、融けた温水（30〜35度）をポンプに吸入し
て上部より噴射する方法とか、貯水タンクの水中に燃焼
室を設け、その燃焼室内で灯油を完全燃焼させ、タンク
内の水温を上昇せしめて上部より噴射させる方法等であ
る。
然るに、上記従来の融雪装置の場合は何れも熱効率が悪
く、雪上に噴射される温水の温度も低く、融雪に時間が
かかって不経済である。
く、雪上に噴射される温水の温度も低く、融雪に時間が
かかって不経済である。
そこで本考案は、熱効率が良く、極めて短時間の内に融
雪処理ができる貯湯式融雪装置を提供せんとするもので
ある。
雪処理ができる貯湯式融雪装置を提供せんとするもので
ある。
本考案は、内底より少し浮かせて燃焼室を配備した貯水
タンクを設け、前記貯水タンクに前記燃焼室内において
燃料を完全燃焼させる燃焼装置を設置し、前記燃焼室の
後段には複数の立型水管を配置すると共に、それら立型
水管を上端において連通させる集水室を設け、前記貯水
タンクの後面壁に、前記燃焼室に連設された排気ダクト
を、その周囲に通流スペースを保持して内に収めた水筒
を設置し、更に、前記貯水タンクに、前記集水室内の高
温水を取り出して前記通流スペース内に送り込む循環ポ
ンプを取り付けると共に、前記通流スペースより温水を
取り出して貯水タンク内に噴射するシャワーノズルを設
置して成る貯湯式融雪装置を以て、上記課題を解決し
た。
タンクを設け、前記貯水タンクに前記燃焼室内において
燃料を完全燃焼させる燃焼装置を設置し、前記燃焼室の
後段には複数の立型水管を配置すると共に、それら立型
水管を上端において連通させる集水室を設け、前記貯水
タンクの後面壁に、前記燃焼室に連設された排気ダクト
を、その周囲に通流スペースを保持して内に収めた水筒
を設置し、更に、前記貯水タンクに、前記集水室内の高
温水を取り出して前記通流スペース内に送り込む循環ポ
ンプを取り付けると共に、前記通流スペースより温水を
取り出して貯水タンク内に噴射するシャワーノズルを設
置して成る貯湯式融雪装置を以て、上記課題を解決し
た。
貯水タンク内に所定位置まで水を張り、燃焼装置及び循
環ポンプを動作させると、貯水タンク内の水温は次第に
上昇し、特に、立型水管を通過して集水室内に集まる温
水が高温となる。この高温水は、循環ポンプにより水筒
の通流スペース内に送り込まれる。その結果、シャワー
ノズルより高温水が噴射される。
環ポンプを動作させると、貯水タンク内の水温は次第に
上昇し、特に、立型水管を通過して集水室内に集まる温
水が高温となる。この高温水は、循環ポンプにより水筒
の通流スペース内に送り込まれる。その結果、シャワー
ノズルより高温水が噴射される。
本考案の好ましい実施例を図面に依拠して説明する。
図示された装置は、車輪を取り付けて移動自在にしたも
のである。図中１は車輪２を備えた箱型の貯水タンクで
あって、上面が開口されており、上部一端にハンドル３
が取り付けられている。ハンドル３の部分には、ハンド
ルのパイプ材で取り囲むようにしてオイルタンク４が設
置され、このオイルタンク４より給油を受ける燃焼装置
５が、貯水タンク１の外側壁に設置される。燃焼装置５
は、オイルポンプとバーナーとを備えており、そのバー
ナーは、貯水タンク１内の下部に設置された燃焼室６に
向けられる。燃焼室６の下側は、貯水タンク１の底より
少し浮かせてスペースが保持される。また、燃焼室６の
後段（第１図右半部）には、燃焼室６を上下に貫く複数
の立型水管７が設置され、且つ、後段上部に、各立型水
管７の上端が開口する集水室８が設けられている。集水
室８内には、後述する循環ポンプへ異物が入り込むこと
を防止するために、ストレーナーが配備される。９は集
水室８に設けられた高温水取出口で、そこに、貯水タン
ク１外に設置された循環ポンプ10から延びる吸込管11が
接続されている。12は貯水タンク１の外側壁に設けられ
たＬ字形の水筒で、その内部に燃焼室６に連通する排気
ダクト13が配備されている。その場合、水筒12の内側壁
と排気ダクト13との間に、温水の通流スペース14が保持
される。排気ダクト13の上端には排気口15が設けられ、
排気口15のフードは貯水タンク１内に向けられている。
