JPS63117862A - 帯状連接体の巻取方法 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この発明は帯状連接体、例えばコネクター、リードフレ
ームあるいはＩＣを実装したフィルムキャリアテープ等
を、層間紙とともに巻取リールに巻取る巻始めおよび巻
終りに、粘着テープを使用して連接体およびまたは層間
紙に自動的に貼着可能にして巻取る帯状連接体の巻取方
法に関するものである。

〔従来の技術〕

帯状連接体、特に製品同士を直接的に巻取ると引掛かり
、変形、からまり、キズ等の原因となるものに対しては
、層間紙（両面に半円状の突出部を有するスペーサテー
プも含む）を連接体間に挿入して巻取るようにしている
。上記帯状連接体は具体的には、以下に示すような手段
で巻取りを行っている。

まず、帯状連接体の巻取り開始に際しては、眉間紙をロ
ールペーパーから繰り出し、巻取リールのリール芯にそ
の先端部を粘着テープで貼着してその後、層間紙をリー
ル芯に数回巻取り、帯状連接体を移送している。この帯
状連接体は、層間紙の裏面側と既に巻取られている眉間
紙の巻取り周面との間に進行させることにより、この間
に挟入され巻取られるようにしている。また帯状連接体
の巻終りに際しては、帯状連接体の設定巻取数量の経過
を検出器で検出してカッターで切断し、その帯状連接体
の後端部を巻取るものである。この帯状連接体を巻取っ
た後も、層間紙を巻取リールに数回巻取り、その後層間
紙を切断するものである。そして、層間紙の後端部から
巻取り周面にわたり粘着テープを貼着して層間紙を固定
する。以上の巻取り作業で、帯状連接体の１０ンド巻取
りが完了する。

〔発明が解決しようとする問題点〕

上記従来技術による巻取り作業は、帯状連接体の巻始め
と巻終わりには層間紙とリール芯を、また巻終りには層
間紙と巻取り周面を作業者が手作業で粘着テープの貼着
を行っていた。

従って、巻始めと巻終りには手間および時間がかかり、
リール交換時には前工程の加工装置を停止しなければな
らず、稼動率が低下するとともに、手作業であるのでリ
ール交換時間が長くなるという問題点があった。

この発明は上記の問題点を解消し、帯状連接体の巻始め
、巻終りに粘着テープの貼着が瞬時に、かつ確実に行え
、巻取作業の高能率化、全自動化を計る帯状連接体の巻
取方法を提供することを目的とするものである。

〔問題点を解決するための手段〕

この発明は上記問題点を解決するために、層間紙ととも
に帯状連接体を巻取リールに巻取る帯状連接体の巻取方
法において、粘着テープ供給機構から供給される粘着テ
ープを、巻取リールの巻始めに供給して巻取リールのリ
ール芯と、上記連接体およびまたは層間紙の先端部に粘
着して巻取り、更に巻取リールの巻終りに粘着テープを
供給して上記連接体およびまたは層間紙の後端部と巻取
り周面に貼着して固着する帯状連接体の巻取方法とした
。

〔作用〕

この発明の巻取方法によると、連接体の巻始めに際して
は、粘着テープを移送し巻取リールのリール芯と連接体
および層間紙の夫々の先端部を一度に貼着して巻取るか
、連接体または層間紙の先端のいずれか一方を先にリー
ル芯に粘着テープで貼着した後に、他方を更に別の粘着
テープで貼着することにより巻取りを可能にする。また
連接体の巻終りに際しては、粘着テープを移送して連接
体および層間紙の夫々の後端部を、−度に巻取り周面と
貼着するか、連接体または層間紙のいずれか一方を巻取
ってから他方の後端部を巻取り周面に粘着テープで貼着
して連接体の巻取りを終えることが可能となる。

〔実施例〕

この発明の実施例を図面に基づいて説明する。

図面の第１図は、帯状連接体の巻取装置を示す側面図、
第２図ないし第４図は帯状連接体の巻取り態様を示す説
明図である。

連接体の巻取量ＦＡは、第１図に示すように連接体Ｂを
巻取る巻取リールＣと、上記連接体Ｂとともに巻取る層
間紙りの移送機構と、台紙に粘着テープＥを等間隔に貼
着したテープを移送し粘着テープＥを剥離する粘着テー
プ供給機構Ｆとで構成している。

前記連接体Ｂは、前工程において定速で連続的に加工さ
れた後、可動ループを経て巻取装置Ａのローラ２、駆動
ローラ３、数量検出器４、カッター７、製品ガイド５お
よび製品端部検出器６を通過して巻取リールＣ方向に移
送されるものである。

上記数量検出器４は、連接体Ｂの一定数量を検出し、駆
動ローラ３およびカッター７に信号を送り、駆動ローラ
３の作動を停止させるとともに、カッター７を作動して
連接体Ｂを切断するようにしている。切断された連接体
Ｂの一端側は、巻取リールＣに巻取られる後端部となり
、切断された他端側は駆動ローラ３に突設したピンと噛
合して停止する。この間前工程から移送される連接体Ｂ
は、可動自在のループ１位置で滞留することになる。

