JPS629302B2 - - Google Patents

Description

【発明の詳細な説明】 本発明はフイルタをシガレツトに接合させるバ
ンドがはがれているか否かを検査する装置、更に
正確に言えば上記バンドの封印部分の欠陥を見つ
けると共に欠陥シガレツトを順次取り除くことが
機械的に可能な形式の装置に関する。

従来フイルタをシガレツトに貼付させるのはフ
イルタ貼付機械として公知のものによつて行なわ
れているが、これは以下簡単に述べる工程でなさ
れる。

シガレツトが２つずつ軸線を揃えて配置され、
１つのシガレツト用フイルタの２倍の長さに切断
したフイルタが上記２つのシガレツト間に挿入さ
れている。このフイルタはシガレツトと同じ軸線
に沿いシガレツトの両端部に接触している。全体
は２つのシガレツトと上記切断されたフイルタで
構成されていると共に紙製バンドで接合され、該
バンドはフイルタと上記シガレツトの各端部を約
３mmの距離に亘つて覆うように巻かれている。上
記バンドの終端に設けられたフラツプはその１つ
が予め粘性を有し、１方を他方の上に重ね合わせ
る。

次に切断装置により全体を２つの完全なフイル
タ付きシガレツトに分割する。各対の１つのシガ
レツトを180゜回転し長手方向軸線に対し横方向
に次々シガレツトを配列することにより上記工程
は終了する。

しかし上記操作中、粘着力が完全でなくなつた
り切断装置または連続移送装置の機械的応力によ
り接合バンドの封印用終端フラツプがめくれて普
通の輪郭のシガレツトの外側に旗のように突き出
る場合がしばしばある（第１図）。

このようにバンドの終端フラツプが異常配列さ
れればシガレツトを小箱詰機械に移送しかつ装入
する連続操作の間に無視できない種々の問題が生
じることは明らかである。特に直ちに検知できず
かつ除去できない欠陥を有するシガレツトが原因
で小箱詰めにすべき１束のシガレツトを形成する
ホツパ内部でシガレツトの流れが中断される。こ
のことは小箱詰機械の生産能率上消極的に作用す
るだけでなく正常な操作状況を回復するためには
手作業により個々の欠陥シガレツトをホツパから
除く必要がある。

各シガレツトのバンド状況を検査し、この検査
をフイルタ貼付機械のシガレツト出口または連続
したシガレツト群上で検査効果があるならばどこ
ででも直ちに実施せねばならないことは上述の事
から当然である。

出願人が気がついている限りでは上記欠陥を有
するフイルタシガレツト即ち粘着性が悪いために
シガレツトをフイルタに接合させるバンドの終端
フラツプが普通形状のシガレツトの外側に旗状に
突き出したシガレツトを見付けて除去するために
特に研究された装置は知られていず、フイルタと
シガレツトの接合状態を検査する装置だけが知ら
れている。

英国第1086935号特許明細書にはフイルタとシ
ガレツトの接合部分の機械的強度を検査する装置
が開示され、この検査装置はシガレツトに軸方向
の応力を加える装置の提供を意図しそれによりた
ばこの葉が含まれているシガレツトの１部からフ
イルタを分離するようになつている。

上記装置の１例によればシガレツトはそれを支
持するコンベアベルト上で運搬され軸に垂直な方
向に運動するようになつている。第２ベルトが第
１コンベアベルトの上方に配置された領域におい
て検査が行なわれる。第１のコンベアベルトは水
平なローラの周りに連続して巻かれ、第２ベルト
が第１コンベアベルトに平行にシガレツトの直径
より短かい距離だけ離れて延びている。

上記２つのベルトの側には同じベルトが２つ重
ね合わせて設けられ、シガレツトが運動する方向
に対し若干傾いて水平方向に延びていると共にこ
の２つのベルトの間を通つてシガレツトのフイル
タが運ばれる。

従つてシガレツトがその軸に垂直な方向に運動
する間、フイルタは後者の１対の重ね合わせベル
ト間にしつかり保持され、たばこの葉を含む１部
が前者の２つのベルト間に軽く把持されている。
フイルタが通過するベルト対の運動成分はシガレ
ツトに対して軸方向に向いているので、シガレツ
トをフイルタから分離する傾向の軸応力がシガレ
ツトに加わりかつシガレツトとフイルタの接合部
に欠陥があるときにこのような作用が行なわれる
ようになつている。

