JPS63144019A - エンボス加工用シ−トの製造方法 - Google Patents
エンボス加工用シ−トの製造方法Info
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- JPS63144019A JPS63144019A JP28994586A JP28994586A JPS63144019A JP S63144019 A JPS63144019 A JP S63144019A JP 28994586 A JP28994586 A JP 28994586A JP 28994586 A JP28994586 A JP 28994586A JP S63144019 A JPS63144019 A JP S63144019A
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Landscapes
- Casting Or Compression Moulding Of Plastics Or The Like (AREA)
- Shaping Of Tube Ends By Bending Or Straightening (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
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Description
及更凹■刀
本発明は、ポリエステル化粧板の製造に使用するエンボ
ス加工用シートのlI!造方法に関する。 [従来の技術1 ポリエステル化粧板の製造に使用°するエンボス加工用
シートの製造方法のひとつに、エンボスロールを使用し
て熱可塑性樹脂のシートにエンボスを施す方法がある。 この方法によると、エンボス加工用シートの生産性は
悪くないが、エンボスロール自体の作成に時間と費用を
要し、コスト高となる。 従って、多品種で少量のエン
ボス加工用シートを製造するに適さない。 注型用シリコーン樹脂を使用してエンボス用原稿から型
取りする方法もある。 この方法によるときは、硬化後
の樹脂が成形時に耐久性がないため、エンボス型用原稿
から何度も型取りを行なわなければならず、原稿を損傷
するおそれがある。 注型用の樹脂は硬化に時間がかかるし、高価であるから
、コスト高となるといった難点もある。 [発明が解決しようとする問題点] 本発明の第一の目的は、上記の従来技術の欠点を改善し
、製造に要する時間が短く、高価なエンボスロールも注
型用樹脂も使用せず、コストが低順なエンボス加工用シ
ートの製造方法を提供することにある。 本発明の第二
の目的は、エンボス加工用シートを一度に多量に製造す
る場合に、原稿から直接何度も型取りをしなくて済む、
従って原稿を損傷するおそれのない、エンボス加工用シ
ートの製造方法を提供することにある。 1里り愚見
ス加工用シートのlI!造方法に関する。 [従来の技術1 ポリエステル化粧板の製造に使用°するエンボス加工用
シートの製造方法のひとつに、エンボスロールを使用し
て熱可塑性樹脂のシートにエンボスを施す方法がある。 この方法によると、エンボス加工用シートの生産性は
悪くないが、エンボスロール自体の作成に時間と費用を
要し、コスト高となる。 従って、多品種で少量のエン
ボス加工用シートを製造するに適さない。 注型用シリコーン樹脂を使用してエンボス用原稿から型
取りする方法もある。 この方法によるときは、硬化後
の樹脂が成形時に耐久性がないため、エンボス型用原稿
から何度も型取りを行なわなければならず、原稿を損傷
するおそれがある。 注型用の樹脂は硬化に時間がかかるし、高価であるから
、コスト高となるといった難点もある。 [発明が解決しようとする問題点] 本発明の第一の目的は、上記の従来技術の欠点を改善し
、製造に要する時間が短く、高価なエンボスロールも注
型用樹脂も使用せず、コストが低順なエンボス加工用シ
ートの製造方法を提供することにある。 本発明の第二
の目的は、エンボス加工用シートを一度に多量に製造す
る場合に、原稿から直接何度も型取りをしなくて済む、
従って原稿を損傷するおそれのない、エンボス加工用シ
ートの製造方法を提供することにある。 1里り愚見
本発明の第一のポリエステル化粧板エンボス加工用シー
