JPS6267243A

JPS6267243A - 自動変速機搭載車両のエンジン制御装置

Info

Publication number: JPS6267243A
Application number: JP60205803A
Authority: JP
Inventors: Makoto Uryuhara; 瓜生原　信
Original assignee: Isuzu Motors Ltd
Current assignee: Isuzu Motors Ltd
Priority date: 1985-09-18
Filing date: 1985-09-18
Publication date: 1987-03-26
Also published as: JPH056021B2

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】（産業上の利用分野）本発明は、車両の運転状態に応じて電子制御装置から出
力される制御信号に基づいて変速制御を行う自動変速機
搭載車両のエンジン制御方法に関する。

（従来技術）自動変速機搭載車両においては、エンジン負荷即ち、ア
クセルペダルの踏込量又はスロットルバルブ開度又は燃
料噴射装置の燃料制御レバー（以下スロットル開度とい
う）と、車速とに応じて自動的の変速操作が行われる。

即ち、変速機等を制御する電子制御装置は、スロットル
開度と車速とに対応した変速パターンを記憶しており、
この変速パターンに基づいて変速制御を行う。第４図は
変速パターン示す一例であり、縦軸にスロットル開度、
横軸に車速（ｋｍ／ｈ）をとっている０図中、実線はシ
フトアップ時の自動変速線、破線はシフトダウン時の自
動変速線であり、ＦＳＡ　、　ＳＳＡおよびＴＳＡはそ
れぞれ１速領域、２速領域、３速領域である。今、スロ
ットル開度と車速が１点鎖線に沿って変化しているもの
とすれば速度上昇時において動作点がポイントＰを越え
れば自動的に１速から２速への変速が行われ、又ポイン
）Ｑを越えれば同様に自動的に２速から３速ヘシフトア
ツプされる。一方速度減小時にはポイントＱ′を越える
と３速から２速へのシフトダウンが行われて、又ポイン
トＰ′を越えると２速から１速へのシフトダウンが自動
的に行われる。

かかる従来の自動変速機付車両においてはエンジンの吹
上りを防止するために、変速時にスロットルバルブを所
定量戻している。これは、変速時にエンジンにかかる車
両側の負荷が軽くなり、このためスロットルバルブを小
にしないとエンジン回転数が増大（エンジンの吹上り）
するからである。

ところで、スロットルの戻し位Ｉｓは現アクセル開度を
Ａとすれば次式により、Ｓ＝α・Ａ　　　　　　　　　　（１）（但し、αは一
定数でたとえば０．５）に決定していた。しかし、この
ように（１）式におけるαを一定にするとアクセルの踏
込量によっては変速時に依然としてエンジンの吹き上り
を生じる。たとえば、ローギヤ時（ｌ速時）における車
速が比較的大きい場合（アクセルの踏込量が大きい場合
）であって２速はシフトアップさせる場合には、アクセ
ル踏込量が大きいからスロットルを（１）式で決定する
量戻しても、戻し量が足りずエンジンの吹き上りを生じ
る。尚、（１）式のαを大きくすればエンジンの吹き上
りは生じなくなるが、変速前後の車速を一定に維持でき
なくなり乗車フィーリングを低下させ不都合である。

このような不具合を解消するために、変速後のギヤ比と
変速前の車速とから変速後のエンジン回転数を演算し、
そのエンジン回転数となるようにスロットル開度を制御
するようにしたものが、特開昭６０−８４３６号として
提案されている。

（発明が解決しようとする問題点）しかしながら、前記公報に示されたものでは、例えば、
減速中にエンジンブレーキを効かせるためにシフトダウ
ンした場合、エンジン回転数が変速中に低下していくに
も拘らず、変速前の高めの車速に対応した目標エンジン
回転数となるようにスロットル制御を行うため、変速後
に必要なエンジン回転数に対して、実際のエンジン回転
数が高めとなり、変速後に加速側のショックが発生し、
運転者に不快感を与えるという問題がある。また、キッ
クダウンして追越し加速をしたいときには、運転者の意
志に応じてエンジン回転数を高めになるようにすること
が９ましいが、前記公報に示されたものでは、変速前の
車速に対応して目標エンジン回転数を決めるもので、こ
のような場合にはエンジンの吹き上りが運転者の意志に
対して不足ぎみとなり、加速が少しもたつくという問題
もある。

従って、本発明の目的は、変速時における運転者の意志
に応じたエンジン回転数が得られるスロットル制御方法
を提供することである。

（問題を解決するための手段）本発明によれば、車両の運転状態に応じて電子制御装置
から出力される制御信号に基づいて変速制御を行う自動
変速機搭載車両のエンジン制御方法であって、前記電子
制御装置は変速後のギヤ比と変速前の車速とアクセルペ
ダルの踏込量とから変速後の目標エンジン回転数を演算
し、該目標エンジン回転数になるように燃料供給量を制
御することを特徴とする自動変速機搭載車両のエンジン
制御方法が提供される。

