JPS63148243A - レンズ付着物の写し込み防止装置 - Google Patents

レンズ付着物の写し込み防止装置

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JPS63148243A
JPS63148243A JP29617586A JP29617586A JPS63148243A JP S63148243 A JPS63148243 A JP S63148243A JP 29617586 A JP29617586 A JP 29617586A JP 29617586 A JP29617586 A JP 29617586A JP S63148243 A JPS63148243 A JP S63148243A
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JP
Japan
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filter
lens system
program
foreign matter
focal length
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Application number
JP29617586A
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English (en)
Inventor
Shigeru Kondo
茂 近藤
Takeo Kobayashi
武夫 小林
Etsuro Nishio
西尾 悦郎
Shinsuke Kawamoto
真介 河本
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Pentax Corp
Original Assignee
Asahi Kogaku Kogyo Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 「技術分野」 本発明は、カメラのレンズ系に付着するごみ等の微細な
異物が画面に写し込まれるのを防止する装置に間する。
「従来技術およびその問題点」 通常のカメラにおいでは、レンズ系にごみ等の異物が付
着したとしても、微細なものであればこれが画面に写し
込まれることはない、これは、画面をつかさどる光線に
対して、ごみの占める面積が小さく、光の回折現象によ
りごみ像がぼけるためである。
ところか本出願人が開発中のズームレンズにおいでは、
射出嗜の位置が一方の焦点距離端でフィルム面側に大き
く接近する。このため、射出l径が一定値以下となる小
絞において、レンズ系がフィルム面に接近すると、最後
部のレンズ系の中心部分に付着したごみが画面に写し込
まれる状態の生ずることが判明した。
第4図(A)、(8)、(C)はこの問題点を説明する
ための模式図である。同図(A)、CB)は、レンズ系
りが最もフィルム面Fに近づいた状態において、黒点と
して写し込まれない状態と写し込まれる状態をそれぞれ
描いたもので、レンズ系りの最後部の中心部にdφの異
物Qか付着しているとき、レンズ系りの射出瞳Pが小ざ
く、かつレンズ系りの後端部からフィルム面F迄の距離
が小さいと、フィルム面「の中心部に異物Q(こよる光
量低下の現象が生しる。この光量低下が異物の写し込み
現象である。異物Qとして、過密の取扱いで付着する可
能′注の高い0.3mmφの大きざのものを想定すると
、異物としでは認められない最小の射出目量Pの大きさ
は例えばF 13.5 (同図(A)の場合)であり、
FI3.5を超えると(例えばF22)、明瞭に異物と
しで認められる(同(B))。
これ(こ対し同図(C)のように、レンズ系りを前進さ
せると、たとえF22と同−絞径てあっても、異物Qに
よる光量低下の問題は生じない。
このようなレンズ系および射出瞳の最復部位宜への移動
は、レンズ系のズーム倍率の増大、レンズ系のコンパク
ト化によって拡大する方向にあると考えられ、以上の異
物の写し込み現象は、よつ−膜化する可能性がある。ま
た焦点切換レンズを光路内に進退させることにより、長
短二焦点の焦点距Mを得るタイプのカメラにおいても、
同様の問題が生する可能性がある。
「発明の目的」 本発明は、異物写し込みにつ(\てのこのような問題点
の発見に基づき、異物が写し込まれることのない装?l
[得ることを目的とする。
