JPS6312879A - 内燃機関用燃料噴射制御装置 - Google Patents

内燃機関用燃料噴射制御装置

Info

Publication number
JPS6312879A
JPS6312879A JP15628386A JP15628386A JPS6312879A JP S6312879 A JPS6312879 A JP S6312879A JP 15628386 A JP15628386 A JP 15628386A JP 15628386 A JP15628386 A JP 15628386A JP S6312879 A JPS6312879 A JP S6312879A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
fuel
air
pressure
needle
valve
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP15628386A
Other languages
English (en)
Inventor
Michiaki Ujihashi
氏橋 通明
Toshio Tanahashi
敏雄 棚橋
Yuichi Takano
雄一 高野
Takahiro Kushibe
孝寛 櫛部
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toyota Motor Corp
Original Assignee
Toyota Motor Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Toyota Motor Corp filed Critical Toyota Motor Corp
Priority to JP15628386A priority Critical patent/JPS6312879A/ja
Publication of JPS6312879A publication Critical patent/JPS6312879A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Fuel-Injection Apparatus (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この発明は、内燃機関用燃料噴射制御装置に関し、より
詳細には直接筒内噴射するのに通した燃料噴射制御装置
に関する。
〔従来の技術〕
機関低温時の燃料の微粒化のため、所謂エアーアシスト
式の燃料噴射制御弁装置が提案されている。従来のエア
ーアシスト式の燃料噴射システムではスロットル弁の上
流の吸気管から分岐された空気は燃料噴射弁の噴口近く
に形成される混合室にポンプによって強制的に送られ、
燃料と一緒になって吸気ボートに噴射される。空気流に
よってノズルからの燃料は液滴が粉砕され、微粒化が行
われる。
〔発明が解決しようとする問題点〕
ガソリンを燃料とする内燃機関では空気と燃料は混合気
の形で燃焼室に送られ、燃焼される。しかしながら、吸
気管に燃料を供給する方式ではどうしてもアクセルペダ
ルの踏込みに対するレスポンスの遅れという問題点があ
る。また燃料の吸気管壁面への付着によって、過渡運転
時に空燃比の目標値からのずれがあり、これを解消する
ため燃料供給量の加速補正が行われるが、理想的な補正
は困難である。そこで、ガソリン機関において燃料を、
ディーゼル機関のように、直接筒内に噴射することが考
えられる。この場合、筒内の空燃比分布が不均一になる
ので、これを均質化するため燃料と空気を混合した状態
で噴射する必要がある。
燃料と空気とを混合状態で噴射するものとしてエアーア
シスト式燃料噴射弁は公知である。(例えば、特開昭5
4−40915号参照。)ところが、従来のエアーアシ
スト燃料噴射弁では空気はノズルから出た燃料に混合さ
れる方式であった。しかしながら、この方式では、空気
通路への逆流が避けられないため筒内噴射を行なうこと
は不可能である。
この発明は直接筒内噴射を可能とする燃料噴射装置の構
造を提供することにある。
〔問題点を解決するための手段及び作用〕この発明によ
れば、シリンダヘッドに取付られ、燃料通路及び空気通
路を形成した本体と、本体内に設置され、一端が内燃機
関の燃焼室を臨むように設置された一つのニードルと有