（作用）本発明では、変速後のギヤ比と変速前の車速とから変速
後のエンジン回転数を演算し、該変速後のエンジン回転
数をアクセルペダルの踏込量によって補正して変速後の
目標エンジン回転数を求め、該目標エンジン回転数にな
るように燃料供給量が制御される。

（実施例）以下、本発明を図示の実施例に基づいて具体的に説明す
る。

第１図は本発明を実施する自動変速機搭載車両の一実施
例を示すブロック図である。同図において、１１はエン
ジン、１２は該エンジン１１のフライホイール、１３は
クラッチ、１４は該クラッチ１３の断・接を行うクラッ
チアクチュエータで１本実施例では油圧アクチュエータ
によって構成されており、そのピストンロッド１５の作
動により、クラッチレリーズレバ−１６を作動してクラ
ッチ１３の断・接を行う。該クラッチアクチュエータの
作動位置はクラ−２チストローセンサ１４ａによって検
出され、該検出信号が後述する電子制御装置３１に入力
される。１７は該クラッチアクチュエータ１４に油圧を
作用せしめる油圧機構である。１８は前記フライホイー
ル１２に対向して配設されたエンジン回転数を検出する
エンジン回転センサで、その検出信号を後述する電子制
御装置３１に入力する。１９は変速機２０のインプット
シャフト、２２は変速機２０のアウトプットシャフト、
２３は該アウトブー２トシヤフト２２の回転数を検出す
る車速センサで、その検出信号を後述する電子制御装置
３１に入力する。２１ａは前記変速機２０の変速操作を
行う変速アクチュエータで前記油圧機構１８に接続され
ている。２ｔｂは変速機２０の変速位置を検出するギヤ
ポジションセンサで、その検出信号を後述する電子制御
装置３１に入力する。２４は運転者が操作するセレクト
レバー、２５は該セレクトレバー２４の操作位置を検出
するセレクト位置検出センサで、その検出信号を後述す
る電子制御装置３１に入力する。２６はアクセルペダル
、２７は該アクセルペダル２６の踏込量を検出するアク
セルペダルセンサで、その検出信号を後述する電子制御
装置３１に入力する。２８は前記エンジン１１のキャブ
レタ、２９はスロットルバルブ、３０は該スロットルバ
ルブ２９を作動するスロットルアクチュエータで、例え
ば、ステップモータによって構成されている。なお、本
実施例ではエンジン１１の燃料供給手段としてキャブレ
タを用いたものを示したが、該燃料供給手段としては燃
料噴射装置であってもよいことはいうまでもなく、燃料
供給手段の制御を本明細書ではスロットル制御という。

電子制御装置３１は、例えばマイクロコンピュータによ
って構成され、制御プログラムに基づいて演算処理を実
行するプロセッサ３１ａと、読取り専用のメモリ３１ｂ
と、前記プロセッサ３１ａの演算結果や入力データなど
を記憶する読み書き可能なデータメモリ３１ｃと、入出
力インターフェース３１ｄ等を有している。前記メモリ
３１ｂには、自動変速制御のための制御プログラムや前
記第４図に示されるような変速パターンなどが記憶され
ている。

電子制御装置３１は、前記クラッチストロークセンサ１
４ａ、エンジン回転センサ１８、ギヤポジションセンサ
２１ｂ、車速センサ２３、セレクト位置センサ２５およ
びアクセルペダルセンサ２７等からの入力信号に基づい
て、変速制御即ち、クラッチアクチュエータ１４、変速
アクチュエータ２１ａおよびスロットルアクチュエータ
３０等を制御する。即ち、電子制御装置３１は、アクセ
ルペダル２６の踏込量に対応したアクセルペダルセンサ
２７からの信号（スロットル開度に相当する）と、車速
センサ２３からの信号に基づいて、第４図の変速パター
ンにおける変速線に達すると、クラッチアクチュエータ
１４を作動してクラッチ１３を切り、変速アクチュエー
タ２１ａを作動して変速機２０のギヤチェンジを行い、
その後、クラッチアクチュエータ１４を作動してクラッ
チ１３を接続する。この変速操作中に、電子制御装置３
１はスロットルアクチュエータ３０の制御を行う、なお
、該変速操作中、電子制御装置はスロットル開度の制御
を行う、以下、変速時におけるスロットル制御について
、第２図に示すフローチャートに基づき説明する。

