JPS63123913A - ごみ焼却炉の燃焼制御における燃え切り点補正方法 - Google Patents

ごみ焼却炉の燃焼制御における燃え切り点補正方法

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JPS63123913A
JPS63123913A JP26545886A JP26545886A JPS63123913A JP S63123913 A JPS63123913 A JP S63123913A JP 26545886 A JP26545886 A JP 26545886A JP 26545886 A JP26545886 A JP 26545886A JP S63123913 A JPS63123913 A JP S63123913A
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combustion zone
air
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Kozo Kaneko
金子 耕三
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Sanki Engineering Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明はごみ焼却炉の燃焼制御方法における燃え切り点
補正方法に関するものである。
〔従来の技術〕
近年、ごみ焼却施設の役割は、廃棄物処理施設としての
その本来の目的であるごみの完全焼却による減容化と無
害化に加えて、ごみ全焼却したさいに発生する熱を回収
、有効利用する付加価値を備えた生産性エネルギープラ
ントとしての両立が要求されている。また、加えて地域
住民との融合を計るため、各種施設などの併設も要求さ
れ、廃熱ボイラを設置する焼却施設が増加している。
こうした中で廃熱ボイラにより回収てれた蒸気を使用し
て発電するごみの発電に象徴されているように均一な発
電量を得るために焼却炉から得られる蒸気の均一化によ
る蒸気利用効率全向上させることにより、ごみは廃棄物
から燃料へと考えられるようになってきた。しかしなが
ら、一般に燃料と考えられる石油のように発熱量が一定
し、その量に見合った空気全適正に与えれば、理論に則
った安定した熱全発生するものと異なり、その構成が紙
、布、プラスチック、木材、ちゆう弁等の雑多な組合わ
せであり、その構成物個々の発熱量、形状が異なるのに
加えて構成物個々の燃焼速度。
構成割合の変動に基づく全体としての燃焼速度が変動す
る。また、その廃棄、収集形態からして雨天時には水分
が増加し、発熱量が減少するなど天候の影響を受けたシ
、ごみの形態が複雑な雑種の塊であることから焼却炉へ
の供給量クレーンにて行う必要があるが、その一つかみ
ごとにごみの質がばらつくなど燃料としてのごみは非常
に取扱いにくい物質である。こうしたごみをごみ焼却施
設本来の目的である廃棄物処理施設としての機能とエネ
ルギー生産プラントとしての両立を計りながら燃焼制御
するのは、脱水汚泥やプラスチックなどの混合によるご
み質の多様化もあって一層難しいものになっている。
〔発明が解決しようとする問題点〕
多種多様の性質を示すごみを焼却するにあたって、完全
焼却、無害化全完遂しながら、焼却炉の燃焼エネルギー
(焼却炉出口熱エネルギー)を均一化するのは非常に難
しく、特に発熱量の低く燃えにくいごみは焼却炉の燃焼
エネルギーを均一化するために多くの量を焼却する必要
があるため、完全焼却が難しくなる。これがごみ全体の
レベルのごみ質低下であれば、その発熱量を考慮して空
気予熱温度全上昇させるなど既に実施されている例も多
く特に難しいことではない。通常問題となるのは1局部
的に存在していた燃焼しにくいごみの燃え切りが遅れ、
後燃焼帯においても上燃全継続している場合である。
従来においては、こうした燃え切り点の異常が発生した
場合に空気予熱温度全上昇させて対応したPIJもあっ
たが、この方式では前段である乾燥帯。
燃焼帯において良好な燃焼状況を示しているごみの燃焼
を早め、燃焼炉の燃焼エネルギーが急激に増加したり、
