JPS63112995A - 腫瘍関連抗原に特異的なキメラ齧歯類/ヒト免疫グロブリン - Google Patents

腫瘍関連抗原に特異的なキメラ齧歯類/ヒト免疫グロブリン

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JPS63112995A
JPS63112995A JP62169580A JP16958087A JPS63112995A JP S63112995 A JPS63112995 A JP S63112995A JP 62169580 A JP62169580 A JP 62169580A JP 16958087 A JP16958087 A JP 16958087A JP S63112995 A JPS63112995 A JP S63112995A
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JP
Japan
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chimeric
antigen
immunoglobulin
human
tumor
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JP62169580A
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English (en)
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ヒューバート・ジェイ・ピー・シューメイカー
リー・ケイ・サン
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Janssen Biotech Inc
Original Assignee
Centocor Inc
Janssen Biotech Inc
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は、ヒト不変部に結合された腫瘍−または増殖−
関連抗原に対して特異的な齧歯類−誘導抗原結合領域か
ら成るキメラ免疫グロブリンに関する。
(従来技術) モノクローナル抗体は、癌の治療に使用するために、腫
瘍と関連した抗原忙対して開発された。
1つの例は、結腸直腸癌細胞および他の腫瘍細胞の表面
抗原に対して特異的なネズミモノクローナル抗体17−
1Aである。この抗体は結腸癌の免疫療法において使用
され、そしていくつかの場合にこの治療は結腸直腸癌の
部分後退または完全後退をもたらした。
腫瘍関連抗原に対して開発された大部分のモノクローナ
ル抗体はネズミ抗体である。その主な理由は、この動物
種でのモノクローナル抗体のs 造波術が十分に開発さ
れているからである。ヒトモノクa−ナル抗体は製造す
るのが難しい。ネズミハイプリドーマを作るための標準
技術(すなわち、抗原を投与して免疫化し、その後融合
用の牌細胞を採取する技術)は明らかにヒトモノクロー
ナル抗体を製造する際だ使用できない0特定抗原に対す
る抗体を生産するヒ) IJンバ球は自然界で抗原にさ
らされたヒトから選択しうるが、ヒト細胞から作られた
ハイプリドーマは往々にして不安定であり、抗体の生産
を中止してしまう。
モノクローナル抗体の生産に関するネズミ系での成功は
、多くのタイプの癌抗原に対するモノクローナル抗体の
生産手段を提供する。しかしながら、ネズミ抗体はヒト
の癌治療へのその使用を相当に制限するいくつかの欠点
をもっている。外来タンパク質としてのネズミ抗体はし
ばしば、それらの治療効力を減少または破壊する反作用
的な免疫反応を誘発させる。さらに、ネズミ抗体は患者
にアレルギー反応を引き起こすことがある。不幸にも、
治療での再投与の必要性は、患者におけるこれらの免疫
反応の可能性を増大させるものである0 これらの問題を回避するために示唆された方法は、ヒト
の不変部に結合されたマウスの可変部から成る抗体を作
ることである。例えばモリソン(Morrison、 
S、L、 )ら、′キメラヒト抗体分子:ヒト不変部ド
メインをもつマウス抗原結合ドメイン″’ Proc、
 Natl、 Acad、 Sci、 USA 31 
:6851(1984);ニーL−バーガー(Neu−
berger、 M、S、 )およびラピツツ(Rab
bits。
T、H,)、゛キメラ抗体の製造”PCT出願番号PC
T/GB85 00392を参照されたい。これらのキ
メラ抗体はネズミ抗体の抗原結合特異性をもつであろう
が、それらはヒト不変部を有するので大部分はヒト抗体
であるだろう。不変部は抗体に対する免疫応答に大きく
関与するので、ヒト由来の不変部をもつキメラネダミ/
ヒト抗体はヒトにおいて抗ネズミ免疫応答を恐らく引き
起こさないと思われる。さらに、ヒト不変部はより優れ
たエフェクター機能をもつ抗体を提供する。
ヒト不変部のネズミ可変部への結合は、得られろキメラ
の結合能を低下または破壊する方法で、可変部のコンホ
メーションを変更するかもしれない。ハプテン(例えば
アゾフェニルアルソネートおよびトリニトロフェニル)
のための可変部をもつキメラネズミ/ネズミ抗体および
ネズミ/ヒト抗体が作られ、これらの抗体は可変部が誘
導される不ズミ抗体のもとのハプテン結合特異性を保持
することが見出された。例えばシャロン(Sh a r
 o rLJ、)ら、°゛マウスミエローマ細胞よるV
IICKキメラタンパク質の発現” Nature 3
09 : 364〜366(1984);ボーリア7 
(Boulianne。
G、L、 )  ら、°゛機能的なキメラマウス/ヒト
抗体(1984);およびニューバーガー(Neube
r−ger、 M、S、 )ら、 ”ヒト生理学的エフ
ェクター機能をもつハプテン特異的キメラIgE抗体″
Nature 314 : 268〜270(1985
)  を参照されたい。しかしながら、ハプテン分子は
小さいので、ヒト不変部の結合によってネズミ可変部に
起こりうるコンホメーションの変化は、この種の分子へ
の結合を有意に変更しないのかもしれない。その同族抗
原が腫瘍−または増殖−関連細胞の表面抗原のような大
きい分子である場合、可変部におけるコンホメーション
の変化は実質的に結合能に影響を及ぼし得るだろう。
(発明の構成) 本発明は、ヒト不変部に結合された腫瘍−または増殖−
関連抗原に特異的な齧歯類誘導抗原結合領域から成るキ
メラ免疫グロブリンに関する。そのキメラ免疫グロブリ
ンは a)ヒト重鎖不変部に結合された、腫瘍−または増殖−
関連抗原に対して特異的な脇歯類抗体の重鎖から誘導さ
れる抗原結合領域から成る少なくとも1本のキメラ重鎖
;およびb)ヒト軽鎖不変部に結合された、脇線類抗体
の軽鎖から誘導される抗原結合領域から成る少なくとも
1本のキメラ軽鎖; から構成される。免疫グロブリンは1価ダイマー、2価
テトラブーまたは多価集合体であり得ろ。これらのキメ
ラネスミ/ヒト免疫グロブリンは腫瘍−または増殖−関
連抗原に対するもとの結合能を保持している。
キメラ免疫グロブリンの齧歯類可変部は、腫瘍−または
増殖−関連抗原に対して特異的な免疫グロブリンから誘
導される。通常、その可変部はネズミ由来のものである
だろう。なぜなら、この種の抗原に対するネズミ抗体は
