JPS6280339A - 自動変速機のバツクアツプ圧制御装置 - Google Patents

自動変速機のバツクアツプ圧制御装置

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JPS6280339A
JPS6280339A JP60219842A JP21984285A JPS6280339A JP S6280339 A JPS6280339 A JP S6280339A JP 60219842 A JP60219842 A JP 60219842A JP 21984285 A JP21984285 A JP 21984285A JP S6280339 A JPS6280339 A JP S6280339A
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pressure
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valve
range
boat
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Yuji Kato
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    • Y02EREDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
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    • Y02E50/10Biofuels, e.g. bio-diesel

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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は、車両に搭載される自動変速機の制御であって
、エンジンブレーキ作用時に締結される摩擦要素に、該
摩擦要素のすべりを防止するためにバックアップ圧が供
給されるようになった自動変速機のバックアップ圧制御
装置に関する。
従来の技術 この種のバックアップ圧制御装置としては、たとえば日
産自動車株式会社発行の1984年版整備要領書「オー
トマチックトランスアクスルJRN4FO2A型、RL
4FO2A型(昭和59年2月発行)に示されているよ
うなものがある。即ち、この自動変速機に用いられるバ
ックアップ圧制御装置は、バックアップバルブが備えら
れ、自動変速レンジ(Dレンジ)の4速(D4)又は3
速(D3)からマニュアルレンジ(■レンジ又はIレン
ジ)にセレクトして2速にソフトダウンされた際に、前
記バックアップバルブが作動して、マニュアルバルブの
マニュアルレンジ位置で供給されるライン圧を直接プレ
ツシャモデイファイヤバルブに供給するようになってい
る。すると、該ブレツシャモデイファイヤバルブからプ
レッシャレギュレータバルブに供給される信号圧は高く
設定され、該レギュレータバルブで調圧されるライン圧
は一段と高く設定され、この高ライン圧をバックアップ
圧として、前記マニュアルレンジで締結される摩擦要素
(クラッチ、バンドブレーキ等)に供給されるようにな
っている。
即ち、Dレンジ高速段(D、、 D3)からマニュアル
レンジにシフトダウンされた時にはエンジンブレーキが
作用し、このエンジンブレーキ時には車輪方向からのト
ルクが前記摩擦要素に作用するが、該摩擦要素に高い締
結圧(バックアップ圧)を供給することによって摩擦要
素のすべりを防止し、もってエンジンブレーキの機能を
十分に発揮させると共に、摩擦要素の焼損が防止される
ようになっている。尚、マニュアルレンジ2速からl速
にシフトダウンされた時には、バックアップバルブが再
度切換えられてプレツンヤモデイファイヤノ(ルブへの
ライン圧供給を停止するため、マニュアルレンジ2速で
発生していたバックアップ圧は解除されるようになって
いる。これは2速時のエンジンブレーキで所定車速まで
落してからl速にシフトダウンされるため、l速で締結
される摩擦要素には車輪側からの過剰なトルクが作用し
ないためである。
第9図は従来のバックアップ圧制御装置における油圧(
自動変速機の制御圧)特性を示し、エンジンブレーキ作
用時のアイドリング状態では実線で示す他のライン圧特
性に比べて破線で示すバックアップ圧が著しく高く設定
されている。
発明が解決しようとする問題点 しかしながら、かかる従来のバックアップ圧制御装置で
は、マニュアルレンジで発生していたバックアップ圧は
、マニュアルレンジから自動変速レンジにセレクトした
時点およびマニュアルレンジ2速から1速にシフトダウ
ンされた時点でバックアップバルブからプレツシャモデ
イファイヤバルブに供給されるライン圧が停止されるこ
とにより解除されるようになっている。
従って、一旦マニュアルレンジにセレクトしたものの再
度加速しようとしてアクセルをONしてドライブトルク
を発生さ什、そして、マニュアルレンジから自動変速レ
ンジにセレクトした場合は、マニュアルレンジ2速で発
生していたバックアップ圧が残存された状態、つまり高
圧となったライン圧で自動変速レンジの摩擦要素が締結
されるため、著しく大きな変速ショックが発生してしま
う。
また、マニュアルレンツl速時アク上A/’ ON (
ドライブトルク発生)して同レンジ2速にシフトアップ
される場合も同様に、2速で発生するバックアップ圧に
より2速時の摩擦要素が締結されるため、著しく大きな
変速ンヨツクが発生してしまうという問題点があった。
そこで、本発明はバックアップ圧の解除条件としてドラ
イブトルク発生状態を取入れることにより、変速ノヨツ
クを大幅に低減するようにした自動変速機のバックアッ
プ圧制御装置を提供することを目的とする。
問題点を解決するための手段 かかる目的を達成するために本発明の自動変速機のバッ
クアップ圧制御装置にあっては第1図に示すように、自
動変速レンジからマニュアルレンジにセレクトした際に
締結される摩擦要素(a)にバックアップ圧を供給する
ようにした自動変速機において、ドライブトルクの発生
を検出する手段(b)と、このドライブトルク検出手段
(b)からのトルク発生信号に基ずいてバックアップ圧
の発生を解除する制御手段(C)とを設けることにより
構成しである。
作用 以上の構成により本発明にあっては、ドライブトルク検
出手段(b)によってアクセルON時のドライブトルク
発生が検出され、そして、バックアップ圧制御手段(C
)でバックアップ圧発生が解除される。従って、アクセ
ルONL、てマニュアルレンジから自動変速レンジにセ
レクトする際、アクセルON時点で既にバックアップ圧
が解除されるため、自動変速レンジで締結される摩擦要
素には高圧が供給されることはない。また、マニュアル
レンジl速から2速へのシフトアップ時にも同様にアク
セルON時点でバックアップ圧が解除されているため、
2速時に締結される摩擦要素にも高圧が供給されること
はない。
実施例 以下本発明の実施例を図に基ずいて詳細に説明する。
即ち、第2図は本発明のバックアップ圧制細袋 1置を
用いた液圧制御装置の一実施例を示す全体回路を示し、
この液圧制御装置によって制御される自動変速機の動力
伝達列としては、たとえば第3図の概略図に示すような
ものがある。即ち、この動力伝達列は、エンジン出力軸
Iからの回転を入力軸2に伝達するトルクコンバータ3
、第1遊星歯車組4、第2遊星歯車組5、出力軸6、及
び後述の各種摩擦要素により構成する。
トルクコンバータ3はエンジン出力軸lにより駆動され
、オイルポンプO/Pの駆動にも用いられるポンプイン
ペラ3P、このポンプインペラにより内部作動流体を介
して流体駆動され、動力を入力軸2に伝達するタービン
ランナ3T1及びワンウェイクラッチ7を介して固定軸
上に置かれ、タービンランチ3Tへのトルクを増大する
ステータ3Sで構成し、これにロックアツプクラッチ3
Lを付加した通常のロックアツプトルクコンバータとす
る。そしてこのトルクコンバータ3はレリーズ室3Rか
ら作動流体の供給を受け、アプライ室3Aより作動流体
を排除される間、ロックアツプクラッチ3Lを釈放され
てエンジン動力をポンプインペラ3P及びタービンラン
ナ3Tを介しくコンバータ状態で)入力軸2にトルク増
大しつつ伝達し、逆にアプライ室3Aから作動流体の供
給を受け、レリーズ室3Rより作動流体を排除される間
、ロックアツプクラッチ3Lを締結されてエンジン動力
をそのままこのロックアツプクラッチを介しくロックア
ツプ状態で)入力軸2に伝達するものとする。なお、後
者のロックアツプ状態では、レリーズ室3Rからの作動
流体排除圧を減することにより、ロックアツプトルクコ
ンバータ3のスリップ(ポンプインペラ3P及びタービ
ンランチ3Tの相対回転)を任意に制御(スリップ制御
)することができる。
第1遊星歯車組4はサンギヤ4S、リングギヤ4R1こ
れらの噛合するピニオン4P及びピニオン4Pを回転自
在に支持するキャリア4Cよりなる通常の単純遊星歯車
組とし、第2遊星歯車組5もサンギヤ5S、リングギヤ
5R,ピニオン5P及びキャリア5Cよりなる単純遊星
歯車組とする。
次に前記の各種摩擦要素を説明する。キャリア4Cはハ
イクラッチH/Cを介して入力軸2に適宜結合可能とし
、サンギヤ4SはバンドブレーキB/Bにより適宜固定
可能とする他、リバースクラッチR/Cにより入力軸2
に適宜結合可能とする。キャリア4Cは更に多板式のロ
ーリバースブレーキLR/Bにより適宜固定可能にする
と共に、ローワンウェイクラッチLO/Cを介して逆転
(エンジンと逆方向の回転)を阻止する。リングギヤ4
Rはキャリア5Cに一体結合して出力軸6に駆動結合し
、サンギヤ5Sを入力軸2に結合する。リングギヤ5R
はオーバーランクラッチOR/Cを介して適宜キャリア
4Cに結合可能とする他、フォワードワンウェイクラッ
チFO/C及びフォワードクラッチF/Cを介してキャ
リア4Cに相関させる。フォワードワンウェイクラッチ
FO/CはフォワードクラッチF/Cの結合状態でリン
グギヤ5Rを逆転方向(エンジン回転と逆の方向)にお
いてキャリア4Cに結合させるものとする。
ハイクラッチH/C、リバースクラッチR/C,ローリ
バースブレーキLR/B 、オーバーランクラッチOR
/C及びフォワードクラッチF/Cは夫々、油圧の供給
により作動されて前記の適宜結合及び固定を行なうもの
であるか、バンドブレーキB/Bは2速サーボアプライ
室2S/A、3速サーボレリーズ室3S/R及び4速サ
ーボアプライ室4S/Aを設定し、2速サーボアプライ
室2S/Aに2速選択圧P、が供給されると、バンドブ
レーキB/Bは作動し、この状態で3速サーボレリーズ
室3S/Rにも3速選択圧P3が供給されると、バンド
ブレーキB/Bは非作動となり、その後4速サーボアプ
ライ室4S/Aにも4速選択圧P4が供給されると、バ
ンドブレーキB/Bは作動するようになっている。
かかる動力伝達列は、摩擦要素B/B、 H/C,F/