水筒12の上端の通流スペース14には送水管16が接続さ
れ、送水管16の先端には、貯水タンク１内に温水を噴射
するシャワーノズル17が設置されている。18は貯水タン
ク１の側壁上部に設置された溢水口、19は貯水タンク１
の底に取り付けられた支持スタンドである。
のである。図中１は車輪２を備えた箱型の貯水タンクで
あって、上面が開口されており、上部一端にハンドル３
が取り付けられている。ハンドル３の部分には、ハンド
ルのパイプ材で取り囲むようにしてオイルタンク４が設
置され、このオイルタンク４より給油を受ける燃焼装置
５が、貯水タンク１の外側壁に設置される。燃焼装置５
は、オイルポンプとバーナーとを備えており、そのバー
ナーは、貯水タンク１内の下部に設置された燃焼室６に
向けられる。燃焼室６の下側は、貯水タンク１の底より
少し浮かせてスペースが保持される。また、燃焼室６の
後段（第１図右半部）には、燃焼室６を上下に貫く複数
の立型水管７が設置され、且つ、後段上部に、各立型水
管７の上端が開口する集水室８が設けられている。集水
室８内には、後述する循環ポンプへ異物が入り込むこと
を防止するために、ストレーナーが配備される。９は集
水室８に設けられた高温水取出口で、そこに、貯水タン
ク１外に設置された循環ポンプ10から延びる吸込管11が
接続されている。12は貯水タンク１の外側壁に設けられ
たＬ字形の水筒で、その内部に燃焼室６に連通する排気
ダクト13が配備されている。その場合、水筒12の内側壁
と排気ダクト13との間に、温水の通流スペース14が保持
される。排気ダクト13の上端には排気口15が設けられ、
排気口15のフードは貯水タンク１内に向けられている。
水筒12の上端の通流スペース14には送水管16が接続さ
れ、送水管16の先端には、貯水タンク１内に温水を噴射
するシャワーノズル17が設置されている。18は貯水タン
ク１の側壁上部に設置された溢水口、19は貯水タンク１
の底に取り付けられた支持スタンドである。
上記構成の作用を説明するに、先ず、貯水タンク１内
に、燃焼室６が没する程度に水を入れた後、燃焼装置５
のバーナーに着火し、オイルタンク４より供給されるオ
イルを燃焼室６内において完全燃焼させる。燃焼ガスは
燃焼室６及び立型水管７を加熱した後、排気ダクト13を
通って排気口15から貯水タンク１内に向けて排気され、
貯水タンク１内の水を加熱する。その結果貯水タンク１
内の水が温められ、特に集水室８内に貯まる水は、高温
の燃焼ガスに接する面積の多い立型水管７を通過したも
のであるために高温となる。この高温水は、循環ポンプ
10の作用で高温水取出口９、吸込管11を通り、ポンプの
吐出側から通流スペース14内へ、その下部より送り込ま
れ、排気ダクト13に接して更に温められる。かくして高
温となった通流スペース14内の水は、その上端から取り
出され、送水管16を通ってシャワーノズル17から貯水タ
ンク１内に噴射される。その温度は50度〜60度にもな
る。
に、燃焼室６が没する程度に水を入れた後、燃焼装置５
のバーナーに着火し、オイルタンク４より供給されるオ
イルを燃焼室６内において完全燃焼させる。燃焼ガスは
燃焼室６及び立型水管７を加熱した後、排気ダクト13を
通って排気口15から貯水タンク１内に向けて排気され、
貯水タンク１内の水を加熱する。その結果貯水タンク１
内の水が温められ、特に集水室８内に貯まる水は、高温
の燃焼ガスに接する面積の多い立型水管７を通過したも
のであるために高温となる。この高温水は、循環ポンプ
10の作用で高温水取出口９、吸込管11を通り、ポンプの
吐出側から通流スペース14内へ、その下部より送り込ま
れ、排気ダクト13に接して更に温められる。かくして高
温となった通流スペース14内の水は、その上端から取り
出され、送水管16を通ってシャワーノズル17から貯水タ
ンク１内に噴射される。その温度は50度〜60度にもな
る。
そこで貯水タンク１内に雪を投入していくと、雪は温水
内に浸り、且つ、高温水及び排気ガスを噴射されて直ち
に融ける。かくして貯水タンク１内の水位は増加してい
くが、余分の水は溢水口18より排出されるので、雪は連