（イ）電子制御装置３１のプロセッサ３１ａは、変速中
であるか否かを判断し、変速中である場合にはクラッチ
が切れているか否かの判定を行い、クラッチが切れてい
る場合には変速後のエンジン回転数を演算する。即ち、
変速前の車速を■（ｋｍ／ｈ）、タイヤ有効半径をｒ、
変速後のギヤ比をｉｎ、ファイナルギヤ比をｉｆ変速後
のエンジン回転数をＮ。とすれば、次式が成立する。従って、変速後のエンジン回転数ＮＯは、
変速前の車速■と、変速後のギヤ比１ｍとからＮｏ＝Ｃ＊Ｖ＠ｉｍ　　　　　　（３）（但し、Ｃはｉ
ｆ、ｒに依存する定数である。）となるから、プロセッ
サ３１ａは（３）式より変速後のエンジン回転数ＮＯを
演算する。

（ロ）次に、プロセッサ３１ａは第３図に示すマツプか
らアクセルペダル踏込量に対応する補正係数（Ｋ）を求
め、該補正係数（Ｋ）を前記ステップ（イ）で求めた変
速後のエンジン回転数ＮＯに掛けて最終的な目標エンジ
ン回転数Ｎｏ′を演算する。

Ｎｏ′＝に＠Ｎｏ　　　　　　　　（４）なお、前記補
正係数（Ｋ）は第３図に示すように、アクセル踏込量が
少ない範囲では１以下であり、アクセル踏込量が最大付
近ではｌ以−Ｌになるように設定されている。従って、
目標エンジン回転数Ｎｏ′はアクセルペダルが戻された
エンジンブレーキ状態では変速後のエンジン回転数Ｎｏ
より低目となり、また、アクセルペダルが最大に踏込ま
れたキックダウン時には変速後のエンジン回転数Ｎｏよ
り高めとなる。

（ハ）前記ステップ（ロ）で目標エンジン回転数ＮＯ′
が求められたら、プロセッサ３１ａは目標エンジン回転
数Ｎｏ′と実際のエンジン回転数Ｎｅとの差からフィー
ドバック制御により、スロットルアクチュエータ３０を
制御する。

（ニ）次に、プロセッサ３１ａはギヤポジションセンサ
２１ｂの出力を監視し、ギヤチェンジが終了したか否か
を判別する。

（ホ）ギヤチェンジが終了していなければ、プロセッサ
３１ａは前記ステップ（イ）以降の処理を繰返す、一方
、ギヤチェンジが終了した場合には、プロセッサ３１ａ
はクラッチアクチュエータ１４を作動してクラッチ１３
を接続するとともに、アクセルペダル２６の踏込量に応
じてスロットル位置制御を行う。

以１−１本発明を図示の実施例に基づいて説明したが、
本発明は実施例に示されたもののみに限定されるもので
はなく、本発明の主旨の範囲で種々の変形は可能であり
、これらを本発明の範囲から除外するものではない。

（発明の効果）本発明は、変速後のギヤ比と変速前の車速とアクセルペ
ダルの踏込量とから目標エンジン回転数を演算し、該目
標エンジン回転数になるように燃料供給量を制御するよ
うにしたので、変速時におけるエンジンの吹き−Ｌりが
生ずることがないとともに、減速中のシフトダウン時に
は運転者の意志であるアクセルペダルの踏込量に応じて
エンジン回転数が低目となりエンジンブレーキが円滑に
働き安全性が向上し、かつ、キックダウンで追越し等を
行うときには、運転者の意志であるアクセルペダルの踏
込量に応じてエンジン回転数が高めになり、十分な加速
力を得ることができる等の作用効果を奏する。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明を実施する自動変速機搭載車両の一実施
例を示すブロック図、第２図は本発明によるエンジン制
御方法の一実施例を示すフローチャート、第３図はアク
セル踏込量に対応する補正係数を示すマツプ図、第４図
は変速パターンの一例を示す図である。１１・・・エンジン、１３・・・クラッチ、１４・・・
クラッチアクチュエータ、１８・・・エンジン回転セン
サ、２０・・・変速機、２１ａ・・・変速アクチュエー
タ、２１ｂ・・・ギヤポジションセンサ、２４・・・セ
レクトレバー、２５・・・セレクト位置センサ、２６・
・・アクセルペダル、２７・・・アクセルペダルセンサ
、３０・・・スロットルアクチュエータ、３１・・・電
子制御装置。

Claims

【特許請求の範囲】

車両の運転状態に応じて電子制御装置から出力される制
御信号に基づいて変速制御を行う自動変速機搭載車両の
エンジン制御方法であって、前記電子制御装置は変速後
のギヤ比と変速前の車速とアクセルペダルの踏込量とか
ら変速後の目標エンジン回転数を演算し、該目標エンジ
ン回転数になるように燃料供給量を制御することを特徴
とする自動変速機搭載車両のエンジン制御方法。