JPS6250284B2 - - Google Patents

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JPS6250284B2
JPS6250284B2 JP1832378A JP1832378A JPS6250284B2 JP S6250284 B2 JPS6250284 B2 JP S6250284B2 JP 1832378 A JP1832378 A JP 1832378A JP 1832378 A JP1832378 A JP 1832378A JP S6250284 B2 JPS6250284 B2 JP S6250284B2
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drive
speed
rotary
rotation
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JP1832378A
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Katsuji Hasegawa
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Meinan Machinery Works Inc
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Meinan Machinery Works Inc
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Publication date
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  • Manufacture Of Wood Veneers (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 本発明はロータリーレースに関するものであ
る。
従来のロータリーレースは、切削抵抗の発生す
る位置と切削に要する動力を供給する位置との間
に著しい隔たりがあることに起因して、原木破
壊・刃詰まり等の不具合が多発し、合板工場に於
ける単板削成工程の合理化を著しく阻害する要因
となつており、また原木の歩留りを著しく低下さ
せる要因ともなつていた。
そこで本出願人は先に「ベニヤレース」(特開
昭53−91499号公報)に於て、新型ロータリーレ
ースを提案し、前記従来のロータリーレースの弊
害の払低を図つた。
該新型ロータリーレースの最も特徴的な構成
は、外周に多数の刃部を有する駆動ロールを、前
記刃部が切削用刃物の刃先に近い原木外周部を突
刺可能な位置に備え、該駆動ロールを介して切削
に要する動力を供給するようにした点にあり、必
要に応じては、スピンドルからの動力供給を併用
することも可能であるが、いずれにしても、切削
抵抗の発生する位置と切削に要する動力の少なく
とも一部を供給する位置とを可及的に近づけ得た
効果は極めて著しく、従来のロータリーレースの
弊害を払低して、極めて良好な切削を安定的に行
うことを可能化した効果は絶大であつた。
ところが、前記駆動ロールの刃部による突刺跡
が残存する単板は、例えば中板用等には実用上何
等差支えないが、例えば表面用薄板等の比較的高
品質が要求されるのものには必ずしも十分には適
合せず、該新型ロータリーレースの用途を制約す
る要因となつていた。
本発明は、前記新型ロータリーレースの長所を
活用しつつ、短所を改良すべく開発したものであ
つて、本発明の第1番目の発明は、スピンドルを
介して原木を回転させる原木回転装置を備えたロ
ータリーレースに於て、原木の罫引位置よりも外
側の罫引屑となる部分を突刺可能に備えた駆動部
材から、原木への動力供給の少なくとも一部を行
うよう構成することにより、削成される単板に突
刺跡が残存する虞を回避しつつ、原木破壊等の不
具合の発生を抑制した良好な切削を可能化し得る
ようにしたものであり、また本発明の第2番目の
発明は、原木の罫引位置よりも外側の罫引屑とな
る部分を突刺可能に備えた駆動部材から、原木へ
の動力供給の少なくとも一部を行う構成に更に加
えて、原木の罫引位置よりも内側の単板となる部
分を突刺可能に備えた回動部材からも、随時原木
