JPS6245554A - 4−ビフエニリル酢酸の簡易製造法 - Google Patents

4−ビフエニリル酢酸の簡易製造法

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JPS6245554A
JPS6245554A JP60184084A JP18408485A JPS6245554A JP S6245554 A JPS6245554 A JP S6245554A JP 60184084 A JP60184084 A JP 60184084A JP 18408485 A JP18408485 A JP 18408485A JP S6245554 A JPS6245554 A JP S6245554A
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keto
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JP60184084A
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Osamu Shimada
修 嶋田
Sakae Aoyanagi
青柳 栄
Yuunosuke Nagase
長瀬 祐之助
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Pfizer Japan Inc
Original Assignee
NIPPON REDARII KK
Lederle Japan Ltd
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  • Heterocyclic Carbon Compounds Containing A Hetero Ring Having Nitrogen And Oxygen As The Only Ring Hetero Atoms (AREA)
  • Organic Low-Molecular-Weight Compounds And Preparation Thereof (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (技術分野) 本発明は4−ビフェニリル酢酸又はその塩の製造法に関
し、更に詳しくは4−ビフェニリルアルデヒにおよびN
−アシルグリシンを原料とし、アズラクトン化合物、α
−ケト酸を中間体として経由する4−ビフェニリル酢酸
又はその塩の簡易な製造法に関する。
(従来の技術) 次式1−1: で表わされる4−ビフェニリル酢酸は、優れたl胃炎、
鎮痛ならびにM熱作JFjを有する既知の化合物であり
、このもののナトリウム塩あるいはアルキルエステル体
は人間における実際の消炎、鎮痛剤として現在広く治験
中である。
トコろで従来、式1で表わされる4−ビフェニリルに酢
酸の製造法しては、例えば下記の方法カC代表的な方法
として知られている。
L広し± ビスフェニルを原料とし、これを無水酢酸−塩化アルミ
ニウムによる7リーデル・クラツプ反応(こて4−ビス
フェニルアセチルとしたのち、ウィルプロット(W i
 I Igerodt )反応により4−ビフェニリル
酢酸を製造する方法; 方JL囚士 4−ビフェニリルアルデヒドを原料とし、これを還元−
クロロ化−二トリル化−加水分解の各]−程に付し4−
ビフェニリル酢酸を製造する方法:ならびに L広ぶ士 4−ビフェニリルアルデヒドをクロル酢酸エチルと反応
させることにより炭化水素原子1個分だ(す佃1 f真
をイ中ばした4−ビフェニリルブロビオンオルデヒドと
したのち酸化して4−ビ7エリル酢酸を製造する方法。
(本発明が解決しようとする問題点) 上述のA−Cの各従来方法にあっては、例えば、方法A
では原料となるビフェニル自体が兼価である一方、製造
に必要な各スブップの処理操イ):に長時間を要し、ま
たイオウ化合物を中間体として経由するため異臭の発生
