JPS6261045A - 光重合性組成物 - Google Patents

光重合性組成物

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JPS6261045A
JPS6261045A JP20127485A JP20127485A JPS6261045A JP S6261045 A JPS6261045 A JP S6261045A JP 20127485 A JP20127485 A JP 20127485A JP 20127485 A JP20127485 A JP 20127485A JP S6261045 A JPS6261045 A JP S6261045A
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Nobuyuki Kita
喜多 信行
Keiji Akiyama
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    • G03PHOTOGRAPHY; CINEMATOGRAPHY; ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ELECTROGRAPHY; HOLOGRAPHY
    • G03CPHOTOSENSITIVE MATERIALS FOR PHOTOGRAPHIC PURPOSES; PHOTOGRAPHIC PROCESSES, e.g. CINE, X-RAY, COLOUR, STEREO-PHOTOGRAPHIC PROCESSES; AUXILIARY PROCESSES IN PHOTOGRAPHY
    • G03C1/00Photosensitive materials

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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は不飽和単量体と光重合開始剤と必要とするなら
線状有機高分子重合体とを含む光重合性組成物に関し、
特に印刷用原版の作製、フォトレジスト等に有用な光硬
化像を提供しうる光重合性組成物に関するものである。
〔従来の技術〕
重合可能なエチレン性不飽和化合物と、光重合開始剤と
、更に必要に応じて適当な皮膜形成能を有する線状有機
高分子重合体、熱重合防止剤等を混和させ感光性組成物
として写真的手法によって画像複製を行なう方法は現在
広く知られるところである。すなわち特公昭35−50
93号公報、特公昭35−8495号公報等に記載され
る様に該感光性組成物は活性光線の照射により光重合を
起し、不溶化することから、感光性組成物を適当な皮膜
となし、所望の画像の陰画を通して活性光線の照射を行
い、適当な溶媒により未感光部のみを除去する(以下単
に現像とよぶ。)ことにより所望の光重合画像を形成さ
せることができる。このタイプの感光性組成物は印刷板
あるいはフォトレジスト等の感光剤として極めて有用で
あることは論を待たない。
従来より、重合可能なエチレン性不飽和化合物の光重合
開始剤として、ベンジル、ベンゾイン、ベンゾインエチ
ルエーテル、ミヒラーケトン、アンズラキノン、アクリ
ジン、フェナジン、ベンゾフェノン、2−エチルアンス
ラキノン等が代表的なものとして知られている。しかし
ながらこれらの開始剤は、実用上必ずしも充分な光重合
開始能力を示さず、光照射による画像形成には多くの時
間を要した。この欠点を改良するために通常ラジカル発
生剤と光吸収剤の組み合せ、たとえば本発明の一般式(
n)で表わされるS −) Uアジン化合物のトリへロ
メチル化合物に、特公昭59−28328号公報に示さ
れる芳香族チアゾール化合物、特開昭54−15102
4号公報に示されるメロシアニン色素、特開昭58−4
0302号公報に示される芳香族チオビリIJウム塩や
芳香族ビリリウム塩、その他9−フェニルアクリジン、 CH。
等の光吸収剤を組み合せ、更にはこれらの組み合せにN