しかしシガレツトとフイルタの接合部が明らか
に極めて貧弱な場合に上記装置はシガレツトの検
査を有効に行なうことができるにもかかわらず、
シガレツトをフイルタに接合するバンドの終端フ
ラツプの粘着が弱くかつ旗状に突き出ている場合
に上記欠陥をしばしば検出しない欠点があり、こ
のような場合の欠陥を検出するために本発明に係
る装置が研究された。

事実、接合用バンド上で小さなフラツプだけが
はがれる状態にあるシガレツトの場合には、後者
のベルトの及ぼす引張り強度は通常のシガレツト
上で検出される引張り強度と若干異なるに過ぎな
い。

更に上記装置によりシガレツトは望ましくない
応力を受けそれにより損傷をこうむる。

英国第1468226号明細書に記載されている第２
の装置は圧力空気装置の使用を企図し、該圧力空
気装置によりシガレツトの巻かれた部分の開口を
検査するようになつている。上記第２装置によれ
ば、シガレツトは長孔が形成された回転シリンダ
により運ばれ軸に垂直な方向に運動するようにな
つており、該回転シリンダ上にシガレツトは適当
な吸引手段により保持されている。

正または負の空気圧力源に少なくともシガレツ
トの１端を結合させると共に及ぼした空気圧力を
測定することにより検査が行なわれる。

巻かれた部分即ちフイルタ接合領域に開口が形
成されたシガレツトの場合には、空気が漏れたり
浸透しこのため測定された圧力値は通常のシガレ
ツトに及ぶ圧力値とは異なる。上記第２装置はフ
イルタ接合用バンドが適切に貼付されていないシ
ガレツトを検査するという特殊目的のために特に
研究されたものではないが、このような検査のた
めにも使用可能である。しかし上記装置は著しく
複雑なのでフイルタ接合用バンドの非密封検査は
困難であり、上記概説したような非密封検査を効
果あらしめる装置を提供することが必要である。
また上記第２装置はシガレツトの軸線方向に互い
に向き合つて配置されているので、特に早く運動
する検査装置が高速度で作業する場合にはシガレ
ツト両端に最も小さな圧力が加わつてもシガレツ
トにしわやくぼみが生じ、結局シガレツトに損傷
を与えることになる。

従つて本発明の目的はシガレツトとフイルタの
接合バンドの封印用終端フラツプが引きはがされ
た場合に特に上記検査操作を行ない、更に欠陥シ
ガレツトを直ちに除去可能な装置を提供すること
にある。

また本発明の他の目的は特別簡単な構造を有し
高い信頼度を示すと共に検査操作が進行する間、
シガレツトを巧妙に取扱うことが可能な上記形式
の装置を提供することにある。

上記目的は、フイルタをシガレツトに接合させ
るバンドが密封されていないか否かを検査する装
置がシガレツトを次々とその軸の横断運動方向に
移送する移送装置を備え、該移送装置には個々の
シガレツトが嵌入する収容溝が連続して形成され
かつ該収容溝の長手方向の寸法はフイルタ付きシ
ガレツトの長さより短かくされていると同時に上
記移送装置は上記収容溝内にシガレツトを保持す
る保持装置を有し、また該検査装置は上記移送装
置に対して側方に配設された第１の圧力空気装置
を有し該第１圧力空気装置はシガレツトに対して
軸方向でかつシガレツトが嵌入する上記収容溝と
軸方向に整合する開口空間に向かつた空気噴流を
発生し、上記開口空間の幅は１つのシガレツト部
分より若干大きく、上記第１圧力空気装置の作用
でシガレツトが上記開口空間を通過する運動を収
容溝の内側で停止し開口空間の周囲の１部だけに
シガレツトとフイルタの接合部分を配置するよう
にした第１停止部材が設けられ、該第１停止部材
は上記移送装置の側方で第１圧力空気装置が配置
されている側と反対側に配設され、またシガレツ
トを捕捉して上記移送装置内の各収容溝からシガ
レツトを追い出すためのシガレツト捕捉放出装置
が第１圧力空気装置の下流で上記移送装置の運動
方向にかつ上記第１圧力空気装置と同じ側で上記
移送装置の側方に配設され、更に該検査装置には
第２圧力空気装置が上記シガレツト捕捉放出装置
の下流で上記移送装置の運動方向にかつ上記第１
停止部材と同じ側で上記移送装置の側方に配設さ
れ上記第２圧力空気装置はシガレツトに向かつて
軸方向に空気噴流を発生し、上記第２圧力空気装
置の作用でシガレツトが移送装置内の各収容溝内
側を運動するのを停止するための第２停止部材が
上記移送装置の側方で、上記第１圧力空気装置と
シガレツト捕捉放出装置が設けられている側にか
つ移送装置の運動方向に対し上記シガレツト捕捉
放出装置の下流に配設されていることを特徴とす
るシガレツトフイルタ接合用バンド非密封検査装
置により達成される。

