JPS63137518A - パイプ曲げ成型方法及びその装置 - Google Patents

パイプ曲げ成型方法及びその装置

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JPS63137518A
JPS63137518A JP28282686A JP28282686A JPS63137518A JP S63137518 A JPS63137518 A JP S63137518A JP 28282686 A JP28282686 A JP 28282686A JP 28282686 A JP28282686 A JP 28282686A JP S63137518 A JPS63137518 A JP S63137518A
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pipe
bending
die
pressure
holding
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JP28282686A
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Katsuteru Araki
勝輝 荒木
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  • Bending Of Plates, Rods, And Pipes (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本願はパイプ曲げ成型方法及びその装置に係わり、更に
詳しくは雌金型にパイプを装着させこのパイプの中に充
填物を入れ、この両端より心金を挿着し、而も上記パイ
プの左右一対の上半分に圧力型を取着させると共に上記
パイプの左右一対の下半分にしわ押え型を取着させ且つ
上記強制金型の加圧工程中に上記心金、圧力型、しわ押
え型が雌金型を中心にして左右に一体的に開きながらパ
イプを曲げ、最終的には雌金型に対応する強制金型によ
りパイプを成型するようにしたパイプ曲げ成型方法及び
その装置に関する。
[従来の技術] 周知のように金属加工分野ではパイプ曲げ加工が広く行
なわれている0例えば90°に曲げ加工をする場合45
°づつ一方と他方を順次曲げる。この時曲げ加工すべき
パイプに自由に曲げることのできる自在心金例えばスプ
リング等の自在心金を挿着して、パイプの一方を固定し
て他方を引張っりながら曲げ加工をする。この時上記パ
イプは金型に接面する下半分とパイプの中に挿着された
自在心金のみによって押えられている。この場合成型加
工されたパイプ各部の肉厚の増肉が要求されているので
、パイプ自体の材質、肉厚、口径等に合わせて而もパイ
プの内外の増肉減肉の度合をみながら成型条件等を調節
することによって実施されている。
[発明が解決しようとする問題点] 上記従来技術によればパイプの曲げ加工できる良い面を
有するも、次の点に於いて幾つかの解決すべき点を有し
ている。
即ち■曲げ加工に際してパイプの内外の肉厚の増肉、減
肉をみながら成型条件を調節しなければならず、而も一
方、他方と順次曲げなければならないので能率が悪い。
■曲げ加工されたパイプの内外の肉厚が不均肉になり易
い、なぜならば曲げられるべきパイプの内外が曲げ局面
に於いて一様に拘束されていないので即ちパイプの下半
分は金型と自在心金によって拘束されているけれども上
半分は自在心金だけなので、伸縮のない中立面が内側つ
まり圧縮側に移動し易いので内側の肉厚が増肉され、外
側の肉厚が減肉される為である。
■曲げ工程中曲げ加工されるパイプの外側が拘束されて
いないので2部分的にひずみが生じた時にそのひずみを
整形することができず成型加工後にも残ってしまう。
従って本願の第1、第2の発明の目的は、■パイプの曲
げ加工をする時に一方、他方を順次曲げるのではなく、
同時に両方を等しい力で曲げ加工をすることができ従っ
て能率良く加工できるパイプ曲げ方法及びその手段を提
供するにある。
