JPS6291550A - 射出成形用ポリスチレン組成物 - Google Patents
射出成形用ポリスチレン組成物Info
- Publication number
- JPS6291550A JPS6291550A JP23173885A JP23173885A JPS6291550A JP S6291550 A JPS6291550 A JP S6291550A JP 23173885 A JP23173885 A JP 23173885A JP 23173885 A JP23173885 A JP 23173885A JP S6291550 A JPS6291550 A JP S6291550A
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- styrene
- weight
- injection molding
- isoprene
- polystyrene
- Prior art date
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- Pending
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- Compositions Of Macromolecular Compounds (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
（産業上の利用分野）
本発明はスチレン系樹脂と無機質充填剤とを主成分とし
て含有し、高比重で音響効果が良好で、しかも剛性、耐
衝Ｎ強度、成形流動性等の物性に優れる、特にテレビや
ラジオのキャビネット、スピーカーボックス等の音響機
器ケース用成形材料として好適な射出成形用ポリスチレ
ン組成物に関するものである。
て含有し、高比重で音響効果が良好で、しかも剛性、耐
衝Ｎ強度、成形流動性等の物性に優れる、特にテレビや
ラジオのキャビネット、スピーカーボックス等の音響機
器ケース用成形材料として好適な射出成形用ポリスチレ
ン組成物に関するものである。
（従来の技術及び問題点）
従来から家電製品、特にテレビやラジオのキャビネット
、スピーカーボックス等の音響機器ケースのスチレン系
樹脂によるプラスチック化が相当に進んでいる。しかし
、現在これらの用途の中でも特に大型品は依然として木
製のケースを採用し、？ＪＩ雑な生産工程を経て生産さ
れており、スチレン系樹脂は採用されていない。
、スピーカーボックス等の音響機器ケースのスチレン系
樹脂によるプラスチック化が相当に進んでいる。しかし
、現在これらの用途の中でも特に大型品は依然として木
製のケースを採用し、？ＪＩ雑な生産工程を経て生産さ
れており、スチレン系樹脂は採用されていない。
その原因は、ケースの音響効果を良好なものとするため
には、ポリスチレンに多量の無機質充填剤を配合した高
比重のポリスチレン組成物を使用する必要が、無機質充
填剤の添加により生じる耐衝撃強度、成形流動性等の物
性の低下が著しく、高比重で音響効果に優れ、しかも剛
性があり、耐衝撃強度、成形流動性等の物性にも優れる
というバランスのとれた射出成形用ポリスチレン組成物
が得られていないことにある。
には、ポリスチレンに多量の無機質充填剤を配合した高
比重のポリスチレン組成物を使用する必要が、無機質充
填剤の添加により生じる耐衝撃強度、成形流動性等の物
性の低下が著しく、高比重で音響効果に優れ、しかも剛
性があり、耐衝撃強度、成形流動性等の物性にも優れる
というバランスのとれた射出成形用ポリスチレン組成物
が得られていないことにある。
（問題点を解決するための手段）
本発明者等は、この様な杖況に鑑み鋭意検討した結果、
スチレン系樹脂としてグラフト型耐衝撃用ポリスチレン
に特定量のスチレン−イソプレンブロック共重合体、な
かでモ好ましくはスチレン−イソプレン−スチレンブロ
ック共重合体（以下、ＳｔＳと略す）を添加して用いる
と、音響効果向上のために多量の無機質充填剤を添加し
て高比重のポリスチレン組成物としても、成形流動性の
低下がなく、しかも剛性、耐衝撃性に優れる射出成形用
ポリスチレン組成物が得られることを見出し、本発明を
完成するに至った。
スチレン系樹脂としてグラフト型耐衝撃用ポリスチレン
に特定量のスチレン−イソプレンブロック共重合体、な
かでモ好ましくはスチレン−イソプレン−スチレンブロ
ック共重合体（以下、ＳｔＳと略す）を添加して用いる
と、音響効果向上のために多量の無機質充填剤を添加し
て高比重のポリスチレン組成物としても、成形流動性の
低下がなく、しかも剛性、耐衝撃性に優れる射出成形用
ポリスチレン組成物が得られることを見出し、本発明を
完成するに至った。
すなわち本発明は、グラフト型耐衝撃用ポリスチレン７
０〜９８重量％とスチレン−イソプレンブロック共重合
体３０〜２重量％とからなる樹脂成分１００重計部、及