トの製造方法は、下記の工程からなる。 A) 熱プレスにより変形しないプラスチックからなり
、表面にエンボスを有するシートを原稿とし、そのエン
ボス面に、このプラスチックシートに対し剥離性を有し
、熱プレスにより変形するプラスチックシートを重ねて
熱プレスすること、および B) 熱プレスにより変形したプラスチックシートを原
稿から剥離してエンボス加工用シートを得ること。 本発明の第二のポリエステル化粧板エンボス加工用シー
トの製造方法は、下記の工程からなる。 A) 熱プレスにより変形しないプラスチックからなり
、表面にエンボスを有するシートを原稿とし、そのエン
ボス面に、このプラスチックシートに対し剥離性を有し
、熱プレスにより変形するプラスチックシートを重ねる
か、または剥離用フィルムを介して熱硬化性樹脂の含浸
紙を重ねて熱プレスすること、 B) 熱プレスにより変形したプラスチックシートまた
は熱硬化樹脂の含浸紙を原稿から剥離して原型を作成す
ること、 C) 原型のエンボス面に熱硬化性樹脂を適用して硬化
させることにより型取りして複製用型をつくること、 D) 複製用型のエンボス面に熱プレスにより変形する
プラスチックシートを重ねて熱プレスすること、および E) 熱プレスにより変形したプラスチックシートを複
製用型から剥離してエンボス加工用シートを得ること。 原稿にするプラスチックシートは、常用の熱エンボス■
により表面にエンボス加工を施したものをはじめとする
既存の製品であって、熱プレスにより変形しないプラス
チックを材料とするものを使用すればよい。 たとえば
、ポリ塩化ビニルのダブリングエンボス化粧シートをそ
のまま原稿として使用することが可能であり、特別の表
面処理は不要である。 プラスチックシートの原稿に対し剥離性を有し、熱プレ
スにより変形するプラスチックシートは、ポリエステル
化粧板を構成する不飽和ポリエステル樹脂に対しても、
剥離性を有しなければならないことはもちろんである。 代表的なものは、ビニロン、テトロン、フッ素樹脂、
セルロースなどの単層シートである。 また、これらの
シートの裏面に、ポリ塩化ビニル、ポリエチレン、ポリ
プロピレンなどの低軟化点のシートをラミネートした複
層シートを使用することができる。 原型および複製用型を製造する場合には使用する熱硬化
性樹脂の含浸紙としては、坪量50〜200g/mのク
ラフト紙に、ジアリルフタレート樹脂、フェノール樹脂
、メラミン樹脂、エポキシ樹脂などの熱硬化性樹脂を含
浸させたものを数枚重ねて使用する。 熱プレスの条件は、使用する原稿やこれに重ねるプラス
チックシートの熱容量や熟成形温度によって異なるので
一層には言えないが、温度120〜150℃、圧力10
〜20KI/cri、時間5〜20分間が好適でおる。 プレスの熱のかけかたとしては、いわゆるホット・ホ
ット、ホット・コールドのいずれでもよいが、エンボス
の戻りが少ない点でホット・コールドが望ましい。 複製用型の材料としては、取り扱いが容易でおり、複製
時に体積の収縮が小さく、熱プレス時に耐熱性が高い点
で、熱硬化性樹脂、とくに無溶剤型の熱硬化性樹脂を使
用するか、または前記した熱硬化性樹脂の含浸紙を使用
することが好ましい。 無溶剤型の熱硬化性樹脂の例としては、不飽和ポリエス
テル、ポリウレタン、エポキシなどの樹脂がある。 寸
法精度および強度を向上させるために、これらの樹脂に
シリカ、水酸化アルミニウム、鉄粉などの充填剤を混合
してもよい。 複製用型は、上記の樹脂単独で形成してもよいが、合板
、ハードボード、アルミニウム板、フェノール樹脂積層
板、メラミン樹脂積層板などの基板を裏打ちして形成す
ると、型の耐久性が向上し、かつ複製用の材料の使用量
が減少するので好ましい。 [作 用] 本発明の第一のエンボス加工用シートの製造方法におい
ては、熱プレスにより変形しないプラスチックからなり
、表面に凹型のエンボスを有するシート状原稿のエンボ
ス面に、このプラスチックシートに対して剥離性を有し
、熱プレスにより変形するプラスチックシートを重ねて
熱プレスすることにより、凸型のエンボスを有するプラ
スチックシートを形成し、これを凹型の原稿から剥離し
て、凸型のエンボス加工用シートを得る。 本発明の第二のエンボス加工用シートの製造方法におい
ては、上記と同様の凹型の原稿のエンボス面に、上記と
