JPS63148979A - 電気透析方法 - Google Patents

電気透析方法

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JPS63148979A
JPS63148979A JP29660086A JP29660086A JPS63148979A JP S63148979 A JPS63148979 A JP S63148979A JP 29660086 A JP29660086 A JP 29660086A JP 29660086 A JP29660086 A JP 29660086A JP S63148979 A JPS63148979 A JP S63148979A
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salt
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Yoshiyuki Nomura
野村 善幸
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、発酵液に通電しながら発酵を行ない、得られ
た生成物をイオン交換膜を用いた電気透析によって発酵
液から分離する通電透析発酵法に関する。
〔従来技術及び発明が解決しようとする問題点〕微生物
工業に於いて、発酵による目的物質の生産性を向上させ
る方法として、発酵液に過電する通電発酵方法が知られ
ている(特公昭47−15745号公報)。この方法は
、発#液中に標準電極、陰極及び陽極のいずれか2つを
浸漬して、両電極間に電圧なかける方法であり、目的物
質の生成量が増加するという利点を有している。その後
、この通電発酵方法の利点をそのまま生かし、しかも、
発酵によって生成する目的物質の発酵液からの分離を行
なうために、陽極と陰極との間に陽イオン交換膜及び陰
イオン交換膜を配置し、陰極室に発酵液を供給して発酵
により生成した目的物質を電気透析により分離する方法
が試みられている。〔アプライド・アンド・エンバイロ
ンメンタル・ミク四バイオロジー(Applied a
nd Enrirona+@nta1miarolio
log7 52巻2号314〜319頁 1986年 
)〕。この方法は、ただ単に発酵液に通電する方法に比
べると、発酵液からの目的物質の分離が極めて迅速に、
且つ容3に行なえるという利点を有している。しかしな
がら、実際に上記の方法な実施してみろと、起動直後は
前記した通電発酵方法による優れた効果が得られるので
あるが、時間の経過に伴って目的物質の生成量の増加に
頭打ちが見られるようになり、目的物質の生成量が前記
した通電発酵方法はど増加しないという問題点が現われ
た。
〔問題点を解決するための手段〕
そこで、本発明者らは、発酵液に通電しながら上述のイ
オン交換膜を用いて発酵による生成物を分離する方法(
以下、単に通電透析発酵法と呼ぶ)に於ける問題点を解
決し、目的物質の生成量の増加を計るために鋭意研究を
1ねてきた。その結果、上記の通電透析発酵法の問題点
が、発酵液中に存在する微生物の増殖の低下に基因する
ものであることを見い出した。そして、さらに微生物の
増殖の低下を防止する方法について研究を続けた結果、
微生物の培養のために発酵液中に加えられるリン酸イオ
ン源としてポリリン酸又はその壌を用いることによって
優れた効果が得られることを見い出し、本発明を完成す
るに至った。
即ち、本発明は、陽極と陰極との間に陽イオン交換膜及
び陰イオン交換膜な配置してなる電気透析槽中で、発酵
により得られた生成物を電気透析によって発酵液から分
離する通電透析発酵法に於いて、該発酵液にポリリン酸
又はその塩を存在させることを特徴とする通電透析発酵
法である。
本発明で用いられるポリリン酸としては、公知のものが
何ら制限されず用い得る。本発明で用いられるポリリン
酸を具体的に例示すれば、ビロリン酸、3リン酸、4リ
ン酸、5リン酸、6リン酸等の鎖状ポリリン酸;3メタ
リン酸、4メタリン酸、5メタリン酸、6メタリン酸等
