JPS6250703B2 - - Google Patents

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JPS6250703B2
JPS6250703B2 JP356784A JP356784A JPS6250703B2 JP S6250703 B2 JPS6250703 B2 JP S6250703B2 JP 356784 A JP356784 A JP 356784A JP 356784 A JP356784 A JP 356784A JP S6250703 B2 JPS6250703 B2 JP S6250703B2
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JP
Japan
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slip
torque converter
clutch
slip control
control
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Application number
JP356784A
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English (en)
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JPS60151457A (ja
Inventor
Yasuhiro Niikura
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Nissan Motor Co Ltd
Original Assignee
Nissan Motor Co Ltd
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Publication date
Application filed by Nissan Motor Co Ltd filed Critical Nissan Motor Co Ltd
Priority to JP356784A priority Critical patent/JPS60151457A/ja
Publication of JPS60151457A publication Critical patent/JPS60151457A/ja
Publication of JPS6250703B2 publication Critical patent/JPS6250703B2/ja
Granted legal-status Critical Current

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    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16HGEARING
    • F16H61/00Control functions within control units of change-speed- or reversing-gearings for conveying rotary motion ; Control of exclusively fluid gearing, friction gearing, gearings with endless flexible members or other particular types of gearing
    • F16H61/14Control of torque converter lock-up clutches
    • F16H61/143Control of torque converter lock-up clutches using electric control means

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • General Engineering & Computer Science (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Control Of Fluid Gearings (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 (1) 技術分野 本発明は車両用自動変速機等の動力伝達系に挿
入して用いるトルクコンバータ、特にその入出力
