JPS63112235A - 回生電力吸収装置の運転方法 - Google Patents

回生電力吸収装置の運転方法

Info

Publication number
JPS63112235A
JPS63112235A JP25750686A JP25750686A JPS63112235A JP S63112235 A JPS63112235 A JP S63112235A JP 25750686 A JP25750686 A JP 25750686A JP 25750686 A JP25750686 A JP 25750686A JP S63112235 A JPS63112235 A JP S63112235A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
operating
choppers
current
frequency
regenerative power
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP25750686A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH0777859B2 (ja
Inventor
Haruki Yoshikawa
春樹 吉川
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Fuji Electric Co Ltd
Original Assignee
Fuji Electric Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Fuji Electric Co Ltd filed Critical Fuji Electric Co Ltd
Priority to JP61257506A priority Critical patent/JPH0777859B2/ja
Publication of JPS63112235A publication Critical patent/JPS63112235A/ja
Publication of JPH0777859B2 publication Critical patent/JPH0777859B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Electric Propulsion And Braking For Vehicles (AREA)
  • Stopping Of Electric Motors (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔発明の属する技術分野〕 この発明は、直流電気車が回生運転するときに発生する
余剰な回生電力を吸収する装置の一部が故障したときに
生ずる高調波電流を抑制することができる回生電力吸収
装置の運転方法に関する。
〔従来技術とその問題点〕
近年の直流電気車は、給電線路から取入れる直流電力を
チョッパで変換して直流電動機を回転させ、あるいはイ
ンバータで可変電圧・可変周波数の交流電力に変換して
交流電動機を回転させることが多くなっているので、こ
の直流電気車を減速させたり、下り坂を走行したりする
ときに、当該直流電気車が保有しているエネルギーを電
気エネルギーに変換して電源側へ返還する回生制動運転
が容易になった。
第5図は直流電気車の回生制動システムをあらわした説
明図である。この第5図において、変電所2は変圧器と
整流器とで構成されていて、この変電所2から出力され
る直流電力を給電線路4を介して直流電気車5と6へ供
給している。従ってこれら直流電気車5,6はこの直流
電力をパンタグラフSP、6Fから取りこみ、スイッチ
5S。
6Sを経て直流電動機5M、6Mを回転させたのち、車
輪とレールを介して大地へ放流させることで当該電気車
を駆動している。ただし直流′TtLkh機5M、6M
を制御するためのチョッパなどの図示は省略している。
この第5図において、一方の直流電気車5がカ行運転中
であり、他方の直流電気車6は回生運転中であるとする
と、カ行中の電気車5は、変電所2からのI2なる電流
と、電気車6から回生されてくる工、なる電流との合計
でカ行運転することになるので、変電所2が出力する′
α力は電気車6から回生される電力を差引いた値でよい
ことになるので、省エネルギーを図ることができる。
しかしながら、上述のようにカ行運転している電気車5
が必要とする電力が減少し、あるいは回生運転中の電気
車6から回生される電力が増大すると、これに見合って
変電所2から出力される電流工2が減少し、遂には零と
なる。変電所2の出力が零になっても電気車6から回生
される電力を力行中の電気車5で消費しきれないと、こ
の余剰な回生′4力が給電線路4の電圧を上昇させるな
どの不具合を生じるので、これを防止するために、給電
線路4には回生電力吸収装置3を接続しておき、回生電