■曲げるべきパイプの各部の肉厚を等しくさせ易いパイ
プの曲げ成型方法及びその装置を提供するにある。即ち
パイプの内外を曲げの局面に於いて全周拘束することが
できるのでパイプの内外の肉厚を均一にし易いパイプ曲
げ成型方法及びその手段を提供するにある。
■曲げ工程中に部分的にひずみが生じた場合には最後の
強制金型による成型工程によりそのひずみを整形するこ
とが可能なパイプ曲げ成型方法及びその手段を提供する
にある。
本願の第3の発明の目的は、 ■上記■、■、■の目的を可能にしつつ同一品質のもの
を量産することができると共に製造コストを下げること
のできるパイプ曲げ成型装置を提供するにある。
[問題点を解決する為の手段] 本発明は上記目的を達成する為に次の技術手段を有する
。即ち、実施例に対応する添付図面に使用した符号を用
いて説明すると本願の第1の発明は雌金型3の周面10
上に弧状に形成された半円溝11状内の弧状の中心に曲
げられるべき目的物であるパイプ12をセットし、上記
パイプ12の左右両端各々から挿着した心金39を両方
から各々加圧保持し、更に曲げ加工されるべきパイプ1
2の上半分の左右界々を半円状に収容できるように形成
した圧力型46でパイプ12左右の上半分を加圧保持し
、且つ上記パイプ12の下半分の左右界々を半円状に収
容できるように形成したしわ押え型49で同様にパイプ
12左右の下半分を加圧保持し、これらの加圧保持状態
に於いて左右ρ心金39、圧力型48、しわ押え型49
を上記雌金型3の半円溝11の弧状の半円の中心となる
所を回転中心として、一体として順次上記雌金型3の弧
状の半円溝11の弧状の度合に応じて左右の曲げ方向へ
開き、その開きに従ってパイプ12を両端に於いて順次
向げるも、その曲げ工程中の今曲げられているパイプ1
2の局部に、常時曲げ局部の点を基準として接線方向に
位置する心金、圧力型、しわ押え型により全周拘束しな
がら順次向げることを特徴とするパイプ曲げ成型方法で
ある。
そして本願第2の発明は、半円溝11が弧状に形成され
た雌金型3と、この雌金型3に対応する半円溝11が弧
状に形成された強制金型4より成ると共に上記雌金型3
の半円溝11にセットされた曲げるべきパイプ12の内
部に収容された充填物48を中にしてこの両端から加圧
保持する為の心金39を有し、更に上記パイプ12の外
側の左右界々の上半分を加圧保持する為の圧力型46と
同様にパイプ12左右各々の下半分を加圧保持する為の
しわ押え型49を有し、上記左右の心金38、左右の圧
力型46、左右のしわ押え型48を、強制金型4が雌金
型3に向かう加圧曲げ工程中、雌金型3の弧状の半円溝
11の弧状中心を回転中心として弧状の度合に共いパイ
プ12の曲げ方向へ一体として開く為の開閉手段を備え
たことを特徴とするパイプ曲げ成型装置である。
次に本願第3の発明は、ダイプレート9上に半円溝11
が弧状に形成された雌金型3を取着せしめ、この雌金型
3の半円溝11に対応する半円溝11が弧状に形成され
た強制金型4を有しこの強制金型4は上下動可能な油圧
シリンダー13によって作動するトグル機構に連なり、
且つ上記ダイプレート9の左右には複数の柱8が立設せ
しめられ、この複数の柱8には左右界々一対の曲げフレ
ーム6が回動自在に回転中心軸21に軸支され、この左
右界々一対の曲げフレーム6は上記強制金型4の油圧シ
リンダー13に取着せしめられているトグルリンク24
により回動自在に開閉するように構成され且つこの左右
界々一対の曲げフレーム6の下方に左右界々しわ押え型
加圧保持用油圧シリンダー30が配設され、この油圧シ
リンダー30のピストン32の先端には曲げ加圧工程中
パイプ12の左右の下半分を保持する為のしわ押え型4
θを取付けるしわ押え型スライド装置33が取着せしめ
られ且つ心金加圧保持油圧シリンダー34が配設され、
この心金加圧保持油圧シリンダー34のピストン3Bの
先端37も同様にトグルリンク38を介して曲げ加圧工
程中パイプ12の左右の内部を加圧保持する為の心金3
9を取りつける心金保持スライド装置40が取着せしめ
られ且つ圧力型加圧保持油圧シリンダー41が配設され