後燃焼帯におけるごみ全完全焼却しているうちに前段の
ごみの燃焼が進行し過ぎてしまうこととなり、後燃焼帯
での燃え切り点の異常が解消されたのち、通常の運転状
況に戻そうとしてもとみ切れを生じ、燃焼するものが無
くなり。
焼却炉の燃焼エネルギーが急激に減少したりして燃焼炉
内部の熱バランスが非常に壊れやすいという問題があっ
た。
〔問題点全解決する念めの手段〕
本発明は、かかる現状に鑑み、乾燥帯、燃焼帯。
後燃焼帯の各ストーカの下方からそれぞれ制御可能な分
配空気量を供給してごみの乾燥、燃焼をするようにした
ごみ焼却炉における後燃焼帯止のとみ燃え切り点の異常
の有無を検査し、燃え切り点の異常全検出したときは、
後燃焼帯のストーカのみの速度を遅くして後燃焼帯スト
ーカ上のごみ層を厚くした後、後燃焼帯における分配空
気量全増加し、これにより減少した乾燥帯および燃焼帯
における分配空気量を補償するように全空気量全増加す
ることに特徴を有するごそ焼却炉の燃焼制御方法におけ
る燃え切り点補正方法である。
〔作用〕
乾燥帯、燃焼帯、後燃焼帯からなる焼却炉において、難
燃性のごみが増加するなどにより燃焼が遅れ、後燃焼帯
においても燃焼が持続する燃え切り点異常が生ずる場合
があるが、この場合、焼却炉の燃焼エネルギーの変動を
生じやすい乾燥帯、燃焼帯の各ストーカ速度を変えるこ
となく、後燃焼帯ストーカ速度を遅らせて後燃焼帯にお
けるごみの厚さ全増加させ、ごみの完全燃焼を焼却炉の
燃焼エネルギーの大きな変動なく行うことができる。
また、後燃焼帯におけるごみ層の増加に基づく空気量の
調整は、先ず後燃焼帯の空気供給量をごみの厚さの増加
を考慮して増加させ、これによる他の帯における空気供
給量の減少全補償するように全体の空気供給量を増加さ
せることにより、各帯における空気量とごみのバランス
を損うことなく後燃焼帯におけるごみ厚さの増加に応じ
た空気量の増加を行うことができる。
〔実施例〕
以下1本発明を実施例に従って詳細に説明することとす
る。
第1図において、3はごみを焼却するための焼却炉にし
て、該焼却炉3内では、ごみは油圧シリンダ9,10.
11によって駆動される乾燥帯ストーカS1.燃焼帯ス
トーカS2.後燃焼帯ストーカS3に従って順次攪拌、
移送されると共に各ストーカ81.S2.S3の下方か
ら供給される空気により乾燥、燃焼されるようになされ
ている。
なお、焼却炉3へのごみの供給および排出は種々の手段
が採用されるが1例えば図示したようにごみをごみクレ
ーン1によってホッパー2に投入し、二段式ごみ押出機
7.8により供給てれ、燃焼後の灰は油圧シリンダ12
で駆動される灰厚調整ストーカ金弁して排出口4から排
出される。なお、ごみ押出機は一段式であってもなくて
もよく、また灰厚調整ストーカもなくてもよい。燃焼に
よって発生した高温ガスはボイラ5においてボイラ中の
水の蒸発熱として熱回収を受けて冷却され、有害ガス除
去装置や電気集塵器などを経て外部に排出される。ボイ
ラ5中で発生せられた蒸気量はごみの燃焼の程度により
異なるので、ボイラ5中で発生する蒸気量はボイラ5の
出口に蒸気流量検出器35を配することにより常時検出
しうるようになされている。蒸気流量検出器35で検出
した蒸気量の信号はライン40全経て制御装置67に送
られ、この信号に基づいて制御装#67は、ごみの燃焼
量を制御する。ごみの燃焼の程度全一定にするにはごみ
押出機や各ストーカの速度や空気供給量などのすべて、
あるいは一部全一般に調整するが、これには種々の公知
の手段が適用しうるものであり、本実施例では蒸気量全
検出することにより上記の速度および供給量をすべて制
御する場合について述べることとする。
先ず、ごみ押出機7,8、各ストーカS 1 、 S2
゜S3の速度は制御装#67からの速度設定信号をライ
ン46〜51全経て各速度制御装置13〜18に伝達す
ることにより制御される。この場合の速度制御袋#67
からの速度設定信号は蒸気量の設定値と蒸気量の測定値
との差に基づいて各速度制御装置13〜18ごとに予め
設定した係数などを算入して自動的に設定てれる。この
さい、蒸気量の測定値が蒸気量の設定値を越えるときは
、各速度を遅くし、反対の場合には、各速度を透くする
ように設定される。