とともに副生成物が多量に生成し、l」的とする4−ビ
7エリル酢酸を純度良く製造するには繁雑な精製操作が
必要であり、しがも収率もそれ程良好なものではない等
の問題点がある。加えて方法Aは全工程を単一反応器内
(one−pot)で行うことは不可能であるといった
工業的な不利益も存在する。
また、方法Bは、工程数が艮くそのため収率の低下を招
き、更に方法Aと同様にワンボッ) (one−pot
)製造が採用できず、しがもそのうえ猛みであるシアン
化ナトリウムを使用するため−L業的製造方法としての
適用はほとんど不可能である。
更に、方法Cは反応条件がそれ程過酷で・ないため処理
操作が容易であるが、工程が長く、4−ビフェニリルア
ルデヒドとクロル酢酸エチルとの縮合反応における収率
はそれ程良くなく、加えて1(す生成物の生成が多くみ
られ繁雑な精製工程が必要である等の問題点がある。
そこで本発明者らは4−ビ7エリル酢酸の簡易で収率の
良好な工業的製造方法の確立を鋭意検討した結果、4−
ビフェニリルアルデヒドを出発原料として用い、これに
N−アシルグリシンを反応させてアズラクトン化合物を
生成せしめ、これをa−ケト酸に変えた後脱炭酸するこ
とにより、4−ビフェニリル酢酸が穂和な条件下に簡便
に収率良く製造することができ、しかも全工程を単一反
応器内で(すなわちワンポットで)行なうことができ、
4−ビフェニリル酢酸の工業的gJl造法として適して
いることを新規に見出し、本発明を完成するに至った。
(問題点を解決するだのの手段) すなわち本発明は次式I: (式中、Mはアルカリ金属または水素原子を表わす) で表わされる4−ビフェニリル酢酸又はその場の簡易製
造法であって、該製造法は、 次式■: で表わされる4−ビフェニリル酢酸を塩J、%の存在下
に次式■: RCO−NH−CI!2COOII   (1)(式中
、Rは未置換もしくは置換フェニル基または低級アルキ
ル基を表わす) で表わされるN−アシルグリシンと反応させて次式■: (式中、■くは前記定義と同一の意味を有する)で表わ
されるアズラクトン化合物に変換し、得られるL記式■
のアズラクトン化合物をアルカリ・3属塩基の存在下に
加熱し几つ所望により中和して次式■: (式中、Mはアルカリ金属または水素原子を表わす) で表わされるα−ケト酸を得、次いでこれを脱炭酸する
ことを特徴とする方法である。
本発明の上記製造方法は、ワンポットプロセス(one
−pot process)として、式11で表わされ
る4−ビフエニリルアルテ゛ヒトと弐■で表わされるN
−アシルグリシンを反応器せたと同一の反応器内におい
て、式IVで表わされるアズラクトン化合物および式■
で表わされるα−ケト酸を単離することなく行なうこと
ができる。特に好適な態様によれば、本発明の方法は、
同一反応器内にて、式IIで表わされる4−ビフェニリ
ル耐酸及び式11で表わされるN−アシルグリシンを塩
基の存在下に加熱処理したのち脱炭酸することにより行
なうことかて゛さ、工業的簡易製法として特に好ましい
ものである。
本発明は−に連の如く式IIで表わされる4−ビフェニ
リルアルデヒドおよび式Illで表わされるN−アシル
グリシンを出発原料とするものであるが、その製造法を
化学式で示せば以)°のようにまとめることができる: (TI)         (In) (■) (V) (上記化学式中、RおよVMは前記定義と同一の意味を
有する) すなわち、本発明の!!!!造法は、上記化学式中の工
程1.2および3をそれぞれ個別に行なうことができ、
あるいはワンポットプロセスとして、同一反応器内にて
一挙に行なうこともできる。
この場合において、一方の原料となる式III″C表わ
されるN−アシルグリシンにおける置換基[くは、未1
′71換もしくは置換フェニル基または低級アルキル基
であり、例えばフェニル基+Il−Fリル鵡、4−クロ
ロフェニル基、4−メトキシフェニルJJ、3゜4−シ
メトキンフェニル基等の低級アルキル基、低級アルコキ
