JPS63146330A - X線管用回転陽極とその製造方法 - Google Patents

X線管用回転陽極とその製造方法

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JPS63146330A
JPS63146330A JP29141686A JP29141686A JPS63146330A JP S63146330 A JPS63146330 A JP S63146330A JP 29141686 A JP29141686 A JP 29141686A JP 29141686 A JP29141686 A JP 29141686A JP S63146330 A JPS63146330 A JP S63146330A
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JP
Japan
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brazing
heat storage
layer
rotating anode
ray tube
Prior art date
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Pending
Application number
JP29141686A
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English (en)
Inventor
Yukio Takabayashi
幸夫 高林
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Tokyo Tungsten Co Ltd
Original Assignee
Tokyo Tungsten Co Ltd
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Publication date
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Publication of JPS63146330A publication Critical patent/JPS63146330A/ja
Pending legal-status Critical Current

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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野コ 本発明は、X線管用回転陽極とその製造方法に関し、特
に訪負荷用のXtl管用回転陽極とその製造方法に関す
る。
[従来の技術] 一般に、X線管用回転陽極(以下、ターゲットと呼ぶ)
は、その特性として、高負荷に耐え、且つ、高融点であ
ることが要求される。そこで、従来はs Re −W 
/ M o張り合わせ材料がX線管用ターゲットとして
用いられている。さらに、ターゲットの特性を向上させ
た高負荷用のターゲットとして用いるために、ターゲッ
ト自身を大型化(大径化、厚板化)して、ターゲットの
蓄熱容量を大きくする方法が採用されている。
しかしながら、金属からなるターゲットの大型化は、一
方で、熱容量を増大させることができるものの、ターゲ
ット自身の質量をも増大させることになり、このため、
高速回転中の回転機構に種々の不都合を生じさせ、また
、定常回転数に到達するまでの時間を長くしてしまう等
の問題があった。 そこで、近年は、熱容欧が大きく、
且つ。
軽量であるグラファイトを蓄熱材として用いて。
Re−W/Mo張り合わせ材料のMo側に、蓄熱材をろ
う付けにより接合して組み合わせた構造の高負荷用のタ
ーゲットが研究されている。
一般にグラファイトと高融点金属との結合に用いられる
従来のろう材には、特開昭G1−111979号公報に
記載されるように、 T l−Cu−Ni、Ti−Cu
−S 1.T I−78Al−78A u、F e−3
G 〜45N 1−T 1,35Au−35N l−1
−3Oや、或いはMO−Co、Zr−Tl等が用いられ
ていた。
[発明が解決しようとする問題点] ところが、上述の成分からなるろう材を用いた従来の高
負荷用のX線管用のターゲットは、ろう付け工程中又は
実際に使用される高真空中の高温(1200℃)伏態に
おいては、蓄熱材とろう材との境界、即ち、ろう付け部
付近の温度が、 1000〜!200℃の高温になると
、グラファイトとろう材との境界に、ろう相成分による
金属炭化物が生成してしまう欠点がある。
すなわち、金属炭化物は、一般に硬くて脆弱であるばか
りでなく、生成時に体積変化が生じるため、Re−W/
Mo張り合わせ材料と蓄熱材との間に剥離が生じ、耐熱
性及び熱衝撃性を低減させ。
抗折力の殆どない実用に耐えないターゲットにしてしま
うという問題があった。
そこで9本発明の目的は、上記欠点に鑑み、金属炭化物
の生じない高負荷用のxi管用回転陽極を提供すること
である。
[問題点を解決するための手段] 本発明よればyMo又はMo合金層にW又はW合金層を
張り合わせて形成された張り合わせ材料と、グラファイ
トを含む蓄熱材と、前記張り合わせ材料のうちのMo又
はMo合金層と前記蓄熱材との間に介在するPdからな
るろう材とを有し。
前記張り合わせ材料と蓄熱材とは、前記ろう材を介して
接合されていることを特徴とするXs管用回転陽極が得
られる。
さらに9本発明によればl MO又はMo合金層にW又
はW合金層を張り合わせて形成された張り合わせ材料と
、グラファイトを含む蓄熱材と、Pdからなるろう材と
を準備する準備工程と、前記張り合わせ材料のうちのM
O又はMo合金層と前記蓄熱材との間に、前記ろう材を
介在させて、真空中で、荷重を加えながら加熱し、前記
ろう材を溶解させた後冷却するろう付け工程とを有する
ことを特徴とするX線管用回転陽極の製造方法が得られ
る。
即ち1本発明は、W又は、W合金(Re−W、 Th 
02− W、Ru−W、Zr 02−W等)とMO又は
Mo合金(Hf−Mo 、Zr 02−Mo 、Al2
03−Mo v Co−Mo等)とからなる張り合わせ
材料のMo側に、グラファイトを含む蓄熱材をろう付け
する場合に、そのろう材として純Pdを使用するもので
ある。これは、Pdが剥離の原因となる炭化物を生成せ
ず、また、溶融したPdはグラファイトに良く溶解し、