び無機質充填剤２０〜２００重量部を主成分として含仔
することを特徴とする射出成形用ポリスチレン組成物を
提供するものである。
０〜９８重量％とスチレン−イソプレンブロック共重合
体３０〜２重量％とからなる樹脂成分１００重計部、及
び無機質充填剤２０〜２００重量部を主成分として含仔
することを特徴とする射出成形用ポリスチレン組成物を
提供するものである。
本発明で用いるグラフト型耐衝撃用ポリスチレンとして
は、例えばブタジェンゴム、スチレン−ブタジェンゴム
等の合成ゴムにスチレンモノマーをグラフト重合させて
なる従来公知のハイインパクトポリスチレン（ＨＩＰＳ
）が挙げられ、合成ゴムの含有量が通常２重量％以上、
好ましくは５〜１５重量％のものを用いる。
は、例えばブタジェンゴム、スチレン−ブタジェンゴム
等の合成ゴムにスチレンモノマーをグラフト重合させて
なる従来公知のハイインパクトポリスチレン（ＨＩＰＳ
）が挙げられ、合成ゴムの含有量が通常２重量％以上、
好ましくは５〜１５重量％のものを用いる。
本発明で用いるスチレン−イソプレンブロック共重合体
としては、スチレンとブタジェンとをブロック共重合さ
せた樹脂であればよく、合成方法等の限定はないが、ス
チレン／イソプレンの重量比が１０／９０〜３０／７０
のものを通常用いる。なかでも１０／９０〜２０／８０
のものが好ましい、また、好ましいスチレン−イソプレ
ンブロック共重合体の具体例としてはＳＩＳが挙げられ
る。
としては、スチレンとブタジェンとをブロック共重合さ
せた樹脂であればよく、合成方法等の限定はないが、ス
チレン／イソプレンの重量比が１０／９０〜３０／７０
のものを通常用いる。なかでも１０／９０〜２０／８０
のものが好ましい、また、好ましいスチレン−イソプレ
ンブロック共重合体の具体例としてはＳＩＳが挙げられ
る。
グラフト型耐衝撃用ポリスチレン／スチレン−イソプレ
ンブロック共重合体の使用割合は、重量比で通常ＴＯ／
３０〜９８／２、好ましくは８５／１５〜９５１５の範
囲である。
ンブロック共重合体の使用割合は、重量比で通常ＴＯ／
３０〜９８／２、好ましくは８５／１５〜９５１５の範
囲である。
本発明で用いる無機質充填剤としては、添加混合するこ
とによって本発明の組成物の比重を高めることのできる
ものであればよく、公知のものがいずれも使用でき、例
えば沈降性硫酸バリウム、タルク、炭酸カルシウム、マ
イカ、亜鉛華、酸化チタン等が好ましいものとして挙げ
られる。
とによって本発明の組成物の比重を高めることのできる
ものであればよく、公知のものがいずれも使用でき、例
えば沈降性硫酸バリウム、タルク、炭酸カルシウム、マ
イカ、亜鉛華、酸化チタン等が好ましいものとして挙げ
られる。
なかでも沈降性硫酸バリウムは比較的高比重で分散性が
良く、表面光沢の良好な成形物が得られるので特に好ま
しい。
良く、表面光沢の良好な成形物が得られるので特に好ま
しい。
尚、無機質充填剤としては各種の分散剤や表面処理剤等
で処理したものも包含する。また、必要に応じて各種染
顔料により着色することも可能である。
で処理したものも包含する。また、必要に応じて各種染
顔料により着色することも可能である。
無機質充填剤の添加量としては、グラフト型耐衝撃用ポ
リスチレンとスチレン−イソプレングラフト共重合体と
からなる樹脂ｔｏｏｔ量部に対して、通常２０〜２００
重量部、好ましくは３０〜８０重量部の範囲である。
リスチレンとスチレン−イソプレングラフト共重合体と
からなる樹脂ｔｏｏｔ量部に対して、通常２０〜２００
重量部、好ましくは３０〜８０重量部の範囲である。
更に本発明の組成物には、必要に応じて各種の添加剤、
例えば分散剤、帯電防止剤、酸化防止剤、紫外線吸収剤
、滑剤等を添加することができる。なかでもＢＩＴ、フ
ェノール系酸化防止剤等の如き公知の酸化防止剤や、脂
肪酸金属塩、脂肪酸エステル等の如き公知の滑剤を添加
することが好ましい。
例えば分散剤、帯電防止剤、酸化防止剤、紫外線吸収剤
、滑剤等を添加することができる。なかでもＢＩＴ、フ
ェノール系酸化防止剤等の如き公知の酸化防止剤や、脂
肪酸金属塩、脂肪酸エステル等の如き公知の滑剤を添加
することが好ましい。
本発明の組成物を製造する方法としては、グラフト型耐
衝撃用ポリスチレンとスチレン−イソプレンブロック共
重合体と無機質充填剤と、更に必要に応じて各種の添加
剤とを、混練する方法であればよく、例えばヘンシェル
ミキサー、ニーダ−、ロール、押出機等の公知の混練機
を用いて溶融混練する方法が挙げられる。尚、押出機等
の混練機を用いる場合にはあらかじめ予備混合しておく
ことが望ましい。
衝撃用ポリスチレンとスチレン−イソプレンブロック共
重合体と無機質充填剤と、更に必要に応じて各種の添加
剤とを、混練する方法であればよく、例えばヘンシェル
ミキサー、ニーダ−、ロール、押出機等の公知の混練機
を用いて溶融混練する方法が挙げられる。尚、押出機等
