JPS63120745A - フツ素樹脂成形品の処理液 - Google Patents
フツ素樹脂成形品の処理液Info
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- JPS63120745A JPS63120745A JP26714586A JP26714586A JPS63120745A JP S63120745 A JPS63120745 A JP S63120745A JP 26714586 A JP26714586 A JP 26714586A JP 26714586 A JP26714586 A JP 26714586A JP S63120745 A JPS63120745 A JP S63120745A
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Landscapes
- Manufacture Of Macromolecular Shaped Articles (AREA)
- Treatments Of Macromolecular Shaped Articles (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
（産業上の利用分野）
本発明はフッ素樹脂成形品の表面を脱フッ素するための
処理液に関する。
処理液に関する。
（従来の技術）
一般にフッ素樹脂は、撥水、撥油、非粘着性が高く、離
形性を望むものにおいて広く用いられているが、その反
面接着が非常に困難であることから、その用途に制約を
受けていた。
形性を望むものにおいて広く用いられているが、その反
面接着が非常に困難であることから、その用途に制約を
受けていた。
特に近年半導体製造装置の薬液槽や純水槽或はパイプな
どに金属非含有性・表面平滑性等の特性を仔するために
用いられているが、該フッ素樹脂は高価で剛性を持たな
いので鋼板やＦＲＰにライニングして用いるのが好まし
いが、上記のように接着性が悪くライニングが良好に行
えなかった。
どに金属非含有性・表面平滑性等の特性を仔するために
用いられているが、該フッ素樹脂は高価で剛性を持たな
いので鋼板やＦＲＰにライニングして用いるのが好まし
いが、上記のように接着性が悪くライニングが良好に行
えなかった。
そこで従来は、フッ素樹脂からなる板材などの成形品表
面を脱フツ素処理して、接着性を高めるごとくしている
。
面を脱フツ素処理して、接着性を高めるごとくしている
。
この脱フツ素処理としては、例えば液体アンモニアに１
％の金属ナトリウムを添加して調合した処理液を用いる
アンモニア法、水と苛性ソーダとアルコールを３：１：
１の割合で混合して調合した処理液を用いる苛性ソーダ
法、或はテトラヒドロフラン（ＴＨＦ）ｉＮにナフタリ
ン１２８ｇと金属ナトリウム２３ｇを添加して調合した
処理液を用いるナフタリン法などがある。
％の金属ナトリウムを添加して調合した処理液を用いる
アンモニア法、水と苛性ソーダとアルコールを３：１：
１の割合で混合して調合した処理液を用いる苛性ソーダ
法、或はテトラヒドロフラン（ＴＨＦ）ｉＮにナフタリ
ン１２８ｇと金属ナトリウム２３ｇを添加して調合した
処理液を用いるナフタリン法などがある。
（発明が解決しようとする問題点）
処で上記したアンモニア法や苛性ソーダ法は、管理設備
、環境設備の点で実用的ではなく、一般にはナフタリン
法が採用されているが、この場合にあっても次のような
問題がある。
、環境設備の点で実用的ではなく、一般にはナフタリン
法が採用されているが、この場合にあっても次のような
問題がある。
即ちＴＨＦは沸点が低く揮発性が極めて高く、フッ素樹
脂成形品の表面に塗布して脱フツ素処理するとき、ＴＨ
Ｆがすぐに蒸発して金属ナトリウムがフッ素樹脂中のフ
ッ素と結合する前に空気中の水分と結合し、Ｎ ａ Ｏ
Ｈに変化し、所謂脱フッ素が不充分であったりバラツキ
が大きく、接着性を充分に高めることができず、またＴ
ＨＦは引火点が−１７，２℃と非常に低く、取扱に注意
を要するものであった。
脂成形品の表面に塗布して脱フツ素処理するとき、ＴＨ
Ｆがすぐに蒸発して金属ナトリウムがフッ素樹脂中のフ
ッ素と結合する前に空気中の水分と結合し、Ｎ ａ Ｏ
Ｈに変化し、所謂脱フッ素が不充分であったりバラツキ
が大きく、接着性を充分に高めることができず、またＴ
ＨＦは引火点が−１７，２℃と非常に低く、取扱に注意
を要するものであった。
（問題点を解決するための手段）
本発明は以上のごとき問題点に注目して発明したもので
あって、沸点が非常に高く、かつ金属ナトリウムと反応
しない溶液、例えば１．３−ジメチル−２−イシダゾリ
シン（ＤＭＩ）、ジメチルアセトアシド（ＤＭＡＡ）
、キシレン、トルエン等を用いた点に特徴を有し、これ