いわゆる混合層が形成されるため、良好な接合強度を発
揮し、一方、Mo側との濡れ性も非常に良く、均一なろ
う付けが可能だからである。しかも、Pdによるガス成
分(特に。
水素ガス)を吸収するゲッター効果が発揮されることに
より、X線管内部の微量ガス成分を吸収し。
より高j1空にするように作用して、結果的に、耐電圧
性に優れたX線管を形成することになる。
[実施例] 本発明の実施例について図面を参照して説明する。
まず、第1図に示すX線管用回転陽極(ターゲット)は
、断面台形で中空の円錐形状のMo層lと、このMo層
lの母線がなす傾斜面上に張り合わせた5%Re−W合
金層2とからなる外径125−一。
中心部厚さ8膳−の張り合わせ材料3と、この張り合わ
せ材料3のうちのMO層1の低面に、純Pdからなるろ
う材4を介して接合された外径12G+u。
厚さ15mmの高純度、高密度のグラファイトからなる
蓄熱材5とから構成されている。
次に、製造方法について、説明する。
まず、準備工程において、断面台形で中空の円錐形状の
Mo層1と5%Re−W合金層2とを張り合わせ、上述
した製品形状に成形した外径125■l。
中心部厚さ81の張り合わせ材料3と、外径120畠履
、厚さ15mmの高純度、高密度のグラフフィトからな
る蓄熱材5と、35gの粉末状又は箔伏の純Pdからな
るろう材4とを準備する。尚、張り合わせ材料3のうち
のMo層1の外周に、ろう付け時に蓄熱材5のずれを防
止するための枠6を取り付ける。
次に、ろう付け工程において、この張り合わせ材料3の
うちのMo層1の低面と蓄熱材5との間に、ろう材4を
35g  (0,3〜0.4g/cm2)挟み込み。
l Q−5Torrの高真空に維持された真空炉内に入
れる。真空炉内で、300〜500g/cs+2の荷重
をかけながら、Pdの融点(1550℃)以上の温度(
1560〜1580℃)に加熱し、ろう材であるPdを
溶融させてろう材4を形成し、5〜lO分保持する。そ
の後。
高真空を維持しながら室温まで冷却する。
ここで、このターゲットのうち、蓄熱材5をろう材4と
の境界、すなわち、ろう付け部をX線回折法により分析
したところ、剥離等の原因になる金属炭化物の生成は見
られなかった。
また、ろう付け部の接合強度を評価するために。
張り合わせ材料3と蓄熱材5との接合部、すなわち、ろ
う材4を中心に集中荷重を加える抗折試験をおこなった
。その結果、室温では、ろう付け部では破断は認められ
ず、蓄熱材5のグラファイト母材で破断が生じた。即ち
、母材よりも高い強度の接合強度が得られることを示し
ている。一方。
1200℃の高真空中における抗折試験では、ろう付け
部で破断が生じたものの、 1.3 kg/■−2の優
れた抗折力を示し、殆ど抗折力のない従来のターゲット
に比べ、優れた接合強度を有していることが認められた
[発明の効果] 以上の説明のとおり9本発明によれば、剥離の原因とな
る金属炭化物を生成せず、また、グラファイトに良く溶
解して良好な接合強度を発揮し。
一方、MO側との濡れ性も非常に良(、均一なろう付け
が可能なため、接合強度の優れたX線管用回転陽極が得
られる。さらに9本発明によれば。
ガス成分(特に、水素ガス)を吸収するゲッター効果を
有し、X線管内部の微量ガス成分を吸収し。
より高真空にするように作用する耐電圧性に優れたX線
管用回転陽極が得られる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明に係わる実施例の断面図1・・・Mo層
、2・・・Re−W合金層、3・・・張り合わせ材料、
4・・・ろう材、5・・・蓄熱材、6・・・枠。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1)Mo又はMo合金層にW又はW合金層を張り合わせ
    て形成された張り合わせ材料と、グラファイトを含む蓄
    熱材と、Pdからなるろう材とを有し、前記ろう材を、
    前記張り合わせ材料のうちのMo又はMo合金層と前記
    蓄熱材との間に介在させて、前記張り合わせ材料と蓄熱
    材とを接合したことを特徴とするX線管用回転陽極。 2)Mo又はMo合金層にW又はW合金層を張り合わせ
    て形成された張り合わせ材料と、グラファイトを含む蓄
    熱材と、Pdからなるろう材とを準備する準備工程と、
    前記張り合わせ材料のうちのMo又はMo合金層と前記
    蓄熱材との間に、前記ろう材を介在させて、真空中で、
    荷重を加えながら加熱し、前記ろう材を溶解させた後冷
    却するろう付け工程とを有することを特徴とするX線管
    用回転陽極の製造方法。
JP29141686A 1986-12-09 1986-12-09 X線管用回転陽極とその製造方法 Pending JPS63146330A (ja)

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JP29141686A JPS63146330A (ja) 1986-12-09 1986-12-09 X線管用回転陽極とその製造方法

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JP29141686A Pending JPS63146330A (ja) 1986-12-09 1986-12-09 X線管用回転陽極とその製造方法

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JP (1) JPS63146330A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6487275B1 (en) 1994-03-28 2002-11-26 Hitachi, Ltd. Anode target for X-ray tube and X-ray tube therewith

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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US6487275B1 (en) 1994-03-28 2002-11-26 Hitachi, Ltd. Anode target for X-ray tube and X-ray tube therewith

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