C。
OR/C,LR/B、 R/Cを次表に示す如く種々の
組合せで作動させることにより、摩擦要素FO/C,L
O/Cの適宜差動と相俟って、遊星歯車組4.5を構成
する要素の回転状態を変え、これにより入力軸2の回転
速度に対する出力側6の回転速度を変えることができ、
次表に示す通り?こ前進4速後退1速の変速段を得るこ
とができる。なお、次表中O印が作動(油圧流入)を示
すが、[二印はエンジンブレーキが必要な時に作動させ
るべき摩擦要素を示す。
そして、]:印の如くオーバーランクラッチOR/Cが
作動されている間、これに並置したフォワードワンウェ
イクラッチFO/Cは非作動となり、ローリバースブレ
ーキL R/ Bが作動している間これに並置したロー
ワンウェイクラッチLO/Cが非作動になること勿論で
ある。
ところで、前記第2図に示しtこ液圧側制御装置は、プ
レッシャレギュレータ弁20.プレッシャモディファイ
ア弁22、デユーティソレノイド24、パイロット弁2
6、トルクコンバータレギュレータ弁28、ロックアツ
プコントロール弁301 シャトル弁32、デユーティ
ソレノイド34、マニュアル弁36、第1ンフト弁38
、第2シフト弁40、第1シフトソレノイド42、第2
シフトソレノイド44、フォワードクラッチコントロー
ル弁46.3−2タイミング弁48.4−2リレー弁5
0.4−2ンークエンス弁52、■レンジ減圧弁54、
シャトル弁56、オーツミーランクラッチコントロール
弁58、第3シフトソレノイド60、オーバーランクラ
ッチ減圧弁63.2速サーボアプライ圧アキユムレータ
64.3速サーボレリーズ圧アキユムレータ66、本発
明ショック軽減装置の要部を構成する4速サーボアプラ
イ圧アキユムレータ68、及びアキュムレータコントロ
ール弁70を主たる構成要素とし、これらを前記のトル
クコンバータ3、フォワードクラッチF/C,ハイクラ
ッチH/C,バンドブレーキB/B、リバースクラッチ
R/CローリバースブレーキLR/B、オーバーランク
ラッチOR/C,及びオイルポンプO/Pに対し図示の
如くに接続して構成する。
プレッシャレギュレータ弁20はばね20aにより図中
左半部位置に蝉支されたスプール20b及び該スプール
の図中下端面に突当てたプラグ20cを具え、基本的に
はオイルポンプO/Pが回路71への吐出オイールをば
ね2Qaのばね力で決まる成る圧力に調圧するも、プラ
グ2Qcによりスプール20bが図中上向きの力を付加
される時その分上記の圧力を上昇させて所定のライン圧
にするものである。この目的のためプレツンヤレギュレ
ータ弁20は、ダンピングオリフィス72を経て回路7
1内の圧力をスプール20bの受圧面20dに受け、こ
れでスプール20bを下向きに付勢されるよう構成し、
スプール20bのストローク位置に応じ開閉されるボー
ト20e〜20hを設ける。ボート20eは回路71に
接続し、スプール20bが図中左半部位置から下降する
につれボート20h、 20fに通ずるよう配置する。
ボート2Ofはスプール20bが図中左半部位置から下
降するにつれ、ドレンボートとしたボート20gとの連
通が減じられ、これとの連通を断たれる時点でボート2
Qeに連通され始めるよう配置する。そしてボート20
fを途中にブリード73が存在する回路74を経てオイ
ルポンプ0/Pの容量制御アクチュエータ75に接続す
る。オイルポンプO/Pは前記の如くエンジン駆動され
る可変容量ベーンポンプとし、偏心量をアクチュエータ
75に向かう圧力が成る値以上になる時減じられて容量
が小さくなるものとする。
プレツンヤレギュレータ弁20のプラグ20cはその図
中下端面に回路76からのモディファイア圧を受けると
共に、受圧面20iに回路77からの後退選択圧を受け
、これら圧力に応じた図中上向きの力をスプール20b
に付加するものとする。
プレッシャレギュレータ弁20は常態で図中左半部状態
となり、ここでオイルポンプO/Pからオイルが吐出さ
れると、このオイルは回路71に流入する。スプール2
0bの左半部位置で回路71のオイルは細切ドレンされ
ず、圧力上昇する。この圧力はオリフィス72を経て受
圧面20dに作用し、スプール20bをばね20aに抗
して押下げ、ボート20eをボート20hに通ずる。こ
れにより上記の圧力はボート20hより一部ドレンされ
て低下し、スプール2Qbがばね20aにより押戻され
る。かかる作用の繰返しによりプレッシャレギュレータ
弁20は基本的には回路71内の圧力(以下ライン圧と
いう)をばね20aのばね力に対応した値とする。とこ
ろで、プラグ20cには回路76からのモディファイア
圧による上向きの力が作用してプラグ20cが図中右半
部状態の如くスプール2Qbに当接し、この上向き力か
ばね20aを助勢するようスプール20bに及び、又モ
ディファイア圧が後述のように後退選択時以外で発生し
、エンジン負荷(エンジン出力トルク)に比例して高く
なることから、上記のライン圧は後退選択時以外でエン
ジン負荷の増大に応じ高くなる。
後退選択時プラグ20cには上記モディファイア圧に代
え回路77からの後退選択圧(ライン圧と同じ値)によ
る上向き力が作用し、これがスプール20bに及ぶため
、ライン圧は後退選択時所望の一定値となる。オイルポ
ンプO/Pが成る回転数以上(エンジンか成る回転数以
上)になると、それにともなって増大するオイル吐出量
が過多となり、回路71内の圧力が調圧値以上となる。
この圧力はスプール20bを図中右半部の調圧位置より
更に下降させ、ポート2Ofをポート20eに通じ、ド
レンポート20gから遮断する。これによりポート20
eのオイルが一部ポート2Of及びブリード73より排
除されるが、回路74内にフィードバック圧を発生する
このフィードバック圧はオイルポンプO/Pの回転数が
高くなるにつれ上昇し、アクチュエータ75を介してオ
イルポンプO/Pの偏心量(容量)を低下させる。かく
て、オイルポンプO/Pは回転数が成る値以上の間、吐
出量が一定となるよう容量制御され、オイルの必要以上
の吐出によってエンジンの動力損失が大きくなるのを防
止する。
上記のように回路71に発生したライン圧をライン圧回
路78によりパイロット弁26、マニュアル弁36、ア
キュムレータコントロール弁70及び3速サーボレリー
ズ圧アキユムレータ66に供給する。
パイロット弁26はばね28aにより図中上半部位置に
弾支されるスプール26bを具え、ばね26aから遠い
スプール26bの端面を室26cに臨ませ、パイロット
弁26には更にドレンポート26dを設けると共に、ス
トレーナS/Tを有するパイロット圧回路79を持続す
る。そして、スプール26bに連通孔26eを設け、パ
イロット圧回路79の圧力を室26cに導き、図中右行
するにつれ、回路79を回路78からドレンポート26
dに切換接続するものとする。
パイロット弁26は常態で図中上半部状態となり、ここ
で回路78からライン圧を供給されると、回路79の圧
力を上昇させる。回路79の圧力は連通孔26eにより
室26cに達し、スプール26bを図中右行させ、スプ
ール26bは下半部図示の調圧位置を越えるところで、
回路79を回路78から遮断すると同時にドレンポート
26dに通じる。この時回路79の圧力は低下され、こ
の圧力低下によりスプール26bがばね26aにより押
戻されると再び回路79の圧力が上昇する。かくてパイ
ロット弁26は回路78からのライン圧をばね26aの
ばね力で決まる一定値に減圧し、パイロット圧として回
路79に出力することができる。
このパイロット圧は回路79によりプレッシャモディフ
ァイア弁22、デユーティツレノド24.34、ロック
アツプコントロール弁30、フォワードクラッチコント
ロール弁46、シャトル弁32、第1.第9”IfQ:
ノー1L’11.I/I’4I′IJIQ^ニーJ−e
L+1弁56に供給する。
デユーティソレノイド24はコイル24a、スプリング
24d及びプランジャ24bよりなり、オリフィス80
を介してパイロット圧回路79に接続した回路81を、
コイル24aのON(通N)時ドレンポート24cから
連通するものとする。このデユーティツレノド24は図
示せざるコンピュータによりコイル24aを一定周期で
ON、O,FFされると共に、該一定周期に対するON
時間の比率(デユーティ比)を制御されて、回路81内
にデユーティ比に応じた制御圧を発生させる。デユーテ
ィ比は後退選択時以外でエンジン負荷(例えばエンジン
スロットル開度)の増大に応じて小さくし、これにより
上記の制御圧をエンジン負荷の増大につれ高くなす。又
、後退選択時デユーティ比は100%として、上記の制
御圧を0とする。
プレッシャモディファイア弁22はばね22a及び回路
81からの制御圧により図中下向きに付勢されるスプー
ル22bを具え、プレッシャモディファイア弁22には
事に前炉の同蕗76本培鉢オA由ナギー) 22c、パ
イロット圧回路79を接続する入力ポート22d、及び
ドレンボート22eを設け、ばね22aから遠いスプー
ル22bの端面が臨む室22fに回路76を接続する。
そしてスプール22bの図中左半部位置で丁度ポート2
2cがポート22d、 22eから遮断されるようこれ
らポートを配置する。
プレッシャモディファイア弁22は、ばね22aによる
ばね力及び回路81からの制御圧によ木刀を夫々スプー
ル22bに図中下向きに受け、室22fに達したポート
22Cからの出力圧による力をスプール22bに図中上
向きに受け、これら力がバランスする位置にスプール2
2bをストロークされる。ポート22cからの出力圧が
上記下向き方向の力に見合わず不十分である場合、スプ
ール22bは左半部図示の調圧位置を越えて下降する。
この時ボート22cはポート22dに通じ、回路79か
らのパイロット圧の補充を受けて出力圧を上昇される。
逆に、この出力圧が上記下向き方向の力に見合わず高過
ぎる場合スプール22bは図中右半部位置方向へ上昇す
る。
この時ボート22Cはドレンポート22eに通じ、出力
圧を低下される。かかる作用の繰返しにより、プレツノ
ヤモデイファイア弁22はポート22cからの出力圧を
ばね22aのばね力及び回路81からの制御圧による力
の相位に対応した値に調圧し、これをモディファイア圧
として回路76よりプレッシャレギュレータ弁20のプ
ラグ20cに供給する。ところで、制御圧が前記の如く
後退選択時以外エンジン負荷の増大につれ高くなるもの
であり、後退選択時0であることから、この制御圧をば
ね22aのばね力だけ増幅した値となるモディファイア
圧も後退選択時以外でエンジン負荷の増大につれ高くな
り、後退選択時0となり、プレッシャレギュレータ弁2
0による前記のライン圧制御を可能にする。
トルクコンバータレギュレータ弁28ばばね28aによ
り図中右半部位置に弾支されるスプール28bを具え、
該スプールが図中右半部位置及び図中左半部位置間でス
トロークする間ボート28cをポート28dに通じさせ
、スプール28bが図中左半部位置より上昇するにつれ
ポート28cをポート28dに対して連通度を減少、ポ