次に、各ストーカS1.S2.S3の下方から供給され
る空気は、先ず空気量検出器38によって検出される供
給空気量と空気量調整ダンパ37の開度とによって全量
が決定されて押込送風機36により送風され、各空気管
路19.20.21゜22に各空気量調整ダンパ23,
24,25.26によって分配されることとなる。空気
量調整ダンパ37および空気量分配率調整ダンパ23,
24゜25.26は制御装置67からの空気量設定信号
および空気量分配率設定信号をライン52〜56を経て
空気量制御装置39およびダンパ開度制御装#27〜3
0に伝達することによシごみの乾燥。
燃焼速度が制御される。この場合の空気量設定信号およ
び空気量分配率設定信号も蒸気量の設定値と蒸気量の測
定値との差に基づいて予め設定した係数などに基づいて
自動的に制御装置67から発信されることが望ましい。
なお、空気量の制御は上記の空気量設定信号のほか、供
給源からの空気量全検出する空気量検出器38からの信
号も空気量制御装置39にライン41全経て入力すると
とによシ行われている。
以上の説明は正常な燃焼状態における制御に関するもの
であって、ごみ押出機7.8および各ストーカ31.8
2.83の速度の制御や空気量の制御はすべて燃焼によ
り生ずる蒸気量によって自動的に制御する例に基づいて
説明したが、上記のうちの一部のみ全制御しても良く、
またごみの焼却量(投入量)を一定にすることによって
制御してもよく、さらに、操作者が燃焼の進行を見なが
ら各制御装置のキー?押すことによっても可能である。
以上の説明におけるように蒸気量など全一定にする条件
などの下で燃焼が行われる場合において、ごみの水分率
が急に高くなったシ、難燃性のごみが増加したりして燃
焼が遅れ、後燃焼帯においても燃焼が継続する異常が生
ずることがある。この異常状態をここでは燃え切り点の
異常と称し、この有無を測定する手段として後燃焼帯の
所望の一定の位置における放射エネルギー金測定するた
めの放射エネルギー測定益金配置して測定し、予め設定
し友非燃焼時の値と常時対比することによシ測定値が設
定値よりも低い場合には燃え切り点の異常がなく、測定
値が設定値よりも高い場合には燃え切り点が異常がある
ものとすることとする。
この異常の検出には、放射エネルギー測定器のほか、光
温度計、色温度計なども使用することができる。
局部的に存在している燃え切りの遅れたごみを完全燃焼
させるには、ごみをよυ長い時間ストーカ上に滞留させ
ることが必要となる。その結果。
ごみの移動速度を左右するストーカ速度はごみの攪拌に
よる燃焼速度にも大きく影響金与え、ストーカ速度全滅
じれば、燃焼速度も減少するため、燃焼エネルギーを結
果的に減少させ、蒸気量も減少させることとなる。従っ
て、蒸気量はほとんど減少させず、安定化を計りつつ燃
え切りの遅れたごみの完全燃焼を計る必要が生じる。こ
の相反する課題を達成させるためには以下のような補正
が必要となる。
第1図において、6は後燃焼帯ストーカS3上の所定の
箇所における燃え切り点異常の有無を検出する放射エネ
ルギー測定器゛にして、ここで検出される信号はライン
63を経て常時燃え切り点異常検出装置68に出力でれ
、予め設定された値と対比され、測定値が高い場合には
、燃え切り点異常検出装置68よシ燃え切り点異常の信
号がライン64を経て制御装置69に出力される。後燃
焼帯ストーカS3上では乾燥帯ストーカSl、燃焼帯ス
トーカS2におけるようなガスふく射や輝炎ふく射およ
び炉壁ふく射からの固体ふく射は期待できないため、わ
ずかな炉壁からの固体ふく射と自らの持つ蓄積された熱
エネルギーおよび燃焼することで有効になる内部エネル
ギーにより、ごみは自らの力で燃焼をしなければならな
い。本来、後燃焼帯ストーカの機能としては、燃焼帯ス
)−力S2から移送された残灰に含まれる未燃焼物を置
き火燃焼により完全燃焼を計ることと、完全燃焼した残
灰の冷却を計ることの二面性を備えている0 そこで、後燃焼帯での完全燃焼を計るためには。
後燃焼帯ストーカの冷却機能を抑制し、ごみの持つ蓄積
されたエネルギーを有効に活用させる操作が必要となり
、このためには後燃焼帯ストーカ上のごみ層の厚さを通
常の運転時よりも厚くして蓄熱効果を増加すると共に、