上記製品ガイド５は、基端側の支軸を支点として自由状
態で支持され、巻取リールＣの巻取量に連動して上方に
可動し、連接体Ｂを巻取っている間は、その先端部が常
に巻取り周面と若干の間隙を残すようにしている。この
製品ガイド５の中途位置には、連接体Ｂの後端部ならび
に先端部を検出する製品端部検出器６を取付けている。

この製品端部検出器６は、カッター７で切断された連接
体Ｂの後端部ならびに先端部を検出し、粘着テープ貼着
機構Ｆに信号を送る機能があり、この信号がタイマーを
介して粘着テープＥを移送、剥離させ、上記連接体Ｂの
後端部や先端部、あるいは層間紙りの端部に貼着するよ
うに設定している。

前記巻取リールＣば、図示しない駆動モータにより、第
１図において反時計回り方向に回転可能にしている。こ
の巻取リールＣは、プラスチック製１紙製いずれの材質
でもよく、前記連接体Ｂの幅寸法より若干大きいリール
幅のものを採用している。そしてこの巻取り−ルＣの左
右両側位置には、巻取リールＣの脱落を防止する押えロ
ーラ８を、巻取り−ルＣの両側板に接触させた状態で可
動自在に取付けている。更に巻取リールＣの上方には、
両側板間に緩挿し、リール芯Ｃ′側へ付勢さ−１７た巻
取り周面の押圧ローラ９を上下可動自在に取付けている
。この押圧ローラ９は、リール芯Ｃ′と層間紙り等の先
端部に貼着される粘着テープＥを一層強力に貼着させる
ためのものである。

前記層間紙りは、この層間紙りを巻取ったロールペーパ
Ｄ′からローラ１１．駆動ローラ１０゜ペーパーカッタ
ー１２３層間紙ガイド１３を通過するようにしている。

そして層間紙ガイド１３には層間紙りの端部を検出する
端部検出器１４を位置させ、層間紙りの後端部ならびに
先端部の通過を検出して、粘着テープ貼着機構Ｆに信号
を送るようにしてあり、この信号がタイマーを介して粘
着テープＥを貼着するよう設定している。

前記粘着テープ貼着機構Ｆは、ガイドローラ１５、粘着
テープ検出器１６．粘着テープＥを台紙から剥離する腕
体１７．駆動ローラ１８１台紙を巻取る巻取軸１９で構
成している。そして粘着テープＥは、上記腕体１７で台
紙を折返すことにより剥離されることになる。

更に加えて、上記腕体１７は、基端例の支軸を支点とし
て上下に可動自在にするとともに、前記層間紙ガイド１
３と一体的に固定して上下に可動自在に設けている。上
記腕体１７および層間紙ガイド１３は、巻始めに際には
下動して夫々巻取り−ルＣの側板間に緩挿して粘着テー
プＥを貼着し、その後、巻終り位置まで」−動させて連
接体Ｂの巻取りを続行するようにしている。

以上のように構成した巻取装置Ａは、巻取リールＣの回
転速度、連接体Ｂの移送速度、層間紙りの移送速度およ
び粘着テープＥの移送速度を変速モータやリレータイマ
ー等適宜の手段を用いて同期連動あるいは遅動するよう
に設定している。

以上の巻取装置へによる連接体Ｂの巻取方法について、
第２図ないし第４図に基づいて説明する。

第１の巻取り態様は第２図に示すように、巻取リールＣ
を回転させ、層間紙りを移送すると、端部検出器１４の
検出信号で粘着テープＥが移送。

剥離され、リール芯Ｃ′から層間紙りにわたり貼着され
る。その後タイマーの作動で連接体Ｂが遅滞なく移送さ
れ、層間紙りとリール芯Ｃ′との間に挟入されて、巻取
られるように設定したものである。

次に第２の巻取り態様は第３図に示すように、巻取り−
ルＣの回転に連動して連接体Ｂを移送さ−Ｕるとともに
、若干層間紙りを遅動させて夫々の先端部の位相をずら
して移送し、タイマー作動で１枚の粘着テープＥをリー
ル芯Ｃ′から連接体Ｂの先端部および層間紙りの先端部
にわたり貼着させて、連接体Ｂを巻取るように設定した
ものである。

第３の巻取り態様は第４図に示すように、巻取り−ルＣ
の回転に連動して粘着テープＥで、連接体Ｂを一旦す−
ル芯Ｃ′に貼着して若干巻取る。

その後タイマー作動で層間紙りを移送するとともに２枚
目の粘着テープＥ′を移送して、連接体Ｂの巻取り周面
から層間紙りの先端部にわたり貼着するようにして、連
接体Ｂを巻取るように設定したものである。

一方、連接体の巻終りに際しては図示しないが、連接体
の後端部と層間紙の後端部とを１枚の粘着テープで巻取
り周面に同時に貼着するか、層間紙の後端部を粘着テー
プで貼着した後、２枚目の粘着テープで連接体の後端部
をその巻取り周面と貼着して巻取りを終了する。また連
接体の後端部を層間紙で巻取ってから、眉間紙の後端部
を粘着テ−プで巻取り周面に貼着して巻取りを終了して
もよい。