し、燃料通路と空気通路とは前記ニードルによって燃焼
室に対して開閉され、かつニードルは空気圧を受ける第
1の受圧部と、燃料圧を受ける第2の受圧部とをを。
し、燃料圧と空気圧とが夫々の受圧部に作用したときニ
ードルは開弁し、更に機関運転条件に応じて空気量を制
御する手段を有したことを特徴とする内燃機関用燃料噴
射装置が提供される。
燃焼室に臨むように設置されたニードルは空気及び燃料
の、燃焼室への噴射を制御するように作動する。そして
、空気圧と燃料圧とが同時に受圧部に作用したとき弁部
材は開弁し、燃料と空気とが同時に噴射される。この際
、空気量は機関の運転状態、例えば負荷、回転数、水温
等により制御され、微粒化の程度が最適に調整される。
好ましくは、燃料噴射時期は微粒化の程度におうじて制
御される。
〔実施例〕
第2図において、10はシリンダブロック、12はピス
トン、14はコネクティングロッド、16はクランク軸
、18はシリンダヘッド、20は燃焼室、22は吸気弁
、24は吸気ボート、26は排気弁、28は排気ボート
である。吸気ボート24は吸気管30、サージタンク3
2、スロットル弁34を介してエアフローメータ36に
接続される。
燃料噴射弁38がシリンダヘッド18に、燃料を直接筒
内に噴射するように取付られる。第1A図は空気と燃料
とを外部で混合する場合の、この発明の燃料噴射弁の実
施例を示すものである。燃料噴射弁38は本体40と、
ニードル42と、高速駆動部としてのPZT(ピエゾ)
圧電素子44とを基本的な構成要素とするものである。
尚、高速駆動部は電磁駆動式とすることもできる。ニー
ドル42はばね46によって下方に付勢される。
ニードル42は第1の受圧面48と第2の受圧面50と
を持つ。第1の受圧面48には空気室52内の空気圧が
作用し、第2の受圧面5oには燃料室54内の燃料圧が
作用する。空気圧と燃料圧とは、夫々、ニードル42を
図の上方に付勢し、圧縮ばね46に抗してニードル42
がリフトすると、空気噴口56より空気が、一方燃料噴
口58より燃料が噴射され、空気と燃料とは外部の混合
室60で衝突することで混合気となり、燃焼室2゜に噴
出される。
空気室52は空気通路62に連通され、この空気通路6
2には後述の通り、高圧空気が導入される。一方、燃料
室54に燃料通路64が接続され、この燃料通路64は
圧電素子44により駆動される弁体66によって、外部
の燃料供給源に連通ずる燃料通路68に選択的に連通さ
れる。
第2図において、空気通路62は空気導管7o、及びエ
ンジンにより駆動される空気加圧用コンプレッサ72を
介して、スロットル弁34の上流であるが、エアフロー
メータ36の下流の吸気管に接続される。コンプレッサ
72を迂回スるバイパス通路74が空気導管70に接続
され、/々イパス制御弁76が設置される。バイパス制
御弁76は空気導管から燃料噴射弁38に供給される空
気の圧力を一定に制御するリリーフ弁としての機能を・
持っている。バイパス通路74の下流に、空気導管70
からバイパス制御弁38に導入される空気量を制御する
制御弁78が設置される。この制御弁78は、PZT素
子等より成る高速応答の駆動部78Aを備えている。空
気制御弁78は各気筒毎に設置してもよいし、全気筒で
共通化してもよい。
燃料噴射弁38の燃料通路68は燃料導管8゜を介して
燃料ポンプ82に連結され、燃料ポンプ82は図示しな
い燃料タンクに接続される。
第1A図の燃料噴射弁38の作動を説明すると空気は導
管70及び通路62を介して空気室52に導入され、第
1の受圧部48に上向きの力が作用する。しかしながら
、ばね46の設定圧はこの力より強いため、ニードル4
8は空気圧のみではリフトしない。燃料は、ポンプ82
より導管8゜を経て燃料通路68に導入される。圧電素
子44は通常は通電により伸張され、弁体66ばばね6
5に抗して閉弁し、燃料燃料室54に供給されない。圧
電素子44への通電が停止されると圧電素子44は収縮
し、弁体66はリフトし、燃料は燃料通路64より燃料
室54に導入する。そのため、燃料圧が第2の受圧面5
oに上向きの力が作用する。その結果、弁部材42は空
気圧PAに基づく力と燃料圧PBに基づく力との合力が
作用し、この合力は圧縮ばね46の設定力に打勝つので
ニードル42はリフトする。すると、噴口58より燃料
が噴射されると共に、空気室52が切欠き84に連通ず