以下本発明を実施例により添付図面を参照して
説明する。

第２図と第３図にはフイルタ付きの完成したシ
ガレツトを移送するための装置が示されている。
この装置は連続した複数対の円板から形成され、
該円板対は互いに平行で共面を有する水平なシヤ
フト群上に取り付けられている。上記各円板対
２，３，４はそれぞれ連続運動により回転し該連
続運動は上記シヤフト群のそれぞれに結合したギ
アホイール群を介して単１の動力源（図示省略）
により提供される。各対の２つの円板は直径が同
じであり、全周に亘つてそれぞれスロツト５が形
成されている。

シガレツト１は各対の２つの円板に付着し、回
転シヤフトに平行に配置されて上記２つのスロツ
ト５により形成される収容溝内に挿入されている
と共に吸引装置または各対の円板に共軸のガイド
により上記位置に保持されている。

反時計方向に回転する円板対３は時計方向に回
転する円板対２から入口位置Ｉ点においてシガレ
ツト群１を受け取り、そのシガレツト群１を完全
に180゜回転して出口位置Ｕ点において時計方向
に回転する円板対４まで移送する。上記入口位置
Ｉから出口位置Ｕまでシガレツト群１を移送する
間、円板対３の下方部分に沿つて以下の順序に従
がいフイルタをシガレツトに結合させるバンドの
非密封検査が行なわれる。

特に円板対３について言及すれば（第２図と第
３図）該円板対３はそれぞれシヤフト８上に取り
付けられた２つの円板６，７から成り、該円板
６，７は１つの完全なフイルタ付きシガレツトの
長さより短かい長さに対応した距離だけ離れてい
る。また上記２つの円板は互いにハブ９により１
体となつている。

シガレツト群１が通過する上記入口位置Ｉと出
口位置Ｕ間の通路に沿つて２つの固定されたガイ
ド１０，１１がそれぞれ設けられ、上記ガイドは
円板６，７と共軸であると共に実質的にシガレツ
トの直径に等しいスロツト５の底部から一定距離
で半径方向に配置されている。

ガイド１０，１１の中断領域１０ａ−１１ａに
対応して円板６，７間に中空ブロツク１２が挿入
されている。上記中空ブロツク１２はシヤフト８
に対して共軸となるように曲がつておりスロツト
５により形成される収容溝に接している。

上記中空ブロツク１２はチユーブ１３を介して
図示されていない吸引源に結合すると共にその下
方側に形成された孔１４を介して外側に連通して
いる。

上記中断領域のすぐ上流には円板対３の外側で
円板７が配置されている側に、フイルタ付きシガ
レツト１の長さより若干短かい距離だけ円板６か
ら離れてシガレツト停止用扁平部材１５が設けら
れ、該扁平部材１５は２つの円板が位置している
平面と平行な平面上に配置されている。上記扁平
部材１５の形状はシヤフト８と同心の円内に含ま
れる扇形の１部であつて円板７とガイド１１とに
向かい合つている。

上記中断領域の下流でガイド１０，１１の端部
１０ｂ−１１ｂと上記出口位置Ｕ間には、円板対
３の外側で円板６が配置されている側に扁平部材
１５に平行な第２の扁平部材１６が設けられてい
る。