以上、第２図ないし第４図に示す連接体の巻始めの巻取
り態様および巻終りの巻取り態様を行うことにより、そ
の巻始めおよび巻終りの作業を自動化できるとともに、
時間もかけずに合理的に連接体を巻取ることができる。

次に、前記製品ガイドをスライド可能な２重構造に構成
したスライド式製品ガイドの場合の巻取り態様について
、第５図に基づいて説明する。第５図はスライド式製品
ガイドの作動状態を示す説明図である。上記スライド式
製品ガイドＨは、前記製品ガイド５の外側に、この製品
ガイド５の先端方向にスライド移動するスライド部５′
を設けて進退自在にしている。このスライド式製品ガイ
ドＨは、層間紙の巻始めはスライド部５′が前進せず、
後退した位置にある。そして層間紙の先端部が粘着テー
プでリール芯に貼着され固着状態となった後に、スライ
ド式製品ガイドＨのスライド部５′が前進（図中左方向
への移動）し、リール側板間にスライド５′の先端が入
る。この状態で連接体Ｂが移送され巻取りを行うもので
ある。

」１記スライド式製品ガイドＨによれば、連接体が巻太
ってきてもスライド式製品ガイドＨの天井側に連接体の
上面をこすることがないので、特に連接体の上面接触を
避ける巻取り仕様の場合は有効である。

また巻取リールの交換作業を例示すれば、第６図に示す
ようになる。第６図は巻取りリールの交換作業を示す説
明図である。

前記巻取装置Ａの側面側には、側板２０と平行状に移動
するリールストック機構Ｇを具備させる。

このリールストック機構Ｇは、巻取装置への側板２０と
平行に移動する駆動機構を設＆Ｊ、側板２１とこの側板
２１とは直交方向に突出する２本のリール挿通棒２２．
２３を突設している。一方のリール挿通棒２２には、巻
取りを完了した満杯リール２４を挿通ずるようにし、他
方のり−ル挿通棒２３には巻取り前の空リール２５を挿
通するものである。

また巻取リールＣの駆動モータ出力軸２６の外周には、
先端部に真空装置と連結した吸着パッド２７を配置した
作動体２８を外嵌させている。この作動体２８の基端側
は、図示しないシリンダー機構で進退自在（第６図にお
いて図中上下方向の移動）に作動するようにしている。

次にリール交換作業を説明すると、まず作動体２８を前
進させ、吸着パッド２７で空リール２５を吸着保持して
後退させる。空リール２５は出力軸２６に装着され、図
示しない押えローラ等を所定位置に移動して、連接体の
巻取りを開始する。

巻取りを完了すると、リールストック機構Ｇを作動して
満杯リール２４側のリール挿通棒２２を出力軸２６と一
致する位置へ移動する。作動体２８を前進させ、巻取り
を終えた巻取リールを満杯リール２４側へ押動してスト
ックする。後に作動体２８を後退させ、リールストック
機構Ｇを作動して空リール２５側のリール挿通棒２３を
出力軸２６と一致する位置に移動する。続いて作動体２
８を前進させ空リール２５を出力軸２６に装着し、巻取
り作業を再開する。以後は上記巻取リールＣの交換作業
を同じ手順で繰り返すようにしている。

〔発明の効果〕

この発明は以上のように構成したので、帯状連接体の巻
始めと巻終りの際に粘着テープの貼着は、瞬時に、しか
も確実に行えリール交換作業も短時間ででき、前工程の
加工装置を停止することなく体動率を大幅に向上でき、
巻取作業の全自動化。

高能率化が成し得るものである。

【図面の簡単な説明】

図面はこの発明の実施例に係り、第１図は帯状連接体の
巻取装置を示す側面図、第２図ないし第４図は帯状連接
体の巻取り態様を示す説明図、第５図はスライド式製品
ガイドの作動状態を示す説明図、第６図は巻取リールの
交換作業を示す説明図である。 Ａ・・・帯状連接体の巻取装置 Ｂ・・・連接体　　　　　Ｃ・・・巻取リールＣ′・・
・リール芯　　　Ｄ・・・層間紙Ｅ・・・粘着テープ　
　　Ｆ・・・粘着テープ貼着機構Ｇ・・・リールストッ
ク機構 Ｈ・・・スライド式製品ガイド

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 層間紙とともに帯状連接体を巻取リールに巻取る帯状連
   接体の巻取方法において、粘着テープ供給機構から供給
   される粘着テープを、巻取リールの巻始めに供給して巻
   取リールのリール芯と前記連接体およびまたは層間紙の
   先端部に貼着して巻取り、更に巻取リールの巻終りに粘
   着テープを供給して前記連接体およびまたは層間紙の後
   端部と巻取り周面に貼着して固着することを特徴とする
   帯状連接体の巻取方法。