要素間の相対回転(スリツプ)を適宜設定値にす
るようなスリツプ制御が可能なトルクコンバータ
のスリツプ制御装置に関するものである。
(2) 従来技術 トルクコンバータはその入出力要素間で作動油
を介し動力の受渡しを行ない、トルク増大機能及
びトルク変動吸収機能を持つが、その反面入出力
要素間で相対回転(スリツプ)を避けられず、動
力伝達効率が悪い。そこで、トルク変動は未だ問
題になるもののトルク増大機能がほとんど不要な
状態下では、入出力要素間を相対回転がトルク変
動吸収のための必要最少限(設定値)となるよう
スリツプ制御可能として、トルクコンバータのト
ルク変動吸収機能を必要なだけ確保しつつ動力伝
達効率を高め得るようにしたスリツプ制御式トル
クコンバータが既に一部で実用されている。
この種トルクコンバータは一般に、動力源によ
り駆動される入力要素と、これによりかき廻され
た作動油によつて駆動される出力要素とを具え、
適宜ロツクアツプクラツチの滑り結合により入出
力要素間を相対回転が設定スリツプ量となるよう
スリツプ制御可能に構成するのが普通である。
ところで、ロツクアツプクラツチは滑り結合時
つながり方が不良であつたり、クラツチフエーシ
ングが偏摩耗していると、ジヤダーと属称される
つながり振動を発生する。このジヤダーはロツク
アツプクラツチがすべり結合状態を保つことか
ら、一旦生じるとスリツプ制御中づつと発生し続
ける傾向にあり、この間振動や異音を発生して乗
員に不快感を与える。この意味合いにおいてスリ
ツプ制御時ジヤダーを発生すると、当該制御をロ
ツクアツプクラツチの非作動により中止するのが
良い。
(3) 発明の目的 本発明はこの観点から、ロツクアツプクラツチ
のジヤダー発生時スリツプ制御を中止して上記振
動及び異音の問題を解決し得るトルクコンバータ
のスリツプ制御装置を提供することを目的とす
る。
(4) 発明の構成 この目的のため本発明スリツプ制御装置は第1
図の如く動力源1により駆動される入力要素2
と、これによりかき廻された作動油によつて駆動
される出力要素3とを具え、スリツプ量検出手段
4により検出した前記入出力要素間の相対回転が
設定値となるようロツクアツプクラツチ5を滑り
結合させるクラツチ制御手段6を設けたスリツプ
制御式トルクコンバータにおいて、前記相対回転
の変動具合から前記ロツクアツプクラツチ5のジ
ヤダーを検出するジヤダー検出手段7と、該手段
によるジヤダー検出時ロツクアツプクラツチ5の
滑り結合を中止するよう前記クラツチ制御手段6
を作用させるスリツプ制御中止手段8とを設けて
なることを特徴とする。
(5) 実施例 以下、本発明の実施例を図面に基づき説明す
る。
第2図は本発明スリツプ制御装置を、これによ
り制御すべき車両用自動変速機内のトルクコンバ
ータと共に示し、図中10は動力源としてのエン
ジン、11はそのクランクシヤフト、12はフラ
イホイル、13はトルクコンバータ、14はトル
クコンバータ出力軸である。エンジン10はその
運転中クランクシヤフト11をフライホイル12
と共に回転しており、トルクコンバータ13はフ
ライホイル12を介しクランクシヤフト11に駆
動結合されて常時エンジン駆動されるポンプイン
ペラ(入力要素)13aと、これに対向させたタ
ービンランナ(出力要素)13bと、ステータ
(反力要素)13cとの3要素で構成し、タービ
ンランナ13bを出力軸14に駆動結合し、ステ
ータ13cは一方向クラツチ15を介し中空固定
軸16上に置く。トルクコンバータ13はその内
部コンバータ室13dにポンプ17からの作動流
体は供給路18を経て供給され、この作動流体を
戻り路19を経てリザーバ20に戻すと共に、そ
の途中に設けた放熱器21により冷却する。な
お、戻り路19には図示せざる保圧弁が挿入され
ており、これによりコンバータ室13d内を或る
値以下の圧力(コンバータ圧)Pcに保つ。かく
て上述の如くエンジン駆動されるポンプインペラ
13aは内部作動流体をかき廻し、これをタービ
ンランナ13bに衝突させた後ステータ13cに
通流させ、この間ステータ13cの反力下でター
ビンランナ13bをトルク増大させつつ回転させ
る。かかるコンバータ状態での作動中トルクコン
バータ13は、入出力要素13a,13b間でス
リツプ(相対回転)を生じながら振動抑制及びト
ルク増大下にエンジン10の動力を出力軸14に
伝達することができる。出力軸14からの動力は
歯車変速機構42により変速されて車両の駆動輪
を回転し、車両を走行させ得る。
トルクコンバータ13は更に上記スリツプを制
