JPS6314636B2 - - Google Patents

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JPS6314636B2
JPS6314636B2 JP1833782A JP1833782A JPS6314636B2 JP S6314636 B2 JPS6314636 B2 JP S6314636B2 JP 1833782 A JP1833782 A JP 1833782A JP 1833782 A JP1833782 A JP 1833782A JP S6314636 B2 JPS6314636 B2 JP S6314636B2
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JP
Japan
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incision
feeding direction
cloth feeding
corner
cloth
Prior art date
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JP1833782A
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JPS58136805A (ja
Inventor
Hideo Aso
Yoshinobu Fukuyama
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Juki Corp
Original Assignee
Tokyo Juki Industrial Co Ltd
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Publication date
Application filed by Tokyo Juki Industrial Co Ltd filed Critical Tokyo Juki Industrial Co Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】 この発明は、玉縁ポケツトを作るためのミシン
の玉縁孔形成装置に関し、特に上着等の上下方向
に傾斜する玉縁ポケツトを作るための玉縁孔の形
成方法に関するものである。
従来、玉縁ポケツトを形成するためには、第1
1図に示すように玉縁孔W0の両側に折曲し、そ
の両端を二本針をもつミシンN(第1図)により
平行する二本の縫目を形成しながら両針間の中間
に配置したセンターメスMにより両縫目間を切り
開き、所定長さの縫目Lが形成された時点で自動
的にミシンを停止させ、その後に、開口端を外側
にして対向する一対のV字状のコーナーメスによ
り、切開部S0の両端をV字状Y0,Y1に切開する
ようにしている。
ところが、第10図に示す背広の脇ポケツト
P1,P2のように上下に傾斜した形状の玉縁孔を
形成する場合においては、服飾デザイン上、ポケ
ツト両側端部K1,K2は常に垂直方向に沿わせな
くてはならず、従つてこのときの縫目は第12図
に示すように、切開部S1に沿う二本の縫目Q,Q
とその両端を結んだ線とであらわされる形状が平
行四辺形になるように形成されなくてはならな
い。従つて、上記のような平行四辺形状の布送り
方向に沿う両縫目を二本針により形成する場合に
は、例えば特公昭55−33356号公報等に示されて
いるように、第12図においてD1の区間で二本
の針棒のうち先ず一本(第12図下側の縫目に対
応する)の針棒のみを駆動し、次にD2の区間で
両方の針棒を駆動し、次にD3の区間で他方(第
12図上側の縫目に対柄する)の針棒のみを駆動
するようにして目的の縫目が得られる。従つて第
11図の通常のポケツトの縫目形成の場合に対
し、第12図の傾斜したポケツトの縫目形成時に
は前記D3の区間の長さだけ余分に布が送られ、
且つセンターメスMの切り込みの長さも△xだけ
増大する。即ち、通常のポケツトの切開部の長さ
をl0、傾斜したポケツトの切開部の長さをl1、切
開部から一方の縫目Qまでの巾をh、ポケツトの
傾斜角をθとすると、△x=l1−l0=htanθであ
る。このことから、傾斜したポケツトにおいてコ
ーナーメスの切開位置を切開部S1の両端に正確に
一致させるためには上記したhtanθだけコーナー
メスの間の距離を増大させる必要がある。
ところが、従来においてはポケツトの傾斜角θ
を設定する毎に手動操作により上記したコーナー