ート28eに対して連通度を増太さ仕るものとする。ス
プール28bのストロークを制御するために、ばね28
aから遠いスプール端面が臨む室28fをスプール28
bに設けた連通孔28gによりポート28cに通じさせ
る。そして、ポート28cはレリーフ弁82を介して所
定の潤滑部に通じさせると共に、回路83によりロック
アツプコントロール弁30に接続し、ポート28dは回
路84によりプレッノヤレギュレータ弁20のポート2
0hに接続し、ポート28eは回路85によりロックア
ツプコントロール弁30に接続する。回路85は途中に
オリフィス86を何し、該オリフィス及びボート28c
間をオリフィス87を介して回路83に接続すると共に
回路88によりオイルクーラ89及び所定の潤滑部9o
に通じさせる。
トルクコンバータレギュレータ弁28は常態で図中右半
部状態となり、ここでプレッシャレギュレータ弁20の
ポート20hからオイルが回路84を経て供給されると
、このオイルは回路83より後述の如くにしてトルクコ
ンバータ3に向かう。そして、トルクコンバータへの供
給圧が発生すると、このトルクコンバータ供給圧は連通
孔28gを経て室28fに達し、スプール28bをばね
28aに抗して図中上昇させる。トルクコンバータ供給
圧の上昇でスプール28bが図中左半部位置より上昇す
る時、ポート28eが開き、トルクコンバータ供給圧を
一部このポート28e7Aび回路88を経て排除するこ
とにより、トルクコンバータ供給圧をばね28aのばね
力で決まる値に調圧する。回路88から排除されたオイ
ルはオイルクーラ89で冷却された後、潤滑部90に向
かう。なお、トルクコンバータレギュレータ弁28の上
記調圧作用によってもトルクコンバータ供給圧が上記の
値を越える場合、レリーフ弁82が開き、圧力過剰分を
対応する潤滑部に逃してトルクコンバータ3の変形を防
止する。
ロックアツプコントロール弁30はスプール30a及び
プラグ30bを同軸に突合せて構成し、スプール30a
が右半部図示の限界位置の時回路83をトルクコンバー
タレリーズ室3Rからの回路91に通じさせ、スプール
30aが図中左半部位置に下降する時回路83を回路8
5に通じさせ、スプール30aが更に下降する時回路9
1を、ドレンボート30cに通じさせるものとする。か
かるスプール30aのストロークを制御するために、プ
ラグ30aから遠いスプール30aの端面を室30dに
臨ませ、スプール30aから遠いプラグ30bの端面が
臨む室30eにオリフィス92を経て回路91の圧力を
導くようにする。なお、トルクコンバータアプライ室3
Aからの回路93は、オリフィス86よりロックアツプ
コントロール弁30に近い箇所において回路85に接続
する。又、プラグ30bには更に回路79からのパイロ
ット圧をオリフィス94を介して作用させることにより
図中下向きの力を付与し続け、これによりスプール30
aの脈動を防止する。
ロックアツプコントロール弁30は室30dに供給する
圧力によりスプール30aをストローク制御され、この
圧力が十分高い間スプール30aは図中右半部位置を保
つ。この時回路83からのオイルはトルクコンバータレ
ギュレータ弁28による調圧下で回路91、レリーズ室
3R,アプライ室3A、回路93、回路85に通流し、
回路88より排除される。かくてトルクコンバータ3は
コンバータ状態で動力伝達を行なう。室30d内の圧力
を低下させるにつれ、スプール30aはオリフィス92
; 94からの圧力によりプラグ30bを介して図中下
降され、図中左半部位置より更に下降したところで、回
路83からの調圧オイルは回路85.93、アプライ室
3A、レリーズ室3R,回路91、ドレンボート30c
へと流れるようになり、トルクコンバータ3は室30d
内の圧力低下につれスリップが減少するようなスリップ
制御状態で動力伝達を行なう。この状態より室30d内
の圧力を更に低下させると、スプール30aの更なる下
降により回路91はドレンボート3、OCに完全に連通
されてレリーズ室3Rの圧力をOにし、トルクコンバー
タ3はロックアツプ状態で動力伝達を行なう。
シャトル弁32はロックアツプコントロール弁30を後
述するフォワードクラッチコントロール弁46と共にス
トローク制御するもので、ばね32aにより図中下半部
位置に弾支されたスプール32bを具え、このスプール
を室32c内の圧力により適宜図中上半部位置に切換え
る。そしてシャトル弁32は、スプール32bが図中下
半部位置の時宜30dの回路95をパイロット圧回路7
9に通じさせると共に、フォワードクラッチコントロー
ル弁46の室46aから延在する回路96をデユーティ
ソレノイド34からの回路97に通じさせ、スプール3
2bが図中上半部位置の時回路95を回路97に通じさ
せると共に回路96を回路79に通じさせるものとする
デユーティソレノイド34はコイル34a及びばね34
d・で閉位置に弾支されたプランジャ34bよりなり、
オリフィス98を介してパイロット圧回路79に接続し
た回路97を、コイル34aのON(通電)時ドレンボ
ート34cに通じさせるものとする。このデユーティソ
レノイド34は図示せざるコンピュータによりコイル3
4aを一定周期でON、OFF制御されると共に、該一
定周期に対するON時間の比率(デユーティ比)を制御
されて回路97内にデユーティ比に応じた制御圧を発生
させる。シャトル弁32が図中上半部状態で回路97の
制御圧がロックアツプ1゛ノI−+−?−11ノ  イ
t、2n/7+I 7 kr+  −々 生1目加L=
  (fh  −k  h  X、  HA合ソレノイ
ド34のデユーティ比は次のようにして決定する。即ち
トルクコンバータ3のトルク増大機能及びトルク変動吸
収機能が絶対的に必要なエンノンの高負荷、低回転のも
とでは、デユーティ比を0%とし、これにより回路97
の制御圧を元圧である回路79のパイロット圧と同じに
する。この時制御圧は室30dにおいてスプール30a
を図中右半部位置に保持し、トルクコンバータ3を上記
要求にかなうようコンバータ状態に保つ。トルクコンバ
ータ3の上記両機能の要求度が低くなるにつれ、デユー
ティ比を増大させて制御圧を低下し、これによりロック
アツプコントロール弁30を介してトルクコンバータ3
を要求にマツチしたスリップ制御状態で機能させ、トル
クコンバータ3の上記両機能が不要なエンジンの低負荷
、高回転のもとでは、デユーティ比を100%とし、こ
れにより制御圧を0としてロックアツプコントロール弁
3oを介しトルクコンバータ3を要求通りロックアツプ
状態に保つ。
なお、ンヤトル弁32が図中下半部状態で回路97の制
御圧がフォワードクラッチコントロール弁46のストロ
ーク制御に供される場合、ソレノイド34のデユーティ
比は後述の如くN→Dセレクトショックを軽減したり、
クリープを防止するよう決定される。
マニュアル弁36は、運転者のセレクト操作により駐車
(P)レンジ、後退(R)レンジ、中立(N)レンジ、
前進自動変速(D)レンジ、前進第2速エンジンブレー
キ(II)レンジ、前進第1速エンジンブレーキ(1)
レンジにストロークされるスプール36aを具え、該ス
プールの選択レンジに応じライン回路78を次表の如く
にポート36D、 36■、 361 、36Rに通じ
させるものとする。なお、この表中O印がライン圧回路
78に通じるポートを示し、無印はドレンされているポ
ートを示す。
以下余白 第2表 第1ンフト弁38はばね38aにより図中左半部位置に
弾支されたスプール38bを具え、このスプールは室3
8cへの圧力供給時図中右半部位置に切換えられるもの
とする。そして第1シフト弁38は、スプール38bが
左半部位置の時ボート38dをドレンボート38eに、
ポート38fをポート38gに、ポート38hをポート
38iに夫々通じさせ、スプール38bが図中右半部位
置の時ポート38dをポート38jに、ポート38rを
ホー ト38kl:、ポート38hをポート381N、
−夫々通じさせるものとす。
第2シフト弁40はばね40aにより図中左半部位置に
弾支されたスプール40bを具え、このスプールは室4
0cへの圧力供給時図中右半部位置になるものとする。
そして第2シフト弁40は、スプール40bが図中左半
部位置の時ボート40dをドレンポート40eに、ポー
ト40fをポート40gに、ポート40hをオリフィス
付ドレンポート40iに夫々通じさせ、スプール40b
が図中右半部位置の時ポート40dをポート40コに、
ポート40fをドレンボート40eに、ポート40hを
ポート40kに夫々通じさせるものとする。
第1及び第2シフト弁38.40のスプール位置は夫々
第1ンフトソレノイド42及び第2シフトソレノイド4
4により制御するようにし、これらシフトソレノイドは
夫々コイル42a、44a及びプランジャ42b、 4
4b、スプリング42d、 44dで構成する。第1ン
フトソレノイド42は、オリフィス99を介してパイロ
ット圧回路79に接続され、室38cに至る回路100
を、コイル42aのON(通電)時ドレンポート42c
から遮断して回路100内の制御圧を元圧であるパイロ
ット圧と同じ値にし、これにより第1シフト弁38を図
中右半部状態に切換えるものとする。又第2シフトソレ
ノイド44は、オリフィス101を介してパイロット圧
回路79に接続され、室40cに至る回路102を、コ
イルAA2(T+ n NIにM fR)n”= V 
h〜i J’−ト44cから遮断して回路102内の制
御圧を元圧のパイロット圧と同じ値にし、これにより第
2ンフト弁40を図中右半部状態に切換えるものとする
これらシフトソレノイド42.44のON、OFFの組
合せ、従ってソフト弁38.40の状態の組合せにより
前進第1速乃至第4速を得ることができ、これを表にま
とめると次の如くである。
第3表 なお、この表中O印はシフト弁の図中右半部(上昇)状
態、X印はシフト便の図中左半部(下降)状態を夫々示
し、又シフトソレノイド42.44のON 。
OFFは図示せざるコンピュータが予め定めた変速パタ
ーンを基に車速及びエンジン負荷から好適変速段を判別
し、この変速段に対応するよう決定するものとする。
フォワードクラッチコンピュータ弁46はスプール46
bを具え、このスプールにはオリフィス103を経て導
びかれる回路79からのパイロット圧を図中下向きに作
用させて、スプールの脈動を防止し、このスプールには
更にオリフィス104を経て回路105内におけるフォ
ワードクラッチF/Cの作動圧をフィードバックし、図
中下向きに作用させる。スプール46bはこれら圧力に
よる図中下向き方向の力と、室46a内の圧力による力
とがバランスする位置にストロークする。スプール46
bは図中右半部位置の時回路105をドレンポート46
cに通じ、図中左半部位置の時回路105を回路106
に通じるものとし、回路105にはフォワードクラッチ
F/Cに向かう油圧に対してのみ絞り効果を発揮するワ
ンウェイオリフィス107を設け、回路106はマニュ
アル弁36のボート36Dに接続する。