御及び中止可能なスリツプ制御式及びロツクアツ
プ式とするためにクラツチ(ロツクアツプクラツ
チ)22を具え、これをトーシヨナルダンパ23
を介し出力軸14に駆動結合すると共に、この軸
上で軸方向移動可能としてロツクアツプ室24を
設定する。クラツチ22はロツクアツプ室24内
のロツクアツプ圧PL/uに応じこれとコンバー
タ室13d内のコンバータ圧Pcとの差圧により
図中左行し、この差圧に応じた力で入出力要素1
3a,13b間を駆動結合することによりトルク
コンバータ13のスリツプを制御及び中止し得る
ものとする。
上記ロツクアツプ圧PL/uはスリツプ制御弁
25により後述の如く加減するが、この目的のた
めロツクアツプ室24は軸14の中空孔及び回路
26を経てスリツプ制御弁25のポート25aに
通じさせる。弁25には別に前記コンバータ圧
Pcを回路27により導びかれるポート25b
と、ドレンポート25cとを設け、スプール25
dが図示の中立位置の時ポート25aを両ポート
25b,25cから遮断し、スプール25dが図
中左行する時ポート25aをポート25bに、又
スプール25dが図中右行する時ポート25aを
ポート25cに夫々通じさせるものとする。
スプール25dは、室25eにおいてスプール
ランドの受圧面積差に作用するコンバータ圧Pc
が及ぼす力と、室25fにおいてスプールランド
の受圧面積差に作用するロツクアツプ圧PL/u
が及ぼす力及び室25gにおいてスプール左端面
に作用する制御圧Psが及ぼす力とに応動し、制
御圧Psは制御圧発生回路28及び電磁弁29に
より以下の如くにして造る。
即ち、制御圧発生回路28にはその一端28a
より基準圧(例えば自動変速機の場合ライン圧)
Lを供給し、このライン圧をオリフイス28
c,28dを経て回路28の他端28bよりドレ
ンする。このドレン量をデユーテイ制御される電
磁弁29により決定することで、オリフイス28
c,28d間に制御圧Psを造り出すことがで
き、これを回路30により室25gに導びく。
電磁弁29はプランジヤ29aと、これを付勢
時図中左行させるソレノイド29bとを具え、ソ
レノイド29bの滅勢時プランジヤ29aがドレ
ン開口端28bからのドレン作動流体に押しのけ
られることで上記のドレンを許容し、ソレノイド
29bの付勢時プランジヤ29aが左行されるこ
とでドレン開口端28bを閉じるものとする。そ
して、電磁弁ソレノイド29bへの通電(付勢)
は、本発明が目的とするトルクコンバータのスリ
ツプ制御を行なうスリツプ制御用コンピユータ3
1からの第3図a及び同図bに示すようなパルス
信号のパルス幅(オン時間)中において繰返し行
なわれるようデユーテイ制御される。しかして、
第3図aに示す如くデユーテイ(%)が小さい時
電磁弁29がドレン開口端28bを閉じる時間は
短かく、従つて制御圧Psは第4図に示すように
オリフイス28c,28dの受圧面積差のみで決
まる一定値となる。デユーテイ(%)が第3図b
で示す如く大きくなるにつれ、電磁弁29は長時
間ドレン開口端28bを閉じるようになり、従つ
て制御圧Psは第4図の如く徐々に上昇し、遂に
はライン圧PLに等しくなる。
第2図において、制御圧Psが上昇するにつ
れ、この制御圧はスプール25dを第5図aの如
く右行させてポート25aを徐々に大きくポート
25cに通じさせ、ロツクアツプ圧PL/uは低
下する。一方制御圧Psが低下するにつれ、スプ
ール25dは第5図bの如く左行されてポート2
5aをポート25bに徐々に大きく通じさせ、ロ
ツクアツプ圧PL/uは上昇する。ところで制御
圧Psは第4図の如くデユーテイ(%)が大きく
なるにつれ上昇することから、ロツクアツプ圧
PL/uは、第6図に示す如くデユーテイ(%)
の小さい領域でコンバータ圧Pcに等しく保た
れ、デユーテイ(%)が大きくなるにつれ低下
し、遂には零となるように変化される。
スリツプ制御用コンピユータ31は電源+Vに
より作動され、温度センサ32からのエンジン冷
却水温信号ST、回転数センサ33からのエンジ
ン回転数(入力要素13aの回転数)信号Sir、
回転数センサ34からの歯車変速機構42出力回
転数(この回転数に歯車変速機構42のギヤ比を
乗じて出力要素13bの回転数が求まる)信号
Sor、スロツトル開度センサ35からのエンジン
スロツトル開度信号STH、及びギヤ位置センサ4
3からの歯車変速機構42のギヤ位置(ギヤ比)
に関する信号Sgを夫々受けて、電磁弁29の前
記デユーテイ制御を後述の如くに行なう。
この目的のためコンピユータ31は例えば第7
図にブロツク線図で示すようなマイクロコンピユ