メス間の距離の補正を行わなくてはならず、この
調節作業がきわめて煩雑となる欠点があつた。
この発明は、上記調節動作をポケツトの傾斜角
θの設定に対応して自動的に行うようにした玉縁
孔の形成方法を提供することを目的とする。
以下、図面によりこの発明の実施例を説明する
と、第1図において、テーブル1には布送り方向
との交又方向に離隔する二本の針Nをもつミシン
を載置し、図示しないが、このミシンの針棒には
例えば特公昭55−33356号公報に示されるような、
二本の針棒のうち一方を選択的に停止することが
できる手段を配置する。
テーブル1上にミシンの布送り方向に沿つて移
動可能に配置した被縫物搬送装置2は、テーブル
1下方に垂下する支枠2aに形成したねじ孔(図
示しない)をねじ軸4に係合して連結し、テーブ
ル1上方においてその右端(第1図)に身生地、
玉縁布を保持する把持体3を支持する。ねじ軸4
はステツピングモータSTM1の駆動によつて縫合
の開始点であり布が布送り方向手前側に位置する
準備位置(第6図)及びそれよりも布送り方向先
方に位置し縫合の終了点である第一位置(第8
図)及びさらに第一位置よりも布送り方向先方に
位置し、コーナーメスにより両縁の切り込みを入
れるべき第二位置(第9図)とに移動可能とす
る。センターメスMは、二本の針N間の中間部に
おいて、ベツド下方に配置した作動機構(図示し
ない)に連動して二本の縫目間の被縫物を切り開
いて切開部S0を形成するようにテーブルの下方か
ら上方に出没可能とする。
テーブル1下方に固定した支持体7は先端をミ
シンの縫合部よりも布送り方向先方のテーブル1
下方に対向させ、支持体7よりも布送り方向先方
において布送り方向に平行移動可能に移動体8を
機枠に支持する。
移動体8から上方に突出する連結部8aと被縫
布搬送装置2の支枠2aとには、ねじ軸4と平行
配置し且つ布送り方向に沿つて摺動可能に連結棒
9を遊嵌支持する。連結棒9の右端(第1図)は
自由端として係止部9aを固定し、左端には機枠
に一端を固定した巻きばね10を係止して右方へ
の作用力を付与し、また支枠2aに固定したエア
シリンダAC1の作用により錠止手段CPを作動さ
せて支枠2aと連結棒9とを係合可能とする。支
持体7の突出部7aには垂直軸線を中心に回動可
能に第一回転体5を支持し、移動体8には垂直線
を中心に回動可能に第二回転体6を支持し、第
1、第二回転体5,6にはそれぞれの回動軸線を
中心に等速回転するように噛合するギヤ5a及び
ギヤ6aを設け、ギヤ5aには支持体7に固定し
たステツピングモータSTM2により回動制御され
るギヤ11が噛合している。
さらに、第一、第二回転体5,6には布送り方
向との平行線上において、それぞれ対をなして対
向するように、所定回転角において上下に貫通す
る三箇づつ(三組)支持孔5b,5c,5d及び
6b,6c,6dが穿設してあり、前記ポケツト
の傾斜角θに対応してV字形の開口端の開口角が
異なる三種類のコーナーメスが双方の回転体の各
対の支持孔に対し、一対のコーナーメスが布送り
方向との平行線上で対向するときV字形の開口端
が互いに外方を向くように各別に配置してあり、
支持体7、移動体8に各別に固定したエアシリン
ダAC2,AC3の作用により対向状態にある一対の
コーナーメスが上方へ押し上げられるように関連
してある。
機枠に固定したエアシリンダAC4は、プランジ
ヤを移動体8に固定し付勢により移動体8を第
一、第二回動体5,6のギヤ5a,6aが噛合す
る位置まで移動させ、移動体8は、連結部8aに
連結棒9の係止部9aが係合することにより係止
部9aに追従して布送り方向先方へ移動する。
第一回転体5よりも布送り方向手前において、
中間部を垂直軸線を中心に回動可能に機枠に支持
した略く字状の腕体18は、一端に第一回転体5
の外周面に対向して摺接可能としたローラ19を
垂直軸線を中心に回動可能に支持し、腕体18の
他端には連結棒9の移動経路上に対向配置し、連
結棒9に対し、その係止部9aとの当接により連
結棒9の布送り方向後方への移動を制限するスト
ツパ18aを設け、このストツパ18aは調節つ
まみ18bの回動または腕体18の揺動により連
結棒9の移動経路上を移動する。また、腕体18
は、ばね23により第一回転体5の外周面にロー
ラ19を常時圧接する作用力を受ける。ローラ1
9が圧接する。第一回転体5の外周上には、それ
ぞれ各コーナメスに対応して厚さの異なる調節体
20,21,22をして対応するコーナーメス1
6または14または12が前記平行線上に位置す
るときにローラ19が係合する回転角に各別に固