−フェニルグリシン、2−メルカプトベンゾチアゾール
、N、N’−ジメチルアミノ安息香酸エチル等の水素供
与体等を組み合せることによって、充分な光重合開始能
力を示すことが知られている。しかしこれらのラジカル
発生剤と光吸収剤との組合せに、塩形成能力のある化合
物、たとえば塩基性染料を組ろ合せると、ある場合には
充分な光重合開始能力を示さなかったり、あるいは塩基
性染料による焼出し性(露光後発生した酸による染料の
変色にもとづく画像形成性)が損われたりする欠点があ
った。
〔発明が解決しようとする問題点〕
本発明は、上記の問題点を解決するためになされたもの
であり、従って光重合開始能力の非常に高い光重合開始
剤の組み合せを含みかつ印刷用原版の作製、フォトレジ
スト等に有用な光硬化像を与え寿る光重合性組成物を提
供することを目的とする。
〔問題点を解決するための手段〕
本発明者らは、上記のような技術の現状に鑑み、鋭意研
究の結果、光重合性組成物において、光重合開始剤とし
て特定のトリアジン系化合物とチオキサントン系化合物
とを組み合せて用いると、有用な光重合性組成物が得ら
れるという知見に基づき、本発明をなすに至った。
すなわち本発明は、活性光線により光重合が可能な少な
くとも1個のエチレン性不飽和基をもつ単蛍体と光重合
開始剤と、必要とするならば線状有機高分子重合体とを
含む光重合性組成物において、光重合開始剤として少な
くとも1種の下記一般式(I): \      ・′ \ /′ (ArおよびAr’は置換又は未置換のアリール基を表
わす。) で表わされる化合物と、少なくとも1種の下記一般式(
■): (Xはハロゲン原子を表わす。Yは一〇X3、−NH2
、−NHR’、−NR’、 、−OR’を表わす。ここ
でR′はアルキル基、置換アルキル基、アリール基、置
換アリール基を表わす。またRは−CX3、アルキル基
、置換アルキル基、アリール基、置換アリール基、置換
アルケニル基を表わす。) で表される化合物とを組み合せたものを用いることを特
徴とする光重合性組成物に関する。
本発明に使用される光重合可能なエチレン性不飽和付加
重合性化合物は、常圧で沸点100℃以上の、少なくと
も1分子中に1個、より好ましくは2個以上の付加重合
可能なエチレン性不飽和基を有する分子110,000
以下のモノマー又はオリゴマーである。このような千ツ
マ−又はオリゴマーとしては、ポリエチレングリコール
モノ(メタ)アクリレート、ポリプロピレングリコール
モノ (メタ)アクリレート、フェノキシエチル(メタ
)アクリレート等の単官能のアクリレートやメタクリレ
ート;ポリプロレングリコールジ(メタ)アクリレート
、ポリプロピレンジ(メタ)アクリレート、トリメチロ
ールエタントリ(メタ)アクリレート、ネオペンチルグ
リコールジ(メタ)アクリレート、ペンタエリスリトー
ルトリ (メタ)アクリレート、ペンタエリスリトール
テトラ(メタ)アクリレート、ジペンタエリスリトール
ヘキサ(メタ)アクリレート、ヘキサンジオールジ(メ
タ)アクリレート、トリ(アクリロイロキシエチル)イ
ソシアヌレート、グリセリンやトリメチロールエタン等
の多価アルコールにエチレンオキザイドやプロピレンオ
キサイドを付加させた後(メタ)アクリレート化したも
の、特公昭48−41708 号、特公昭50−603
4号、特開昭51−37193号各公報心配載されてい
るようなウレタンアクリレート類、特開昭48−641
83号、特公昭49−43191号、特公昭52−30
490号各公報心配載されているポリエステルアクリレ
ート類、エポキシ樹脂と(メタ)アクリル酸を反応させ
たエポキシ了クリレート類等の多官能のアクリレートや
メタクリレートをあげることができる。さらに日本接着
協会誌Vo1.20、No、 7.3QO〜 308ペ
ージに光硬化性モノマー及びオリゴマーとして紹介され
ているものも使用することができる。
本発明で用いられる一般式(1) (ΔrおよびAr’は置換又は未置換アリール基を表わ
す。) で表わされる化合物としては、米国特許第3、857.