力に余剰を生じれば、この回生電力吸収装Wt3へ吸収
させる。すなわち第5図において、変電所2からの出力
電流工2は零であり、直流電気車5は直流電気車6から
回生される1流工、によυ力行運転し、さらに直流電気
車6から回生される余剰分の゛成流■3が回生電力吸収
装置3へ吸収されることで、図示の回生制動システムは
バランスしながら運転を継続できる。
#c6図は回生電力吸収装置の従来例を示す回路図であ
って、この装置の主回路は、給電線路4と大地との間に
接続された入力コンデンサ11と、この入力コンデンサ
IIK並列接続された複数組の抵抗器と電流断続手段と
の直列回路であって、この第6図においては4組の直列
回路で構成されている。すなわち符号21〜24がそれ
ぞれ負荷抵抗、符号31〜34がそれぞれ電流断続手段
としてのチョッパである。また、入力コンデンサ11の
電圧Vcと電圧設定器12で設定される電圧Vsとの偏
差を入力する電圧調節器8と、この電圧調節器8の出力
信号■8を入力して4組のチョッパ31〜34へ別個の
動作信号B1〜B4を出力する移相器7とで当該回生電
力吸収装置の制御回路が形成されている。
第6図に示す従来例回路において、給電線路4から回生
電流工、が流入することにより入力コンデンサ11の電
圧Vcが上昇して設定電圧Vsよυも高くなると、電圧
調節器8はこの電圧Vcと電圧Vsとの偏差を入力し、
この入力偏差が零となるような制御信号v8を移相器7
へ送出するので、移相器7はこの制御信号v8に対応し
た別個のオン・オフ信号81〜B4を各チョッパ31〜
34へ送出するので、各チョッパ31〜34を構成して
いるスイッチ素子がオン・オフ動作することで回生電力
が負荷抵抗21〜24で消耗する量を調節し、給電線路
4の電圧が設定値Vsになるよう制御している。ここで
設定値Vsは、通常は変電所2からの送出電圧よりもや
や高い値が選択される。
第7図は第6図に示す従来例回路における移相器の内部
を示した回路図であって、この移相器7は、基準信号発
生回路71と、4組のチョッパへ別個の動作信号を送出
する4組のコンパレータ72〜75とで構成されている
。すなわち基準信号発生回路71は別個に4組の3角波
基準信号A1〜A4をそれぞれのコンパレータ72〜7
5へ出力している。一方前述した電圧調節器8から出力
される制御信号■8もコンパレータ72〜75へ入力さ
れるので、この制御信号v8と上述の3角波基草信号A
1〜A4とがそれぞれのコンパレータ72〜75におい
て比較されることにより、チョッパの通流率を定める信
号B1〜B4が出力されるようになっている。
第8図は第7図に示す移相器内部回路における基準信号
発生回路の内部を示す回路図であって、この基準信号発
生回路71は、発振器711.カウンタ712.メモリ
ー713ならびに4組のデジタル・アナログ変換器(以
下ではD/A変換器と略記する)714〜717とで構
成されている。
第6図の従来例回路においては、4組のチョッパ31〜
34が使用されているので、これら4組のチョッパ同士
がそれぞれ等しい位相差をもって運転するように(4組
の場合はそれぞれ1/4周期ずつ動作がずれるように、
すなわち電気角で90度の位相差を持たせる)、D/A
変換器714〜717から出力される3角波基準信号A
1〜A4はそれぞれ90度の位相差を有している。すな
わちこれら3角波基準信号A1〜A4の波形パターンを
メモ’)−713にデジタル信号で記憶させておき、こ
れを発振器711から出力されるクロック信号にあわせ
て90度の位相差で読み出し、D/A変換器714〜7
17によシアナログ信号に変換するのであって、これら
は通常用いられている方法であって周知であることから
、この詳細説明は省略する。
第9図は第6図、第7図および第8図に示されている従
来例回路の各部の動作を示す動作波形図テアって、第9
図(イ)はコンパレータ72への入力信号の変化を、第
9図(ロ)はコンパレータ73への入力信号の変化を、
第9図(ハ)はコンパレータ74への入力信号の変化を
、第9図に)はコンパレータ75への入力信号の変化を
、第9図(ホ))はコンパレータ7益の出力信号B1の
変化を、第9図(へ)はコンパレータ73の出力信号B
2の変化を、第9図(ト)はコンパレータ74の出力信
号B3の変化を、第9図例はコンパレータ75の出力信
号B4の変化を、第9図(男は回生電力吸収装置へ流入
する回生電流工、の変化を、第9図体)は入力コンデン
サ11の電圧Vcの変化をそれぞれがあられしている。
この第9図であきらかなように、4組のコンパレータ7
2〜75へ入力する3角波基準信号A1〜A4は相互に
1/4周期すなわち90度の位相差を有しており、従っ
てコンパレータ72〜75からそれぞれのチョッパ31
〜34へ与えられる動作信号81〜B4もそれぞれ90
度の位相差を有している。
チョッパ31〜34に与えられる動作信号B1〜B4に
対応して当該チョッパが遅滞なく電流を断続するものと
するならば、チョッパ31を流れる電流工、□の波形は