るので空気は噴口56より噴出される。このように同時
に噴射された空気と燃料とは凹部60で混合され、燃焼
室2oに噴出される。
第1B図は第2実施例における燃料噴射弁の構造を示す
。この実施例でば先に混合された空気と燃料とを燃焼室
に噴射するように構成される。ニードル42は、外部に
飛び出すことより開弁する外聞弁として構成される。弁
部材42の上端が第1の受圧部48を構成し、燃料通路
68からの燃料圧が、計量孔84を介して、弁体66の
開弁時に作用する。一方、ニードル42の下端の傘部の
ところが第2の受圧部50を構成し、混合室60の圧力
を受ける。混合室60は空気通路62°。
62を介して第2図と同様な空気供給源に連通される。
この第1B図の燃料噴射弁の作動を説明すると、噴射に
先立って空気が送られるが、このときは圧電素子44が
通電されることで、ニードル66は下降し、燃料を遮断
する。そのため、ニードル42は、第2の受圧部50に
おける下向きの空気圧に基づく力を受ける。しかしなが
ら、この力はニードル42に上向きにかかる圧縮ばね5
2の設定より弱いのでニードル42は閉弁される。
燃料噴射時には、皿ばねの65の付勢力によって弁体6
6は上昇し、燃料通路68からの燃料圧力が計量孔84
を介して第1の受圧面48に作用する。このとき、ニー
ドル42は、第1の受圧面48での燃料圧、第2の受圧
面50での燃料圧による合力が作用し、この合力は圧縮
ばね52の設定力を上回るため、ニードル42は下降す
る。このとき、燃料が計量孔84より混合室6oに入り
、空気と混合され噴口86より噴出される。
第1C図は、先に空気と燃料とを混合するタイプでかつ
外開式の燃料噴射弁の別の実施例を示す。
ニードル42の上端にカラー91が嵌挿取付され、カラ
ー91の上面に第1の受圧面48が形成される。ニード
ル42の下端の傘部が第2の受圧面50を構成する。9
2はバルブリフトを決めるストッパである。本体は外部
本体40aと内部本体40bとに分けられ、この間に環
状空気通路62が形成される。環状空気通路62は環状
混合室60に連通される。燃料は内部本体40b内の燃
料空間90に充満される。ニードル42が所定のリフト
を行うと、燃料空間9oは計量孔84を介して混合室6
0に連通され、通路92を経て噴口86より噴出される
。噴口84の上流における本体40bの底面に凹所94
が形成されるが、この凹所94は、ニードル42のリフ
ト開始位置から、2点鎖線に示すフルストローク位置ま
での間に混合気を保持する混合室となる。尚、本体40
aの周囲のシリンダヘッド18はウォータジャケット1
8cを形成し、冷却性を向上することができる。
また、空気通路62を環状とすることもニードル42の
冷却性の向上に寄与する。また、外開式のニードル42
の先端部はセラミックによって構成することにより燃焼
熱の影響に対して強くすることができる。
第1A、IB、IC図に示した燃料噴射弁38は以下説
明するこの発明の電子制御装置により作動制御される。
第2図で100は制御回路であり、マイクロコンピュー
タシステムとして構成される。
制御回路100はマイクロプロセシングユニット(MP
U)102と、メモリ104と、入力ボート106と、
出力ポート108と、これらを接続するバス110を基
本的構成要素とする。入力ボート106に種々のセンサ
が接続され、エンジンの運転条件信号が印加される。エ
アフローメータ36からは吸入空気量Qに応じた信号が
得られる。
スロットルセンサ112からはスロットル弁34の開度
に応じた信号THが得られる。温度センサ114.11
6がシリンダヘッド18、シリンダブロック10のウォ
ータジャケットに設置され、夫々の温度に応じた信号が
得られる。クランク角センサ118がクランク軸16と
一体に回転する回転部材120と対向して設置され、ク
ランク軸16の回転に応じたパルス信号が得られる。
メモリ104には制御プログラムが格納され、後述する
制御作動を行なう。出力ポート108は燃料噴射弁38
の圧電素子44、空気制御弁78の圧電駆動部78A、
更にリリーフ弁76の駆動部76Aに信号を送る。
第3A図はこの発明における燃料噴射弁の作動がどのよ
うに行われるかの一例を説明するタイミング図である。
燃料及び空気の供給は吸気行程において行われるように
なっているが、圧縮行程の初めにかかってもよい。燃料
噴射量は周知のように負荷因子(吸入空気量一回転数比
