JPS6259093A

JPS6259093A - 印刷版、印刷方法および製版装置

Info

Publication number: JPS6259093A
Application number: JP19988585A
Authority: JP
Inventors: Saburo Nishimura; 三郎西村; Mamoru Miwa; 守三輪
Original assignee: Dainippon Screen Manufacturing Co Ltd
Current assignee: Dainippon Screen Manufacturing Co Ltd
Priority date: 1985-09-09
Filing date: 1985-09-09
Publication date: 1987-03-14

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】（産業上の利用分野）この発明は、凸版印刷において厚膜印刷を可能とした新
規な印刷版、印刷方法および製版装置に関る、。

（従来技術とその問題点）インキの厚みの大きい印刷（厚膜印刷と総称る、）は、
例えばプリン１〜配Ｉ２Ｍ板や厚膜ＩＣなどの電子部品
の製造において、導電性ペーストやエツチングレジスト
などの厚膜インキを基板上にパターンどおりに印刷る、
場合に用いられる他、電子部品以外の工業製品の製造や
一般印刷の用途においても必要に応じて用いられている
。このような厚膜印刷を行なう場合、従来は孔版（スク
リーン印刷版）、凹版（クラビア印刷版を含む）、平凹
部などの印刷方式が、それぞれの用途に応じて使いわけ
られてきた。ところが凸版は、この印刷方式の特性上、
被印刷物に版面が圧着したとぎにインキが画線部の周辺
（輪郭部）に押し出されて盛り上り、内部にはインキ厚
が少なくなる結果、均一な厚膜を形成る、ことができな
いため、従来は厚膜印刷の分野に用いられることはなか
った。

しかしながらこの凸版印刷方式は、他の印刷版方式に比
べて最も甲純な版方式であり、版面へのインキ盛りが容
易でかつ印刷精度も高く、また使用る、インキの種類も
比較的広範囲から自由に選択できるほか、平圧１円圧１
輪転のいずれの印刷方式でも採用る、ことができ、高い
自由度を婦えている。さらに原版から複数枚の版を比較
的容易に速く製造る、ことができ、また版の持ちが良好
（耐刷力が大きい）であるため、上述した取扱の容易性
および高い自由度と相俟って、全体として高い生産性を
実現し得るという、他の印刷版方式にはない数々の利点
を崗えている。したがって、凸版を用いて厚膜印刷を行
なうことが可能となれば、凸版印刷の用途がより一層広
がるだけでなく、厚膜印刷の分野において生産性を一段
と向上させることが可能となる。

（発明の目的）この発明は上述のような観点から成されたものであり、
その目的とる、ところは、凸版印刷において厚膜印刷を
可能とした新規な印刷版、印刷方法および製版装置を提
供る、ことである。

（目的を達成る、ための手段）上記目的を達成る、ため、この発明による印刷版におい
ては、凸版の画線部分を表わす凸部上に所定パターンか
らなる凹部を設けた。

又、上記目的を達成る、ため、この発明による印刷方法
においては、凸版の画線部分を表わす凸部上に所定パタ
ーンからなる凹部を設け、この凹部付きの凸版を用いて
印刷を行うようにしている。

すなわちこの発明においては、上記凹部の働きによって
版面に転着されるインキ吊を従来の凸版よりも多くして
、厚膜印刷を可能にしようとる、ものである。

（実施例）第１図は、この発明による印刷方法に用いるための版の
一例を従来の凸版と比較して示す説明図である。第１図
において、（ａ）は原画、（ｂ）は原画に基づいて得ら
れる従来の凸版、（Ｃ）は（ｂ）のＣ−Ｃ線に治った断
面図、（ｄ）は原画に基づいて得られるこの発明による
版、（ｅ）は（ｄ）のｅ−ｅ線に沿った断面図をそれぞ
れ示している。第１図（ｂ）、　（ｄ）において、斜線
部分は凸版を表わす。

従来の凸版印刷方法においては、（ｂ）、　（ｃ）に示
すように、原画に対応る、画線部分は非画線部分より６
版面で凸状に平坦に***して形成されている。これに対
し、この発明による版は、（ｄ）、　（ｅ）に示すよう
に、画線部分を表わす凸部には所定パターンからなる凹
部が形成されている。この所定パターンは、第１図（ｄ
）、（ｅ）の実施例においては繰返し単線模様を用いて
いるが、例えばグラビア網目等の他の模様であってもよ
く、また繰返しパターン、非繰返しパターンのいずれで
あってらよい。凹部の深さは、第１図（ｅ）の断面図に
示すように、好ましくは凸部の高さよりも小ざくなるよ
うに形成しておく。

この第１図（ｄ）、　（ｅ）の実施例において、画線部
分の輪郭部には凹部を形成る、ことなく、凸部のまま残
している。これは、輪郭部に凹部を形成して画線部分の
輪郭が途切れると、印刷画像のエツジがギザつくおそれ
があるので、輪郭部は凸部のまま残しておくのが好まし
いとの理由による。