このチョッパ31を動作させる信号B1と同じ波形とな
る。同様に他のチョッパ32,33.34を流れる電流
I3□、工お、工、4とこれに対応する動作信号B2.
B3.B4とは同じ波形である。それ故当該回生電力吸
収装置へ流入する回生電流工、の波形は寛流工31〜I
x4を合成したもの、すなわち動作信号B1〜B4を合
成したもの(第9図(す)参照)となり、電流リップル
が小となっている。さらに入力コンデンサ11の電圧V
cは第9図体)の実線で示した波形となって、位相差運
転をしないとき、すなわち同相運転のとき(第9図(ヌ
)の破線で図示)にくらべ、電圧リップルも僅かでより
利点を有する。
第10図は直流電気車の回生運転時に、その余剰電力を
回生電力吸収装置で吸収する場合をあられした図であっ
て、回生運転中の直流電気車6はその直流電動機6Mが
発電機となり、この発電機が発生する直流電力をパンタ
グラフ6Pと給電線路4の線路インダクタンス4Lと線
路抵抗4Rとを介して回生電力吸収装置3へ送出してい
る。
第11図は第10図に示す回生運転状態の等価回路図で
あって、EMは直流電動機6Mの電圧を、LMは直流電
動機6Mの電機子インダクタンス値を、Lけ給電線路4
の線路インダクタンス4Lの値を、Rは同じく給電線路
40線路抵抗4Rの値を、Edは回生電力吸収装置3を
構成している入力コンデンサ11・の電圧の直流分を、
Vrは同じく入力コンデンサ11の電圧の交流会をそれ
ぞれがあられしている。この第11図に示す等価回路に
もとづいて、給電線路4に流れるn次高調波電流成分I
nを求めると下記の(1)式となる。
ただしVrnけ0次高調波電圧であり、ωnは(2)式
で示されるものである。(ただしfは最低次周波数、n
は高調波の次数) sn=n@z@π・f  ・−φ嘲φ・・・譬惨俸・・
・Q・・争・・・・・・・・・轢・・・・・(2)上記
の(1)式に示す高調波電流成分が犬であると、電気鉄
道システムに採用している信号制御用や踏切り制御用の
軌道回路に誤動作を生せしめ、大事故となる危険を有す
ることから、この高調波と軌道回路の周波数とが近接し
ないようにするとともに、誤動作を生じないように、高
調波成分のレベルを十分に低い値に抑制する必要がある
。そこで第6図の従来例回路に示すように、回生電力吸
収装置には複数のチョッパを設け、これらチョッパを位
相差運転することで入力コンデンサ11の電圧リップル
周波数を高くさせ、これにより(1)式に示すωnを大
にして高調波電流成分Inを小さくしている。
いま、チョッパの動作周波数をf8、入力コンデンサ1
1の電圧リップル周波数を/Cとし、N組のチョッパを
360度/Nずつ位相をずらせたN相運転をした場合に
は、(3)式に示す関係が得られる。
fc =N中fH・・・・・・・・・・・・・・・・・
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
・・・C3)ここで給電線路への直流が第5図に示すよ
うに交流を整流している場合ては、50ヘルツ地区にお
いては3相整流リツプルであるところの300ヘルツの
電圧リップル周波数をこの給電線路は持っているので、
この電圧リップル周波数がコンデンサ電圧リップル周波
数fCに選択されることが多い。
ところで、第6図に示す従来例回路に訃いて、4組のチ
ョッパ31〜34のうち、たとえばチョッパ32が故障
した場合、この故障チョッパ32を除外すれば、回生電
力吸収装置は直ちに運転再開できるのであるが、このと
き入力コンデンサ11の電圧リップル周波数ICは(3
)式に示す値とはならずにチョッパ動作周波数f1□と
同じ値となる。すなわちコンデンサ電圧周波数が1/N
に低下するし、それとともに高周波電流が増大する不都
合を生じる。
第12図は第6図に示す従来例回路において1組のチョ
ッパが故障した場合の各部の動作をあられした動作波形
図であって、第12図(イ)はチョッパ31に流れる電
流工、□の変化を、第12図(ロ)は故障により除外さ
れたチョッパ32を流れる電流工、□(除外されている
のでI32は零である)の変化を、第12図(ハ)はチ
ョッパ33を流れる電流I33の変化を、第12図に)
はチョッパ34を流れる電流I34の変化を、第12図
(ホ)は回生電力吸収装置に流れる電流工3の変化を、
第12図(へ)は入力コンデンサ11の電圧Vcの変化
をそれぞれがあられしている。
この第12図からあきらかなように、チョッパ32が欠
相しているためにfc=j□となり、高調波電流も増大
する。すなわち前述の(1)式において、給電線路の抵
抗値比は一般に下記の(4)式に示す値である。
R<ωn・(L+LM)  ・・・・・・・・・・・・
・・・・・・・・・・・・・・・・・・(4)この(4
)式と(1)式から下記の(5)式を得る。
すなわち入力コンデンサの電圧リップル周波数fcにほ
ぼ反比例して高調波電流が増大することになるので、故
障チョッパを除外してその畦ま回生電力吸収装置の運転
を継続すると、正常時には発生しない低周波数の大高調