)によって決められ、この燃料噴射量を得るための燃料
噴射時間をτiとする。噴射初め時刻はtl、噴射路わ
り時刻はt2とするとこの間で燃料供給制御用弁体66
を駆動する圧電素子44が除電され、τiの噴射時間が
得られる。
一方、空気制御弁78は時刻t3で作動開始され、時刻
t4で作動停止される。空気制御弁78はパルス信号で
駆動され、このパルス信号における一周期Aに占めるO
N時間Bの割合であるデユーティ比は所望の微粒化の程
度が得られるように制御される。即ち、デユーティ比が
1に近づく程空気量が増えるため、燃料の微粒化の程度
は強くなり、かつデユーティ制御によりニードルの振動
的に作動が得られこれも微粒化向上に寄与させることが
できる。そして、空気制御弁78の作動開始時刻t3は
燃料供給開始時刻む1より速くなっている。これは、燃
料供給に先立って空気を充填しておくことにより、時刻
t1で開弁じたときの燃料の微粒化を十分に行おうとす
るものである。
更に、空気制御弁78の作動停止時刻は燃料供給停止時
刻t2より後でt4の時刻となっている。
これは、噴射路わりにおいて残留している燃料を吹き飛
ばすことによって後垂れを防止することを意図したもの
である。
第3A図の(ハ)はニードル42のリフト特性を示すも
ので、燃料圧と空気圧とが同時にかかり始まる時刻t1
において開弁を初め、燃料圧を停止した時刻t2で閉弁
開始、t4より僅か遅れたt5で閉弁完了する。
燃料供給開始前及び後における空気制御弁の駆動信号は
、第3B図のように、連続信号とする(又は燃料噴射中
のデユーティ比より高くする)ことにより、噴射直前及
び直後の空気圧を高め。
噴射開始時の微粒化促進、噴射終了時の後垂れ防止効果
の一層向上を狙うことができる。
時刻t1〜t5は次のように決定される。
先ず、ニードル42の閉弁時間t5は、空気制御弁78
の駆動パルス信号におけるデユーティ比、即ち、微粒化
の程度によって第4図のように決められる。第4図にお
いて縦軸は吸気上死点TDCからのクランク角度として
表される。即ち、粒径が小さい(デユーティ比B/Aが
大きい)程速く噴射が終了される。これは、速く燃料噴
射を終わって燃料が十分蒸発できるようにするためであ
る。
一方、粒径が大きい(デユーティ比B/Aが小さい)程
、遅く燃料噴射を終わってノッキングの発生を抑制しよ
うとするものである。
次に時刻t1は次の式により演算される。
ti=t5−6X10  xNex (τi+Δ32)  ・・・・(1) ここに、ΔS2はニードルの閉弁に要する時間であり、
計測値又は実測定数である。
時刻t3は次の式によって計算される。
t3 =ts−6X10  XNeX (τi+Δt1+Δ32)  ・・・・(2)尚、tl
、t3は排気への吹き抜けの防止のため、吸気上死点の
手前であ°ってはならないことはもとよりである。
以上の作動を実現する実際のプログラムの大体の流れに
ついて以下フローチャートを参照しながら説明する。第
5図はクランク角センサ118からのパルス信号の到来
毎に実行されるクランク角割り込みルーチンである。ス
テップ200では、そのクランク角度が吸気行程の上死
点(第3A図の時刻10)に相当するか否か判別される
。ステップ202ではエンジン水温TW≦所定値T1か
否か判別される。エンジン冷間時にはTW≦T1であり
、ステップ204に進み、デユーティ比B/Aは1に設
定される。即ち、空気量は最大になり、最も強い微粒化
の程度が得られる。
エンジン暖機後にはTW>Tiであり、ステップ202
よりステップ206に進み、スロットル弁開度TH>所
定値θ0か否か判別される。スロットル弁部分開放時に
はTH≦θ0であり、ステップ208に進み、デユーテ
ィ比B/Aが所定値β(<1.0)に設定される。この
所定値は部分開放時において燃料粒径を最適とする空気
量によって設定される。またスロットル弁全開時にはT
H〉θ0であり、ステップ210に進み、デユーティ比
は負荷相当値である吸入空気量一回転数比Q/Nによっ
て演算される。
ステップ212では時刻t1〜t4が前述の式(1)、
(2)に従って演算される。
ステップ214では燃料噴射制御用弁体66の開弁時間
を設定する、制御回路100のコンベアレジスタAに時
刻t1が設定され、ステップ216では空気制御78の
作動開始時間を設定する制御回路100のコンベアレジ
スタBに時刻t3が設定される。
