JPS625314A

JPS625314A - 自動製パン機

Info

Publication number: JPS625314A
Application number: JP14543385A
Authority: JP
Inventors: 弘美広田; 仲倉　弘文; 春生石川; 一大藪; 俊一郎田中
Original assignee: Matsushita Electric Industrial Co Ltd
Current assignee: Panasonic Holdings Corp
Priority date: 1985-07-01
Filing date: 1985-07-01
Publication date: 1987-01-12
Also published as: JPH0417642B2

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】産業上の利用分野本発明は所定材料を投入するだけで所望時刻に焼き立て
のパンができるようにした全自動製パン機に関するもの
である。

従来の技術家庭でパンを焼く場合、一般的には練や機、発酵機、伸
し棒、オープン等の機器を使用しているが、温度と時間
の管理が非常にむずかしく、時節にかかわらずおいしい
焼き立てのパンを作るには相当の熟練が必要であった。

この問題を解消するために、練＃）機能、発酵機能、オ
ープン機能を単品内に収納した構成の製パンｅｉ（特公
昭５９−６６４９号）や、第３図に示すようにタイマー
の設定で自動的にパンが焼き上がる全自動製パン機（特
開昭５６−３０２８号）が考えられている。前者の場合
、ヒータを有するオープン内に駆動機構を設け、練り容
器をオープン内に設置し、材料の練りと発酵を行なった
後、練り容器を取り出し、ガス抜、整形を行ない、再び
オープン内に入れて整形発酵、焼成を行なうものである
。後者の構成は第３図に示すように１本体ブース（１）
の内部にフレーム（２）が設けられており、フレーム（
２）にはモータ（３）と、ヒータ（４）及び断熱材（５
）を外周に装備し念加熱槽（６）が固定され、この加熱
槽（６）内には練り羽′根（７）を有したパン型（８）
が装置され、練り羽根（７）はべ／Ｌ’　）　Ｑｌ、プ
ーリ（至）により減速駆動されるようになっている。更
に加熱槽（６ｉには天板（９）及び蒸気孔αＧを有した
蓋体αＤが嵌合され、加熱槽（６）とパン型（８）の上
端を閉じている。（財）はタイマー、温度調節１圧調整
の回路である。（至）は温度センサーで、この温度セン
サー（至）は加熱槽（６）の外側の面に固定されている
。

以上のような構成で、パン型（８）に材料を投入し、タ
イマーをセットすると所定時刻に運転が始ま９、タイマ
ーと温度調節により各工程が自動化され、所定時刻にパ
ンが焼き上がるものである。

発明が解決しようとする問題点このような従来の構成では、前者（特公昭５９−６６４
９号）の場合、練りと発酵はタイマー設定により自動的
に行なわれるが１発酵終了後一旦オープンの外へ出して
手作業でガス抜き及び整形を行ない、再びオープンに入
れ、整形発酵と焼成を行なうため１例えば朝焼き立ての
パンを食べる場合は早朝から起きて準備及び作業をしな
ければならない問題がある。又、後者（特開昭５６−３
０２８号）の場合、材料を投入してタイマーを設定すれ
ば自動的に公ンが焼き上がる構成ではあるが、パン型の
内部温度をヒータの制御により所定温度に制御し、練り
及びガス抜き時の回転数をモータ制御によシ変えている
ので、この構成では季節により外気温が変化し、材料温
度や水の温度が変わった場合でもいつも同じ温度、同じ
回転数になるように制御しているため、例えば夏期の高
温時には生地の練り過ぎや過発酵が起こシ、冬期の低温
時には生地の練り不足や発酵不足等が起こシ、周囲条件
が変わるとパンのでき上がりも違い、常に良好なパンが
焼き上がらないという問題があった。

本発明はこのような問題点を解決するもので、常に良好
なおいしいパンが自動的に焼き上がるようにすることを
目的とするものである。

問題点を解決するための手段この問題点を解決するために本発明は、焼成装置と、こ
の焼成装置の焼成室内に着脱自在に装着し得るパン焼き
型と、このパン焼き型内底部に練υ・羽根を備えた混練
装置と、パン焼き型内に水を供給する給水装置と、焼成
室上方に設けた蒸気抜き装置と、パン焼き型の温度検知
手段と焼き上げ時刻の入力装置とを備え温度検知手段と
入力装置の入力情報により前記各装置の制御条件を可変
させる制御装置とから構成し念ものである。

