JPS63106340A - 内燃機関の始動時燃料噴射量制御方法 - Google Patents

内燃機関の始動時燃料噴射量制御方法

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JPS63106340A
JPS63106340A JP25224386A JP25224386A JPS63106340A JP S63106340 A JPS63106340 A JP S63106340A JP 25224386 A JP25224386 A JP 25224386A JP 25224386 A JP25224386 A JP 25224386A JP S63106340 A JPS63106340 A JP S63106340A
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JP
Japan
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fuel injection
time
starting
internal combustion
combustion engine
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JP25224386A
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Toshio Suematsu
末松 敏男
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Toyota Motor Corp
Original Assignee
Toyota Motor Corp
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Publication date
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  • Electrical Control Of Air Or Fuel Supplied To Internal-Combustion Engine (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 1哩匁亘灼 [産業上の利用分野] 本発明は、クランキング時の燃料噴射量を改善する内燃
機関の始動時燃料噴射量制御方法に関する。
[従来の技術] 従来より、内燃機関の電子制御式燃料噴射装置では、内
燃機関の始動性を向上させるために、クランキング時に
機関回転数、吸入空気量には関係なく冷却水温などによ
り燃料噴射量を決定している。
この種の内燃機関の始動時燃料噴射量制御方法の一つと
して、例えば特開昭60−3451号公報に示す如く、
始動開始後、燃料噴射量を時間経過とともに、徐々に減
少するようにした構成のものが提案されており、所定時
間クランキングを継続しても内燃機関が完爆しない場合
に点火プラグの燃料かぶりを防止し、内燃機関の始動性
を保持している。
[発明が解決しようとする問題点] しかしながら、上記従来の技術にあっては、クランキン
グ中にバッテリ電圧が低下すると、(I>  燃料噴射
弁の動きが悪くなり、所定回の燃料が噴射できない。
(II>  フューエルポンプの動きが悪くなり、所定
の燃料圧力と燃料供給mが出せない。
ようになり、空燃比がリーン状態となる。このため、ク
ランキングを所定時間継続しても内燃機関が完爆しない
ことがある。特に、上記の如く空燃比がリーン化してい
る場合に従来の技術に示す如く燃料噴9Atを時間経過
とともに減少すると、より一層空燃比のリーン化を促進
することとなり、更に始動性を悪化させるという問題点
があった。
本発明は、上記問題点に鑑みてなされたもので、クラン
キング期間の燃料噴射量を適切に制御して、内燃機関を
完全に始動することのできる内燃機関の始動時燃料噴射
量制御方法を提供することを目的としている。
ユ匪り選遮 [問題点を解決するための手段] かかる目的を達成すべく本発明の問題点を解決するため
の手段として次の構成をとった。即ち、本発明は、第1
図のフローチャートに示す如く、内燃機関の始動時に、
予め定められた始動時用の燃料噴射量を供給する内燃機
関の始動時燃料噴射量制御方法において、 上記内燃機関の始動開始後もしくは始動開始後所定時間
経過した俊に、上記内燃機関に供給する始動時用の燃料
噴射量を漸次増量補正する(ステップSl)とともに、 上記増量補正開始後所定時間経過した後に(ステップS
2)、上記増量補正した始動時用の燃料噴射量を漸次減
