JPS63120821A - 車載用排気タ−ビン過給機付きエンジンの過給装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 （産業上の利用分野） 本発明は、排気タービン過給機を備えたエンジンに関し
、特に機関負荷が比較的低い軽負荷時に過給を休止させ
るようにした排気タービン過給機付きのエンジンに関す
る。

（従来技術） 一般に過給機付きのエンジンでは、軽負荷時には過給機
が抵抗になって燃費がかさむことになるから、燃費節減
のう乏から軽負荷時には過給機を切って無過給状態で運
転できるようになっている。

そして従来は、軽負荷時に過給を停止するようにした過
給装置として、例えば、実公昭５３−４６４０４号公報
に示されたものがある。

これは、エンジンの排気系中に過給機のタービン部分を
短絡する状態でバイパスを形成し、タービン室への排気
路とバイパスとの分岐部分に方向切換弁を配置し、排気
マニホールド内を流れる排気ガスの温度を排気温度検出
器で検出し、その検出温度が高いときには高負荷運転状
態であると判別して作動装置で方向切換弁をタービン室
へ排気を送給する状態に切換え、過給機を作動させるよ
うにし、逆に検出温度が低いときには、軽負荷状態であ
ると判別して方向切換弁をバイパスに排気を流す状態に
切換えることにより、過給機が燃焼室に背圧を与えない
ようにして、吸排気弁のオーバーラツプ期間に排気ガス
が燃焼室へ吹き返さないようにする構造になっている。

（解決しようとする問題点） ところが、排気系中の排気ガス温度で方向切換弁の切換
制御を行なっている従来の過給機付きのエンノンを車輌
に搭載した場合には、変速操作時に排気温度が変化して
、排気バイパスの開閉が頻繁に行なわれることになる。

この結果、変速操作後の加速操作時に過給機の作動が遅
れ、黒煙が出やすいうえ、排気バイパスを頻繁に切換え
るものでは過給状態の切換えが燃費節減にはならないと
いう問題があった。

（解決しようとする問題点） 本発明は、変速操作に伴なう黒煙発生を防止するように
したもので、そのために変速操作の前にはアクセル減速
操作が行なわれることに着目して、排気温度で排気バイ
パスの開閉制御を行なうようにしたものにおいて、アク
セル操作具に対応させてアクセル操作検出手段を配置し
、アクセル操作検出手段がアクセル減速状態を検出する
ことに基づき、バイパス弁を閉弁状態にするように構成
したことを特徴とするものである。

（作　用） 本発明は、アクセル操作具に対応させてアクセル操作検
出手段を配置し、アクセル操作検出手段がアクセル減速
状態を検出することに基づき、バイパス弁を閉弁状態に
するように構成しであるので、変速操作に伴なう減速蝋
作をアクセル操作検出手段が検出した場合には、バイパ
ス弁を閉状態にし、エンジンを過給状態にする。これに
より、変速操作後の加速時にバイパス弁の閉弁作動遅れ
がなくなり、加速操作時の黒煙発生を防止することにな
る。

（実施例） 第１図は本発明の実施例を示す概略図である。

図において、（１）は車輌に搭載されるディーゼルエン
ジン、（２）は吸気ポート、（３）は排気ポート、（Ｃ
）は排気タービン過給機を示し、排気タービン過給機（
Ｃ）の従動羽根車室（４）と吸気ポート（２）とを給気
管（５）で連通させ、この給気管（５）の途中から吸気
バイパス（６）を分岐導出させである。

この吸気バイパス（６）は排気タービン過給ｍ＜ｃ＞の
新気吐出口（７）を迂回して排気タービン過給機（Ｃ）
の新気吸込室（８）に連通している。

一方、排気タービン過給ｔｆｉ（Ｃ）の駆動羽根車室（
９）と排気ポート（３）とが排気管（１０）で連通させ
てあり、この排気管（１０）の途中から排気バイパス（
１１）を分岐導出させである。この排気バイパス（１１
）は排気タービン過給機（Ｃ）の排気ガス吹込室（１２
）を迂回して、排気タービン過給８！（Ｃ）の排気ガス
吐出室（１３）に連通している。

吸気バイパス（６）と排気バイパス（１１）にはそれぞ
れバイパス弁（１４）（１５）が内装してあり、この各
バイパス弁（１４）（１５）は後述する駆動制御回路（
１６）からの出力で、ソレノイド等の７クチユエータ（
１７）（１８）により開閉操作されるようになっている
。

排気管（１０）の排気ポート（３）寄り部分には排気ガ
ス温度検出器（１９）が配置してあり、この排気ガス温
度検出器（１９）はバイパス弁（１４）（１５）を開閉
操作するだめの設定温度を検出した際、温度検出信号を
出力するように構成しである。