上記第２扁平部材１６の形状もシヤフト８と同
心の円内に含まれる扇形の１部であつて円板６と
ガイド１０とに向かい合つている。

入口位置Ｉと出口位置Ｕ間には多数の圧力空気
装置が設けられ、以下これらについて述べる。

円板対３の外側で円板６の側にはチユーブ１７
がその１端部において圧力空気源（図示省略）に
結合している。上記チユーブ１７の他端部はシヤ
フト８に対して共軸となるように曲がつており扁
平部材１５の描く円弧に沿い円板６，７の半径に
実質的に等しい半径を有している。

シヤフト８に平行な軸線上の多数の孔１８から
上記円弧に亘つてスロツト５のピツチと実質的に
は同じ間隔をおいて円板６に指向してそれに垂直
に空気噴射が行なわれる。第２のチユーブ１９が
円板対３に関しチユーブ１７と同じ側に配置され
かつその１端部は圧力空気源（図示省略）に結合
されている。また他端部はシヤフト８と共軸とな
るようにガイド１０，１１の中断領域の上方で曲
がつている。チユーブ１９の他端部はその下方部
分に垂直軸線に沿つた多数の孔２０を具備してお
り、上記孔２０はシガレツト収容溝の軸に対し垂
直に指向した空気を噴射する。

第３のチユーブ２１が円板対３に対し扁平部材
１６と反対側に配置され、その１端部において圧
力空気源（図示省略）に結合している。チユーブ
２１の他端部はガイド１０，１１の中断領域１０
ａ−１１ａの下流でシヤフト８と共軸となるよう
に曲がつており、円板６，７と実質的に同じ半径
を有している。チユーブ２１の他端部は円板７に
面した多数の水平軸を有する孔２２を介して外側
と連通し、上記孔２２からシガレツト収容溝の軸
線に沿つて指向した空気噴流が放出される。

以下第１図に示す欠陥を有するシガレツトを検
勅しこれを取り除くための本発明に係る装置の操
作を説明する。第１図においては全体としてフイ
ルタ付の完全なシガレツト１が示され、参照符号
２３でフイルタが、２４で実際のシガレツト自身
が、２５で結合バンドが一層詳細に示されてい
る。

上記バンド２５は全体に亘つて密封されていな
いので外側の終端フラツプ２６において旗状に突
出している。

２つのスロツト５により形成される収容溝内に
配置されたシガレツト１はそれぞれガイド１０，
１１により上記収容溝内に保持されると共に接合
バンド２５により覆われる部分が円板６の側で円
板対３の外側に突出するような態様で配置される
（第２図、第３図）。

円板６と７が連続して回転すると、各シガレツ
ト１はチユーブ１７内の複数個の孔１８の領域内
でフイルタ２３側が該孔軸に沿つて指向した空気
噴射に一旦当たる。この噴射力によりシガレツト
１はスロツト５とガイド１０，１１により形成さ
れる開口空間を通つて停止用扁平部材１５まで即
ちバンド２５により覆われた部分に実質的に等し
い距離だけ漸次軸線方向に摺動する。

しかしシガレツト群１が第１図に描かれる状況
にある接合用バンド２５を有する場合には上記軸
線方向の摺動運動は生じない。これは上記開口空
間の口の部分でフラツプ２６により摺動運動が妨
害されるからである。

シガレツト群は次々とガイド１０，１１の中断
領域１０ａ−１１ａに到達し、該領域で中空ブロ
ツク１２の吸引作用により各収容溝内に保持され
る。上述の通り破断領域ではチユーブ１９の孔２
０を介してシガレツト軸に対して垂直に下方に向
いた空気噴流が放出される。

前記軸方向の摺動運動から除外されて円板６か
ら突出したバンド２５で覆われた端部を有する欠
陥シガレツトだけが上記チユーブ１９の孔２０か
らの空気噴流に当たる。上記噴流力により欠陥シ
ガレツトは吸引ブロツク１２から離れガイド１
０，１１の中断領域１０ａ−１１ａを通つて箱
（図示省略）の中に落ちる。