3−2タイミング弁48はばね48aにより図中左半部
位置に弾支されたスプール48bを具え、このスプール
位置てボート48c及びオリフィス48f付のボート4
8a間を連通し、室48e内の圧力が高く、スプール4
8bが図中右半部位置になる時ポート48c、 48a
間を遮断するものとする。
4−2リレー弁50はばね50aにより図中左半部位置
に弾支されたスプール50bを具え、このスプール位置
でボート50cをオリフィス付ドレンポート50dに通
じ、室50e内に圧力が供給されてスプール50[1が
図中右半部位置になる時ポート5Qcをボー) 50f
に通ずるものとする。
4−2シークエンス弁52はばね52aにより図中右半
部位置に弾支されるスプール52bを具え、このスプー
ル位置でボート52cをオリフィス付ドレンボート52
dに通じ、室52e内の圧力が高くてスプール52bが
図中左手部位置になる時ポート52cをボート52fに
通ずるものとする。
■レンジ減圧弁54はばね54aで図中右半部位置に向
は付勢されたスプール54bを具え、このスプール位置
で相互に連通するボート54c、 54dを設けると共
に、スプール54bが図示左半部位置に上昇してボート
54dを閉じ終える時ポート54cに通じ始めるドレン
ボート54eを設ける。ばね54aから遠いスプール5
4bの端面が臨む室54fをオリフィス108を介して
ボート54cに接続する。かくて■レンジ減圧弁54は
常態で図中右半部状態となり、ここでボート54dに圧
力が供給されるとボート54cより圧力が出力される。
この出力圧はオリフィス108を経てスプール54bの
図中下端面に作用し、出力圧が高まるにつれスプール5
4bを図中上昇さ仕る。スプー・ル54bが図中左半部
位置以上上昇する時、ボート54cはドレンポート54
eに通じて、ボート54cからの出力圧を低下させる。
この出力圧低下によりスプール54bが図中左半部位置
以上下降すると、ボート54cはボート54dに通じ、
ボート54cからの出力圧を上昇させる。かかる作用の
繰返しによりボート54cからの出力圧はばね54aの
ばね力で決まる一定値に減圧される。
シャトル弁56ばばね56aにより図中左半部位置に弾
支されたスプール56bを具え、このスプールは室56
gへの圧力供給がある時この位置に保持されるが、室5
6gへの圧力供給がない間はボート56cからの圧力に
よる図中上向きの力が成る値以上の時図中右半部位置に
ストロークされる。図中左半部位置でボート56dを第
3シフトソレノイド60からの回路109に通じさせる
と共に、ボート56eをトレンポート56fに通じ、図
中右半部位置でボート56dをパイロット圧回路79に
、ボート56eを回路109に通じるものとする。
第3シフトソレノイド60はコイル60a及びプランジ
ャ60b、スプリング60dで構成し、オリフィス11
0を介してパイロット圧回路79に接続した回路109
を、コイル60aのON(通電)時ドレンボート60c
から遮断して、回路109内の制御圧を元圧であるパイ
ロット圧と同じ値になるものとする。なお、第3ンフト
ソレノイド6GのON、OFFは図示せざるコンピュー
タにより決定される。
オーバーランクラッチコンピュータ弁58ばばね58a
により図中左半部位置に弾支されたスプール513bを
具え、このスプールは室58cへの圧力供給時図中右半
部位置に切換わるものとする。又スブール58bは図中
左半部位置でポート58dをドレンポート58eに、又
ポート58fをポート58gに夫々通じ、図中右半部位
置でポート58dをポート58hに、又ポート58rを
ドレンボート58eに通じるものとする。
オーバーランクラッチ減圧弁62ばばね62aにより図
中左半部位置に弾支されたスプール62bを具え、この
スプールには更にポート62cからの圧力かある時これ
により図中下向きの力を付加してスプール62bをこの
位置に保持する。ポート62cからの圧力流入がない間
、ポート62dに圧力が供給されると、この圧力はポー
ト62eからの出力圧を高める。この出力圧は室62f
にフィードバックされ、ばね62aのばね力に対応した
値になるところでスプール62′Dを図中右半部位置に
してポート62d、[i2e間を断ち、オーバーランク
ラッチ減圧弁62はポート62eからの出力圧をばね6
2aのばね力で決まる一定値に減圧するものとする。
2速サーボアプライ圧アキユムレータ64は段付ピスト
ン64aをばね64bにより図中左半部位置に弾支して
構成し、段付ピストン64aの両端間に画成された室6
4cを大気開放とし、段付ピストンの小径端面及び大径
端面を夫々密閉室64d、 64eに臨ませる。
3速サーボレリーズ圧アキユムレータ66は段付ピスト
ン66aをばね66bにより図中左半部位置に弾支して
構成し、段付ピストンの両端間に画成された室66cを
前記のライン圧回路78に接続し、段付ピストンの小径
端面及び大径端面を夫々密閉室66d。
66eに臨ませる。
4速サーボアプライ圧アプライ圧68は段付ピストン6
8aをばね68bにより図中左半部位置に弾支して構成
し、段付ピストンの両端間に密閉室68cを画成すると
共に、役付ピストンの小径端面及び大径端面を夫々密閉
室68d、 68eに臨ませる。
アキュムレータコントロール弁70はばね70aにより
図中左半部位置に弾支されたスプール7Qbを具え、ば
ね70aから遠いスプール70bの端面が臨む室70c
に回路81の制御圧を導く。スプール70bは図中左半
部位置で出力ポードア0dをドレンボート70eに通じ
、室70cへの制御圧が高くなってスプール70bが図
中右半部位置以上に上昇する時ボート70dをライン圧
回路78に切換接続するものとする。そして、出力ポー
ドア0dを回路ttiによりアキュムレータ164d、
 68cに接続すると共にばね70aを収納した室10
fにも接続する。
かくてアキュムレータコントロール弁70は後退選択時
以外室70cへの制御圧によりスプール70bを図中右
半部位置以上に上昇される。これにより回路78からの
ライン圧が回路111に出力され、この回路111内の
圧力が上記制御圧に対応した値になるところで、スプー
ル70111は図中右半部位置に弾支される。これがた
め回路111の圧力は制御圧に対応した値に調圧される
が、制御圧が前記の如く後退選択時以外エンジン負荷(
エンジン出力トルク)の増大に応じて高くなるため、回
路111からアキュムレータ64.68の室64d、 
68cにアキュムレータ背圧として供給される圧力もエ
ンジン出力トルクの増大に応じ高くなる。なお、後退選
択時は制御圧が0のため、回路litへは圧力が出力さ
れない。
次に油圧回路網を補足説明するに、マニュアル弁36の
ポート3BDから延在する回路106は途中を第1シフ
ト弁38のポート38g及び第2シフト弁40のポート
40gに接続すると共に、回路106より分岐した回路
112を経てシャトル弁56のポート56c及びオーバ
ーランクラッチコントロール弁58のポート58gにも
接続する。第1シフト弁38のポート38fは回路11
3により4−2リレー弁50のポート50fに接続する
と共に、ワンウェイオリフィス114を介してアキュム
レータ室64e及び2速サーボアプライ室2S/Aに接
続し、ポート5[は回路115によりシャトル弁32の
室32cにも接続する。更に第1シフト弁38のポート
38hは回路116により4−2リレー弁50の室50
e及びオーバーランクラッチコントロール弁58のポー
ト58hに接続し、4−2リレー弁50のポート50c
は回路117により第2シフト弁40のポート40kに
接続する。第1シフト弁38のポート38に、 38C
を第2シフト弁40のポート40fと共に回路118に
よりハイクラツヂH/Cに接続し、その途中に一対の相
互に逆向き配置としたワンウェイオリフィスll’l、
 12Qを挿入する。これらオリフィスとハイクラッチ
H/Cとの間において回路118より分岐した回路12
1はワンウェイオリフィス122を介して3速サーボレ
リーズ室3S/R及びアキュムレータ室66eに接続し
、ワンウェイオリフィス122をバイパスする回路12
3中にボート48c、 48dを接続して3−2タイミ
ング弁48をこの回路123中に挿入する。ワンウェイ
オリフィス122及び3速サ一ボレリーズ室3S/R間
において回路121より分岐する回路124を4−2シ
ークエンス弁52の室52eに接続し、4−2シークエ
ンス弁52のボート52c、 52fを夫々第1シフト
弁38のボート38i及び第2シフト弁40のボート4
0hに接続する。
第1シフト弁38のボート38jを回路125により第
2ソフト弁40のボート40dに接続し、ボート38d
Q回路126によりシャトルボール127の一方の入口
ボートに接続する。シャトルボール127の他方の入口
ポートは回路128により一方で前記の回路77と共に
マニュアル弁36のボート36Rに接続し、他方でワン
ウェイオリフィス129を介してリバースクラッチR/
C及びアキュムレータ室68dに接続し、シャトルボー
ル127の出口ボートは回路130によりローリバース
ブレーキLR/Bに接続する。第2シフト弁40のボー
ト40jは回路131によりIレンジ減圧弁54のボー
ト54c及び室54fに接続し、■レンジ減圧弁54の
ボート54dを回路132によりマニュアル弁36のボ
ート38fに接続する。
シャトル弁56のボート56eは回路133により3−
2タイミング弁48の室48eに接続し、ボート56d
は回路134によりオーバーランクラッチコントロール
弁58の室58cに接続する。オーバーランクラッチコ
ントロール弁58のボート58dは回路135によりア
キュムレータ室66dに接続すると共に、ワンウェイオ
リフィス136を介してアキュムレータ室611te及
び4速サーボアプライ室4S/Aに接続する。そしてオ
ーバーランクラッチコントロール弁58のボート51B
は回路137によりオーバーランクラッチ減圧弁62の
ボート62dに接続し、該減圧弁62のボート62eを
回路138によりオーバーランクラッチOR/Cに接続
し、回路137.138間にチェックバルブ139を設
ける。オーバーランクラッチ減圧弁62のボート62c
は回路140によりマニュアル弁36のボート361及
びシャトル弁56の室56gに接続する。
上記油圧回路の前進走行レンジにおける作用を次に説明
する。
プレッシャレギュレータ弁20.プレッシャモディファ
イア弁22及びデユーティソレノイド24は前記した作
用により後退選択時以外オイルポンプO/Pからのオイ
ルをエンジン出力トルクに比例して高くなるライン圧に
調圧し、後退選択時オイルポンプ(1/Pからのオイル
を一定値にし、これを回路78に出力している。このラ
イン圧はパイロット弁26゜マニュアル弁36.アキュ
ムレータコントロール弁70、及びアキュムレータ66
に達し、アキュムレータ66を図中右半部状態にしてい
る。アキュムレータコントロール弁70は後退選択時以
外前記作用により回路ttiを経てエンジン出力トルク
に比例したアキュムレータ背圧をアキュムレータ64.