への動力供給の一部を行い得る構成とし、必要に
応じて、削成される単板に突刺跡が残存する虞を
回避しつつ、原木破壊等の不具合の発生を抑制し
た良好な切削を可能化し得るようにしたものであ
つて、いずれもロータリーレースとしての汎用性
の一層の充実化を図つたものである。
以下本発明を図面に例示した実施の一例と共に
更に詳述すれば次の通りである。
第1図は本発明の第1番目の発明に係るロータ
リーレースを説明する為の概略側面説明図であ
り、第2図は概略平面説明図である。
図中2は、プレツシヤー部材13・罫引用刃物
3等を具備する鉋台6に付設された切削用刃物で
あつて、原木Aの回転中心A′を定めるよう、該
原木Aの両木口面を挟持するスピンドル1の回転
に忠実に関連して連動する歩出し送り機構(図示
省略)の作動に伴い、鉋台6が原木Aの求芯方向
へ移動するにつれて、原木Aから単板Sを順次削
成する。
Bは、動力供給の媒体となる駆動部材であると
ころの外周に多数の刃部4を有する幅狭状のロー
ル4aと、該幅狭状のロール4aを駆動する駆動
機構であるところの電動機・油圧モーター等から
成る駆動源7及びチエーン・ギヤー等から成る動
力伝達部材12とを有する原木駆動装置であつ
て、前記幅狭状のロール4aの刃部4が、原木A
の罫引位置3′よりも外側の罫引屑となる部分に
臨む位置に、而も幅狭状のロール4aが、原木A
の外周面に対して離接する方向に微動し得るよう
鉋台6に付設されおり、前記罫引屑となる部分を
介して、原木Aの切削に要する動力の少なくとも
一部を供給する。
8は、図示する如き流体シリンダー、或は図示
は省略したが、カム・リンク機構或はそれらの組
み合わせ等から成る加圧機構であつて、前記原木
駆動装置Bの駆動部材、即ち幅狭状のロール4a
を原木Aの外周面に対して接近する方向に加圧し
得るよう、該幅狭状のロール4aに付設されてお
り、歩出し送り機構との併用により、幅狭状のロ
ール4aを原木外面へ追従加圧せしめる追従装置
を構成する。
20は、可変速電動機・油圧モーター等から成
る駆動源及び動力伝達部材等を具備する原木回転
装置であつて、少なくとも前記原木駆動装置Bの
幅狭状のロール4aの刃部4が原木Aの外周を突
刺する以前に、スピンドル1を介して原木Aを回
転せしめるべく、スピンドル1の付帯装置として
備える。
例えば前記の如き構成で成るロータリーレース
によれば、原木Aから単板Sを順次削成するに際
し、切削用刃物2及びプレツシヤー部材13等に
よる切削抵抗が発生する位置とほぼ同等の半径の
位置から、原木駆動装置Bによつて、原木Aへの
動力供給の少なくとも一部を行うことができるの
で、従来のスピンドルからのみ動力供給を行う場
合の如く、原木Aに過大な挟持圧力や過大な回転
トルクを負担させる要はなく、原木破壊の発生を
抑制しつつ良好な切削を行うことが可能となり、
原木歩留りの向上或は生産性の向上等が図り得、
而も原木駆動装置Bによる動力供給は、原木Aの
罫引位置よりも外側の罫引屑となる部分から行う
ものであるから、削成される単板Sに突刺跡が残
存する虞もなく、その汎用性は極めて充実したも
のとなる。
勿論、原木駆動装置Bの幅狭状のロール4aの
刃部4が原木Aの外周を突刺する前から、原木回
転装置20によつて、スピンドル1を介して原木
Aを回転させ得るので、供給する原木Aは、必ず
しも円柱状である必要はない。
尚、原木駆動装置、特に駆動部材の取り付け位
置は、鉋台の刃口部付近、具体的には、駆動部材
の刃部が切削用刃物の刃先に近い原木外周部を突
刺可能な位置が好ましく、斯様な位置に備えれ
ば、動力伝達の経路が最短となつて、原木破壊が
有効に抑制され、また欠損木片による刃詰まりも
合せて回避することができるので極めて効果的で
あるが、必ずしも限定するものではなく、いずれ
にせよ、他にも種々の好ましい態様等が存在する
ので、それら本発明の第1番目の発明に係るロー
タリーレースの他の実施例について次に説明す
る。
駆動部材を鉋台の刃口部付近に配設する他の利
点としては、歩出し送り機構を追従装置の少なく
とも一部に活用して、該追従装置の構成を簡略化
し得る点にあり、特に第1図・第2図に例示した
実施例の如く、駆動部材を鉋台の刃口部付近へ微
動可能に備えると共に、歩出し送り機構と前記駆
動部材に付設した加圧機構とを、駆動部材を原木
外面へ追従加圧せしめる為の追従装置として併用