この圧力保持油圧シリンダー41のピストン43がトグ
ルリンク45を介して曲げ加圧工程中パイプ12の左右
の上半分を保持する為の圧力型46を取付ける圧力型取
付スライド装置47に取着せしめられていることを特徴
とするパイプ曲げ成型装置である。
[作用] このような構成なので雌金型3をダイプレート9に取着
させると共に、この雌金型3の周面に形成された半円溝
11内の弧状の中心に曲げられるべきパイプ12をセッ
トする。そして上記パイプ12の中に充填物48を挿入
し、この充填物48を中にして左右両端より心金39を
挿着すると共に、加圧保持する0次いで上記パイプ12
の上半分の左右各々の半円状に収容できるように形成さ
れた圧力型48で上記パイプ12の上半分を加圧保持し
、更に上記パイプ12の下半分の左右各々を半円状に収
容できるように形成されたしわ押え型49で上記パイプ
12の下半分を加圧保持する。
次いで上記雌金型3に対応する強制金型4の油圧シリン
ダー13を上記雌金型3方向に駆動すると上記強制金型
4の油圧シリンダー13とトグルリンク24によって連
結されている左右各々一対の曲げフレーム6が上記雌金
型3の半円溝11の弧状に沿って回動すると共に上記曲
げられるべきパイプ12に取着せしめられている左右一
対の圧力型48、しわ押え型49.心金39も上記左右
各々一対の曲げフレーム6の開きに応じて曲げ方向へ開
く、従って上記曲げられるべきパイプ12が少しづつ雌
金型3の弧状の半円溝11に沿って曲がる。
上記曲げられるべきパイプ12は、雌金型3に沿って曲
がる局面Mに於いて常に上記左右一対の圧力型46、し
わ押え型43、心金39によって全周を均等に拘束され
ている。
次いで上記強制金型4が上記曲げられるべきパイプ12
に接面し押圧することによって所定角度まで曲げること
が可能とされる。そして上記工程中に於いて部分的にひ
ずみが生じた時には上記強制金型4の押圧工程によって
このひずみを整形することが可能である。
上記工程に於いて上記曲げるべきパイプの各曲げ局面を
、心金39、圧力型46、しわ押え型49で全周均等に
加圧保持されているので上記パイプ12の内外の肉厚を
偏肉にすることがない、且つ左右から均等の力によって
上記パイプ12を曲げることができるので能率的であり
、而も加工精度を維持することが容易である。
[実施例] 添付図面第1図〜第11囚は、本発明の好適な実施例を
示している。
図中1はパイプ曲げ成型装置全体を示し、このパイプ曲
げ成型装置lは、大別するとベース2上の雌金型3とこ
の雌金型3に対応する強制金型4とこの強制金型4を支
持する為の支持部材5と左右各々一対の曲げフレーム6
より成っている。
上記ベース2は、左右が半円状に形成され中央部7が略
長方形に形成されている。このベース2上には板状の柱
8が所定間隔を置いて立設せしめられ、本実施例に於い
ては4か所に取着せしめられている。
上記4か所の板状の柱8の内側の板状の柱の間にはダイ
プレート9が取着せしめられこのダイプレート9の上面
には雌金型3が取着せしめられている。
この雌金型3は上部が弧状に形成され、この周面10に
は成型すべきパイプ12をセットする為の半円溝11が
形成されている。
この半円溝11は曲げられるべきパイプ12を挿着する
為のものであって、その曲率は曲げ目的に応じて自由に
選ぶことができる。
次に第2図、第3図に示すように上記雌金型3の上方に
は強制金型4が配設され、この強制金型4を上下動可能
にする為に油圧シリンダー13のピストン14に取着せ
しめられている。
且つ上記強制金型4の下面側即ち上記雌金型3上の成型
すべきパイプ12に嵌合できるように同様の弧状の半円
溝15が形成されている。この弧状の曲率も、曲げ目的
に応じて自由に選ぶことができる。
そして上記強制金型上下動用油圧シリンダー13は支持
部材5によってパイプ曲げ装置lのフレームに立設せし
められている。
次に上述した左右各々一対の曲げフレーム6の形状は略
台形をしており、この左右各々一対の曲げフレーム6は
上記したベース2上の柱8の内側2枚の板状の柱16.
