JPS63151474A - 熱転写記録装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔概要〕 少なくとも２回以上の繰り返し使用が可能なインクシー
トを用いて情報の記録を行う熱転写記録装置であって、
インクシートロールが巻終わるたびにインクシートロー
ルの装填方向を入れ替える手間を省くために、１頁の情
報記録が終了するたびに、インクシートロールを所定回
転角分逆回転させインクシートを巻戻すように構成する
ことにより、一旦装填したインクシートロールは使い終
わるまで装填したままで使用可能となる。

〔産業上の利用分野〕

本発明は、少なくとも２回以上の繰り返し使用が可能な
インクシートを用いて情報の記録を行う熱転写記録装置
に関する。

通常、熱転写記録装置用のインクシートは１回だけしか
使用出来ないため、そのランニングコストが高くなって
いる。従って、コストを低減させるために複数回使用可
能なインクシート（例えば、特開昭５７−１６０６９１
号公仰に開示された石垣構造のも□の）の開発がなされ
ている。

かかる複数回使用可能なインクシートでその取り扱いが
より便利な熱転写記録装置の実用化が期待されている。

〔従来の技術〕

第４図は従来例を説明するブロック図を示す。

このブロック図は、未記録の記録紙１０を滞留させてい
る記録紙カセットｌと、 記録紙カセット１から記録紙１０をプラテン３０とピン
チローラ２５間に繰り出す給紙ローラ５と、情和をサー
マルヘッド４０にて転写記録される記録紙１０と、 プラテン３０との摩擦力により記録紙１０をプラテン３
０から繰り込み／繰り出しするピンチローラ２０゜２５
　と、 この回転により記録紙１０をサーマルヘッド４０にて転
写記録するための位置に送り込みセントするプラテン３
０と、 記録済の記録紙１０を滞留させるスタッカ８０と、　　
　　′インクシート７０を介して記録紙１０に情報を記
録するサーマルヘッド４０と、 インクシート７０を装填し巻込むインクシートロール５
０．６０と、黒、赤等の色剤を塗布しサーマルヘッド４
０の熱により溶融することにより転写するインクシート
７０とからなるインクシートカセット１００とを具備し
て構成されている。

給紙ローラ５により繰り出された記録紙ｌＯは、インク
シート７０と共に圧接状態にあるサーマルヘッド４０と
プラテン３０の間を、プラテン３０の回転によってスタ
フ力８０へ送られる。

尚、インクシー）７０は前述のようにポリエステルフィ
ルム上に黒、赤等の塗布した色剤がサーマルヘッド４０
の熱によって記録紙１０上に転写され、記録が行われる
。

又、図中右側にセットしているインクシートロール６０
には、インクシート７０を記録紙１０から引き剥がし、
巻取るためのトルクが図示してない駆動系から付与され
る。

一方、インクシート７０にしわが発生することを防ぐた
め、図中左側にセットしているインクシートロール５０
には、インクシート７０にバックテンションを与えるた
めのトルクが付与される。−〔発明が解決しようとする
問題点〕 上述のように構成されている熱転写記録装置で、複数回
使用可能なインクシート７０　（例えば、特開昭５７−
１６０６９１号公報に開示された石垣構造のもの）を用
いる場合、インクシートロール５０．６０が巻終わると
その都度インクシートカセット１００を熱転写記録装置
から引き抜いて、左右を反転して再装填しなければなら
なかった。

そのため余分の手間がかかり、又インクシート７０の往
復によってシートの巻乱れが生じ、そのためインクシー
ト７０の走行不良が起きやすい等の問題点があった。

〔問題点を解決するための手段〕

第１図は本発明の詳細な説明するブロック図を示す。

第１図に示す本発明の原理ブロック図は第４図で説明し
た機能ブロック１０，２０，２５．３０〜７０と、イン
クシートロール５０．６０に巻取り方向のトルクを付与
する直流モーフ２１０，２２０と、熱転写記録装置内の
各種処理動作を制御する制御部３００と、 インクシートロール５０の回転角を検出する回転角検出
手段（エンコーダ）４００とを具備して構成されている
。

〔作用〕

記録紙１０に対する１頁の情報記録が終了するたびに、
インクシートロール５０．６０を所定回転角分逆回転さ
せインクシート７０を巻戻すように構成することにより
、一旦装填したインクシートロール５０．６０は使い終
わるまで当初装填したままで連続して使用可能となる。

〔実施例〕

以下本発明の要旨を第２図、第３図に示す実施例により
具体的に説明する。

第２図は本発明の詳細な説明するブロック図、第３図は
本発明の実施例における処理状況を説明する図をそれぞ
れ示す。尚、企図を通じて同一符号は同一対象物を示す
。

本実施例の回転角検出手段としては、直流モータ２１０
の軸に直結されたエンコーダ４００を使用した例とする
。

又、制御部３００は情報記録処理中にはインクシート７
０がインクシートロール６０に巻取られるように、一方
インクシート７０の巻戻し時にはインクシート７０がイ
ンクシートロール５０に巻取られるように直流モータ２
１０．２２０のトルク値を制御する。