ータとし、これを通常通りランダムアクセスメモ
リ(RAM)を含むマイクロプロセツサユニツト
(MPU)36と、読取専用メモリ(ROM)37
と、入出力インターフエース回路(I/O)38
と、A/D変換器39とで構成する。そしてこの
マイクロコンピユータはセンサ33,34からの
信号Sir,Sorを波形整形回路40により波形整形
して入力されると共に、センサ32,35からの
信号ST,STHをA/D変換器39によりデジタ
ル信号に変換して入力され、更にセンサ43から
の信号Sgをそのまま入力させ、これら入力信号
を基に第8図の制御プログラムを実行して増幅器
41を介し電磁弁ソレノイド29bを制御するも
のとする。
第8図は割込みルーチンであり、ステツプ50に
おいて図示せざるタイマから一定時間隔ΔT毎の
割込み信号を受ける度に以下の演算処理が行なわ
れ、トルクコンバータ13を例えば第10図に示
すスリツプ量線図に沿いスリツプ制御する。第1
0図は車速及びエンジン10のスロツトル開度、
即ちエンジン10の運転状態毎に達成されるべき
トルクコンバータ13の動作態様を表わし、ここ
で完全C/Vとはロツクアツプクラツチ22が完
全に非作動にされ、トルクコンバータ13が入出
力要素13a,13bを直結されないコンバータ
状態(スリツプ量最大)で動力伝達を行なうべき
コンバータ領域であり、又完全L/uとはロツク
アツプクラツチ22が完全に作動され、トルクコ
ンバータ13が入出力要素13a,13bを直結
されたロツクアツプ状態(スリツプ量零)で動力
伝達を行なうロツクアツプ領域であり、更にS/
Lとはロツクアツプクラツチ22が滑り結合さ
れ、その継合力の加減によりトルクコンバータ1
3のスリツプ量(入出力要素13a,13bの相
対回転数)を設定値にすべきスリツプ制御領域で
ある。
先ず、第8図のステツプ51において、MPU3
6はセンサ43からの信号Sgにより歯車変速機
構42のギヤ位置を読込み、次のステツプ52でセ
ンサ32からの信号STによりエンジン10の冷
却水温が暖機運転中を示す低温であるか否かを判
別する。そうであれば、エンジン10が暖機運転
中でトルク変動が大きいことから、制御をステツ
プ53に進め、ここで出力デユーテイを0%にす
る。この出力デユーテイ0%は第6図から明らか
なようにロツクアツプ圧PL/uをコンバータ圧
Pcと同じにし、従つてロツクアツプクラツチ2
2の非作動によりトルクコンバータ13はコンバ
ータ(C/V)状態で作動し、大きなトルク変動
を吸収しつつ滑らかな動力伝達を可能にする。
ステツプ52においてエンジン10が暖機運転を
完了していると判別した場合、制御はステツプ54
に進み、ここでセンサ34からの信号Sorを基に
車速の読込みを行ない、次のステツプ55でセンサ
35からの信号STHを基にエンジンスロツトル開
度の読込みを行なつた後、ステツプ56に制御を進
める。ステツプ56でMPU36はROM37に記憶
させてある第10図の線図に対応したテーブルデ
ータから、上記車速及びスロツトル開度を基にエ
ンジン10がトルクコンバータ13を完全C/V
領域、S/L領域又は完全L/u領域のいずれの
領域にすべき運転状態にあるのかを判別する。
完全C/V領域ならステツプ57が選択され、こ
こで後述のジヤダーフラツグJFLGを0にリセツ
トし、次のステツプ53で出力デユーテイ0%によ
り前述したと同じようにしてトルクコンバータ1
3を所定通りコンバータ状態で機能させる。完全
L/u領域ならステツプ58が選択され、ここでも
後述のジヤダーフラツグJELGを0にリセツト
し、次のステツプ59で出力デユーテイを100%に
する。この出力デユーテイ100%は増幅器41を
介し電磁弁ソレノイド29bを付勢状態に保ち、
かくてロツクアツプ圧PL/uは第6図から明ら
かなように最低値にされる。従つて、ロツクアツ
プクラツチ22は完全結合してトルクコンバータ
13を所定通りスリツプ量零のロツクアツプ状態
で機能させることができる。
又、S/L領域なら制御はステツプ60に進み、
ここでジヤダーフラツグJFLGが既に1にリセツ
トされているか否かを判別する。ジヤダーフラツ
グJFLGは後述のようにロツクアツプクラツチ2
2がジヤダーを発生したことを示すフラツグで、
前回ジヤダーが発生しなくてJFLG=0ならステ
ツプ61においてスリツプ制御の出力デユーテイ演
算が行なわれ、以下の如くにトルクコンバータ1
3のスリツプ量を設定値に保つようにロツクアツ
プクラツチ22の滑り結合力がフイードバツク制
御される。
第9図はステツプ61の詳細を示し、先ずステツ
プ70においてセンサ33からの信号Sirを基にエ