17と外側の2枚の板状の柱18.19の間に一端が配
設されると共に上記4枚の柱8に形成されている回転中
心孔20に回転中心軸21によって回動自在に軸支され
ている。
上記内側の左側板状の柱1Bとそれに対面する外側の左
側柱18の間について着目すると上記左側の一方の曲げ
フレーム6aには凸部22が取着せしめられこの凸部2
2が嵌合することのできる凹部23が右側一方の曲げフ
レーム6bに取着せしめられ、この左右の曲げフレーム
8a、6bが嵌合した状態で上記内側の左側の板状の柱
16と外側の左側の板状の柱18の間に挿着され且つ回
転中心軸21によって開き方向に回動自在に軸支されて
いる。且つ上記左側の他方の曲げフレーム8a′には逆
に凹部23が取着せしめられ、且つ上記右側の他方の曲
げフレーム8b”には逆に凸部22が取着せしめられる
と共に左右の一対の曲げフレーム6a、8a” 、 6
b、 8b’が左右の回転中心軸21によって開方向に
即ちパイプ12の曲げ方向に回転自在に軸支されている
更に上記左右各々一対の曲げフレーム8a、 @bは、
上記強制金型4の上下動油圧シリンダー13のピストン
14に取着せしめられている左右各々一対のトグルリン
ク24によって連結せしめられている。
即ち上記強制金型4が上下動するに従い上記左右各々一
対のトグルリンク24により上記左右各々一対の曲げフ
レーム6a、6bを開き方向に回動せしめるものである
且つ上記左右各々一対の曲げフレーム6a、6bにはそ
れぞれしわ押え装置25と心金加圧保持装置2Bと圧力
型加圧保持装置27がそれぞれ左右に一対取着せしめら
れている。
上記左側の一対の曲げフレーム8a、8a’について着
目すると、上記一対の曲げフレーム8a、8a’の下面
28の端部に一対の支持部材29が取着せしめられ、こ
の一対の支持部材28の間に上記しわ押え装置25のし
わ押え型加圧保持油圧シリンダー30の尾端31が軸に
よって軸支され、且つこのしわ押え型加圧保持油圧シリ
ンダー30のピストン32の先端には、しわ押え型43
を取付ける為のしわ押え型スライド装置33が取着せし
められている。
次に心金加圧保持装置2Bは、上記左側の一対の曲げフ
レーム8a、8a’の上部の間に支持部材が取着せしめ
られ、この支持部材に対して垂下状に心金加圧保持油圧
シリンダー34の尾端35が上記支持部材に軸支せしめ
られ、且つこの心金加圧保持油圧シリンダー34のピス
トン3Bの先端37には一対のトグルリンク38が取着
せしめられている。上記一対のトグルリンク3Bの一方
38aは上記一対の曲げフレーム8a、8a’に軸支せ
しめられ他方のトグルリンク38bを介して心金39を
取付ける為の心金加圧保持用スライド装置40に連結せ
しめられている。
次に圧力型加圧保持装置27は上記左側一対の曲げフレ
ーム8a、8a′の上部の間に支持部材が取着せしめら
れこの支持部材に対して斜めに圧力型加圧保持油圧シリ
ンダー41が配設され且つ上記圧力型加圧保持油圧シリ
ンダー41の尾端42が上記支持部材に軸支され、且つ
この圧力型加圧保持油圧シリンダー41のピストン43
の先端44には一対のトグルリンク45が軸支されてい
る。この一対のトグルリンク45の一方のリンク45a
は上記一対の曲げフレーム6a、Eta′に軸支せしめ
られ他方のトグルリンク45bを介して圧力型48を取
付ける為の圧力型スライド装置47に取着せしめられて
いる。
上記しわ押え型装置25と心金加圧装置12Elと圧力
型加圧保持装置27は、それぞれ左右の曲げフレーム6
に取着されているものである。
次にこの実施例の使用例を説明する。
先ず所定の雌金型3をダイプレート9に取着せしめると
共にこの雌金型3に対応する強制金!!14を強制金型