バイパス弁（１４）（１５）の駆動制御回路（１６）は
、前記温度検出信号（Ｋ）を受けてアクチュエータ（１
７）（１８）を駆動制御する駆動信号（Ｄ）を出力する
。即ち、無過給状態において排気温度検出器（１９）が
設定温度（Ｔ）よりも高い温度を検出した場合には、重
負荷であると判断してバイパス弁（１４）（１５）を閉
弁作動させることにより、排気ガスを駆動羽根車室（９
）に導入するとともに、新気を従動羽根車室（４）に導
入して過給機（Ｃ）を作動させる。また、過給状態にお
いて排気温度検出器（１９）が設定温度（Ｔ）よりも、
低い温度を検出することにより、軽負荷であると判断し
てバイパス弁（１４）（１５）を開弁作動させることに
より、排気バイパス（１１）を開通させて排気ガスの主
流が駆動羽根車室（９）を通過しないようにするととも
に、吸気バイパス（６）も開通させて新気の主流が従動
羽根車室（４）を通過しないようにして過給＋ｆｆ１（
Ｃ）を休止させる。なお、この駆動制御回路（１６）に
はエンジンの回転数変動に伴って変動する燃費曲線及び
設定温度とをデーターテーブルとして内部に記憶させて
あり、エンジンの回転数の変化に対応させてバイパス弁
（１４）（１５）の開閉駆動信号（Ｄ）を発するように
しである。

一方、エンジンの回転数を制御するアクセルペダル（２
０）に対応させてボテンシ３センサからなるアクセル捏
作兵（２１）が配置してあり、このアクセル操作検出共
（２１）からの出力が前記駆動制御回路（１６）に入力
するようになっている。

そして、このアクセル操作検出共（２１）で一定時間（
例えばｌｏｍｓ）毎にアクセルペダル（２０）の位置を
チェ・ンクし、その情報をＣＰ　Ｕ　（２２）に入力し
、検出したアクセル位置と直前にチェックしたアクセル
ペダル位置との差を算出し、その差が負の値となった場
合に減速繰作状態であると判断して減速信号（Ｈ）を発
し、その減速信号（Ｈ）を駆動制御回路（１６）に入力
する。

ｆ５２図はバイパス弁（１４）（１５）の開閉弁制御に
係る制御フロー図であり、アクセル操作検出共（２１）
によるアクセル位置検出によって、減速信号（Ｉ（）が
駆動制御回路（１６）に入力されると、駆動制御回路（
１６）からは、排気温度によるバイパス弁（１４）（１
５）の開閉状態にかかわらず、バイパス弁（１４）（１
５）を閉弁状態におき、過給機は過給状態となる。

従って、変速操作時にアクセルペダル（２０）が減速操
作されて排気系中の排気〃ス温度が低下しても、バイパ
ス（６）（ｉｌ）中のバイパス弁（１４）（１５）は閉
弁したままであるから、変速操作後に続けて行なわれる
加速繰作時に過給遅れが生じることはなく、加速操作に
よって黒煙を吐くことがなくなる。

（効　果） 本発明では、機関負荷の変化に伴なう排気温度の変動を
検出して排気タービン過給機を切換え使用するものにお
いて、アクセル［（％兵に対応させてアクセル操作検出
手段を配置し、このアクセル操作検出手段がアクセル揉
作兵の減速操作を検出することに基づき、バイパス弁を
閉弁作動させるようにしたので、減速操作と加速操作が
短時間のうちに行なわれる変速操作時に、排気温度が設
定温度よりも低くなることがあっても過給休止状態にな
ることがない。これにより、変速操作後の加速操作時で
のバイパス弁のり換え遅れに伴なう黒煙発生を防止する
ことができる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の一実施例を示す概要図、第２図はバイ
パス弁開閉制御のフローチャートである。 Ｃ・・・排気タービン過給機、１・・・エンジン、３・
・・排気ポート、１１・・・バイパス、１２・・・（Ｃ
）の排気ガス入口室、１５・・・バイパス弁、１９・・
・排気温度検出器、２０・・・アクセル捉作兵、２１・
・・アクセル操作検出手段。

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １、車輌に搭載する排気タービン過給機付きエンジン（
   １）の排気ポート（３）と排気タービン過給機（Ｃ）の
   排気ガス入口室（１２）との間の排気路部分からバイパ
   ス（１１）を分岐状に設け、バイパス（１１）にバイパ
   ス弁（１５）を開閉可能に設け、エンジン（１）の排気
   系路に排気温度検出器（１９）を設け、排気温度検出器
   （１９）が設定温度より高温を検出することに基づき、
   バイパス弁（１５）を閉弁作動させて排気タービン過給
   器（Ｃ）を作動させ、排気温度検出器（Ｃ）での検出温
   度が設定温度よりも低温である間はバイパス弁（１５）
   を開弁して排気タービン過給機（Ｃ）を休止させるよう
   に構成した車載用排気タービン過給機付きエンジンにお
   いて、 アクセル操作具（２０）に対応させてアクセル操作検出
   手段（２１）を配置し、アクセル操作検出手段（２１）
   がアクセル減速状態を検出することに基づき、バイパス
   弁（１５）を閉弁状態にするように構成したことを特徴
   とする車載用排気タービン過給機付きエンジンの過給装
   置