JPS63146842A - シクロペンタンカルボン酸類、その製法及び抗消化性潰瘍剤 - Google Patents

シクロペンタンカルボン酸類、その製法及び抗消化性潰瘍剤

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JPS63146842A
JPS63146842A JP18671487A JP18671487A JPS63146842A JP S63146842 A JPS63146842 A JP S63146842A JP 18671487 A JP18671487 A JP 18671487A JP 18671487 A JP18671487 A JP 18671487A JP S63146842 A JPS63146842 A JP S63146842A
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亀谷 哲治
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本多 利雄
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草野 尚
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石曽根 博之
Yukio Suzuki
幸夫 鈴木
Nobuo Funayama
船山 宣夫
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 ン酸(以下「シクロベンクンカルボン酸」と略称する)
及びその塩(これらを併わせて「シクロペンタンカルボ
ン酸類」と称する)、その製法及び2−イソプロペニル
−5−メチル−4−オキソシクロペンタン−1−カルボ
ン酸を有効成分とする抗消化性潰瘍剤に係る。
この光学活性なシクロペンタンカルボン酸は、シクロペ
ンタン環上に3個の不斉炭素を有し、農薬、医薬品及び
香料等の各種化合物の合成用中間体として重要である。
2−イソプロペニル−5−メチル−4−オキソシクロペ
ンタン−1−カルボン酸メチルエステルは、従来では、
下記反応式で示す如き方法(「テトラヘドロン・レター
ズj 1972.15(i7)を利用して、所望生成物
の前駆体である4−ヒドロキシ−2−イソプロペニル−
5−メチルシクロペンタン−l−カルボン酸2を生成し
、これをメチルエステル化した後、酸化することによっ
て生成されていた。
上述の従来法によれば、所望化合物の前駆体である4−
ヒドロキシ体lは、4−イソプロペニル−1−メチル−
6−オキツシクロヘキサンー1゜2−エポキシド(以下
「カルボンモノエポキシド」と称する)上を原料とし、
ナトリウムエチラートとの反応における副生成物の1つ
として生成され、その収量は低く(約20%)、なおか
つ、この反応の主生成物である2−ヒドロキシ−4−イ
ソプロペニル−1−メチル−6−オキツシクロヘキセン
ー13及び前記4−ヒドロキシ捧呈の構造異性体である
2−ヒドロキシ−4−イソプロペニル−1−メチルシク
ロペンタン−1−カルボン酸土からの単離も煩雑であり
、大量合成には適さないものである。
発明者らは、上述の如き従来法の欠点を解消し、簡単か
つ経済的にシクロペンタンカルボン酸類を合成できるよ
う研究を行なうと共に、これらシクロペンタンカルボン
酸類の生理活性の検討を行なってきた。
その結果、上記従来法による反応において使用されてい
たNa0Etの代わりに、一般式(II)MOCI。
(式中、Mはアルカリ金属である)を使用して反応を行
ない、その後、加水分解を行なう場合には、従来法の主
生成物であった化合物影は全く生成されず、少量の化合
物4と共に、一般式(III)H (式中、Rは前記と同意義である)で表される所望の4
−ヒドロキシ体lが主生成物として収率よく得られ、し
かも生成された4−ヒドロキン体−?−及び化合物上の
混合物を酸化して、対応するケトカルボン酸i及びlに
導いた後、加熱することにより、所望のシクロペンタン
カルボン酸Σのみ収率よく得られることを見出し、本発
明に至った。
本発明によるシクロペンタンカルボン酸lの製法を反応
式で示せば、下記のとおりである。
畠 C →−+        + なお、所望のシクロペンタンカルボン酸影は再結晶によ
る精製が容易であり、本発明による方法は大量合成にも
適している。
得られたシクロペンタンカルボン駿足を、アルカリと反
応させることにより、容易にシクロペンタンカルボン酸
塩を生成できる。
かかる塩としては、前記一般式(I)のRが、リチウム
、カリウム、ナトリウムなどのアルカリ金属又は他の金
属、あるいはアンモニア又は有機アンモニウムイオンで