量補正する(ステップS3)ことを特徴とする内燃機関
の始動時燃料噴射量制御方法を要旨としている。
ここで、内燃機関の始動時とは、内燃機関のクランク軸
をスタータ等で回転させるクランキング時であり、また
、予め定められた始動時用の燃料噴射量とは、クランキ
ング時に冷却水温などにより決定される燃料噴射量であ
る。
[作用] 以上の如く構成した本発明の内燃機関の始動時燃料噴1
1Jffi制御方法では、内燃機関の始動開始後もしく
は始動開始後所定時間経過した後に、内燃機関に供給す
る始動時用の燃料噴射量を漸次増量補正することにより
、内燃機関の始動開始以後のバッテリ低下に起因した空
燃比のリーン化を是正する。
更に、増」開始後所定時間経過した後は、点火プラグの
燃料かぶりの危険性が高まってくるから、増量補正した
始動時用の燃料噴射量を漸次減量補正することにより、
点火プラグの燃料かぶりを防止している。
[実施例] 以下、本発明の好適な実施例を図面と共に説明する。
第2図は、本発明の第1実施例の始動時燃料噴射量制御
方法が採用される内燃機関及びその周辺装置を表わす概
略構成図である。
図示する如く、内燃機関1は大気より空気を吸入すると
共に燃料噴射弁8から噴射される燃料と空気とを混合し
て吸気ポート9に導く吸気系10と、点火プラグ12に
形成される電気火花によって点火された混合気の燃焼の
エネルギをピストン14を介して回転運動として取り出
す燃焼室15と、燃焼後のガスを排気ポート17を介し
て排出する排気系18とを協えて構成されている。
吸気系10には、上流から、吸入空気ff1Qを検出す
るエアフロメータ21.吸入空気mを制御するスロット
ルバルブ23.吸入空気の脈流を平滑化するサージタン
ク25が設けられている。吸入空気量Qは、図示しない
アクセルペダルに連動したスロットルバルブ23の開度
によって制御され、エアフロメータ21の内蔵するムー
ビングベーン27の変位で検出される。更に吸気系10
には、スロットルバルブ23が仝閉の時にオン状態とな
るアイドルスイッヂを内蔵しスロットルバルブ23の開
度をu(ケ検出するスロットルセンサ30と、吸入空気
の温度を検出する吸気温センサ31とが設けられている
上記吸気系10を介して吸入される空気と燃料噴射弁8
より噴射された燃料との混合気は、燃焼室15に吸入さ
れ、ピストン14により圧縮された後着火・されるが、
混合気への着火は点火プラグ12に形成される電気火花
によって行なわれる。
内燃機関1の各気筒に設けられた点火プラグ12は、高
耐圧コード(図示せず)により、クランク軸(図示せず
)の回転に同期して、イグナイタ33に発生した高電圧
を配電するディストリビュータ35に接続されている。
尚、ディストリビュータ35内には、クランク軸2の1
回転に1パルスを発生する気筒判別センサ36と、クラ
ンク軸2の30度毎に1パルスを発生する回転数センサ
37とが設けられている。
火花点火によって着火され爆発的に燃焼しピストン14
を押し下げた混合気はその後排ガスとして排出されるが
、この排気系18には、排ガスの組成に基づいて混合気
の空燃比を検出する酸素濃度センサ(以下、02センV
と呼ぶ)38等が設けられている。
尚、内燃機関1のシリンダブロック39は循環する冷却
水によって冷却されており、この冷却水の温度THWは
冷却水温センサ41により検出される。
更に、内燃機関1を始動するスタータ43と、該スター
タ43の作動状態を検出するスタータスイッチ45と、
バッテリ46と、が設けられている。
内燃機関1の運転状態を検出する上述した各センサの出
力信号は、内燃機関1の燃料噴射量や点火時期を制御し
てその出力トルクを制御する電子制御装置47に入力さ
れ、内燃機関1の運転状態に応じて、燃料噴射弁8、イ
グナイタ33等の制御が行なわれる。
次に電子制御装置47の構成を第3図のブロック図にて
説明する。
第3図に示す如く、電子制御装置47は、データを制御
プログラムに従って入力及び演算すると共に、各種装置
を作動制御等するための処理を行なうセントラルプロセ
シングユニット(以下単にCPUと呼ぶ)60、制御プ
ログラム及び初期データが格納されるリードオンリメモ
リ(以下単にROMと呼ぶ)61、電子制御回路47に
入力されるデータや演算制御に必要なデータが一時的に
読み書きされるランダムアクセスメモリ(以下単にRA
Mと呼ぶ)62、及び内燃機関1が停止されても以後の
内燃機関作動に必要なデータを保持するよう、バッテリ
46によってバックアップされた不揮発性メモリとして
のバックアップランダムアクセスメモリ(以下単にバッ
クアップRAMと呼ぶ)63を主として構成されている
。更に、バッフ764,65,66.67、マルチプレ
クサ68.及びA/D変換器69を介して、内燃機関1