定してあり、調節体21,22はほぼ等しい厚さ
であり、その厚さは調節体20の厚さに対して、
△x=htanθ(h:第12図おける縫目Qと切開
部S1との巾、θ:第12図の玉縁の傾斜角)の分
だけローラ19及び腕体18を介して余分にスト
ツパー18bを布送り方向へ移動させるように厚
みを増加している。
次にこの発明の電気回路について説明する。
第5図においてOSWはミシン起動・停止操作
のための操作スイツチである。DS1は、縫目長さ
L(第11,12図)を設定するためのデジタル
スイツチ、DS2は第12図におけるθに対応する
データを設定するためのデジタルスイツチ、MC
はマイクロコンピユータであり、OSW,DS1
DS2の情報を入力して各々の作動回路DR1
DR2,AD,MDを介してステツピングモータ
STM1,STM2、エアシリンダーAC1〜4、ミシン
主軸に連結したモータMの駆動・停止制御を行
う。特にデジタルスイツチDS1の設定値は、図示
しないが針棒の駆動停止装置の制御、及びステツ
ピングモータSTM2の回動制御に対応し、ポケツ
トの傾斜角(第12図)により定まるθ(第12
図)に対応して、そのθに合致するコーナーメス
を作用位置で対向させるためのものである。その
他の制御シーケンスは例えば本出願人に係る特願
昭53−69129号明細書に詳しく記されているので、
以下では対向状態にあるコーナーメス間の巾の設
定方式について第6〜9図を援用して説明する。
今、連結棒9の係合体9aと移動体8の連結部8
aとの距離が一定値xであるとする。そして長さ
Lの縫目の玉縁を形成するとしよう。すると、エ
アシリンダーAC1を作動させて錠止機構により被
縫物搬送機構2の支枠2aと連結棒9とを係止さ
せる時期が問題となる。例えば縫製開始後長さα
だけ縫目が形成されたときにエアシリンダーAC1
をオンすれば(第7図)、長さLの縫目が形成さ
れたときに連結棒9の係合体9aと移動体8の連
結部8aとの距離はx−(L−α)である(第8
図)。第8図から分かるように、縫製終了位置か
ら、コーナメスの突出位置まで布を搬送すべき距
離Dは、縫目の長さLに拘らず一定である。ま
た、第11図から分かるように、設定すべきコー
ナーメスの幅t1、(第9図)は、t1=L−2d(dは
第11,12図に示すようにコーナーメスの巾で
ある)である。これらのことから、第8図から第
9図に至るまでに移動体8が布送り方向に移送さ
れる距離=D−(x−L+α)となり、コーナメ
ス間の初期の巾をt0とするとコーナーメス間の巾
が縫目Lに対して適正なものであるためにはD−
(x−L+α)=t1−t0=L2d−t0が充たされなく
はならない。
これからα=D+2d+t0−xとなり、すなわち
マイクロコンピユータMC(以下マイコンとする)
にはd,t0,D,xの値を定数として設定し、縫
目長さLに拘らないエアシリンダーACの作動時
期αが記憶されることになる。
逆に上式を変形すればt1=L−2d=D+L+α
+t0−x、マイコンMCによりαを一定の値とし
て設定すれば、xを変数とみて△x1=−△x、即
ちストツパー18aの位置を△xだけ左側(第1
図)にずらすと設定されるコーナーメス間の距離
が△xだけ増加する。
本発明は一実施例において、以上のような原理
を用いるものである。
次に本発明の作用を説明する。
先ず、第11図のようにコーナーメスによつて
切開部S0の両端に形成される開口縁が切開部S0
長手方向に対してほぼ垂直になるような玉縁孔を
形成する場合について説明する。第1図に示すよ
うに第一回転体5のギヤ5aと第二回転体6のギ
ヤ6aとを歯合させた状態で、縫目長さLをデジ
タルスイツチDS2に設定するとともにデジタルス
イツチDS1に「0」を設定することにより、ステ
ツピングモータSTM2は第一回転体5のコーナー
メス16と第二回転体6のコーナーメス17とを
作用位置において対向させるように回動する。す
ると第一回転体5の外周に固定した調節体20が
ローラ19に接触する。そして、連結棒9の係合
体9aと移動体8の連結部8aまでの距離が所定
の値x(第6図)になるように腕体18のつまみ
18bを回動させる。
このようにコーナーメス16,17の選択、位
置合わせが終了した後、公知のように身生地M0
を被縫物搬送装置2にセツトし、ミシンの始動ス
イツチを押せば、ステツピングモータSTM1が作
動を開始し、被縫物搬送装置2を布送り方向に移
動させる。被縫物搬送装置2が第6図の位置まで
送られたときミシンが作動して縫製が開始され、
同時にセンターメスMが作動して身生地M0、玉
