JPH0774906B2 - 光重合性組成物 - Google Patents

光重合性組成物

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JPH0774906B2
JPH0774906B2 JP19244187A JP19244187A JPH0774906B2 JP H0774906 B2 JPH0774906 B2 JP H0774906B2 JP 19244187 A JP19244187 A JP 19244187A JP 19244187 A JP19244187 A JP 19244187A JP H0774906 B2 JPH0774906 B2 JP H0774906B2
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aryl group
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達治 東
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    • G03F7/00Photomechanical, e.g. photolithographic, production of textured or patterned surfaces, e.g. printing surfaces; Materials therefor, e.g. comprising photoresists; Apparatus specially adapted therefor
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    • G03F7/027Non-macromolecular photopolymerisable compounds having carbon-to-carbon double bonds, e.g. ethylenic compounds
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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は不飽和単量体と光重合開始剤と有機硼素化合物
とを含み、さらに必要により線状有機高分子重合体を含
み光重合性組成物に関し、特に印刷用原版の作製、フォ
トレジスト等に有用な光硬化像を提供しうる光重合性組
成物に関するものである。
〔従来の技術〕
重合可能なエチレン性不飽和化合物と、光重合開始剤
と、更に必要に応じて適当な皮膜形成能を有する線状有
機高分子重合体、熱重合防止剤等を混和させたものを感
光性組成物として写真的手法によって画像複製を行なう
方法は現在広く知られるところである。すなわち特公昭
35−5093号公報、特公昭35−8495号公報等に記載される
様に該感光性組成物は活性光線の照射により光重合を起
し、不溶化する。従って、感光性組成物を適当な皮膜と
なし、所望の画像の陰画を通して活性光線の照射を行
い、適当な溶媒により未感光部のみを除去する(以下単
に現像とよぶ。)ことにより所望の光重合画像を形成さ
せることができる。このタイプの感光性組成物は印刷板
あるいはフォトレジスト等の感光剤として極めて有用で
あることは論を待たない。
従来より、重合可能なエチレン性不飽和化合物の光重合
開始剤として、ベンジル、ベンゾイン、ベンゾインエチ
ルエーテル、ミヒラーケトン、アンスラキノン、アクリ
ジン、フェナジン、ベンゾフェノン、2−エチルアンス
ラキノン等が代表的なものとして知られている。しかし
ながらこれらの開始剤は、実用上必ずしも充分な光重合
開始能力を示さず、光照射による画像形成には多くの時
間を要した。この欠点を改良するために通常ラジカル発
生剤に光吸収剤を組み合せることが提案されている。た
とえば本発明の一般式(I)で表わされるS−トリアジ
ン化合物のトリクロロメチル化合物に、特公昭59−2832
8号公報に示される芳香族チアゾール化合物、特開昭54
−151024号公報に示されるメロシアニン色素、特開昭58
−40302号公報に示される芳香族チオピリリウム塩や芳
香族ピリリウム塩、その他9−フェニルアクリジン、 等の光吸収剤を組み合せ、更にはこれらの組み合せにN
−フェニルグリシン、2−メルカプトベンゾチアゾー
ル、N′,N′−ジメチルアミノ安息香酸エチル等の水素