「発明の概要」 本発明は、異物が写し込まれる特定の条件においては、
NDフィルタをレンズの中心部に進出させることにより
、プログラムシャッタの絞を開くという発想、つまり如
何なる条件下でも、絞値が異物を写し込む絞値にならな
いようにするという発想に基づいて完成されたものであ
る。
すなわち本発明は、ズームレンズ系または長短二焦点の
切換レンズ系を備えたプログラムシャッタ式カメラであ
って、レンズ系の最後部のレンズ表面に付着する微小な
異物が、特定の絞値とレンズ系の特定の焦点距M域また
は焦点距離との組合せにおいてフィルムに写込まれるカ
メラにおいて、レンズ系の光路内に進退可能にNDフィ
ルタを設け、このNDフィルタを、微小な異物が写し込
まれる特定の絞値および焦点距離または焦点距M域にお
いて、アクチェータによりレンズ系の光路内に進出させ
るようにしたものであって、ざらにプログラムシャッタ
のプログラム線図を、このNDフィルタの透過光量に応
じ、その非挿入時と挿入時とで別に設定したことを特徴
としている。
「発明の実施例」 以下図示実施例について本発明を説明する。第1図は本
発明装置の機械的構成の概念図である。
レンズ系り内には、最も光路が絞られる部分の近傍に位
置させて、先端にNoフィルタ11を有する揺動アーム
12が設けられでいる。この揺動アーム12の外端部は
、揺動アクチェータ13の揺動軸)4に接続されており
、揺動アクチェータ]3を駆動すると、Noフィルタ1
1 (揺動アーム12)が、レンズ系りの中心部への進
出位11Eと、退避位置日との間の角度θだけ、往復揺
動する。揺動アクチェータ13は例えばマグネットのオ
ンオフにより揺動するものを用いることができる。
Noフィルタ11の径りは、少なくとも、異物Qの写し
込みが問題となる射出II菫Pの径に対応した径より大
きくする。揺動アーム12は、透明材料から形成するか
、画面に写し込まれない位置に配設するか、径あるいは
幅を写し込まれない大きざに設定する。揺動アクチェー
タ13も勿論、写し込まれることのない位置に配設する
ものであるが、このために、揺動アクチェータ13の揺
動軸14と、揺動アーム12の外端部とを光軸と平行な
方向の連動バーで接続する等の手段を講じることができ
る。
Noフィルタ11、揺動アーム12および揺動アクチェ
ータ13は、レンズ系Lt支持したレンズ鏡筒内に支持
されていて、ズーミング動作により、レンズ系りととも
に光軸方向に移動する。
菓2図は本発明によるプログラムシャッタのプログラム
線図、第3図は同異物写し込みの問題が生しない場合の
プログラム線図を示す、この第3図のプログラム線図は
、広角(WIDE)端から望遠(置E)端までの焦点距
離の変化に伴なう開放F値の変化に応じで、TO°〜T
7“の8段階に変化する場合の図である0以上のような
異物写し込みの問題が生しない場合には、第3図のよう
に、シャッタスピードが最高の1/250秒に達する最
大の連動EV値マチ、−) マツEV 9(WIDE端
、TOo)からEV18、75(置E端、T7“)まで
、露出を制御できる。
ところが、前述の例でいうと、WIDE端のTO゛では
、絞値がF1a、5以下となると、異物写し込みの問題
が生しる。このため本発明は、このF1a、5以下を含
まない第3図の領域Sを異物写し込み領域とみなし、こ
の領域に達したときは、第2図のように、プログラムシ
ャッタのプログラム線図を、NDフィルタ11の透過光
量に応じ絞値の小さい(開口の大きい)低EV値側にシ
フトして露出を制御するようにしたのである。
領域Sは、TOがF1a、5になる線図上のシャッタス
ピードである約1/190秒を基準として、同一のシャ
ッタスピードとなる最大EV値で決定している。したが
って最小絞値は、T1、T2・・・・T7と増大する関
係にある。
置E側にあいでは、一般的に最後部のレンズ系が前進す
ることから、絞値がF42程度となっても異物が写し込
まれる可能性は少ないが、扱いを簡単にするため、置E
側においても、シャッタスピードが約1/190秒lF
!:基準としている。
第1図に示す制御回路15は、焦点距N1検出装置11
6、被写体距離検出装置17、絞値検出装置18等の構
出装置からの入力を受けて、プログラム回路19および
揺動アクチェータ13に対し、動作信号を与える。すな
わち絞値(および焦点距M域または焦点距M)が異物写
し込みの可能性のない値のときは、揺動アクチェータ1
3に対しては動作信号を与えず、NDフィルタ11そ光
路に進゛出させない。そしてこのときにはプログラム回