らの単独若しくは混合の溶液に金属ナトリウムとナフタ
リンとを添加して調合したものである。
あって、沸点が非常に高く、かつ金属ナトリウムと反応
しない溶液、例えば１．３−ジメチル−２−イシダゾリ
シン（ＤＭＩ）、ジメチルアセトアシド（ＤＭＡＡ）
、キシレン、トルエン等を用いた点に特徴を有し、これ
らの単独若しくは混合の溶液に金属ナトリウムとナフタ
リンとを添加して調合したものである。
（作用）
上記した構成によれば、沸点が高く金属ナトリウムと反
応しない溶液を用いることから、処理作業時の液蒸発が
非常に少なく、金属す） ＋Ｊウムの空気中水分との結
合番阻止することができ、その活性化を損なうようなこ
とがなく、この金属ナトリュウムによるフッ素樹脂成形
品の表面脱フツ素処理が確実に行われ、その接着性を高
め得る。
応しない溶液を用いることから、処理作業時の液蒸発が
非常に少なく、金属す） ＋Ｊウムの空気中水分との結
合番阻止することができ、その活性化を損なうようなこ
とがなく、この金属ナトリュウムによるフッ素樹脂成形
品の表面脱フツ素処理が確実に行われ、その接着性を高
め得る。
（実施例）
本発明の処理液として用いられる溶液は、沸点が高く金
属ナトリウムと反応しないもの、例えばＤＭ１１ＤＭＡ
Ａ１キシレン、トルエン等が挙げ・られる。
属ナトリウムと反応しないもの、例えばＤＭ１１ＤＭＡ
Ａ１キシレン、トルエン等が挙げ・られる。
これらの溶液の沸点は２２６°Ｃ，２０６℃、１４４℃
、１１１℃であり、また引火点は１０７°Ｃ１１６６°
Ｃ１１７℃、５℃であり、ＴＨＦの６６℃及び−１７，
２°Ｃより遥に高い沸点と引火点を有している。そして
、該溶液には塩素基、水酸基を有しておらず、金属ナト
リウムと反応することはない。これらの溶液のうち、Ｄ
ＭＩとＤＭＡＡは沸点、引火点に他の溶液に比べて極端
に高く、本発明の実施例において最も好ましいものとし
て採用される。
、１１１℃であり、また引火点は１０７°Ｃ１１６６°
Ｃ１１７℃、５℃であり、ＴＨＦの６６℃及び−１７，
２°Ｃより遥に高い沸点と引火点を有している。そして
、該溶液には塩素基、水酸基を有しておらず、金属ナト
リウムと反応することはない。これらの溶液のうち、Ｄ
ＭＩとＤＭＡＡは沸点、引火点に他の溶液に比べて極端
に高く、本発明の実施例において最も好ましいものとし
て採用される。
上記溶液の内、一種若しくは数種混合の溶液に、あるい
はＴＨＦとの混合溶液に金属ナトリウムとナフタリンと
を徐々に加え、２４時間放置した後、充分に撹拌して調
合するのである。
はＴＨＦとの混合溶液に金属ナトリウムとナフタリンと
を徐々に加え、２４時間放置した後、充分に撹拌して調
合するのである。
しかして上記のごとく調合された処理液によりフッ素樹
脂成形品、例えばフッ素樹脂板（りの片側面を脱フツ素
処理するのであって、第２図に示すごとくフッ素樹脂板
（１）をロールコータ（２）に供給して、該樹脂板（１
）の片面に上記した本発明の処理液（３）を塗布するの
である。
脂成形品、例えばフッ素樹脂板（りの片側面を脱フツ素
処理するのであって、第２図に示すごとくフッ素樹脂板
（１）をロールコータ（２）に供給して、該樹脂板（１
）の片面に上記した本発明の処理液（３）を塗布するの
である。
これによってフッ素樹脂板（＋）における表面のフッ素
が上記処理液（３）の金属ナトリュウムと反応して脱フ
ッ素されるのである。またフッ素樹脂板の一部のみを脱
フッ素するには、本発明処理液を該部分に滴下塗布すれ
ばよいことはいうまでもない。
が上記処理液（３）の金属ナトリュウムと反応して脱フ
ッ素されるのである。またフッ素樹脂板の一部のみを脱
フッ素するには、本発明処理液を該部分に滴下塗布すれ
ばよいことはいうまでもない。
Ｉ−記のように脱フツ素処理された樹脂板（１）はその
接着性が高（、エポキシ系或はアクリル系等の接着剤に
より適宜の材料、例えば銅版やＦＲＰ板に強固に接着す
ることができる。また上記脱フツ素処理は、前記処理液
（３）を樹脂板（りの表面に塗布するだけであるから、
特別な装置や設備を必要とせず、簡単容易にかつ安価に
実施することができるものである。
接着性が高（、エポキシ系或はアクリル系等の接着剤に
より適宜の材料、例えば銅版やＦＲＰ板に強固に接着す
ることができる。また上記脱フツ素処理は、前記処理液
（３）を樹脂板（りの表面に塗布するだけであるから、
特別な装置や設備を必要とせず、簡単容易にかつ安価に
実施することができるものである。
次に、本発明の具体例とＪ Ｉ ５Ｋ８８５０の接着試
験法による接着試験の結果とについて説明する。
験法による接着試験の結果とについて説明する。
使用するフッ素樹脂板としては、ニフッ化ビニリデン樹
脂板（タキロン株式会社製、ＫＦ板）を用い、該ＫＦ板
の片面をサンドペーパー＃１２０により縦横両方向に磨
き、アセトンで洗浄した後、第１表のごとき割合とした