供与体等を組み合せることによって、充分な光重合開始
能力を示すことが知られている。しかしこれらのラジカ
ル発生剤は光吸収剤との組合せは平版印刷版の感光層に
用いると、画像露光時に酸素による重合阻外を強く受け
るという欠点があった。
〔発明が解決しよとする問題点〕
本発明は、上記の問題点を解決するためになされたもの
であり、従って画像露光時の酸素の影響を低減できかつ
印刷用原版の作製、フォトレジスト等に有用な光硬化像
を与え得る光重合性組成物を提供することを目的とす
る。
〔問題点を解決するための手段〕
本発明者らは、上記のような技術の現状に鑑み、鋭意研
究の結果、光重合性組成物において、光重合開始剤とし
てトリアジン系化合物に有機硼素化合物を添加すること
によって画像露光時の酸素の影響を低減することができ
るという知見に基づき、本発明をなすに至った。
すなわち本発明は、活性光線により光重合が可能な少な
くとも1個のエチレン性不飽和基を有する単量体、一般
式(I)の光重合開始剤: 〔式中Rは、アリール基又はCH=CHnW(ただしWは
アリール基又は複素環基であり、nは1〜3の整数を示
す)である。〕及び、 一般式(II): 〔式中、R1、R2、R3およびR4は同じでも異なっていても
よく、アルキル基、アリール基又は置換アリール基であ
る。ただしR1、R2、R3およびR4のうち少なくとも1つ
は、アルキル基である。X+はアルカリ金属又は で示されるアンモニウムである。ここで、R5、R6、R7
びR8は同じであっても異なっていてもよく水素、アルキ
ル基、アリール基、アラルキル基、アルカリール基、ア
ルケニル基、アルキニル基、アリサイクリック基及びア
リル基から選ばれる基である。〕で表わされる有機硼素
化合物を含有することを特徴とする光重合性組成物を提
供する。
本発明に使用される「活性光線により光重合が可能な少
なくとも1個のエチレン性不飽和基を有する単量体」
は、常圧で沸点100℃以上の、少なくとも1分子中に1
個、より好ましくは2個以上の付加重合可能なエチレン
性不飽和基を有する分子量10,000以下のモノマー又はオ
リゴマーである。このようなモノマー又はオリゴマーと
しては、ポリエチレングリコールモノ(メタ)アクリレ
ート、ポリプロピレングリコールモノ(メタ)アクリレ
ート、フェノキシエチル(メタ)アクリレート等の単官
能のアクリレートやメタクリレート;ポリエチレングリ
コールジ(メタ)アクリレート、ポリプロピレンジ(メ
タ)アクリレート、トリメチロールエタントリ(メタ)
アクリレート、ネオペンチルグリコールジ(メタ)アク
リレート、ペントエリスリトールトリ(メタ)アクリレ
ート、ペンタエリスリトールテトラ(メタ)アクリレー
ト、ジペンタエリスリトールヘキサ(メタ)アクリレー
ト、ヘキサンジオールジ(メタ)アクリレート、トリ
(アクリロイロキシエチル)イソシアヌレート、グリセ
リンやトリメチロールエタン等の多価アルコールにエチ
レンオキサイドやプロピレンオキサイドを付加させた後
(メタ)アクリレート化したもの、特公昭48−41708
号、特公昭50−6034号、特開昭51−37193号各公報に記
載されているようなウレタンアクリレート類、特開昭48
−64183号、特公昭49−43191号、特公昭52−30490号各
公報に記載されているポリエステルアクリレート類、エ
ポキシ樹脂と(メタ)アクリル酸を反応させたエポキシ
アクリレート類等の多官能のアクリレートやメタクリレ
ートをあげることができる。さらに日本接着協会誌Vol.
20、No.7、300〜308ページに光硬化性モノマー及びオリ
ゴマーとして紹介されているものも使用することができ
る。
本発明で用いる光重合開始剤は上記一般式〔I〕で表わ
される化合物である。式〔I〕中、アリール基としては
炭素数6〜14、複素環基としてはフラン、ベンゾフラ
ン、チオフェン、ピロール及びベンゾオキサゾールなど
が好ましい。尚、アリール基、複素環基は置換基を有し
ていてもよい。これらのトリアジン系化合物としては、
若林ら著、Bull.Chem.Soc.Japan,42、2924(1969)記載
の化合物、たとえば、2−フェニル−4,6−ビス(トリ
クロルメチル)−S−トリアジン、2−(p−クロルフ
ェニル)−4,6−ビス(トリクロルメチル)−S−トリ
アジン、2−(p−トリル)−4,6−ビス(トリクロル
メチル)−S−トリアジン、2−(p−メトキシフェニ
ル)−4,6−ビス(トリクロルメチル)−S−トリアジ