路19は通常のプログラム線図に基づいて露出を制御す
る指示を与える。
これに対し異物写し込みの可能性が生じた状態では、制
御回路15が揺動アクチェータ13に対して動作信号を
与えてNDフィルタ11!光路に進出させる。同時にプ
ログラム回路19に対しでは、絞値の小さいEV値側に
シフトしたプログラム線図に基づき露出を決定する指示
を与える。
第2図は、NDフィルタ11の光量透過率が25%の場
合の例である。いまWIDE端の同の場合を例にとると
、絞値がF1a、5(EV 15)を超えると、NDフ
ィルタ]1が光路内に進出する。そして以後は、EV値
で1.75たけ低絞値側にシフトした領域によって、露
出制御かされる。すなわち低EV値側にシフトした結果
、EV 15.25になると、絞値は約F8.5となり
、開口が大きくなることから、異物写し込みの問題か回
避される。このときのシャッタスど−ドは、約1/13
5秒と遅くなるが、実用上の支障はない、そしてTOで
はEVI7まで露出制御が可能である。仮に再びF1a
、5に達したら、NDフィルタを重ね、あるいは透過率
の低いNDフィルタに交換することで、再びプログラム
線図を低EVi側にシフトすることが可能である。これ
を縁り返すことで、高EV値の被写体の撮影も可能とな
る。
以上はWIDE端のTOについでの説明であるが、■1
〜T7についても話は全く同様である。最大EV値は、
この例では置E端のT7の場合の18.75である。
以上は、ズームレンズ系についての実施例であるが、二
焦点りイブのカメラでは、異物写し込みが問題となる切
換レンズか挿入されたときのみ、NDフィルタの挿入お
よびプログラム線図の低EV値側へのシフトを行なえば
よい。
「発明の9力果」 以上のように本発明装フによれば、レンズ系の位置と絞
値の特定の組合せにおいて、レンズ系の後部に付着した
異物が画面中に写し込まれる可能性を減少させることか
てきる。特に本発明は、NDフィルタを光路内に進出さ
せることによって絞開口か一定値以下にならないように
したものであるから、制御可能なEV値を低レベルにす
ることなく、異物の写し込みを防止できる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明装置の機械的構成の実施例を示す要部の
正面図、第2図は本発明装置に用いるプログラムシャッ
タのプログラム例を示すプログラム線図、第3図は異物
写し込みの問題がない場合のプログラム例を示すプログ
ラム線図、第4図(A)、(8)、(C)は特定の絞値
と特定のレンズ系位置との組合せによる異物写し込みの
様子を示す光路図および光量分布図である。 11・・・NDフィルタ、12・・・揺動アーム、13
 ・・・揺動アクチェータ、]5・・・プログラム回路
、し・・・レンズ系、P・・・射出g菫、Q・・・異物
、F・・・フィルム面。 特許出願人  旭光学工業株式会社 同代理人      三 浦 邦 夫 同    松井 茂 同    笹山善美 ’z*−+Q  zc’−V シャ99゛フ、ヒe−y 第3図 手糸左ネ市−IJE ?!;F (自発)昭和62年 
9月1(l、■ 特許庁長官率 川 邦 夫 殿           
!“さ1、′1¥件の表示 昭和61年特許願第296175号 2、発明の名称 レンズ付着物の写り込み防止装置 名称 (052)旭光学工業株式会社 代表者 松 本  徹 5、補正の対象 発明の名称の欄、明細書全文、および図面6、補正の内
容 (1、発明の名称を「レンズ付着物の写り込み防止装置
」と補正する 明 細 書(全文訂正) 1、発明の名称 レンズ付着物の写り込み防止装置 2、特許請求の範囲 (1)ズームレンズ系または長短二焦点の切換レンズ系
を備えたプログラムシャッタ式カメラにおいて、上記ズ
ームレンズ系の光路内に進退可能なNDフィルタと、こ
のNDフィルタをズームレンズ系の光路内に進出させる
アクチェータとを設け、このNDフィルタの挿入時には
、その透過光11に応じ、このNDフィルタを挿入する
mlより大きい絞り開口とそれに対応するシャッタスピ
ードとの組合せからなるプログラムにより、露出を制御
することを特徴とするレンズ付着物の写り込み防止装置
。 3、発明の詳細な説明 「技術分野J 本発明は、カメラのレンズ系に付着するごみ等の微細な
異物が画面に写り込むのを防止する装置に関する。 [従来技術およびその問題点」 通常のカメラにおいては、レンズ系にごみ等の異物が付
着したとしても、微細なものであればこれが画面に写り