の環状ポリリン酸を挙げることができる。また、ポリリ
ン酸の塩としては、上記のポリIリン酸の金属塩が何ら
制限されずに用い得るが、特にナトリウム壌、カリウム
壌等のアルカリ金属塩;或いはマグネシウム塩、カルシ
ウム塩、バリウム塩等のアルカリ土類金属環が好適であ
る。本発明で用いられろポリリン酸又はその塩としては
、3リン酸若しくは3メタリン酸以上の鎖状若しくは環
状のボIJ IJリン酸はその塩が好適であり、特に4
リン改若しくは4メタリン酸以上の鎖状若しくは環状の
ポリIリン酸又はその塩が、微生物の増殖及び目的物質
の生産が良好であるために好ましい。
上記したポIJ IJリン酸はその塩の使用量は、特に
制限されるものではないが、発酵による生産を増大させ
る観点から、発酵液中に0.007.9/dノ〜1.0
#/djさらにαo 21/ / all〜0.217
64  の範囲で存在させることが好ましい。
本発明の通電透析発酵法は、生成物が亀屏質であるもの
であれば、公知のどのような発酵にも適用することがで
きる。例えは、グルタミン酸発酵、リジン発酵、バリン
発酵、オルニチン発酵、ホモセリン発酵、スレオニン発
酵、インロイシン発酵等のアミノ酸発酵;イノシン酸発
酵、グアニル散発酵等の核酸発酵;クエン酸発酵、7マ
ール酸発酵、乳酸発酵、:lハク敏発醇、酢酸発酵、グ
ルコン酸発酵、ピルビン酸発酵、α−テトグルタール散
発陣、イタコン酸発酵、りんご酸発酵等の有機酸発酵;
脂肪酸発酵;抗生物発酵等を挙げることができる。
また、本発明に於ける発酵で用いる微生物の種類、培地
の組成、培養温度1発健液のPH,通気攪拌の程度等の
培養上の諸条件は、上記した種々の発酵に於いて公知の
条件が何ら制限なく採用される。
この際、使用する培地としては、主炭素源の他、窒素源
、無機物その他の生育促進物質を程よく含有する培地な
らば合成培地または天然培地の何れも使用可能であるが
、電気透析を行なう時、イオン交換膜の目詰まり、劣化
等が生じて電圧が異常に上昇して電流効果が低下するの
を防止するため、できつる限り合成培地を用いることが
望ましい。
例えば、よく用いる炭素源としては、シュクロース、ガ
ラクトース、7ラクトース、グルコース、デンプン、マ
ルトース、ラムノース、キシロース、ラクトース等の糖
類;メタノール、エタノール、n−プロピルアルコール
、グリセリン等のアルコール類;n−パラフィンなどの
鎖状炭化水素類等があり、これらを混合して使用する場
合もある。窒素源としては、アンモニア、硫安、墳安、
硝安、燐安、尿素、酢酸アンモニウム、クエン陵アンモ
ニ9ムなどの無機若しくは有機窒素化合物が使用される
。通常はこれらに、リン酸源。
カリウム源、マグネシウム源、硫黄源、鉄源。
マンガン源としてこれらの金属塩をさらにビオチン、チ
アミン等の生育促進物質やPH低下防止剤として炭酸カ
ルシウムを加えることもある。
本発明において、発酵で使用する微生物としては、菌体
の培養液を直接そのまま用い得ろが、公知の方法によっ
て固定化したものがより好ましい。例えば、固定化の方
法としては培養液より遠心分離や濾過によって集菌した
菌を食塩水にM濁し、この菌体Ili!濁液に、ポリビ
ニルアルコール、ポリアクリルアミド。
カッパー・カラギーナン、アルギン酸カルシウム、光架
橋性樹脂プレポリマー、コラーゲン、セルロースサクシ
ネート、カゼインサクシネー)、メチルアクリレート、
メタアクリル酸共合重体などの担体、架橋剤、又は包括
用材料を加えて固定化した微生物菌体を得るという方法
を挙げることができる。
本発明に於いて、発酵液中に可逆的に酸化還元を受ける
物質を存在させておくことは好ましい態様である。この
ような物質としては、鉄、マンガン、銅、亜鉛、コバル
ト、鉛等の金属イオン;赤血塩、黄血壌等の含鉄錯化合
物;メチルビオロゲン、ベンジルビオロゲン。
二二−トラルレッド、ニュートラルバイオレット等の酸
化還元色素等が挙げられる。これらの物質の使用量とし
ては、特に制限されるものではないが、発酵生装置を勘
案すると、一般に発酵液中に0.11+9/dj〜10
■/d4の範囲で使用することが好ましい。