ン、2−(2′,4′−ジクロルフェニル)−4,6−ビス
(トリクロルメチル)−S−トリアジン等が挙げられ
る。その他、英国特許1388492号明細書記載の化合物、
たとえば、2−スチリル−4,6−ビス(トリクロルメチ
ル)−S−トリアジン、2−(p−メチルスチリル)−
4,6−ビス(トリクロルメチル)−S−トリアジン、2
−(p−メトキシスチリル)−4,6−ビス(トリクロル
メチル)−S−トリアジン等、特開昭53−133428号明細
書記載の化合物、たとえば、2−(4−メトキシ−ナフ
ト−1−イル)−4,6−ビス−トリクロルメチル−S−
トリアジン、2−(4−エトキシ−ナフト−1−イル)
−4,6−ビス−トリクロルメチル−S−トリアジン、2
−〔4−(2−エトキシエチル)−ナフト−1−イル〕
−4,6−ビス−トリクロルメチル−S−トリアジン、2
−(4,7−ジメトキシ−ナフト−1−イル〕−4,6−ビス
−トリクロルメチル−S−トリアジン、2−(アセナフ
ト−5−イル)−4,6−ビス−トリクロメチル−S−ト
リアジン等、特公昭59−1281号明細書記載の化合物、た
とえば 独国特許3337024号明細書記載の化合物たとえば、 等 特願昭60−198868号明細書記載の化合物、たとえば 等や、 特願昭61−186238号明細書記載の化合物、たとえば 等を挙げることができる。
本発明で用いられる有機硼素化合物は、上記一般式(I
I)で表される化合物である。式中、R1〜R4としては炭
素数1〜18のものが好ましく、又、上述したアルキル
基、アリール基などの誘導体でもよい。このうちR1〜R4
としては炭素数1〜6のアルキル基、フェニル基及び置
換フェニル基が好ましい。一方、R5〜R8としては、炭素
数1〜18のものが好ましく、上述したアルキル基などの
誘導体も使用できる。このうち炭素数1〜6のアルキル
基が好ましい。
式中Xのアルカリ金属としてナトリウム、カリウムが例
示される。
一般式〔II〕で表わされる化合物として、具体的には、 等を挙げることができる。
光重合開始剤の本発明の組成物中への含有濃度は通常わ
ずかなものであり、また不適当に多い場合には有効光線
の遮蔽等好ましくない結果を生じる。本発明における一
般式(I)で表わされる光重合開始剤と一般式(II)で
表わされる有機硼素化合物の合計が光重合可能なエチレ
ン性不飽和化合物と必要により添加される線状有機高分
子重合体との合計に対して0.01重量%から20重量%の範
囲で充分であり、更に好ましくは1重量%から10重量%
で良好なる結果を得る。また一般式(II)で表わされる
有機硼素化合物と一般式(I)の光重合開始剤の割合
は、それぞれ80〜20重量%、20〜80重量%であることが
望ましい。
更に本発明で用いる光重合開示剤に必要に応じてN−フ
ェニルグリシン、2−メルカプトベンゾチアゾール、N,
N−ジアルキル安息香酸アルキルエステル等の水素供与
性化合物を与えることによって更に光重合開始能力を高
めることができる。
本発明において必要に応じて添加する「線状有機高分子
重合体」としては当然光重合可能なエチレン性不飽和化
合物と相溶性を有しているものを選択しなければならな
い。光重合可能なエチレン性不飽和化合物と相溶性のあ
る線状有機高分子重合体である限り、どれを使用しても
構わないが、望ましくは水現像あるいは弱アルカリ水現
像を可能とする様な線状有機高分子重合体を選択すべき
である。線状有機高分子重合体は、該組成物の皮膜形成
剤としてだけではなく、水、弱アルカリ水あるいは有機
溶剤現像剤としての用途に応じて使用される。たとえば
水可溶性有機高分子重合体を用いると水現像が可能とな
る。この様な線状有機高分子重合体としては、側鎖にカ
ルボン酸を有する付加重合体、たとえばメタクリル酸共
重合体、アクリル酸共重合体、イタコン酸共重合体、ク
ロトン酸共重合体、マレイン酸共重合体、部分エステル
化マレイン酸共重合体等があり、また同様に側鎖にカル
ボン酸を有する酸性セルロース誘導体がある。この他水
酸基を有する付加重合体に環状酸無水物を付加させたも
の等が有用である。この他に水溶性線状有機高分子重合
体としてポリビニルピロリドンやポリエチレンオキサイ
ド等が有用である。また硬化皮膜の強度をあげるために
アルコール可溶性ナイロンや2,2−ビス−(4−ヒドロ
キシフェニル)−プロパンとエピクロロヒドリンのポリ
エーテル遠も有用である。これらの線状有機高分子重合
体は全組成中に任意な量、例えば光重合可能なエチレン