込むことはない。これは、画面をつかさどる光線に対し
て、ごみの占める面積が小さく、光の回折現象によりご
み像がぼけるためである。 ところが本出願人が開発中のズームレンズにおいては、
射出瞳の位置が一方の焦点距tlQでフィルム面側に大
きく接近する。このため、射出瞳径が一定値以上となる
小紋において、レンズ系がフィルム面に接近すると、最
後部のレンズ系の中心部分に付着したごみが画面に写り
込む状態の生ずることが判明した。 第4図(A) 、 (B) 、 (C)はこの問題点を
説明するための模式図である。同図(A) 、 (B)
は、レンズ系しか最もフィルム面Fに近づいた状態(最
短焦点距Ilりにおいて、黒点として写し込まれない状
態と写り込む状態をそわぞれ描いたもので、レンズ系り
の最後部の中心部にdφの異物Qが付着しているとき、
レンズ系りの射出瞳Pが小さく、かつレンズ系りの後端
部からフィルム面F迄の距離が小さいと、フィルム面F
の中心部に異物Qによる光量低下の現象が生じる。この
光量低下が異物の写り込み現象である。異物Qとして、
通常の取扱いで付着する可能性の高い0.3mmφの大
きさのものを想定すると、異物としては認められない最
小の射出瞳Pの大きさは例えばF 13.5 (同図(
八)の場合)であり、これより小さい絞り開口(例えば
F22)となると、明瞭に異物として認められる(同(
B))。 これに対し同図(C)のように、レンズ系りを府道させ
ると、つまりレンズ系を長焦点側に移動させると、たと
え短焦点側におけるF22と同一の絞径てあっても、異
物Qによる光量低下の問題は生じない。つまりレンズ系
とフィルム面との距離が一定値以上の場合は、異物Qが
写り込むことはない。 このようなレンズ系および射出瞳の最後部位置への移動
は、レンズ系のズーム倍率の増大、レンズ系のコンパク
ト化によって拡大する方向にあると考えられ、以上の異
物の写り込み現象は、より一般化する可能性がある。ま
た焦点切換レンズを光路内に進退させることにより、長
短二焦点の焦点距離を得るタイプのカメラにおいても、
同様の問題が生ずる可能性がある。 「発明の目的」 本発明は、ズームレンズを有するプログラム式レンズシ
ャッタカメラについてのこのような異物写り込みの問題
点の発見に基づき、異物が写り込むことのない装置を得
ることを目的とする。 「発明の概要」 本発明は、異物が写り込む特定の条件においては、ND
フィルタをレンズの中心部に進出させるとともに、この
NDフィルタ挿入時には、これを挿入する前より大きい
絞り開口とそれに対応するシャッタスピードとの組合せ
からなるプログラムを用いることにより、異物が写し込
まれる絞値にならないようにするという発想に基づいて
完成されたものである。 すなわち本発明は、ズームレンズ系または長短二焦点の
切換レンズ系を備えたプログラムシャッタ式カメラにお
いて、ズームレンズ系の光路内に進退可能なNDフィル
タと、このNDフィルタをズームレンズ系の光路内に進
出させるアクチェータとを設け、このNDフィルタの挿
入時には、その透過光量に応じ、このNDフィルタを挿
入する萌より大きい絞り開口とそれに対応するシャッタ
スピードとを組合せたプログラムにより、露出を制御す
ることを特徴とするものである。 「発明の実施例」 以下図示実施例について本発明を説明する。第1図は本
発明装置の機械的構成の概念図である。 レンズ系り内には、最も光路が絞られる部分の近傍に位
置させて、先端にNDフィルタ11を有する揺動アーム
12が設けられている。この揺動アーム12の外端部は
、揺動アクチェータ13の揺動軸14に接続されており
、揺動アクチェータ13を駆動すると、NDフィルタ1
1(揺動アーム12)が、レンズ系りの中心部への進出
位置Eと、退避位置Rとの間の角度θだけ、往復揺動す
る。揺動アクチェータ13は例えばマグネットのオンオ
フにより揺動するものを用いることができる。 NDフィルタ11の径りは、少なくとも、異物Qの写り
込みが問題となる射出瞳Pの径に対応した径より大きく
する。揺動アーム12は、透明材料から形成するか、画
面に写し込まれない位置に配設するか、径あるいは幅を
写し込まれない大きさに設定する。揺動アクチェータ1
3も勿論、写り込むことのない位置に配設するものであ
るが、このために、揺動アクチェータ13の揺動軸14
と、揺動アーム12の外端部とを光軸と平行な方向の連
動バーで接続する等の手段を講じることができる。 NDフィルタ11、揺動アーム12および揺動アクチェ