入手可能であるか、又は十分に確立されたネズミ系にお
いて製造可能であるからである。腫瘍−関連抗原(この
抗原と特異的に反応するネズミ免疫グロブリンが使用さ
れる)の例は抗原17−1A(胃腸の1!!IX瘍)、
0C125(卵巣癌)、0V−TL3(卵巣癌)、10
3D2 (、乳癌)および123.G3(腎癌)である
。その他には抗原72.3(結腸)、DF3.115D
8、RC38(腎臓)、G250および55−2Aが含
まれる。ラット系は別の可変部源を提供する。
キメラ免疫グロブリンの不変部はヒト免疫グロブリンか
ら誘導される。重鎖の不変部はアイソタイプクラスまた
はサブクラスのいずれからも選択することができ、一方
軽鎖の不変部はカンハ(k)またはラムダ(λ)クラス
のものであり得ろ。
キメラ抗体は、腫瘍−関連抗原に対して特異的な齧歯類
抗体の重鎖および経鎖可変部をコードするDNAセグメ
ントをクローニングし、次にこれらのDNAセグメント
をヒト重鎖および軽鎖不変部をコードするDNAセグメ
ントに結合してキメラ免疫グロブリンコード化遺伝子を
作ることにより製造される。軽鎖および重鎖をコードす
る融合遺伝子構築物は発現ベクター中に集められるか、
またはその中に挿入される。これらの遺伝子は免疫グロ
ブリンタンパク質を合成し、集成し、分泌することがで
きるリンパ様受容細胞(例えばミエローマ細胞)に同時
トランスフェクションされる。
本発明のキメラ抗体は癌の治療および診断に有用である
。キメラ抗体は単独で、あるいは異なる腫瘍によっても
たらされる別の抗原に特異的な抗体の混合物または゛′
カクテル″として数種の他の免疫グロブリンと共て、l
i!fi瘍の治療のために使用される。他の治療形式で
は、キメラ免疫グロプリンを癌治療薬剤と化学的にまた
は遺伝子工学技術により結合させて、癌細胞に特異的に
向かういわゆる6スマー) (smart )”剤を形
成することができる。診断用途のために、キメラ免疫グ
ロブリンはJl!!!瘍画像形区画像形成用提供するこ
とができる。例えば、免疫グミプリンは重鎖を切断して
“抗体フラグメント”を得、直接にまたは標識キレート
剤を介して標識することにより作られる。
キメラ免疫グロブリンは6ビルトイン(built−i
n)”標識キレートタンパク質またはタンパク質ドメイ
ンを含むようにデザインすることができる0 キメラネズミ/ヒト抗体のin vivo使用はネズミ
モノクローナル抗体の使用に比べていくつかの利点を提
供する。第一に、これらの抗体は患者にヒト抗マウス反
応を誘起する点でより弱い免疫原性をもつ。第二に、所
定のヒト不変部をマウス可変部遺伝子に結合させて、意
図する生物学的エフェクター機能をもつ抗体を作ること
ができる。
最後に、Ig DNAと非Ig DNA配列を結合させ
ることにより構築されたハイブリッド遺伝子な発現させ
ることが可能である。先に述べたように、これらの融合
タンパク質は選択的破壊または腫瘍細胞の画像形成のた
めの、抗体をベースとした輸送系を構成する。
本発明のキメラ免疫グロブリンは、個々のキメラ重鎖お
よび軽鎖免疫グロブリンから成る。キメラ重鎖は齧歯類
重鎖可変部およびヒト重鎖不変部をもつ連続ポリペプチ
ドである。キメラ軽鎖は齧歯類軽鎖可変部およびヒト軽
鎖不変部をもつ連続ポリペプチドである。
免疫グロブリンは1価、2価または多価であり得る。1
価免疫グロブリンは1本のキメラ軽鎖と(ジスルフィド
架橋を介して)結合した1本のキメラ重鎖から成るダイ
マー()IL)である。2価免疫グロブリンは2本のダ
イマーが結合されたテトラマー(H2L2)である。多
価免疫グロブリンは、例えば凝集する重鎖不変部(例え
ばミュー(μ)タイプの不変部)を使用することにより
作られる。
可変部は腫瘍−または増殖−関連抗原に特異的な抗体か
ら誘導される。その抗原結合領域は胃腸、***、卵巣、
肺および腎の癌細胞抗原に特異的でありうる。抗原の例
は17−1A(胃腸の腫瘍)、0C125(卵巣癌)、
0V−TL3(卵巣癌)、103D2 (乳癌)および
123.03(腎癌)に特異的なネズミ抗体によって規
定される抗原である。その他には72.3(結腸)、D
F3.115D8、RC38(腎)、G250および5
5−2Aが含まれる。重鎖不変部は5種のアイソタイプ
アルファ(α)、デルタ(δ)、イプシロン(ε)、ガ
ンマ(γ)またはミュー(μ)のいずれからも ′選択
することができる。さらに、種々のサブクラス(例えば
IgGサブクラス)の重鎖も使用できる。異なるクラス
およびサブクラスの1鎖は異なるエフェクター機能の原
因となり、こうして所望の重鎖不変部を選ぶことにより
、所望のエフェクター機能をもつキメラ抗体を製造する
ことができる。好適な不変部はガンマ1(IgG1)お
よびガンマ3(IgG3)である。軽鎖不変部はカッパ
またはラムダ鎖でありうる。
一般に、キメラ抗体はキメラ免疫グロブリンの軽鎖およ
び重鎖成分のそれぞれのために、ネズミ可変部の少なく
とも機能部分をコードする第1DNAセグメントを、ヒ
ト不変部の少なくとも一部をコードする第2 DNAセ
グメントに結合させた融合遺伝子をつくることにより製
造される。各融合遺伝子は発現ベクター中に集められる
か、またはそのベクター中に挿入される。その後、遺伝
子産物を発現しうる受容細胞にその遺伝子をトランスフ
ェクションする。トランスフェクションされた受容細胞
を培養し、発現された免疫グロブリンまたは免疫グロブ
リン鎖を回収する。
ネズミIg軽鎖および重鎖の可変部をコードする遺伝子
は、意図する腫瘍抗原に特異的な抗体を生産するリンパ
様細胞から得られる。例えば、抗原17−1A10C1
25、または他の抗原のいずれか疋対する抗体を産生ず
る・・イブリドーマ細胞株は、ある種の肺癌関連抗原に
対する免疫グロブリン可変部遺伝子の源を提供する。細
胞株は謡肉類な腫瘍細胞または腫瘍抗原含有細胞成分ま
たは分画でチャレンジ(免疫化)し、抗体産生細胞トミ
エローマ細胞との融合ノ・イブリッド細胞を形成し、そ
のハイブリッドをクローニングし、そして腫瘍−関連抗
原に対する抗体を産生ずるクローンを選択することによ
り作ることができる。コブロースキー(Koprows
ki )らの米国特許第4172124号を参照された
い。
不変部は標準クローニング法によりヒト抗体産生細胞か
ら得られる。また、2つのクラスの軽鎖および5つのク
ラスの重鎖なコードする遺伝子はすでにクローニングさ
れているので、ヒト由来の不変部はこれらのクローンか
ら容易に入手しうる。
好ましくは、キメラ軽鎖および重鎖をコードする融合遺
伝子は2つの異なる発現ベクター(これらのベクターは
受容細胞を同時形質転換するために使用しうる)中に挿
入される。それぞれのベクターは2つの選択遺伝子(す
なわち細菌系での選択遺伝子および真核生物系での選択
遺伝子)を含み、各ベクターは異なる対の遺伝子を有す
る0これらのベクターは細菌系での融合遺伝子の生産お
よび増幅、その後の真核細胞の同時トランスフェクショ
ンおよび同時トランスフェクションされた細胞の選択を
可能にする。細菌系のための選択遺伝子の例は、アンピ
シリン耐性を与える遺伝子およびクロラムフェニコール
耐性を与える遺伝子である。トランスフェクションされ
た真核細胞の選択のためには、2つの選択遺伝子:すな
