JPS6277312A - 発泡性入浴剤 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、炭酸ガスの発生に持続性を有する発泡性入浴
剤に関するものである。

〔従来の技術〕

発泡性入浴剤は、一般に浴場中で炭酸ガスや酸素を発生
させるもので、入浴時発泡した泡によって皮膚表面を摩
擦し、湯に溶は込んだ炭酸ガスが、毛細血管を拡張し、
新陳代謝を増進させるものである。

従来の炭酸ガスによる発泡性入浴剤は、アルカリ塩類と
酸類との配合により、溶解時に中和反応により炭酸ガス
を発生せしめるもので、アルカリ塩類としては炭酸ナト
リウム、重炭酸ナトリウム、セスキ炭酸ナトリウムのよ
うな炭酸塩が、また酸類としては酒石酸、クエン酸、リ
ンゴ酸、フマル酸、コハク酸等の有機酸が配合される。

〔発明が解決しようとする問題点〕

しかしながら、上記従来の発泡性入浴剤においては、発
生ずる炭酸ガスの気泡が大きく、このため浴場中への炭
酸ガス溶解性に乏しく、炭酸ガスの発生に持続性がなく
、充分に満足しうる入浴効果が得られなかった。

〔問題点を解決するための手段〕

本発明は、上記従来例の問題点を解決するために、炭酸
塩と酸を含有する入浴剤において、グルコノラクトンを
酸に代えて、又は酸と共に配合したものである。

本発明において、炭酸塩としては、炭酸水素ナトリウム
、炭酸ナトリウム、セスキ炭酸ナトリウム、重炭酸カリ
ウム、炭酸カリウム、炭酸アンモニウム等の単独、若し
くは２４Φ以上を組合せて用いることができる。

グルコノラクトンは、４位の水酸基の関与するグルコノ
−Ｔ−ラクトンおよび同じ（５位のグルコノ−δ−ラク
トンの２種があり、本発明においては共に使用可能であ
る。

本発明において、酸としては、酒石酸、クエン酸、リン
ゴ酸、フマル酸、コハク酸、Ｄ−グルクロン酸ラクトン
、マロン酸、グルタル酸、アジピン酸、Ｌ−グルタミン
酸、Ｎ−アセチル−Ｌ−グルタミン酸等の単独、若しく
は２種以上を組合せて用いることができる。

本発明において、炭酸塩とグルコノラクトンとの配合割
合は、通常前者１に対し後者１〜３の割合で用いられる
が、これに限定されるものではない。

本発明において、入浴剤成分中の上記炭酸塩とグルコノ
ラクトンとの組成物の配合割合については、通常１０〜
９５重量％、好ましくは３０〜９０重量％が用いられる
。

尚、本発明の入浴剤で発生する炭酸ガスは、浴湯のｐＨ
により浴場中での存在状態が異なる。すなわち、炭酸カ
スはｐＨが酸性の場合にはＣＯ□分子として存在し、ｐ
Ｈがアルカリ性の場合には００３′−イオンあるいは肛
０３−イオンとして存在するが、炭酸ガスが浴場中でＣ
Ｏ２分子として存在する場合には、血行促進効果が増大
され、肌に好ましい影舌を与えるので、本発明の入浴剤
は浴場中に溶解さゼたときのｐＨが５〜７の弱酸性にな
るようにするのが好ましい。

本発明の入浴剤は、上記成分以外の公知の成分を配合す
ることができる。代表的な例をあげれば次のものを例示
することができる。例えば硫酸ナトリウム、硫酸マグネ
シウム、硫酸亜鉛等の硫酸塩あるいは塩化す１−リウム
等の塩酸塩等、さらには香料、色素、エステル類、ビタ
ミン類（リボフラビン等）、各種温泉成分（イオウ等）
、酵素（プロテアーゼ等）、グリセリン、海草エキス、
アルギン酸ナトリウム、ラノリン界面活性剤、生薬ある
いはその抽出物を挙げつる。

また、本発明の入浴剤は粉末、顆粒、結晶、錠剤等の形
にすることができ、これらの製剤化のために必要に応じ
て、賦形剤、結合剤、崩壊剤、滑沢剤等を添加すること
もできる。

〔作用〕

上記手段を施した結果、本発明の入浴剤は、浴場中で極
微細な気泡を多数性して極めて優れた炭酸ガスの溶解性
を発揮し、持続的に炭酸ガスを発生させる。

〔実施例〕

以下、本発明を実施例により詳細に説明する。

実施例１゜ 表−■に示す配合比で、本発明の入浴剤５ｈ錠剤を常法
により調製し、４２℃の温水ＩＯＮ中へ投入し、気泡を
発生した時間を測定した。比較例として、市販のに社製
発泡性入浴剤５０ｇ錠剤を同様に測定した。

（以下余白） 表−■　　　　　　　　配合比（重量％）ト ク が 以 以 ポ リ 〒ｆ 杉 ・イ ク 【 実施例２゜ グルコノ−δ−ラクトン６０部、炭酸水素ナトリラム２
８部、芒硝１１部、香１ｇ＋、色素等適量の配合比で、
本発明の入浴剤を調製し、その１ｇを４０°Ｃの温水１
β中に熔解し、経時ごとの溶存炭酸ガス濃度−を測定し
た。比較例として市販のに社製発泡性入浴剤１ｇを同様
に測定した。

その結果、３時間後及び４時間後の溶存炭酸ガス濃度は
、本実施例がそれぞれ４．５ｚ、３．３χであったのに
対し、Ｋ社製発泡性入浴剤はそれぞれ３．３χ、２．４
χであった。

実施例３゜ グルコノルδ−ラクトン単独と、他の酸成分との組合せ
を比較するために、表−Ｈに示す配合量の本発明の入浴
剤を調製し、４０℃の温水１１中に溶解し、溶存炭酸ガ
ス濃度を測定した。

（以下余白） 〔発明の効果〕 以上に述べた如く、本発明の発泡性入浴剤は、炭酸塩と
酸を含有する入浴剤において、グ月どツノラクトンを酸
に代えて、又は酸と共に配合することにより、浴場中で
極微細な気泡を多数才して極めて優れた炭酸ガスの溶解
性を発１；１２　Ｌ、持続的に炭酸ガスを発止させるも
のであり、発泡性入浴剤の有する血行促進効果等の入浴
効果を増大させる等、イ↑れた効果を有している。

代即人弁用１士　辻本−義

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. １、炭酸塩と酸を含有する入浴剤において、グルコノラ
   クトンを酸に代えて、又は酸と共に配合することを特徴
   とする発泡性入浴剤。