すれば、比較的早期、即ち原木が略円柱状となる
以前から、駆動部材による動力供給が成し得るの
で、外形がいびつな原木の切削に有効ではある
が、たとえ駆動部材を鉋台の刃口部付近へ定置的
に備えると共に、歩出し送り機構を単独で追従装
置として兼用するよう構成しても、原木が略円柱
状になれば、駆動部材による動力供給が成し得る
ので実用上何等支障なく、別途に追従装置を配備
する必要がない点で至便である。
第5図に例示した実施例は、軸9を中心として
揺動可能な揺動アーム10の一方端側に、外周に
多数の刃部4を有する幅狭状のロール4aを回転
可能に枢着し、更に駆動源7及び動力伝達部材1
2を併設して原木駆動装置Bを構成すると共に、
前記揺動アーム10の他方端側に付設した流体シ
リンダー等の加圧機構11を追従装置として用
い、幅狭状のロール4aの原木外面への追従性を
向上せしめたものであつて、斯様に構成すれば、
原木駆動装置Bをロータリーレースのベツド・フ
ーム等の固定部材或はロータリーレース以外の部
位に備えたとしても、外形状がいびつな原木の切
削及び切削に伴う原木外径の変化に対する追従性
に関して何等支障ない。
第6図に例示した実施例は、例えば第3図に例
示する如く、外周に多数の刃部4を有し、プーリ
ー・ロール・スプロケツトホイール等の回転体4
bに張架したベルト状・チエーン状等の形状の無
端状部材4cを駆動部材として用い、軸9を中心
として揺動可能な揺動アーム10の一方端側に、
前記無端状部材4cの背面を案内する案内部14
を備えて、前記無端状部材4cを走行可能に枢着
し、更に駆動源7及び動力伝達部材12を併設し
て原木駆動装置Bを構成すると共に、前記揺動ア
ーム10の他方端側に付設した流体シリンダー等
の加圧機構11を追従装置として用いたものであ
つて、原木外面へのなじみ性に富む無端状部材4
cを駆動部材として用いるものであるから、必要
に応じて、原木Aへの刃部4の突刺数を多く設定
し、動力供給能力の増大化を図ることが可能で、
ロール状の駆動部材を用いる場合よりも効果的で
あり、また第5図の実施例と同様に、原木駆動装
置Bの配置位置及び原木外面への追従性に制約が
ない点で好便である。
第7図に例示した実施例は、鉋台6の刃口部付
近へ微動可能に配設した加圧ロール16・流体シ
リンダー等の付勢部材19によつて付勢されるテ
ンシヨンロール17・駆動源7によつて回転駆動
せしめられるドライビングロール18等に無端状
部材4cを張架し、原木駆動装置Bを構成すると
共に、加圧ロール16と、該加圧ロール16に付
設した流体シリンダー・ばね等の加圧部材15と
から成る加圧機構8を付設して、歩出し送り機構
と併用する追従装置として用いたものであつて、
第6図の実施例と同様に、必要に応じて、原木へ
の刃部の突刺数を多く設定し、動力供給能力を向
上させることが可能である。
第4図に例示した実施例は、外周に多数の刃部
4を有するテーパー状のロール5を、原木Aの木
口面と対向状に、且つ回転軸を原木Aの回転中心
と交差状に備えて原木駆動装置Bを構成したもの
で、仮に原木Aの木口面がスピンドル1の軸芯に
対して直角であれば、前記テーパー状のロール5
を実質的に固定しても差支えないが、必ずしも直
角である補償はないので、追従装置(図示省略)
の配備が有効であり、またロールの形状は、好ま
しくは点線で示す如く、テーパーの頂点がスピン
ドル1の軸芯と一致し、各突刺部分に於ける刃部
の速度差が生じ難い形状とするのが効果的であ
る。
尚、駆動部材の刃部の形状としては、図示する
如き刃物状の他に、例えば釘状・鋸刃状等種々の
形状が挙げられ、また図示は省略したが、削成す
る単板の厚みと同等以上の深さに突刺しても差支
えなく、無論、必要に応じては、軸方向に分割状
に複数列設けても差支えない。
また原木駆動装置の駆動部材を駆動する駆動機
構の駆動速度は、可変であつても、或は後処理工
程に於ける処理の自動化を容易にすべく一定であ
つても差支えないが、いずれにせよ、原木駆動装
置による駆動を有効化して、原木破壊の発生を抑
制しつつ良好な切削を行う為には、該原木駆動装
置の駆動速度と原木回転装置の駆動速度との同調
を図る必要があり、比較的簡単な同調手段として
は、例えば原木回転装置の動力容量を、原木駆動
装置の駆動機構の動力容量よりも少なく設定する
手段、或はトルクリミツター・電磁クラツチ等の