ンジン回転数(入力要素13aの回転数)NE
演算され、次でステツプ71においてセンサ34か
らの信号Sorに基づく歯車変速機構42の出力回
転数とステツプ51で読込んだギヤ位置に基づくギ
ヤ比との積により出力要素13bの回転数NT
演算する。次にステツプ72では入出力要素13
a,13bの回転差、即ちトルクコンバータ13
のスリツプ量ΔNnをΔNn=NE−NTで演算し、
次のステツプ73でスリツプ量ΔNnをAとして
RAMに記憶する。なお、このRAMには前回のス
リツプ量ΔNn-1をBとして、前前回のスリツプ
量ΔNn-2をCとして、更にその前のスリツプ量
ΔNn-3をDとして記憶させておく。
次のステツプ74において、第10図中S/L域
におけるスリツプ量設定値からスリツプ量ΔNn
を差し引いてスリツプ誤差ΔXを演算する。次で
制御はステツプ75に進み、ここでスリツプ誤差Δ
Xが或る値、例えば50rpmより大きいか否かによ
り、スリツプ制御がどの程度進んでいるかを判別
する。スリツプ制御が相当進んでロツクアツプク
ラツチ22が滑り結合状態であれば、このロツク
アツプクラツチはジヤダーを発生する可能性があ
り、当然ΔX≦50rpmとなるから、ステツプ76〜
80が順次選択され、これらステツプでジヤダー発
生の判別を行なう。
ここでロツクアツプクラツチ22がジヤダーを
発生した場合と、そうでない場合との現象を考察
するに、ジヤダーを発生しない場合のスリツプ制
御中トルクコンバータ13の出力軸トルク及びス
リツプ量は第11図に示す如く共に変動が小さ
く、従つて演算インタバル間のスリツプ量ΔNの
変動は第13図に示すように10rpm以内におさま
る。これに対し、ジヤダーを発生する場合のスリ
ツプ制御中トルクコンバータ13の出力軸トルク
及びスリツプ量は第12図に示す如く短時間のう
ちに大きなハンチングを繰り返し、従つて演算イ
ンタバル間のスリツプ量ΔNの変動は第14図に
示すように10rpmを繰り返して越える。
ステツプ76〜80ではこの現象を利用してジヤダ
ーの有無を判別するが、ステツプ76〜78では特に
演算インタバル間におけるスリツプ量ΔNの
10rpm以上の変動が3回続けてあつたか否かを判
別し、ステツプ79、80では特に当該変動がハンチ
ング状態のものか否かを判別する。つまり、ステ
ツプ76〜78で|A−B|、|B−C|及び|C−
D|が夫々10rpm以上か否かを判別し、どれか1
つでも10rpm以下ならジヤダー発生していないこ
とになり、この場合ステツプ81においてPI演算を
行ない、その演算値をステツプ82において更新す
る。当該PI演算はトルクコンバータ13のスリツ
プ量を前記の設定値に近付けるよう出力デユーテ
イ(%)を決定するもので、かくてトルクコンバ
ータスリツプ量は最終的に設定値に保たれる。ス
テツプ79、80では(A−B)・(B−C)及び(B
−C)・(C−D)が正であるか負であるかを、つ
まり(A−B)と(B−C)とが、又(B−C)
と(C−D)とが同符号であるか異符号であるか
を判別し、一つでも正であれば、スリツプ量の変
化の方向が同一であるためスリツプ量の10rpm以
上の変動があつてもこれがハンチング状態でない
ことから、ジヤダー発生していないことになり、
この場合もステツプ81、82の選択により通常のス
リツプ制御を実行する。
ところで、ステツプ76〜78による判別結果が|
A−B|>10rpm、|B−C|>10rpm、|C−
D|>10rpmであり、加えてステツプ79、80によ
る判別結果が(A−B)・(B−C)<(B−C)・
(C−D)<0であれば、演算インタバル間のスリ
ツプ量変動が3回続けて大きく、又この変動がハ
ンチング状態であることから、第11図乃至第1
4図につき前述した通り明らかにロツクアツプク
ラツチ22がジヤダー発生していることが判る。
このジヤダー判別時制御はステツプ83に進み、こ
こで出力デユーテイを0%にし、トルクコンバー
タ13をS/L領域でもコンバータ状態となし、
ジヤダーによる振動及び異音の発生を防止するこ
とができる。その後制御はステツプ84に進み、ジ
ヤダーの発生を示すフラツグJFLGを1にセツト
する。
このような一旦ジヤダーが発生すると、JFLG
=1であるから第8図のステツプ60は第9図の制
御プログラムを実行せず、ステツプ53に制御を進
め、トルクコンバータ13をS/L領域でもコン
バータ状態に保ち、ジヤダーによる振動及び異音
の発生をS/L領域が続く限り継続的に防止する
ことができる。
なお、C/V領域からS/L領域への移行時ス