性不飽和基を有する単量体100重量部当り、100〜900重
量部の割合で混和させることができるが、90重量%を超
えることは形成される画像強度等の点で好ましい結果を
与えない。
さらに本発明においては以上の基本成分の他に光重合性
組成物の製造中あるいは保存中において重合可能なエチ
レン性不飽和化合物の不要な熱重合を阻止するために少
量の熱重合防止剤を添加することが望ましい。適当な熱
重合防止剤としてはハイドロキノン、p−メトキシフェ
ノール、ジーt−ブチル−p−クレゾール、ピロガロー
ル、t−ブチルカテコール、ベンゾキノン、4,4′−チ
オピス(3−メチル−6−t−ブチルフェノール)、2,
2′−メチレンビス(4−メチル−6−t−ブチルフェ
ノール)、2−メニカプトベンゾイミダゾール、N−ニ
トロソフェニルヒドロキシアミン第一セリウム塩等があ
げられる。また、場合によっては、硬化皮膜の物性を改
良する目的として無機充てん剤を加えてもよい。
本発明の光重合性組成物は、例えば、2−メトキシエタ
ノール、2−メトキシエチルアセテート、プロピレング
リコールモノメチルエーテル、3−メトキシプロパノー
ル、3−メトキシプロピルアセテート、メチルエチルケ
トン、エチレンジクロライドなどの適当な溶剤の単独ま
たはこれらを適当に組合せた混合溶媒に溶解して支持体
上に設けることができる。その被覆量は乾燥後の重量で
約0.1g/m2〜約10g/m2の範囲が適当であり、より好まし
くは0.5〜5g/m2である。
本発明では、さらにジアゾ樹脂を加えてもよい。感光性
ジアゾ樹脂は芳香族ジアゾニウム塩と活性カルボニル基
含有化合物、例えばホルムアルデヒドとの縮合物で代表
されるジアゾ樹脂である。
上記ジアゾ樹脂としては、例えば、p−ジアゾジフェニ
ルアミンとホルムアルデヒドまたはアセトアルデヒドと
の縮合物とヘキサフルオロ燐酸塩またはテトラフルオロ
硼酸塩との反応生成物である有機溶媒可溶性ジアゾ樹脂
無機塩や、特公昭47−1167号公報に記載されているよう
な前記縮合物とスルホン酸塩類、例えばp−トルエンス
ルホン酸またはその塩、プロピルナフタレンスルホン酸
またはその塩、ブチルナフタレンスルホン酸またはその
塩、ドデシルベンゼンスルホン酸またはその塩、2−ヒ
ドロキシ−4−メトキシベンゾフエノン−5−スルホン
酸またはその塩との反応生成物である有機溶媒可溶性ジ
アゾ樹脂有機塩が挙げられる。
また特開昭58−27141号に示されているような3−メト
キシ−4−ジアゾ−ジフェニルアミンを4,4′−ビス−
メトキシ−メチル−ジフェニルエーテルで縮合させメシ
チレンスルホン酸塩としたものなども適当である。
上記ジアゾ樹脂の添加量は任意であるが、0.5〜20重量
%添加するのがよい。
さらに、染料として塩形成能のある染料を光重合性組成
物に含有させることができる、そしてこれにより、露光
した時の焼出し画像の形成と現像後の画像の着色とを実
現することも知られている(例えば、特開昭50−138905
号、同56−121031号、同59−222842号、特願昭61−2744
33)。このような染料としては、クリスタルバイオレッ
ト(CI42555)、メチルバイオレット2B(CI42535)、マ
ラカイトグリーン(CI42000)、フクシン(CI42510)、
クリスタルバイオレット−カルビノールベース(CI4255
5:1)、パラフクシン(CI42500)、ローダミンB(CI45
170)、ビクトリアブルーB(CI44045)、ビクトリアピ
ュアブルーBOH(CI42595)、ブリリアントグリーン(CI
42040)、ナイトブルーBX(CI51185)、ニュートラルレ
ッド(CI50040)、ロージュリンピュアブルー3G(CI510
04)、オリエントオイルブルー#603、ビクトリアピュ
アブルーBOHのパラトルエンスルホン酸塩、又はナフタ
レンスルホン酸塩又はt−ブチルナフタレンスルホン酸
塩、クリスタルバイオレットのパラトルエンスルホン酸
塩等をあげることが出来る。染料の含有量は任意である
が、0.1〜5重量%とするのがよい。
さらにまた、本発明の光重合性組成物が、所期の目的を
達成するための公知の他の添加剤(例えば、焼出し剤
等)を含み得ることは論をまたない。
上記支持体としては、寸度的に安定な板状物が用いられ
る。このような寸度的に安定な板状物としては、従来印
刷版の支持体として使用されたものが含まれ、それらを
好適に使用することができる。かかる支持体としては、
