JPS6255279A - 自動車のエアスポイラ−装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 （産業上の利用分野） 本発明は、自動車の車体後部に配設されたエアスポイラ
−装置に関するものである。

（従来技術） 自動車の高速走行性を高めるべく、エアスポイラ−を装
着した自動車が多く見られるが、エアスポイラ−の空力
性能を向上するには、エアスポイラ−の長さを車幅いっ
ばいに設定することが好ましい。

ところで、エアスポイラ−が配設される車体後部には、
例えばトランクリッド等の開閉部材が設けられている。

このため、従来、エアスポイラ−の長さは、−・般的に
トランクリッド等の幅に合わせて設定され、トランクリ
ッド等の開閉を阻害しないようにされていた（実開昭５
７−７４８８８号公報参照）。

（発明が解決しようとする問題点） したがって、従来一般的なエアスポイラ−は、トランク
リッド等の開閉部材の幅に制約を受け、ある程度空力性
能を犠牲にしたなかで設計しなければならないものであ
った。

本発明は、上記の実情を鑑みてなされたもので、その技
術的課題とするところは、トランクリッド等の幅に制約
を受けることなく、エアスポイラ−としての本来的な空
力性能を追求することができるようにした自動車のエア
スポイラ−装置を提供することにある。

（問題点を解決するための手段、作用）本発明は、上記
技術的課題を達成すべく、エアスポイラ−装置を、車体
後部に配設され、車幅方向に延びるスポイラー本体と１
該スポイラー本体の各端部から車体前方方向に延びる側
流案内部とで構成し、この側流案内部の外側面を車体外
側面と面一なものとすると共に、側流案内部の前端部を
車体に対し回動自在に取付ける構成したものである。

このような構成とすることにより、例えばトランクリッ
ド等の開閉に応じて、エアスポイラ−装置を、側流案内
部の前端部な中心として、持上げることができるため、
トランクリッド等の開閉を阻害することはない。また、
エアスポイラ−装置の空力性能は、スポイラー本体が車
幅いっばいに延びているため、優れたものとすることが
できると共に、車体外側面と面一とされた側流案内部の
存在によって、より好ましい空力性能を得ることができ
る。

（実施例） 以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明する。

第１図、第２図は自動車の車体後部Ａを示すもので、こ
こでは、車体後部Ａにトランクルーム１が設けられ、ト
ランクルームｌのトランクリッド２にエアスポイラ−３
が一体的に形成されている。

エアスポイラ−３は、トランクリッド２の後端縁に沿っ
て、トランクリッド２の上方に間隔を置いて形成された
スポイラー本体４と、スポイラー本体４の車幅方向各端
部から車体前方方向に延びる側流案内部５とから構成さ
れている。この側流案内部５は、その外側面が車体外側
面と面一となるように形成されており、側流案内部５の
前方端は、リヤピラ−６とセンタピラー７との間にまで
至るものとされている。

すなわち、トランクリッド２は、車幅いっばいに延びる
ものとされて、トランクリッド２の後端縁に沿ってスポ
イラー本体４が形成され、トランクリッド２の側部に４
−記側流案内部５が形成されており、車体前後方向に延
びる側流案内部５は、スポイラー本体４に近づくにつれ
て、なめらかな曲線を描いて−Ｌ方に突出するものとさ
れて、トランクリッド２の上方に位置するスポイラー本
体４と連続するものとされている。

第３図を参照しつつ、より詳細に説明すると、車体後部
Ａの外側面を形成するりャサイドアウタパネル８の」一
部には、センタピラー７とりャピラ−６との間からリヤ
エンドに至るまで、車幅方向内側に向けて段部９が形成
され、この段部９を覆うようにして側流案内部５が配設
されている。そして、側流案内部５は、その外側面５ａ
がリヤサイドアウタパネル８の外側面８ａと面一とされ
、円外側面５ａ、８ａで、車体後部Ａの面一とされた外
側面を形成するものとなっている。

また、段部９には、車体前後方向に延びるＵ字状部材１
０が接合されており、このＵ字状部材１０に例えば釣竿
等の長尺物１１を収容することができるようになってい
る。つまり、側流案内部５と段差９との間に形成される
空間を長尺物の収納空間として利用するものとされてい
る。尚、第３図中、１２はクォータパネルを示す。

このように、エアスポイラ−３が一体的に形成されたト
ランクリッド２は、車体前方に向けて延びる側流案内部
５の前端部３において、ピン１４を介してリヤサイドア
ウタパネル８に回動自在取付けられている。

このような構成において、トランクリッド２の開閉は、
ピン４を中心とした回動によって行なわれることとなる
が、ピン４が側流案内部５の前端部１３に設けられてい
るため、側流案内部５とリヤサイドアウタパネル８の干
渉を防１トすることができる。

また、車体前方に向けて長く延びる側流案内部５とリヤ
サイドアウタパネル８とは面一の外側面を形成すること
ととされているため、外観」二の見栄えもよく、また走
行時、車体側部に沿って流れる空気の流れを乱すことも
ない。このような側流案内部５に加え、車幅いっばい設
けたスポイラー本体４でエアスポイラ−としての空力性
能を優れたものとすることができる。

また、側流案内部５と段差９との間の空間を利用して、
長尺物を収納することができるため、荷物室を拡大する
ことができる。

以上、本発明の一実施例を説明したが本発明は、これに
限定されることなく、以下の変形例を包含するものであ
る。

（１）段差９に開口を設け、す・ヤサイドアウタノくネ
ル８とクォータパネル１２、あるいはトランクパネル（
図示省略）とで画成される空間を荷物室として利用する
ことができる。

（２）スポイラー本体４と側流案内部５とで構成される
エアスポイラ−装置をトラングリッド２とは別体に形成
するものであってもよい。。

（発明の効果） 以上の説明から明らかなように、本発明によれば、車幅
いっばいに延びるスポイラー本体と、車体外側面と面一
とされた側流案内部の存在によって、優れた空力性能を
得ることかでＳる。また、側流案内部を車体前方に長く
延在させても、前端部が回動中心とされているため、車
体との干渉を防止することができる。

【図面の簡単な説明】

第１図は車体後部の斜視図、 第２図は車体後部の側面図、 第３図は第２図に示す■−ｍ断面図である。 Ａ：車体後部 ３；エアスポイラ− ４ニスボイラ一本体 ５；側流案内部 ８：リヤサイドアウタパネル ９：段部 １３；前端部 １４：ピン 第１図 Δ

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. （１）車体後部に配設され、車幅方向に延びるスポイラ
   ー本体と、 該スポイラー本体の各端部から車体前方方向に延び、車
   体外側面と面一とされた側流案内部とを備え、 該側流案内部の前端部が車体に回動自在に取付けられて
   いる、 ことを特徴とする自動車のエアスポイラー装置。