わち(1)キサンチン−グアニンホスホリボシルトラン
スフェラーゼ遺伝子(gpt)、および(ft) Tn
 5からのホスホトランスフェラーゼ遺伝子(ne。
と称す)が好適である。gpt での選択は、この遺伝
子によってコードされる酵素がプリンヌクレオチド合成
のために基質としてキサンチンを使用する能力に基づい
ている;類似の内因性酵素はキサンチンを利用できない
。キサンチンおよびミコフェノール酸(イノシンモノホ
スフェートのキサンチンモノホスフェートへの転化を遮
断スル)¥含む培地では、gpt遺伝子を発現する細胞
だけが生き残る。neoの生産物は、抗生物質G418
およびこのクラスの他の抗生物質によって起こる真核細
胞によるタンパク質合成の阻止を遮断する。
2つの選択方法は真核細胞中の2つの異なるDNAベク
ターに導入された免疫グロブリン鎖遺伝子の発現を選択
するために、同時にまたは順次使用される。
好適な受容細胞株はミエローマ細胞である。ミエローマ
細胞ハトランスフエクションされたIg遺伝子によりコ
ードされる免疫グロブリンを合成し、集成し、そして分
泌することができる。さらに、それらは免疫グロブリン
のグリコジル化機構を有する。特に好適な受容細胞はI
g非産生ミエローマ細胞5p210である。この細胞は
トランスフェクションされた免疫グロブリン遺伝子によ
りコードされる免疫グロブリンのみを生産する。
ミエローマ細胞は培地中で、又はマウスの腹膜中(この
場合は分泌された免疫グロブリンが腹水から得られる)
で増殖させることができる。8977球のような他のリ
ンパ様細胞またはハイプリドーマ細胞も1渦な受容細胞
として役立つだろう0免疫グロブリンコード化遺伝子で
リンパ様細胞をトランスフェクションするいくつかの方
法が存在する。DNAをリンパ様細胞中に導入する好適
な方法はプロトプラスト融合によるものである。
この方法では、キメラIg遺伝子を含む組換えプラスミ
ドを保有する細菌から細胞壁を溶解するために、リンチ
ームが使用される。得られたスフェロプラストはポリエ
チレングリコールを用いてミエローマ細胞と融合させろ
。プロトプラスト融合の後、トランスフェクションされ
た細胞を選択し、分離する。DNAを多くの細胞型へ導
入するために使用できる他の技術はリン酸カルシウム沈
降である。
キメラ免疫グロブリン遺伝子は、細菌や酵母のような非
リンパ様細胞中で発現させることができる。細菌による
発現の場合は、免疫グロブリン重鎖および軽鎖が細胞封
入体の一部てなる。従って、これらの鎖は単離精製した
あと機能的な免疫グロブリン分子とするために集成しな
ければならない。
結腸直腸癌およびいくつかの他の種類の癌に関連した1
7−1A抗原に特異的な機能キメラ抗体は以下のように
して作られる。
17−1Aの重鎖および軽鎖V領域(IgG2a、カッ
パ軽鎖)をコードするゲノムDNAセグメントをクロー
ニングし、その後ヒトγ3不変部(Cr3)およびカッ
バネ変部(Cに)をコードするDNAセグメントに連結
した。組換え遺伝子はマウスミエローマ細胞にトランス
フェクションして、Igタンパク質を合成し、集成し、
そして分泌させた。■領域のためのプローブを得るため
に、17−1Aの(!DNAライブラリーを作製した0
RNAを抽出し、ポリA+RNAをオリゴdTセルロー
スクロマトグラフィーにより調製した。2重鎖cDNA
はポリA”RNAを鋳型としてAMV逆転写酵素および
大腸菌(E、coH)DNAポリメラーゼエを使って合
成した。2重鎖cDNAはSt ヌクレアーゼで処理し
、デオキシシチジン残基で伸長させ、そして予めPst
Iで切断したdG付加pUC8とアニーリングさせた。
この組換えプラスミドを大腸菌DHIに形質転換し、コ
ロニーはマウスCにプローブおよびマウスCγ2aプロ
ーブを用いてスクリーニングして、それぞれ軽鎖クロー
ンおよび重鎖クローンを単離した。これらのクローンは
V領域プローブの供給源として使用した。
機能的に再配列されたカッパ軽鎖遺伝子を含むゲノムD
NAフラグメントを単離するために、ゲノムライブラリ
ーはEMBL3Aファージアームを使って5au3A部
分消化17−1ADNAから作製した。全部で200,
000個の組換えプラークがマウスミエローマによりス
クリーニングされ、3個の陽性クローンが得られた。こ
れらのクローンのうちの1つλ&4は、制限マツピング
および17−1A1c’DNAをプローブとして使用す
るサザン分析により、17−1Aの機能的に再配列され
たカッパ軽鎖遺伝子のVおよびC領域の両方を含むこと
がわかった。マウスCγ2aプローブおよび(!DNA
クローンから誘導された重鎖V (、VH)プローブを
使用して同じ方法を繰り返した場合、どの陽性クローン
も重鎖遺伝子のVおよびC領域の両方を含まないことが
わかった。
v■遺伝子をクローニングするために別の方法が行われ
た。17−1Aの再配列された重鎖V遺伝子を含むフラ
グメントは、融合パートナ−MS−1のパターンと比較
したとき別のバンドとしてサザン分析により同定された
。17−1A細胞のDNA試料を制限酵素E co R
Iで消化したとき、7.4kbと3.8kbの2つの再
配列フラグメントが、J3およびJ4配列を含むマウス
重鎖J領域(J )I )  プローブを用いることに
より見出された。
分離用アガロースゲル電気泳動により単離した約7kb
および約4 kbのDNAフラグメントは、それぞれλ
gt WESおよびλgtllファージアームと連結さ
せた。これらの2つの部分ライブラリーの組換えプラー
クはマウスJI+プローブでスクリーニングした。7.
4kbおよび3.8kbのEC0RIフラグメントの両
方をクローニングした。
7.4kbフラグメントは制限マツピングおよび17−
1A重鎖c D N A ’、rニブロープとして使用
するサザン分析により、機能的に再配列されたV、H遺
伝子を含むことが判明した。
Vk遺伝子はゲノムクローンλに4かう4 kbのHi
nd菖フラグメント中に単離し、そして発現ベクターp
AcYcsVneo中のヒトCk配列に結合させた。K
遺伝子の転写方向はneo遺伝子のそれと反対である。
vH遺伝子を含む7.4kbのEcoRIフラグメント
は、発現ベクターpsV2gpt中のヒ) Cr3遺伝
子に、転写方向がEcogptと反対になるように結合
させた。pACYC8Vneo7’ラスミドはクロラム
フェニコール耐性を与え、またPSV2gptプラスミ
ドはアンピシリン耐性を与えるので、両方のプラスミド
で大腸菌を形質転換して二重の薬剤耐性表現型を発現す
る細胞を選択することが可能である。Ig遺伝子をミエ
ローマ細胞中に移すために、両プラスミドをもつ大腸菌
はプロトプラストに変換し、そして非産生性マウスミエ
ローマ細胞株5p210と融合させた。プロトプラスト
融合の後、トランスフェクションされた細胞はG418
で処理することによりneo遺伝子について選択した。
重鎖および軽鎖タンパク質合成を調べるために、トラン
スフェクションされた細胞を358−メチオニ/で標識
し、細胞質抽出物と分泌物の両方をセファロース結合ヤ
ギ抗ヒトに抗体で免疫沈降させた。
沈殿物質は非還元条件下でリン酸緩衝液を含むSDS/
ポリアクリルアミドゲル上で分析した。
4X106細胞から、7個の安定した形質転換体が確立
され、分析された。これらのクローンのうち21[1!