本発明の通電透析発酵法で用いられる電気透析槽は、通
常の電気透析で用いられている電気透析槽が伺ら制限な
く使用し得る。本発明で用いられる電気透析槽の一例を
図示すると第1図のようである。図中、lは陽極2と陰
極3との間に陽イオン交換膜4及び陰イオン交換M5を
交互に配置した電気透析槽である。この電気透析槽1は
、二対の陽イオン交換111[4及び陰イオン交換#5
によって5室に区切られている。これら5室は、陽[i
2の存在する室から順に、陽極室6.濃縮室7.希釈室
8.lll1li7及び陰極室9である。第1図には陽
イオン交換膜及び陰イオン交換膜な二対用いた例を示し
たが、これらイオン交換膜は一対であっても良く、また
、三対以上であっても良い。
陽イオン交換膜及び陰イオン交換膜は、公知のものが何
ら制限されず用い得る。この場合、発酵液中に存在する
菌の増殖に必要な培地成分9例えばマグネシウム、マン
ガン、鉄。
カリウム、ナトリウムなどの各種塩類に対する発酵生産
勅の選択透過性の優れたものが好ましい。また、紫外線
、γ−線、アルコール。
界面活性剤、塩素系殺菌剤や加熱等によって滅菌処理が
可能で且つ洗滌操作が行なえるものが望ましい。本発明
に於いて好ましい陽イオン交換膜は、スルホン酸基を有
するものであり、また、陰イオン交換膜は、第4級アン
モニウム環基1に:Tiするものである。さらに、陰イ
オン交換膜としては、平均細孔径が100λ以下である
ものが本発明に放いて好ましく採用される。
次に、陽極2としては、白金、黒船、銅等が、また、陰
極3としては、白金、鉄、ステンレス等が好適に用いら
れる。陽極液及び陰極液は、公知のものが用い・得るが
、一般には陽極液として硫酸水溶液が、陰極液として水
i’r酸化ナトリウム水溶液が用いられる。また、後述
するように陰極液を用いないで、発酵液を陰極室に通ず
ることもできる。陽極2と陰極3との間には、直流m[
10が接続されている。
発酵槽]1で培養された発酵液は、希釈室8及び陰&室
9に導かれ、発酵によって生成した生成物は陰イオン又
換膜5を通過して濃縮室7へと移動する。一方、発酵液
は、発酵槽11に回収される。濃縮室7へ移動した発酵
による生成物は、濃縮室7へ循環されている濃縮液と共
に回収槽12に回収される。第1図では、発酵槽11と
電気透析槽1とが独立して設けられており、発酵と電気
透析が別個の槽で行なわれているが、これら2つの槽を
兼用して、希釈室8及び/又は陰極室9の中で発酵を行
なうこともできる。
第1図には、希釈室と陰極室の両方に発酵液を導入する
電気う析槽を示したが、発酵液の導入はいずれか一方で
もかまわない。
次に、第2図に長期間連続して通電透析発酵を行なうの
に好適に用いられる電気透析槽の一例を示した。この電
気透析槽では発酵槽11中の発酵液のPH′ik測定し
て、その値に応じて陽極及び陰極間の直流110なオン
・オフ制御或いは電流制御するPHコントローラー13
が組み込まれている。これによって、発酵による目的物
質の濃度が菌の増殖や代射阻害を引き起こす濃度以上と
なつ、て発酵の至適PHの範囲をはずれた場合に電気透
析を開始し、或いは電流密度を高くして目的物質を発酵
液から分離するといったコントロールが可能である。
以上に述べたような電気透析槽の運転は、一般には、電
圧が0.1〜35ポルト、電流密度が1.6〜lOアン
ペア/ ajの範囲から選択されて行なわれる。このよ
うな条件を採用することによって、通常3〜30日間の
安定した運転が可能である。また、前述した固定化微生
物菌体と第2図に示したPHコントロールの可能な電気
透析槽を用いた場合には、3〜8力月の連続運転も可能
である。
〔効 果〕 本発明の通電透析発酵法を採用することによって、長期
間にわたって安定した発酵を行なうことが可能となり、
目的とする発酵生産物の生産量を増大させることができ
ろ。即ち、後述する実施例1及び比較例1からも明らか
なように、イオン父換膜な用いた通電発酵において、菌
体の増殖に必要なリン酸イオンとしてポリリン酸(和光
紙ta> tt*地に加えた実施例]では、培養72時
間後の菌体量は660 nmの吸光度で0.4であり、