68の室64d、 68cに供給し、これらアキュムレ
ータを夫々図中右半部状態にしている。なお、後退選択
時アキュムレータコントロール弁70は前記の如くアキ
ュムレータ背圧をOとし、アキュムレータ64゜68を
図中左半部状態にしている。又、パイロット弁26は前
記作用により常時一定のパイロット圧を回路79に出力
する。
P、Nレンジ 運転者が走行を希望せずマニュアル弁36をP又はNレ
ンジにしている場合、マニュアル弁ボート36D、 3
61.36I及び36Hの全てが前記第2表の通りドレ
ンボートとなり、これらボートからライン圧が出力され
ることはないので、これらボートからのライン圧を元圧
として作動されるフォワードクラッチF/C,ハイクラ
ッチH/C、バンドブレーキB/B 、リバースクラッ
チR/C,ローリバースブレーキLR/B及びオーバー
ランクラッチOR/Cは全て非作動に保たれ、第2図の
動力伝達列を動力伝達不能な中立状態にしておくことが
できる。
Dレンジ 前進走行を希望してマニュアル弁36をDレンジにした
状態では、以下の如くに自動変速が行なわれる。
(第1速) 即ち、マニュアル弁36はDレンジにおいて前記第2表
の如くボート36Dに回路78からのライン圧を出力す
る。ボート36Dからのライン圧はDレンジ圧として回
路106により第1シフト弁38のボート38g、第2
シフト弁40のボート40g、及びフォワードクラッチ
コントロール弁46に供給されると共に、回路112に
よりシャトル弁56のボート56c及びオーバーランク
ラッチコントロール弁58のボート58gに供給される
一方、Dレンジにした停車状態では、コンピュータが第
1シフトソレノイド42及び第2シフトソレノイド44
を共にONL、、第1シフト弁38及び第2シフト弁4
0は共に図中右半部状態にある。このためハイクラッチ
H/Cは回路118よりボート40fを経てドレンボー
ト4Qeに通じて非作動となる。又2速サーボアプライ
室2S/Aが回路113よりボート38f、 38に、
回路118.ボート40fを経てドレンボー) 40e
に通じ、3速サーボレリーズ室3S/Rが回路)21.
118.ボート40fを経てドレンボート40eに通じ
、4速サーボアプライ室4S/Aが以下の如く同じドレ
ンボート40eに通じるため、バンドブレーキB/Bも
非作動となる。即ち、一定エンジン出力トルク以上の間
は、これに比例して高いボート56cからのDレンジ圧
(ライン圧)がシャトル弁56を図中右半部状態にして
回路134からオーバーランクラッチコントロール弁5
8に回路79のパイロット圧を供給し、この弁を図中右
半部状態にする。又、エンジン出力トルクが一定以下で
シャトル弁56が図中左半部状態の間も後述のエンジン
ブレーキ要求操作がなければ、この時回路109から回
路】34を経てオーバーランクラッチコントロール弁5
8に向かう制御圧をコンピュータが第3シフトソレノイ
ド60のONにより上記パイロット圧と同じ値にし、オ
ーバーランクラッチコントロール弁58を図中右半部状
態にする。よってこの時、4速サーボアプライ圧4S/
Aが回路135.ボート58d、 58h、回路116
゜ボー)38h、 38Q、回路118.ボート40f
を経て上記の通りドレンボート40eに通じることとな
る。
更に、リバースクラッチR/Cは回路128を経てボー
ト36Rよりドレンされ、非作動状態であり、ローリバ
ースブレーキLR/Bも以下の如くにドレンされて非作
動状態である。即ち、ローリバースブレーキLR/Bへ
の回路130に係わるシャトルボール127に通じた一
方の入口回路128が上述の如くドレンされ、他方の回
路126も、これにボート38d、 38j。
回路125.ボート40d、 40f、回路131を経
て通じたIレンジ減圧弁54がマニュアル弁ボート36
Iからの圧力供給を受けていないため図中右半部状態で
あってボート36Iよりドレンされているため、ローリ
バースブレーキLR/Bは上述の通り非作動状態である
。次にオーバーランクラッチOR/Cは、オーバーラン
クラッチコントロール弁58が前記の如く図中右半部状
態であるため、回路138よりチェックバルブ139.
ボート58fを経てドレンボート58eに通じ、非作動
状態である。
そして、前記の如く2速サーボアプライ室2S/Aに向
かう回路113内に圧力がないため、この回路に回路1
15を経て室32cを接続されたシャトル弁32は図中
下半部状態である。従ってこのシャトル弁32は回路9
5より室30dに回路79からのパイロット圧を供給し
、ロックアツプコントロール弁30を図中右半部状態に
保ってトルクコンバータ3をコンバータ状態にする。シ
ャトル弁32は更に回路96上り室46aに回路97か
らの制御圧を供給し、この制御圧をソレノイド34のデ
ユーティ制御により適当な値にすることでフォワードク
ラッチコントロール弁46を以下の如く制御することが
できる。
即ち、Dレンジと錐も発進操作(車速Oのもとブレーキ
を釈放してアクセルペダルを踏込む操作)を行なわない
状態では、ソレノイド34のデユーティ比を100%に
して室46aへの制御圧をOとする。
これによりフォワードクラッチコントロール弁46は図
中右半部状態となり、前記の如く回路IQ6にDレンジ
圧が出力されていても、これがフォワードクラッチF/
Cに至らず、これを非作動に保つ。
そして、ハイクラッチH/C、バンドブレーキB/B 
リバースクラッチR/C、ローリバースブレーキLR/
B。
オーバーランクラッチOR/Cも前記の通り非作動であ
ることにより、自動変速機はDレンジでも発進操作を行
なわなければ動力伝達不能な中立状態を保つこととなり
、クリープ現象やNレンジからDレンジへの切換時にお
けるセレクトショック(N−Dセレクトショック)を防
止することができる。
運転者が発進操作を行なうと、コンピュータはソレノイ
ド34のデユーティ比を漸減し、最終的に0%とする。
これにより室46aへの制御圧は漸増し、最終的に元圧
である回路79のパイロット圧と同じ値になる。この間
フォワードクラッチコントロール弁46は図中右半部状
態から図中左半部状態へと徐々に切換わり、回路105
からフォワードクラッチP/Cに向かう圧力を漸増し、
最終的に回路106からのDレンジ圧(ライン圧)と同
じ値となる。
従って、フォワードクラッチF/Cは徐々に作動され、
前記第1表の如くフォワードワンウェイクラッチPO/
C及びローワンウェイクラッチLO/Cの作動と相俟っ
て自動変速機は第1速選択状態となり、車両を発進させ
ることができる。なおこの発進時、フォワードクラッチ
F/Cの作動油圧を上述の如く徐々に上昇させるため、
又ワンウェイオリフィス107による絞り効果と相俟っ
て、フォワードクラッチF/Cの作動は所定の速度で進
行し、発進ショックを防止することができる。
(第2速) その後車速か上昇する等して第2速を選択すべき運転状
態になると、コンピュータは前記第3表の如く第1シフ
トソレノイド42をOFFに切換えて、第1シフト弁3
8を図中左半部状態に切換える。
これにより第1シフト弁38は回路126をドレンボー
ト38eに通じさせて引続きドレンし、回路116をボ
ート38h、 38i及び4−2シークエンス弁52(
この弁は今3速サーボレリーズ室3S/Hに圧力が供給
されないから図中右半部状態)のボート52cを経てド
レンポート52dに通じさせることにより引続きドレン
する。しかし、第1シフト弁38は回路113を回路1
06に通じ、回路113を経て第2速サーボアプライ室
23/AにもDレンジ圧を供給するようになり、バンド
ブレーキB/Bを作動させ、フォワードクラッチF/C
の作動保持及びフォワードワンウェイクラッチFO/C
の作動と相俟って自動変速機は前記第1表から明らかな
ように第2速選択状態となる。
この第1速から第2速へのアップシフト変速時、2速サ
ーボアプライ室2S/Aへの油圧はワンウェイオリフィ
ス114により絞られ、前記の如く図中右半部位置にあ
るアキュムレータピストン64aを押動しつつ徐々に上
昇するため、バンドブレーキB/Bの作動がゆるやかに
進行し、当該変速時のショックを緩和することができる
。そして、アキュムレータピストン64aにかかる室6
4d内の背圧が前記の通りエンジン出力トルクに比例し
たものであることによって、上記の変速シ、ヨツク軽減
効果を確実に達成することができる。
なお、当該第2速だけでなく第3速、第4速選択時も前
記第1表から明らかなように2速サーボアプライ室23
/AにはDレンジ圧が供給されるため、この圧力を回路
115により室32cに供給されるシャトル弁32は第
2速乃至第4速選択中図中上半部状態を保持する。これ
によりフォワードクラッチコントロール弁46は室46
aに回路79からのパイロット圧を供給されて図中左半
部状態を保ち、前記調圧作用を行なわずにフォワードク
ラッチF/Cを完全作動状態に保つことで、第2速乃至
第4速か選択されるのを妨げない。他方、ロックアツプ
コントロール弁30の室30dには回路97の制御圧が
供給され、この制御圧をコンピュータによりデユーティ
ソレノイド34を介し前記の如く決定することで、ロッ
クアツプコントロール弁30は前記作用によりトルクコ
ンバータ3を運転条件にマツチするようコンバータ状態
、スリップ制御状態又はロックアツプ状態にすることが
できる。
(第3速) その後第3速を選択すべき運転状態になると、コンピュ
ータは前記第3表の如く第2シフトソレノイド44をも
OFFして第2シフト弁40を図中左半部状態にする。
これにより、ポート40gに達していたDレンジ圧がポ
ート40f、回路118を経てワンウェイオリフィス1
20を素通りし、その後ワンウェイオリフィス119に
より絞られてハイクラッチl(/Cに供給され、これを
作動させる。他方、この圧力は回路118より分岐した
回路121を経てワンウェイオリフィス122を素通り
し、3速サーボレリーズ室3S/Rにも達し、バンドブ
レーキB/Bを非作動にする。3速サーボレリーズ室3
S/Rへの圧力は4−2シークエンス弁52の室52e
に対し、この弁を図中左半部状態にしてボート52cを
ボート52fに通じさせるも、第2シフト弁40がこの
ボート52fをドレンボート4Qiに通じるため、回路
l[6は引続きドレンされる。従って、ハイクラッチ!
