JPS626674Y2 - - Google Patents

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JPS626674Y2
JPS626674Y2 JP902279U JP902279U JPS626674Y2 JP S626674 Y2 JPS626674 Y2 JP S626674Y2 JP 902279 U JP902279 U JP 902279U JP 902279 U JP902279 U JP 902279U JP S626674 Y2 JPS626674 Y2 JP S626674Y2
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JP
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lead
conductive
capacitor
capacitor element
safety device
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JP902279U
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  • Fixed Capacitors And Capacitor Manufacturing Machines (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 本考案は保安装置付コンデンサに関する。
一般にコンデンサが劣化した場合、誘電正接が
増大しそれに伴いコンデンサ素子が膨張し、それ
よつてコンデンサケースが膨張し、ひいては絶縁
破壊しコンデンサの引火や併設設備の焼損事故を
引き起こす危険性がある。
従来上記のような欠点を除去したコンデンサと
して実開昭53−23537号公報に開示されているも
のがある。すなわち該公報に開示されているもの
は第1図および第2図に示すようにコンデンサ素
子1の扁平面にそれぞれ絶縁板2を介して端子リ
ード3を当接し該端子リード3とコンデンサ素子
1の電極面4との間を素子1の膨張によつて切断
の容易な導電箔5により接続してなるものであ
る。6はケース、7は封口樹脂である。
一般的にコンデンサ素子1劣化によるコンデン
サ素子膨張の方向はほとんど該素子1の扁平面方
向で膨張状態は第2図に示すイ,ロ,ハ,ヘ,
ト,チ部分全体的である場合と、該イ,ロ,ハ,
ヘ,ト,チ部分のいずれかの部分にかたよつた部
分的であり、ニ,ホ部分への膨張はまれな状態で
ある。
しかして上記のような構造からなるコンデンサ
において、まれな状態であるニ,ホ部分の膨張、
またはハ,ヘ部分の膨張の場合、引張力は確実に
導電箔5に加わり該導電箔5を確実に切断し、保
安装置として十分な機能を発揮する。しかしなが
ら、導電箔5に遠い部分すなわちイ,チ部分の膨
張の場合、端子はその膨張に追従し点線方向に移
動するのみで導電箔5に引張力が加わらず該導電
箔5を切断せず保安装置としての機能を十分に発
揮し得ず依然としてコンデンサ破壊によるコンデ
ンサ自体の引火や併設設備の焼損事故を引き起こ
す危険性を完全に解消したものとはなつていなか
つた。
本考案は上記の点に鑑みてなされたもので、引
出端子の外部引出部を導電箔を接続したコンデン
サ素子両端面に形成した導電引出部と反対側の導
電引出部側に該導電引出部と平行状態に位置する
ようにすることによつて、コンデンサ素子のどの
部分が膨張しても確実に導電箔を切断できるよう
にした保安装置付コンデンサを得ることを目的と
するものである。
以下本考案の一実施例につき図面を参照して説
明する。すなわち第3図に示すようにたとえばプ
ラスチツクフイルムと電極箔とを交互に重ね合せ
るかまたは金属化プラスチツクフイルムを重ね合
せ巻回し扁平状にしたコンデンサ素子11の両端
面にメタリコンを施し導電引出部12a,12b
を形成する。つぎに該導電引出部12a,12b
のうち一方の導電引出部12aに導電箔13aの
一端を接続し、他端を前記コンデンサ素子11の
一方の側面部にもつてきて引出端子14を接続す
る。また他方の導電引出部12bにも導電箔13
bの一端を接続し他端を前記コンデンサ素子11
の他方の側面部にもつてきて同様に引出端子14
を接続する。該引出端子14は第4図に示すよう
に前記導電箔13a,13bに接続しコンデンサ
素子11の側面部に平行的に配設する帯部15と
該帯部15と連続した折曲部16を介して形成し
た外部引出部17から構成している。なお、この
場合前記引出端子14を構成する外部引出部17
それぞれは前記コンデンサ素子11側面部と平行
的に配設した帯部15を介して導電箔13a,1
3bを接続した導電引出部12a,12bと反対
側に位置する導電引出部12a,12b側に該導
電引出部12a,12bとのいずれかと平行状態
に位置するようにする。しかして第5図および第
6図に示すようにコンデンサ素子11と引出端子
14間に絶縁板18を配設しケース19内に収納
し該ケース19空隙部に樹脂20を充填してなる
ものである。
以上のように構成してなる保安装置付コンデン
サにおいてコンデンサ素子11が劣化した場合、
該素子11が膨張するが、第5図に示すハ,ヘ
分が膨張した場合、導電箔13a,13bにも
ろに引張力が加わり容易に切断することはもとよ
り、イ,チ部分が膨張した場合引出端子14
に対する引張力は第6図に示すように矢印30,
31,32方向に作用する訳であるが、導電箔1
3a,13bを接続した引出端子14をコンデン
サ素子11ほぼ全周にわたつて位置させた構造