この場合、例えば輪郭部分のみを凸部として残しておき
、他の部分にはすべて凹部を形成る、ことも可能である
。しかしながらこのようなパターンの凹部を形成した場
合には、画線部分が広面積になってくると、版面へのイ
ンキ盛りが中央部ではかえって凹むような状況を生じる
。したがって好ましくは、第１図（ｄ）、　（ｅ）の実
施例に示すように、何らかの所定パターンにより凹部を
形成して、輪郭部分の内側にし適当な土堤（すなわち凸
部）を形成しておくのが望ましい。なおこの土塀は、例
えば写真製版によりこの原版を作製る、場合には、エツ
チングによるサイドエッチを考虞した最低必要幅のもの
で足りる。

第２図は、この発明による版にインキ盛りを行なった状
態を示す説明図である。図示のように、斜線により示さ
れたインキは、上述のようにして形成された凹部がイン
キ溜めとして働くため、版面上に豊富に盛られている。

また版面が被印刷物に圧着されたときにも、この凹部の
動きにより、インキが画線部の周方に押し出されてしま
うことがない。したがって、従来の凸版印刷と比較して
、インキの厚みが非常に大きい厚膜印刷が可能となる。

次に、この発明による印刷方法に用いるための版を作製
る、方法について説明る、。上述したように、凸版の画
線部分を表わす凸部に所定パターンからなる凹部が形成
されている版であれば、礪械的、化学的、光化学的、電
子的等のいずれの作製方法で製版した版であってしよい
が、実用的な観点から、以下には製版用スキャノを用い
た実施例と、電子彫刻製版機を用いた実施例につき説明
る、。

製版用スキャナは、周知のように、原画を光電走査しつ
つ感光性フィルムを順次走査露光し、写真製版に必要な
画像ネガフィルムを作製る、装置である。この実施例で
は、このような製版用スキャナに対し、第３図のブロッ
ク図に示すような回路を適用る、。そして、例えば第４
図（ａ）に示すような原画を順次走査すれば、第４図（
ｂ）に示すような出力画像が得られる。

第３図において、２値化回路１および２には、原画を光
電走査して得られる画像信号である周知のシャープ信号
およびアンシャープ信号がそれぞれ入力されている。こ
れらのシャープ信号およびアンシャ−プ信号は、第５図
（ｂ）、　（Ｃ）に示すように、原画を単純に２値化し
た信号Ａに対して図示のような特性を有している。そし
てこれらの信号は、例えば特開昭５９−１４１８７１号
公報に開示されたような、光学的あるいは電子回路的な
手法によって容易に作成る、ことができる。

２値化回路１および２は、入力されたシャープ信号およ
びアンシャープ信号をそれぞれ適当な閾値で弁別して、
第５図（ｄ）、　（ｅ）に示すような信号り、Ｅをそれ
ぞれ出力る、。このとき上記閾値は、信号りの信号幅が
原画の幅と等しく対応し、信号Ｅの信号幅が原画の幅よ
りも若干狭くなるように予め適当に選択しておく。これ
らの信号り、Ｅは排他的ＯＲゲート３に入力され、排他
的ＯＲゲート３からは、第５図（（］）に示すように、
原画の輪郭部分に対応したエツジ信号Ｇが出力される。

一方、第５図（［）に示すようなパターン（単線スクリ
ーン）信号「をＡＮＤゲート４の一方入力に導き入れる
とともに、ＡＮＤゲート４の他方入力には上記信号Ｅを
ゲート信号として与えてパターン（単線スクリーン）信
号Ｆをゲート処理し、ＡＮＤゲー１−４の出力端からは
第５図（ｈ）に示すような凹部パターン信号Ｈを導出る
、。そして、上記エツジ信号Ｇおよび凹部パターン信号
１−１をＯＲゲート５に入力して、第５図ｍに示すよう
な露光用画像信号ＩをＯＲゲート５の出力端から取り出
す。

このようにして得られた露光用画像信号Ｉを用いて、周
知の製版用スキャナにより原画の走査と同期して感光性
フィルムを順次露光し、その後所定の現像処理を施せば
、例えば第４図（ａ）に示すような原画に対しては、第
４図（ｂ）に示すような画像ネガフィルムが得られるこ
とになる。その後は、この画像ネガフィルムを焼付用原
版として使用して通常の写真製版工程で凸版の製版を行
えば、第１図（ｄ）、　（ｅ）に示したような版を作製
る、ことができる。このとき、露光不足によってレリー
フ欠如が生じない程度の範囲で焼付けの露光量を調整す
れば、凹部の深さを適当に変化させることが可能となる
。