上下動油圧シリンダー13のピストン14に取着せしめ
る。
次いで曲げるべきパイプ12を上記雌金型3の半円溝1
1にセットする。この場合パイプ12を半円溝11の弧
状の中央に位置するようにセットする。そしてこのパイ
プ12の中に充填物48を挿入すると共にこの充填物4
8の両端より心金38を挿入して心金加圧保持装置26
によって加圧保持する。この場合左右の心金38はパイ
プ12の左右に等しい位置にさせる。
次いで上記曲げられるべきパイプ12の左右の上半分に
、半円状をした圧力型48を取着し、且つ上記パイプ1
2の下半分には半円状をしたしわ押え型49を取着し各
々加圧保持する。
上記に於いて曲げられるべきパイプ12のセットが完了
する。
次いで上記強制金型4の上下動油圧シリンダー13を下
動させることによって、この上下動油圧シリンダー13
のピストン14に軸支されている左右一対のトグルリン
ク24によって左右各々一対の曲げフレーム6a、6b
が上記雌金型3の弧状に形成されている半円溝11に沿
って開き方向に回転中心軸21を中心にして回動する。
この時、圧力型46、しわ押え型48、心金39もそれ
ぞれの加圧保持装置に定圧的に保持されながら上記左右
各々一対の曲げフレーム6a、6bの開きに応じて曲げ
方向へ開く。従って上記パイプ12は少しづつ上記雌金
型3の弧状の半円溝11に沿って曲げられる。
上記パイプ12の雌金型3の弧状の半円溝11に沿って
曲がる局面について着目してみると、上記パイプ12は
常に圧力型46によって上方向から加圧保持されると共
にしわ押え型49によって下方向からも同様に加圧保持
されており、更に北記パイプ12の内部には心金39が
挿着されているので上下側からの加圧をこのパイプ12
の内外の全周を均一に加圧保持されている。
従って第11図に示すように上記雌金型3の弧状りの半
円溝11に沿って曲げられるパイプ12の局面Mの各々
の点Oについて着目すると上記雌金型3の弧状りの接線
方向Nに常時上記パイプ12が曲げられる。
この時の局面Mは上記圧力型46としわ押え型48によ
って常に加圧保持されているので、この局面Mは上記雌
金型3の弧状りの半円溝11に沿って曲げようとする時
に生ずる伸縮のない中立面Fの内側即ち圧縮側へ移動を
少なくすることができる。
なぜならば、上記パイプ12の曲げようとする局面Mの
全周が上下方向より加圧保持されているので上記雌金型
3の弧状りの局面Mの各点Oについて見るとこの弧状り
の対応点に対して常に垂直に形成されている為であると
思われる。
従って上記伸縮のない中立面Fの内側への移動を少なく
なることが考えられる。
即ち上記パイプ12の曲げられた各部の肉厚を胸肉にす
ることが考えられる。
次いで、上記強制金型4を下動せしめることに対応して
更に上記パイプ12が上記雌金型3の弧状りの半円溝1
1に沿って曲げられる。
この加圧工程中に於いて上記パイプ12の曲げられてい
る部分にひずみが生じた場合であってもこの加圧工程の
最後に上記強制金型4によってこのパイプ12を加圧保
持することによって上記ひずみを整形することが可能で
あると共に所定の角度に成型加工することができる。
且つ、曲げ成型工程に於いては左右を均等にすることが
できるので能率的に行うことができる。
特に。
上記したように本実施例は、曲げるべきパイプ12の雌
金型3の弧状りに対する局部Mの全周を常に加圧保持す
ると共に上記雌金型3の弧状りの曲げるべき局面Mが常
に接線方向Nに移動することによって上記パイプ12の
肉の曲げ方向への移動を押える効果があるように思われ
る。
その結果、上記曲げようとするパイプ12の内外の肉厚
を均等即ち偏肉を生ずることなく胸肉にすることができ
る利点を有するものである。