同様のプラスチックシートを重ねるか、または剥離用フ
ィルムを介して熱硬化性樹脂の含浸紙を重ねて熱プレス
することにより、凸型のエンボスを有するシートを形成
し、これを凹型原稿から剥離して凸型の原型をつくる。 ついで、この原型のエンボス面に熱硬化性樹脂を適用し
て硬化させることにより型取りして、凹型の複製用型を
つくる。 続いてこの複製用型のエンボス面に熱プレスにより変形
するプラスチックシートを重ねて熱プレスすることによ
り、凸型のエンボスを有するプラスチックシートを形成
し、これを凹型の復製用型から剥離して、凸型のエンボ
ス加工用シートを得る。 第二の製造方法によれば、エ
ンボス加工用シートを一度に多量に製造する場合にも複
製用型を使えば原稿から直接何度も型取りしなくてよい
。 1nられたエンボス加工用シートを使用して、常用の湿
式ポリエステル成形を行なえば、原稿の表面のエンボス
を忠実に再現している、意匠性の高いポリエステル化粧
板が得られる。 たとえば、原稿として既存のポリ塩化
ビニルのダブリングエンボス化粧シートを用いてエンボ
ス加工用シートをつくり、これを使用して湿式ポリエス
テル成形を行なえば、ポリ塩化ビニルのダブリングエン
ボス化粧シートと同様の意匠性の高い表面をもったポリ
エステル化粧板を1qることができる。 これにより、
家具、建材などの製品において、使用素材が異なる部分
においても違和感の少ない製品を製造することが可能と
なる。 ポリエステル化粧板のエンボス表面に着色インキを適用
してワイピングを行ない、その表面をサンディングし、
その上に上塗り塗料層を設けた場合、゛ワイピング化粧
シートと同等の一層意匠性が高いものとなる。 [実施例1] 厚さ25μのビニロンフィルムと、厚さ200μのポリ
塩化ビニルシートとをラミネートしてなる積層シートを
用意した。 既存の木目導管病を凹状のエンボスとして有する、厚さ
200μのポリ塩化ビニルのダブリングエンボスシート
を、原稿として使用し、そのエンボス面に積層シートの
ビニロン面を重ねて、温度130℃、圧力20Kg/を
浦、時間10分間の条件で熱プレスした後、温度30℃
まで冷却し、原稿から積層シートを剥離してエンボス加
工用シートを得た。 得られたエンボス加工用シートを使用して湿式ポリエス
テル成形を行なったところ、原稿の表面のエンボスを忠
実に再現しているポリエステル化粧板が得られた。 [実施例2] 原型として、実施例1と同様にして形成したエンボス加
工用シートを用意した。 厚さ9mの中密度繊維板(MDF)rスターウッド」
(北進合板)上に黒色チタン紙を接着剤で貼り合わせ、
その上に不飽和ポリエステル樹脂100重量部「ニスタ
ーD−117BJ (三井東圧)と硬化触媒1重量部
「パーメックNJ (日本油脂)とを配合した樹脂を
塗布した。 この塗布面上に、上記の原型のエンボス面を重ねて常温
で12時間放置して硬化させた後、原型を剥離して複製
用型をつくった。 この複製用型のエンボス面に、実施例1で用いたものと
同じ積層シートのビニロン面を重ねて、温度130℃、
圧力15Kg/cd、時間10分間の条件で加熱加圧し
た後、温度30’Cまで冷却し、複製用型から積層シー
トを剥離してエンボス加工用シートを得た。 このエンボス加工用シートは、湿式ポリエステル成形に
使用して、実施例1と同様の性能を示した。 [実施例3] 坪ff11409/mのクラフト紙にフェノール樹脂を
50%含浸して乾燥した含浸紙を、3枚ラミネートして
積層含浸紙を用意した。 実施例1と同じ原稿のエンボス面に、厚さ20μのポリ
プロピレンの剥離用フィルムを介して上記の積層含浸紙
を重ねて、実施例1と同様の条件で熱プレスし、温度3
0℃まで冷却したのち、原稿から積層含浸紙を剥離して
原型を得た。 この原型のエンボス面に、上記と同じ剥離用フィルムを
介して、上記と同じ積層含浸紙を重ね、実施例1と同じ
条件の熱プレスにより複製用型をつくった。 この複製用型のエンボス面に、実施例1と同じ積層シー
トのビニロン面を重ねて、実施例2と同じ条件で熱プレ
スして、エンボス加工用シートを得た。 得られたエンボス加工用シート使用した湿式ポリエステ
ル成形の結果は、実施例2と同じであった。 次に、ポリエステル化粧板のエンボス表面に二液硬化型
ウレタン樹脂系着色インキを適用して、ロールコータ−