発酵によるL−乳酸の全生産量は使用した培地18当り
に換算して&09に達している。一方、通常、リン酸イ
オン源として従来から培地に用いられてきたリン酸二水
素カリウムを用い、他は実施例1と同一条件で通電発酵
を行なった比較例1では、培養後の菌体量が0.2に抑
制されており1、L−8駿の生産量も20I/aでしか
ない。
実施例1の値は、リン酸二水素カリウムとPH調整剤に
10%の炭酸カルシウムを用い、イオン交換震を用いた
通電透析発酵ではな〈従来の通電発酵方法である。比較
例2で得られた値とはは同じである。
このように、本発明の通電透析発酵法によれば、リン酸
イオン源として通常培地に加えられて来たリン酸二水素
カリウム又はナトリウム、リン酸−水素二カリウム又は
ナトリウムあるいはそれらな組合せて用いた従来からの
方法に比べて、一定時間培養後の菌体量ならびに発酵に
より生成する目的物質の量が多く、通電発酵の優れた効
果が得られる。しかも、本発明は、発#を行ないながら
、目的物質を迅速且つ容易に発酵液から分離することが
できるため、目的物質による発酵のフィードバック イ
ンヒビジョンを解除し、且つ発酵液のPH変化や粘度上
昇を防き゛、菌体の持つ発酵生産能力の低下を防止でき
る。
さらに、PH調整剤として通常よく使用されるカルシウ
ム壌は、菌体の増殖を阻害する7アージの一体への浸入
を助長するものであるが、本発明によれば、発酵により
生成した目的物質を直ちに発酵液から分離することがで
きるため、このようなPHII4整剤を使用する必要は
ない。従って、本発明によれば、7アージによる菌体の
汚染を防止することが可能となる。さらにまた、ポリリ
ン酸がファージの一体への浸入を抑制する作用を持って
いるため、この点からも7アージ汚染の防止が可能とな
る。
これらの結果として、本発明は、発#を長時間連続して
安定に行なうことを可能にする優れた効果を有する。
〔実施例〕
実施例1及び比較例1.2 種菌として、L−乳酸生産菌であるラクトバチラス・デ
ルプルツ千イーIF03534を用いた。グルコース1
−o 1 /d1. yN IJペプトン5.01/d
l、酵母x + X O,51/(LNp G)なる液
体培地(PH7,0)10−を中盤試験管に分注し、1
21℃、15分間高圧蒸気滅mを行なった。これに檀i
1”tl白金耳接種し、45℃で24時間静置培養を行
なった。この培養液10−を100−の同様に滅菌した
グルコース1.OJ!/dj、ポリペプトン1.0.9
/#、 ll母工牛スα51/d1.酢酸ナトリウムJ
、OJI/dtからなる液体培地(PH6,8)に接種
し、45℃で15時間静置培養することで種母を調製し
た。
本培養の培地としては、グルコース10.Oj’ / 
dl、酵母x’t X ′L01 / ” # FN 
リヘフトンα8 i /dJ、  4リンIIα02 
117d1. 硫酸マグネシウム7水壌α0517dl
、食塩0.0117dlを用い、PHを7.2とした。
第2図に示した電気透析槽を用いて通電透析発酵を行な
うに当たり、75〇−容ガラス製発酵槽に上記の培地5
QQLtを分注し、滅菌後、室?iltで冷却したとこ
ろで前記種母50−を接種し、45℃で静かに攪拌しな
がら培養を行なった。
通電透析発酵を行なうために、予め発酵槽に取り付けて
おいた発酵用PH電極(アトバンチツク FX−180
T)を直流電源(高砂製作所■製MPO35−2)と連
結したPHコントローラー(オリエンタル電気■製PH
DII)に接続した。さらに、直流電源は電気透析槽の
各電極に接続されており、これによって発酵液のPHが
指定された値以下になると自動的に電気透析槽に電流が
流れ、電気透析が行なえるようにした。陰イオン交換膜
(徳山曹達■製 ネオセプタ A CH−45T)およ
び陽イオン交換膜(?R山曹達■製ネオセプタ CH−
45T)を組み合わせた電気透析槽の陽極には銅、陰極
には白金を用い、極液として陽極室に0.1NH2So
、、陰極室に0.1NNaOHを使用し、又濃Jl室及
び回収槽には脱イオン水tマイクロチューブポンプ(東
京理化■製 MP−3)で循環した。