時刻t3が到来するとコンベアレジスタBより割り込み
信号がMPU102に印加され、第6図の時刻一致割り
込みルーチンが起動される。ステップ222ではフラグ
F1=1か否か判別される。
このフラグF1は燃料噴射中は“1”、燃料噴射停止中
は“0″とされる。時刻t1では燃料噴射は未だ行われ
ていないためFl−0であり、ステップ224に進み、
デユーティ比B/Aの値に応じた、パルス信号の立ち上
がり時間TONが演算される。燃料供給開始に先立って
通常より多めの空気を供給することにより微粒化を促進
するために、デユーティB/Aは通常より大きくするか
、又は第3B図のようにB/A=1.0に固定すること
ができる。ステップ226では、デユーティ信号を形成
するためのダウンカウンタ121 (第2図参照)にT
ON’がセットされる。ステップ228ではコンベアレ
ジスタBに、パルス(8号における1周期に相当する時
間Δtがセットされる。
そのため、燃料供給に先立って時刻t1より所望のデユ
ーティ比のパルス信号で空気制御弁78が駆動される。
時刻t1が来るとフラグF1=1であるためステップ2
22よりステップ230に進み、第8図のステップ20
4,208.210で演算される空気制御弁78の駆動
パルス信号におけるデユーティ比B/Aに応じた、パル
ス信号の立ち上がり時間TONが演算される。ステップ
232ではパルス信号の立ち上がり時間TONがBレジ
スタにセットされる。そのため、燃料供給中は、演算さ
れたデユーティ比信号で空気制御弁は駆動される。
時刻t2が到来するとフラグF1=0となるため、燃料
噴射開始前と同じように、ステップ222よりステップ
224に流れ、燃料噴射終了後のパルス信号のデユーテ
ィ比B/AよりTON’が演算される。これにより燃料
の後型れの防止が図られる。
第10図は第6図のルーチンの実行結果としてのデユー
ティ信号の形成を説明する。即ち、ダウンカウンタ12
1にはTONSTON’ に応じたデータがセットされ
、そのデータのカウントダウンの完了まで“1”の信号
が出力される。そして、カウントダウンはパルス信号の
一周期に相当するΔを毎に実行される。
第7図はコンベアレジスタAの時刻一致割り込みルーチ
ンであり、最初は時刻1が到来することにより、起動さ
れる。ステップ239ではフラグF1=1か否か判別さ
れる。燃料噴射の前にはF1=0であるため、ステップ
239よりステップ240に進み、燃料噴射弁38の駆
動部材44にLow信号が印加される。そのため、燃料
圧力がニードル24に加わるのが許容され、既に加わっ
ている空気圧との合力によってニードル24がリフトさ
れ、空気は燃料とともに筒内に噴射されることになる。
ステップ242ではフラグF1がセットされ、ステップ
244ではコンベアレジスタAに時刻t2がセットされ
る。その時刻t2が到来すると、時刻一致割り込みルー
チンが再び起動され、今度はステップ239でフラグF
1=1であるのでステップ246に流れ、駆動部材44
にHigh信号が印加される。そのため、燃料供給は遮
断される。ステップ248ではフラグF1がリセットさ
れる。
第8図は燃料噴射量の演算ルーチンを示している。この
ルーチンは一定時間毎に実行してもよいし第8図のルー
チンの途中でステップ212の手前で行なうことができ
る。ステップ250では基本噴射量τBASHが吸入゛
空気量一回転数比Q/Nより演算される。ここにkは定
数である。ステップ252では基本燃料噴射量が種々の
因子a、b。
Cによって補正され、τiが計算される。
第9図は筒内圧の変動により燃料噴射量が変わらないよ
うに供給側の空気圧を補正するルーチンを示す。このル
ーチンは一定時間毎に実行されるルーチンとする。ステ
ップ260では筒内圧力P1のマツプ演算が実行される
。即ち、筒内圧はエンジン運転条件である負荷や回転数
等で決まるため、これらの運転条件因子に応じた筒内圧
のマツプ値がメモリに予め格納されてあり、このマツプ
を利用して、その運転条件における筒内圧が演算される
。ステップ262では、圧力センサ119によって検知
される空気圧力Poの検出値が入力される。ステップ2
64では筒内圧P1と空気圧Poとの差と、所定値Δの
比較が行われる。
実際の差が所定値Δより大きければ、ステップ268に
進み、リリーフ弁78の開度を増加するようにアクチュ
エータ78Aへの信号が制御される。逆に、実際の差が