ifは重鎖タンパク質と軽鎖タンパク質の両方を産生じ
、2個は軽鎖タンパク質のみを産生じ、そして3個は検
出可能な量のIgタンパク質な産生じなかった。重鎖お
よび軽鎖の両タンパク質を産生ずる2つの形質転換体の
1つ、クローン5G315はH2L2、H2Lおよび)
(L分子の混合物を産生じた。培地中に分泌された主な
成分はテトラマー分子H2L2であった。キメラH2L
2免疫グロブリンはネズミ17−1A抗体と同じ抗原結
合性を示した。
癌−関連抗原に特異的なキメラ焔肉類/ヒト抗体は癌の
治療または診断忙使用される。治療のために、この抗体
は多くの異なる方法で使用することができる。ある種の
抗体は単独で腫瘍細胞に特異的に結合して、その細胞を
殺すことが可能である。この種の抗体の可変部をもつキ
メラ抗体は、腫瘍を治療するためて抗腫瘍量で患者に投
与される。例えば、キメラネダミ/ヒト1フーLA抗体
は17−1A抗原と関連した胃腸の腫瘍をもつ患者に投
与される。
癌細胞は異成分から成り、その結果単一特異性キメラ抗
体はIII!瘍の全細胞を認識することができないかも
しれない。従って、異なる抗原特異性のいくつかのキメ
ラ抗体を組合せて投与することが望ましい。
キメラ抗体は他の抗腫瘍剤と共に使用することができる
。この目的のために、キメラネスミ/ヒト抗体はある種
の治療薬剤または細胞障害性薬剤に、あるいはこの種の
タンパク質の機能的ドメインに結合される。この場合に
は、免疫グロブリンは癌細胞を特異的に標的とする投与
媒体(運搬体)として作用するであろう。このような結
合は治療薬剤を抗体に化学的に結合させることにより達
成し得る。治療薬剤がタンパク質系の物質である場合、
その結合は薬剤コード化DNA配列を抗体類(好ましく
は重鎖)コード化キメラ遺伝子に結合させることにより
達成でき、その結果抗体類および薬剤が単一の連続タン
パク質(薬剤がペプチド結合によって免疫グロブリンに
結合されたもの)として発現される。この方法では、免
疫グロブリン部分と非免疫グロブリン部分を含むキメラ
免疫グロブリンが形成され、その場合非免疫グロブリン
部分はインターフェロンのような所定の治療薬剤、また
は腫瘍壊死因子のような所定の細胞障害性薬剤でありう
る。
キメラ抗体はまたイムノシンチグラフィーのようなin
 vivo診断法において有用である。この目的のため
に、一般に抗体フラグメントが好適である。従って、キ
メラ重鎖遺伝子は)1・■区画像形成用のキメラFab
1 免疫グロブリン分子またはキメラF(ab’)z様
分子を作るために、切断された形体でデザインされる。
これらの分子はj:、Q陽画像形成用の放射線イムノシ
ンチグラフィー剤を作るべく、 131  ヨウ素、1
25ヨウ素、99mテクネチウムまたは111インジウ
ムのようなラジオアイソトーブを用いて直接または結合
キレート剤を介して標識される。別法として、放射性金
属結合(キレート化)ドメインが部位標識泪のキメラ抗
体に遺伝子工学的に導入される。従って、キメラ抗体は
ネズミ可変部、ヒト不変部(好ましくは切断されたもの
)、およびメタロチオネインのような金属結合性タンパ
ク質から誘導される金属結合ドメインをもつ連続タンパ
ク質としてデザインされる。
本発明はさらに17−1A誘導可変部およびヒト不変部
をもつキメラ抗体の製造を示す下記の実施例てより詳し
く説明されるであろう。
実施例 細胞質RNAを17−1A細胞から抽出し、ポIJ A
+RNA  をオリゴdTセルロースクロマトグラフィ
によって調製した。AMV逆転写酵素と大て、鋳型とし
てのポIJA+RNAによって、二本鎖cDNAを合成
した。二本鎖cDNAをSIヌクレアーゼによって処理
し、デオキシシチジン残基によって延長し、PStI 
によって予め切断したdG末端pUC8によってアニー
リングした。
ピー・ジエイ・カーチス(P、J、 Curtis )
組換え体プラスミドを大腸菌DHIに形質転換し、ティ
11 ? = 7テイ、x、 (T、Maniatis
 )等(1982年)が述べている一般方法〔モレキュ
ラークローニンク、ラボラトリ−マニュアル(Mole
cularCloning、 A Laborator
y Manual ) :]によって、コロニーを調べ
た。
ゲノムライブラリーをラムダファージベクターEMB 
L a A中に造成した。高分子量DNAな制限エンド
ヌクレアーゼ5au3Aによって部分的に消化させ、1
0〜40チシヨ糖密度勾配法によってサイズ分画した。
18〜23kbのDNAフラグメントにEMBL3Aラ
ムダアームを連結し、ホーンとムライ(Hohn an
d Murray )の方法USA)74巻、3259
頁〕に従ってパッケージした。ゲノムライブラリーを直
径150朋ぺrり皿につき組換え体プラーク10,00
0個の密度で分類した。プラークハイブリット化は65
℃において5XSSCで18時間実施した。最終洗浄は
65℃において1.0 Xまたは0.5XSSC中で実
施した。
高分子量ゲノムDNAを制限ヌクレアーゼによって完了
するまで消化させ、0.8%寒天ゲル上で分画した。適
当なサイズのDNAフラグメントな単離し、ラムダファ
ージアームと連結した。連結したDNAをパンケージし
、組換え体プラークな上述のように分類した。
DNA分析 ゲノムDNAを制限ヌクレアーゼによって消化させ、0
.7チ寒天ゲルを通しての電気泳動によって分画し、ニ
トロセルロースにスポットさせた。
マニアテイス等の上述文献参照。ハイブリッド化は37
℃の5XSSCと50多ホルムアルデヒド中において4
8時間実施した。最終洗浄は65℃の0.5XSSCに
おいて実施した。
マウスγ2aプローブはr2a不変部遺伝子を含む4.
9kb ECoRI DNAである。マウスCkプロー
ブはマウスKL鎖不変部配列を含む6kb Bgl M
ゲノムDNAである。マウスH鎖J(JH)  プロー
ブはJ3とJ4セグメントの両方を含む2 kb Ba
m HI/Eco RI 7ラグメントである。32p
 標識プローブはウシ胸腺プライマーを用いて調製した
。ジエイ・サマース(J。
3ummers ) (1975年)ジエイ・バイロル
(J、 Virol、) 15巻、946頁参照。遊離
ヌクレオチドは5ephadex G −75ミニカラ
ムを通しての遠心分離によって除去した。
キメラL鎖およびH鎖遺伝子を含むプラスミドによって
融導されたpsVI84neo  およびpsV2gp
tの造成を下記に述べる。両プラスミドを含む大腸菌H
BIOIをアンピシリンとクロラムフェニコールの存在
下で増殖させた。プラスミド複製数を100μg/−1
のスペクチノマイシンによって増巾した。プロトプラス
トを調製し、マウス骨髄1連に融合した。15%ウシ胎
仔血清を補充した、抗生物質G 4180.8ml/−
を含むダルベツコの改良イーグル培地中で形質転換体を
選択した。上記培地にキサンチン50μ9 / ml、
/・イボキサンチア4μg/−およびミコフェノール酸
O,Sμg/−を加え、この中に5G315細胞ライン
を維持した。
35S−メチオニン 25μCi/i  を含む、メチ
オニンを含まないRPMI1640培地中で細胞を培地
量標識した。アフイニテイ精製したヤギ抗ヒ)KL鎖抗
体〔サザン バイオテクノロジーアソシエイテソド(5
outhern BiotechnologyAsso
ciated )社、アラバマ州バーミンガム〕とヤギ
抗ヒトIgGFC抗体〔ジャクソン イムノリサーチ 
ラボラトリーズ(Jackson  Immun−or
esearch 1aboratories)社、ペン
シルバニア州、アバンダーレ〕を免疫沈降に用いた。
ニス・エル・モリンy (S、L、 Morrison
 )123巻、793頁参照。細胞質抗体と分泌抗体の
両方を非還元性条件下においてリン酸緩衝液中の5%S
DS/ポリアクリルアミドゲル上で分析した。エル・マ
ツウチ(L、 Matsuuchi )等(1981年
)バイオケム(13iochem ) 20巻4827
頁参照。ゲルを3mmF紙上で乾燥させる前に、オート
ラジオグラフィエンハンサ−のEN3HANCE(ネン
プロダクツ(NEN Pro−ducts ) 、マサ
チュセツツ州、ボストン〕によって処理した。
抗体産生の量的表現 組織培養上清を粒子濃度螢光イムノアッセイによって精
製IgGからの標準曲線を用いて、rgG蛋白質含量に
関して分析した〔エム・イー・ジョリー(M、E、 J
olley )等、(1984年)ジエイΦイムノ/L
/ aメト(J、 immunol、Meth )67
巻、21頁〕。MAb17−1Aの濃度はヤギ抗マウス
Fab抗体被覆ポリスチレンピーズとフルオレセイン結
合抗マウスFab抗体とを用いて測定した。ヒト不変部