(/Cの作動。
バンドブレーキB/Bが非作動に切換わることとなり、
自動変速機は前記第1表から明らかな通りフォワードワ
ンウェイクラッチFO/Cの作動と相俟って第3速を選
択することができる。
なお、この第2速から第3速へのアップシフト変速に当
り、ハイクラッチ11/C及び3速サーボレリーズ室3
S/Rへの圧力がワンウェイオリフィス119により絞
られ、前記の如く図中右半部状態のアキュムレータピス
トン66aを、室66c内のライン圧に抗して押しのけ
つつ上昇するため、当該変速時のショックを防止するこ
とができる。
(第4速) その後第4速を選択すべき運転状態になると、コンピュ
ータは前記第3表の如く第1シフトソレノイド42をO
Nに切換えて第1シフト弁38を図中右半部状態に切換
える。これにより第1シフト弁38は2速サーボアプラ
イ室23/Aへの回路113をDレンジ圧回路106か
ら遮断するも、ボート38kにおいて回路118に通じ
、2速サーボアプライ室2S/Aへ引続きDレンジ圧を
供給すると共に、回路126をドレンボート38eから
遮断するも、ボート38jにおいて回路125に通じ、
これを経てドレンボート40eに通ずることで、回路1
26を引続きドレンする。
第1シフト弁38は更にボート38h、 38Qを介し
回路116を回路118に通じ、回路118.116.
ボート58h。
58d1回路135.ワンウェイオリフィス136を経
てDレンジ圧を4速サーボアプライ室43/Aに供給す
ることで、バンドブレーキB/Bを作動状態に切換え、
フォワードクラッチF/C,ハイクラッチH/Cの作動
保持と相俟って前記第1表の如く自動変速機を第4速選
択状態にすることができる。
なお、この第3速から第4速へのアップシフト変速に当
り、4速サーボアプライ室4S/Aへの4速選択圧(最
高速段選択圧)はワンウェイオリフィス136により絞
られ、前記の如く図中右半部状態のアキュムレータピス
トン68aを室68c内の背圧に抗して押しのけつつ徐
々に上昇するため、当該変速時のショックを防止するこ
とができる。そしてアキュムレータピストン68aにか
かる室68c内の背圧が前記の通りエンジン出力トルク
に比例したものであることによって、上記の変速ショッ
ク軽減効果を確実に達成することができる。
又、4速サーボアプライ室4S/Aに供給される圧力(
4速選択圧)はアキュムレータ66の室66dに達する
。かくて、第2速から第4速へのアップシフト飛越変速
時におけるアキュムレータ66の容量を要求に合うよう
、前記第2速から第3速へのアップシフト変速時におけ
るアキュムレータ66の容量と異ならせることができ、
これにより当該飛越変速でも変速ショック軽減作用が適
切に行なわれるようにすることができる。
r4→qシ〆ピブ・ノSノーykt15:ホ)第4速選
択中第3速を選択すべき運転状態になると、コンピュー
タは前記第3表から明らかなように第1シフトソレノイ
ド42をOFFして第1シフト弁38を図中左半部状態
に切換える。これにより、前記第3速選択時と同じ状態
となり、4速サーボアプライ室4S/Aの圧力がワンウ
ェイオリフィス136を素通りして速やかにドレンボー
ト40iより排除され、第3速へのダウンシフト変速を
行なうことができる。
(4→2ダウンシフト変速) 第4速選択中第2速を選択すべき運転状態になると、コ
ンピュータは前記第3表から明らかなように第1シフト
ソレノイド42をOFFして第1シフト弁38を図中左
半部状態に切換えると共に、第2シフトソレノイド44
をONして第2シフト弁40を図中右半部状態に切換え
る。第1シフト弁38の切換えにより2速サーボアプラ
イ室23/Aへの回路113は回路118から回路10
Bへの接続を変更されて引続き2速サーボアプライ室2
S/Aへ圧力を供給する。又第2シフト弁40の切換え
により回路118はDレンジ圧回路106から遮断され
、ドレンボート40eに通ずる。これがため、ハイクラ
ッチH/Cの作動圧はワンウェイオリフィス119を素
通りし、ワンウェイオリフィス120により絞られなが
ら回路118よりドレンボート40eより排除され、3
速サーボレリーズ室3S/R内の圧力もワンウェイオリ
フィス122により絞られた後同様の経路で排除される
ところで3速サーボレリーズ室3S/Rの圧力を回路1
24により導びかれてこれに応動する4−2シークエン
ス弁52は当該圧力が抜ける迄は図中左半部状態を保ち
、ボート38i、 38hを経て回路116に通じたボ
ート52cをドレンボート52dがら遮断してボート5
2fに通じ続ける。これがため、回路116に通じた4
速サーボアプライ室4Sハ内の圧力は排除されず、3速
サーボレリーズ室38/Rの圧力が抜は終る迄保持され
る。この間4速サーボアプライ室4S/A内の圧力は回
路116を経て4−2リレー弁5oに供給され、この弁
を図中右半部状態に保持する。従って、2速サーボアプ
ライ室2S/Aへの回路tta内の圧力はポー) 50
f、 50c、回路117.ポー)40に、 4Qh、
 52f。
52c、 38i、 38h及び回路116.ボート5
8h、 58d、回路135を経て4速サーボアプライ
室4Sハ内を保圧する。
3速サーボレリーズ室3S/R内の圧力が抜けると、4
−2シークエンス弁52が図中右半部状態になってボー
ト52cをドレンボート52dに通じ、回路116に通
じた4速サーボアプライ室4S/A内の圧力をドレンボ
ート52dより排除する。この排除により4−2リレー
弁50は図中左半部状態となって、回路117の圧力を
ドレンボート50dより排除する。かくて当該変速に当
り、4速サーボアプライ室4sハ内の圧力は、3速サー
ボレリーズ室3S/R及びハイクラッチH/C内の圧力
が抜けた後に排除されることとなり、前者の圧力が後者
の圧力より先に抜けて4→3→2と変速されるのを防止
し、確実に4→2変速することができる。
(3→2ダウンシフト変速) 前記第3速選択状態において第2速を選択すべき運転状
態になると、コンピュータは前記第3表から明らかなよ
うに第2シフトソレノイド44を(INして第2シフト
弁40を図中右半部状態に切換える。
この切換えによりボート40hがドレンボート401か
らポー) 40にへと接続されても、第3速で回路11
6(4速サーボアプライ室4S/A)が無圧状態で4−
2リレー弁50を図中左半部状態となし、回路117を
ドレンボート5Qdに通じているため、ボート52fが
ドレンボートとなり、4−2シークエンス弁52は状態
の如何にかかわらず4速サーボアプライ室4S/Aを無
圧状態に保つ。
一方、第2シフト弁40の上記切換えは回路118をし
てドレンボート40eに通じさせ、ハイクラッチH/C
及び3速サーボレリ、−ズ室3S/R内の圧力を4−2
変速時につき前述した経路を経て排除する。
従って、第3速から第2速へのダウンシフト変速が得ら
れるが、この際3速サーボレリーズ室3S/Hの圧力が
以下の如くエンジンの運転状態に対し所定のタイミング
で排除されるため、スムーズな変速が可能となる。
即ち、エンジン出力トルクが一定以下の場合、イン圧)
がシャトル弁56を図中左半部状態にし、3−2タイミ
ング弁48の室48eが回路133およびボート56e
を経てドレンボート56Fに通ずるため、3−2タイミ
ング弁48は図中左半部状態となる。従ってこの低エン
ジン出力トルクのもとでは、3速サーボレリーズ室3S
/Hの圧力がワンウェイオリフィス122の他に、オリ
フィス48fをへても抜かれて、その抜は速度が速い。
エンジン出力トルクが一定以上の場合、これに応じた高
いボート56cからのDレンジ圧(ライン圧)がシャト
ル弁56を図中右半部状態にし、3−2タイミング弁4
8は回路109からの制御圧により状態変化される。コ
ンピュータは第3シフトソレノイド60をこのエンジン
出力トルクおよび所定車速以上のもとてONにし、制御
圧を元圧であるパイロット圧と同じ値にする。従って3
−2タイミング弁48は図中右半部状態となり、3速サ
ー。
ボレリーズ室38/Hの圧力の抜は速度をワンウェイオ
リフィス122のみによる低速とする。
(2−1ダウンシフト変速) 笛94准坤什能l−松hf館1:自九1カ十ペシ1転状
態になると、コンピュータは前記第3表から明らかな如
く第1シフトソレノイド42をONして第1シフト弁3
8を図中右半部状態に切換える。これにより2速サーボ
アプライ室2S/Aへの回路113はDレンジ圧回路1
06から遮断され、ボート38f。
38kを経て回路118に通じる。ところで回路118
が第2シフト弁40によりドレンポート40eに接続さ
れているため、2速サーボアプライ室2S/Aの圧力は
ワンウェイオリフィス114を素通りし、速やかに排除
され第2速から第1速へのダウンシフト変速を得ること
ができる。
■レンジ 運転者が第2速でのエンジンブレーキ走行を希望する等
して、マニュアル弁36をマニュアルレンジである■レ
ンジにすると、このマニュアル弁は前記第2表の通りボ
ート36Dだけでなくボート3611からも回路78の
ライン圧を出力する。ボート36Dからは前記したDレ
ンジの場合と同様の経路をたどって圧力供給がなされ、
コンピュータが第1゜第2シフトソレノイド42.44
を前記第3表に沿つて第1速又は第2速か得られるよう
ON、OFFすることにより、自動変速機を第1速及び
第2速間で変速させることができる。
マニュアル弁ボート361からの圧力(■レンジ圧)は
、回路140を経てオーバーランクラッチ減圧弁62の
ボート62cに達し、この弁を図中左半部状態にする。
回路140からの■レンジ圧は更にシャトル弁56の室
56gに達し、この弁を図中左半部状態にロックする。
シャトル弁56のかかる状態においては、オーバーラン
クラッチコントロール弁58の室58cに回路110の
制御圧が供給され、この制御圧をコンピュータは第2速
選択中第3シフトソレノイド60のOFF’を介して0
