JPS6261569A - 無色又は淡い色をした飲料の製造法 - Google Patents

無色又は淡い色をした飲料の製造法

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JPS6261569A
JPS6261569A JP60202459A JP20245985A JPS6261569A JP S6261569 A JPS6261569 A JP S6261569A JP 60202459 A JP60202459 A JP 60202459A JP 20245985 A JP20245985 A JP 20245985A JP S6261569 A JPS6261569 A JP S6261569A
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JP
Japan
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drink
polyphenols
colored
cola
solution
Prior art date
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Pending
Application number
JP60202459A
Other languages
English (en)
Inventor
Kenkichi Sugiyama
謙吉 杉山
Tadashi Matsui
松井 廉
Keisuke Komiya
小宮 啓佑
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Morinaga and Co Ltd
Original Assignee
Morinaga and Co Ltd
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Publication date
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Pending legal-status Critical Current

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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 この発明は、例えばコーヒーのように濃い色をした飲料
又はこのような濃い色をした飲料を製造するのに用いら
れる飲料用原液などの溶液の色を薄くし、無色又は淡い
色とした従来知られなかった飲料を供するのに利用され
る。
従来の技術と発明が解決しようとする問題点コーヒー、
紅茶、コーラなどの飲料は、濃い色に着色している。
このような濃す色をし九飲料は、種実、葉、全軍、根、
幹などの植物組織を搾汁又は抽出して得られるものが多
い。このような植物組織の搾汁又は抽出液は、ポリフェ
ノール類が含まれており、これが着色の原因となってい
ることが多い。
しかし、このような濃い色をした飲料よりポリフェノー
ル類を除去し、無色又は淡い色をした飲料とすることは
、従来行われていない。
一方、ポリフェノール類を溶液より除去するため高分子
樹脂を吸着剤として用いることは、従来行われている。
しかし、例えば第1表の比較例1にもみられるようにポ
リフェノール類を吸着する樹脂は、ポリフェノール類と
同時に例えばカフェインやテオブロミンのようなアルカ
ロイド類などの味罠関係する成分も吸着して取り除いて
しまう。特に、味に関係する成分を吸着除去した場合、
元の飲料の味が失われ、飲料として価値のないものとな
る。
この発明は、濃い色をした飲料よりポリフェノール類は
除去するが味に関係するカフェインやテオプロミンなど
の成分は除去せず処理前の飲料の味とあまり変らずに色
を薄くすることを目的としている。
問題点を解決するための手段 この発明は、コーヒー、紅茶、コーラなどのように植物
組織を抽出又は搾汁して得た濃い色をした飲料や飲料用
原液などの溶液と、ポリアミド、ポリエチレン、ポリビ
ニルピロリドンからなる群よ)選ばれた高分子樹脂とを
接触させ、飲料に含まれるポリフェノール類を高分子樹
脂に吸着させ、溶液より除去するものである。
従って、この発明は、コーヒー、紅茶、コーラに限定さ
れるものでなく、カテキン、クロロゲン酸、アンドシア
ン、フラボノイドなどのポリフェノール類を含み濃い色
をした飲料などの溶液を対象としている。
このような濃い色をした飲料などの溶液と高分子樹脂を
接触させ、ポリフェノール類を吸着させるには、高分子
樹脂を溶液に分散、懸濁する、高分子樹脂を充填剤とし
たカラムに溶液を通すなど公知の方法で処理する。
このようにして処理し九溶液より高分子樹脂を除去する
ことにより処理前の溶液より色の薄い飲料が得られる。
発明の効果 この発明は、コーヒーのように濃い色をした飲料又は飲
料用原液などの溶液とポリアミド、ポリエチレン、ポリ
とニルピロリドンからなる群よシ選ばれた高分子樹脂と
を接触させ、溶液に含まれるポリフェノール類を高分子
樹脂に吸着し、溶液よシ除去している。その結果、ポリ
フェノール類又はその重合物などが原因となる色は除か
れ、無色又は淡い色の溶液が得られる。
しかも、この際カフェインやアルカロイドなどの味に関
係する成分がほとんど吸着されずに残るため、処理前の
溶液の味が保たれ九ものが得られる。
しかし、この発明によらず、他の高分子樹脂を用いて処
理した場合、ポリフェノール類と同時にアルカロイド類
なども吸着され味覚の劣ったものとなるか、ポリフェノ
ール類が除去されないかで、色が薄く味も優れた処理溶
液は得られなかった。
この点を第1表により説明する。
第1表は、実施例3〜5及び比較例1〜3で得た処理溶
液のカフェイン及びテオプロミンの含量2並びにポリフ
ェノール類による吸収を示す500nmの吸光度を測定
した結果を示している。
実施例3〜5及び比較例1では、コントロールに比べ5