通電透析発酵は、本培養開始約7時間後、発酵液のPH
が4.7に低下した時に発酵液をマイクロチューブポン
プで希釈室に循環して開始した。発酵液中と回収槽中の
L−8散の全生産量を使用した培地1a当りに換算した
値と発酵液中の菌体量をj13FiJに示した。
なお、発酵液中及び回収槽中のL−乳酸量は、バーカー
・サマーラン法によって定量した。菌体量は培養液をI
N壌酸によってl】倍希釈後、その660 n!11 
の吸光度を分光光度計(噛島津製作所 UV−240)
を用いて測定した。
比較例1として、本培養の培地中の4リン酸に替えて、
リン酸二水素カリウム0.21/aを用いた以外は、上
記の実施例1と同様にして通電透析発酵を行なった。
さらに比較例2として本培養の培地中の4リン駿に替え
て、リン讃二水素カリウム0217dlを用い、さらに
PH調整剤として160℃で90分間乾熱滅菌を行なっ
た炭酸カルシウム10.0.P/(#を添加した他は、
実施例1及び比較例1と同様にして培養を行なったが、
実施例1及び比較例1と真なり、イオン交換膜を用いた
通電透析発酵は行なわず、従来の通電発酵を行なった。
これらの比較@1.比較例2におけるL −乳駿生産量
、一体量を第3図に併記した。
リン酸イオンとして4リン飲を用いた実施例1では、培
養72時間後の薗体鎗が0.4(OD660nm)  
であり、L−乳酸の全生産量は、使用した培地1a当た
りに換算してaO&であった。これに対し、リン酸二水
素カリウムな培地に用いた比較例1では菌体の増殖が0
.2に抑制されているとともに、L −乳#l鰍も2.
01/dlと低かった。
同様に、リン酸二水素カリウムをリン酸イオンとして用
いた比較例2では、実施例1と同程度のL−乳酸を生産
し、菌体の増殖も見られた。しかしながら、この場合、
L−乳酸の中和のために加えられた炭酸カルシウムとL
−乳酸との間で乳酸カルシウムが生成するため、その濃
度の上昇に伴なって発酵液の粘度が高くなり、72時間
で発酵を停止しなければならなかった。この点、実施例
1では、電気透析によって発酵液中のL−乳酸濃度を0
.5F/dj以下(PHa、5以上)にコントロールし
、しかも中和剤を必要としないので、72時間経過後も
発#を安定して行なうことができた。
実施例2 実施例1で用いた種母培養液より菌体な遠心分離し、水
にて洗滌した。該洗滌自体を生理食塩水に懸濁し、この
1体懸濁液に2sになるようにアルギン酸ナトリウムを
加え、30℃に加温、スラリー化したものを注射器によ
り、0.1モル塩化カルシウム溶液中に滴下凝固させ球
状の固定化菌体を得た。この固定化菌体を用い、時々、
一部の培地を交換する以外は、実施例1と同様にして通
電透析発酵を行なったところ、約8す月間連続して運転
することができた。L−乳酸は、従来の通電発酵で&O
I/dlであるのに対し、本発明によるとその60倍の
生産量が得られた。
実施例 3 麹汁な高圧滅菌して冷却したのち、これにエタノール4
.097diを加え、酢酸−(アセトバクター アセテ
ィ IF03281)を1白金耳接種し、30℃で3〜
5日間静置培養を行なった。次にグルコースO,lF/
dj。
グリセリン0.1.9/l/!j、硫酸アンモニウム0
.117d1. 41 fi リ:/110.06 y
/dj、 RW v f * シ’y ム7水40.o
1#/dj1食jJI O,0117d1. #fJi
kx’F7.0.051/dl カラなる滅閑培M (
P H7,0) Ip=tne11.51 /di、 
 x pノール&OF/djな加え、これに前記の培養
液をlO%接種し、30℃で4日間、静置培養を行なう
ことによって馴養した。こうして得た培養液に10%ポ
リビニルアルコール水溶液を】O容量%加えて懸濁させ
、これを凍結乾燥することによって固定化菌体を調製し
た。本培養も同じ培地を用い、固定化菌体を10%(V
/V)加え、実施例1と同様にしてPHを4.5にコン
トロールしながら通電透析発酵を行なった。また、4メ
タリン酸の替わりにリン駿二水素カリウム0.2.!i
’/dlを用いて行なった。生成した全酢酸濃度(1!