を有するキメラ抗体はヤギ抗ヒトIgG FC抗体被覆
ポリスチレンビーズとフルオレセイン結合ヤギ抗ヒトI
gGFC抗体とを用いて測定した。この分析は自動機器
〔パンデツクス ラボラトリーズ(pandex I、
aborat−□ries )社、イリノイ州マンプラ
イン〕によって実施した。
MAb17−1Aを蛋白質A−セファロース・クロマト
グラフィを用いて腹水液から精製した。
結合したIgGをpH3,5のクエン酸塩緩衝液によっ
て溶出した。精製したMAbをlmC1Na125Iを
用いた1、4mMコラミンTによって標識した。3分後
に、反応は過剰なアスコルビン酸によって消光した。遊
離ヨウ化物は予め充填したPD−10カラム〔ファルマ
シア(Pharmacia))【よって除去した。比活
性は典型的に10,000CPm/蛋白質n9であった
結合阻害分析 組織培養上清をディアフロ(Diaf lo ) YM
100限外濾過膜〔アミコン(Am1con )、マサ
チュセツツ州ダンバース〕によって濃縮した。単層の結
腸直腸癌細胞をトリプシン化し、リン酸緩衝液添加生理
的食塩水(PBS)中で洗浄した。
細胞(5x105)を放射性ヨウ素化17−1Aおよび
100μlの最終量中に競合抗体を含む培養上清と共に
インキュベートした。インキュベーションは140γp
mの振とう量中で室温において実施した。細胞をPBS
で洗浄し、細胞結合放射能なガンマカウンター中で計測
した。
B結果 塩基配列決定 プラスミドベクターpUC8を用いて、17−1λ細胞
のcDNAライブラリーを作製した。組換え体コロニー
をマウスCkプローブとマウスCr2a プループとを
用いて調べ、L鎖りローンとH鎖りローンをそれぞれ単
離した。全体で7500コロニーを調べ、その中の約2
50がCk配列を含み、150がCγ2a配列を含んだ
これらの陽性コロニーの幾つかから調製したプラスミド
DNA’、<Pst I Kよって消化させて、cDN
A挿入体のサイズを比較した。ヌクレオチド塩基配列決
定のために、L鎖りローンpMK−9とH鎖りローンp
 M 12 a −t  と?:選択した。リーダーペ
プチドを含む5′部位および可変部のヌクンオチド塩基
配列ならびに予想されるアミノ酸配列をpKM−9に関
しては第1A図KpMr2B−1に関しては第1B図に
示す。(アミノ酸残基に番号を付け、負数はリーダーペ
プチド中のアミノ酸を意味する)。可変部特異性(Vt
、)  プローブをpMK−9から、L鎖遺伝子の最初
の320ヌクレオチドを含むBamHI/Pvu I 
フラグメントとして得る(第1A図)。H鎖可変部プル
ープは2個のPstIフラグメント、すなわちヌクレオ
チド52〜280および281〜412にそれぞれ対応
する228 bpV、IIおよび132bpVo2プロ
ーブを含有した(第1B図)。これらの可変部プローブ
を次の実験に用いて、機能的に再編成した遺伝子を含む
ゲノムDNAフラグメントを特性化した。
ニング 17−1A細胞のゲノムDNAライブラリーを調製した
。約200,000ラムダ・ファージをマウスCkプロ
ーブによって検査した。3個の陽性クローンを得た。ク
ローンの1つであるλに4は制限酵素マツピングとc 
D N Aクローン、pKM−9からのvLプローブを
用いるサザン分析法とによって、可変部配列を含むこと
が判定した。
5′フランキング部の1.5Kbおよびリーダーペプチ
ドとV遺伝子とをコード化する配列を含む4.2 kb
 Hind 111 ゲノムDNAフラグメント1pu
c1Bにサブクローン化し、pVk4.2Hと名づけだ
。このサブクローンは次のマウス/ヒトキメラム鎖遺伝
子造成に用いた。
17−1AゲノムライブラリーをマウスCγ2aプロー
ブによって調べた場合に、2個の陽性クローンが得られ
たが、これらのいずれもcDNAクローンpMr2a−
1のH鎖可変(Vo)遺伝子を含んでいなかった。VO
遺伝子のクローン化にはこれに代るアプローチを用いた
。Ig遺伝子表現に必要な遺伝子再編成中に、■遺伝子
は常に適当なJセグメントを伴う。そのため、DNAプ
ローブJHを用いて再編成VH遺伝子を検出することが
できる。第2図はJH配列を含む再編成フラグメントの
サザン分析を示す。(ゲノムDNAl0μgをEcoR
l−によって消化させ、0.7 %寒天上で分画し、ニ
トロセルロースに吸収させ、フィルターをマウス■鎖J
Hプローブによってハイブリッド化する。レーン1、マ
ウス肝臓DNA;レーン2、P3、マウスプラズマ細胞
腫細胞ライン;レーン3.17−1A、融合パートナ−
としてP3を用いて誘導したハイプリドーマ細胞ライン
矢印ヘッドは17−1Aの機能的vn遺伝子を含む再編
成フラグメントを示す。黒丸印はH鎖遺伝子座の付加的
な再編成を示す。) 17−1A細胞のDNAは融合パートナ−P3の特徴的
なバンドの他に、7.4kbと3.8kbに2個の再編
成E(!ORI  フラグメントを示したOP3細胞は
6kbに共に移動した、2個の再編成V11遺伝子を有
した。17−1Aの2バンドの中の1つは機能的再編成
を示したが、他のバンドはH鎖領域における異常型の遺
伝子再編成の産物でアル。マウスJnプローブを用いて
、両遺伝子を適当なサイズのエンリッチDNAフラグメ
ントによって造成したファージゲノムライブラリーから
両遺伝子をクローン化した。クローンλV117.4E
をλgtWEs  ライブラリーから単離すると、第2
図の矢印ヘッドで示すように、EC0RI  インサー
トが7.4 k b再編成フラグメントとともに移動す
ることが判明した。クローンλVl(3,8Eをλgt
ll  から単離すると、そのE(!OR1インサート
は第2図の黒丸印が示すように、3.8kbバンドとと
もに移動した。
機能的H鎖遺伝子のゲノムカウンターパートな確認すル
?、:、16 K、J V)、 7.4 EとλV1.
3.8Eの両方をPst IKよって消化させ、eDN
Aクローン、pMγ2a−1から誘導したVlilとV
112の混合プローブによってハイブリッド化した。λ
VH7,4Eは300 bpと130bpに2個のps
t 1フラグメントを含有した。VoIプローブはリー
ダーペプチド内のイントロン/エクソン境界のすぐ上方
にあるアミノ酸残基−5をコード化する配列を含むので
、ゲノムクローンの長いPst I フラグメント(2
00bp)とeDNAクローンのPStI フラグメン
ト(228bp)との間の差は、リーダーペプチドと可
変部遺伝子との間のイントロンサイズが70bpである
ことを示唆した。
クローンλV113.8Eは種々の長さのPst 1 
フラグメントを含み、VI+1およびV112グローブ
によって交差ハイブリッド化しなかった。λVl+7.
4EがCDNAクローンpMr2a−t のゲノムカウ
ンターパートであることをさらに立証するために、ヌク
レオチド352〜375に対応する2=4@mer  
オリゴヌクレオチドプローブ(第1B図)を合成し、こ
れが特異的にハイブリッド化してλVu7.4Eの13
0bp PstI 7ラグメントになることを発見した
(データ示さず)。このオリゴマーはCDR3部位をコ
ード化した配列を含み、このV遺伝子に特徴的である。
マウス/ヒトキメラH鎖遺伝子の造成にλVH7,4E
を用いた。
17−1A細胞からクローン化したし鎖およびH鎖■遺
伝子を発現ベクターpsv 184 Hne。
〔エイ・シー・ワイ・チャンク(A、C,Y、Chan
g)とニス・エヌ・コーン(S、N、Cohn )によ
るジエイ瞭バクチリオル@ (J、Bacteriol
、 )(1978)143巻、1141頁〕およびpS
V2 Hgpt[アール・シー・ムリガン(R,C。
Mulligan)とビー・ペルグ(P、 Berg 
)による(1981)78巻、2072頁〕のヒトにお
よびγ3不変部遺伝子にそれぞれ結合させた。
にクローン化したダンシル特異性り鎖遺伝子とヒト不変
部に遺伝子を有したpSV184△HneOPNSVL
−hCkビラスミドを用いた。好ましいキメラ遺伝子を
造成するために、ダンシルvL遺伝子を含有するpsv
 184△HneoDNSvL−hCkのHindll
lフラグメントをクローンpVk4.2Hから誘導した
17−1Aの機能的に再編成したゲノムL鎖遺伝子を含
む4.2kbHindIll フラグメントによって置
換した。H鎖ベクターに関しては、ダンシル特異性VH
遺伝子を含むpSV2ΔHgptDNSVHhC13プ
ラスミドのEC0RI  フラグメントを、ゲノムクロ
ーンλV147.4Eから誘導した機能的に再編成した
17−1AH鎖遺伝子を含む7.4kb EcoR1フ
ラグメントによって置換した。生成したプラスミド′?