尚、情報記録処理中のインクシートロール５０の回転角
はエンコーダ４００で検出する。

次に、本実施例の動作を説明する。

即ち、情報記録中インクシートロール６０には直流モー
タ２２０から巻取りトルクが供給され、インクシートロ
ール５０には直流モータ２１０からインクシート７０に
バックテンションを付与するための、インクシートロー
ル５００巻取り方向へのトルクが供給される。

インクシートロール５０の回転は、エンコーダ４００の
出力パルスとして、制御部３００内のカウンタ（図示し
てない）でカウントされる。又、記録開始時にこのカウ
ンタ（図示してない）はリセットされ、記録中エンコー
ダ４００の出力パルスによりカウントアツプされる。

記録紙１０の一頁の記録が終了すると、直流モータ２１
０，２２０への電流供給を一旦断ち、インクシート７０
の送りを停止し、サーマルヘッド４０はプラテン３０か
ら離間される。

次いで、インクシートロール５０にインクシート７０の
巻戻しに必要なトルクを付与するため、直流モータ２１
０には所定の電流が供給され、インクシート７０の巻戻
しが行われる。

この時、インクシートロール６０のオーバランを防ぐた
め、インクシートロール６０に若干の巻取り方向のトル
クが付与されるように制御部３００にて制御する。

今、記録中にカウントされたエンコーダ４００の出力パ
ルス数をＭ、インクシート７０の繰り返し使用回数をＮ
とすると、巻戻し時にエンコーダ４００から出力される
パルスで制御部３００内カウンタ（図示してない）のカ
ウント値をカウントダウンし、カウント値が、 Ｋ０＝Ｍ／Ｎ　（但し、Ｍ／Ｎに小数点以下の端数があ
る時には切り上げた値とする） となったところで、インクシート７０の巻戻しを止める
。

これによって、インクシート７０は一頁の記録における
インクシート７０の送り量をＬとすると略（１−１／Ｎ
）Ｌだけ戻される。

即ち、情報記録処理中のインクシートロール５０の回転
角をθとすると、記録終了後インクシートロール５０が
（１−１／Ｎ）　　θ　（但し、Ｎはインクシート７０
の繰り返し使用回数）分道回転するまでインクシート７
０を巻戻す。

一般に、インクシート７０の厚みは高々２０μｍであり
、記録紙１０の一頁分のインクシート７０の送り戻しに
よるインクシートロール５０．６０の径変化は、例えば
インクシートロール５０．６０の直径が５０ｍｍの時、
４４版−頁を記録したとすると記録前後で８０μｍ以下
と僅かな径変化である。

このため、インクシート７０の記録中の送り量をＬとす
ると、本発明方式による戻し量Ｌ′は、前述の通り略（
１−１／Ｎ）Ｌに等しくなる。

この動作を一頁の記録毎に行うことによって、インクシ
ー１−７０の始端・終端を除いてＮ回使用することが可
能となる。尚、第３図はＮ＝−５の時のインクシート７
０の使用状態を示す。

尚、本実施例ではエンコーダ４００によってインクシー
トロール５０の回転検出を行ったが、インクシートロー
ル６０にエンコーダ４００ヲ直結サセ、インクシート７
０の巻戻しを行っても同様の効果が得られるのは言うま
でもないことである。

又、戻し時のインクシートロール５０．６０の回転角は
、インクシート７０の操り返し使用回数がＮ回より少な
くなることを許すならば、（１−１／Ｎ）θより小さく
してもよいことは勿論である。

〔発明の効果〕

以上のような本発明によれば、インクシートカセットを
一旦装置に装填した後は、新しいカセットに交換するま
でカセットの装填方向の入れ替えは不要となり、又１回
の往復量が少ないため、インクシートの巻乱れが少なく
なり、インクシートの走行不良がなくなると言う効果が
ある。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の詳細な説明するブロック図、第２図は
本発明の詳細な説明するブロック図、第３図は本発明の
実施例における処理状況を説明する図、 第４図は従来例を説明するブロック図、図において、 １は記録紙カセット、　　　５は給紙ローラ、１０は記
録紙、　　　　　　２０，２５．はピンチローラ、３０
はプラテン、　　　　　　４０はサーマルヘッド、５０
．６０はインクシートロール、 ７０はインクシート、　　　８０はスタッカ、１００は
インクシートカセット、 ２１０、２２０は直流モータ、　３００は制御部、４０
０はエンコーダ（回転角検出手段）、をそれぞれ示す。 礫阿回牧

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 少なくとも２回以上の繰り返し使用が可能なインクシー
   ト（７０）と記録紙（１０）とを、プラテン（３０）と
   サーマルヘッド（４０）の間に介在させ、前記サーマル
   ヘッド（４０）の熱により前記インクシート（７０）の
   色剤を当該記録紙（１０）に転写することによって情報
   の記録を行う熱転写記録装置であって、複数のインクシ
   ートロール（５０、６０）の少なくとも１つの該インク
   シートロール（５０又は６０）の回転角を検出する回転
   角検出手段（４００）を設け、１頁の該記録紙（１０）
   の記録終了のたびに、該頁記録中に前記回転角検出手段
   （４００）が検出する前記インクシートロール（５０、
   ６０）が回転した量に対して、該インクシートロール（
   ５０、６０）を逆回転させ、前記インクシート（７０）
   を記録時と逆方向に所定量巻戻すことを特徴とする熱転
   写記録装置。