/Ω)の経時変化は第1表のとおりであった。
第   1   表 また、通電透析発酵は約3ケ月間連続して運転すること
ができた。
実施例 4 m菌としてクエン酸生産能を有する千ヤンデイダ・ギヤ
マンディ IFO0566を用いた。シヨ糖5.0.9
/dJ?、アスパラギン0.25.9/d1.5リン@
0.02fl/dl、硫酸マグネシウム7水壌0.05
#/cu、炭酸カルシウム!(1/djからなる液体培
地(PH6,0)に斜面、培地から1白金耳接穂し、3
0℃で2日間振盪培養後遠心分離によって集菌した。こ
の菌体81を0.9%食塩水50114に懸濁し、この
R濁液にN、N−ジメチルビニルベンジルアミンポリ!
−41と4,4′−ビス(ジメチルアミノ)ベンゾフェ
ノン5mgを分数させたアセトン50−を加えて乳化さ
せ、これな25℃、2時間超高圧水銀ランプで光を照射
した。生成した固定化ゲルを真空乾燥し、2〜3 *d
の粒子にして固定化歯体を調製した。本培養の培地とし
てはグルコース10.017d1. m化7 ンモニ7
0.41 / dj 。
5リン酸α021/dt、硫酸マグネシウム71m o
、osi、/d1. jllz牛スo、39/dltp
らなる液体培地(PH6,0)′lk用い、これに固定
化菌体’k 10.0 % (V/V)接種し、30’
C9200rpmの通気攪拌を行ない、PHを4.8に
コントロールしながら5日間通電透析発酵を行なった所
使用した培地に換算して1317dlのクエン酸を生成
した。また、引き続き、3力月以上通電透析発醇な連続
して行なうことができた。
実施例 5 種菌としてL−グルタミン酸生産−、ブレビバクテリウ
ム−7ラバム A T CC13826を用いた。種母
培地として、グルコース5.0g7d1.尿素10 g
 /dj、  51 fi ’) >FR力!JつAo
、0211/’#+硫酸マグネシウム7水墳0.04.
9 /clj、 1lllji−a 7 水11211
9/d−g。
ビオナシα4μm1フd1.チアミン壌酸#A2op&
/ dl 、 コ−ンX t イーブリ力o、5p7c
uからなる液体培地(PH7,0)を用いた。この培地
に斜面培地から1白金耳接種し、30℃。
36時間振m培養を行ない遠心分離によって集−した。
この自体10.9を0.9%食塩水50d&:M濁し、
4第のカッパー・カラギーナンと共に加温してスラリー
としたものを注射器より2≦塩化カリウム液に滴下し、
球状に放置ゲル化して固定化菌体を得た。
本培養の培地として、グルコース1o−oF/d!、尿
素L 8 Ji’ / ”J p  51 タリン酸カ
リウム0.04.f/dj、硫酸マグネシウム7水壌0
.041 /dj、 am第一鉄7水壌2 Q/dl。
硫酸マンガン4水壌2哩7dl、  ビオチン0.4μ
m17di 、チアミン塩酸塩10μm7/d1.カザ
ミノ酸o、11/d1.ニュートラルレッド0.3m9
/djからなる液体培地を用いた。この培地に固定化微
生物菌体を1000%(V/V)接種し、30℃でPH
を7.5にコントロールしながら3日間通電透析発酵を
行なった所、使用した培地に換算して、4.11/dl
のL−グルタミン酸を生産した。
1だ、通電透析発酵は、引き続き連続して3力月以上運
転が可能であった。
【図面の簡単な説明】
N1図及び第2g:Jは1本発明の通電透析発酵法で用
いられる電気透析槽の好適な例を示す概略図である。図
中、lは電気占析槽、2は陽極、3は陰極、4は陽イオ
ン交換膜、5は陰イオン交換膜、6は陽極室、7は濃縮
室。 8は希釈室、9は陰極室、10は直流電源。 11は発酵槽、12は回収槽、13はPHコントローラ
ー、14は循環ポンプを夫々示す。 また、第3図は、本発明の通電透析発酵法と従来の方法
に於ける培養時間と醜体社との関係、及び培養時間と生
成した全乳散型との関係l示すグラフである。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)陽極と陰極との間に陽イオン交換膜及び陰イオン
    交換膜を配置してなる電気透析槽中で、発酵により得ら
    れた生成物を電気透析によつて発酵液から分離する通電
    透析発酵法に於いて、該発酵液にポリリン酸又はその塩
    を存在させることを特徴とする通電透析発酵法。
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