法でワイピングを行ない、その表面を#400のサンド
ペーパーでサンディングした上から、ウレタン樹脂系の
透明塗料をスプレー塗布した。 ポリエステル化粧板製品は、ワイピング化粧シートと同
等の、意匠性が高いものであった。 発明の効果 本発明の第一のエンボス加工用シートの製造方法に従え
ば、エンボス加工用シートの製造に要する時間が短く、
エンボスロールを使用せず、注型用樹脂も不要であって
、コストが低順となる。 本発明の第二のエンボス加工用シートの製造方法に従え
ば、エンボス加工用シートを一度に多聞に製造する場合
に、原稿から直接何度も型取りをしなくてもすみ、原稿
を損傷することがない。
トの製造方法は、下記の工程からなる。 A) 熱プレスにより変形しないプラスチックからなり
、表面にエンボスを有するシートを原稿とし、そのエン
ボス面に、このプラスチックシートに対し剥離性を有し
、熱プレスにより変形するプラスチックシートを重ねて
熱プレスすること、および B) 熱プレスにより変形したプラスチックシートを原
稿から剥離してエンボス加工用シートを得ること。 本発明の第二のポリエステル化粧板エンボス加工用シー
トの製造方法は、下記の工程からなる。 A) 熱プレスにより変形しないプラスチックからなり
、表面にエンボスを有するシートを原稿とし、そのエン
ボス面に、このプラスチックシートに対し剥離性を有し
、熱プレスにより変形するプラスチックシートを重ねる
か、または剥離用フィルムを介して熱硬化性樹脂の含浸
紙を重ねて熱プレスすること、 B) 熱プレスにより変形したプラスチックシートまた
は熱硬化樹脂の含浸紙を原稿から剥離して原型を作成す
ること、 C) 原型のエンボス面に熱硬化性樹脂を適用して硬化
させることにより型取りして複製用型をつくること、 D) 複製用型のエンボス面に熱プレスにより変形する
プラスチックシートを重ねて熱プレスすること、および E) 熱プレスにより変形したプラスチックシートを複
製用型から剥離してエンボス加工用シートを得ること。 原稿にするプラスチックシートは、常用の熱エンボス■
により表面にエンボス加工を施したものをはじめとする
既存の製品であって、熱プレスにより変形しないプラス
チックを材料とするものを使用すればよい。 たとえば
、ポリ塩化ビニルのダブリングエンボス化粧シートをそ
のまま原稿として使用することが可能であり、特別の表
面処理は不要である。 プラスチックシートの原稿に対し剥離性を有し、熱プレ
スにより変形するプラスチックシートは、ポリエステル
化粧板を構成する不飽和ポリエステル樹脂に対しても、
剥離性を有しなければならないことはもちろんである。 代表的なものは、ビニロン、テトロン、フッ素樹脂、
セルロースなどの単層シートである。 また、これらの
シートの裏面に、ポリ塩化ビニル、ポリエチレン、ポリ
プロピレンなどの低軟化点のシートをラミネートした複
層シートを使用することができる。 原型および複製用型を製造する場合には使用する熱硬化
性樹脂の含浸紙としては、坪量50〜200g/mのク
ラフト紙に、ジアリルフタレート樹脂、フェノール樹脂
、メラミン樹脂、エポキシ樹脂などの熱硬化性樹脂を含
浸させたものを数枚重ねて使用する。 熱プレスの条件は、使用する原稿やこれに重ねるプラス
チックシートの熱容量や熟成形温度によって異なるので
一層には言えないが、温度120〜150℃、圧力10
〜20KI/cri、時間5〜20分間が好適でおる。 プレスの熱のかけかたとしては、いわゆるホット・ホ
ット、ホット・コールドのいずれでもよいが、エンボス
の戻りが少ない点でホット・コールドが望ましい。 複製用型の材料としては、取り扱いが容易でおり、複製
時に体積の収縮が小さく、熱プレス時に耐熱性が高い点
で、熱硬化性樹脂、とくに無溶剤型の熱硬化性樹脂を使
用するか、または前記した熱硬化性樹脂の含浸紙を使用
することが好ましい。 無溶剤型の熱硬化性樹脂の例としては、不飽和ポリエス
テル、ポリウレタン、エポキシなどの樹脂がある。 寸
法精度および強度を向上させるために、これらの樹脂に
シリカ、水酸化アルミニウム、鉄粉などの充填剤を混合
してもよい。 複製用型は、上記の樹脂単独で形成してもよいが、合板
、ハードボード、アルミニウム板、フェノール樹脂積層
板、メラミン樹脂積層板などの基板を裏打ちして形成す