ータ13は、レンズ系りを支持したレンズ鏡筒内に支持
されていて、ズーミング動作により、レンズ系りととも
に光軸方向に移動する。 第2図は本発明によるプログラムシャッタのプログラム
線図、第3図は同異物写り込みの問題が生じない場合の
プログラム線図を示す。この第3図のプログラム線図は
、広角(IIIDE)端から望遠(TILE)端までの
焦点距離の変化に伴なう開放F値の変化に応じて、 T
O°〜T7’の8段階に変化する場合の図である。以上
のような異物写り込みの問題が生じない場合には、第3
図のように、EV 9(ll[DE端、TOo)からE
V 19.75(置E 端、T7°)まで、露出を制御
できる。 ところが、前述の例でいうと、IIIDE端のTOoで
は絞値がF 13.5以下となると、異物写り込みの問
題が生じる。このため本発明は、このF 13.5より
絞り開口が小さくなる第3図の領域Sを異物写り込み領
域とみなし、この領域に達したときは、第2図のように
、NDフィルタ11の透過光量に応じ、より開口の大き
い絞りとシャッタスピードの組合せからなるプログラム
にシフトして露出を制御するようにしたのである。 領域Sは、ワイド端側のプログラム線図TOにおいて、
F 13.5になる線図上のシャッタスピードである約
17190秒を基準とし、テレ側のプログラム線図T1
〜T7において同一のシャッタスピードとなる最大EV
値で決定している。周知のようにズームレンズにおいて
は、機械的な絞開口が同一であるとき、絞値は、焦点距
離が大きくなるに従い大きくなるから、領域Sにおける
最小絞値は、TI、 T2・・・・TIと増大する(絞
り開口が小さくなる)関係にある。 置E側においては、一般的に最後部のレンズ系が餌進す
ることから、絞値がF45程度となっても異物が写り込
む可能性は少ないが、扱いを簡単にするため、置E側に
おいても、約17190秒のシャッタスピードを基準と
している。 第1図に示す制御回路15は、焦点距離検出装置16.
被写体距離検出装置17、絞値検出装置18等の検出装
置からの人力を受けて、プログラム回路19および揺動
アクチェータ13に対し、動作信号を与える。すなわち
絞値および焦点距離域または焦桿距離が異物写り込みの
可能性のない値のときは、揺動アクチェータ13に対し
ては動作信号を与えず、NDフィルタ11を光路に進出
させない。そしてこのときにはプログラム回路19は通
常のプログラム線図に基づいて露出を制御する指示を与
える。 これに対し異物写り込みの可能性が生じた状態では、制
御回路15が揺動アクチェータ13に対して動作信号を
与えてNDフィルタ11を光路に進出させる。同時にプ
ログラム回路工9に対しては、絞開口の大きいEV値側
にシフトしたプログラム、I!i1図に基づき露出を決
定する指示を与える。つまりNDフィルタを挿入する前
より大きい絞り開口と、それに対応するシャッタスピー
ドで露出を制御するのである。 第2図は、 NDフィルタ11の光量透過率が25%の
場合の例である。いまIIIDE端のプログラム線図T
Oを例にとルト、絞値がF13.5(EV 15)を超
えると、NDフィルタ11が光路内に進出する。そして
以後は、EV値で1.75だけ低絞値側にシフトした領
域によって、露出制御がされる。すなわちEV 15゜
25になると、絞値は約F8.5となり、開口が大きく
なることから、異物写り込みの問題が回避される。この
ときのシャッタスピードは、約17135秒とdくなる
が、実用上の支障はない。そしてTOではEV17まで
露出制御が可能である。仮に再びF13.5に達したら
、NDフィルタを重ね、あるいは透過率の低いNDフィ
ルタに交換することで、再びプログラム線図を低EV値
側にシフトすることが可能である。これを繰り返すこと
で、高EV値の被写体の撮景三も口丁能となる。 以上はWIDE端のTOについての説明であるが、T1
〜T7についても話は全く同様である。最大EV値は、
この例ではT E 1.E端のTIの場合の!9.75
である。 以上は、ズームレンズ系についての実施例であるが、二
焦点タイプのカメラでは、異物写り込みか問題となる切
換レンズが挿入されたときのみ、NDフィルタの挿入お
よび低EV値側ヘシフトしたプログラム線図による露出
制御を行なえばよい。 「発明の効果ノ 以上のように本発明装置によりば、レンズ系の位置と絞
値の特定の組合せにおいて、レンズ系の後部に付着した
異物が画面中に写り込む可能性を減少させることができ
る。特に本発明は、NDフィルタを光路内に進出させる