所定値Δより小さければステップ270に進み、リリー
フ弁78の開度が大きくなるようにアクチュエータ78
Aへの信号が制御される。実際の差と所定値とが実質上
等しいときはリリーフ弁78の開度は保持される。この
ようなフィードバック制御によって、筒内圧と空気圧と
の差は所定値Δに制御され、筒内圧変動が燃料噴射量に
影響を与えないように補正することができる。尚、差圧
補正は実施例の空気圧修正の代わりに、燃料圧によって
も行なうことが可能である。
実施例では空気圧を先に加えておいてそれから燃料圧を
作用させることで燃料噴射弁を開弁させているが、逆に
燃料圧を先に加えておき後から空気圧を加えることによ
り燃料噴射弁を開弁させることもできる。
〔効果〕
この発明によれば、燃料噴射弁において内燃機関の燃焼
室を臨む一つのニードルを設置し、該ニードルによって
燃料と空気の双方噴射を制御するとともに、一つのニー
ドルに空気圧を受ける部分と、燃料圧を受ける部分とを
設置し、空気圧と燃料圧とが同時に作用したとき空気と
燃料との噴射を行い、かつ空気量を機関運転条件に応じ
て制御している。そのため、機関運転条件に適した微粒
化度合の混合気を直接噴射することができる。
【図面の簡単な説明】
第1A図、第1B図、第1C図はこの発明に応用される
燃料噴射弁の各実施例の構造を示す断面図。 第2図はこの第1A図、第1B図、又は第1C図に示さ
れる燃料噴射弁を備えた筒内直接噴射ガソリン内燃機関
の全体概略構成図。 第3A図、第3B図はこの発明の空気、及び燃料供給作
動を説明するタイミング図。 第4図はデユーティ比B/Aと噴射完了時刻t5との関
係を説明するグラフ。 第5図から第9図は制御回路の作動を説明するフローチ
ャート図。 第10図はダウンカウンタによるデユーティ信号の形成
の仕方を説明する図。 10・・・シリンダブロック、 18・・・シリンダヘッド、 20・・・燃焼室、 38・・・燃料噴射弁、 42・・・ニードル、 44・・・PZT圧電素子、 48.50・・・受圧部、 70・・・空気通路、 78・・・空気制御弁、 80・・・燃料通路、 82・・・空気ポンプ、 100・・・制御回路。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1.  1.シリンダヘッドに取付られ、燃料通路及び空気通
    路を形成した本体と、本体内に設置され、一端が内燃機
    関の燃焼室を臨むように設置された一つのニードルを有
    し、燃料通路と空気通路とは前記ニードルによって燃焼
    室に対して開閉され、かつニードルは空気圧を受ける第
    1の受圧部と、燃料圧を受ける第2の受圧部とを有し、
    燃料圧と空気圧とが夫々の受圧部に作用したときニード
    ルは開弁し、更に機関運転条件に応じて空気量を可変と
    し微粒化の程度を制御する手段を有したことを特徴とす
    る内燃機関用燃料噴射装置。
  2.  2.燃料噴射時期が微粒化程度に応じて制御される特
    許請求の範囲1.に記載の燃料噴射装置。
JP15628386A 1986-07-04 1986-07-04 内燃機関用燃料噴射制御装置 Pending JPS6312879A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP15628386A JPS6312879A (ja) 1986-07-04 1986-07-04 内燃機関用燃料噴射制御装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP15628386A JPS6312879A (ja) 1986-07-04 1986-07-04 内燃機関用燃料噴射制御装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPS6312879A true JPS6312879A (ja) 1988-01-20

Family

ID=15624433

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP15628386A Pending JPS6312879A (ja) 1986-07-04 1986-07-04 内燃機関用燃料噴射制御装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPS6312879A (ja)