に備えられたエア70メータ21.冷却水温センサ41
.吸気温センサ31.及びバッテリ46からの出力信号
をCP U 60に送ると共に、CPU60からのマル
チプレクサ68、A/D変換器69のコントロール信号
を出力する入出カポ−ドア1と、バッファ72.コンパ
レータ73を介して、あるいは波形を整形する整形回路
74を介して、あるいは直接、酸素濃度センサ38、気
筒判別センサ36、回転数センサ37、スタータスイッ
チ45、及びスロットルセンサ30からの出力信号をC
PU60に送る入出カポ−ドア5とを備えて構成されて
いる。また燃料噴射弁8及びイグナイタ33を駆動する
駆動回路77.78にCPJJ60からの信号を出力す
る出力ポードア9゜80をも漸えている。なお上述して
きた電子制御装置47の各構成要素は信号やデータの通
路となるパスライン81で互いに接続されている。
次に電子制御装@47にて実行される始動時燃料噴射量
制御に関する処理について説明する。
第4図は電子制御装置47にて実行される始動時燃料噴
射時間決定ルーチンを示すフローチV−トである。この
ルーチンはクランク軸の1回転につき1回、所定のクラ
ンク角で実行される。第4図にて処理が開始されると、
まずクランキング期間であるか否かをスタータスイッチ
45の出力信号から判断する(ステップ100)。ここ
でスタータスイッチ45がオン状態、即ちクランキング
即問であると判断された場合、冷却水温センサ41から
冷却水温THWを読み込み(ステップ110)、該冷却
水温THWによって定まる始動的燃料噴射時間τsta
を第6図のマツプ■に基づいて算出する(ステップ12
0)。続いて、その算出した始動時燃料噴射時間τst
aを補正する時間補正係数αと回転数補正計数βとを算
出する(ステップ130)。時間補正計数αは始動時か
らの経過時間にて大きざの変わるもので、後述する時間
補正係数計算ルーチンにて苫1輝される。また回転数補
正係数βは、内燃機関1の機関回転数NEに応じて大き
ざの変わるもので、本実施例では回転数センサ37から
回転数NEを読み込み、その読み込んだ回転数NEを第
7図のマツプ■に照らし合わせて算出される。続いて、
上記計鋒された時間補正係数αと回転数補正係数βとを
用いて実際に実行する実始動時燃料噴射時間TALIを
下記の式を用いて算出する(ステップ140)。
TAU=rSta  X  CX  X  βその後、
処理は他の燃料噴射実行ルーチンに移行する。
一方、ステップ100でスタータスイッチ45がオフ状
態と判断された場合には、吸入空気IQ、機関回転数N
E、冷却水温THW等により定まる実始動時燃料噴射時
間を算出する(ステップ150)。なおこの実始動後燃
料噴射時間算出処理は周知であるため説明は省略する。
その後、処理は他の燃料噴射実行ルーチンに移行する。
このようにして算出された実燃料噴射時間は、他の燃料
噴射実行ルーチンで適宜読み出され、該実燃料噴射時間
に応じた時間だけの燃料量を内燃機関1へ燃料噴射弁8
から噴射することによって、内燃機関1が作動されるこ
ととなる。
次に時間補正係数αを算出する時間補正計数計粋ルーチ
ンを第5図のフローチャートに基づいて説明する。
本ルーチンは、4 m5ec毎に実行されるもので、処
理が開始されると、ウランキング期間であるか否かをス
タータスイッチ45の出力信号から判断する(ステップ
200)。ここでスタータスイッチ45がオン状態であ
ると判断された場合、計時カウンタCを値1だけインク
リメントしくステップ210)、そのインクリメントさ
れた計時カウンタCによって定まる時間補正係数αを第
8図のマツプ■に基づいて算出しくステップ220)、
その後、本ルーチンの処理を一旦終える。なお第8図の
マツプ■は、図に示す如く、始め漸次増量し、所定の計
時カウンタ値C1以後漸次減少する時間補正係数αをと
るよう定められている。一方、ステップ200ではスイ
ッチ45がオフ状態であると判断された場合には、計時
カウンタCを値Oにクリアしくステップ230) 、そ
の後、本ルーチンの処理を一旦終える。
以上詳述した2つのフローチャートにより実行される内
燃機関の始動時燃料噴射量制御方法によれば、冷却水温
THWによって定まる始動時燃料噴射時間τstaが、
始動開始後漸次地回補正され、増量開始後所定時間経過
した後に漸次減量補正される。このため、クランキング
中にバッテリ46の電圧が低下してぎても、燃料噴射量
が増量されるため空燃比がリーン状態になることもない
。これによりクランキング期間が長くなっても良好に内
燃機関1を始動することができる。更に、始動開始後、
所定時間で内燃機関1が完爆しない場合には、燃料量1