波電流が流れることになり、信号制御や踏切り制御に誤
動作を生じ、重大事故を起すおそれがある。
そこで、このような支障が生じないように、あらかじめ
チョッパ欠相時て発生する高調波電流の大きさ、および
周波数が問題のない値に抑制できるように、入力コンデ
ンサ11の容量を大きく、あるいはチョッパの動作周波
数を高い値に選定する対策が採用されている。しかしな
がら、チョッパの動作周波数を高く選定することは、チ
ョッパ装置の増大が増大することを意味し、効率の低下
と装置の大形化によるコストの上昇を招き、また入力コ
ンデンサの容量増大も装置の大型化とコスト上昇を招く
という大きな欠点を有する。
〔発明の目的〕
この発明は、複数の電流断続手段を均等な位相差で運転
するようにして構成された回生電力吸収装置において、
故障などによυいくつかの電流断続手段を除外した場合
でも、高調波電流が増大することなく運転を継続できる
回生電力吸収装置の運転方法を提供することを目的とす
る。
〔発明の要点〕
この発明は、回生電力吸収装置を構成している複数の電
流断続手段が相互に等しい位相差で動作しているときに
、故障などによりこれら電流断続手段のうちのいくつか
が除外されたとき、残余の電流断続手段相互間の動作の
位相差が不均等になることが、当該回生電力吸収装置t
−構成している入力コンデンサの電圧リップル周波数を
低下させ、かつ高調波電流を増大させる原因であること
に着目したものであって、運転を除外された電流断続手
段があるときは、残余の電流継続手段が相互に均等な位
相差で運転できるように、これら電流断続手段の制御信
号を作り出す基準信号のパターンを故障状況に対応した
パターンに切替えるようにして電圧リップル周波数の低
下と、これによる高調波電流の増大を抑制しようとする
ものである。
さらにこれら電流断続手段の動作周波数を、運転継続し
ている電流断続手段の数量に反比例して増大させること
により、電流リップル成分を減少させようとするもので
ある。
〔発明の実施例〕
第1図は本発明の実施例を示す回路図であって、この第
1図にもとづき本発明の収容を以下に記述する。
第1図において、符号70なる基準信号発生回路は4組
のコンパレータへそれぞれ別個の3角波基準信号A1〜
A4を出力するのであるが、この基準信号発生回路70
は、発振器711.カウンタ712.メモリー713.
4組のD/A変換器714〜717の他に、さらに選択
回路718と切換えスイッチ719とで構成されている
。このような構成により、4組のチョッパ31〜34が
すべて正常に運転しているときは、切換えスイッチ71
9は正常側にあるが、チョッパが故障したときこの切換
えスイッチ719を故障側へ切換えることにより、この
切換えスイッチ719に連動して選択回路718がメモ
IJ −713に対して正常運転時パターンか、それと
も故障運転時パターンかを指令し、この指令にもとづい
てメモリー713は故障時の基準信号パターンを出力す
るようになっている。
第2図は4番目のチョッパが故障したときに本発明にも
とづき残存チョッパ相互間の位相差を均等にしたときの
各部の動作を示す動作波形図であって、破線で図示して
いるのは正常時の、また実線で図示しているのは故障時
の波形である。すなわち第2図(イ)、(ロ)、(ハ)
、に)はそれぞれD/A変換器714〜717から出力
される3角波基準信号A1〜A4の変化を、第2図(ホ
)、(へ)、())、例はそれぞれコンパン−夕72〜
75から出力される各チョッパ31〜34の動作信号B
1〜B4(これは各チョッパ31〜34から出力される
断続・電流I3□〜I34の波形と同じである)の変化
を、第21明は回生電力吸収装置へ流入する回生電流工
、の変化を、Wc2図−)は入力コンデンサ11の電圧
Vcの変化をそれぞれがあられしている。
この第2図に示すものは、各チョッパの動作周波数は変
更することなく、4台運転のときにそれぞれが90度の
位相差であったものを、4番目のチョッパ34が故障す
ることで3台運転になったとき、それぞれの位相差を1
20度に変更することにより、低次数の異常高fA電流
の発生を防止している。
しかしながら、残存各チョッパの動作周波数は変更して
いないので、残存チョッパの運転による合成周波数は正
常時にくらべて低下するため、高調波電流の周波数が若
干低下し、従って高調波電流が若干増加することとなる
第3図は4番目のチョッパが故障したとき本発明にもと
づき残存チョッパ相互間の位相差を均等にするとともに
その動作周波数を上昇させたときの各部の動作を示す動
作波形図であって、第2図の場合と同様に正常時を破線
で、また故障時を実線で図示している。すなわち第3図
(イ)、(ロ)、(ハ)。
に)はそれぞれD/A変換器714〜717から出力さ
れる3角波基準信号A1〜A4の変化を、第3図(ホ)
、(へ)、 ())、 ffiはそれぞれコンパレータ
72〜75から出力される各チョッパ31〜34の動作
信号B1〜B4の変化を、第3図(IJ)は回生電流吸
収装置へ流入する回生電流工、の変化を、第3図(ヌ)