:pSV2△Hgpt l 71 AVu−hCγ3と
名づける。psV 184 ΔHneo 17− I 
A Vk −hcγ3の構造を第3A図に示し、pSV
2Δugpt17−1AVu−h(43の構造は第3B
図に示す。
(免疫グロブリンDNAは太線で表し、エクソンは黒い
方形によって表す。ベクター配列は細線で示す。neo
およびgpt遣云遺伝転写方向は図示する通りである。
L、リーダーペプチドeV。
VJtたはVDJエクソン;C1不変部エクンン;H,
ヒンジエクソン;■、2および3.H鎖遺伝子の他のド
メインをコード化するエクソン。制限エンドヌクレアー
ゼの略算: E、E c o R1; B rBamH
I ; H+Hind 111 )第3図に示すL鎖お
よびH鎖ベクターを用いてマウス骨髄呻細胞にトランス
フェクトした。
pACYC18=1  プラスミドはクロラムフェニコ
ール耐性を与え、pBRプラスミドはアンピシリン耐性
を与える。従って、大腸菌をL鎖およびH鎖の両プラス
ミドによって形質転換し、持続的耐薬性表現型を表す細
胞を選択することが可能である。キメラ遺伝子なマウム
骨髄肝細胞にトランスフェクトするために1両プラスミ
ドを有する大腸菌をプロトプラストに変え、非生産的マ
ウス骨髄腫細胞ライン、sp 210K融合した。プロ
トプラスト融合後に、トランスフェクトされた細胞を最
初にG418存在下でneo遺伝子活性に関してのみ選
択した。安定な形質転換細胞ラインを次に、G418と
ミコフェノール酸の両方を含む培地中に導入した。
H鎖およびL鎖蛋白質合成を調べるために、トランスフ
ェクトされた細胞’4   S−メチオニンによって3
時間標識し、その後に細胞質抽出物と分泌物の両方をセ
ファロース結合ヤギ抗ヒ)k抗体だよって免疫沈降させ
た。沈降物を非還元性条件下でリン酸緩衝液を含む5係
SDS/ポリアクリルアミドゲル上で分析した〔エル・
マツウチ等(1981年)、バイオダム20巻、482
7頁〕4xlO細胞から、7個の安定な形質転換体が確
認され、分析された。これらのクローンの中の2個はH
鎖およびL鎖の両蛋白質を産生じ、2個はL鎖蛋白質の
みを産生じ、3個は検出可能な量の免疫グロブリン蛋白
質を産生じなかった。第4図はH鎖とL鎖の両蛋白質を
産生する5G315細胞ラインの生合成的標識実験の結
果を示す。
(C,細胞質;S2分泌、テトラマーH2L2蛋白質と
L鎖(L)蛋白質の位置を示唆する。)細胞抽出物中で
は、H鎖とL鎖分子の混合物が検出された。しかし、培
養培地中に分泌された主要成分はテトラマー分子、H2
L2であった。免疫沈降忙セファロース結合抗ヒトIg
G FC抗体を用いた場合にも、同じような結果が得ら
れた。0418とミコフェノール酸の両方に対して耐性
を示すSG3/7細胞はL鎖蛋白質のみを産生じて分泌
した。
5G315細胞の抗体分泌レベルは20μg/−=1で
あることが、粒子濃度螢光イムノアッセイによって確認
された。培養上清を精製しないで、キメラMAb SG
 315源として用いた。結合阻害分析を用いて、キメ
ラMAbSG315がM A b17−1Aと同じ、5
W1116結腸直腸癌細胞の表面抗原に結合することを
実証した。第5図に示すように、放射性ヨウ素化17−
1Aと5G315との結合曲線はスーパーインポーズ可
能であった。このことは、MAb17−1Aと5G31
5の異なる不変部がこれら2抗体の抗原結合性に殆んど
影響を与えないことを示している。
マウスMAb17−1AからのH鎖可変部をコード化す
るDNAセグメントをヒトγ1.γ2およびγ4不変部
に結合させた。生成するキメラH鎖遺伝子なキメラL鎖
遺伝子(第3B図)とともにS P 210細胞中にト
ランスフェクトして、(rl、k)、(r2.k)およ
び(r4.k)抗体を分泌する安定な細胞ラインを得た
。これらのキメラ抗体の全てはネズミMAb17−1A
と同じ腫瘍抗原・結合特異性を有することが判明した。
キメラμ造成(psV2ΔHgpt 17−1A−VH
−hCμ)を第6図に示す。この遺伝子造成は、17−
1AキメラKL鎖遺伝子造成(第3A図)とともに、非
生産的マウス骨髄腫S P 210細胞中にトランスフ
ェクトした。キメラIg(μ、k)抗体を産生ずる安定
な細胞ラインが樹立された。
分泌された抗体を抗ヒトIgMアフイニテイカラムで精
製した。精製IgMはヒトペンタマーIgM対照と同じ
ようなHP L Cプロフィルを有し、1ピーク下に9
9q6の物質が含まれた。この精製キメラIgMを用い
て、結合特異性と補体依存性細胞毒性とを調べた。
的阻害 125I標識生17−1Aを種々な濃度の競合的非放射
性キメラ17−1A IgG+およびIgMの存在下ま
たは不在下の4℃において、付着HT−29結腸癌細胞
とともに2時間インキュベートした。細胞関連性放射能
を測定した。各競合免疫グロブリン製剤の阻害曲線をプ
ロットし、50%阻害(Iso)を生ずる濃度を測定し
た。
第1表 17−1A IgG、  2.8 17−1A IgM   4.5 ウサギ補体の連続希釈物とともにインキュベートした抗
体被覆ターゲット細胞の45分間放射性標識放出分析に
よって、補体依存性細胞毒性を評価した。分析に用いた
ターゲット細胞はヒト結腸直腸癌ライン、SW 111
6.HT−29および5W948;ヒト胸部価ライン、
BT−20およびZR75−1;ヒト卵巣癌、0VGA
R3; ヒト胎児腎臓(HEK);ヒト胎児膜(HEI
)であった。
第2表 ウサギ   17−1A  IgMによる51−Cγ放
出チ第3表 ウサギ   17−1A  IgGによる51−Cγ放
出チ1/32  −  −  − −  −  −  
−   一実施例4 キメラ17−1A 抗体の抗1]
1瘍活性を単離したGIK17−1Aキメラ遣遺伝産物
を(1)抗体依存性細胞仲介細胞毒性分析(ADCC)
および(2)HT−29細胞(17−1A抗原を表す結
腸癌細胞ライン)と部分的に精製した17−1A抗原と
を用いる結合分析において生物学的に試験した。これら
の研究方法は、ディ・アール・−・レヴイ(P、C,L
evy )等のジエイ・イムノルー123(2)、59
4頁(1979);およびエイ・ニッチ・ロス(A、H
,Ross ) 等のパイ(1):297頁(1986
年)に詳細に述べられている。HT−29細胞における
ADCCと競合的結合試験では、GLK17−1Aキメ
ラを天然型ネズミ17−1AIgGと下記に示す付加的
な3個のキメラインタイブとともにテストした;ウサギ
抗CEM  をポリクローナル対照として用いた。部分
的に精製した17−1A抗原を泪いる競合的結合試験で