で、樹脂20にて固定された該引出端子14を構
成する外部引出部17それぞれは、コンデンサ素
子11側面部と平行的に配設した帯部15を介し
て導電箔13a,13bを接続したコンデンサ素
子11両端面に設けた導電引出部12a,12b
と反対側に位置する導電引出部12a,12b側
に該導電引出部12a,12bそれぞれと平行状
態に位置したものであるため、外部引出部17は
コンデンサ素子11のイ,チ部分の膨張に追
従せずストツパーの役目となり矢印32方向への
引張力はなく、引張力は矢印30,31方向に集
中し導電箔13a,13bを引張ることになり確
実に導電箔13a,13bを切断しコンデンサへ
の電流を遮断する。
なお引出端子の構造としては第6図に示すよう
に外部引出部21に打抜き突起22および打抜き
穴23を形成するか、あるいは第7図に示すよう
に打抜き穴24を形成したものを用いれば樹脂と
の固定がより一層強固になり、第6図に示す矢印
32方向への引張力に対するストツパーとしての
役目はさらに強固になり素子膨張時導電箔の切断
をさらに確実にする。また第8図に示すように引
出端子を構成する帯部25を折曲部26から先端
部方向に徐々に幅を狭くするように形成したもの
を用いれば、第6図に示す矢印30方向への引張
力はより一層強力となり、それだけ導電箔切断が
容易となり、保安機能を強化することになる。
さらに第9図A〜Cに示すように導電箔27に
弱点部28を設けるようにすれば素子膨張時の切
断を一層確実にする。
以上述べたように本考案によればコンデンサ素
子の両端面に形成した導電引出部に導電箔を介し
て接続した引出端子を構成する外部引出部それぞ
れを、コンデンサ素子側面部と平行的に配設した
帯部を介して導電箔を接続した導電引出部と反対
側に位置する導電引出部側に該導電引出部と平行
状態に位置させ、前記コンデンサ素子と引出端子
間に絶縁板を配置しケース収納し、該ケース空隙
部に樹脂を充填した構造とすることによつて、コ
ンデンサ素子が劣化し素子のどの部分が膨張した
場合でも導電箔をすみやかに切断し回路が開放さ
れるため、コンデンサケースの破壊を未然に防ぎ
コンデンサの引火や併設設備の焼損事故を未然に
防止うる安全性の高い保安装置付コンデンサを得
ることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図および第2図は従来の参考例に係り第1
図はコンデンサ素子を示す斜視図、第2図は保安
装置付コンデンサを示す平断面図、第3図〜第9
図は本考案に係るもので第3図は保安装置を取付
けたコンデンサ素子を示す斜視図、第4図は引出
端子を示す斜視図、第5図は保安装置付コンデン
サを示す平断面図、第6図は第5図に示すコンデ
ンサの一部断面斜視図、第7図から第9図は本考
案の他の実施例に係る引出端子それぞれを示す斜
視図、第10図は本考案の他の実施例に係る導電
箔それぞれを示す正面図である。 11……コンデンサ素子、12a,12b……
導電引出部、13a,13b,27……導電箔、
14……引出端子、15,25……帯部、16,
26……折曲部、17,21……外部引出部、1
8……絶縁板、19……ケース、20……樹脂、
22……打抜き突起、23,24……打抜き穴、
28……弱点部、30,31,32……矢印。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 (1) プラスチツクフイルムを誘電体とした扁平形
    コンデンサ素子と、該コンデンサ素子両端面に
    形成した導電引出部と、該導電引出部に接続し
    た導電箔と、該導電箔と接続した前記コンデン
    サ素子の側面部に平行的に配設する帯部と、該
    帯部と連続した折曲部を介して形成した外部引
    出部とを有する引出端子と、該引出端子とコン
    デンサ素子間に配設した絶縁板と、前記コンデ
    ンサ素子を収納したケースと、該ケース空隙部
    に充填した樹脂とを具備し、前記外部引出部そ
    れぞれを前記導電箔を接続した前記導電引出部
    と反対側に位置する導電引出部それぞれと平行
    状態に位置したことを特徴とする保安装置付コ
    ンデンサ。 (2) 引出端子の外部引出部に打抜き穴単独または
    打抜き突起を設けたことを特徴とする実用新案
    登録請求の範囲第1項記載の保安装置付コンデ
    ンサ。 (3) 引出端子の帯部を折曲部から先端部方向に
    徐々に幅を狭くしたことを特徴とする実用新案
    登録請求の範囲第1項または第2項記載の保安
    装置付コンデンサ。
JP902279U 1979-01-27 1979-01-27 Expired JPS626674Y2 (ja)

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JPS55111325U JPS55111325U (ja) 1980-08-05
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JP4136149B2 (ja) * 1999-01-19 2008-08-20 ニチコン株式会社 乾式金属化フィルムコンデンサ
CN111292959B (zh) * 2016-02-25 2021-10-15 松下知识产权经营株式会社 薄膜电容器

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JPS55111325U (ja) 1980-08-05

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