iFJfflが減ωされるため余剰燃料に因る点火プラ
グ12の燃料かぶりが防止される。これに因り適切な点
火火花が発生し、良好な始動性能が保持される。
次に本発明の第2実施例を説明する。
本実施例は第1実施例と比べると電子制御装置47にて
実行される処理が異なるのみで伯の構成は全く同じもの
である。本実施例の電子制御装置47で実行される処理
は、第1実施例と全く同じ第4図に示した始動時燃料噴
射時間決定ルーチンと、機関回転数低下検出ルーチンお
よび時間補正係数M算ルーチンとで示すことができる。
第1実施例で説明した始動時燃料噴射時間決定ルーチン
を除く各ルーチンをフローチャートに基づいて説明する
第9図は機関回転数低下検出ルーチンを示すフローチャ
ートである。このルーチンはクランク角30”毎に実行
されるもので内燃機関1の回転数NEが低下する状態を
検出している。処理が開始されると、まず回転数センサ
37から回転数NEを読み込み(ステップ300)、次
いで、クランキング期間であるか否かをスタータスイッ
チ45の出力信号から判断する(ステップ310)。こ
こでスタータスイッチ45がオン状態であると判断され
た場合、始動開始時からの経過時間を示す計時カウンタ
Cが所定値01以下であるか否かを判断しくステップ3
20) 、計時カウンタCが所定値01以下の場合に、
ステップ300で読み読んだ回転数NEを以下の式に基
づいてなます処理を実行する(ステップ330)。
NE(i) = (31x  NE(i−1)+  N
E>/32 ここでN E (i−1)・は前回になまし処理を施し
て記憶されている回転数、N E (i)は今回のなま
し処ろ 理で算出され一回転数を示す。次に、上記なまし処理を
施した回転数N E (i)が前回の回転数NE(i−
1)より30回転以上低下したか否かを判断しくステッ
プ340)、そのように低下した場合、フラグFに値1
をセットする(ステップ350)。
その後、本ルーチンの処理を一旦終える。
一方、ステップ310でスタータスイッチがオン状態で
ないと判断されるか、ステップ320で計時カウンタC
が所定値C1より大きいと判断されるか、回転数N E
 (i)が前回の回転数N E (i−1)より30回
転以上低下していないと判断される場合、フラグFに値
Oをセットしくステップ360)、本ルーチンの処理を
一旦終える。
第10図は時間補正係数HIDルーチンを示すフローチ
ャートである。このルーチンは4 m5ec毎に実行さ
れるものである。処理が開始されると、スタータスイッ
チ45がオン状態か否かを判断しくステップ400)、
オン状態であると判断された場合、計時カウンタCを値
1だけインクリメントしくステップ410)、そのイン
クリメントされた計時カウンタCが所定値C1以下か否
かを判断する(ステップ420)。計時カウンタCが所
定値01以下と判断された場合、既述した機関回転数低
下検出ルーチンで算出したフラグFが値Oか否かを判断
する(ステップ430)。ここでフラグFが値O・と判
断された場合に、第11図に示す漸次増加傾向にある関
数f (c)に基づいて時間補正係数αを緯出しくステ
ップ440) 、本ルーチンを一旦終了する。
一方、ステップ420,430にて、計時カウンタCが
所定値01以下でフラグFが値Oでないと判断された場
合、以下に示す計韓式により時間補正係数αを算出【ノ
(ステップ450) 、本ルーチンの処理を一旦終える
a= Q (C) −(g(ca)−f (ca))こ
こで関数q(C)は第11図に示す漸次減少傾向にある
関数を、Q (ca)はフラグFが値Oから値1に切り
替った時刻Caの関数qの値を示す。
一方、ステップ420にて計時カウンタCが所定値C1
より大きいと判断された場合、第11図に示す漸次減少
傾向にある開数a (C)に基づいて時間補正係数αを
痺出しくステップ460)、本ルーチンを一旦終了する
また、ステップ400にてスタータスイッチ45がオン
状態でないと判断された場合、計時フラグCを値Oにク
リアして(ステップ470)、本ルーチンを一旦終了す
る。
以上詳述した機関回転数低下検出ルーチン及び時間補正
係数計算ルーチンによれば、時間補正係数αは第11図
に示す如く変化する。即ち、時間補正係数αは、始動開
始後関数f (c)にて漸次増量補正され、次いで、計
時カウンタCが所定時間C1に達する以前に内燃機関1
の回転数NEが所定値以上低下した場合に、その低下し
た時点(Ca)より上記漸次増量補正を中止して開数q
(c)の傾きで漸次減少補正される(第11図の実線)
。一方、内燃機関1の回転数NEが所定値以上低下しな
い場合、計時カウンタCが時間C1に達するまで上記漸
次増量補正を続け、その後、時間C1から関数q(C)