シ基、ハロゲン原子等から選ばれる1〜3個、好ましく
は1もしくは2個の基で置換されたフェニル2.にメチ
ル7、Q 、エチル基、ロープロピル基、1so−プロ
ピル基、ローブチル基、Se C−ブチルM、t−フチ
ル基、ローブチル基、(、インペンチル基、ネオペンチ
ル基、!ドヘキシル基、等の直鎖状もしくは分枝鎖状の
炭素原子数1〜6個の低級アルキル基が挙げられる。
なお、本明細書を通し゛(1+氏級1なる詔は、付くれ
た基または化合物の炭素原子数が6個以下、好ましくは
4個以下であることを意味する。
しかして、式■のN−アシルグリシンの具体例として1
土、N−ベンゾイルグリジン、N−<p−トルオイル)
グリシン、N−7ニソイルグリシン、N−アセチルグリ
シン、N−プロピオニルグリシン、N−(n−ブチル)
グリシン等が例示でき、なかでもN−ベンゾイルグリシ
ンが価格の面あるいは容易に人手し得る点より好ましい
ものである。
以下に本発明の製造法を、上記化学式中の各−I−程に
沿ってさらに詳細に記載する。(なお、Ofl e −
1101製造法の場合は適宜工程1〜3の条件を組合せ
゛C単一反応器内で実施することができるが、この点に
ついても後述する。) 」聞 に一 本工程は式II ’′c表わされる4−ビフェニリルア
ルデヒドと式11fで表わされるN−アシルグリシンを
塩基の存在下に反応させて式IVで表わされるアズラク
トン化合物に変換する工程である。
反応は適当な塩基の存在軍警こ、無m媒あるいは溶媒の
存在下に行なわれる。用いうる塩ノルとしては例えば、
アンモニア;トリメチルアミン、トリエチルアミン、ペ
ンノルツメチルアミンルツメチルアミン、N−メチルモ
ルホリン、N−エチルピペリノン、N,N−ノイソプロ
ビルエチルアミン等の有機第三アミン類;ビリノン、2
−ビロリン等の芳香族アミン類;ギ酸ナトリウム、酢酸
ナトリウム、酢酸カリウム等の有機酸金属塩;/に酸リ
チウム、炭酸カリウム、炭酸水素ナトリウム、炭酸水素
カリツム、炭酸リチツム、炭酸カルシウム、炭酸バリ′
ツム等のアルカリ金属もしくはアルカリ土類金属水酸化
物または炭酸水素化物等の無機塩基が挙げられる。これ
ら塩基のなかで好ましいもの1±酢酸ナトリ・ツム、R
酸カリ・ツム、トリエチルアミン等であり、特に好まし
いものは酢酸ナトリウムである。
また、反応は、式11で表わされる、4−ビ7工二すル
アルテ°ヒトが液体であリルっ低iIJIJカニ″Cあ
るため、それ自体が反応物になるとともに溶媒としても
作用するので、無溶媒下に行なうことがCき、また、そ
れ自体反応に直接関与しない溶媒の存在ドに打なうこと
もできる。
かかる溶媒と(、では見体的には、アセトニトリル、)
/ナルホルムアミド、ツメチルアセトアミド、ツメチル
スルホキシド等の憧性非プロトンイトI媒;テトラヒド
ロ7ラン、ノオキサン等のエーテルR 溶W. :ノク
ロルメタン、クロロホルム等ノ(;活性へロデン化アル
キル系溶媒;ベンゼン、トルエン、キシレン、クロロベ
ンゼン、ノクロロベンゼン、ニトロベンゼン等の芳り族
〃8溶媒;酢酸、無水酢酸等の有機酸および有機酸煕水
物忍媒等が早げられるが、なかでもトルエン、クロロベ
ンゼン、ノオキサン等が好ましい。
本工程においては、式■て゛表わされる・t−ビフェニ
リルアルテ゛ヒト1モル(こヌ寸し弐〇+r:&わされ
るN−アシルグリシンを、一般に1〜3モル、好ましく
は1〜・1.5モルの割合で使用し、これに加えて前記
の如き塩基を一般に1−・5モル、好ましくは1〜2モ
ルの範囲内で存在させ、更に無水ff?酸を1〜10モ
ル程度好ましくは2〜5モルの範囲内で存在させ−ご反
応を行うのが好都合である。
反応?W度ならびに反応時間は、用いる塩基あるいは)
8媒等の使用の有無あるいはその種類等により一概に限
定されないが、一般的に言って無溶媒の場合には、71
4度は約0〜1 5 0 ’(:、好ましくは約50〜
約100°C範囲内、そして時間は約0。
1〜約5時間、好ましくは約()、5〜約1.5時間程
