JPS62503037A

JPS62503037A - 皮ふの抗炎症および皮ふ再生用香粧品組成物およびその製造法

Info

Publication number: JPS62503037A
Application number: JP61503151A
Authority: JP
Inventors: ケリ，チボル; クリストフ，ヤノスネ
Original assignee: インノフイナンス　アルタラノス　インノバシオス　ペンジンテゼト
Priority date: 1985-05-30
Filing date: 1986-05-29
Publication date: 1987-12-03
Also published as: SE8700156D0; DK20587D0; AU584437B2; FI870264A; DK20587A; DE3690261T1; ATA901686A; NL8620221A; FI81960B; CH667806A5; FI81960C; SE8700156L; CA1269938A; GB2186488B; EP0224550B1; WO1986006958A1; US4855137A; HU198619B; FI870264A0; HUT41260A

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるため要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】皮ふ鎮静および皮ふ再生効果を有する香粧品組成物およびその製造法技術分野本発明は皮ふ鎮静（ｃａｌｍｉｎｇ　）および皮ふ再生効果を有する香粧品組成物およびその製造法に関する。

背景技術香粧品工業において、活性成分として天然物質（植物または動物起源）の抽出物を含有する香粧品組成物が再び顕著１こなって来た。

この群に属するいわゆる植物香粧品組成物は、種々の植物、主として薬用植物（中でもカモミレ、ゴボウ、キュウリ、レモン等）の抽出物または栽培植物の有価値部分または廃物の抽出物を含有する（ハンガリー特許第１７８７８６号および第１７９８８６号、ドイツ公開特許第２６４１２３３号）。

疲れた皮ふの一つの特長は細胞の容易に利用しうる糖含有量の減少である。英国特許第１２８６１５６号によれば皮ふの天然糖含有量の減量は主としてグルコースおよびフラクトースおよび所望によってボース、デオキシリボースおよびグルコサミンを含有する香粧品組成物によって回復できる。組成物は通常の香粧品ビヒクルとの混合物の形でまたは粉末として使用できる。

本発明の目的は疲れた乾燥皮ふを鎮静および再生するのｆこ好適である香粧品組成物を製造することにある。

発明の簡単な開示本発明者等の実験中、驚いたことにエルサレム・アルチチョーク（Ｊｅｒｕｓａｌｅｍ　ａｒｔｉｃｈｏｋｅ　）　［キクイモ（Ｈｌｉａｎｔｈｕｓｔｕｂｅｒｏｓｕｓ　Ｌ　）　］の抽出物が上記目的に好適であることを見出した。

発明の詳細な開示本発明は、通常のビヒクルおよび／または稀釈剤および所望により他の既知の添加剤と欠に、活性成分としてエルサレム・アルチチョークの気菌糸（ａｅｒｉａ］、　５ｈｏｏｔ　）および／または塊茎（ｔｕｂｅｒ　）の抽出物を含有する皮ふ鎮静および再生効果を有する香粧品組成物に関する。

エルサレム・アルチチョークはキク科（ｃｏｎｏｐｏｓｉｔ、ａｅ　）に属する塊茎植物であり、その塊茎はバ１／イショとは対照的に澱粉を含有せず、貯蔵栄養物としてイヌリンを含有する。

塊茎のイヌリン含有率は約１４〜１６％である。塊茎のイヌリン含有率によって、エルサレム・アルチチョークは、イヌリンの酸性加水分解中に主としてＤ−７ラクトースおよび約６％のＤ−グルコースを形成することから、一般に食品および蒸溜工業に使用される。イヌリンの加水分解はバレイショ澱粉の加水分解より急速ｆこかつ容易（こ生ずる。

加水分解はまた稀薄酢酸中でも生ずるが、それは水中で数時間塊茎を沸とうさせると充分である。

エルサレム・アルチチョークの別の特性的特長はその生長季節中に菌感染が殆ど見られないことであり、そしてまれにある感染も拡がらないことである（　ＡｋａｄＡ＋ｎ１ａｉ　ｋｉａｄ５Ｂｕｄａｐｅｓｔ　１９５５年１．Ｉｚ＋％＋著、ザ・エルサレム・アルチチョーク参照）。この観察に基づいて、本発明者等は気菌糸の抽出物を試験し、抽出物が幾つかの菌類に対しかなりの殺菌活性を示すことを見出した。