にて漸次減量補正される(第11図の点線)。
従って、以上2つのルーチン及び第1実施例で詳述した
始動時燃料噴射時間決定ルーチンにより実行される本実
施例の内燃機関の始動時燃料噴射量制御方法によれば、
冷却水温THWによって定まる始動時燃料噴射時間τs
taが、第11図に示す如く変化する時間補正係数αに
て補正されることどなる。このため、本実施例では、第
1実施例と同様な効果を奏する。更に、本実施例では、
燃料噴射量の漸次増量補正中に内燃機関1の着火気筒数
が減少し回転数NEが低下したような場合に、このまま
燃料噴射量を増重しても完爆の可能性が極めて低いと判
断し、点火プラグの燃料かぶり防止に切り替えることが
でき、より始動性能を向上することができる。
次に本発明の第3実施例を説明する。
本実施例は第1実施例および第2実施例と比べると電子
制御装置47にて実行される処理が異なるのみで他の構
成は全く同じものである。本実施例の電子制御装置47
で実行される処理は、第1実施例と全く同じ第4図に示
した始動時燃料噴射時間決定ルーチンと、バッテリ電圧
低下検出ルーチンおよび時間補正係数計算ルーチンとで
示すことができる。
第12図はバッテリ電圧低下検出ルーチンを示すフロー
チャートである。このルーチンはクランク角30°毎に
実行されるものでバッテリ電圧の低下状態を検出してい
る。処理が開始されると、まずバッテリ46からの電圧
信号をA/D変換した電圧値VB8読み込み(ステップ
500) 、次いでスタータスイッチ45がオン状態で
あるか否かを判断する(ステップ510)。ここでスタ
ータスイッチ45がオン状態であると判断された場合、
上記読み込んだ電圧値VBを以下の式に基づいてなます
処理を実行する(ステップ520)。
VB(i) = (31x  VB(i−1)+  V
B)/32 ここでVB(+−1)は前回になまし処理を施して記憶
さているバッテリ電圧、VB(i)は今回のなまし処理
で算出され息バツデリ電圧を示す。次に上記なまし処理
を施したバッテリ電圧V B mが所定値、本実施例の
場合6■以下であるか否かを判断しくステップ530)
、6V以下と判断した場合、フラグFに値1をセットし
くステップ540)、その後、本ルーチンの処理を一旦
終える。一方、ステップ510でスタータスイッチがオ
ン状態でないと判断されるか、ステップ530でバッテ
リ電圧V B (i)が6v以下でないと判断される場
合、フラグFに値Oをセットしくステップ550)、本
ルーチンの処理を一旦終える。
第13図は本実施例の時間補正係数計算ルーチンを示す
フローチャートである。このルーチンは4 m5ec毎
に実行されるもので、ステップ600゜610.620
,630,690は、第2実施例の時間補正係数計算ル
ーチン(第10図)のステップ400,410,420
,430,470と各々同一なものでこれらステップに
ついては説明を省略する。
ステップ620.630にて計時カウンタCが所定値0
1以下でフラグFが値Oであると判断された場合、時間
補正係数αを値1.0にセットしくステップ640) 
、本ルーチンの処理を一旦終える。
一方、ステップ620,630にて、計時カウンタCが
所定値01以下でフラグFが値Oでないと判断された場
合、以下に示す計算式により時間補正係数αを痺出しく
ステップ650) 、本ルーチンの処理を一旦終える。
cr=f(c)−(f(ca)−1,0)ここで関数f
 (c)は第14図に示す漸次増大傾向にある関数を、
f (ca)はフラグFが値Oから値1に切り替った時
刻Caの関数のfの値を示す。また、ステップ420に
て計時カウンタCが所定値C1より大きいと判断された
場合、フラグFが値Oか否かの判断をする(ステップ6
60)。ここでフラグFが値Oと判断された場合、第1
4図に示す漸次減少傾向にある関数g(C)に基づいて
時間補正係数αを算出しくステップ670) 、本ルー
チンを一旦終了する。
一方、ステップ620.660にて、計時カウンタCが
所定値C1より大きくてフラグFが値Oでないと判断さ
れた場合、以下に示す計算式により時間補正係数αを算
出しくステップ680) 、本ルーチンの処理を一旦終
える。
α=g(C)−(f(ca)−1,0)ここで関数f 
(c)は第11図に示す漸次増大傾向にある関数を、関
数g(C)は第11図に示す漸次減少傾向にある関数を
、f (ca)はフラグFが値Oから値1に切り替った
時刻Caの関数fの値を示す。
以上詳述したバッテリ電圧低下ルーチン及び時間補正係
数計算ルーチンによれば、時間補正係数αは第14図に
示す如く変化する。即ち、時間補正係数αは、始動開始
後、はじめの頃はバッテリ電圧VBが比較的大きいので
値1.0を取る。そのバッテリ電圧VBが6V以下に低