後燃焼帯ストーカS3の下方から送られる燃焼用空気の
ごみ層内部での熱父換率を増加することが必要となる。
この原理を示す第2図に従って従って説明するに先ず第
2図(a)に示すようにごみ層が薄い場合には後燃焼帯
ストーカS3の下方から送気される燃焼用空気は抵抗も
なく短時間に通過し、ごみ層内での熱交換が少なく、こ
のため燃焼用空気は結果的には冷却効果を促進すること
になる。また、部分的には燃焼している箇所があっても
、これより発生する高温燃焼ガスは即座にごみ層外部へ
排出され、周辺のごみへの輝炎ふく射は多少増しても完
全燃焼を生せしめるには充分ではない。
逆に、第2図(b)に示すように、ごみ層が厚い場合に
は、後燃焼ストーカS3の下方から送気される燃焼用空
気はごみ内を通過するに式いし、ごみ層により抵抗を受
け、ごみ層内部を徐々に暖めながら上昇することとなシ
、ごみ層内部の温度が上昇すれば、飽和水蒸気圧が上昇
するため、乾燥効率が増加すると共に、乾燥したごみの
燃焼も促進される。特に、ごみ層の下部に燃焼を継続し
ている箇所があれば、その高温燃焼ガスはごみ層の上部
を通過して排出されるため、その排出経路にあたるごみ
は乾燥、燃焼への移行が短時間にて進行し、加えて周辺
ごみの乾燥、燃焼も早める。こうした燃焼が増加すれば
、この燃焼によるガスふく射、輝炎ふく射も高まり、−
層の乾燥、燃焼効果が相乗的に増加するのである。
このようにして、燃え切り点異常が検出されると、後燃
焼帯におけるごみ層の厚さを増加させるが、このために
は前述の燃え切9点異常検出装置68からの信号を受け
た制御装置69は、後燃焼帯ストーカ、入庫調整ストー
カ駆動用油圧シリンダーit、12の速度を遅くするよ
うにライン57.5all介して、制御装置167から
ライン50.51’に経て出力されるストーカ速度設定
信号に負のバイアスを加える。これに対し、ごみ押出機
、乾燥帯、燃焼帯、燃焼帯ストーカの各速度設定信号は
、上記の補正による影響を何等受けることなく蒸気量一
定などの制御全針る制御装置67の出力としてそのまま
ライン46〜49を経て各制御装置に送られる。従って
、焼却炉の燃焼エネルギーに重要な影響を及ぼす乾燥ス
トーカ、燃焼ストーカは正常時と同様に作動させておき
、後燃焼帯ストーカや入庫調整ストーカは完全に燃え切
り補正だけに依存して作動させるのではなく、制御装置
67から出力される蒸気量一定などの制御による速度一
定信号から後燃焼帯ストーカ上のごみの厚さを増加する
分だけ負のバイアスを加えて遅くするのである。このよ
うにして、後燃焼帯ストーカの速度が遅くされ、ごみの
厚さが増加されるが、これに応じて燃焼空気量を適正に
補正する必要が生じる。この空気量の補正は後燃焼帯止
のごみ厚さの増加が均一になるまで制御装置69に内蔵
されたタイマーにより遅延され、タイマーの設定時間後
に補正値の決定および補正が開始される。
この空気量の補正は制御装置69からライン61゜62
を経て空気量補正スイッチ44.45kONにし、空気
量制御装置39およびダンパ開度制御装置30に内蔵さ
れた燃え切り点補正機能を働かせて行う。このさい、補
正に先立ち補正前の状態における空気量を測定しておく
ことが必要であり。
先ず、制御装置69から制御装置67ヘライン70全経
てごみ押出機や各ストーカの速度設定信号および空気量
設定信号や空気分配率設定信号、即ちライン46〜56
を経て出力される信号すべてに一時的にホールドをかけ
る指令が送られ、この間焼却炉の運転状況が一定に保持
され、同時に、その時点で空気圧力検出器31や34に
て検出とれた圧力が、それぞれライン42や43および
スイッチ44や45を経て空気量補正前#39やダンパ
開度制御装置30に記憶式れ、これが空気量制御装置3
9およびダンパ開度制御装置30における補正値の決定
に使用される。この補正値の決定については第3図、第
4図に従って説明することとする。
先ず、第4図において、78はダンパ開度制御装置30
の燃え切り点補正回路にして、前述のようにして空気圧
力検出器34からライン43.燃焼空気量補正スイッチ
45を経て入力された補正前の空気圧力はここに記憶さ
れる。この記憶された空気圧力に燃焼を促進させるのに