は入力コンデンサ11の電圧Vcの変化をそれぞれがあ
られしている。
この第3図においては90度の位相差で運転していた4
台のチョッパが3台に減少したとき、各チョッパ相互間
の位相差をそれぞれ120度にするとともに、各チョッ
パの動作周波数を4/3倍に増加させることにより、合
成周波数はチョッパ運転台数の減少にも拘らず変化しな
いので、高調波電流の周波数も不変、従って高調波電流
も増大しない。
第4図は第1図に示す実施例回路の切換えスイッチ部分
をあられした部分回路図であって、切換えスイッチ72
0は正常モードと、チョッパの台数に対応して切換えら
れるモードとがあり、チョッパ故障時には切換えスイッ
チ720をその位置に切換えることにより、そのチョッ
パを除外し、残余のチョッパで相互間の位相差を均等に
するよう、選択回路718を介してメモIJ −713
へ指令が与えられるので、このメモリー713から、そ
の故障モードに対応したパターンが読み出されることに
なる。
上述の説明は、正常時に4台のチョッパを運転している
ときに、任意の1台が故障した場合の残存釜チョッパ間
の位相差の修正ならびに動作周波数の変更について述べ
たが、正常時にN台のチョッパが運転中であって、その
うちの任意の1台または2台以上が故障した場合でも、
同様な各チョッパ間の位相差の修正と動作周波数の変更
とにより、高調波電流を正常時と同じ値に抑制できるこ
とは勿論である。
なお上述の説明における基準信号は三角波であるが、他
の波形の基準信号であっても差支えなく、またメモリー
とD/A変換器との組合せ以外のもので基準信号を形成
させることもできるし、このような多相チョッパ運転が
回生電力吸収装置以外の装置に使用される場合でも本発
明を適用できることは勿論である。
〔発明の効果〕
この発明によれば、給電線路と大地との間にコンデンサ
を接続し、電流断続手段と抵抗との直列回路の複数組を
前記コンデンサに並列接続して回生電力吸収装置を構成
させ、直流電気車の回生運転により生じる余剰な回生電
力を、前記複数の電流断続手段を相互に等しい位相差で
の運転により、当該回生電力吸収装置へ吸収させるので
あるが、これら複数の電流断続手段のうちのいくつかが
故障すれば、残余の電流断続手段で相互間の位相差を均
等にするとともに、その動周波数を当該電流断続手段の
運転台数に反比例して上昇させることにより、電圧リッ
プル周波数が低下して高調波電流の周波数が低下するの
を防止できるので、高周波電流が増大するのを、コンデ
ンサの容量増大や正常時における電流断続手段の動作周
波数を上昇させることなく抑制できるので、電気鉄道シ
ステムにおける信号制御や踏切り制御を、装置の大形化
やコストの上昇をもたらすことなく、低価格で実現でき
るとともに、これら各種制御に誤動作を生じることがな
い大きな効果を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の実施例を示す回路図であゃ、第2図は
4番目のチョッパが故障したときに本発明にもとづき残
存チョッパ相互間の位相差を均等にしたときの各部の動
作を示す動作波形図、第3図は4番目のチョッパが故障
したとき本発明にもとづき残存チョッパ相互間の位相差
を均等にするとともにその動作周波数を上昇させたとき
の各部の動作を示す動作波形図、第4図は第1図に示す
実施例回路の切換えスイッチ部分をあられした部分回路
図である。第5図は直流電気車の回生制動システムをあ
られした説明図であり、第6図は回生電力吸収装置の従
来例を示す回路図、第7図は第6図に示す従来例回路に
おける移相器の内部を示した回路図、第8図は第7図に
示す移相器内部回路における基準信号発生回路の内部を
示す回路図である。また第9図は第6図、第7図および
第8図に示されている従来例回路の各部の動作を示す動
作波形図であり、第10図は直流電気車の回生運転時に
その余剰電力を回生電力吸収装置で吸収する場合をあら
れした図、第11図は第10図に示す回生運転状態の等
価回路図、さらに第12図は第6図に示す従来例回路に
おいて1組のチョッパが故障した場合の各部の動作をあ
られした動作波形図である。 2・・・変電所、3・・・回生電力吸収装置、4・・・
給電線路、4L・・・線路インダクタンス、4R・・・
線路抵抗、5.6・・・直流電気車、sM、6M・・・
直流電動機、5F、6P・・・パンタグラフ、  58
.68・・・スイッチ、7・・・移相器、8・・・電圧
調節器、11・・・入力コンデンサ、12・・・電圧設
定器、21〜24・・・負荷抵抗、31〜34・・・電
流断続手段としてのチョッパ、70.71・・・基準信
号発生回路、72〜75・・・コンパレータ、711・
・・発振器、712・・・カウンタ、713・・・メモ
リー、714〜717・・・1)/A変換器、718・
・・選択回路、719.720・・・切換えスイッチ。 第1図 賞縁;線:pe$tlマターン 樋#、: 正隼吟パターン 第2図 第6図 第8図 第9図 @11図 第12図

