JPS629763B2 - - Google Patents
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- Publication number
- JPS629763B2 JPS629763B2 JP54031760A JP3176079A JPS629763B2 JP S629763 B2 JPS629763 B2 JP S629763B2 JP 54031760 A JP54031760 A JP 54031760A JP 3176079 A JP3176079 A JP 3176079A JP S629763 B2 JPS629763 B2 JP S629763B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- screw
- thread
- flank
- female
- loosening
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
Links
- 230000002265 prevention Effects 0.000 claims description 4
- 239000000463 material Substances 0.000 description 3
- XEEYBQQBJWHFJM-UHFFFAOYSA-N Iron Chemical compound [Fe] XEEYBQQBJWHFJM-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 2
- 239000002184 metal Substances 0.000 description 2
- 229910052751 metal Inorganic materials 0.000 description 2
- 229920003002 synthetic resin Polymers 0.000 description 2
- 239000000057 synthetic resin Substances 0.000 description 2
- 230000005489 elastic deformation Effects 0.000 description 1
- 229910052742 iron Inorganic materials 0.000 description 1
- 238000005096 rolling process Methods 0.000 description 1
- 239000002023 wood Substances 0.000 description 1
Landscapes
- Food-Manufacturing Devices (AREA)
Description
本発明はネジ自体により緩みを防止する緩み防
止ネジに関する。 従来この種のネジとして、第5図に示すような
ネジ山の一部を楔形に切欠いた形状とし、あるい
はネジ山を途中に段差のある外径がうず巻き状の
形状とし、ネジ山の頂をメネジに食込ませ緩みを
防止する構成のものが知られている。これらのネ
ジはネジ山を食込ませやすい木材、合成樹脂等の
変形しやすい材料よりなるメネジと組合わせて使
用しなければならず、また多くの場合、一旦ネジ
を締付け取外すと、メネジ内面は削り取られてし
まい再びこのメネジを使用することはできない。
その上これらのネジではネジ山の頂をメネジに食
込ませる都合上、大きな切欠または段差を必要と
し、このためフランクの一部においてのみメネジ
と接触するので、通常のネジに比べて強度が小と
なる。 本発明は上記の不都合を改善し、金属製等のメ
ネジにも使用可能で、同じメネジを反復使用がで
き、しかも強度が通常のネジと同等である緩み防
止ネジを得ることを目的としている。 本発明をその一実施例を示す図面にしたがつて
説明する。 1は本発明ネジであつて、そのネジ山は、山の
頂のネジ軸横断面への投影が、最大径がメネジの
谷径より小なうず巻状となり(第3図参照)、山
各部のネジ軸半径方向断面形状が相似となつてい
る(第2図参照)。フランク2にはネジ軸の緩み
回転方向に向いた面3を有する段差が形成されて
いる。この段差はネジ軸方向に伸びる1本の直線
上に並ぶよう配設されている(第1図参照)。 前記うず巻としては、メートル並目ネジM4×
0.7(最大径4.00mm)に相当するネジの場合、た
とえば第3図に示すネジ山の頂のネジ軸横断面へ
の投影図各部の長さがつぎのものを用いる。
止ネジに関する。 従来この種のネジとして、第5図に示すような
ネジ山の一部を楔形に切欠いた形状とし、あるい
はネジ山を途中に段差のある外径がうず巻き状の
形状とし、ネジ山の頂をメネジに食込ませ緩みを
防止する構成のものが知られている。これらのネ
ジはネジ山を食込ませやすい木材、合成樹脂等の
変形しやすい材料よりなるメネジと組合わせて使
用しなければならず、また多くの場合、一旦ネジ
を締付け取外すと、メネジ内面は削り取られてし
まい再びこのメネジを使用することはできない。
その上これらのネジではネジ山の頂をメネジに食
込ませる都合上、大きな切欠または段差を必要と
し、このためフランクの一部においてのみメネジ
と接触するので、通常のネジに比べて強度が小と
なる。 本発明は上記の不都合を改善し、金属製等のメ
ネジにも使用可能で、同じメネジを反復使用がで
き、しかも強度が通常のネジと同等である緩み防
止ネジを得ることを目的としている。 本発明をその一実施例を示す図面にしたがつて
説明する。 1は本発明ネジであつて、そのネジ山は、山の
頂のネジ軸横断面への投影が、最大径がメネジの
谷径より小なうず巻状となり(第3図参照)、山
各部のネジ軸半径方向断面形状が相似となつてい
る(第2図参照)。フランク2にはネジ軸の緩み
回転方向に向いた面3を有する段差が形成されて
いる。この段差はネジ軸方向に伸びる1本の直線
上に並ぶよう配設されている(第1図参照)。 前記うず巻としては、メートル並目ネジM4×
0.7(最大径4.00mm)に相当するネジの場合、た
とえば第3図に示すネジ山の頂のネジ軸横断面へ
の投影図各部の長さがつぎのものを用いる。
【表】
このとき面3の半径方向の長さaは0.16mmであ
り、またフランク角は30゜であるから、段差のフ
ランク上の高さbは0.08mmとなる。 このネジは次のような作用・効果を有する。 このネジをネジ込むときは、段差は障害となら
ず、通常のネジと同様になめらかにネジ込まれ
る。 このネジを締付けると、圧力側フランクの段差
突出部が、メネジのフランクを強く押圧し、変形
を生じ、このネジの段差をメネジのフランクとが
互に噛み合うため、ネジの緩みは防止される。こ
のとき段差はネジ軸方向に伸びる1本の直線上に
配設されているから、軸張力が不均一に働き、前
記段差突出部の押圧は効果的に行なわれる。また
段差は十分小さいので、ネジの圧力側フランクほ
ぼ全面がメネジに接するため、このネジは通常の
ネジと同等の強度を有する。 つぎにこのネジを強く回転させ、取外すと、こ
のネジもメネジも元通りの形状にもどる。段差部
の変形は局所的圧縮力によるためこの部分の材料
の弾性限度は通常値より高く、また段差の高さは
十分低いので、前記変形は弾性変形となるからで
ある。なおこのとき、はじめ一且強い力を加えフ
ランクにおける噛み合いを解除すれば、以後は通
常のネジと同様に軽く回転させるだけで取外すこ
とができる。もちろん、このネジではネジ山の頂
はメネジに接触しないので、段差部の山の頂がメ
ネジを削り取ることはない。 すなわち本発明緩み防止ネジは同一メネジを反
復使用することができ、また強度も通常のネジと
同様である。さらに本発明ネジはメネジに食込む
ものではないから、メネジの材料は合成樹脂等に
限らず鉄等の金属であつてもよい。その上このネ
ジは構成が単純であるので、通常のネジと同様に
転造により製造することができる。 したがつて本発明緩み防止ネジは通常のネジを
使用する部所すべてに使用することができる。
り、またフランク角は30゜であるから、段差のフ
ランク上の高さbは0.08mmとなる。 このネジは次のような作用・効果を有する。 このネジをネジ込むときは、段差は障害となら
ず、通常のネジと同様になめらかにネジ込まれ
る。 このネジを締付けると、圧力側フランクの段差
突出部が、メネジのフランクを強く押圧し、変形
を生じ、このネジの段差をメネジのフランクとが
互に噛み合うため、ネジの緩みは防止される。こ
のとき段差はネジ軸方向に伸びる1本の直線上に
配設されているから、軸張力が不均一に働き、前
記段差突出部の押圧は効果的に行なわれる。また
段差は十分小さいので、ネジの圧力側フランクほ
ぼ全面がメネジに接するため、このネジは通常の
ネジと同等の強度を有する。 つぎにこのネジを強く回転させ、取外すと、こ
のネジもメネジも元通りの形状にもどる。段差部
の変形は局所的圧縮力によるためこの部分の材料
の弾性限度は通常値より高く、また段差の高さは
十分低いので、前記変形は弾性変形となるからで
ある。なおこのとき、はじめ一且強い力を加えフ
ランクにおける噛み合いを解除すれば、以後は通
常のネジと同様に軽く回転させるだけで取外すこ
とができる。もちろん、このネジではネジ山の頂
はメネジに接触しないので、段差部の山の頂がメ
ネジを削り取ることはない。 すなわち本発明緩み防止ネジは同一メネジを反
復使用することができ、また強度も通常のネジと
同様である。さらに本発明ネジはメネジに食込む
ものではないから、メネジの材料は合成樹脂等に
限らず鉄等の金属であつてもよい。その上このネ
ジは構成が単純であるので、通常のネジと同様に
転造により製造することができる。 したがつて本発明緩み防止ネジは通常のネジを
使用する部所すべてに使用することができる。
第1図〜第4図は本発明の一実施例を示し、第
1図は正面図、第2図は前図の−線に沿う部
分拡大断面図、第3図はネジ山の頂のネジ軸横断
面への投影図、第4図はネジ軸の拡大斜視図であ
る。第5図は従来例の要部斜視図である。 1……ネジ、2……フランク、3……面。
1図は正面図、第2図は前図の−線に沿う部
分拡大断面図、第3図はネジ山の頂のネジ軸横断
面への投影図、第4図はネジ軸の拡大斜視図であ
る。第5図は従来例の要部斜視図である。 1……ネジ、2……フランク、3……面。
Claims (1)
- 1 ネジ山を山の頂のネジ軸横断面への投影が、
最大径がメネジの谷径より小なうず巻き状とな
り、山各部のネジ軸半径方向断面形状が相似とな
るよう形成し、フランクにネジ軸の緩み回転方向
を向いた面を有する段差を形成し、この段差がネ
ジ軸方向に伸びる1本の直線上に並ぶよう配設し
たことを特徴とする緩み防止ネジ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3176079A JPS55126114A (en) | 1979-03-20 | 1979-03-20 | Antiiloose male screw |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3176079A JPS55126114A (en) | 1979-03-20 | 1979-03-20 | Antiiloose male screw |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS55126114A JPS55126114A (en) | 1980-09-29 |
JPS629763B2 true JPS629763B2 (ja) | 1987-03-02 |
Family
ID=12339977
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP3176079A Granted JPS55126114A (en) | 1979-03-20 | 1979-03-20 | Antiiloose male screw |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS55126114A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH0630634U (ja) * | 1992-08-27 | 1994-04-22 | 株式会社ハンシン | 溶接、溶断機の逆火防止器接続装置 |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH08303444A (ja) * | 1995-05-11 | 1996-11-19 | Haruhi Denko:Kk | 緩み止めネジ及びその成形方法 |
Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS4816048U (ja) * | 1971-06-07 | 1973-02-23 | ||
JPS4933051A (ja) * | 1972-08-01 | 1974-03-26 |
-
1979
- 1979-03-20 JP JP3176079A patent/JPS55126114A/ja active Granted
Patent Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS4816048U (ja) * | 1971-06-07 | 1973-02-23 | ||
JPS4933051A (ja) * | 1972-08-01 | 1974-03-26 |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH0630634U (ja) * | 1992-08-27 | 1994-04-22 | 株式会社ハンシン | 溶接、溶断機の逆火防止器接続装置 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS55126114A (en) | 1980-09-29 |
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