続的に投入していくことができる。
内に浸り、且つ、高温水及び排気ガスを噴射されて直ち
に融ける。かくして貯水タンク１内の水位は増加してい
くが、余分の水は溢水口18より排出されるので、雪は連
続的に投入していくことができる。
なお、貯水タンク１の水中に温度センサーが配備され、
例えば、水温が50度に達した場合に燃焼装置５における
燃焼を自動的に停止させ、45度以下に下がった場合に自
動的に再着火する自動温度調節装置が装備される。
例えば、水温が50度に達した場合に燃焼装置５における
燃焼を自動的に停止させ、45度以下に下がった場合に自
動的に再着火する自動温度調節装置が装備される。
本考案は上述した通りであって、コンパクトな構成で、
燃焼熱を無駄なく有効に利用できて熱効率が良く、迅速
且つ経済的に融雪処理をすることができる非常に有用な
ものである。
燃焼熱を無駄なく有効に利用できて熱効率が良く、迅速
且つ経済的に融雪処理をすることができる非常に有用な
ものである。
第１図は本考案の実施例の側面図、第２図はその正面
図、第３図はその平面図である。 １……貯水タンク、４……オイルタンク ５……燃焼装置、６……燃焼室 ７……立型水管、８……集水室 10……循環ポンプ、12……水筒 13……排気ダクト、14……通流スペース 17……シャワーノズル
図、第３図はその平面図である。 １……貯水タンク、４……オイルタンク ５……燃焼装置、６……燃焼室 ７……立型水管、８……集水室 10……循環ポンプ、12……水筒 13……排気ダクト、14……通流スペース 17……シャワーノズル
Claims (1)
- 【請求項１】内底より少し浮かせて燃焼室を配備した貯
水タンクを設け、前記貯水タンクに前記燃焼室内におい
て燃料を完全燃焼させる燃焼装置を設置し、前記燃焼室
の後段には複数の立型水管を配置すると共に、それら立
型水管を上端において連通させる集水室を設け、前記貯
水タンクの後面壁に、前記燃焼室に連設された排気ダク
トを、その周囲に通流スペースを保持して内に収めた水
筒を設置し、更に、前記貯水タンクに、前記集水室内の
高温水を取り出して前記通流スペース内に送り込む循環
ポンプを取り付けると共に、前記通流スペースより温水
を取り出して貯水タンク内に噴射するシャワーノズルを
設置して成る貯湯式融雪装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP10030889U JPH0638907Y2 (ja) | 1989-08-28 | 1989-08-28 | 貯湯式融雪装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP10030889U JPH0638907Y2 (ja) | 1989-08-28 | 1989-08-28 | 貯湯式融雪装置 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0340322U JPH0340322U (ja) | 1991-04-18 |
| JPH0638907Y2 true JPH0638907Y2 (ja) | 1994-10-12 |
Family
ID=31649322
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP10030889U Expired - Lifetime JPH0638907Y2 (ja) | 1989-08-28 | 1989-08-28 | 貯湯式融雪装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0638907Y2 (ja) |
-
1989
- 1989-08-28 JP JP10030889U patent/JPH0638907Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH0340322U (ja) | 1991-04-18 |
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