となし、オーバーランクラッチコントロール弁58を図
中左半部状態にしている。かくて、回路112からのD
レンジ圧が回路137.オーバーランクラッチ減圧弁6
2及び回路138を経て摩擦要素としてのオーバーラン
クラッチOR/Cに供給され、これを作動することにな
り、第2速でのエンジンブレーキ走行が可能となる。
たとえば、このエンジンブレーキは、Dレンジ4速から
■レンジにセレクトした場合とか、Dレンジ3速から■
レンジにセレクトした場合に作用する。
なお、この時オーバーランクラッチ減圧弁62は上記の
通りロック状態のため減圧作用を行なわず、前記Dレン
ジ圧つまりライン圧がオーバーランクラッチOR/Cに
供給され、該ライン圧がバックアップ圧として用いられ
るようになっている。
■レンジ 運転者が第1速でのエンジンブレーキ走行を希望して、
マニュアル弁36をIレンジにすると、このマニュアル
弁は前記第2表の通りボート36D。
36II、36Iに回路78のライン圧を出力する。ボ
ート36Dからは前記したDレンジの場合と同様の経路
をたどって圧力供給がなされ、コンピュータが第1.第
2シフトソレノイド42゜44を前記第3表に沿って第
1速又は第2速か得られるようON。
OFFすることにより自動変速機を第1−速及び第2速
間で変速させることができる。ここで、■レンジにもか
かわらず第2速を選択することがあるのは、走行中■レ
ンジにしてエンジンが車輪から逆駆動された時、高車速
域でエンジンの過回転を生ずることがあり、これを防止
するためで、かかる状態のもとでは一旦第2速にし、そ
の後エンジンの過回転を生じないようになった車速で第
1速となすようにする。
マニュアル弁ボート36I[からの圧力は前記した■レ
ンジの場合と同じくシャトル弁56及びオーバーランク
ラッチ減圧弁62を夫々図中左半部状態に保持し、オー
バーランクラッチコントロール弁58を回路109から
の制御圧により状態変化させる。
ところでこの制御圧をコンピュータは当該Iレンジで第
3シフトソレノイド60のOFFを介して0とし、オー
バーランクラッチコントロール弁58を図中左半部状態
に保持してオーバーランクラッチOR/Cを作動し続け
る。
マニュアル弁ボート36Iからの圧力は回路132を経
てIレンジ減圧弁54に達し、この弁は前記作用により
回路132からの圧力を一定値に減圧して回路131に
出力する。ところで第2シフト弁40は第1速か第2速
かにかかわらず前記第3表の如く図中右半部状態にされ
ており、回路131の圧力を回路125に出力する。他
方、第1シフト弁38は第2速時前記第3表の通り図中
左半部状態であり、回路125の圧力をカットすると共
に回路126をドレンポート38eに通じる。かくてロ
ーリバースブレーキLR/Bへの回路130はシャトル
ボール125及び回路125を経てドレンポート38e
に通じ、ローリバースブレーキLR/Bが非作動である
。従って、オーバーランクラッチOR/Cの作動により
第2速でのエンジンブレーキ走行を可能にする。
第1速でもエンジンの過回転を生じない車速になったと
ころで前記の通り第1速となるが、この第1速では第1
シフト弁38が図中右半部状態であり、回路125を回
路126に通じ、回路125に達してした圧力を回路1
26.シャトルボール1271回路130を経てローリ
バースブレーキLR/Hに供給してこれを作動させる。
かくて、前記の通りオーバーランクラッチOR/Cが作
動されていることとも相俟って第1速でのエンジンブレ
ーキ走行を可能にする。
なお、第!速、第2速でのエンジンブレーキ走行中、オ
ーバーランクラッチ減圧弁62は前記の通り図中左半部
状態にロックされているため、減圧作用を行なわず、オ
ーバーランクラッチOR/Cの作動圧(バックアップ圧
)をライン圧としである。又第1速でのエンジンブレー
キ走行中、ローリバースブレーキLR/Bに向かう圧力
がIレンジ減圧弁54の減圧作用により所定値に減圧さ
れるため、該ローリバースブレーキの容量を要求に見合
うようなものとなしてエンジンブレーキショックが生ず
るのを防止できる。
第4図は本発明のバックアップ圧制御装置200を示し
、該バックアップ圧制御装置200は、スロットル開度
検出手段201と、車速検出手段202と、図外のイン
ヒビタースイッチ等を用いたレンジ位置検出手段203
と、アイドルスイッチとか負圧スイッチを用いたドライ
ブトルク検出手段204と、■レンジ又は■レンジにセ
レクトする直前におけるDレンジでのギヤポジション検
出手段205とが設けられ、これら各検出手段201.
202.203.204゜205からの検出信号がマイ
クロコンピュータ208に入力されるようになっている
。該マイクロコンピュータ206内には、前記レンジ位
置検出手段203からの信号により現在の走行レンジを
判断する手段207と、前記ドライブトルク検出手段2
04からの信号によりアクセルONかOFFか、つまり
現在がコーステイング状態かどうかを判断する手段20
8と、前記液圧制御装置にバックアップ圧が発生してい
るかどうか、つまりオーバーランクラッチOR/C又は
ロー、リバースブレーキLR/Bの締結圧が発生してい
るかどうかを判断する手段209と、変速状態に応じて
バックアップ圧を演算する手段210と、前記デユーテ
ィソレノイド24をデユーティ制御する駆動手段211
とを備えている。
第5図は前記マイクロコンピュータ206で処理される
プログラムを実行するためのフローチャートを示し、こ
のフローチャートには第6図(A)。
(B)、(C)、(D)に示すサブルーチンが設けられ
ている。ここで、前記第5図のフローチャートを説明す
る前に、まず前記第6図のザブルーチンを説明する。尚
、ここでは仮に、同図(A)を第1サブルーチン、同図
(B)を第2サブルーチン、同図(C)を第3サブルー
チン、同図(D)を第4サブルーチンと称する。第1サ
ブルーチンでは、ステップ1100でスロットル値を読
み込み、このスロットル値に基すいてステップ1101
でライン正値を計算し、次にステップ1102でデユー
ティソレノイド24を制御するためのデユーティデータ
をセットする。
第2サブルーチンでは、ステップ1200で車速Vsp
を読み込み、この車速Vspと第7図のバックアップデ
ータとよりステップ12o1でライン圧を算出し、ステ
ップ1202でデユーティで一夕をセットする。
尚、前記第7図のバックアップデータはマニュアルレン
ジへの変速直前のギヤポジションに応じて2通りの特性
(D、セレクトバックアップデータ(イ)とD3セレク
トバックアップデータ(ロ))を有し、前記第2サブル
ーチンでは比較的高いライン正値を示すD4セレクトバ
ックアップデータ(イ)に基ずいてライン正値が決定さ
れる。次に、第3サブルーチンでは、ステップ1300
で車速Vspを読み込み、前記第7図の比較的低いライ
ン正値を示すD3セレクトバックアップデータ(ロ)に
基ずいてステップ1301でライン圧を算出し、ステッ
プ13G2でデユーティデータをセットする。第4サブ
ルーチンでは、ステップ1400で単にデユーティデー
タをOセット、つまりデユーティソレノイド24による
制御圧が零となるようなデユーティ比(100%)をセ
ットする。
次に、前記第5図に示したメインルーチンを説明する。
まず、ステップ1000で走行レンジ(D、n。
■レンジ)かどうかを判断し、YESの場合はステップ
1001に進み、Dレンジかどうかを判断する。
そして、該ステップ1001がNoの場合、つまり■レ
ンジ又はIレンジの場合は、ステップ1002でコース
テイング状態かどうかを判断する。そして、コーステイ
ング状態(YES)の場合はステップ1003でバック
アップ圧が出力されているかどうかを判断し、該ステッ
プ1003でバックアップ圧が出力されていない(NO
)と判断した場合は、ステップ1004に進みマニュア
ルレンジへの変速前のギヤポジションD4であるかどう
かを判断し、D4でない場合(No)はステップ100
5で変速前ギヤポジションがD3であるかどうかを判断
する。そして、該ステップ1005で変速前ギヤポジシ
ョンがD3でない(NO)と判断した場合、つまり変速
前ギヤポジションがり、又はり、の場合は、ステップ1
006に進み、該ステップ1006で前記第1サブルー
チンの処理を行なってスロットル値によりデユーティデ
ータを求め、このデユーティデータに基ずいてステップ
1007でデユーティソレノイド24にデユーティ出力
する。一方、前記ステップ1001でDレンジである(
YES)と判断した場合および前記ステップ1002で
コーステイング状態でない(NO)と判断した場合はス
テップ1008に進んでバックアップフラグをクリアす
ることによりバックアップ圧を出力する必要がないこと
を確認し、前記ステップ1006に進んで同様の処理を
行なう。
次に、前記ステップ1004で変速前ギヤポジションが
D4である(Y E S )と判断した場合、つまり車
速か著しく高い場合はステップ1010に進んでD4バ
ックアップフラグをセットし、ステップ1011に進む
。このステップ1011では前記第2サブルーチンの処
理を行なって第7図のD4セレクトバックアップデータ
と車速に基ずいてデユーティデータをセットし、前記ス
テップ1007によりデユーティ出力を行なう。一方、
前記ステップ1005で変速前ギヤポジションがD3で
ある(Y E S )と判断した場合、つまり車速か前
記D4状態よりやや低い場合はステップ1020に進ん
でり、バックアップフラグをセットし、ステップ102
1に進む。このステップ1021では前記第3サブルー
チンの処理を行なって第7図のD3セレクトバックアッ
プデータと車速に基ずいてデユーティデータをセットし
、前記ステップ10o7でデユーティ出力を行なう。
一方、前記ステップ1003でバックアップ圧が出力さ
れている(Y E S ”)と判断した場合は、ステッ
プ1030に進み■レンジ、■レンジでの1速かどうか