必要な空気量に見合うように任意に設定可能な正のバイ
アス圧力C1が加算され、この加算圧力になるようにラ
イン79→ライン80→ダンパ回路設定回路76→ダン
パ開度主制御回路77→空気量調整ダンパ26→空気圧
力検出器34→ライン43→燃焼空気量補正スイッチ4
5→燃え切シ点補正回路78→ライン79にて構成てれ
るフィードバック回路にて加算バイアスB1が決定され
る。なお、このさいの空気量調整ダンパ26の開度は、
制御装置67からライン56を経て送られる信号A1と
ライン79による加算バイアスB1との合計AI+B1
として決定される。こうして、後燃焼帯ストーカ上にあ
る適正なごみ層厚で適度に乾燥、燃焼しているごみへの
空気量増加を計り、前述のふいごの原理を応用した未燃
ごみの急速燃焼を計るわけである。
しかしながら、こうした後燃焼帯への空気量増加は、他
のストーカの下方から供給される燃焼空気量の減少を生
ぜしめ、それまでは良好な燃焼全継続していた乾燥帯、
燃焼帯におけるストーカ速度、即ちごみの移送攪拌速度
と空気量とのバランスに不調和が生じ、乾燥帯、燃焼帯
の一主機能である蒸気量一定のための燃焼制御に支障全
米たすことになる。従って、乾燥帯2燃焼帯の空気量全
後燃焼帯の空気量補正前の値に戻しておく必要がある。
この補正値の決定は、第3図に示す空気量制御装置39
によって行われる。
第3図において、73は空気量制御装置39の燃え切り
点補正回路にして、前述のようにして空気圧力検出器3
1からライン42.スイッチ44を経て入力された後燃
焼帯空気量の補正前の空気圧力はここに記憶されている
。この記憶された圧力に復帰させるに必要な圧力となる
ようにライン74→ライン75→燃焼空気量設定回路7
1→ダンバ開度主制御回路72→空気量調整ダンパ3γ
→空気圧力検出器31→ライン42→スイッチ44→燃
え切り点補正回路73→ライン74にて構成されるフィ
ードバック回路にて自動的に補正バイアスB2が決定さ
れる。なお、このさいの空気量調整ダンパ37の開度は
、制御装置67からライン52全経て送られる信号A2
とライン74からの補正バイアスB2との合計A2+8
2によって決定される。これにより乾燥帯、燃焼帯への
燃焼空気量は、後燃焼帯の空気量補正前の量に戻ること
ができ、これらの帯で必要とする空気量は燃え切り点補
正による影響上受けることなく送風されるのである。上
述のようにして燃焼空気量の補正値の決定が完了し、補
正が開始されると、ライン65.66t−経て空気量制
御装置39.ダンパ開度制御装#30で求められた補正
バイアスB2、B1は制御装置69へ出力される。制御
装置69では人力された補正バイアスB2.B1にホー
ルドし、ライン59.60t−経て制御装置67からの
空気分配率設定信号出力ライン52.56に加算され、
補正が継続する。
また、同時に燃焼空気量補正スイッチ44.45全ライ
ン61.62’を経てOFFすると共に、ライン70を
経て制御装置に出力していたライン46〜56を経て出
力される各信号のホールド指令全解除し、蒸気流量検出
器35で検出されライン40全経てフィードバックされ
る制御装置67の主機能である蒸気量一定などの制御が
再開される。後燃焼帯におけるごみの厚さ、空気量など
の増加により蒸気量は多少増加するが、制御装置67か
らライン46〜56を経て出力される信号のホールド時
間、即ち燃焼空気量の補正値全決定するために要する時
間はわずか数秒であり、実質的には蒸気量一定などの制
御に支障金与えることはない。
なお、制御装置6rからの信号のホールド指令が解除さ
れた後も補正バイアスB1.B2は制御装置69に内蔵
された任意に時間設定のできるタイマーに設定された時
間だけホールドとれて、補正が継続される。設定された
時間後に燃え切9点異常が継続していれば、再びタイマ
ーが設定されて補正が継続する。タイマーに設定された
時間後に燃え切り点の異常がなければ、補正バイアスB
1、B2のホールドは解除され、後燃焼帯におけるごみ
厚さ、空気量は元の状態に戻ることとなる。
なお、後燃焼帯ストーカ上のごみ層を厚くした後の空気
量の補正にさいして後燃焼帯への分配空気量の補正全省
略して直ちに空気量調整ダンパ3Tを調整する場合には
空気量の分配率が多い乾燥帯、燃焼帯の増加空気量が多