ると、型の耐久性が向上し、かつ複製用の材料の使用量
が減少するので好ましい。 [作 用] 本発明の第一のエンボス加工用シートの製造方法におい
ては、熱プレスにより変形しないプラスチックからなり
、表面に凹型のエンボスを有するシート状原稿のエンボ
ス面に、このプラスチックシートに対して剥離性を有し
、熱プレスにより変形するプラスチックシートを重ねて
熱プレスすることにより、凸型のエンボスを有するプラ
スチックシートを形成し、これを凹型の原稿から剥離し
て、凸型のエンボス加工用シートを得る。 本発明の第二のエンボス加工用シートの製造方法におい
ては、上記と同様の凹型の原稿のエンボス面に、上記と
同様のプラスチックシートを重ねるか、または剥離用フ
ィルムを介して熱硬化性樹脂の含浸紙を重ねて熱プレス
することにより、凸型のエンボスを有するシートを形成
し、これを凹型原稿から剥離して凸型の原型をつくる。 ついで、この原型のエンボス面に熱硬化性樹脂を適用し
て硬化させることにより型取りして、凹型の複製用型を
つくる。 続いてこの複製用型のエンボス面に熱プレスにより変形
するプラスチックシートを重ねて熱プレスすることによ
り、凸型のエンボスを有するプラスチックシートを形成
し、これを凹型の復製用型から剥離して、凸型のエンボ
ス加工用シートを得る。 第二の製造方法によれば、エ
ンボス加工用シートを一度に多量に製造する場合にも複
製用型を使えば原稿から直接何度も型取りしなくてよい
。 1nられたエンボス加工用シートを使用して、常用の湿
式ポリエステル成形を行なえば、原稿の表面のエンボス
を忠実に再現している、意匠性の高いポリエステル化粧
板が得られる。 たとえば、原稿として既存のポリ塩化
ビニルのダブリングエンボス化粧シートを用いてエンボ
ス加工用シートをつくり、これを使用して湿式ポリエス
テル成形を行なえば、ポリ塩化ビニルのダブリングエン
ボス化粧シートと同様の意匠性の高い表面をもったポリ
エステル化粧板を1qることができる。 これにより、
家具、建材などの製品において、使用素材が異なる部分
においても違和感の少ない製品を製造することが可能と
なる。 ポリエステル化粧板のエンボス表面に着色インキを適用
してワイピングを行ない、その表面をサンディングし、
その上に上塗り塗料層を設けた場合、゛ワイピング化粧
シートと同等の一層意匠性が高いものとなる。 [実施例1] 厚さ25μのビニロンフィルムと、厚さ200μのポリ
塩化ビニルシートとをラミネートしてなる積層シートを
用意した。 既存の木目導管病を凹状のエンボスとして有する、厚さ
200μのポリ塩化ビニルのダブリングエンボスシート
を、原稿として使用し、そのエンボス面に積層シートの
ビニロン面を重ねて、温度130℃、圧力20Kg/を
浦、時間10分間の条件で熱プレスした後、温度30℃
まで冷却し、原稿から積層シートを剥離してエンボス加
工用シートを得た。 得られたエンボス加工用シートを使用して湿式ポリエス
テル成形を行なったところ、原稿の表面のエンボスを忠
実に再現しているポリエステル化粧板が得られた。 [実施例2] 原型として、実施例1と同様にして形成したエンボス加
工用シートを用意した。 厚さ9mの中密度繊維板(MDF)rスターウッド」
(北進合板)上に黒色チタン紙を接着剤で貼り合わせ、
その上に不飽和ポリエステル樹脂100重量部「ニスタ
ーD−117BJ (三井東圧)と硬化触媒1重量部
「パーメックNJ (日本油脂)とを配合した樹脂を
塗布した。 この塗布面上に、上記の原型のエンボス面を重ねて常温
で12時間放置して硬化させた後、原型を剥離して複製
用型をつくった。 この複製用型のエンボス面に、実施例1で用いたものと
同じ積層シートのビニロン面を重ねて、温度130℃、
圧力15Kg/cd、時間10分間の条件で加熱加圧し
た後、温度30’Cまで冷却し、複製用型から積層シー
トを剥離してエンボス加工用シートを得た。 このエンボス加工用シートは、湿式ポリエステル成形に
使用して、実施例1と同様の性能を示した。 [実施例3] 坪ff11409/mのクラフト紙にフェノール樹脂を
50%含浸して乾燥した含浸紙を、3枚ラミネートして
積層含浸紙を用意した。 実施例1と同じ原稿のエンボス面に、厚さ20μのポリ
プロピレンの剥離用フィルムを介して上記の積層含浸紙
を重ねて、実施例1と同様の条件で熱プレスし、温度3