作用この構成により、周囲温度が変化し、材料や水温が変化
しても、パン焼き型を介してパン生地温度を検知し、そ
の温度条件と入力された焼き上がり時刻の情報によυ、
以後の各工程における各装置の制御条件を最適なパン作
りができる条件にできる。これにより時節や材料の温度
による影響を無くし、常に良好な焼き立でのパンができ
る。

実施例以下１本発明の一実施例について、図面（第１図、第２
図）に基づいて説明する。

第１図において、Ｑｌ）は本体ボディ、（イ）は本体ボ
ディａ］）内に設けられｔシャーシで、このシャーシ（
イ）にはモーターが固定されている。モータ（財）のシ
ャフトＶＣは小プーリ（財）が固定され、ベルト＠を介
して大プーリ（ホ）に動力が伝達される。更にシャーシ
＠には下ヒータ（財）を設けたヒータシャーシ（至）を
底面に固定し外周に断熱材−を装備した焼成室（７）が
固定されている、この焼成室■の内部には底部に着脱自
在の練り羽根６］）を設けたパン焼き型（２）があシ、
パン焼き型（２）の底に固定されたパン型台（至）に羽
根軸■、上コネクター（至）が軸支されている。

更にパン焼き型（至）は焼成室（７）の底部に設けられ
たシャーシ（ホ）に固定され、大プーリ（７）とプーリ
軸に）と下コネクター（ロ）を軸支するパン型費は台（
７）と着脱自在に嵌合されている。又、焼成室曽内の側
面には弾性的に支持された温度検知部（至）が突出して
おり、パン焼き型（至）の側面に圧接している。更に焼
成室（７）の上面は開閉自在な蓋体■とこの蓋体（６）
の下面に設けられた内蓋ゆにより密閉することができる
。前記内蓋四の中央において上面に接して上ヒータに）
が設けられ、この上ヒータに）は蓋体に）の下面に固定
されている。蓋体に）には着脱自在に水タンク−が設け
られており、この水タンク−〇注水弁■を開閉して蓋体
■に設けられた注水口卿より水を滴下させるための注水
用ンレノイド（ト）と内Ｍ０痣に設けられた蒸気抜き穴
（図示せず）を開閉する蒸気抜き用ンレノイド０７）が
設置されている。

（財）は焼き上がシ時刻等の入力設定用のスイッチパネ
ルである。−はスイッチバネ／Ｌ’（財）の入力及び温
度検知部■の入力情報を基にモータ曽、下ヒータ勾、上
ヒータθ４．注水用ンレノイド（ト）、蒸気抜き用ンレ
ノイド１７）の制御条件を決定し、出力するための制御
装置である。

次に本発明の動作について第２図により説明する。第２
図は本発明全自動製バ？機におけるパン生地温度と時間
の各工程における制御状態を表わしたもので、例Ａは夏
期で周囲温度が高い場合、例Ｂは冬期で周囲温度が低い
場合の状態を示している。又ＴＡＩ〜ＴＡ５は例Ａの各
工程におけるパン生地温度、ＬＡＩ〜ＬＡ５は例Ａの各
工程における所要時間を示しており１例Ｂについても同
様である。

まず、ある所定時刻に焼き立でのパンを食べようとする
場合、パン焼き型（２）内に小麦粉等の材料を入れ、焼
成室（７）内にセットして蓋体（７）を閉じ、水タンク
−に所定承の水を入れ、蓋体−に装着する。そして電源
を入れ、焼き上げ時刻をツイツチバネｌｖ（財）より人
力すると、所定時刻に自動的にスタートする。