は、GIK17−1Aキメラを天然型ネズミ17−1A
IgGと比較した〇単球およびリンパ球ADCC分析の
データは、4人の異なる成人ドナーからの単球およびリ
ンパ球を用いた4種類の実験から得た。自然放出平均値
上SDは全ターゲット細胞”’CR(N= 28 )の
18.7±2.8チであった。
エフェクタ一対ターゲット(E:T)比25:1.10
:1および3:lk用イテ、単球ADCC分析を実施し
た。特定のE:T比における各試験材料の平均溶解%(
±SD)を下記に示す。
第4表 *T細胞リンパ芽球様細胞ラインに対する単球ADCC
分析では、GIk17−1AキメラIgGによる溶解チ
はネズミ17 1Aによる溶解係に匹敵した。
リンパ球ADCC分析はE:T比100:1゜30:1
および10:1を用いて実施した。平均溶解チ(±S、
D)値を下記に示す。
リンパ球ADCC分析では、GIk 17−1Aキメラ
IgGによる溶解チは17−1Aによる溶解係に匹敵し
た。
完全HT−29細胞を用いる結合分析では、細胞を試験
抗体で被覆した。17−1Aとウサギ抗CEMの定量に
は  ニー蛋白質Aを用いた;キメラ抗体の定量には1
25I−抗ヒトIgG(FC)を用いた。腫瘍細胞に結
合したIgGの定量に関するデータを下記に示す。結果
は4または5回の実験の平均値(±S、E)を表す。
第6表 17−1Aキメラ   85,500(±16,000
)  5Glk  キメラ    77.900(±1
3,700)  4G2k  キメラ    43,7
00(± 5,000)  5G3k  キメラ   
 73,500(± 7,600)  5G4k  キ
メラ   109,000(±21,200)  5ウ
サギ抗 CEM   303,000(±86,800
)   4HT−29細胞への結合はGIK17−1A
キメラIgGとネズミ17−1Aとで匹敵した。
部分的に精製した17−1A抗原を用いる競合的結合分
析では、ミクロタイタープレートラ部分的に精製した1
7−1A抗原(SW1116細胞から単離)とともに3
7℃において2時間インキュベートした。孔の非特異性
結合部位をPBS+1%BSAによって室温において1
時間ブロックし、PBSによって洗浄した。   ■標
識ネズミ17−1Aと競合抗体(低温ネズミ17−1A
またはGLK17−1AキメラIgG)?:孔の中で4
℃において、1晩インキユベートした。孔をPBSによ
って3回洗浄し、ガンマカウンター内で計測した。GI
K17−1Aキメラおよびネズミ17−LAの50チ結
合値はそれぞれ、0.30μg/−と0.16μg/−
であると測定された。
これらの結果はGIK17−1AキメラIgGが抗体結
合に関してネズミ17−1Aに匹敵することを実証して
いる。
上記インビトロ試験の他に、免疫螢光法を用いて、種々
のヒト組織に関するGIK17−1Aとネズミ17−1
Aによるインビトロ免疫組織病理学的研究を実施した。
ネズミ17−1A(24μg/−)とGIK17−1A
キメラエgG(96μ9/−1>  は4級験結腸腫瘍
標本中の全てに反応することが判明した。他の被験腫瘍
細胞は膵臓癌、肺癌(腺癌および気管支価)、胸部線維
腺腫と癌、胃癌、メラノーマ、ヘパドームおよび卵巣癌
である。ネズミ17−1Aは肺癌(気管支)、胃癌、メ
ラノーマおよび卵巣癌と反応した。GIK17−1Aキ
メラIgGは結腸腫瘍以外のいずれの被験腫瘍標本とも
反応しなかった。
ヌードマウスにおけるjiff!fjff増殖阻害実験
はGIK17−1Aキメラが腫瘍拡大の遅延に有効であ
ることを示した。ヌードマウス腫瘍阻害研究を生後6〜
8週間のヌードマウス(NU/NU Ba1b Cバッ
クグランド)において、既述した方法[ディ・エム・ヘ
ルリン(1]、M、Herlyn )等のカンサ(19
80年)〕を用いて実施した。マウス(5匹/群)の頚
部に5X10 5W948(結腸腫瘍細胞)を皮下注射
し、次にネズミ17−1Aまたは4キメラインタイブの
各々(GIk17−1Aを含む)または対照の抗インフ
ルエンザ抗体(H24B5)1日量100μgを5回腹
腔内投与した。外部測定によって、腫瘍サイズを1週間
に1回、6週間にわたってモニターした。各測定間隔に
対する個々の動物種湯量と群平均値とを第7表に示す。
相対的な腫瘍阻害ランキングは17−1A、G4に、G
IKであることが判明した。
キメラ抗体G3におよびG2には試験した用量レベルで
は有効ではなかった。
第7表 5X10  SW 948 S、C,注入および次にネ
ズミ17−1A、17−1Aの4キメラ抗体またはH2
4B5(陰性対照)100μ91日1回腹腔内注入5回
後のヌードマウス(5匹/群)のl111瘍量(cnl
)。
投与後の日数 oooo   o    。
0  1 50 109.6 252 1050平均値
  0.2 2.2 12,224.7 868 30
9S、D、   0.4 2.7 21,347.6 
116.4 459H2B45 0 90B  405
 499.1 1800336024 2B8 244
.8 92  67722447.6588 180 
388.8 47510354  9  36  49
.1 110419584 82.5280.8396
  187 211O平均値 7.953.9229.
3 285 848.61767.4S、D、   9
.434.8135.6 201 627.9 119
0.5Glk      0  32  124  2
13.1382.5  7004.24    9  
  9   32    5019.8 68.9 1
57.8 236  230.4 104010.5 
18   46.6 102.6 614.3  40
8平均値 7.730.277.8172.6346.
9655.6S、D、    7.7 24,2 61
.1 116.4 224.7 .435.34 55
  103.9 365.2 880  14080 
 0  396  198.4 828   9243
 45  193.4 351  594  1683
平均値 1.625.4189.4324.77621
362BS、D、    1.8 24.7 120.
8  89.0 125  393.9G3k    
24.5 20  135  412.51260  
79219.8  4   57.6 146.3  
828 1120!   24   48  275.
5  529  8270   18   84.8 
178.8  336 1120平均値 10.325
.294.2252.6753.81167.8S、D
、     11.2 20,9 44.4 103.