度であり、胆力溶媒を用いる場合には、使用する溶媒の
濃点伺近で約0.1〜約1211;9間、好ましくは約
0 、5〜約5時間程度反応させるのが適当である。
本上程においては1j的とする式IVで表わさtするア
ズラクトン化合物か[ユとし′C結晶状態″c収率約9
 0%ないし定置面jif; c得られ、この化合物は
そのままなんら精製することなく次の工程2に使用する
ことはできる。
Jニー(″Lーーーζ−;−。
本工程は」−記工程]で得られる式IVで表t)さhる
アズラクトン化合物を塩基の存在ドに加熱し、式V″C
表わされるa−ケト酸へ変換する工程て゛ある。
この場合には使用する塩基として1.1、水酸化ナトリ
ウム、水酸化カリウム、水酸化リチウム、水酸化カルシ
ウム、水酸化マグ本シウム等のアルカリ金属もしくはア
ルカリ土類金属水酸化物、あるいは工程1で述べたと同
様のこれら金属の炭酸化物もしくは炭酸水素化物等が挙
げられる。これら塩基の使用量は一般に上記ア【ラクト
ン化合物1モル当り1へ一5モル、好ましくは1〜2モ
ルの+m ++.++内とすることができる。
この反応におい′Cは、式lvで表わされるアでラクト
ン化合物ならびに」二記塩基とがiI!I常/8媒の存
在下に加熱されるが、その際に使用さね.うる溶媒とし
ては例えば、水単独あるいは水お1び二■ー稈1r例示
したと同様の各種有ffl 18媒との混合溶媒力C挙
げられる。
加熱温度は一般に約50〜約150’C、好ましくは約
1 0 0−・・120”Cの範囲内で1おるが,、上
記水と有数j8媒との混合溶媒を使用−rる実径には倉
の有機溶媒の沸ノ五付近の温度て行なうのが好1″3介
であり、該温度で反応は通常的()、5〜約15時間、
好ましくは約1〜約10時間程度で完結し、それによっ
て、目的とする前記式Vで表わされるα−ケト酸をほぼ
定量的収率ですることができる。
なお、この場合式V″C表わされるα−ケト酸は、用い
る塩基に月応する塩の形で得られる。例えば塩基として
水酸化ナトリウムを使用した場合、該α−ケト酸はナト
リウム塩(M = N 11)として得られる。かかる
a−ケト酸の塩は常法に従い酸で中和することにより遊
離のa−ケト酸(M=1−1)に変えることがでざる。
エル)−:a士 本工程は、上記の工程2で得られる式■で表わされるα
−ケト酸を次いで脱炭酸して目的とする式lで表わされ
る4−ビフェニリル酢酸を得る工程である。上記脱炭酸
はそれ自体既知の方法を用いて行なうことができ、例え
ば適宜量の水の存在丁に、水酸化ナトリウム、水酸化カ
リウム等のアルカリ金属水酸化物および炭酸化水素の如
き過酸化物で処理することにより行なわれる。
この場合、上記脱炭酸反応は、α−ケト酸1モルに対し
アルカリ金属水酸化物、例えば水酸化ナトリウムを通常
1〜10モル、好ましくは1〜3モルの範囲内で、そし
て過酸化物、例えば過酸化水素を一般に1〜10モル、
好ましくは1〜5モルの範囲内用い、温度範囲約0〜約
100 ’C1好ましくは約10〜約40°Cにて約1
〜約20時間、好ましくは約5〜約10時間処理するこ
とにより行なうことができ、これによって目的とする前
記式Iで表わされる4−ビフェニリル酢酸またはその塩
が収率よく得られる。
なお、本工程において、式IT表わされる4−ビフェニ
リル酢酸は、例えばナトリウム塩等のような塩の形で得
られる場合には適宜中和して遊離の酸に転換した後、抽
出、クロマトグラフィー、再結晶の自体公知の単離、精
製手段を適用し、目的とする式Iで表わされる4−ビフ
ェニリル酢酸を純品の形で得ることができる。
以上のように本発明に従う工程1.2及び3はいずれも
簡易な加熱等の手段により、収率良く各工程での目的物
を得ることができるものであるが、本発明は特にこれら
の工程1.2および3を同一反応器内(one−pot
法)で行ないうる点に大きな特全がある。このワンボッ
) (one−pot)法1こついて以下にさらに詳細
に説明する。
ムと随ムエわy」匪す払士 本ワンポット法は萌述した工程1.2及び3の各条件の
