JPS63138682A

JPS63138682A - 電気調理器

Info

Publication number: JPS63138682A
Application number: JP28316886A
Authority: JP
Inventors: 勝川邉; 雅文石川; 靖彦田中
Original assignee: Matsushita Electric Industrial Co Ltd
Current assignee: Panasonic Holdings Corp
Priority date: 1986-11-29
Filing date: 1986-11-29
Publication date: 1988-06-10
Also published as: JPH0559558B2

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】（産業上の利用分野）本発明は、一般家庭において使用する電気調理器に関す
るものである。

（従来の技術）近年、電気ホットプレートでは、調理面全面を加熱する
か調理面の一部（たとえば半面）を加熱するか選択して
使用できるようになっているものが販売され、大変重宝
がられている。調理面全面を加熱する第１のヒータと、
調理面の一部を加熱する第２のヒータの２本のヒータを
備えた構成となっているわけであるが、調理面の一部を
加熱する第２のヒータの消費電力は、たとえば、半面を
加熱するとしても、第１のヒータの半分ですむわけでな
く、半分よりかなり大きな消費電力を有するヒータでな
いと十分加熱ができない。

（発明が解決しようとする問題点）上記構成の電気ホットプレートでは、調理面の一部（た
とえば半面）の加熱を選択して加熱をスタートすると、
第２のヒータの調理面の単位面積当りの消費電力が第１
のヒータのそれに比べてかなり大きく、加熱後初めてヒ
ータへの通電が停止する迄の間は、いわゆる温度のオー
バーシュートのため、調理面の温度が上がり過ぎ、調理
に支障がある場合があると共に、調理面の表面処理（弗
素コート）の寿命が短くなる等の不具合点があった。

本発明の目的は、従来の欠点を解消し、調理面の温度の
オーバーシュートが少なく、＠度の上がり過ぎによる調
理への支障や、調理面の表面処理の寿命の劣化が防げる
電気調理器を提供することである。

（問題点を解決するための手段）上記問題点を解決するため、本発明の電気調理器は、使
用者が設定した温度より所定値だけ低い温度に設定する
設定変換手段と、この設定変換手段と調理面の温度を検
知し出力する温度検知手段との出力を比較する第２の比
較手段を設け、調理面の一部を加熱する第２のヒータが
選択使用される場合には、調理面の加熱を開始するスタ
ートスイッチが押された後は、前記第２の比較手段の出
力を見ながら前記設定変換手段で設定された温度までは
調理面全面を加熱する第１のヒータを通電し、その後は
前記第２のヒータに通停電し、調理面を使用者の所望の
温度に調節する負荷通電手段を備えた構成としたもので
ある。

（作　用）上記構成によれば、使用者が設定した温度より所定値だ
け低い温度まで第１のヒータで調理面が加熱されたのち
、第２のヒータに切り換えられて加熱されるため、加熱
開始時から引き続いて第２のヒータで加熱された場合よ
り調理面の温度のオーバーシュートが小さくなり、温度
の上がり過ぎによる調理への支障や調理面の表面処理の
寿命の劣化が防止できる。

（実施例）本発明の一実施例を第１図および第２図に基づいて説明
する。

第１図は本発明の電気調理器のブロック図である。同図
において、１は調理面の温度を検知し出力する温度検知
手段である。２は使用者が調理面の温度を所望の温度に
設定する温度設定手段であり、この温度より所定値だけ
低い温度に設定するのが設定変換手段３である。４は第
１の比較手段で、温度検知手段１と温度設定手段２の出
力を入力し比較出力する。５は第２の比較手段で、温度
検知手段１と設定変換手段３の出力番人力し比較する。

６はスタートスイッチで、これが押されると調理面の加
熱が開始される。７はヒータ選択手段で、使用者が調理
面全面を加熱するための第１のヒータ８か、または調理
面の一部を加熱するための第２のヒータ９のいずれを通
電したいか選択する。１０は負荷通電手段で、ヒータ選
択手段７で第２のヒータ９が選択されている場合には、
スタートスイッチ６が押されると、第２の比較手段５の
出力を入力とし、設定変換手段３で設定された温度に調
理面の温度が到達するまでは第１のヒータ８に通電し、
そののちは第１の比較手段４の出力を入力とし、第２の
ヒータ９を通停電し、調理面の温度を温度設定手段２で
設定された温度に保つよう温度調節をする。すなわち、
使用者が設定した温度より所定値だけ低い温度まで調理
面全面を加熱し、そののち一部を加熱するわけで、これ
により加熱開始時より調理面の一部だけを加熱し続ける
より、調理面の温度の立上り時のオーバーシュートが小
さくできるわけである。なお、ヒータ選択手段７で第１
のヒータ８が選択されている場合は、すべて第１の比較
手段４の出力を入力とし、第１のヒータ８の通停電で調
理面の温度調節を行なう。