布W0に直線の切開部S0を切り込む。縫目が=D
+2d+t0−xだけ形成されたときエアシリンダー
AC1が作動して錠止機構CPにより連結棒9と被
縫物搬送装置2とが係合し、(第7図)、以後連結
棒9は被縫物搬送装置2に従動するようになる。
Lの長さの縫目が形成されると、ミシンは自動
停止し、このとき、被縫物搬送装置2との従動に
より連結棒9の結合体9aと移動体8の連結部8
aとの距離がx−(L−α)に接近している。(第
8図)。この後、被縫物搬送装置2は一定距離D
(第8図)だけ布送り方向に搬送されるが、被縫
物搬送装置2がx−(L−α)だけ搬送したとき
にようやく連結棒9の係合体9aが移動体8の連
結棒8aに係合し、以後は連結棒9の係合体9a
を介して被縫物搬送装置2に移動体8が従動し、
ギヤ5a,6aの歯合が解離して第二連結体6が
布送り方向(第1図左方)へ移動する。そして、
被縫物搬送装置2が一定距離Dの移動を終了した
時点でステツピングモータSTM1が停止し、搬送
が終了する。このとき、切開部S0の布送り方向の
後端が丁度センターメス14の上方に位置してい
るが、一方被縫物搬送装置2との従動により移動
体8、即ち第二連結体6はD−(x−L+α)だ
け布送り方向に移動しているため、センターメス
15は、センターメス14とはD−(x−L+α)
+t0の距離になる。ところがマイコンMCにより
α=D+2d+t0−xと設定されていたから、上記
距離はL−2dとなつて、コーナーメス15が丁
度切開部S0の布送り方向の先端に位置することに
なる。そして、このときエアシリンダーAC2
AC3が同時に作動して第11図に示すように切開
部S0の両端にV字の切開部Y00,Y01を形成する。
この後、エアシリンダーAC4が作動するととも
に、錠止機構CPが解除され装置全体が第1図の
状態に復帰する。
次に、第12図に示すようにコーナーメスによ
つて切開部S1の両側に形成されるV字溝Y02
Y03が切開部S1の長手方向に対して傾斜している
ような玉縁孔を形成する場合について説明する。
縫目の長さは前記と同じLであるとし、デジタ
ルスイツチDS1に第10図のW1で示したポケツ
ト開孔の傾斜角に対応する所定の値を設定する
と、ステツピングモータSTM2は第一回転体5の
コーナーメス14と第二回転体のコーナーメス1
5とを作用位置において対向させるように回動す
る。すると、調節体20に代わつて第一回転体5
の外周に固定した調節体21がローラ19に接触
するが、調節体21は調節体20よりも所定分だ
け厚く形成されていることによりローラ19、腕
体を介して△x=htanθ(θは第12図に示した
もの)の分だけストツパー18aが布送り方向先
方へ押しやられて、連結棒9の係合体9aも△x
だけ左方(第1,6図)へ移動することになり、
従つて第6図における設定値xはx−△xとな
る。こうして身生地M1及び玉縁W1を被縫布搬送
装置2にセツトし、ミシンを起動させると、デジ
タルスイツチDS1の設定値に関連して第12図に
示すように一方の針棒をD1の間は駆動を停止さ
せる、という制御が行なわれ、結局出発点のずれ
た長さLの二つの縫目が形成されることになる。
以下の動作状態は第11図の玉縁を形成する場合
と同様であるため、途中を省略して第8図のよう
に縫目形成を完了した状態から説明する。
第12図の縫目も第11図の縫目も縫目の長さ
がLである、という点で等しいが、第12図の縫
目においては一方の縫目に対して他方の縫目がず
れて形成されているので全体として縫目形成完了
までの布送り量は第12図の方が長く、従つてセ
ンターメスMの切込量は第12図の玉縁の方が
htanθだけ長くなる。さて、第8図から被縫物搬
送装置2の一定量Dの搬送が終了したとき、第1
1図の玉縁孔場合ではセンターメス間の距離はD
−(x−L+)+t0であつたが、第12図玉縁孔の
場合では第一回動体5の調節体21とローラ1
9、腕体18とにより連結棒9の係合体9aと移
動体8の連結部8aとの初期状態の距離x(第6
図)を予めx−△xに設定したので、この場合結
局センターメス14,15間の距離はD−(x−
△x−L+α)+t0となる。ところがαはマイコ
ンMCにより一定の値D+2d+t0−xに設定され
ているから、この式を上式に代入してセンターメ
ス14,15間の距離はL−2d+△x=L−2d
+htanθとなることが分かり、第12図における
切開部S1の切開部S0に対する増分の△x=htanθ
が補償され、エアシリンダAC2,AC3の作動によ
り切開部S1の両端にするようなV字形の切開部