本発明によれば、エルサレム・アルチチョークの気菌糸および／または塊茎から抽出物を作り、この抽出物を香粧品組成物の活性成分として別々にまたは組合せた形で使用した。本発明者等の研究中、気菌糸の抽出物および塊茎から作ったシラツブのみならずそれらの組合せが一定の炎症性状態を処理するために、および疲れた皮ふを鎮静および再生するために著しく好適であることを見出した。

本発明の組成物の有利な効果は次の方法で試験した。

顔面トニック（実施例７）は２０〜６３才の５０人の女性について試験した。それは朝と夕方、毎日２日完全に洗顔した後適用した。この処置は２週間続けた。

次の種類の顔面皮ふを試験した：４０人の僅かな乾燥皮ふおよび１０人の敏感な乾燥皮ふ。各処理中トニックは良く吸収され、皮ふは滑らかで、ベルベット状になった。処置中アレルギー反応、過敏皮ふ炎または過感作は観察されなかった。

体ローション（実施例５）は１９〜７２才の２２人の女性について試験した。ローションは朝と夕方毎日２回完全に洗った後に付与した。処置は２週間続けた。

次の種類の皮ふを試験した：ｘ＊の２人の正常な感覚の、４人の乾燥感覚の、８人の乾燥および８人の正常な皮ふ。各処置中組成物は良く吸収され、皮ふはベルベット状、なめらかになつた、皮ふのしまりおよびその乾燥は洗うこと（入浴またはシャワー浴）を止めた後に生じ、皮ふは鎮静され、再びされやかになった。

アレルギー反応、過敏皮ふ炎または感作は見られなかった。

気菌糸の抽出物および塊茎から作ったシラツブは通常の香粧品ビヒクルおよび稀釈剤のみならず他の既知の活性成分、例えば抗生物質、殺菌剤例えば蜂ろうと混合でき、これによって安定な組成物が形成される。

組成物は次の方法で製造する：（ａ）洗浄し、破砕したエルサレム・アルチチョークの気菌糸を１〜１０倍量の水および／またはアルコールで、室温から混合物の沸点までの温度で１２〜１６８時間抽出し、次いで混合物を冷却し、一過し、炉液（固体物質含有率は一般に約０２〜６．０％である）を通常の香粧品ビヒクルおよび／または稀釈剤、好ましくは天然脂肪、油、ワックス、アルコール、乳化剤、香料物質および所望によって他の既知の添加剤、好ましくは水結合剤、殺菌剤、および抗菌剤と混合し、かくして得られた組成物の濃度を蒸溜水および／またはアルコールで調整する。

あるいは（ｂ）洗浄して薄く切ったエルサレム・アルチチョークヲ水で抽出し、抽出物を一過し、炉液を０．５〜１０時間沸とうし、かくして得られた溶液を一過し、炉液を通常の香粧品ビヒクルおよび／または稀釈剤、好ましくは脂肪、油、ワックス、アルコール、乳化剤、香料物質、および所望によって他の既知の添加剤、好ましくは水結合剤、ビタミン、抗菌剤と混合し、かくして得られた組成物の濃度を蒸溜水で調整する。

所望によっては、方法（ａ）および（ｂ）により作った抽出物を０．５：１０〜２．０＋２０．０の容量比で混合し、この組合せを香粧品組成物における活性成分として使用する。

下記非限定実施例は本発明の組成物および活性成分の製造を示す。

実施例　１エルサレト・アルチチョークの気苗条から水性抽出物の製造Ｉ　Ｋｇの洗浄したエルサレム・アルチチョークの気苗条を９０℃で１．　Ｏｌの水中で８時間撹拌する。次いで混合物を一過し、ｐ液を冷却下、光および空気から保護して貯蔵する。

実施例　２エルサレム・アルチチョークの気苗条からのアルコール抽出物の製造ＩＫｇの清浄し７たエルサレム・アルチチョークの気苗条を７０％水性エタノール４ｆ中で４日間放置する。混合物を毎日数回撹拌し、４日後、それを一過し、炉液を冷却下、光および空気から保護して貯蔵する。