ある化合物がある。
次に、本発明によるシクロペンタンカルボン酸類の製法
の各工程について説明する。
本発明による方法の工程a)で使用される塩基としては
、一般式(n)のMがリチウム、ナトリウム、カリウム
などのアルカリ金属であるものがある。
この反応は溶媒中で行なわれる。溶媒としては、メタノ
ール、又はメタノールと他の有機溶媒との混合物が使用
できる。
反応温度は特に限定されないが、0ないし65°Cの範
囲が好ましく、反応時間は30分ないし24時間である
工程b)における加水分解にあたっては、前記工程a)
終了後、反応液に適量の水を加え、撹拌しながら、06
Cないし100°Cに10分ないし24時間維持するこ
とにより行なわれる。
工程C)の酸化において使用される酸化剤は、一般に使
用される酸化剤の中から選ばれる。たとえばジョーンズ
試薬、クロム酸−ピリジン、ピリジニウムクロロクロメ
ート(PCC) 、ピリノニウムノクロメート(PDC
)等のクロム酸系酸化剤、ジメチルスルホキシド−無水
酢酸、酸化ルテニウム、次亜鉛素酸ナトリウム、次亜鉛
素酸カルシウム等がある。
工程d)の加熱は、反応温度50ないし200℃、反応
時間1分ないし24時間の条件下で行なわれる。
発明者らは、さらに、本発明に係る2−イソプロペニル
−5−メチル−4−オキソシクロペンクン−1−カルボ
ン酸及びその塩が抗消化性潰瘍作用を有することを見出
し、本発明に至った。
Wister系ラットを使用し、150mM塩酸の60
%エタノール水溶液を経口投与することによりラットの
胃に消化性の潰瘍を生じさせて実験した場合、シクロペ
ンタンカルボン酸類を、塩酸−エタノールの投与の30
分前に経口投与することにより、生ずる消化性潰瘍が明
らかに小さいものであることが証明された。
本発明をさらに詳述するため、次にいくつかの実施例を
例示するが、本発明はこれらに限定されない。
実施例1 酸の合成 十−〉+ 上記反応式に従って、(is、 2R,5R)−2−イ
ソプロペニル−5−メチル−4−オキソシクロペンタン
−1−カルボン酸を生成した。
文献記載([テトラヘドロンJ 1963.19.10
91)の(+)−カルボンモノエポキシド1669を、
28%NaOMe −MeOH溶液7709に滴加し、
室温にて5時間撹拌した。この反応液に水200311
2を加え、室温にて3時間撹拌し、その後MeOHを留
去した。
残留物をベンゼンにて洗浄し、水層を塩酸で酸性とし、
酢酸エチルにて抽出した。酢酸エチル層を飽和食塩水に
て洗浄後、無水NatSO4で乾燥し、溶媒を留去した
。これにより、粗の化合物2155gが油状物として得
られた。
この化合物は、精製することなく、次工程の反応に用い
られるが、同定のため、一部をベンゼン−シクロヘキサ
ンより再結晶したところ、無色針状晶が得られた。
mp :  127−128℃(Qit : 127°
C)IRνCHCQ’(C1−’) : 3600−3
500.1715.1645ax NMR(CDCl2):δ 1.1B(3H,d、  
J=6.5Hz、  CHs)1.74(H,s、  
CHs) 4.77(2H,s、  C=CHt)6.05(2H
,br s、 COJ及び0H)(α)   :  −
53° (c=0.67、  CHCl23)(12i
t  :  (α)   57.8”  (c=1.2
3.  CHCQ3))(ρit =  1テトラヘド
ロンJ 1974.糾、 3257)ついで、上記の如
くして得られた祖の化合物2155gをアセトン200
xQに溶解し、水冷下で過剰量の4Nジヨーンズ試薬を
滴加し、室温にて2時間撹拌した。過剰のジョーンズ試
薬をイソプロパツールにて処理し、溶媒を留去した。残
留物に水を加え、酢酸エチルにて抽出し、抽出液を飽和
食塩水にて洗浄後、無水NatSO4で乾燥し、溶媒を
留去した。
得られた粗結晶をキシレン10011112に溶解し、
1時間加熱還流した。反応液を飽和Na1lCOi水溶
液にて抽出し、抽出液を塩酸で酸性とし、酢酸エチルに
て抽出した。酢酸エチル層を飽和食塩水にて洗浄後、無
水NatSO4で乾燥し、溶媒留去した。
得られた結晶についてベンゼンより再結晶を行なったと
ころ、(IS、 2R,5R)−2−イソプロペニル−
5−メチル−4−才キソシクロペンクン−1−カルボン
酸5 10.59が原料のカルボンモノエポ+シFlよ
り57.7%の収率で得られた。
mp :  137.5−138.5℃IRvCHCQ
3Ccx−’) : 3500.1740.1720.
1650aX NMR(CDCI23):61.20(3H,d、 J
=6.8Hz)1.77(3H,s)、  2.16(
LH,dd。
J= 18.8Hz、 17.9Hz)2.55−2.