769 号公報、独国特許第3.018.891 号公
報、英国特許第2.075.506 号公報、特開昭5
7−23602号公報、特開昭57−163377号公
報、特開昭57−104135号公報、特公昭52−3
4490号公報、特開昭52−150446号公報、特
開昭54−14489号公報、ヨーロッパ特許3372
0 号公報や特開昭59−139378号公報等に記載
されているチオキサントン及びその誘導体を挙げること
ができる。これらの中で特に(XはI4、炭素数1から
5のアルキル基、アルコキシ基、YはC1、−CN、−
COOH。
−COOR’を表わし、R′はアルキル基およびアリー
ル基を表わす。)であられされるチオキサントン誘導体
が好ましい。
本発明で用いられる一般式(II) で表わされる化合物としては、若林ら著、Bull。
(:hem、 Sac、Japan、  42.292
4 (1969)記載の化合物、たとえば、2−フェニ
ル−4,6−ビス(トリクロルメチル)−3−)リアジ
ン、2−(p−クロルフェニル)−4,6−ビス(トリ
クロルメチル)−3−)リアジン、2−(p−トリル)
−4,6−ビス(トリクロルメチル)−5−)リアジン
、2−(p−メトキシフェニル)−4,6−ビス(トリ
クロルメチル)−3−)リアジン、2−(2’、4’−
ジクロルフェニル)−4,6−ビス(トリクロルメチル
)−3−)リアジン、2,4.6−)リス(トリクロル
メチル)−8−トリアジン、2−メチル−4,6−ビス
(トリクロルメチル)−3−)リアジン、2−n−/ニ
ルー4.6−ビス(トリクロルメチル)−s−トリアジ
ン、2−(α、α、β−トリクロルエチル!−4,6−
ビス(トリクロルメチル)−5−トIJアジン等が挙げ
られる。その他、英国特許1388492 号明細書記
載の化合物、たとえば、2−スチリル−4,6−ビス(
トリクロルメチル)−8−トリアジン、2−(p−メチ
ルスチリル)−4,6−ビス(トリクロルメチル)−3
−トリアジン、2−(p−メトキシスチリル)−4,6
−ビス(トリクロルメチル)−5−トリアジン、2−(
p−メトキシスチリル)−4−アミノ−6−トリクロル
メチルーS−)リアジン等、特開昭53−133428
号明細書記載の化合物、たとえば、2−(4−メトキシ
−ナフト−1−イル)−4,6−ビス−トリクロルメチ
ル−S−)リアジン、2−(4−エトキシ−ナフト−1
−イル)−4,6−ビス−トリクロルメチル−S−トリ
アジン、2−[4−(2−エトキシエチル)−ナフト−
1−イル]−4.6〜ビス〜トリクロルメチル−S−ト
リアジン、2−(4,7−ジメトキシ−ナフトー1−イ
ル)−4,6−ビス−トリクロルメチル−S−トリアジ
ン、2−(アセナフト−5−イル)−4,64−スート
ジクロルメチル−S−トリアジン等、独国特許3337
024号明細書記載の化合物、たとえば、 ’cc1s ’ccI2゜ 等を挙げることができる。
また、F、 C,5chaefer等によるJ、 Or
g Chem、 ;ユニ、1527 (1964)記載
の化合物、たとえば2−メチル−4,6−ビス(トリブ
ロムメチル)−3−トリアジン、2.4.6−)リス(
トリブロムメチル)−3−)リアジン、2.4.6−ト
リス(ジブロムメチル)−5−)リアジン、2−アミノ
−4−メチル−6−トリブロムメチル−S−トリアジン
、2−メトキシ−4−メチル−6−トリクロルメチルー
S−)リアジン等を挙げることができる。
一般式(n)のうちYが−Cx3 である化合物を用い
た場合が特に好ましい。
光重合開始剤の使用濃度は通常わずかなものであり、ま
た不適当に多い場合には有効光線のしゃへい等好ましく
ない結果を生じる。本発明における光重合開始剤の看は
、一般式(I)と一般式(II)で表わされる化合物の
合計が光重合可能なエチレン性不飽和化合物と必要とす
るなら線状有機高分子重合体との合計に対して0.01
重量%から20重量%の範囲で充分であり、更に好まし
くは1重遺%から10重量%で良好なる結果を得る。
また一般式(I)と一般式(II)の金光重合開始剤量
に対する割合は、それぞれ80〜20重量%、20〜8
0重遣%であることが望ましい。
更に本発明で用いる光重合開始剤に必要に応じてN−フ