Y02,Y03が形成される。
次に、この発明の他の実施例について説明す
る。この実施例は上記の実施例とは異なりマイコ
ンMCの電気的制御によりコーナーメス間の距離
を調節するものである。即ち、第3図において、
腕体18及び調節体20,21,22を取り外
し、図示しないが第6図に示す、連結部8aとの
距離が一定距離xになるようにストツパー18a
を機枠に固定する。
そして、第7図に示す。支枠2aと連結棒9と
の結合時期をqとするとき(qは縫目形成開始後
の縫目長さを示す)、形成すべき玉縁孔の傾斜角
θに対応してq(θ)=α−htanθ(αは前記実施
例における支枠2aと連結棒9との係合時期)の
演算式に基づいて係合時期を設定するようにマイ
コンMCの記憶部に予め係合時期をまたは演算式
を記憶しておくようにプログラムする。これによ
り前記実施中で示したように、長さL、傾斜角θ
の縫目に対してコーナーメス間の距離はD−(x
−L+q(θ)+t0となるが、記憶部からのデータ
に基づいて第二回転体が移動制御されコーナーメ
ス間の距離はL−2d+htanθとなり、従つて前記
実施例と同様にコーナーメス間の巾が補正される
ことになる。
以上のように、この発明によれば、コーナメス
の選択により上下に傾斜した玉縁孔を形成するよ
うにした玉縁孔形成装置において、玉縁孔の傾斜
角θの設定に関連してカム手段またはマイクロコ
ンピユータの制御により自動的にコーナーメス間
の間隔を調節することができるので、何ら作業者
の調節操作を要することなく、傾斜したポケツト
孔に対しても中央の切開部とその両端のV字形の
切開部との切開端が一致した美麗な玉縁孔を形成
することができる。
尚、上記の両実施例では、被縫布搬送装置を錠
止手段を介して連結棒に連結することにより第二
回転体を移動させてコーナーメス間の巾を設定す
るようにしているが、例えば第二回転体移動のた
めの専用の作動手段(ステツピングモータ、サー
ボモータ、リニアモータ)を個別に設け、この作
動手段をマイコンMCの制御により作動させるこ
とによりコーナーメス間の巾を設定するようにし
てもよい。
【図面の簡単な説明】
第1,2図はこの発明に係る玉縁孔形成装置の
正面図、第3図は第一回転体及びローラ、腕体、
ストツパーの関連状態を示す図、第4図はコーナ
ーメスの位置関係を示す図、第5図は制御回路の
ブロツク図、第6〜9図は被縫物搬送の各段階を
示す図、第10図は斜めポケツト孔をもつ莫広の
図、第11図は開口縁が中央の切開部と垂直な玉
縁孔の一部断面平面図、第12図は開口縁が中央
の切開部に対して傾斜した玉縁孔の一部断面平面
図である。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 二本針をもつミシンを作動して布の身頃を横
    方向へ布送り方向に平行し且つ布送り方向との交
    又方向に離隔する二本の縫目を縫いながら両縫目
    線間に布送り方向に平行する直線を特定長さの切
    開部を切開し、 切開部の両端の外方へ開口するV字形の一対の
    コーナーメスをして身頃の横方向に対する切開部
    の傾斜角度の大きさに対応して移動距離を増大し
    て切開部の両端に対応するように布送り方向へ移
    動させ、 両コーナーメスを作動して切開部の両端にV字
    状の切欠を切開する玉縁孔の形成方法。
JP1833782A 1982-02-08 1982-02-08 玉縁孔の形成方法 Granted JPS58136805A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1833782A JPS58136805A (ja) 1982-02-08 1982-02-08 玉縁孔の形成方法

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
DE102008047324A1 (de) 2007-09-12 2009-04-23 Juki Co. Ltd. Einfassmaschine

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IT1191698B (it) * 1985-04-10 1988-03-23 Duerkoppwerke Dispositivo di cucitura per produrre aperture orlate in capi da cucire
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