0℃まで冷却したのち、原稿から積層含浸紙を剥離して
原型を得た。 この原型のエンボス面に、上記と同じ剥離用フィルムを
介して、上記と同じ積層含浸紙を重ね、実施例1と同じ
条件の熱プレスにより複製用型をつくった。 この複製用型のエンボス面に、実施例1と同じ積層シー
トのビニロン面を重ねて、実施例2と同じ条件で熱プレ
スして、エンボス加工用シートを得た。 得られたエンボス加工用シート使用した湿式ポリエステ
ル成形の結果は、実施例2と同じであった。 次に、ポリエステル化粧板のエンボス表面に二液硬化型
ウレタン樹脂系着色インキを適用して、ロールコータ−
法でワイピングを行ない、その表面を#400のサンド
ペーパーでサンディングした上から、ウレタン樹脂系の
透明塗料をスプレー塗布した。 ポリエステル化粧板製品は、ワイピング化粧シートと同
等の、意匠性が高いものであった。 発明の効果 本発明の第一のエンボス加工用シートの製造方法に従え
ば、エンボス加工用シートの製造に要する時間が短く、
エンボスロールを使用せず、注型用樹脂も不要であって
、コストが低順となる。 本発明の第二のエンボス加工用シートの製造方法に従え
ば、エンボス加工用シートを一度に多聞に製造する場合
に、原稿から直接何度も型取りをしなくてもすみ、原稿
を損傷することがない。
Claims (2)
- (1)下記の工程からなるポリエステル化粧板エンボス
加工用シートの製造方法 A)熱プレスにより変形しないプラスチックからなり、
表面にエンボスを有するシートを原稿とし、そのエンボ
ス面にこのプラスチックシートに対し剥離性を有し、熱
プレスにより変形するプラスチックシートを重ねて熱プ
レスすること、および B)熱プレスにより変形したプラスチックシートを原稿
から剥離してエンボス加工用シートを得ること。 - (2)下記の工程からなるポリエステル化粧板エンボス
加工用シートの製造方法 A)熱プレスにより変形しないプラスチックからなり、
表面にエンボスを有するシートを原稿とし、そのエンボ
ス面に、このプラスチックシートに対し剥離性を有し、
熱プレスにより変形するプラスチックシートを重ねるか
、または剥離用フィルムを介して熱硬化性樹脂の含浸紙
を重ねて熱プレスすること、 B)熱プレスにより変形したプラスチックシートまたは
熱硬化樹脂の含浸紙を原稿から剥離して原型を作成する
こと、 C)原型のエンボス面に熱硬化性樹脂を適用して硬化さ
せることにより型取りして複製用型をつくること、 D)複製用型のエンボス面に熱プレスにより変形するプ
ラスチックシートを重ねて熱プレスすること、および E)熱プレスにより変形したプラスチックシートを複製
用型から剥離してエンボス加工用シートを得ること。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP28994586A JPS63144019A (ja) | 1986-12-05 | 1986-12-05 | エンボス加工用シ−トの製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP28994586A JPS63144019A (ja) | 1986-12-05 | 1986-12-05 | エンボス加工用シ−トの製造方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS63144019A true JPS63144019A (ja) | 1988-06-16 |
Family
ID=17749768
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP28994586A Pending JPS63144019A (ja) | 1986-12-05 | 1986-12-05 | エンボス加工用シ−トの製造方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS63144019A (ja) |
-
1986
- 1986-12-05 JP JP28994586A patent/JPS63144019A/ja active Pending
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