まず、モータ■の回転によって練フ羽根６υが回転する
と同時に注水用ンレノイド■が動作し、注水口に）より
水がパン焼き型（２）内に滴下し、小麦粉等の材料と混
練される。このとき１例Ａに示すよように、夏期で周囲
温度や材料及び水の温度が高かった。場合、練り始めの
パン生地温度ＴＡＩは高く、逆に冬期の場合は低い生地
温度ＴＲＩとなる。この温度を検知する場合、パン焼き
型（至）の側壁に圧接するように設けた温度検知部（至
）で練り工程中の任意の時点での温度を検知し、この入
力情報と焼き上がり時刻の入力情報を基に制御装置（６
）が以後の練り時間（ＬＡＩ、ＬＢＩ　）や発酵温度（
Ｔａ２、ＴＢ２）、発酵時間（ＬＡ２　、ＬＢ２　）等
のＬＡＩ〜ＬＡ５％ＴＡ２Ａ／ＴＡ５、ＬＢＩ〜ＬＢ５
．ＴＢ２〜ＴＢＳの条件を設定し、その条件となるよう
各装置（ヒータ、モータ等）を制御するようになってい
る。例えば夏期でＴＡＩが高い場合、長い時間線シ過ぎ
ると、パン生地の温度が高温になり過ぎ、パン生地に弾
力性がなくな９．ふくれの悪いパンが焼き上がる。この
ため、練り時間ＬＡＩをパン生地温度の低いＬＢＩよシ
短くしておｐ％ＴＡＩ、ＴＢＩによって練り時間ＬＡ１
．　ＬＢＩを変化させ良好なパンが焼き上がるように、
している。又同時に１発酵時間ＬＡ２．　ＬＢ２におい
ても夏期の温度が高い場合は、イーストの活性度が高く
、時間が長ければ過発酵となシ、練りと同様にふくれの
悪いパンが焼き上がる。逆に冬期等の温度の低い場合は
発酵の進行が遅いため、発酵時間を長くする必要がある
。

これらと同様に整形発酵、焼成等の時間や温度を、練り
時のパン生地温度の検知によって最適値に設定すること
により、常に良好なパンが焼き上げられるものである。

このように設定された各々のプロセスで焼成が終了する
と、蒸気抜き用ソレノイド１７）を動作し蒸気抜きを行
ない、焼き上がったパンをすぐに取り出して食べられる
温度（Ｔａ２．ＴＢＳ　）に下げて一定時間（ＬＡ５．
　ＬＢ５　’）保温する。焼き上げ時刻はこの保温工程
間に設定されるように制御装置−によシ制御されている
。これはパンの焼き上がル時点でパンを取り出すと焼成
室（７）やパン焼き型（２）がまだ高温状態にあυ、火
傷の危険があったり、焼き上がったパンがあつ過ぎて食
べずらかったり、パンの内部が柔らか過ぎて切りにくか
ったシするため、おいしく食べられ危険性の無い適温に
保温した状鵬が焼き上がり時刻となるようにしている。

又、保温を続けると逆にパンが乾燥し硬くなり過ぎるの
で一定時間保温するようにしているものである。

発明の効果以上のように本発明によれば、材料をセットし焼き上が
り時刻を入力するだけで自動的に設定した時刻に最適な
温かさのおいしいパンが食べられるもので、特にｉｐ工
程中のパン焼き型の温度をパン生地温度として検知し、
その入力情報と焼き上がり時刻の入力情報によシ以後の
工程のパン生地温度と時間を変化させ、どのような周囲
環境であってもパン作りに最適な制御ができ、常におい
しい良好なパンが自動的に焼き上がり、且つおいしく食
べられるという効果が得られる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の一実施例を示す全自動製パン機の縦断
面図、第２図は本発明実施例の全自動製パン機の各工程
におけるパン生地温度と動作時間を表わす制御状態図、
第３図は従来の全自動製パン機の縦断面図である。なり・・・本体ボディ、翰・・・シャーシ、（イ）・・
・モータ、勾・・・下ヒータ、■・・・焼成室、　Ｃ１
１）・・・練り羽根、　ＣＩ・・・パン焼き型、■・・
・温度検知部、■・・・蓋体、（ロ）・・・内蓋、に）
・・・上ヒータ、卿・・・水タンク、■・・・注水口、
１７）・・・蒸気抜き用ンレノイド、−・・・スイッチ
パネル、−・・・制御装置

Claims

【特許請求の範囲】１、焼成装置と、この焼成装置の焼成室内に着脱自在に
装着し得るパン焼き型と、このパン焼き型内底部に練り
羽根を備えた混練装置と、パン焼き型内に水を供給する
給水装置と、焼成室上方に設けた蒸気抜き装置と、パン
焼き型の温度検知手段と焼き上げ時刻の入力装置とを備
え温度検知手段と入力装置の入力情報により前記各装置
の制御条件を可変させる制御装置とから構成した全自動
製パン機。２、練り工程のパン生地温度の検知により以後の各工程
の時間及びパン生地温度を設定するように制御する制御
装置を設けた特許請求の範囲第１項記載の全自動製パン
機。３、練り工程のパン生地温度の検知により以後の各工程
の時間設定は、少なくとも焼き上げ時刻が一定時間の保
温工程の間に設定されるように制御する制御装置を設け
た特許請求の範囲第１項又は第２項記載の全自動製パン
機。