紙、プラスチック(例えばポリエチレン、ポリプロピレ
ン、ポリスチレンなど)がラミネートされた紙、例えば
アルミニウム(アルミニウム合金も含む。)、亜鉛、銅
などのような金属の板、例えば二酢酸セルロース、三作
戦セルロース、プロピオン酸セルロース、酪酸セルロー
ス、酢酸酪酸セルロース、硝酸セルロース、ポリエチレ
ンテレフタレート、ポリエチレン、ポリスチレン、ポリ
プロピレン、ポリカーボネート、ポリビニルアセタール
などのようなプラスチックのフィルム、上記の如き金属
がラミネートもしくは蒸着された紙もしくはプラスチッ
クフィルムなどが含まれる。これらの支持体のうち、ア
ルミニウム板は寸度的に著しく安定であり、しかも安価
であるので特に好ましい。更に、特公昭48−18327号公
報に記されているようなポリエチレンテレフタレートフ
ィルム上にアルミニウムシートが結合された複合体シー
トも好ましい。
また金属、特にアルミニウムの表面を有する支持体の場
合には、砂目立て処理、珪酸ソーダ、弗化ジルコニウム
酸カリウム、燐酸塩等の水溶液への浸漬処理、あるいは
陽極酸化処理などの表面処理がなされていることが好ま
しい。また、来国特許第2,714,066号明細書に記載され
ている如く、砂目立てしたのちに珪酸ナトリウム水溶液
に浸漬処理されたアルミニウム板、特公昭47−5125号公
報に記載されているようにアルミニウム板を陽極酸化処
理したのちに、アルカリ金属珪酸塩の水溶液に浸漬処理
したものも好適に使用される。上記陽極酸化処理は、例
えば、燐酸、クロム酸、硫酸、硼酸等の無機酸、若しく
は蓚酸、スルファミン酸等の有機酸まはこれらの塩の水
溶液又は非水溶液の単独又は二種以上を組み合わせた電
解液中でアルミニウム板を陽極として電流を流すことに
より実施される。
また、米国特許第3,658,662号明細書に記載されている
ようなシリケート電着も有効である。
更には特公昭46−27481号公報、特開昭52−58602号公
報、特開昭52−30503号公報に開示されているような電
解グレインを施した支持体と、上記陽極酸化処理及び珪
酸ソーダ処理を組合せた表面処理も有用である。
更には、特開昭56−28893号公報に開示されているよう
な、ブラシグレイン、電解グレイン、陽極酸化処理さら
に珪酸ソーダ処理を順に行ったものも好適である。
更にこれらの処理を行った後に、水溶性の樹脂、たとえ
ばポリビニルフォスホン酸、スルホン酸基を側鎖に有す
る重合体及び共重合体、ポリアクリル酸等を下塗りした
ものも好適である。
これらの親水化処理は、支持体の表面を親水性とするた
めに施される以外る、その上に設けられる公重合性組成
物の有害な反応を防ぐため、更には感光層の密着性の向
上等のために施されるものである。
支持体上に設けられた光重合性組成物の層の上には、空
気中の酸素による重合禁止作用を完全に防止するため、
例えばポリビニルアルコール、特にケン化度99%以上の
ポリビニルアルコール、酸性セルロース類などのような
酸素遮断性に優れたポリマーよりなる保護層を設けても
よい。この様な保護層の塗布方法については、例えば米
国特許第3,458,311号、特公昭55−49729号明細書に詳し
く記載されている。
本発明の光重合性組成物を支持体上に設けた感光性プレ
ートをメタルハライドランプ、高圧水銀灯などのような
紫外線に富んだ光源を用いて画像露光し、現像液で処理
して感光層の未露光部を除去し、最後にガム液を塗布す
ることにより印刷板とする。上記現像液として好ましい
ものは、ベンジルアルコール、2−フェノキシエタノー
ル、2−ブトキシエタノールのような有機溶媒を少量含
むアルカリ水溶液であり、例えば米国特許第3,475,171
号及び同3,615,480号に記載されているものを挙げるこ
とができる。
更に、特開昭50−26601号、特公昭56−39464号、同56−
42860号の各公報に記載されている現像液も上記感光性
印刷版の現像液として優れている。
以下実施例をもって本発明を説明するが本発明はこれに
限定されるものではない。
実施例1 特開昭56−28893号公報に開示された方法により基板を
得た。すなわち、厚さ0.30mmのアルミニウム板をナイロ
ンブラシと400メッシュのパミストンの水懸濁液とを用
いその表面を砂目立てした後、よく水で洗浄した。10%
水酸化ナトリウムに70℃で60秒間浸漬してエッチングし
た後、流水で水洗後20%HNO3で中和洗浄し、次いで水洗