くなり、乾燥帯、燃焼帯に2ける燃焼状況に大きく変動
音きたすため、蒸気量の変動が犬きくな9、また燃え切
り点を補正するために必要とされる後燃焼帯における空
気量の増加は計れない。蒸気量発生に大きく寄与する乾
燥帯、燃焼帯とのバランスをもって補正することができ
ないからである。
また、後燃焼帯の空気量補正後に空気量調整ダンパ37
を調整すると、後燃焼帯への空気量が増生じない。なお
、この後燃焼帯への空気量の増加量全予想して、始めに
行う後燃焼帯の空気量補正にさいして任意に設定するバ
イアス圧力C1を多少小さく設定することも可能である
また5上述の実施例では燃焼空気量をこれと相関関係の
あるストーカ下における燃焼全気圧力として検出、操作
をしているが、空気管路19〜22に空気量検出器を設
け、空気量全直接検出し、これにより操作しても良い。
また、ここでは乾燥帯にある空気圧力検出器31からの
信号全利用して補正値全決定したが、燃焼帯における空
気圧力検出器32.33などを利用することも可能であ
る。
〔発明の効果〕
以上の説明から明らかなように本発明によれば、乾燥帯
、燃焼帯、後燃焼帯からなる焼却炉においてごみの不均
一性に基づくごみの燃焼変動が生じて後燃焼帯における
燃え切り点異常が生じて後燃焼帯における燃え切り点の
異常が生じても、この異常全検出し、補正することによ
り、焼却炉の燃焼エネルギー全変動させることなく調整
してごみの完全焼却全可能となしうる実用上における潰
れた効果を奏することができる。
【図面の簡単な説明】
図面は本発明の詳細な説明するものにして。 第1図はその概略説明図、第2図(a)は後燃焼帯止の
ごみ層が薄い場合の説明図、第2図(b)は後燃焼帯止
のごみ層が厚い場合の説明図、第3図は空気量調整ダン
パ37の補正の説明図、第4図は空気量調整ダンパ26
の補正の説明図である。 にごみクレーン   2:ごみホッパ 3:焼却炉   4:排出口  5ニボイラ6:放射エ
ネルギー測定器 7.8二ごみ押出器  9〜12:油圧シリンダ13〜
18二速度制御装置 19〜22二空気管路 23〜26二空気量調整ダンパ 27〜30ニダンバ開度制御装置 31〜34二空気圧力検出器 35:蒸気流量検出器  36二押込送風機37:空気
量調整ダンパ 38:空気量検出器39:空気量制御装
置 40〜43.46〜66.70.74.75゜79.8
0ニライン 44.45:空気量補正スイッチ 67.69二制御装置 68:燃え切り点異常検出装置 7に燃焼空気量設定回路 72.77ニダンバ開度主制御回路 73.78:燃え切り点補正回路 76:ダンパ回路設定回路 Sl:乾燥帯ストーカ  Sl:燃焼帯ストーカS3:
後燃焼帯ストーカ 特許出願人  三機工業株式会社 第2図 (0) 第2因  (b) 大−一大化用空貨を 第4図

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 乾燥帯、燃焼帯、後燃焼帯の各ストーカの下方からそれ
    ぞれ制御可能な分配空気量を供給してごみの乾燥、燃焼
    をするようにしたごみ焼却炉における後燃焼帯ストーカ
    上のごみ燃え切り点の異常の有無を検査し、燃え切り点
    の異常を検出したときは、後燃焼帯のストーカのみの速
    度を遅くして後燃焼帯のストーカ上のごみ層を厚くした
    後、後燃焼帯における分配空気量を増加し、これにより
    減少した乾燥帯および燃焼帯における分配空気量を補償
    するように全空気量を増加することを特徴とするごみ焼
    却炉の燃焼制御における燃え切り点補正方法。
JP26545886A 1986-11-10 1986-11-10 ごみ焼却炉の燃焼制御における燃え切り点補正方法 Pending JPS63123913A (ja)

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JP26545886A JPS63123913A (ja) 1986-11-10 1986-11-10 ごみ焼却炉の燃焼制御における燃え切り点補正方法

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