ェニルグリシン、2−メルカプトベンゾチアゾール、N
、N−ジアルキル安息香酸アルキルエステル等の水素供
与性化合物を加えることによって更に光重合開始能力を
高めることができる。
本発明における線状有機高分子重合体としては当然光重
合可能なエチレン性不飽和化合物と相溶性を有している
ものを選択しなければならない。
光重合可能なエチレン性不飽和化合物と相溶性のある線
状有機高分子重合体である限り、どれを使用しても構わ
ないが、望ましくは水現像あるいは弱アルカリ水現像を
可能とする様な線状有機高分子重合体を選択すべきであ
る。線状有機高分子重合体は、該組成物の皮膜形成剤と
してだけではなく、水、弱アルカリ水あるいは有機溶剤
現像剤としての用途に応じて使用される。たとえば水可
溶性有機高分子重合体を用いると水現像が可能となる。
この様な線状有機高分子重合体としては、側鎖にカルボ
ン酸を有する付加重合体、たとえばメタクリル酸共重合
体、アクリル酸共重合体、イタコン酸共重合体、クロト
ン酸共重合体、マレイン酸共重合体、部分エステル化マ
レイン酸共重合体等があり、また同様に側鎖にカルボン
酸を有する酸性セルロース誘導体がある。この池水酸基
を有する付加重合体に環状酸無水物を付加させたもの等
が有用である。この他に水溶性線状有機高分子重合体と
してポリビニルピロリドンやポリエチレンオキサイド等
が有用である。また硬化皮膜の強度をあげるためにアル
コール可溶性ナイロンや2゜2−ビス−(4−ヒドロキ
シフェニル)−プロパンとエビクロロヒドリンのポリエ
ーテル等も有用である。これらの線状有機高分子重合体
は全組成中に任意な量を混和させることができるが、9
0重量%を超えることは形成される画像強度等の点で好
ましい結果を与えない。
さらに本発明においては以上の基本成分の他に感光性組
成物の製造中あるいは保存中において重合可能なエチレ
ン性不飽和化合物の不要な熱重合を阻止するために少量
の熱重合防止剤を添加することが望ましい。適当な熱重
合防止剤としてはハイドロキノン、p−メトキシフェノ
ール、ジ−t−ブチル−p−クレゾール、ピロガロール
、t−ブチルカテコール、ベンゾキノン、4.4’−チ
オビス(3−メチル−6−t−ブチルフェノール)、2
.2′−メチレンビス(4−メチル−6−t−ブチルフ
ェノール)、2−メルカプトベンゾイミダゾール、N−
ニトロソフェニルヒドロキシアミン第一セリウム塩等が
あげられる。また、場合によっては、感光層の着色を目
的として染料もしくは顔料や、硬化皮膜の物性を改良す
る目的として無機光てん剤を加えてもよい。
本発明の光重合性組成物は、例えば、2−メトキシエタ
ノール、2−メトキシエチルアセテート、プロピレング
リコールモノメチルエーテル、3−メトキシプロパツー
ル、3−メトキシプロピルアセテート、メチルエチルケ
トン、エチレンジクロライドなどの適当な溶剤の単独ま
たはこれらを適当に組合せた混合溶媒に溶解して支持体
上に設けることができる。その被覆量は乾燥後の重量で
約0、1 g / m’〜約10g/m’の範囲が適当
であり、より好ましくは0.5〜5 g / m’であ
る。
さらにまた、本発明の光重合性組成物が、所期の目的を
達成するための公知の他の添加剤(例えば、焼出し剤等
)を含み得ることは論をまたない。
上記支持体としては、寸度的に安定な板状物が用いられ
る。このような寸度的に安定な板状物としては、従来印
刷版の支持体として使用されたものが含まれ、それらを
好適に使用することができる。かかる支持体としては、
紙、プラスチック(例えばポリエチレン、ポリプロピレ
ン、ポリスチレンなど)がラミネートされた紙、例えば
アルミニウム(アルミニウム合金も含む。)、亜鉛、洞
などのような金属の板、例えば二酢酸セルロース、三酢
酸セルロース、プロピオン酸セルロース、醋酸セルロー
ス、酢酸醋酸セルロース、硝酸セルロース、ポリエチレ
ンテレフタレート、ポリエチレン、ポリスチレン、ポリ
プロピレン、ポリカーボネート、ポリビニルアセタール
などのようなプラスチックのフィルム、上記の如き金属
がラミネートもしくは蒸着された紙もしくはプラスチッ
クフィルムなどが含まれる。これらの支持体のうち、ア