リツプ誤差ΔXが大きく、このスリツプ誤差に基
づいてステツプ81で行なうPI演算の演算値が大き
くて、演算インタバル間におけるスリツプ量低下
分|A−B|、|B−C|、|C−D|が10rpm
以上になるが、これをジヤダー発生と誤判断する
と、スリツプ制御不可能になる。しかし、この時
はスリツプ誤差ΔXが50rpmより大きいため、ス
テツプ75が無条件でステツプ81、82の選択により
通常のスリツプ制御を行なわせるから、上記の誤
判断を防止できる。又、ΔX≦50rpmでジヤダー
を発生しないにもかかわらず、|A−B|>
10rpm、|B−C|>10rpm、|C−D|>
10rpmとなるようなスリツプ制御中は、前述した
ようにステツプ79、80によるスリツプ量の変化方
向判別によりジヤダーの誤判断を防止できる。
(6) 発明の効果 かくして本発明スリツプ制御装置は上述の如
く、ロツクアツプクラツチ22がジヤダーを発生
すると、スリツプ制御領域であつても該ロツクア
ツプクラツチの釈放によりトルクコンバータ13
をコンバータ状態にするよう構成したから、トル
クコンバータ13がスリツプ制御中ロツクアツプ
クラツチ22のジヤダーによる振動や異音を発生
することがなく、スリツプ制御式トルクコンバー
タの商品価値を高め得る。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明装置を示す概念図、第2図は本
発明装置の一実施例を示すシステム図、第3図a
及び同図bは夫々本発明のロツクアツプ制御を行
なうスリツプ制御用コンピユータが出力するデユ
ーテイの変化状況を示すタイムチヤート、第4図
はデユーテイに対する制御圧の変化特性図、第5
図a及び同図bはスリツプ制御弁の作用説明図、
第6図はデユーテイに対するロツクアツプ圧の変
化特性図、第7図はスリツプ制御用コンピユータ
のブロツク線図、第8図及び第9図は同スリツプ
制御用コンピユータの制御プログラムを示すフロ
ーチヤート、第10図はトルクコンバータの制御
パターン図、第11図及び第12図は夫々ジヤダ
ー非発生時とジヤダー発生時のトルクコンバータ
出力軸トルク及びスリツプ量を示す波形図、第1
3図及び第14図は夫々ジヤダー非発生時とジヤ
ダー発生時のスリツプ量演算値を示す波形図であ
る。 1……動力源、2……入力要素、3……出力要
素、4……スリツプ量検出手段、5……ロツクア
ツプクラツチ、6……クラツチ制御手段、7……
ジヤダー検出手段、8……スリツプ制御中止手
段、10……エンジン(動力源)、11……クラ
ンクシヤフト、12……フライホイル、13……
トルクコンバータ、13a……ポンプインペラ
(入力要素)、13b……タービンランナ(出力要
素)、14……トルクコンバータ出力軸、17…
…オイルポンプ、21……オイルクーラ、22…
…ロツクアツプクラツチ、24……ロツクアツプ
室、25……スリツプ制御弁、28……制御圧発
生回路、29……電磁弁、31……スリツプ制御
用コンピユータ、32……エンジン冷却水温セン
サ、33……エンジン回転数センサ、34……歯
車変速機構出力回転数センサ、35……エンジン
スロツトル開度センサ、36……マイクロプロセ
ツサユニツト(MPU)、読取専用メモリ
(ROM)、38……入出力インターフエース回路
(I/O)、39……A/D変換器、40……波形
整形回路、41……増幅器、42……歯車変速機
構、43……ギヤ位置センサ。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 動力源により駆動される入力要素と、これに
    よりかき廻された作動油によつて駆動される出力
    要素とを具え、スリツプ量検出手段により検出し
    た前記入出力要素間の相対回転が設定値となるよ
    うロツクアツプクラツチを滑り結合させるクラツ
    チ制御手段を設けたスリツプ制御式トルクコンバ
    ータにおいて、前記相対回転の変動具合から前記
    ロツクアツプクラツチのジヤダーを検出するジヤ
    ダー検出手段と、該手段によるジヤダー検出時ロ
    ツクアツプクラツチの滑り結合を中止するよう前
    記クラツチ制御手段を作用させるスリツプ制御中
    止手段とを設けてなることを特徴とするトルクコ
    ンバータのスリツプ制御装置。
JP356784A 1984-01-13 1984-01-13 トルクコンバ−タのスリツプ制御装置 Granted JPS60151457A (ja)

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