ことによって絞開口が一定値以下にならないようにした
ものであるから、制御可能なEV値を低レベルにするこ
となく、異物の写り込みを防止できる。 4、図面の簡単な説明 第1図は本発明装置の機械的構成の実施例を示す要部の
正面図、第2図は本発明装置に用いるプログラムシャッ
タのプログラム例を示すプログラム線図、第3図は異物
写り込みの問題がない場合のプログラム例を示すプログ
ラム線図、第4図(八) 、 (11) 、 (C)は
特定の絞値と特定のレンズ系位置との組合せによる異物
写り込みの様子を示す光路図および光量分布図である。 11・・・Nl)フィルタ、12・・・揺動アーム、1
3・・・揺動アクチェータ、15・・・プログラム回路
、L−・・レンズ系、P・・・射出瞳、Q・・・異物、
F・・・フィルム面。 特許出願人   旭光学工業株式会社 同代理人     三 浦 邦 大 同   松井 茂 同   笹山善美 シ苧−ノタ゛フrB’−V 第3図

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)ズームレンズ系または長短二焦点の切換レンズ系
    を備えたプログラムシャッタ式カメラであって、上記レ
    ンズ系の最後部のレンズ表面に付着する微小な異物が、
    特定の絞値とレンズ系の特定の焦点距離域または焦点距
    離との組合せにおいてフィルムに写込まれるカメラにお
    いて、レンズ系の光路内に進退可能なNDフィルタと、
    このNDフィルタを、微小な異物が写し込まれる上記特
    定の絞値および焦点距離または焦点距離域においてレン
    ズ系の光路内に進出させるアクチエータとを設け、この
    NDフィルタの挿入時には、その透過光量に応じ、プロ
    グラムシャッタのプログラム線図を絞値の小さい低EV
    値側にシフトして露出を制御することを特徴とするレン
    ズ付着物の写し込み防止装置。
JP29617586A 1986-12-12 1986-12-12 レンズ付着物の写し込み防止装置 Pending JPS63148243A (ja)

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JP29617586A JPS63148243A (ja) 1986-12-12 1986-12-12 レンズ付着物の写し込み防止装置
US07/130,561 US4794418A (en) 1986-12-12 1987-12-08 Programmed shutter and apparatus for preventing foreign matter on lens from being photographed in a lens shutter type of camera
DE87118401T DE3785554T2 (de) 1986-12-12 1987-12-11 Programmverschluss für Kamera mit Objektivverschluss und Vorrichtung zur Verhinderung des Photographierens von Fremdstoffen auf dem Objektiv.
EP87118401A EP0271114B1 (en) 1986-12-12 1987-12-11 Programmed shutter and apparatus for preventing foreign matter on lens from being photographed in a lens shutter type of camera

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JP29617586A JPS63148243A (ja) 1986-12-12 1986-12-12 レンズ付着物の写し込み防止装置

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008074238A (ja) * 2006-09-21 2008-04-03 Mazda Motor Corp シート装置
JP2011078047A (ja) * 2009-10-02 2011-04-14 Sanyo Electric Co Ltd 撮像装置

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