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1)電気車へ直流電力を供給する給電線路と大地との間
    にコンデンサを接続し、電流断続手段と抵抗器との直列
    回路の複数組をそれぞれこのコンデンサに並列に接続し
    、前記各電流断続手段の動作位相をあらかじめ定められ
    た値だけ相互にずらして運転することで、前記電気車が
    回生運転するときの余剰電力を前記抵抗器へ吸収させる
    回生電力吸収装置の運転方法において、前記電流断続手
    段が故障すれば、残余の電流断続手段のみでこれら相互
    間の動作位相の差を等しくするとともに、残余の各電流
    断続手段の動作周波数を上昇させて運転することを特徴
    とする回生電力吸収装置の運転方法。 2)特許請求の範囲第1項記載の運転方法において、残
    余の電流断続手段が相互に位相をずらして運転するとき
    の合成周波数と、全電流断続手段が相互に位相をずらし
    て運転するときの合成周波数とが等しくなるように、残
    余の各電流断続手段の動作周波数を上昇させることを特
    徴とする回生電力吸収装置の運転方法。
JP61257506A 1986-10-29 1986-10-29 回生電力吸収装置の運転方法 Expired - Fee Related JPH0777859B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP61257506A JPH0777859B2 (ja) 1986-10-29 1986-10-29 回生電力吸収装置の運転方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP61257506A JPH0777859B2 (ja) 1986-10-29 1986-10-29 回生電力吸収装置の運転方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS63112235A true JPS63112235A (ja) 1988-05-17
JPH0777859B2 JPH0777859B2 (ja) 1995-08-23