下した場合に、関数f (c)の傾きで漸次増量補正さ
れ、計時カウンタCが時間C1に達するまで上記漸次増
量補正を続け、その後、時間C1から関数g(c)の傾
きで漸次減量補正される(第14図の実線)。一方、始
動開始時から、バッテリ電圧VBが6v以下の場合には
、始動開始時から関数f (c)にて漸次増量補正され
、時間C1から関数g(C)にて漸次減量補正される(
第14図の一点破線)。また、始動開始後01時間経過
後においてもバッテリ電圧VBが6v以下に低下しない
場合には、所定時間C1までは値1.0を取り、その後
、関数g(C)の傾きで漸次減量補正される(第14図
の点線)。
従って、以上2つのルーチン及び第1実施例で詳述した
始動時燃料噴射時間決定ルーチンにより実行される本実
施例の内燃機関の始動時燃料噴射量制御方法によれば、
冷却水温THWによって定まる始動時燃料噴射時間τs
taが、第14図に示す如く変化する時間補正係数αに
て補正されることとなる。このため、本実施例は第1実
施例と同様な効果を奏し、更に、バッテリ電圧が低下し
ていない場合は、燃料噴射量の増量補正を禁止するよう
なされているため、クランキング時の燃料噴射量をより
適切に制御することができ、且つ点火プラグ12の燃料
かぶりを防止し良好な始動性能を保持することができる
燃料噴射量を増量し、かつ回転数NEが低下した時燃料
噴射」を増mから減量に変更する等の制御が可能である
以上、本発明の実施例を詳述してぎたが、本発明は上記
実施例に何等限定されるものではなく、本発明の要旨を
逸脱しない範囲で種々なる態様となり得ることは勿論で
ある。
及服り四呈 以上詳述してきた本発明の内燃機関の始動時燃料噴射量
制御方法におっては、クランキング中にバッテリの電圧
が低下してきても良好に内燃機関を始動することができ
、且つ始動開始後、所定時間で内燃機関が完爆しない場
合にも、点火プラグの燃料か、Sりを防止し良好な始動
性能を保持することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の基本的構成図、 第2図ないし第8図は本発明の第1実施例を示し、第2
図は第1実施例の内燃機関の始動時燃料噴射I制御方法
が採用される内燃機関及びその周辺装置を表わす概略構
成図、第3図は同じくその構成要素である電子制御装置
のブロック図、第4図および第5図はその電子制御装置
にて実行される制御処理を示すフローチャート、第6図
ないし第8図はこれら制御処理にて用いられるマツプ、
第9図ないし第11図は本発明の第2実施例を示し、第
9図および第10図はその構成要素である電子制御装置
にて実行される制御処理を示すフローチャート、第11
図はこれら制御処理にて用いられるマツプ、 第12図ないし第14図は本発明の第3実施例を示し、
第12図および第13図はその構成要素である電子制御
装置にて実行される制御処理を示すフローチャート、第
14図はこれら制御処理にて用いられるマツプ、である
。 1・・・内燃機関 8・・・燃料噴射弁 37・・・回転数センサ 41・・・冷却水温センサ 45・・・スタータスイッチ 46・・・バッテリ 47・・・電子制御装置

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】  内燃機関の始動時に、予め定められた始動時用の燃料
    噴射量を供給する内燃機関の始動時燃料噴射量制御方法
    において、 上記内燃機関の始動開始後もしくは始動開始後所定時間
    経過した後に、上記内燃機関に供給する始動時用の燃料
    噴射量を漸次増量補正するとともに、 上記増量補正開始後所定時間経過した後に、上記増量補
    正した始動時用の燃料噴射量を漸次減量補正することを
    特徴とする内燃機関の始動時燃料噴射量制御方法。
JP25224386A 1986-10-23 1986-10-23 内燃機関の始動時燃料噴射量制御方法 Pending JPS63106340A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH05171974A (ja) * 1991-12-25 1993-07-09 Mitsubishi Motors Corp エンジンの空燃比制御方法
US7481200B2 (en) 2002-07-12 2009-01-27 Cummins Engine Company, Inc. Start-up control of internal combustion engines

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