[発明の効果] 上記詳述した如く本願の第1、第2の発明の効果は、■
パイプ12の曲げ加工をする時に一方、他方を順次的げ
るのではなく同時に両方を等しい力で曲げ加工できるパ
イプ曲げ方法及びその手段を提供することができる。
■曲げるべきパイプの各部の肉厚を等しくさせ易いパイ
プ12の曲げ成型方法及びその装置を提供できるにある
。即ちパイプ12の内外の曲げ局面Mに於いて全周拘束
することができるのでパイプ12の内外の肉厚を均一に
し易いパイプ曲げ成型方法及びその手段を提供できる。
■曲げ工程中部公的にひずみが生じた場合には最後の強
制金型4による成型工程によりそのひずみを整形するこ
とが可能なパイプ曲げ成型方法及びその手段を提供でき
るにある。そして、本願の第3の発明の効果は、 ■上記■、■、■の目的を可能にしつつ同一品質のもの
を量産することができると−共に製造コストを下げるこ
とのできるパイプ曲げ成型装置を提供できる等の種々の
利点を有するものである。
【図面の簡単な説明】
添付図面第1図〜第11図は本発明の実施例を示し、第
1図は、パイプ曲げ成型装置全体の正面図、第2図は第
1図の矢示Pより視た側面図、第3図は第2図矢示Qの
詳細図、第4図は第1図のR−R&1から視た側面図、
第5図は第1図矢示Sの破断面を含む詳細図、第6図は
第2図T−T線より視た平面図、第7図は第1図矢示U
の拡大図、第8図は雌金型にパイプをセットした所を示
す正面図、第8図Aは第8図x−X線に沿う断面図、第
9図はパイプ曲げ成型途中を示す正面図、第9図Aは第
9図Y−Y線に沿う断面図、第10図はパイプ曲げ成型
最終工程を示す正面図、第10図Aは第10図Z−Z線
に沿う断面図、第11図は第9図矢示Vの拡大図をそれ
ぞれ示している。 尚図中1・・・・パイプ曲げ成型装置全体。 3・・・・雌金型、   4・・・・強制金型、6・・
・・曲げフレーム全体、 6a、6a′・・・・左側面ffフレーム、eb、sb
′・・・・右側曲げフレーム、8・・・・柱、   9
・・・・ダイプレート、10・・・・雌金型の周面、1
1・・・・半円溝、12・・・・パイプ。 13・・・・強制金型上下動油圧シリンダー、14・・
・・上下動油圧シリンダーのピストン、15・・・・強
制金型の半円溝、 21・・・・回転中心軸、 30・・・・しわ押え型加圧保持油圧シリンダー、32
・・・・しわ押え型油圧シリンダーのピストン、33・
・・・しわ押え型スライド装置、34・・・・心金加圧
保持油圧シリンダー、36・・・・心金加圧保持油圧シ
リンダーのピストン、37・・・・心金加圧保持油圧シ
リンダーのピストンの先端、 38・・・・トグルリンク、      38・・・・
心金、40・・・・心金保持スライド装置、 41・・・・圧力型加圧保持油圧シリンダー、43・・
・・圧力型加圧保持油圧シリンダーのピストン44・・
・・トグルリンク、     48・・・・圧力型、4
7・・・・圧力型取付スライド装置、48・・・・充填
物、49・・・・しわ押え型、      L・・・・
弧状、N・・・・接線方向、       M・・・・
局面、をそれぞれ示している。 電21] q 味3図 範6同 覧70

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)雌金型3の周面10上に弧状に形成された半円溝
    11状内の弧状の中心に曲げられるべき目的物であるパ
    イプ12をセットし、上記パイプ12の左右両端各々か
    ら挿着した心金39を両方から各々加圧保持し、更に曲
    げ加工されるべきパイプ12の上半分の左右各々を半円
    状に収容できるように形成した圧力型48でパイプ12