第２図は本発明の電気調理器の回路図である。

同図において、１１は商用電源で、その両端にリレー接
点１２ａと第１のヒータ８の直列回路、およびリレー接
点１３ａと第２のヒータ９の直列回路が並列に接続され
ている。また、抵抗器１４．ダイオード１５．コンデン
サ１６も直列に接続され、コンデンサ１６の両端に抵抗
器１７と定電圧ダイオード１８が直列に接続され、定電
圧ダイオード１８の両端が後述の回路の直流電源となっ
ている。１９はサーミスタで調理器の調理面の温度を検
知する。サーミスタ１９に抵抗器２０が直列に接続され
、分圧点がオペアンプ２１．２２の十人力に接続されて
いる。オペアンプ２１の一人力には２連の可変抵抗器２
３と抵抗器２４との分圧が、オペアンプ２２の一人力に
は可変抵抗器２３と抵抗器２５の分圧が接続されている
。使用者は可変抵抗器２３により温度を設定し、その設
定温度がオペアンプ２１で、その設定温度より所定値低
い温度がオペアンプ２２で検出され、マイクロコンピュ
ータ（以下マイコンと略す）２６に入力されている。（
サーミスタ１９がＮＴＣの場合、オペアンプ２１の一人
力の電圧がオペアンプ２２の一人力の電圧より高く設定
されているわけである。）ヒータ選択スイッチ２７は抵
抗器２８と、また通電開始スイッチ２９は抵抗器３０と
それぞれ接続され、マイコン２６に入力されている。マ
イコン２６はこれらの入力に応じて、トランジスタ３１
．３２を駆動し、リレーコイル１２ｂ、１３ｂに通停電
させ、リレー接点１２ａ、１３ａをＯＮ、０ＦＦＬ、ヒ
ータ８，９に通停電させる。

本発明では、ヒータ選択スイッチ２７が調理面の一部を
加熱する第２のヒータ９側（たとえば、図示した通りの
側）になっていて、通電開始スイッチ２９がＯＮされる
と、まずマイコン２６がトランジスタ３１を駆動し、リ
レーコイル１２ｂに電流を流し、リレー接点１２ａをＯ
Ｎさせ、第１のヒータ８に通電する。使用者が設定した
温度より所定値だけ低い温度まではマイコン２６はオペ
アンプ２２の出力を監視する。温度が上昇し、オペアン
プ２２の出力が反転すると、マイコン２６はトランジス
タ３１の駆動を止め、トランジスタ３２を駆動し、第１
のヒータ８の通電を停止し、第２のヒータ９の通電を開
始する。同時に今度は、オペアンプ２１の出力を監視す
る。以後は温度が上昇し、オペアンプ２１の出力が反転
すると、第２のヒータ９の通電を停止し、また温度が下
降してオペアンプ２１の出力が再度反転すると、第２の
ヒータ９に通電し、調理面の温度を調節する。なお、こ
のとき、通電開始スイッチ２９は一度押されると２回目
以降は押されても受は付けないようになっている。使用
者が使用後コンセントを抜き、商用電源１１がなくなり
、直流電源もなくなるとマイコン２６がリセットされ（
図示せず）、再度商用電源が与えられると通電開始スイ
ッチ２９が受は付けられるようになる。

（発明の効果）本発明によれば、調理面の一部を加熱する第２のヒータ
が選択使用された場合でも、設定温度より所定値だけ低
い温度まで調理面全面を加熱する第１のヒータが通゛亀
され、そののち第２のヒータの通電による温度調節に移
るため、調理面の温度の立上り時のオーバーシュートが
小さくなり、従来の調理面の温度が高くなり過ぎること
による不具合や、調理面の表面処理の劣化も防ぐことが
でき、その実用上の効果は極めて大である。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の一実施例による電気調理器のブロック
図、第２図は同回路図である。１・・・温度検知手段、　　２・・・温度設定手段。３・・・設定変換手段、　４・・第１の比較手段。５・・・第２の比較手段、　６・・・スタートスイッチ
、　７・・・ヒータ選択手段、　８・・・第１のヒータ
、　　９・・・第２のヒータ、　１０・・負荷通電手段
、　１１・・・商用電源、　１２ａ。１３ａ・・・リレー接点−１２ｂ、１３ｂ・・・リレー
コイル、　１４．１７．２０．２４．２５．２８．３０
・・・抵抗器、　１５．１８・・・ダイオード、１６・
・コンデンサ、１９・・・サーミスタ、　２１．２２・
・・オペアンプ、２３・・・可変抵抗器、２６・・・マ
イコン、　２７・・・ヒータ選択スイッチ、２９・・・
通電開始スイッチ、　３１．３２・・・トランジスタ。特許出願人　松下電器産業株式会社 −で　ζ−゛第　　１　　図第２図

Claims

【特許請求の範囲】

調理面全面を加熱するための第１のヒータと、前記調理
面の一部を加熱するための第２のヒータと、前記調理面
の温度を検知する温度検知手段と、使用者が、前記調理
面の温度を所望の温度に設定するための温度設定手段と
、前記所望の温度より所定値だけ低い温度に設定する設
定変換手段と、前記温度検知手段と温度設定手段の出力
を比較して出力する第１の比較手段と、前記温度検知手
段と設定変換手段の出力を比較して出力する第２の比較
手段と、使用者が前記第１および第２のヒータのいずれ
に通電したいかを選択するヒータ選択手段と、調理面の
加熱を開始するスタートスイッチと、前記ヒータ選択手
段により第２のヒータが選択されている場合に、前記ス
タートスイッチが押されたのちは、前記第２の比較手段
の出力を入力とし、前記設定変換手段により設定された
温度まで、前記第１のヒータに通電し、そののちは、前
記第１の比較手段により前記第２のヒータに通停電し、
調理面の温度調節をする負荷通電手段とを備えたことを
特徴とする電気調理器。