欠陥シガレツトが除かれたガイド１０，１１の
中断領域の下流では、チユーブ２１の孔２２から
放出されかつ孔軸に沿つて向いた空気噴流の作用
をフイルタとは反対側の端部が受ける。

この結果、チユーブ１７からの空気噴流とは反
対の方向にシガレツトは漸次摺動運動を行ない、
終端の扁平部材１６に当接して停止する。

一旦摺動運動が終了すると、シガレツトは再び
各収容溝の内側即ち元の位置に配置されるが、こ
のことはシガレツト群が次の円板対４に移送され
るのに都合が良い。

第４図は本発明に係る検査装置の他の実施例が
示されている。本実施例は前記実施例とは構造上
円板対３に共軸な第３の円板２７が設けられてい
る点が異なるだけである。上記第３円板２７の円
板対３に面した側にはシガレツトの直径より若干
大きい直径の筒状開口即ち孔２８が環状に形成さ
れている。上記孔２８はスロツト５により形成さ
れる収容溝と共軸である。上記第３円板２７の他
の側には各孔２８の底部３０に連通した孔２９が
形成され、該孔２９は孔２８と共軸である。

この第２実施例ではシガレツトは前実施例と比
較すると円板６，７に関して逆向きの位置に、即
ちフイルタが設けられている端部が円板７から円
板２７の方向に突出するようにシガレツトが配列
されている。

孔１８から放出される空気噴流の作用により、
完全に密封された接合バンドを有するシガレツト
は孔２８の底部３０に到達するまで各収容溝内を
軸方向に摺動し、他方第１図に示す状態にあるシ
ガレツトはフラツプ２６により孔２８内には入る
ことができない。厳密には前記の通り後者の場合
シガレツトはチユーブ１９の孔２０から放出され
た空気噴流作用によりガイド１０，１１の中断領
域１０ａ−１１ａにおいて取り除かれる。第２実
施例では扁平停止部材１５の働らきは、筒状の開
口２８の底部３０が行なう。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明に係るシガレツトフイルタ接合
用バンド非密封検査装置により検査された欠陥を
有するフイルタ付きシガレツトの斜視図、第２図
は本発明装置の前面図、第３図は第２図の線Ａ−
Ａに沿つた部分断面底面図、第４図は本発明装置
の他の実施例を示す第３図と同じ図である。 １……フイルタ付きシガレツト、２，３，４…
…円板対、１０，１１……ガイド、１２……中空
ブロツク、１５，１６……扁平停止部材、１７…
…第１チユーブ、１９……第２チユーブ、２１…
…第３チユーブ、２３……フイルタ、２４……シ
ガレツト、２５……バンド。