実施例　３エルサレム・アルチチョークから抽出物（シラツブ）の製造１　Ｋｇの清浄にシ、薄く切ったエルサレム・アルチチョークの塊茎を１０１の水で１２時間抽出し、抽出液を一過する。炉液に２５ｍ１の酢酸を加え、溶液を３０分沸きうさせる。次いでそれを冷却し、一過し、冷却下貯蔵する。

実施例　４実施例１の抽出液　２５．０９セチルアルコール　３．５ｇワセリン油（香粧品品質）　８．０９プロピレングリコール　５．０ｇＢＲＩＪ　Ｊ　２１　３・５ｇエタノール（９６％）　４０ｇニバギン　０２９ステアリン酸　４．０ｇ蒸溜水　４６．８９実施例　５実施例１の抽出液　２２０ｇヘリアンチ（ｈｅｌｉａｎｔｈｉ　）油　２．５９グリセロール　３．５９ゼラニウム油　０．２９ニパギン　０．２ｇドデシル硫酸ナトリウム　０．６９セチルアルコール　５．０ｇパラフィン油　２０９蒸溜水　４４０９実施例　６実施例１の抽出液　２１．０９実施例３の抽出液　３．５９セチルアルコール　１．０９ＢＲＩＪ　Ｊ　２　２．３９ワセリン油（香粧品品質）　８．０９エタノール（９６％）　６．０９ニパギン　０２９イソプロピルパルミテート　６．０ｇ蒸溜水　５２．０ｇ実施例　７実施例２の抽出液　２５．５　ｇ実施例３の抽出液　４．０Ｉ？エリスロマイシン塩基　２，０ｇセチルアルコール　１．５ｇワセリン油（香粧品品質）７．５Ｓ）工タ／−ル（９６％）　４．５ｇニパギン　０．２９プロピレングリコール　５．０９蒸溜水　４９．８９実施例　８実施例２の抽出液　２７．０９プロピレングリコール　８．０９ソウイーン２０　０．５２エタノール（９６％）　６４．３９香料油　０．２９国際調査報告

Claims

【特許請求の範囲】

１．通常のビヒクルおよび／または稀釈剤、好ましくは天然脂肪、油、ワツクス、アルコール、乳化剤、香料物質および所望により他の既知の添加剤、好ましくは水結合剤、ビタミン、殺菌剤および抗菌剤と共に、活性成分として１．０〜５０．０％の量でエルサレム・アルチチヨーク〔キクイモ（Ｈｅｌｉａｎｔｈｕｓ　ｔｕｂｅｒｏｓｕｓ　Ｌ）〕の気苗条および／または塊茎の抽出物を含有する皮ふ鎮静および再生効果を有する香粧品組成物。
２．気苗条の抽液対塊茎の抽出物の比が０．５：１０〜２．０２０．０の間にあるエルサレム・アルチチヨークの気苗条および塊茎の抽出物の混合物を活性成分として含有する請求の範囲第１項記載の組成物。
３．（ａ）清浄にし、破砕したエルサレム・アルチチヨークの気苗条を１〜１０倍量の水および／またはアルコールで、室温ないし混合物の沸点の間の温度で１２〜１６８時間抽出し、次いで混合物を冷却し、ろ過し、ろ液を通常の香粧品ビヒクルおよび／または稀釈剤、好ましくは天然脂肪、油、ワツクス、アルコール、乳化剤、香料物質、および所望によつて他の既知の添加剤、好ましくは水結合剤、ビタミン、殺菌剤および抗菌剤と混合すること、および（ｂ）洗浄し、薄く切つたエルサレム・アルチチヨークの塊茎を水で抽出し、抽出物をろ過し、ろ液を０．５〜１０時間沸とうし、かくして得られた溶液をろ過し、ろ液を通常の香粧品ビヒクルおよび／または稀釈剤、好ましくは天然脂肪、油、ワツクス、アルコール、乳化剤、香料物質、および所望によつて他の既知の添加剤、好ましくは水結合剤、ビタミンおよび殺菌剤と混合することを特徴とする皮ふ鎮静および再生効果を有する香粧品組成物の製造方法。