ルミニウム板は寸度的に著しく安定であり、しかも安価
であるので特に好ましい。更に、特公昭48−1832
7 号公報に記されているようなポリエチレンテレフタ
レートフィルム上にアルミニウムシートが結合された複
合体シートも好ましい。
また金属、特にアルミニウムの表面を有する支持体の場
合には、砂目立て処理、珪酸ソーダ、弗化ジルコニウム
酸カリウム、燐酸塩等の水溶液への浸漬処理、あるいは
陽極酸化処理などの表面処理がなされていることが好ま
しい。また、米国特許第2.714.066 号明細書
に記載されている如く、砂目立てしたのちに珪酸す) 
Uラム水溶液に浸漬処理されたアルミニウム板、特公昭
47−5125号公報に記載されているようにアルミニ
ウム板を陽極酸化処理したのちに、アルカリ金属珪酸塩
の水溶液に浸漬処理したものも好適に使用される。上記
陽極酸化処理は、例えば、燐酸、クロム酸、硫酸、硼酸
等の無機酸、若しくは修酸、スルファミン酸等の有機酸
またはこれらの塩の水溶液又は非水溶液の単独又は二種
以上を組み合わせた電解液中でアルミニウム板を陽極と
して電流を流すことにより実施される。
また、米国特許第3.658.662号明細書に記載さ
れているようなシリケート電着も有効である。
更には特公昭46−27481 号公報、特開昭52−
58602号公報、特開昭52−30503号公報に開
示されているような電解ダレインを施した支持体と、上
記陽極酸化処理及び珪酸ソーダ処理を組合せた表面処理
も有用である。
更には、特開昭56−28893号公報に開示されてい
るような、ブラシグレイン、電解ダレイン、陽極酸化処
理さらに珪酸ソーダ処理を順に行ったものも好適である
更にこれらの処理を行った後に、水溶性の樹脂、たとえ
ばポリビニルフォスホン酸、スルホン酸基を側鎖に有す
る重合体および共重合体、ポリアクリル酸等を下塗りし
たものも好適である。
これらの親水化処理は、支持体の表面を親水性とするた
めに施される以外に、その上に設けられる光重合性組成
物の有害な反応を防ぐため、更には感光層の密着性の向
上環のために施されるものである。
支持体上に設けられた光重合性組成物の層の上には、空
気中の酸素による重合禁止作用を完全に防止するため、
例えばポリビニルアルコール、酸性セルロース類などの
ような酸素遮断性に優れたポリマーよりなる保護層を設
けてもよい。この様な保護層の塗布方法については、例
えば米l特許第3.458.311号、特公昭55−4
9729号明細書に詳しく記載されている。
本発明の光重合性組成物を支持体上に設けた感光性プレ
ートをメタルハライドランプ、高圧水銀灯などのような
紫外線に富んだ光源を用いて画像露光し、現像液で処理
して感光層の未露光部を除去し、最後にガム液を塗布す
ることにより印刷版とする。上記現像液として好ましい
ものは、ベンジルアルコール、2−フエノキシエタ/−
Jl/、2−ブトキシェタノールのような有機溶媒を少
量含むアルカリ水溶液であり、例えば米国特許第3、4
75.171 号および同3.615.480 号に記
載されているものを挙げることができる。
更に、特開昭50−26601 号、特公昭56−39
464号、同56−42860号の各公報に記載されて
いる現像液も上記感光性印刷版の現像液として優れてい
る。
以下実施例をもって本発明を説明するが本発明はこれに
限定されるものではない。
実施例1 特開昭56−28893 号公報に開示された方法によ
り基板を得た。すなわち、厚さ0.30 mmのアルミ
ニウム板をナイロンブラシと400メツシユのノでミス
トンの水懸濁液とを用いその表面を砂目立てした後、よ
く水で洗浄した。10%水酸化ナトリウムに70℃で6
0秒間浸漬してエツチングした後、流水で水洗後20%
HNOsで中和洗浄し、次いで水洗した。これをVA 
=12.7Vの条件下で正弦波の交番波形電流を用いて
1%硝酸水溶液中で160クローン/ d m’の陽極
時電気壷で電解粗面化処理を行った。その表面粗さを測
定したところ、0.6μ(Ra表示)であった。ひきつ
づいて30%の11□SO4水溶液中に浸漬し55℃で
2分間デスマットした後、20%1(2S(1,水溶液
中、電流密度2 A / d m’において厚さが2.