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １ フイルタをシガレツトに接合させるバンドが
   密封されていないか否かを検査する装置がシガレ
   ツトを次々とその軸の横断運動方向に移送する移
   送装置を備え、該移送装置には個々のシガレツト
   が嵌入する収容溝が連続して形成されかつ該収容
   溝の長手方向の寸法はフイルタ付きシガレツトの
   長さより短かくされていると同時に上記移送装置
   は上記収容溝内にシガレツトを保持する保持装置
   を有し、また該検査装置は上記移送装置に対して
   側方に配設された第１の圧力空気装置を有し該第
   １圧力空気装置はシガレツトに対して軸方向でか
   つシガレツトが嵌入する上記収容溝と軸方向に整
   合する開口空間に向かつた空気噴流を発生し、上
   記開口空間の幅は１つのシガレツト部分より若干
   大きく、上記第１圧力空気装置の作用でシガレツ
   トが上記開口空間を通過する運動を収容溝の内側
   で停止し開口空間の周囲の１部だけにシガレツト
   とフイルタの接合部分を配置するようにした第１
   停止部材が設けられ、該第１停止部材は上記移送
   装置の側方で第１圧力空気装置が配置されている
   側と反対側に配設され、またシガレツトを捕捉し
   て上記移送装置内の各収容溝からシガレツトを追
   い出すためのシガレツト捕捉放出装置が第１圧力
   空気装置の下流で上記移送装置の運動方向にかつ
   上記第１圧力空気装置と同じ側で上記移送装置の
   側方に配設され、更に該検査装置には第２圧力空
   気装置が上記シガレツト捕捉放出装置の下流で上
   記移送装置の運動方向にかつ上記第１停止部材と
   同じ側で上記移送装置の側方に配設され上記第２
   圧力空気装置はシガレツトに向かつて軸方向に空
   気噴流を発生し、上記第２圧力空気装置の作用で
   シガレツトが移送装置内の各収容溝内側を運動す
   るのを停止するための第２停止部材が上記移送装
   置の側方で、上記第１圧力空気装置とシガレツト
   捕捉放出装置が設けられている側にかつ移送装置
   の運動方向に対し上記シガレツト捕捉放出装置の
   下流に配設されていることを特徴とするシガレツ
   トフイルタ接合用バンド非密封検査装置。 ２ 移送装置の各収容溝内でシガレツトを保持す
   る上記保持装置が固定ガイドにより形成され、該
   固定ガイドは上記移送装置に平行に延びかつ上記
   収容溝と共に上記第１圧力空気装置の作用により
   シガレツトが通過する開口空間を形成している特
   許請求の範囲第１項記載のシガレツトフイルタ接
   合用バンド非密封検査装置。 ３ シガレツトを捕捉しかつ移送装置の収容溝か
   らシガレツトを放出するシガレツト捕捉放出装置
   が設けられている個所で上記固定ガイドが中断さ
   れている特許請求の範囲第１項と第２項記載のシ
   ガレツトフイルタ接合用バンド非密封検査装置。 ４ 固定ガイドの中断領域内に設けられて移送装
   置の各収容溝内にシガレツトを保持する装置が収
   容溝に連通する吸引装置により形成されている特
   許請求の範囲第１項、第２項、第３項記載のシガ
   レツトフイルタ接合用バンド非密封検査装置。 ５ シガレツトを捕捉して移送装置の各収容溝か
   らシガレツトを放出するシガレツト捕捉放出装置
   が実質的に収容溝と垂直な方向でかつ移送装置の
   外側に向かう空気噴流を放出する圧力空気装置に
   より形成されている特許請求の範囲第１項乃至第
   ４項記載のシガレツトフイルタ接合用バンド非密
   封検査装置。 ６ 上記移送装置が１つまたは２つ以上の円板に
   より形成され、上記円板は同一の水平なシヤフト
   上に取り付けられていると共に該円板周囲には
   個々のシガレツトが嵌合する収容溝を形成するス
   ロツトが形成され、更に該検査装置は移送装置を
   形成する上記円板と共軸の別の円板を有し、該別
   の円板は移送装置を形成する円板に回転可能に結
   合していると共に移送装置形成円板に対して第１
   圧力空気装置とシガレツト捕捉放出装置が配置さ
   れている側、更に第２停止部材と反対側に、従つ
   て上記別の円板は第２圧力空気装置が配置されて
   いる同じ側に配置され、また上記別の円板周囲に
   は移送装置形成円板の周囲のスロツトと軸方向に
   整合する多数の孔が形成され、上記スロツトはシ
   ガレツトを嵌合する収容溝を形成しかつ第１圧力
   空気装置の作用でシガレツトが通過する上記開口
   空間を形成している特許請求の範囲第１項記載の
   シガレツトフイルタ接合用バンド非密封検査装
   置。 ７ シガレツトが第１圧力空気装置の作用で上記
   別の円板に形成された孔を通過する運動を移送装
   置形成円板に形成されたスロツト内で停止せしめ
   る第１停止部材が上記孔底部の扁平部分により形
   成されている特許請求の範囲第１項、第６項記載
   のシガレツトフイルタ接合用バンド非密封検査装
   置。 ８ 移送装置形成円板と共軸の別の円板に形成さ
   れた孔底部において第１のシガレツト停止部材を
   形成する上記扁平部分が貫通孔を有し、かつ上記
   孔が配列されている別の円板周囲に対応した個所
   で上記別の円板の外側に第２圧力空気装置が配設
   されている特許請求の範囲第１項、第６項、第７
   項記載のシガレツトフイルタ接合用バンド非密封
   検査装置。