を判断し、1速(YES)の場合、つまりローリバース
ブレーキLR/B+、: 1速時のバックアップ圧が供
給されている場合は、■レンジ減圧弁54の減圧作用に
より該l速時のバックアップ圧が制御されるので、ライ
ン圧自体の制御を必要とせず、前記ステップ1008に
進んで以下同様の処理を行なう。
また、前記ステップ1030で1速でない(NO)と判
断した場合、つまり■レンジ、■レンジの2速であると
判断した場合はステップ1031に進み、D4速からエ
ンジンブレーキを作用させた時のバックアップ圧制御を
必要とするかどうかを判断する。そして、該ステップ1
031でD4バックアップを必要(YES)とした場合
は前記ステップ1010に進み以下同様の処理を行なう
。一方、前記ステップ1031でD4バックアップでな
い(No)と判断した場合、つまりD3バックアップの
場合は前記ステップ1020に進み以下同様の処理を行
なう。
ところで、前記ステップ1000で走行レンジでない(
No)と判断した場合、っまりP、Nレンジの場合はス
テップ1040に進んで前記第4サブルーチンの処理を
行ない、ライン圧制御をスキップした状態で前記ステッ
プ1007に進んでデユーティ出力を行なう。
以上のプログラム処理を行なうことにより、本実施例の
バックアップ圧制御装置200では、Dレンジ4速(D
4)又は3速(D3)からマニュアルレンジである■レ
ンジ又はIレンジの2速シフトダウンされたときには、
デユーティソレノイド24のデユーティ比が前記第7図
のデータに沿って制御され、プレッシャレギュレータ弁
20を介してライン圧制御が行なわれる。即ち、前記マ
ニュアルレンジ2速へのシフトダウン時には、前述した
ようにオーバーランクラッチ減圧弁62を介してオー7
(−ランクラッチORパにバックアップ圧としてのライ
ン圧が供給され、エンジンブレーキが作用する。ところ
で、この2速時のバックアップ圧(ライン圧)は第8図
に示すように前記デユーティソレノイド24のデユーテ
ィ比制御により変化され、D4からのシフトダウンによ
る2速工ンジンブレーキ時は、第7図のD4セレクトバ
ックアップデータ特性(イ)に沿ってライン圧制御され
、かつ、D3からのシフトダウンによる2速工ンジンブ
レーキ時は、第7図のD3セレクトバックアップデータ
特性(ロ)に沿ってライン圧制御される。従って、同じ
2速工ンジンブレーキ作用時にあっても、変速前のギヤ
ポジションがD3の場合はD4の場合よりもライン圧つ
まりバックアップ圧が低く設定される。つまり、変速前
ギヤポジションD4の場合は、車速がそれだけ高く設定
されて慣性力が大きくなっている関係上、オーバーラン
クラッチOR/CやバンドブレーキB/Hのすべりを防
止するため高いバックアップ圧を必要とし、前記D4セ
レクトバックアップデータ特性(イ)はこの要求を満足
するように設定し、同時に不必要な高圧が供給されない
ように設定して締結ショックが発生されないようにもな
っている。一方、変速前ギヤポジションがD3の場合は
、前記D4の場合に比べて車速が低いため、Dsセレク
トバックアップデータ特性(ロ)を前記D4セレクトバ
ックアップデータ特性(イ)よりも低く設定して、オー
バーランクラッチOR/CやバンドブレーキB/Hの不
必要な締結ショックが防止されるようになっている。尚
、前記D3セレクトバックアップデータ特性(ロ)に沿
ってライン圧制御する場合にあっても、オーバーランク
ラッチOR/CやバンドブレーキB/Bのすべりは防止
されるように設定しであることはいうまでもない。
更に、本実施例にあっては前記D4+ D3セレクトバ
ックアップデータ特性(41口)は、夫々車速Vspに
応じてライン圧が高くなるように設定してあり、同じギ
ヤポジションからのエンジンブレーキ作用時にあっても
、車速か高いほどバックアップ圧を高くしてオーバーラ
ンクラッチOR/CやバンドブレーキB/Bのすべりを
防止する方向に制御し、かつ車速が低いほどバックアッ
プ圧を低くしてオーバーランクラッチOR/Cやバンド
ブレーキB/Bの締結ショックを減少する方向に制御し
である。従って、本実施例のバックアップ制御装置20
0では、マニュアルレンジ2速への変速前のギヤポジシ
ョンおよび車速に応じてバックアップ圧が制御されるた
め、マニュアルレンジ2速でのエンジンブレーキ作用時
には、オーバーランクラッチOR/Cやバンドブレーキ
B/Hのすべりを防止、つまりエンジンブレーキを確実
に効かせつつ該オーバーランクラッチOR/Cやバンド
ブレーキB/Bの締結ショック、つまりシフトダウン時
の変速ショックが著しく低減されることになる。
更に、本実施例のバックアップ圧制御装置20Gにあっ
ては、ドライブトルク検出手段204が設けられ、この
手段204からの検出信号に基ずき、第5図のフローチ
ャート中ステップ1002に示すようにコーステイング
状態であるかないかによって、バックアップを行なうか
どうかを判断する1つの基準としである。従って、アク
セルを踏込んでコーステイング解除した場合、つまりド
ライブトルクを発生させた場合には、ステップ1008
でバックアップフラグがクリアされ、通常の走行条件(
車速、スロットル開度)に沿ったライン圧制御が行なわ
れるようになっている。従って、アクセルオンしてマニ
ュアルレンジから再度Dレンジにセレクトした場合、■
レンジから■レンジにセレクトしtこ場合等のアップシ
フト時には、高いバックアップ圧を解除して正規のライ
ン圧が発生されるため、アップシフトした時に締結され
る摩擦要素は、正規のライン圧により締結ショックの発
生が防止される。
発明の詳細 な説明したように本発明の自動変速機のバックアップ圧
制御装置にあっては、ドライブトルクの発生時点でバッ
クアップ圧の発生を解除するようにしたので、アクセル
ONしてマニュアルレンジから自動変速レンジにセレク
トした場合、ドライブトルク発生で既にバックアップ圧
が解除されているため、自動変速レンジにセレクトした
時点では通常のライン圧に低下されることになる。従っ
て、自動変速レンジでは摩擦要素が滑らかに締結され、
マニュアルレンジから自動変速レンジへセレクトした時
の変速ショックを大幅に低減若しくは防止することがで
きる。更に、アクセルONしてマニュアルレンジl速か
ら2速ヘシフトアツプした時にも2速でのバックアップ
圧発生を防止できるため、このシフトアップ時の変速シ
ョックをも大幅に低減若しくは防止することができると
いう優れた効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明のバックアップ圧制御装置の概念を示す
概略図、第2図は本発明のエンジントルク検出装置が用
いられる自動変速機の液圧制御装置の一実施例を示す全
体回路図、第3図は第2図に示す液圧制御装置が適用さ
れる自動変速機の動力伝達列の一実施例を示す概略図、
第4図は本発明のバックアップ圧制御装置の一実施例を
示す概略構故図、第5図は本発明のバックアップ圧制御
装置のプログラムを実行する一実施例のフローチャート
、第6図(A)、(B)、(C)、(D)は第5図に示
すフローチャートのサブルーチンを夫々示すフローチャ
ート、第7図は本発明に用いられる車速に対するライン
圧を示すセレクトバックアップデータの特性図、第8図
はデユーティソレノイドのデユーティ比に対するライン
圧の特性図、第9図は従来のバックアップ圧制御装置に
おける油圧特性図である。 200・・・バックアップ圧制御装置、201・・・ス
ロットル開度検出手段、202・・・車速検出手段、2
03・・・レンジ位置検出手段、204・・・ドライブ
トルク検出手段、205・・・変速前ギヤポジション検
出手段、206・・・マイクロコンピュータ、207・
・・走行レンジ判断手段、208・・・コーステイング
状態判断手段、209・・・バックアップ圧判断手段、
210・・・バックアップ圧演算手段、211・・・駆
動手段、OR/C・・・オーバーランクラッチ(摩擦要
素)。 外2名 第7図 第8図 Vs−ケイシtシ(・/、)

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)自動変速レンジからマニュアルレンジにセレクト
    した際に締結される摩擦要素に、バックアップ圧を供給
    するようにした自動変速機において、ドライブトルクの
    発生を検出する手段と、このドライブトルク検出手段か
    らのトルク発生信号に基ずいてバックアップ圧の発生を
    解除する制御手段とを設けたことを特徴とする自動変速
    機のバックアップ圧制御装置。
JP60219842A 1985-10-02 1985-10-02 自動変速機のバツクアツプ圧制御装置 Granted JPS6280339A (ja)

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JPS6280339A true JPS6280339A (ja) 1987-04-13
JPH0517432B2 JPH0517432B2 (ja) 1993-03-09

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ID=16741912

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008141052A (ja) * 2006-12-04 2008-06-19 Denso Corp 電子パッケージ

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JP2008141052A (ja) * 2006-12-04 2008-06-19 Denso Corp 電子パッケージ

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