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS63109279A (ja) * 1986-10-14 1988-05-13 オービタル,エンジン,カンパニー,プロプライエタリ,リミテッド 燃料噴射装置
JPH02136560A (ja) * 1988-11-16 1990-05-25 Hitachi Ltd 燃料噴射制御装置
JPH0326870A (ja) * 1989-06-22 1991-02-05 Honda Motor Co Ltd 内燃機関用燃料噴射装置の噴射制御方法
JPH0571443A (ja) * 1991-09-10 1993-03-23 Japan Electron Control Syst Co Ltd 筒内直接噴射型噴射弁のアシストエア供給装置

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS63109279A (ja) * 1986-10-14 1988-05-13 オービタル,エンジン,カンパニー,プロプライエタリ,リミテッド 燃料噴射装置
JPH02136560A (ja) * 1988-11-16 1990-05-25 Hitachi Ltd 燃料噴射制御装置
JPH0326870A (ja) * 1989-06-22 1991-02-05 Honda Motor Co Ltd 内燃機関用燃料噴射装置の噴射制御方法
JPH0571443A (ja) * 1991-09-10 1993-03-23 Japan Electron Control Syst Co Ltd 筒内直接噴射型噴射弁のアシストエア供給装置

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US5794586A (en) Fuel injection control system for in-cylinder injection internal combustion engine
AU583939B2 (en) Timing of fuel injected engines
EP1864011B1 (en) Fuel injection control device for engine
CN101535614B (zh) 内燃机的控制方法
CN100575686C (zh) 内燃机的控制装置
US10208698B2 (en) Direct fuel injection internal combustion engine
CN101344046A (zh) 直喷式发动机的控制器
JPH01294936A (ja) 燃料噴射制御方法および装置
JP5833138B2 (ja) 内燃機関用噴射装置の操作方法
JPH11351041A (ja) 燃料噴射式内燃機関
CN101705877A (zh) 用断电节气阀的转矩协调控制操作
CN101151445B (zh) 内燃机的控制装置和控制方法
CN1307365C (zh) 内燃机的控制装置和控制方法
CN101994591B (zh) 用于燃料喷射控制以减小差异的方法和***
JPS6312879A (ja) 内燃機関用燃料噴射制御装置
JPS6312875A (ja) 内燃機関用燃料噴射制御弁装置
JP6960370B2 (ja) 内燃機関の燃料噴射制御装置
EP3409932B1 (en) Fuel injection valve control device
US6257200B1 (en) Engine control strategy
JP7152915B2 (ja) 燃料噴射制御装置及び燃料噴射制御方法
JPS63246411A (ja) 2サイクル燃料噴射内燃機関
US20120158271A1 (en) Method for operating an internal combustion engine
US6722341B2 (en) Fuel injection control system and control method for two-cycle in-cylinder direct injection engine
JPH068286Y2 (ja) 2サイクル内燃機関の燃料噴射装置
JPS5951138A (ja) 内燃機関の燃料噴射制御方法