また、凹部の深さを凸部の高さよりも小さくる、ために
、第３図の回路に代えて、例えば第６図のブロック図に
示すような回路を製版用スキャナに適用してもよい。第
６図の回路においては、第５図（ｈ）の凹部パターン信
号Ｈをレベル調整した後、減０器６を通じて第５図（ｄ
）の信号りと減算処理を施しているので、露光用画像信
号としては、第５図（ｊ）に示すような信８Ｊが減算器
６の出力端に１９られる。そしてこの露光用画像信号Ｊ
により連続調の画像ネガフィルムを作成したあと、通常
の写真製版工程を行なえば、所望の原版を得ることがで
きる。

次に、電子彫刻製版機を用いた実施例につき説明る、。

電子彫刻製版機は、周知のように、原画を光電走査しつ
つ電子回路の働きをかりて凸版印刷版を直接的に彫刻製
版る、装置である。この実施例では、このような電子彫
刻製版機に対し、第７図のブロック図に示すような回路
を適用る、。

第７図の回路において、第５図（ｋ）に示すようなのこ
ぎり波信号Ｋをゲート７に導き入れるとともに、アンシ
ャープ信号を２値化した第５図（Ｃ）に信号「をゲート
７に与えて上記のこぎり波信号Ｋをゲート処理し、第５
図（ｍ）に示す信号Ｍをゲート７から導出る、。そして
、この信号Ｍと第５図（ｂ）のシャープ信号とを加算器
８で加ｔ１処理して、第５図（ｎ）に示すような彫刻用
画像信＠Ｎを得る。その後は、第８図（ａ）に示すよう
に、電子彫刻製版機の彫刻針の移動経路（点線）を版材
９に対して図示のような位置関係に設定しておけば、第
８図（ｂ）に示１ような原版を作製る、ことができる。

凹部の深さは、上記のこぎり波信号にの振幅を調整る、
ことによって、適当に変化させることができる。

第１図および第４図には単線スクリーン（万線スクリー
ン）のパターンを図示したが、グラビア印刷に用いられ
る網目状の白線スクリーンのようなパターンをも用い１
ｑる。

なお、この発明に用いる版材としては、金属版でも樹脂
版でもよい。また、上記製版用スキャナを用いて画像ネ
ガフィルムを作製る、工程は、従来の写真的手法（１−
−ンライン法、網伏せ法など）によっても可能であるが
、実際には処理が極めて複雑になり、また工程数も多く
かつ熟練度も必要となるため、実用的ではない。

（発明の効果）以上説明したように、この発明によれば、凸版上に所定
パターンからなる凹部が形成された版を用いて印刷を行
なうようにしたので、凸版印刷において厚膜印刷を可能
とした新規な印刷方法を実現る、ことができる。

【図面の簡単な説明】

第１図はこの発明による印刷方法に用いるための版の一
例を従来の凸版と比較して示す説明図、第２図はこの発
明による版にインキ盛りを行なつた場合の説明図、第３
図はこの発明による製版装置に適用る、回路の一実施例
を示すブロック図、第４図はこの発明による入出力画像
の説明図、第５図はこの発明の回路の各部の波形を示す
図、第６図および第７図はこの発明による製版装置に適
用る、回路の他の実施例を示すブロック図、第８図はこ
の発明により電子彫刻製版を行なうときの説明図である
。

Claims

【特許請求の範囲】

（１）凸版の画線部分を表わす凸部に所定パターンから
なる凹部を設けたことを特徴とする印刷版。
（２）画線部分の輪郭を凸部として残しておく、特許請
求の範囲第１項記載の印刷版。
（３）凹部の深さは凸部の高さよりも小さくする、特許
請求の範囲第１項記載の印刷版。
（４）凸版の画線部分を表わす凸部に所定パターンから
なる凹部を設け、この凸版を用いて印刷を行なうことを
特徴とする印刷方法。
（５）画線部分の輪郭を凸部として残しておく、特許請
求の範囲第４項記載の印刷方法。
（６）凹部の深さは凸部の高さよりも小さくする、特許
請求の範囲第４項記載の印刷方法。
（７）原画を光電走査して得られる画像信号の画線部分
に対応させて所定のパターン信号を出力し、このパター
ン信号に基づいて、凸版の画線部分を表わす凸版に所定
パターンからなる凹部が形成された版を作製することを
特徴とする製版装置。
（８）原画の輪郭線と原画の輪郭線内部のパターンを含
んだ信号から版を作製する、特許請求の範囲第７項記載
の製版装置。
（９）凹部の深さが凸部の高さよりも小さくなるように
パターン信号を形成する、特許請求の範囲第７項記載の
製版装置。
（１０）製版用スキャナを用いてパターン信号を付加さ
れた画像信号により感光性フィルムに露光記録を行なっ
て製版用ネガフィルムを作製し、この製版用ネガフィル
ムから版を作製する、特許請求の範囲第７項ないし第９
項のいずれかに記載の製版装置。
（１１）電子彫刻製版機を用いてパターン信号を付加さ
れた画像信号により直接的に彫刻製版する、特許請求の
範囲第７項ないし第９項のいずれかに記載の製版装置。