JPS6297719A - 金属厚板からのフランジ成形方法 - Google Patents

金属厚板からのフランジ成形方法

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JPS6297719A
JPS6297719A JP23563885A JP23563885A JPS6297719A JP S6297719 A JPS6297719 A JP S6297719A JP 23563885 A JP23563885 A JP 23563885A JP 23563885 A JP23563885 A JP 23563885A JP S6297719 A JPS6297719 A JP S6297719A
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JP
Japan
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punch
lubricant
point
workpiece
machining
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JP23563885A
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JPS6319248B2 (ja
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Toshio Kumagai
年男 熊谷
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National Institute of Advanced Industrial Science and Technology AIST
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Agency of Industrial Science and Technology
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〈産業上の利用分野〉 本発明は、加工時に於けるポンチと被加工材との接触界
面に焼付きを生じさせることなく、シごきを付加し乍ら
加工することによって製品精度のよいフランジを成形す
る金属厚板からのフランジ成形法に関するものである。
〈従来の技術及びその問題点〉 ポンチとダイスとを用いて金属板からフランジを成形す
る場合、ポンチとダイスとの間の片側クリアランスを板
厚とほぼ等しく設定して加工を行なうのが通常の方法で
ある。しかしこの場合に於いては、スプリングバックが
大きいこと及びフランジ部だれ深さが大きくなることの
為に、製品精度はよくない。製品精度を高める為には、
ポンチとダイスとの間の片側クリアランスを板厚よりも
小さく (板厚の40〜85%)設定することによって
、しごきを付加し乍らフランジ成形を行なうとよい。
ところが、しごきを付加し乍らフランジ成形を行なう場
合には、加工時におけるポンチと被加工材との接触界面
に焼付きが発生し易い。
この焼付きは、ポンチとダイスとの間の片側クリアラン
スが板厚に対して小さければ小さい程、又被加工材の板
厚が大きければ大きい程激しく発生する。従ってしごき
を付加し乍ら加工することによって厚板から精度のよい
フランジを成形する金属厚板からのフランジ成形方法を
実用化するためには、加工時におけるポンチと被加工材
との接触界面に発生する焼付きの問題の解決を必要とし
ていた。
〈問題点を解決する為の手段〉 本発明は、上述の問題点を解決し、金属厚板から精度の
良い製品を得る方法を提供せんとするものであり、その
要旨は、ポンチとダイスとを用いしごきを付加し乍ら行
なうフランジ成形方法に於いて、ポンチとダイスとの間
の片側クリアランスを被加工材の板厚の40〜85%と
なし、ポンチ表面と加工時にポンチと接触する被加工材
表面との少なくとも一方と、更にダイス内壁とに潤滑剤
を塗布した状態で加工を開始し、ポンチ径が一定になる
所謂ポンチかど点が被加工材と接触するストローク時点
と、それよりも約2mm進んだストローク時点との間の
ストローク時点で加工を一時中断し、ポンチ表面とポン
チに接触している被加工材表面の少なくとも一方に潤滑
剤を再塗布した後、加工を続行することを特徴とする金
属厚板からのフランジ成形方法である。
本発明方゛法で用いるポンチは、円錐状ポンチ。
球状ポンチあるいは砲弾状ポンチのいずれでもよく、又
使用する潤滑剤は液体潤滑剤でも固体潤滑剤でもよい。
〈作用〉 本発明方法は、第1図に示す様に、その内壁に潤滑剤を
塗布したダイス(1)上に被加工材の金属厚板(2)を
載せ、ブランクホルダー(3)によって仮押え力Fmを
負荷して、フランジが形成される個所へ周辺から材料が
流れ込む所謂フランジ流入を阻止する様にして実施され
る。この様な状態で被加工材の金属厚板(2)に予め開
けられた直径Dmの穴の中心にポンチ(4)の中心が一
致する様に設定し、ポンチ(4)を下降して加工を行な
うが、加工開始前に上記ポンチ(4)と上記金属厚板(
2)のポンチに接触する側の表面との少なくとも一方に
潤滑剤を塗っておく。この場合本発明では、ダイス(1
)とポンチ(4)との間の片側クリアランスCrを金属
厚板(2)の40〜85%に設定することによって、し
ごきを付加する状態で加工を行なうのであるが、途中で
加工を一時中断して潤滑剤を再塗布した後に加工を続行
する。しごきを付加し乍らフランジ成形を行なう場合、
ポンチ径が一定になる所謂ポンチかど点(5)が被加工
材と接触するストローク時点よりも2mmぐらいあとの
時点までの成形過程においては、加工時に於けるポンチ
(4)と被加工材との接触界面に焼付きは発生しない。
一方加工を一時中断し潤滑剤を再塗布して加工を続行す
る場合、潤滑剤を再塗布して加工を続行したときポンチ
(4)と被加工材との接触界面に捕捉される潤滑剤の量
は、ポンチ径が一定になる所謂ポンチかど点(5)が被
加工材と接触したストローク時点とそれよりも若干後の
時点との間の時点で潤滑剤を再塗布したほうが多い。従
って加工を一時中断して潤滑剤を再塗布する時点は、ポ
ンチ径が一定になる所謂ポンチかど点(5)が被加工材
と接触するストローク時点とそれよりも2o+mぐらい
あとの時点との間に設定すべきである。なお加工を一時
中断して潤滑剤を再塗布して加工を続行したとき、加工
を続行した後の工程においてポンチ(4)と被加工材と
の接触界面に焼付きを生じさせないためには、ポンチ(
4)と被加工材との接触界面に比較的多量の潤滑剤が捕
捉されることが不可欠であるが、それだけでは十分では
なく、捕捉されている潤滑剤が加工工程にしたがってポ
