JPS6268499A - 乾燥室の構造 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔技術分野〕 この発明は、とくに浴室またはサウナ室などを衣類等の
乾燥に利用する乾燥室の構造に関するものである。

〔背景技術〕

浴室またはサウナ室を乾燥室として利用するために、第
３図に示すように、天井裏にヒートポンプ式の除湿乾燥
機Ａを設置し、天井３に空気吸込口ｌおよび吹出口２を
それぞれ設けたカバー１）を取付けている。そして、乾
燥室として利用する場合は、除湿乾燥機Ａを作動させて
、吸込口１より入った空気を蒸発器４で冷却し水分を結
露水として除去したのち、凝縮器５で再加熱し、ファン
６によって吹出口２より排出する。第３図において、７
は圧縮胤、８は排気ダクトである。

乾燥機としては、前記ヒートポンプ式の除湿乾燥機Ａの
ほかに、電気ヒータ式のものや温水による温風式のもの
などが使用される。

これらの乾燥機はサウナ室などの天井に設置されるが、
サウナ室として使用する場合は、室内。

とくに天井部分が高温になるために、乾燥機が長時間に
わたって高温にさらされるという問題があった。とくに
、ヒートポンプ式の除湿乾燥機にあっては、使用する冷
媒が高圧になり（たとえば冷媒Ｒ−１２では１００℃で
３３ｋｇ／ａｄ）、分解劣化してしまう、また、他の乾
燥機の場合も、ファンやモータなどが高温にさらされる
ために、劣化の原因になっていた。

〔発明の目的〕

この発明の目的は、浴室、サウナ室などを乾燥室として
利用する場合において、天井裏の乾燥機が高温にさらさ
れるのを防止した乾燥室の構造を提供することである。

〔発明の開示〕

この発明の乾燥室の構造は、天井に乾燥機の空気吸込口
と吹出口とを設け、この吸込口および吹出口のそれぞれ
の一端に吸込口カバーおよび吹出口カバーを回動自在に
枢着したことを特徴とするものである。

このように、この発明によれば、天井の吸込口および吹
出口にそれぞれカバーを取付けたので、入浴時やサウナ
時において吸込口および吹出口をそれぞれのカバーで塞
ぐことにより、天井裏の乾燥機が高温にさらされるのを
防止することができる。

実施例 この発明の一実施例を第１図に基づいて説明する。なお
、以下の説明において、第３図に示したと同じ構成部材
については同一符号を付して説明を省略する。すなわち
、この乾燥室の構造は、第１図に示すように、天井３に
乾Ｓ、機Ａの空気吸込口１と吹出口２とを設け、この吸
込口１および吹出口２のそれぞれの一端に吸込口カバー
９および吹出口カバー１０を回動自在に枢着したことを
特徴とするものである。

前記吸込口カバー９および吹出口カバー１０はいずれも
断熱性および耐熱性を有する材料（たとえば耐熱材の内
部にグラスファイバを充填したものなど）から構成され
、吸込口１および吹出口２をそれぞれ塞いだ状態で天井
裏の除湿乾燥機Ａを室内から断熱し、乾燥機部分を外気
温度とほぼ同程度に保つようになっている。

吸込口カバー９および吹出口カバー１０は、吸込口１お
よび吹出口２の互いに最も近い一端で回転軸（図示せず
）によって回動自在に枢着される。

そして、それぞれのカバー９．１０は、吸込口１および
吹出口２を開いた状態で下方の室内に垂下するように構
成される（カバー９．１０を開いた状態を２点鎖線で示
す）、吸込口１および吹出口２を開いて除湿乾燥機Ａを
運転すると、吸込口１より除湿乾燥機Ａに入った空気は
窪発器４で除湿され凝縮器５で再加熱されて吹出口２よ
り室内に排出され、室内と除湿乾燥機Ａとの間を循環す
る。

その際、吸込口カバー９および吹出口カバー１０は前述
のように下方の室内に垂下しているので、これらのカバ
ー９．１０は吹出口２から吹出した空気が乾燥室内を循
環しないうちに吸込口１に入るのを防止する遮蔽板とし
て機能する。このため、空気が室内を充分に循環するよ
うになり、その結果乾燥効率が高くなり、乾燥むらを少
なくすることができる。

この発明の他の実施例を第２図に基づいて説明する。す
なわち、この乾燥室の構造は、前述の実施例における下
方に垂下した吸込口カバー９および吹出口カバー１０に
代えて、吸込口カバー９′および吹出口カバー１０’を
それぞれ前記吸込口Ｉおよび吹出口２を開いた状態で天
井面３ａに接するようにしたものである。このため、こ
の実施例では各カバー９’、１０’を１８０°回動可能
にしている（第２図に２点鎖線で示す）。

このように、２つのカバー９’、１０’をそれぞれ回動
さ廿て天井面３ａに接するようにしたので、乾燥室内を
広く使用することができる。とくに、吸込口ｌおよび吹
出口２が大きい場合には、それらのカバーを室内に垂下
させると、衣類などの被乾燥物の取付けや取外しに支障
をきたすことがあるが・この実施例のように各カバー’
９’、ｌＯ’を天井面３ａに接するようにすると、この
ような不都合を生しさせることがない。

なお、カバー９’、１０’を開いた状態でカバー９°、
１０°を保持するための磁石などの受は臭（図示せず）
を天井面３ａに設けることができる。

〔発明の効果〕

この発明によれば、天井の吸込口および吹出口にそれぞ
れカバーを取付けたので、入浴時やサウナ時において吸
込口および吹出口をそれぞれのカバーで塞ぐことにより
、天井裏の乾燥機が高温にさらされるのを防止すること
ができる。

【図面の簡単な説明】

第１図はこの発明の一実施例の断面図、第２図はこの発
明の他の実施例の断面図、第３図は従来の提案になる乾
燥室の構造を示す断面図である。 １・・・吸込口、２・・・吹出口、３・・・天井、９，
９゜・・・吸込口カバー、１０，１０°・・・吹出口カ
バー手続補正書（自発 昭和６１年０４月０３日

Claims (5)

【特許請求の範囲】
1. （１）天井に乾燥機の空気吸込口と吹出口とを設け、こ
   の吸込口および吹出口のそれぞれの一端に吸込口カバー
   および吹出口カバーを回動自在に枢着したことを特徴と
   する乾燥室の構造。
2. （２）前記吸込口カバーおよび吹出口カバーが前記吸込
   口および吹出口の互いに最も近い一端で枢着された特許
   請求の範囲第（１）項記載の乾燥室の構造。
3. （３）前記吸込口カバーおよび吹出口カバーがそれぞれ
   前記吸込口および吹出口を開いた状態で下方の乾燥室内
   に垂下する特許請求の範囲第（１）項または第（２）項
   記載の乾燥室の構造。
4. （４）前記吸込口カバーおよび吹出口カバーがそれぞれ
   前記吸込口および吹出口を開いた状態で天井面に接する
   特許請求の範囲第（１）項記載の乾燥室の構造。
5. （５）前記吸込口カバーおよび吹出口カバーがいずれも
   断熱性および耐熱性を有する材料からつくられた特許請
   求の範囲第（１）項記載の乾燥室の構造。