00nmの吸光度が小さくポリフェノール類が除去され
たことを示している。しかも、実施例3〜5では、カフ
ェイン及びテオプロミンの量がコントロールとほとんど
変らず除去されずに残っていたが、比較例1ではカフェ
イン及びテオプロミンも除去されその含量が減少した。
また、比較例2及び3ではポリフェノール類がほとんど
減少せず、しかも比較例2の場合アルカロイドの減少も
みられた。
また、これ以外の高分子樹脂を用いて処理した場合も比
較例1〜3と同じ傾向を示した。
なお、ポリフェノール類を含有する飲料などの溶液は、
冷所に長期間放置しておくと白く濁り沈澱が生じること
があるが、本発明の処理を行ったものは、沈澱が生じる
ことがなかった。
実施例 次に本発明を実施例によ抄説明する。
実施例1 常法に従い挽いたコーヒー豆100ノに沸騰している熱
湯1.3jを注ぎ抽出してコーヒー抽出液を得た。この
コーヒー抽出液は、黒褐色のいわゆるコーヒー色をした
溶液であシ、カフェインの含量が1.1%であった。ま
た5 00 nmの吸光度は。
1.602であった。
このコーヒー抽出液を502のポリアミドゲルを充填し
であるカラムに通してポリフェノール類の除去処理をし
た。
この処理した溶液はコーヒー色が薄くなシ淡黄色の透明
溶液となった。また、この溶液のカフェイン含量は96
0η%で処理前とあまり変らなカ為つたが500 nm
の吸光度は0.438と少なくなっていた。
この処理した溶液に砂糖を入れて飲んだところ処理前の
ものと同様に味と香りの良好のものであった。
実施例2 実施例1と同様に処理してコーヒー豆より抽出したコー
ヒー抽出液をガラス管に272のポリビニルピロリドン
を充填したカラムに通しポリフェノール類を除去した。
このポリフェノール類の除去処理をしたコーヒー抽出液
はコーヒーの味と香シのする黄色の溶液であり、そのカ
フェイン含量は985”9%、50Q nm吸光度は0
.495であった。
実施例3〜5 コーラ豆粉末2−に60%エチルアルコール水溶液1.
5/を加え、50〜60’Cに約2時間保持して抽出処
理を行った後P布を用いて不溶物を除@ 約1.1 l
!のコーラ抽出液を得た。
このコーラ抽出液は、濃い褐色をした透明な溶液であり
、そのカフェイン及びテオプロミンの含量、s o o
 nmの吸光度は第1表のコントロール欄(示す通りで
あった。
このコーラ抽出液よりポリフェノール類を除去した。ポ
リフェノール類の除去処理は、内径6m、長さ60傷の
ガラス管にポリアミドゲル、ポリビニルピロリドン、ポ
リエチレンゲルを別々に充填したカラムを用意し、各々
のカラムにコーラ抽出液を1jずつ通すことによシ行つ
た。
第1表 実施例3〜5及比較例の測定値各々のカラムを
通った処理液は、いずれも薄い褐色となった。また、各
々の処理液のカフェイン及びテオプロミンの含量、s 
o o nmの吸光度線、第1表(実施例3〜5)に示
す通りであった。
なお、未処理のコーラ抽出液は、冷蔵庫(3〜8°C)
に入れて貯蔵しておくと沈澱が生じ白く濁って使用でき
なくなったが、処理し九コーラ抽出液は、長期間貯蔵し
ておいても濁りが生じなかつ友。
また、この処理したコーラ抽出液を用い第2表の配合表
に従い調製したコーラ飲料は、処理する前のコーラ抽出
液を用いて調製したコーラ飲料と同様に良好なコーラの
味がした。
第2表 コーラ飲料配合表 シロ、プミックス コーラ抽出液          4  重量部45%
砂糖溶液        94   #クエン酸   
         0.8#コーラフレーバー    
    1.2#コーラ飲料 シロップミックス       25  重量部炭酸水
       75# (両者を温合し炭酸ガスのガスy 9 &りム2.7と
する)比較例1〜3 実施例3〜5で使用した処理前のコーラ抽出液と同様に
して得たコーラ抽出液を実施例3〜5と同様にしてポリ
スチレン、アニオン交換樹脂、結晶性セルロースを各々
充填したカラムに別々に通して得た処理したコーラ抽出
液のテオプロミン及びカフェイン含量、s o o n
m吸光度は第1表比較例1〜3の通りであった。
また、比較例1の処理したコーラ抽出液を用い第2表の
配合表に従い調製したコーラ飲料は、処理しないコーラ
抽出液を用いて調製したコーラ飲料と比較した場合コー
ラの味が弱く物足りない味のものとなった。
実施例6 紅茶の葉350ノに沸騰水2.51を加え、90〜95
°Cに約30分間保った後−過し、紅茶の抽出液を得た
。この紅茶の抽出液のポリフェノール類含量を高速液体
クロマトグラフィーで測定したところ174”9%であ
った。また、500 nmの吸光度は、1.24であっ
た。
この紅茶抽出液2.Olにポリエチレンゲル42ノを加
え、クエン酸を加えpH3,2とし、冷麓庫に24時間
放置後デカンター処理してポリフェノール類を除去した
。この処理した紅茶は、薄い黄色をしており、高速液体
クロマトグラフィーで測定したポリフェノール類の含量
が34”19%、509nmの吸光度が0.336であ
った。
なお、処理前の紅茶抽出液は、冷蔵庫に一晩放置してお
くと白く濁ったが、処理したものは長期間放置しても濁
らなかった。
また、処理した紅茶抽出液にレモン香料及び砂糖を加え
たものは、良好なレモンティーの味がした。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 濃い色をした飲料又は飲料用原液などの溶液と、ポリア
    ミド、ポリエチレン、ポリビニルピロリドンからなる群
    より選ばれた高分子樹脂とを接触させ、飲料又は飲料用
    原液に含まれるポリフェノール類を吸着させ、除去する
    ことを特徴とする無色又は淡い色をした飲料の製造法。
JP60202459A 1985-09-12 1985-09-12 無色又は淡い色をした飲料の製造法 Pending JPS6261569A (ja)

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