ンチかど部から少量ながらしぼり出され続けることによ
って所謂ポンチかど点(5)及びポンチ径一定部分と被
加工材との接触界面での焼付きを防止しなくてはいけな
い。
そのためには、第2図(A)に示す円錐ポンチの様にポ
ンチ径が一定になる所謂ポンチかど点(5)が尖ってい
るポンチを使用する場合には、所謂ポンチかど点(5)
には、約0.5mm以上のコーナー半径をつけるほうが
よい。また円錐ポンチを使用する場合には、頂角θは1
5°〜120°あたりまでの範囲にとることができるが
、頂角θが小さいと加工終了までのストロ2りが長くな
り、頂角θが大きいと成形力が太き(なることを按配し
て頂角θを決゛めるとよい。尚第2図(B)、 (C)
はそれぞれポンチの他の形状を示す。
以上の如き加工を行なうことにより、第3図に示す如き
フランジ製品(2′)が得られる。
〈実施例〉 次に本発明の実施例によって得られた各種結果を示す。
即ち、第4図はフランジ部だれ深さHs (第3図に示
す[(s)に及ぼすしごき付加の影響について、又第5
図はフランジ内径寸法精度ΔD(第3図に示すフランジ
先端部の内径り4第1図に示す様に使用したポンチ直径
Dpとの差Dp−Di)に及ぼすしごき付加の影響を調
べた結果の例である。なおReは、第1図のダイス(1
)とポンチ(4)との間の片側クリアランスC「と被加
工材(2)の板厚Tとの比Cr/Tである。第4図及び
第5図から判るように、しごきを付加し乍らフランジ成
形を行なうと、フランジ部だれ深さHsが小さくなり、
又内径寸法精度ΔDが小さくなり、従って製品精度が向
上する。
第6図は、第1図のダイス(1)とポンチ(4)との間
の片側クリアランスCrを被加工材(2)の板厚Tの5
0%に設定し、第2図(A)の円錐ポンチを使用した場
合において、加工前に予めポンチ表面とダイス内壁とに
潤滑剤を塗布して加工を中断することなく成形したとき
のストロークSと成形荷重Fとの関係の一例を線図に表
わしたものである。ポンチが被加工材に接触して成形が
始まると、ストロークSの進行とともに成形荷重Fは増
大する。
St点は、所謂ポンチかど点(5)が被加工材(こ接触
してのちストロークが1mm程度進行した時点である。
Si点までの成形過程に於いては、ポンチと被加工材と
の接触界面に焼付きは発生してし)ない。Si点から更
にストロークSが進行すると、成形荷重Fはなお増大し
た後減少し始める。このようにSi点よりも加工工程が
進行したときに成形荷重Fが比較的大きいのは、ポンチ
と被加工材との接触界面に焼付きが発生・成長している
ためである。
この発明による方法での基本操作は、第6図のSi点近
傍のストローク時点で加工を一時中断し、ポンチ表面と
加工を一時中断した時点においてポンチに接触していた
被加工材表面との一方又は両者に潤滑剤を再塗布した後
に加工を続行することにある。
第7図は、第6図のSi点で加工を一時中断し中途まで
成形されている被加工材と接触しない状態までポンチを
上昇させて、ポンチ表面と加工を一時中断した時点にお
いてポンチに接触していた被加工材表面との一方又は両
者に潤滑剤を再塗布した後に加工を続行した場合のスト
ロークSと成形荷重Fとの関係を線図に表わしたもので
ある。
潤滑剤を再塗布した後に加工を続行すると、加工を一時
中断した時点の成形荷重FLよりも小さい成形荷重F2
で加工が続行される。このようにより小さい成形荷重F
2で加工が続行されるのは、潤滑剤を塗布しなおすこと
により、加工を続行したときポンチと被加工材との接触
界面に比較的多量の潤滑剤が捕捉されたために生じたも
のである。
St点からポンチストロークが続行するに従って成形荷
重Fは減少し続け、82点以降の成形荷重Fはほぼ一定
になった。82点は、実質的に成形が終了する時点即ち
成形されたフランジの内壁先端を所謂ポンチかど点(5
)が通過する時点である。
82点以降の成形荷重Fは、成形を終了したフランジ内
壁とポンチ径一定部分とのすべり抵抗であり、加工時に
おけるポンチと被加工材との接触界面に焼付きが生じて
いないためにほぼ一定の小さな値になった。このように
、第6図の81点で加工を一時中断し中途まで成形され
ている被加工材と接触しない状態までポンチを上昇させ
て、ポンチ表面と加工を一時中断した時点においてポン
チに接触していた被加工材表面との一方又は両者に潤滑
剤を再塗布したのち加工を続行することによって、加工
時におけるポンチと被加工材との接触界面に焼付きを生
じさせることなく金属厚板からフランジを成形すること
ができた。なお、上記方法では第6図の81点で加工を
中断し潤滑剤を再塗布して加工を続行したが、ポンチ径
が一定になる所謂ポンチかど点(5)が被加工材と接触
するストローク時点とそれよれも2mmぐらいあとのス
トローク時点との間の時点で加工を中断し潤滑剤を再塗
布して加工を続行するとよい。第2図(B)の球状ポン
チや第2図(C)の砲弾状ポンチを使用した場合には、
第6図と第7図に相当するストロークSと成形筒iFと
の関係の線図は若干具なるが、ポンチ径が一定になる所
謂ポンチかど点(5)が被加工材と接触するストローク
時点とそれよりも2IIImぐらい後のストローク時点
との間の時点で加工を一時中断して、ポンチ表面と加工
を中断した時点においてポンチに接触していた被加工材
表面との一方又は両者に潤滑剤を再塗布した後に加工を
続行すると、加工を一時中断した時点の成形荷重よりも
小さい成形荷重で加工が続行され、円錐ポンチを使用し
た場合と同様に加工時におけるポンチ表面と被加工材と
の接触界面に焼付きを生じさせることなく金属厚板から
フランジを成形することができた。
〈発明の効果〉 以上述べて来た様に、本発明方法によれば、加工途中の
潤滑剤が十分に捕捉される様な時点で加工を一時中断し
、潤滑剤を再塗布する事により、加工時におけるポンチ
と被加工材との接触界面に焼付きを生じさせることなく
、板厚が3〜12mmの厚板から製品精度の良いフラン
ジ製品を成形する事が可能である。
なお本発明方法は軸対称以外のフランジ製品の成形にも
適用可能である。また、トランスファー加工、順送り加
工にも適用可能である。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の加工方法の説明図、第2図(人)、 
(B)、 (C)はそれぞれ本発明で用いるポンチ形状
を示す要部説明図、第3図は本発明で得られる製品の断
面図、第4図は本発明に於けるフランジ部深さHsの特
性曲線を示すグラフ、第5図は本発明に於けるフランジ
内径寸法精度ΔDの特性曲線を示すグラフ、第6図は加
工を中断することなく成形を完了した場合の成形荷重線
図、第7図は本発明に従って加工を行なった場合の成形
荷重線図。 図中、  (1):ダイス (2)、被成形金属厚板 (3)ニブランクホルダー (4)・ポンチ (5)ポンチかど点