7 g / m’になるように2分間陽極酸化処理した
このように処理されたアルミニウム板上に、下記組成の
感光液を乾燥塗布重量が1.5 g /m’となるよう
に塗布し、100℃で2分間乾燥させ感光性プレートを
得た。
光重合開始剤            Xgメチルエチ
ルケトン         20gクリスタルバイオレ
ット       0.1gこの感光性プレート上にポ
リビニルアルコール(ケン化度86.5〜89モル%、
重合度1000)の3重量%の水溶液を乾燥塗布重量が
2 g / m’となるように塗布し、100℃72分
間乾燥させた。
露光は真空焼ワタ装置を用いて、富士写真フィルム株式
会社製PSライ)Sタイプ(メタルハライドランプ、2
 KW)で距離1mから行った。感度測定はLTFの濃
度段差0,15の連続ステップウェッジを使用した。現
像はIKケイ酸カリウム30g、水酸化カリウム15g
、 C1□11゜。
3gおよび水1000gからなる現像液にて25℃、1
分間浸せきして行った。
光重合開始剤の組み合せを変えたときの感度および露光
後のプリントアウトの結果を表1に示す。
表1から、光重合開始剤として(I)式もしくは(n)
式のものを単独で用いた場合と比較して、本発明の(I
)式、(I[)式の化合物の組み合せを使用した場合に
は感度は飛躍的に上昇する。また比較例5および6にあ
げた塩基性の光吸収剤と比較して露光後のプリントアウ
トが損われることがなかった。
実施例2 次の処方に従って実施例1と同様に感光板を作製した。
銅フタロシアニン顔料        0.2gフッ素
系ノニオン界面活性剤    0.03 g(3M社製
、フルオラッドFC−430)メチルエチルケトン  
       20gこの感光板の乾燥塗布重量は1.
5 g / m″であった。実施例1と同様にこの感光
板の上にPVAからなる酸素遮断層を設け、実施例1と
同様な露光装置を用いて露光し、現像したところ、適正
露光時間1秒でステップウェッジで7段クリアーの画像
が得られた。
実施例3 実施例2の一般式(I)のチオキサントン誘導体の代り
に下記チオキサントン誘導体、を用いたことを除いて実
施例2の操作を繰返した。
この場合の適正露光時間は4秒であった。
実施例4 実施例1のアルミニウム基板の作製において20%11
゜SO,水溶液中で陽極酸化処理する代りに5%りん酸
水溶液中で電流密度2 A / d m’において厚さ
が0.8 g / m’になるように2分間陽極酸化処
理した後、3%のケイ酸ナトリウム水溶液で70℃、1
0秒間処理した基板を用いて、実施例2の感光液をその
上に塗布した。この感光板の乾煙塗布重Iは1.5 g
 / m’であった。そして実施例1と同様にこの感光
板上にPVAからなる酸素遮断層を設け、実施例1と同
様に露光し、現像した。
このプレートの適正露光時間は0.2秒であった。
この感光性プレートを市販のプロジェクション露光機を
用いて露光したところ1〜2秒で適正画像が得られた。
〔発明の効果〕
本発明の光重合組成物をもちいると、感度がよ<、露光
後のプリントアウトの良好な感光性プレートを得ること
ができる。従って、本発明の光重合性組成物は、各種印
刷版及び画像形成用に広く用いることができ、これらの
うちでも特に感光性印刷用原版の作製、フォトレジスト
等に好適に用いることができる。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 活性光線により光重合が可能な少なくとも1個のエチレ
    ン性不飽和基をもつ単量体と光重合開始剤と、必要とす
    るならば線状有機高分子重合体とを含む光重合性組成物
    において、光重合開始剤として少なくとも1種の下記一
    般式( I ): ▲数式、化学式、表等があります▼( I ) (ArおよびAr′は置換又は未置換のアリール基を表
    わす。) で表わされる化合物と、少なくとも1種の下記一般式(
    II): ▲数式、化学式、表等があります▼(II) (Xはハロゲン原子を表わす。Yは−CX_3、−NH
    _2、−NHR′、−NR_2、−OR′を表わす。こ
    こでR′はアルキル基、置換アルキル基、アリール基、
    置換アリール基を表わす。またRは−CX_3、アルキ
    ル基、置換アルキル基、アリール基、置換アリール基、
    置換アルケニル基を表わす。) で表わされる化合物を組み合せたものを用いることを特
    徴とする光重合性組成物。
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JP2013544930A (ja) * 2010-11-10 2013-12-19 ランベルティ ソシエタ ペル アチオニ 低抽出性チオキサントン

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