    左右の上半分を加圧保持し、且つ上記パイプ12の下半
    分の左右各々を半円状に収容できるように形成したしわ
    押え型49で同様にパイプ左右の下半分を加圧保持し、
    これらの加圧保持状態に於いて左右の心金39、圧力型
    46、しわ押え型49を上記雌金型3の半円溝11の弧
    状の半円の中心となる所を回転中心として、一体として
    順次上記雌金型3の弧状の半円溝11の弧状の度合に応
    じて左右の曲げ方向へ開き、その開きに従ってパイプ1
    2を両端に於いて順次曲げるも、その曲げ工程中の今曲
    げられているパイプ12の局部に、常時曲げ局部の点を
    基準として接線方向Nに位置する心金39、圧力型46
    、しわ押え型49により全周拘束しながら順次曲げるこ
    とを特徴とするパイプ曲げ成型方法。
  2. (2)半円溝11が弧状に形成された雌金型3と、この
    雌金型3に対応する半円溝15が弧状に形成された強制
    金型4より成ると共に上記雌金型3の半円溝11にセッ
    トされた曲げるべきパイプ12の内部に収容された充填
    物48を中にしてこの両端から加圧保持する為の心金3
    9を有し、更に上記パイプ12の外側の左右各々の上半
    分を加圧保持する為の圧力型46と同様にパイプ12左
    右各々の下半分を加圧保持する為のしわ押え型49を有
    し、上記左右の心金39、左右の圧力型46、左右のし
    わ押え型49を、強制金型4が雌金型3に向かう加圧曲
    げ工程中、雌金型3の弧状の半円溝11の弧状中心を回
    転中心として弧状の度合に供いパイプ12の曲げ方向へ
    一体として開く為の開閉手段を備えたことを特徴とする
    パイプ曲げ成型装置。
  3. (3)ダイプレート9上に半円溝11が弧状に形成され
    た雌金型3を取着せしめ、この雌金型3の半円溝11に
    対応する半円溝15が弧状に形成された強制金型4を有
    し、この強制金型4は上下動可能な油圧シリンダー13
    によって作動するトグル機構に連なり、且つ上記ダイプ
    レート9の左右には複数の柱8が立設せしめられ、この
    複数の柱8には左右各々一対の曲げフレーム6が回動自
    在に回転中心軸21に軸支され、この左右各々一対の曲
    げフレーム6は上記強制金型4の油圧シリンダー13に
    取着せしめられているトグルリンク24により回動自在
    に開閉するように構成され且つこの左右各々一対の曲げ
    フレーム6の下方に左右各々しわ押え型加圧保持用油圧
    シリンダー30が配設され、この油圧シリンダー30の
    ピストン32の先端には曲げ加圧工程中パイプ12の左
    右の下半分を保持する為のしわ押え型49を取付けるし
    わ押え型スライド装置33が取着せしめられ且つ心金加
    圧保持油圧シリンダー34が配設され、この心金加圧保
    持油圧シリンダー34のピストン36の先端37も同様
    にトグルリンク38を介して曲げ加圧工程中パイプ12
    の左右の内部を加圧保持する為の心金39を取りつける
    心金保持スライド装置40が取着せしめられ且つ圧力型
    加圧保持油圧シリンダー41が配設されこの圧力型保持
    油圧シリンダー41のピストン43がトグルリンク45
    を介して曲げ加圧工程中パイプ12の左右の上半分を保
    持する為の圧力型46を取付ける圧力型取付スライド装
    置47に取着せしめられていることを特徴とするパイプ
    曲げ成型装置。
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