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1、ポンチとダイスとを用い、しごきを付加し乍ら行な
    うフランジ成形方法に於いて、ポンチとダイスとの間の
    片側クリアランスを被加工材の板厚の40〜85%とな
    し、ポンチ表面と加工時にポンチに接触する被加工材表
    面との少なくとも一方と、更にダイス内壁とに潤滑剤を
    塗布した状態で加工を開始し、ポンチ径が一定になるポ
    ンチかど点が被加工材と接触するストローク時点と、そ
    れよりも約2mm進んだストローク時点との間のストロ
    ーク時点で加工を一時中断し、ポンチ表面とポンチに接
    触している被加工材表面との少なくとも一方に潤滑剤を
    再塗布した後、加工を続行することを特徴とする金属厚
    板からのフランジ成形方法。
JP23563885A 1985-10-21 1985-10-21 金属厚板からのフランジ成形方法 Granted JPS6297719A (ja)

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JPS6319248B2 JPS6319248B2 (ja) 1988-04-21

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2014172089A (ja) * 2013-03-13 2014-09-22 Nippon Steel & Sumitomo Metal バーリング加工用パンチおよびバーリング加工方法

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JP2014172089A (ja) * 2013-03-13 2014-09-22 Nippon Steel & Sumitomo Metal バーリング加工用パンチおよびバーリング加工方法

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JPS6319248B2 (ja) 1988-04-21

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