Family

ID=17307241

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP61257506A Expired - Fee Related JPH0777859B2 (ja) 1986-10-29 1986-10-29 回生電力吸収装置の運転方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH0777859B2 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009292239A (ja) * 2008-06-04 2009-12-17 Meidensha Corp 回生電力吸収装置

Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6169368A (ja) * 1984-09-12 1986-04-09 Toyota Motor Corp 多相チヨツパ装置
JPS6194832A (ja) * 1984-10-16 1986-05-13 Toshiba Corp 回生電力吸収装置

Patent Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6169368A (ja) * 1984-09-12 1986-04-09 Toyota Motor Corp 多相チヨツパ装置
JPS6194832A (ja) * 1984-10-16 1986-05-13 Toshiba Corp 回生電力吸収装置

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009292239A (ja) * 2008-06-04 2009-12-17 Meidensha Corp 回生電力吸収装置

Also Published As

Publication number Publication date
JPH0777859B2 (ja) 1995-08-23

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US6847531B2 (en) System and method for regenerative PWM AC power conversion
JP4643670B2 (ja) 電気車駆動装置
JP3928559B2 (ja) 電圧変換装置、故障処理をコンピュータに実行させるプログラムを記録したコンピュータ読取り可能な記録媒体および故障処理方法
US6542390B2 (en) System and method for regenerative PWM AC power conversion
JP2011024370A (ja) 負荷駆動装置及びこれを使用した電気自動車
JP2010527306A (ja) 電力分路を制御するための装置と方法、同回路を有するハイブリッド車両
JPH06292304A (ja) 電気自動車ドライブシステムにおける電力変換装置
JPS63112235A (ja) 回生電力吸収装置の運転方法
JP2531153B2 (ja) 回生電力吸収装置の保護装置
JPH07274517A (ja) Pwmコンバータの制御装置
JP2685256B2 (ja) 電力変換装置
JP3186281B2 (ja) 交流電気車の制御装置
JPH02219401A (ja) 電気車の制御装置
JP2001069604A (ja) 電気車制御装置およびdc/dcコンバータ
JP6240023B2 (ja) 電力変換装置及びそれを備えた鉄道車両
JPH0851703A (ja) Pwmコンバータの制御方法
JP2008131741A (ja) 電力変換装置
JP3351631B2 (ja) 電気車制御装置
JP3186495B2 (ja) 交流電気車用電力変換装置
JP3813859B2 (ja) 電力変換装置
JPH0667045B2 (ja) Pwmコンバ−タの制御方法
JP4171862B2 (ja) 昇降機用ドライブ装置
JP3824516B2 (ja) 電力変換装置
JPS6117231B2 (ja)
JPS63112233A (ja) 回生電力吸収装置

Legal Events

Date Code Title Description
R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees