JPS6294261A - 研削砥石修正装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔発明の目的〕 「産業上の利用分野」 本発明は研削盤に設ける研削砥石修正装置に関する。

「従来の技術」 砥石車を用いて研削加工を行なう研削盤において、砥石
の修正即ち、目立て及び形直しをするのに、一般にその
先端にシングルポイントダイヤ、又はロータリーダイヤ
装置を組込み、且つ加工物が多段又はテーパー物の場合
にはその形状の倣用テンプレートを組込だ研削砥石修正
装置にて行なう。

か＼る研削砥石修正装置の従来例を縦断面図の第４図、
第４図の正面図の第５図に示す。図において、ベッド１
上に固定された砥石軸３に平行なガイドとなるトラバー
スペース３４、トラバースペース３４に滑合するトラバ
ースボデ−６並びにトラバースボデー６とトラバースペ
ース３４間に設けた不図示のねじ送り装置で送り装置が
構成されている。トラバースボデー６の上面の砥石軸３
に直交する案内に滑合するクロススライド６９が一端が
トラバースボデー６に係止され他端がクロススライド３
９に係止され砥石軸３に直交する方向に配された倣スプ
リング２２により前進方向に附勢されており、クロスス
ライド３９に固定されたスタイラス１８がトラバースペ
ース３４に固定したテンプレート１９に圧接してクロス
スライド５９の位置が定められている。

クロススライド３９の砥石軸６に直交する方向の円筒孔
に回動しないようにして、滑合するダイヤモンドパー２
６にねじ込まれたダイヤ切込ねじ３２がクロススライド
３９後端に固定された軸受３３で軸方向移動しないよう
に軸承されてダイヤ切込ハンドル３１が附されている。

ダイヤモンドパー２６端にはダイヤモンド工具２５が固
定されている。

「発明が解決しようとする問題点」 第４図においてダイヤ切込ハンドル３１を回転するとダ
イヤ切込ねじ３２が回転し、ダイヤモンドパー２６は前
進し、ダイヤモンド工具２５は砥石２の修正毎に位置が
前に出て行く。従ってダイヤモンドパー２６のクロスス
ライド３９からの突出量が変化し支持条件が変化し、突
出量が多くなるとダイヤモンド工具２５にびびり振動を
生じ、正確な砥石の作用面が形成されない。ダイヤモン
ドパー２６の剛性を高くするために太くするとクロスス
ライド３９も大きくなり装置を大きくしてしまう。ロー
タリーダイヤ型ドレッサーとする場合にはダイヤモンド
パー２６の先端にロータリーヘッドを取付けるのが一般
的であり、シングルダイヤと共用化する場合にはロータ
リヘッドの取付可能な大きさとしておいてシングルダイ
ヤを取付けるため、シングルダイヤの時には必要以上の
大きさとなっていた。

本発明は上記問題点を解決し、常に同一剛性で支持され
て良好な砥石修正を行うことを可能番こすると共にロー
タリダイヤ型ドレッサー取付においても小型化できる研
削砥石修正装置を提供することを目的とする。

〔発明の構成〕

「問題点を解決するための手段」 本発明は砥石修正工具を砥石の研削作用面を横切るよう
に該作用面に沿って送る送り装置と該送り装置に担持さ
れた砥石修正工具に切込みを与える装置を備えた研削砥
石修正装置において、前記送り装置に砥石軸に交叉する
方向に二本の平行なガイドレールを備え、該ガイドレー
ルの夫々に三個のスライドガイドを係合し、砥石修正工
具を担持するダイヤ切込ボデーを一本のガイドレールに
係合する三個のスライドガイドの内砥石に近い側から二
個のスライドガイド及び他の一本のガイドレールに係合
する三個のスライドガイドの内液も砥石に近い側の一個
のスライドガイドに固定し、不動部分に固定したテンプ
レートに圧接するスタイラスを設けた倣いボデーを残り
のスライドガイドに固定し、倣いボデーとダイヤ切込ボ
デーを間隔調節可能に連結した研削砥石修正装置である
。

「作用」 送り装置により送ると送り装置上の二本の平行なガイド
レールは砥石軸に並行な方向に送られる。そして砥石修
正工具が砥石を削成する際倣いボデーのスタイラスがテ
ンプレートに追従して倣いボデーとダイヤ切込ボデーは
連結されてガイドレール上をスライドガイドを介して移
動する。砥石の直径が小さくなってダイヤ切込ボデーを
倣いボデーから離隔する方向にダイヤ切込ボデーを調節
すると倣いボデーのスタイラスと砥石修正工具との距離
が変化し切込みが行われる。ダイヤ切込ボデーのガイド
レール上の位置にか＼わらず、砥石修正工具のガイドレ
ールによるスライドガイドを介しての支持条件は一定で
、砥石修正作用の主分力、送り分力は同一条件で支持さ
れ、背分力は倣いボデー側の附勢力により対抗する。

「実施例」 以下、本発明の実施例を図面に従って説明する。第１図
は砥石軸に交叉する方向の縦断面図、第２図は第１図の
平面図である。研削盤の構成枠と一体又は研削盤の構成
枠に取付けたベッド１には砥石２の砥石軸６に平行して
二本のトラバースガイドレール４，４が固定され、トラ
バースがイドレール４，４と係合するスライドガイド５
．５がトラバースボデー６の下側の四つの外側の角附近
に固定されている。トラバースボデー６にはベッド１に
回転自在に支持されるトラバーススクリュー１０がねじ
込まれている。以上で砥石修正工具を砥石の研削作用面
を横切るように該作用面に沿って送る送り装置が構成さ
れている。

トラバースボデー６の上面にはトラバースガイドレール
４に直交して水平面内で平行な二本のクロススライド方
向ボールガイドレール７．８が固定され、該ボールガイ
ドレール７．８に係合するボールスライドガイド９はダ
イヤ切込ボデー１２に固定されており、ボールスライド
ガイド１１は倣ボデー１３に固定されている。

第２図に示すようにダイヤ切込ボデー１２と倣ボデー１
５は夫々Ｌ形をして互に入込むように併せるとほぼ方形
となる形をしている。ダイヤ切込ボデー１２のＬ形の一
辺はボールガイドレール７に沿って重なっており、該−
辺に固定された砥石２に近い側の＝ｓ所のボールスライ
ドガイド９を介して該スライドガイドレール７に係合し
、Ｌ形の他辺はボールガイドレール８に直交して重なっ
ており、該辺に固定された砥石２に最も近い側の一つの
ボールスライドガイド９を介して該ボールガイドレール
８に係合している。倣ボデー１３のＬ形の一辺はボール
スライドレール８に沿って重なり、ボールガイドレール
８とは該−辺に固定された二個所のボールスライドガイ
ド１１と係合しており、Ｌ形の他辺はボールガイドレー
ル７に直交して重なり、該辺に固定された一つのボール
スライドガイド１１を介して該ボールガイドレール７に
係合している。

上記ボールガイドレール７．８とダイヤ切込ボデー１２
及び倣いボデー１３との関係は該ガイドレール７．８の
夫々に三個のスライドガイドを係合し、砥石修正工Ａ（
後述のダイヤモンド工具２５）を担持するダイヤ切込ボ
デー１２を一本のガイドレール７に係合する三個のスラ
イドガイド？、９．１１の内砥石２に近い側から二個の
スライドガイド９，９及び他の一本のガイドレール８に
係合する三個のスライドガイド？、１１．ｉ１の内最も
砥石２に近い側の一個のスライドガイド９に固定し、残
りのスライドガイド１１に倣いボデー１５を固定したも
のであり、ダイヤ切込ボデー１２と倣いボデー１３は夫
々Ｌ形に限られるものではなく、互に入り込む形状又は
接近できる形状であればよい。

ダイヤ切込ボデー１２に固定されたボールナツト１４に
はボールガイドレール７．８に平行なボールねじ１５が
ねじ込まれている。ボールねじ１５は倣いボデー１５に
収容された軸受１６により軸方向移動しないように軸承
され、倣いボデー１３に固定されたパルスモータ１７の
出力軸端に歯車列を介して連結されている。

倣いボデー１３の後部に固定されて垂下したスタイラス
１８が設けられ、スタイラス１８先端はベッド１に固定
されたテンプレート１９に圧接可能な位置にある。倣ポ
デー１Ｓにはボールねじ１５に平行にパイプ２０が固定
され、パイプ２０の後端にはナツト２１が固定されてい
る。引張ばねの倣スプリング２２は一端がトラバースボ
デー６に固定されたピン２３に係止され、パイプ２０と
一直線上に穿設せられた倣いボデー１３の穴及びパイプ
２０を挿通してナツト２１にねじ込まれたハンガー２４
の先端にその他端が係止されている。

ダイヤ切込ボデー１２の上面先端には砥石修正工具とし
てダイヤを備えたダイヤモンド工具２５を先端に固定し
たダイヤモンドパー２６が固定されている。

ダイヤ切込を行う場合にはパルスモータ１７を附勢する
。パルスモータ１７はボールねじ１５を所定量回転する
。倣いボデー１３は倣スプリング２２によりトラバース
ボデー６に接近するように附勢されており、ボールスラ
イドガイド１１によりクロススライド方向ボールガイド
レール７．８上を移動できるから１．スタイラス１８端
はテンプレート１９に圧接している。従って倣いボデー
１３はトラバースボデー６の夫々の点においては一定位
置であるのでダイヤ切込ボデー１２は倣いボデー１３に
対して砥石軸６に交叉方向に移動し、ダイヤ切込ボデー
１２と倣いボデー１５の間隔は変化し、ダイヤモンド工
具２５の切込量が与えられる。

テンプレート１９により倣いを行う時にはトラバースス
クリュー１０が不図示の修正用の送り装置により回動さ
せられるとトラバースボデー６はスライドガイド５を介
してトラバースガイドレール４上を移動するのでダイヤ
切込ボデー１２、倣いボデー１６その他これらが担持す
る物が同方向に移動する。スタイラス１８はテンプレー
ト１９に圧接しているため、倣いボデー１６はテンプレ
ート１９の形状に応じてダイヤ切込方向にボールガイド
レール７．８上をボールスライドガイド１１を介して移
動する。この時ダイヤ切込ボデー１２は倣いボデー１３
にボールねじ１５等によりがたなく連結されているため
、倣いボデー１５と同調してボールガイドレール７．８
上をボールスライドガイド９を介してダイヤ切込方向に
テンプレート１９の形状に従って移動して、テンプレー
ト１９の形を砥石２に移す。

以上のダイヤ切込ボデー１２、倣いボデー１３の移動の
際にはダイヤ切込ボデー１２及び、倣いボデー１３共ト
ラバースボデー６上の２本のボールガイドレール７．８
に、各々３個のボールガイドベアリング９，１１により
組合わされている。この３個のボールガイドベアリング
９，１１により、ダイヤモンド工具２５に加わる主分力
、送り分力を支持し、これら二分力に背分力を加えた三
分力に基づく左右、及び前後及び上下方向のモーメント
をむだなく支えている。又、トラバースボデー６と、倣
いボデー１６とは倣スプリング２２により互に引張合っ
てテンプレート１９に対して常にスタイラス１ａが接触
するよう調整されており、又、倣スプリング２２の張力
も状況に応じて、外部からハンガー２４を回動して調整
が行なえる構造としである。

実施例はトラバースガイドレール４，４、ボールガイド
レール７．８を夫々水平面内に配したが、これらのガイ
ドレール類を配する平面は垂直面、斜面等測れにてもよ
い。

〔発明の効果〕

本発明は砥石修正工具を砥石の研削作用面を横切るよう
に該作用面に沿って送る送り装置と該送り装置に担持さ
れた砥石修正工具に切込みを与える装置を備えた研削砥
石修正装置において、前記送り装置に砥石軸に交叉する
方向に二本の平行なガイドレールを備え、該ガイドレー
ルの夫々に三個のスライドガイドを係合し、砥石修正工
具を担持するダイヤ切込ボデーを一本のガイドレールに
係合する三個のスライドガイドの内砥石に近い側から二
個のスライドガイド及び他の一本のガイドレールに係合
する三個のスライドガイドの内最も砥石に近い側の一個
のスライドガイドに固定し、不動部分に固定したテンプ
レートに圧接するスタイラスを設けた倣いボデーを残り
のスライドガイドに固定し、倣いボデーとダイヤ切込ボ
デーを間隔調節可能に連結した研削砥石修正装置とした
から、（１）本発明では、ダイヤモンドバーの乗ってい
るダイヤ切込ボデーが前進してい（構造であるため、ダ
イヤが前進しても常に剛性は一定であり、この点から発
生し易い振動の発生が全くない。

（２）　　本発明では、ダイヤ切込ボデーの上にダイヤ
モンドバーを乗せているため、大形のダイヤモンドバー
の取付が可能である。従って小型にもかかわらず高剛性
のドレッサーとすることが出来る。

（３）本発明はダイヤモンドバーをダイヤ切込ボデーに
乗せる構造のため、ダイヤモンドバーをはずしてロータ
リーヘッドをダイヤ切込ボデー上に乗せるだけで、ドレ
ッサーの大きさもシングルダイヤ時と同じ大きさで良い
。又、シングルダイヤとロータリーダイヤとの交換も外
部にて行なえるため交換が容易である。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の実施例の縦断面図、第２図は第１図の
平面図、第３図は第１図の正面図、第４図は従来例の縦
断面図、第５図は第４図の正面図である。 １・・ベッド　２・・砥石　３・・砥石軸４・・トラバ
ースガイドレール　５・・スライドガイド　６・・トラ
バースボデー　７，８・・ボールガイドレール　９・・
ボールスライドガイド　１０・・トラバーススクリュー
　１１・・ボールスライドガイド　１２・・ダイヤ切込
ボデー　１３・・倣ボデー　１４・・ボールナツト　１
５・・ボールねじ　１６・・軸受１７・・パルスモータ
　１８・・スタイラス１９・・テンプレート　２０・・
パイプ　２１・・ナツト　２２・・倣スプリング　２３
・［株］ピン　２４・・ハンガー　２５・・ダイヤモン
ド工具　２６・・ダイヤモンドパー　３１・・ダイヤ切
込ハンドル　６２・・ダイヤ切込ねじ５３・・軸受　３
４−・トラバースペース３９・・クロススライド。

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. １、砥石修正工具を砥石の研削作用面を横切るように該
   作用面に沿つて送る送り装置と該送り装置に担持された
   砥石修正工具に切込みを与える装置を備えた研削砥石修
   正装置において、前記送り装置に砥石軸に交叉する方向
   に二本の平行なガイドレールを備え、該ガイドレールの
   夫々に三個のスライドガイドを係合し、砥石修正工具を
   担持するダイヤ切込ボデーを一本のガイドレールに係合
   する三個のスライドガイドの内砥石に近い側から二個の
   スライドガイド及び他の一本のガイドレールに係合する
   三個のスライドガイドの内最も砥石に近い側の一個のス
   ライドガイドに固定し、不動部分に固定したテンプレー
   トに圧接するスタイラスを設けた倣いボデーを残りのス
   ライドガイドに固定し、倣いボデーとダイヤ切込ボデー
   を間隔調節可能に連結した研削砥石修正装置。