スリツプ可能部材を原木回転装置に内在せしめる
手段等が挙げられるが、後述する如く速度制御機
構を原木回転装置又は原木駆動装置に内在せしめ
る同調手段を用いれば一層適確である。
即ち、第8図に例示した実施例は、原木回転装
置20の可変速電動機21に直流発電機22を連
結して、スピンドル1の回転数に比例する電圧E
1を得ると共に、送りネジ24の回転に伴つて原
木Aの求芯方向へ移動する切削用刃物2(実質的
には鉋台6)に連動自在に連結した可変抵抗器2
3によつて前記電圧E1を制御して、原木回転速
度に忠実に比例する電圧E2を得、他方、原木駆
動装置Bの駆動源7としての可変速電動機25に
速度検出用発電機26を連結して、原木駆動速度
に忠実に比例する電圧E3を得、前記両電圧E
2,E3を電圧比較器27によつて比較し、その
電圧差を速度制御信号として速度制御器28によ
り前記可変速電動機21又は可変速電動機25の
いずれか一方を変速することによつて、原木回転
装置20と原木駆動装置Bとの同調を図るよう構
成したものであつて、仮に原木駆動装置Bの原木
外面への追従容量lよりも、原木Aの外面の振れ
誤差lが大きく、原木駆動装置Bによる動力供給
が断続的になる場合であつても、良好な同調を図
ることができる。
一方、第9図に例示した実施例は、原木駆動装
置Bの駆動源7として定速電動機29を備え、原
木回転装置20に速度制御機構を備えたものであ
つて、原木回転装置20の可変速電動機21に直
流発電機22を連結して、スピンドル1の回転数
に比例する電圧E1を得ると共に、送りネジ24
の回転に伴つて原木Aの求芯方向へ移動する切削
用刃物2(実質的には鉋台6)に連動自在に連結
した可変抵抗器23によつて前記電圧E1を制御
して、原木回転速度に忠実に比例する電圧E2を
得、該電圧E2を速度制御信号として速度制御器
28に伝えて、予め設定器30によつて速度制御
器28に設定された原木駆動速度に忠実に比例す
る値と一致するよう、該速度制御器28により前
記可変速電動機21を変速することによつて、原
木回転装置20と原木駆動装置Bとの同調を図る
ことができる。
無論、前記いずれの速度制御機構を備える場合
であつても、前述した比較的簡単な同調手段を併
用することが可能であり、また更に図示は省略し
たが、原木駆動装置の駆動機構による原木駆動速
度を原木回転装置の原木回転速度よりも若干遅く
設定すると共に、原木駆動装置の駆動機構にオー
バーランニング部材を内在せしめて、相互の速度
差を瞬間的に緩衝する緩衝手段を併用しても差支
えない。
次に第2番目の発明に係るロータリーレース
は、例えば第10図及び第11図に例示する如
く、前記第1番目の発明に係るロータリーレース
の構成で説明したのと同様の構成で成る原木駆動
装置Bと追従装置の一部を成す加圧機構8とを配
備する構成に更に加えて、回動部材であるところ
の軸芯方向適宜間隔毎の外周に多数の刃部4を有
する幅広状の回転ロール31と、該回転ロール3
1を駆動する駆動機構に包含されるところの電動
機・油圧モーター等から成る駆動源33とを有す
る原木回動装置B′を、前記回転ロール31の刃部
4が原木Aの罫引位置3′よりも内側の単板Sと
なる部分を突刺可能に備え、更に前記回転ロール
31を随時原木Aの外周面から隔離(例えば数ミ
リ〜数拾ミリ)せしめる為に、流体シリンダー・
カム・リンク機構或はそれらの組み合せ等から成
る隔離機構35を配備して構成するものである。
例えば前記の如き構成で成るロータリーレース
によれば、原木駆動装置Bによる原木駆動が可能
であるのみならず、随時原木回動装置B′による原
木回動を併用することが可能であり、例えば、中
板用単板等の比較的厚手の切削抵抗が大きい単板
を削成する切削初期、所謂上剥き時には、原木回
動装置B′による原木回動を併用して、より安定的
に良好な切削を行い。次いで表裏単板等の比較的
薄手の切削抵抗が小さい単板を削成する、所謂本
剥き時には、原木回動装置B′による原木回動を中
止して、突刺跡が残存しない高品質単板を得るな
ど、原木回動装置B′による原木回動を随時併用し
て、より合理的で効果的な切削を行うことが可能
であり、その汎用性は一層充実したものとなる。
尚、原木回動装置、特に回動部材の取り付け位
置も、鉋台の刃口部付近、具体的には、回動部材
の刃部が切削用刃物の刃先に近い原木外周部を突