68C3H,m)、 3.07(IH。
dd、 J−11,31(z、 19.5Hz)4.8
9(2H,d、 J=10.7)1z)10.70(I
H,br s) MS   理論値 m/z  1g2.0943 CM
)実測値 m/z  ’182.0945 (M +)
(α)  :  −15L3° (c=2.6. CH
C(!3)実施例2 文献記載(「テトラヘドロンJ 1963.19.10
91)の(−)−カルボンモノエポキシド(ビの対掌体
)を用いて、実施例1と同様の反応操作を行ない、(I
R,2S、 5S)−2−イソプロペニル−5−メチル
−4−オキソシクロペンタン−1−カルボン酸を得た。
+np :  136−137.5゜ Ca )  :  + 157.7°(c= 5.4 
、 ClCl23)他のIR,NMR,MSスペクトル
は5′のスペクトルデータと一致した。
実施例3 抗消化性潰瘍作用に関する試験 上記実施例1及び2で調製した本発明のシクロペンタン
カルボン酸(5及びその対掌体5’)について、抗消化
性潰瘍作用の試験を行なった。
試験方法 Wister系雄性ラット(体重2001iJ)を1群
5匹とし、24時時間量させたラットに150mM塩酸
の60%エタノール水溶液lRQを経口投与した。1時
間後にラブ)□3(*アブ、−7,■36.Wを摘出、
え。
胃内に10%ホルムアルデヒド水溶液を711Q注入し
、次いで該胃を10%ホルムアルデヒド水溶液中に10
分間浸漬し、組織を固定した。固定後、人前に沿って切
開し、胃腺部に発生した潰瘍の長さを測定し、ラット−
匹当りに発生した潰瘍の長さの総計を潰瘍係数(tJl
cer Index)とした。被験化合物については、
ナトリウム塩の水溶液(5001g/ 5峠/に9)と
して、ラットに塩酸−エタノールを投与する30分前に
経口投与した。
試験成績 被験化合物を投与したラットにおける潰瘍係数を、無投
与ラットにおける潰瘍係数と比較して、下記の表に示す
と共に、潰瘍係数に基づき算出した被験化合物の投与に
よる抑制率を併記した。
表から明らかなように、被験化合物は消化性潰瘍モデル
に対して抑制作用を有することが認められた。
本発明による方法では、カルボン酸モノエポキシドをM
OCH3で表される塩基と反応させた後、加水分解する
ことにより所望の4−オキソ体の前駆体である4−ヒド
ロキシ体を高収率で生成でき、しかも同時に副成する少
量の化合物4も酸化後、加熱処理することにより簡単に
分離できるため、従来法に比べて、極めて高い収率で、
簡単に所望のシクロペンタンカルボン酸類を生成できる
しかも本発明で原料として用いるカルボンモノエポキシ
ドは両対掌体が入手容易であり、よってシクロペンタン
カルボン酸も両対掌体のいずれをも合成することができ
、このことは光学活性化合物の合成用中間体の製造法と
しては最も望ましいことである。
さらに本発明によれば、合成されたシクロペンタンカル
ボン酸類は両対掌体のいずれも抗消化性潰瘍作用を有し
ており、これらを有効成分とする抗消化性潰瘍剤として
の実用化の可能性がある。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 一般式( I ) ▲数式、化学式、表等があります▼ (式中、Rは水素原子又は塩形成陽イオンである)で表
    される2−イソプロペニル−5−メチル−4−オキソシ
    クロペンタン−1−カルボン酸又はその塩。 2 一般式( I ) ▲数式、化学式、表等があります▼ (式中、Rは水素原子又は塩形成陽イオンである)で表
    される2−イソプロペニル−5−メチル−4−オキソシ
    クロペンタン−1−カルボン酸又はその塩の製法におい
    て、式 ▲数式、化学式、表等があります▼ を有する4−イソプロペニル−1−メチル−6−オキソ
    シクロヘキサン−1,2−エポキシドを、一般式(II) MOCH_3 (式中、Mはアルカリ金属である)で表される塩基と反
    応させた後、加水分解して、一般式(III)▲数式、化
    学式、表等があります▼ (式中、Rは前記と同意義である)で表される3−ヒド
    ロキシ−5−イソプロペニル−2−メチルシクロペンタ
    ン−1−カルボン酸又はその塩類を生成し、該カルボン
    酸又はその塩類(III)を酸化した後、加熱することを
    特徴とする、シクロペンタンカルボン酸類の製法。 3 一般式( I ) ▲数式、化学式、表等があります▼ (式中、Rは水素原子又は塩形成陽イオンである)で表
    される2−イソプロペニル−5−メチル−4−オキソシ
    クロペンタン−1−カルボン酸又はその塩を有効成分と
    してなる抗消化性潰瘍剤。
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