5 350.3  480.02.3  2    5
   5   132    2285  13.5 
 40 115.5  410    314平均値 
3.3 7,927.841.9 226 353S、
D、    2.1   8,1 23,4 46.3
  216   385均等性 当業者はここに述べた本発明の特定の実施態様の多くの
等価物を認識する、または実際にルーチンの実験を用い
て確認することができると考えられる。このような等価
物は特許請求の範囲に含むように意図されている。
【図面の簡単な説明】
第1図は17−1A機能軽鎖(A)および重鎖(B)遺
伝子のヌクレオチド配列、およびその推定上のアミノ酸
配列を示す。 第2図はJH配列を含む再配列17−1AVH遺伝子の
サザンプロット分析を示す。 第3図はキメラ重鎖および軽鎖ベクターA1psV18
4△Hneo 1.7− I A Vk −11Ck 
;B、 pSV 2ΔHgpt 17−1A  Vr+
−hC73(1)構造を示す。 第4図はトランスフェクションされたSp2/。 細胞株の353−メチオニン標識キメラ免疫グロブリン
タンパク質5G315およびSG3/7のSDS/PA
GEを示す。 第5図はキメラ免疫グロブリン5G315によるSW 
1116細胞への17−1A結合の阻害を示す。 第6図はキメラ重鎖ベクターpsV2△)(gptl 
7− I A Vo−hcμ)構造ヲ示す。 (外4名) 10  ATG GAA TGG AGCAGA GT
CTTrMET Glu Trp Ser Arg V
al Pha70  GTCCAG TTG CAG 
CAG TCT GGAVal Gin Leu Gi
n C1n Ser Gay130  TGCAAG 
GCT TCT GGA TACGCCCys Lys
 Ala Sar Gay Tyr Ala190  
GGA CAG GGCCTT GAG TGG 入T
TGly Gla Gly Leu Glu Trp工
1eGin Leu Ser Ser T、eu Th
r 5er370  TGCTTT GCT TACT
GG GGCCAATrp Pha Ala Tyr 
Trp Gly GinFIGυHE  1b 一ノ     O’)(J)       V    
              (鳩  (〜    為
    Φ    ■    0「         
   工 〜 「 〜

Claims (25)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)ヒト由来の不変部に結合された、腫瘍関連抗原に
    特異的な齧歯類由来の抗原結合領域から成るキメラ免疫
    グロブリン。
  2. (2)齧歯類はマウスである、特許請求の範囲第1項記
    載のキメラ免疫グロブリン。
  3. (3)抗原結合領域は胃腸、***、卵巣、肺または腎の
    癌細胞と関連した抗原に特異的な抗体から誘導される、
    特許請求の範囲第2項記載のキメラ免疫グロブリン。
  4. (4)抗原は17−1A、OC125、OVTL−3、
    103D2、123C3、72.3、DF3、115D
    8、RC38、G250または55−2Aに特異的なネ
    ズミ抗体によつて定められる胃腸、***、卵巣、肺また
    は腎の癌細胞抗原である、特許請求の範囲第3項記載の
    キメラ免疫グロブリン。
  5. (5)抗原結合領域は抗原17−1Aに対する抗体から
    誘導される、特許請求の範囲第2項記載のキメラ免疫グ
    ロブリン。
  6. (6)a)ヒト重鎖不変部に結合された、腫瘍−または
    増殖−関連抗原に特異的なネズミ抗体重鎖から誘導され
    る抗原結合領域から成る少なくとも1本のキメラ重鎖と
    、 b)ヒト軽鎖不変部に結合されたネズミ抗体軽鎖から誘
    導される抗原結合領域から成る少なくとも1本のキメラ
    軽鎖と、 を会合させて成るキメラ免疫グロブリン。
  7. (7)抗原は17−1A、OC125、OVTL−3、
    103D2、123C3、72.3、DF3、115D
    8、RC38、G250または55−2Aに特異的なネ
    ズミ抗体によつて定められる胃腸、***、卵巣、肺また
    は腎の癌細胞抗原である、特許請求の範囲第6項記載の
    キメラ免疫グロブリン。
  8. (8)重鎖不変部はガンマ型のものである、特許請求の
    範囲第7項記載のキメラ免疫グロブリン。
  9. (9)a)ヒト重鎖不変部に結合された、腫瘍−または
    増殖−関連抗原に特異的なネズミ抗体重鎖から誘導され
    る抗原結合領域から成る少なくとも1本のキメラ重鎖と
    ; b)該キメラ重鎖に会合された、ヒト軽鎖不変部に結合
    されたネズミ抗体軽鎖から誘導される抗原結合領域から
    成る少なくとも1本のキメラ軽鎖と; c)該ヒト不変部の少なくとも1つに結合された非免疫
    グロブリンタンパク質またはペプチド; から成るキメラ免疫グロブリン。
  10. (10)抗原は17−1A、OC125、OVTL−3
    、103D2、123C3、72.3、DF3、115
    D8、RC38、G250または55−2Aに特異的な
    ネズミ抗体によつて定められる胃腸、***、卵巣、肺ま
    たは腎の癌細胞抗原である、特許請求の範囲第9項記載
    のキメラ免疫グロブリン。
  11. (11)重鎖不変部はガンマ型のものである、特許請求
    の範囲第9項記載のキメラ免疫グロブリン。
  12. (12)非免疫グロブリンタンパク質またはペプチドは
    抗癌治療薬剤、細胞障害性薬剤、金属結合剤またはその
    機能的なドメインである、特許請求の範囲第9項記載の
    キメラ免疫グロブリン。
  13. (13)a)腫瘍−または増殖−関連抗原に特異的な齧
    歯類由来の抗原結合領域; b)ヒト不変部; から成るキメラF(ab′)_2免疫グロブリンフラグ
    メント。
  14. (14)^1^3^1ヨウ素、^1^2^5ヨウ素、^
    9^9^mテクネチウムおよび^1^1^1インジウム
    より成る群から選ばれるラジオアイソトーブで標識され
    た特許請求の範囲第13項記載のキメラ免疫グロブリン
    から成る腫瘍シンチグラフイー用試薬。
  15. (15)c)該不変部に結合された金属結合タンパク質
    またはタンパク質ドメイン; をさらに含む、特許請求の範囲第13項記載のキメラ免
    疫グロブリンフラグメント。
  16. (16)金属結合タンパク質はメタロチオネインである
    、特許請求の範囲第15項記載のキメラ免疫グロブリン
    フラグメント。
  17. (17)ヒト不変部に結合された17−1A抗原に特異
    的なネズミ抗体から誘導される抗原結合領域から成るネ
    ズミ/ヒトキメラ免疫グロブリン。
  18. (18)a)齧歯類免疫グロブリン鎖の可変部をコード
    する第1DNA配列と; b)ヒト免疫グロブリンの不変部の少なくとも一部をコ
    ードする第2DNA配列と; を結合して成る、腫瘍−または増殖−関連抗原に特異的
    なキメラ齧歯類/ヒト免疫グロブリンをコードする融合
    遺伝子。
  19. (19)第1DNA配列は17−1A、OC125OV
    TL−3、103D2、123C3、72.3、DF3
    、115D8、RC38、G250または55−2Aに
    特異的なネズミ抗体により定められる胃腸、***、卵巣
    、肺または腎の癌細胞抗原のための可変部をコードする
    、特許請求の範囲第18項記載の融合遺伝子。
  20. (20)c)第2DNA配列の3′末端に結合された、
    非免疫グロブリンタンパク質またはペプチドをコードす
    る第3DNA配列; をさらに含む、特許請求の範囲第18項記載の融合遺伝
    子。
  21. (21)非免疫グロブリンタンパク質またはペプチドは
    抗癌治療薬剤、細胞障害性薬剤、金属結合剤またはその
    機能的ドメインである、特許請求の範囲第18項記載の
    融合遺伝子。
  22. (22)腫瘍患者に、腫瘍関連抗原に特異的な齧歯類由
    来の抗原結合領域およびヒト不変部から成るキメラ齧歯
    類/ヒト免疫グロブリンの抗腫瘍量を投与することから
    成る、腫瘍の免疫治療法。
  23. (23)腫瘍は胃腸の腫瘍であり、抗原結合領域は抗原
    17−1Aに特異的である、特許請求の範囲第22項記
    載の方法。
  24. (24)腫瘍患者に、 a)ヒト重鎖不変部に結合された、腫瘍−または増殖−
    関連抗原に特異的なネズミ抗体重鎖から誘導される抗原
    結合領域から成る少なくとも1本のキメラ重鎖と; b)該キメラ重鎖に会合された、ヒト軽鎖不変部に結合
    されたネズミ抗体軽鎖から誘導される抗原結合領域から
    成る少なくとも1本のキメラ軽鎖と; c)該不変部の少なくとも1つに結合された抗腫瘍治療
    剤または細胞障害性薬剤; から成る齧歯類/ヒトキメラ免疫グロブリンの抗腫瘍量
    を投与することから成る腫瘍の免疫治療法。
  25. (25)抗原結合領域は17−1A、OC125、OV
    TL−3、103D2、123C3、72.3、DF3
    、115D8、RC38、G250または55−2Aに
    特異的なネズミ抗体によつて定められる胃腸、***、卵
    巣、肺または腎の癌細胞抗原に特異的である、特許請求
    の範囲第24項記載の方法。
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