本発明の処理液を塗布してブラッシングを行い、約１分
後にアセトンで拭き取り水洗いして試験片とした。
脂板（タキロン株式会社製、ＫＦ板）を用い、該ＫＦ板
の片面をサンドペーパー＃１２０により縦横両方向に磨
き、アセトンで洗浄した後、第１表のごとき割合とした
本発明の処理液を塗布してブラッシングを行い、約１分
後にアセトンで拭き取り水洗いして試験片とした。
一方、鋼板を脱脂後サンドペーパー＃１２０で磨いた後
、アセントで抜き取り試験片とした。
、アセントで抜き取り試験片とした。
そしてこれらの試験片をエポキシ系の接着剤、ボンドＥ
Ｄ−１００（コニシ株式会社製）により接着した。また
、前記と同様に処理したＫＦ板にエポキシ系プライマー
処理剤リポキシＲＴ−８３３（コニシ株式会社製）を用
いてプライマー処理を行い、その上に＃５００ガラスマ
ットを当てポリエステル樹脂を含浸硬化させ接着した。
Ｄ−１００（コニシ株式会社製）により接着した。また
、前記と同様に処理したＫＦ板にエポキシ系プライマー
処理剤リポキシＲＴ−８３３（コニシ株式会社製）を用
いてプライマー処理を行い、その上に＃５００ガラスマ
ットを当てポリエステル樹脂を含浸硬化させ接着した。
その後引張試験機にて引張テストを行い接着強度を測定
した処、第１表のごとき試験結果を得た。
した処、第１表のごとき試験結果を得た。
また、上記のエポキシ系接着剤に代えて二液混合型のア
クリル系接着剤、ボンドコニセットＡＧ−１００（コニ
シ株式会社製）を用い、ＫＦ板と鋼板での接着処理時の
温度及び湿度を変えて、常温での接着強度を試験した処
、第２表のごとき試験結果を得た。
クリル系接着剤、ボンドコニセットＡＧ−１００（コニ
シ株式会社製）を用い、ＫＦ板と鋼板での接着処理時の
温度及び湿度を変えて、常温での接着強度を試験した処
、第２表のごとき試験結果を得た。
なお第１表において、従来品ＡはＫＦ板にサンドペーパ
ーで磨きを掛けたものであり、従来品Ｂは磨きを行わな
いものである。
ーで磨きを掛けたものであり、従来品Ｂは磨きを行わな
いものである。
上記第１．２表から明らかなごと〈従来品Ａ及びＢはい
ずれも、本発明の実施例ｌｌｌｌ１１ｒＶに比較して剪
断強度が低（、シかも温度及び湿度が変わってもその関
係は変わらず、また接着部の剥離が、従来品にあっては
ＫＦ板側で発生し、本発明にあっては鋼販側で発生して
いることから、本発明では鋼販に対する接着性能の良い
接着剤を用いることにより、フッ素樹脂板と鋼販との接
着をより一層確実強固に行わせ得ることが分かる。
ずれも、本発明の実施例ｌｌｌｌ１１ｒＶに比較して剪
断強度が低（、シかも温度及び湿度が変わってもその関
係は変わらず、また接着部の剥離が、従来品にあっては
ＫＦ板側で発生し、本発明にあっては鋼販側で発生して
いることから、本発明では鋼販に対する接着性能の良い
接着剤を用いることにより、フッ素樹脂板と鋼販との接
着をより一層確実強固に行わせ得ることが分かる。
さらに、実施例ＩＩＩは実施例ＩＩＩＩＶより剪断強度
が高＜、ＤＭＩ又はＤＭＡＡにＴＨＦを混合した溶液に
よる接着がＤＭＩ又はＤＭＡＡ単独の処理液より強固に
行われることがわかる。これはＴＨＥにより金属ナトリ
ウムが活性化されるためであろうと思われる。
が高＜、ＤＭＩ又はＤＭＡＡにＴＨＦを混合した溶液に
よる接着がＤＭＩ又はＤＭＡＡ単独の処理液より強固に
行われることがわかる。これはＴＨＥにより金属ナトリ
ウムが活性化されるためであろうと思われる。
（発明の効果）
以上説明したごとく本発明によるフッ素樹脂成形品の処
理液は、沸点が高く金属す） ＩＪウムと反応しない溶
液を用いるものであるから、フッ素樹脂成形品の表面に
塗布したときの液蒸発が非常に少なく、金属ナトリュウ
ムの空気中水分との結合を低く抑え、所謂金属す） Ｉ
Ｊニウムの活性化を損なうようなことがなく、従って前
記フッ素樹脂成形品の表面脱フツ素処理を確実に行って
、その接着性を高め得るに至ったのである。また上記の
ごとく本発明に用いる溶液は揮発性が低（、かつ引火点
の高い溶液を用いることにより、処理液の経時変化が少
なく、脱フツ素処理を安定よく行わ得るのであり、しか
も揮発及び引火を防止するための特別な設備を必要とせ
ず、設備コストやランニングコストの引き下げを図るこ
とができ、また取り扱いも非常に楽くになる等の実用的
な作用効果を奏するものである。
理液は、沸点が高く金属す） ＩＪウムと反応しない溶
液を用いるものであるから、フッ素樹脂成形品の表面に
塗布したときの液蒸発が非常に少なく、金属ナトリュウ
ムの空気中水分との結合を低く抑え、所謂金属す） Ｉ
Ｊニウムの活性化を損なうようなことがなく、従って前
記フッ素樹脂成形品の表面脱フツ素処理を確実に行って
、その接着性を高め得るに至ったのである。また上記の
ごとく本発明に用いる溶液は揮発性が低（、かつ引火点