の混練機を用いる場合にはあらかじめ予備混合しておく
ことが望ましい。
（発明の効果）
本発明の射出成形用ポリスチレン組成物は、音響効果の
向上を計るため多量の無機質充填剤を配合して高比重の
組成物としているにもかかわらず、耐衝撃強度、成形流
動性に優れ、剛性も優れる。またポリスチレンのもつ性
能である寸法安定性、接着性、塗装性、表面光沢等の低
下もなく、音響効果に優れるのでテレビやラジオのキャ
ビネット、スピーカーボックス等の音響機器ケースなど
の用途に好適である。
向上を計るため多量の無機質充填剤を配合して高比重の
組成物としているにもかかわらず、耐衝撃強度、成形流
動性に優れ、剛性も優れる。またポリスチレンのもつ性
能である寸法安定性、接着性、塗装性、表面光沢等の低
下もなく、音響効果に優れるのでテレビやラジオのキャ
ビネット、スピーカーボックス等の音響機器ケースなど
の用途に好適である。
（実施例）
以下に実施例および比較例を挙げて本発明を具体的に説
明する。尚、例中の部及び％はすべで重量基準である。
明する。尚、例中の部及び％はすべで重量基準である。
実施例１〜４及び比較例１〜２
第１表に示す配合組成の各原料と、ステアリン酸亜鉛０
．７部、ステアリン酸アルミニウム０．７部、Ｂ ＨＴ
０．３部およびイルガノックス１０１０ （チバガイ
ギー社製 フェノール系酸化防止剤）０．３部とをヘン
シェルミキサーによりｌＯ分間予予備台した後、２２０
°Ｃに加熱した押出機を用いて溶融混練、ペレット化し
て射出成形用ポリスチレン組成物のペレットを得た０次
いで２４０℃に加熱した射出成形機によりテレビ用キャ
ビネットを成形した。得られたキャビネットはいずれも
音響効果に優れるものであった。
．７部、ステアリン酸アルミニウム０．７部、Ｂ ＨＴ
０．３部およびイルガノックス１０１０ （チバガイ
ギー社製 フェノール系酸化防止剤）０．３部とをヘン
シェルミキサーによりｌＯ分間予予備台した後、２２０
°Ｃに加熱した押出機を用いて溶融混練、ペレット化し
て射出成形用ポリスチレン組成物のペレットを得た０次
いで２４０℃に加熱した射出成形機によりテレビ用キャ
ビネットを成形した。得られたキャビネットはいずれも
音響効果に優れるものであった。
また、２２０℃に加熱した射出成形機によりテストピー
スを成形し、これを用いてＡＳＴＭ ０−７９０に準じ
て曲げ弾性率、ＡＳＴＭ Ｄ−２５６に準じてノンチ付
アイゾツト衝撃強度、ＡＳＴＭ ［１−７９２に準じて
比重をそれぞれ測定すると共に、表面光沢を目視にて評
価し、更にペレットのメルトフローレートをＩＳＯＲ−
１１３３に準じて測定した。結果を第１表に示す。
スを成形し、これを用いてＡＳＴＭ ０−７９０に準じ
て曲げ弾性率、ＡＳＴＭ Ｄ−２５６に準じてノンチ付
アイゾツト衝撃強度、ＡＳＴＭ ［１−７９２に準じて
比重をそれぞれ測定すると共に、表面光沢を目視にて評
価し、更にペレットのメルトフローレートをＩＳＯＲ−
１１３３に準じて測定した。結果を第１表に示す。
Claims (1)
- グラフト型耐衝撃用ポリスチレン７０〜９８重量％とス
チレン−イソプレンブロック共重合体３０〜２重量％と
からなる樹脂成分１００重量部、及び無機質充填剤２０
〜２００重量部を主成分として含有することを特徴とす
る射出成形用ポリスチレン組成物。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP23173885A JPS6291550A (ja) | 1985-10-17 | 1985-10-17 | 射出成形用ポリスチレン組成物 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP23173885A JPS6291550A (ja) | 1985-10-17 | 1985-10-17 | 射出成形用ポリスチレン組成物 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS6291550A true JPS6291550A (ja) | 1987-04-27 |
Family
ID=16928261
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP23173885A Pending JPS6291550A (ja) | 1985-10-17 | 1985-10-17 | 射出成形用ポリスチレン組成物 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS6291550A (ja) |
-
1985
- 1985-10-17 JP JP23173885A patent/JPS6291550A/ja active Pending
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