刺可能な位置が好ましく、斯様な位置に備えれ
ば、動力伝達の経路が最短となつて、原木破壊が
有効に抑制され、また欠損木片による刃詰まりも
合せて回避することができるので極めて効果的で
あるが、必ずしも該位置に限定するものではな
く、隔離機構を付設したことにより、該隔離機構
に先述した原木駆動装置に於ける追従装置の機能
を兼用させることが可能であるから、任意の原木
外周面に対向状に備えて差支えなく、例えば原木
回動装置と原木駆動装置の配列が、第10図及び
第11図の例と逆であつても、或は同列状であつ
ても、更には著しく離れていても一向に差支えな
い。
勿論、第2番目の発明に係るロータリーレース
に於ても、第1番目の発明に係るロータリーレー
スの構成で説明したものと同様の構成で成る原木
回転装置20を具備するものであるから、供給す
る原木Aは、必ずしも円柱状である必要がない
が、原木駆動装置Bの駆動源7と原木回動装置
B′の駆動源33とを兼用して一定速又は変速で駆
動するにせよ、或は駆動源7と駆動源33とを個
別に設けて双方を同期的に一定速又は変速で駆動
するにせよ、第1番目の発明に係るロータリーレ
ースの構成で説明したものと同様の構成で成る速
度制御機構・比較的簡単な同調手段・緩衝手段等
を、原木駆動装置及び原木回動装置、又は原木回
転装置のいずれかに備えて、相互の同調を図るの
が望ましい。
また原木駆動装置及び追従装置については、第
1番目の発明に係るロータリーレースの構成で説
明したと同様に種々の態様で実施して差支えない
ことは先に述べたが、原木回動装置についても、
前記実施例に例示する態様に限るものではなく、
変更・応用等が可能である。
即ち、図示は省略したが、外周に多数の刃部を
有する無端状部材(第3図参照)を、幅広状の回
転体の軸芯方向適宜間隔毎に多数条張架すると共
に、原木の外周面と対向状に、且つ回転軸の原木
の回転中心と平行状に備え、回動部材とても用い
ても差支えなく、また該回動部材の刃部の形状及
び配列については、先記駆動部材の説明で述べた
ものに準じて差支えなく、更に前記実施例に例示
する如く、回動部材の軸芯方向適宜間隔毎に溝状
の空間32を設けると共に、該空間32の少なく
とも一部に、分割状のプレツシヤーバー34を備
えれば、単板Sの切削肌の良化が図り得て効果的
である。
以上明らかな如く、本発明に係るロータリーレ
ースによれば、良好な切削を安定的に行いつつ良
質な単板を得ることができ、その汎用性は著しく
充実したものであつて、合板工場に於ける単板削
成工程の合理化に及ぼす本発明の実施効果に極め
て多大である。
【図面の簡単な説明】
図面は本発明を説明する為のものであつて、第
1図は本発明の第1番目の発明に係るロータリー
レースを説明する為の概略側面説明図、第2図は
概略平面説明図、第3図は駆動部材の他の実施例
を説明する為の斜視説明図、第4図乃至第9図は
本発明の第1番目の発明に係るロータリーレース
の他の実施例を説明する為の概略側面説明図、第
10図は本発明の第2番目の発明に係るロータリ
ーレースを説明する為の概略側面説明図、第11
図は概略平面説明図である。 A……原木、B……原木駆動装置、B′……原木
回動装置、S……単板、1……スピンドル、2…
…切削用刃物、3……罫引用刃物、3′……罫引
位置、4……刃部、4a……幅狭状のロール、4
c……無端状部材、6……鉋台、7,33……駆
動源、8……加圧機構、12……動力伝達部材、
13……プレツシヤー部材、20……原木回転装
置、31……幅広状の回転ロール、35……隔離
機構。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 スピンドルを介して原木を回転させる原木回
    転装置を備えたロータリーレースに於て、外周に
    多数の刃部を有する駆動部材と、該駆動部材を駆
    動する駆動機構とを有する原木駆動装置を、前記
    駆動部材の刃部が原木の罫引位置よりも外側の罫
    引屑となる部分に臨む位置に備え、更に前記駆動
    部材を原木外面へ追従加圧せしめる追従装置を配
    備したことを特徴とするロータリーレース。 2 駆動機構の駆動速度を一定に構成すると共
    に、原木外径の変化に対応して追従的に原木回転
    速度を制御する速度制御機構を有する原木回転装
    置を備えて成る特許請求の範囲第1項記載のロー