の高い溶液を用いることにより、処理液の経時変化が少
なく、脱フツ素処理を安定よく行わ得るのであり、しか
も揮発及び引火を防止するための特別な設備を必要とせ
ず、設備コストやランニングコストの引き下げを図るこ
とができ、また取り扱いも非常に楽くになる等の実用的
な作用効果を奏するものである。
第１図は本発明の実施例を示す縦断面図、第２・図は処
理液の塗布説明図である。 （１）・・・フッ素樹脂製板体、（３）・・・処理液、
イー゛ムニ゛Ｉ
理液の塗布説明図である。 （１）・・・フッ素樹脂製板体、（３）・・・処理液、
イー゛ムニ゛Ｉ
Claims (2)
- （１）フッ素樹脂成形品の表面を脱フッ素し接着性を付
与するための処理液であって、沸点が高く金属ナトリウ
ムと反応しない単独若しくは混合の溶液に金属ナトリウ
ムとナフタリンとを添加して調合したことを特徴とする
フッ素樹脂成形品の処理液。 - （２）沸点が高く金属ナトリウムと反応しない単独若し
くは混合の溶液にテトラヒドロフランを混合したことを
特徴とする特許請求の範囲第１項に記載のフッ素樹脂成
形品の処理液。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP61267145A JPH07121993B2 (ja) | 1986-11-10 | 1986-11-10 | フツ素樹脂成形品の処理液 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP61267145A JPH07121993B2 (ja) | 1986-11-10 | 1986-11-10 | フツ素樹脂成形品の処理液 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS63120745A true JPS63120745A (ja) | 1988-05-25 |
| JPH07121993B2 JPH07121993B2 (ja) | 1995-12-25 |
Family
ID=17440707
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP61267145A Expired - Lifetime JPH07121993B2 (ja) | 1986-11-10 | 1986-11-10 | フツ素樹脂成形品の処理液 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH07121993B2 (ja) |
Cited By (5)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US5411629A (en) * | 1992-02-03 | 1995-05-02 | Motorola, Inc. | Method for roughening surface of halocarbon film |
| JP2002198017A (ja) * | 2000-12-26 | 2002-07-12 | Honda Motor Co Ltd | リチウム電池用ガスケット |
| JP2007330885A (ja) * | 2006-06-14 | 2007-12-27 | Takenaka Komuten Co Ltd | フッ素樹脂膜表面処理方法 |
| JP2010243245A (ja) * | 2009-04-02 | 2010-10-28 | Tokyo Keiso Co Ltd | 超音波流量計 |
| WO2015166812A1 (ja) * | 2014-05-02 | 2015-11-05 | 住友電気工業株式会社 | ナトリウムイオン二次電池 |
Citations (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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| JPS5453173A (en) * | 1977-10-04 | 1979-04-26 | Kawaken Fine Chem Co Ltd | Agent for treating the surface of fluorine resin molded products |
-
1986
- 1986-11-10 JP JP61267145A patent/JPH07121993B2/ja not_active Expired - Lifetime
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Also Published As
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