した。これをVA=12.7Vの条件下で正弦波の交番波形電
流を用いて1%硝酸水溶液中で160クローン/dm2の陽極
時電気量で電解阻面化処理を行った。その表面粗さを測
定したところ、0.6μ(Ra表示)であった。ひきつづい
て30%のH2SO4水溶液中に浸漬し50℃で2分間デスマッ
トした後、20%H2SO4水溶液中、電流密度2A/dm2におい
て厚さが2.7g/m2になるように2分間陽極酸化処理し
た。その後70℃のケイ酸ソーダ2.5%水溶液に1分間浸
漬水洗乾燥させた。
このように処理されたアルミニウム板上に、下記組成の
光重合性組成物からなる感光液を乾燥塗布重量が2g/m2
となるように塗布し、100℃で2分間乾燥させ感光性プ
レートを得た。尚、使用した光重合開始剤及びその感光
液中の使用量はそれぞれ第1表に示す。
〔感光液の組成〕
・トリメチロールプロパントリアクリレート 1 g ・アリルメタクリレート/メタクリル酸の共重合体(共
重合モル比85/15) 5 g ・光重合開始剤(第1表に表示) X g ・有機硼素化合物(第1表に表示) Y g ・p−ジアゾジフェニルアミンとホルムアルデヒドの縮
合物のドデシルベンゼンスルホン酸塩 0.3 g ・ビクトリアピュアブル−BOHのナフタレンセルホン酸
塩 0.2 g ・ベヘン酸 0.1 g ・ベヘン酸アミド 0.1 g ・F−177(大日本インキ(株)製、フッ素系界面活性
剤) 0.05g ・エチレングリコールモノメチルエーテル 50g ・メタノール 15g ・メチルエチルケトン 30g ・純水 5g こうして得られた感光性平板印刷板の感光層上に富士写
真フィルム(株)製の富士PSステップガイド(ΔD=0.
15で不連続に透過濃度が変化するグレースケール)を密
着させ、米国ヌアーク社製プリンターFT26V2UPNS(光
源:2KWメタルハライドランプ)で距離1mから100カウン
ト行なった。このときサンプルの酸素の影響を比較する
ために、プリンターの焼枠の真空度を調整した。
次に下記組成の現像液: ・亜硫酸ナトリウム 3g ・ベンジルアルコール 30g ・トリエタノールアミン 20g ・モノエタノールアミン 5g ・ペレックスNBL(t−ブチルナフタレンスルホン酸ナ
トリウム、花王アトラス(株)製) 30g ・水 1000g で処理し未露光部を除去した。
光重合開始剤と有機硼素化合物の組み合せを変え、露光
機の真空度0 Torrと真空度600 Torrにおいて感度を測定
しその結果を第1表に示す。
表1の本発明品に示すように特定の光重合開始剤と有機
硼素化合物を組合せると単独より高感度になりかつ酸素
の影響が受けにくくなっていることがわかった。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭57−19737(JP,A) 特開 昭59−95534(JP,A) 特開 昭59−107350(JP,A) 特開 昭62−143043(JP,A) 特開 昭60−60104(JP,A) 特開 昭58−29803(JP,A) 特開 昭54−151024(JP,A)

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】活性光線により光重合が可能な少なくとも
    1個のエチレン性不飽和基を有する単量体、一般式
    (I)の光重合開始剤: 〔式中Rは、アリール基又はCH=CHnW(ただしWは
    アリール基又は複素環基であり、nは1〜3の整数を示
    す)である。〕及び、 一般式(II): 〔式中、R1、R2、R3およびR4は同じでも異なっていても
    よく、アルキル基、アリール基又は置換アリール基であ
    る。ただしR1、R2、R3およびR4のうち少なくとも1つ
    は、アルキル基である。X+はアルカリ金属又は で示されるアンモニウムである。 ここで、R5、R6、R7及びR8は同じであっても異なってい
    てもよく水素、アルキル基、アリール基、アラルキル
    基、アルカリール基、アルケニル基、アルキニル基、ア
    リサイクリック基及びアリル基から選ばれる基であ
    る。〕で表わされる有機硼素化合物を含有することを特
    徴とする光重合性組成物。
  2. 【請求項2】線状有機高分子重合体を含有する特許請求
    の範囲第(1)項記載の光重合性組成物。
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