    タリーレース。 3 駆動機構の駆動速度を変速可能に構成すると
    共に、該駆動機構の速度変化に対応して追従的に
    原木回転速度を制御する速度制御機構を有する原
    木回転装置を備えて成る特許請求の範囲第1項記
    載のロータリーレース。 4 変速可能な原木回転装置を備え、且つ該原木
    回転装置の速度変化に対応して追従的に原木駆動
    速度を制御する速度制御機構を有する原木駆動装
    置を用いて成る特許請求の範囲第1項記載のロー
    タリーレース。 5 原木回転装置の原木回転速度よりも原木駆動
    速度が若干遅く設定され、且つオーバーランニン
    グ部材を含む駆動機構で成る特許請求の範囲第1
    項又は第2項又は第3項又は第4項記載のロータ
    リーレース。 6 原木駆動装置の駆動機構の動力容量よりも動
    力容量が少ない原木回転装置を備えて成る特許請
    求の範囲第1項乃至第5項のうちいずれか1項記
    載のロータリーレース。 7 トルクリミツター・電磁クラツチ等のスリツ
    プ可能部材を有する原木回転装置を備えて成る特
    許請求の範囲第1項乃至第6項のうちいずれか1
    項記載のロータリーレース。 8 外周に多数の刃部を有する幅狭状のロール
    を、原木の外周面と対向状に、且つ回転軸を原木
    の回転中心と平行状に備え、駆動部材として用い
    て成る特許請求の範囲第1項乃至第7項のうちい
    ずれか1項記載のロータリーレース。 9 外周に多数の刃部を有し、プーリー・ロール
    等の回転体に張架した無端状部材を、原木の外周
    面と対向状に、且つ回転軸を原木の回転中心と平
    行状に備え、駆動部材として用いて成る特許請求
    の範囲第1項乃至第7項のうちいずれか1項記載
    のロータリーレース。 10 駆動部材を鉋台の刃口部付近へ定置的に備
    え、歩出し送り機構を追従装置として兼用して成
    る特許請求の範囲第1項乃至第9項のうちいずれ
    か1項記載のロータリーレース。 11 駆動部材を鉋台の刃口部付近へ微動可能に
    備え、歩出し送り機構と前記駆動部材に付設した
    加圧機構とを追従装置として併用して成る特許請
    求の範囲第1項乃至第9項のうちいずれか1項記
    載のロータリーレース。 12 駆動部材を揺動可能な揺動アームの一方端
    側に備え、該揺動アームの他方端側に付設した加
    圧機構を追従装置として用い成る特許請求の範囲
    第1項乃至第9項のうちいずれか1項記載のロー
    タリーレース。 13 外周に多数の刃部を有するテーパー状のロ
    ールを、原木の木口面と対向状に、且つ回転軸を
    原木の回転中心と交差状に備え、駆動部材として
    用いて成る特許請求の範囲第1項乃至第7項のう
    ちいずれか1項記載のロータリーレース。 14 スピンドルを介して原木を回転させる原木
    回転装置を備えたロータリーレースに於て、外周
    に多数の刃部を有する駆動部材と、該駆動部材を
    駆動する駆動機構とを有する原木駆動装置を、前
    記駆動部材の刃部が原木の罫引位置よりも外側の
    罫引屑となる部分に臨む位置に備え、更に前記駆
    動部材を原木外面へ追従加圧せしめる追従装置を
    配備し、また更に外周に多数の刃部を有する回動
    部材と、該回動部材を駆動する駆動機構とを有す
    る原木回動装置を、前記回動部材の刃部が原木の
    罫引位置よりも内側の単板となる部分を突刺可能
    に備え、而も前記回動部材を随時原木の外周面か
    ら隔離せしめる隔離機構を配備したことを特徴と
    するロータリーレース。 15 原木駆動装置の駆動源と原木回動装置の駆
    動源とを兼用して成る特許請求の範囲第14項記
    載のロータリーレース。 16 原木駆動装置の駆動源と原木回動装置の駆
    動源とを個別に設けて成る特許請求の範囲第14
    項記載のロータリーレース。 17 原木駆動装置の駆動機構の駆動速度及び原
    木回動装置の駆動機構の駆動速度を一定に構成す
    ると共に、原木外径の変化に対応して追従的に原
    木回転速度を制御する速度制御機構を有する原木
    回転装置を備えて成る特許請求の範囲第14項又
    は第15項又は第16項記載のロータリーレー
    ス。 18 原木駆動装置の駆動機構の駆動速度及び原
    木回動装置の駆動機構の駆動速度を同期変速可能
    に構成すると共に、前記両駆動機構の速度変化に
    対応して追従的に原木回転速度を制御する速度制
    御機構を有する原木回転装置を備えて成る特許請
    求の範囲第14項又は第15項又は第16項記載
    のロータリーレース。 19 変速可能な原木回転装置を備え、且つ原木
    原木回転装置の速度変化に対応して追従的に原木
    駆動速度と原木回動速度とを制御する速度制御機
    構を含む原木駆動装置及び原木回動装置を用いて
    成る特許請求の範囲第14項又は第15項又は第
    16項記載のロータリーレース。 20 原木回転装置の原木回転速度よりも原木駆
    動速度と原木回動速度が若干遅く設定され、且つ
    オーバーランニング部材を含む駆動機構で成る特
    許請求の範囲第14項乃至第19項のうちいずれ
    か1項記載のロータリーレース。 21 原木駆動装置の駆動機構の動力容量よりも
    動力容量が少ない原木回転装置を備えて成る特許
    請求の範囲第14項乃至第20項のうちいずれか
    1項記載のロータリーレース。 22 トルクリミツター・電磁クラツチ等のスリ
    ツプ可能部材を有する原木回転装置を備えて成る
    特許請求の範囲第14項乃至第21項のうちいず
    れか1項記載のロータリーレース。 23 外周に多数の刃部を有する幅狭状のロール
    を、原木の外周面と対向状に、且つ回転軸を原木
    の回転中心と平行状に備え、駆動部材として用い
    て成る特許請求の範囲第14項乃至第22項のう
    ちいずれか1項記載のロータリーレース。 24 外周に多数の刃部を有し、プーリー・ロー
    ル等の回転体に張架した無端状部材を、原木の外
    周面と対向状に、且つ回転軸を原木の回転中心と
    平行状に備え、駆動部材として用いて成る特許請
    求の範囲第14項乃至第22項のうちいずれか1
    項記載のロータリーレース。 25 駆動部材を鉋台の刃口部付近へ定置的に備
    え、歩出し送り機構を追従装置として兼用して成
    る特許請求の範囲第14項乃至第24項のうちい
    ずれか1項記載のロータリーレース。 26 駆動部材を鉋台の刃口部付近へ微動可能に
    備え、歩出し送り機構と前記駆動部材に付設した
    加圧機構とを追従装置として併用して成る特許請
    求の範囲第14項乃至第24項のうちいずれか1
    項記載のロータリーレース。 27 駆動部材を揺動可能な揺動アームの一方端
    側に備え、該揺動アームの他方端側に付設した加
    圧機構を追従装置として用い成る特許請求の範囲
    第14項乃至第24項のうちいずれか1項記載の
    ロータリーレース。 28 外周に多数の刃部を有するテーパー状のロ
    ールを、原木の木口面と対向状に、且つ回転軸を
    原木の回転中心と交差状に備え、駆動部材として
    用いて成る特許請求の範囲第14項乃至第22項
    のうちいずれか1項記載のロータリーレース。 29 軸芯方向適宜間隔毎の外周に多数の刃部を
    有する幅広状の回転ロールを、原木の外周面と対
    向状に、且つ回転軸を原木の回転中心と平行状に
    備え、回動部材として用いて成る特許請求の範囲
    第14項乃至第28項のうちいずれか1項記載の
    ロータリーレース。 30 外周に多数の刃部を有し、幅広状の回転体
    の軸芯方向適宜間隔毎に多数条張架した無端状部
    材を、原木の外周面と対向状に、且つ回転軸を原
    木の回転中心と平行状に備え、回動部材として用
    いて成る特許請求の範囲第14項乃至第28項の
    うちいずれか1項記載のロータリーレース。
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JPS60214905A (ja) * 1985-02-14 1985-10-28 株式会社 名南製作所 ベニヤレ−スによる切削方法

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