なかから同一反応器内で行ない得るものを適宜選択すれ
ば良く、挟体的には次のようにして行なうのが好ましい
すなわち、第1段階として例えば式u’′c表わされる
4−ビフェニリルアルデヒド1モルに対し、式1IIで
表わされるN−アシルグリシン1〜3モル、好ましくは
1〜1.5モルを使用し、塩基として酢酸ナトリウムを
選択し、例えば無溶媒あるいはトルエン等の溶媒中で反
応を行なう。この場合の上記塩基および溶媒は、第2段
階におけるα−ケト酸への変換反応にそのまま使用し得
るという理由により選択したものである。
次いで第2段階として、第1段階の処理が終了した時点
でそのまま約80〜約150℃の範囲内の温度に加熱す
るか、あるいは必要に応じて溶媒を留去したのち、所望
により更に塩基例えば水酸化ナトリウム?8 fLを追
加して加え、この混合物を約80〜約150℃の範囲内
の温度に加熱してもよい。
この第2段階の処理においては、tpJIVi階の処理
で反応系内に生成した式IVで表わされるアズラクトン
化合物が定量的に式■で表わされるα−ケト酸に変換さ
れる。
次いで第3段階として、第2段階で得られたままの反応
混合物中に所望量の為酸化物、例えば過酸化水素を第1
段階で使用した4−ビフェニリルアルデヒド1モルあた
りに換算して2〜10モル程度加えたのち、約10〜約
40゛Cの範囲内の温度にて約5〜約10時間程度攪件
する。
この第3段階においては、第2¥i階で生成した式■で
表わされるα−ケト酸が本発明の目的物である式I″C
表わされる4−ビフェニリル酢酸またはその塩に変換さ
れる。
かかる各段階での処理を同一容器内で完fさせた後、内
容物を適宜中和処理し、抽出、留去、再結晶等の操作を
適宜組合せ適用することにより、純品の4−ビフェニリ
ル#酸を得ることができる。
この場合のワンポット法での収率は、例えば、第1段階
で使用した4−ビフェニリルアルデヒドをベースとして
70〜80%という高収率で・ある。
したがって、本発明の方法は、前記した従来法A・−〇
に比較し、操作の簡便さに加え収率が著しく向上したも
のであり、工業的製造法として特に優れたものである。
また、本発明の方法は工程数が比較的少なく、且つ各工
程における処理も加熱、攪拌という簡単なもので、反応
条件も過酷なものではなく、工業的製造法としての生産
性が極めて良好なものである。
(実 施 例) 以下に本発明を、各工程を段階的に行なう場合およびワ
ンボッ) (one−pot)で行なう場合の実施例に
て更に詳細に説明するが、本発明の範囲はこれに何等限
定されるものではないことを了解すべきである。
実施例 1 4−ビフェニリルアルデヒド5g(0,027モル)を
無水酢酸8mlに溶解し、これにN−ベンゾイルグリシ
ン5.47g(0,034モル)、酢酸ナトリウム2.
3ビを加え、40〜50 ’C,で2時間加熱した後、
温エタ7−ル12pl中に加え冷却する。
析出した結晶をろ取し、2−フェニル−4−(4’−ビ
フェニルメチリデン)−5−オキサシロンの黄色結晶8
.3ビ(収率94%)及びろ液をさらに濃縮して得た結
晶0.4 g(全収率99%)を得る。
融2−χ:187〜188℃ 赤外吸収スペクトル(K B r): 1790 c+
o−’紫外吸収スペクトルλl0ax: 380 nm
実施例 2 実施例1で得た2−フェニル−4−(4’−ビフェニル
メチリデン)−5−オキサシロン3g(9,2ミリモル
)に20%水酸化ナトリウム溶液15m1を加え2時間
還流する。冷却後ベンゼンを用いて洗浄し、塩酸で酸性
としたのち、酢酸エチルで抽出する。抽出液は水及び飽
和食塩水で洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥する。溶
媒を減圧下に留去し4−ビフェニリルピルビン酸の結晶
2.08(収率90%)を得る。この結晶を酢酸エチル
を用いて再結晶する。
融、α:約205°C(昇華) 赤外吸収スペクトル(KBr):1660crn−’実
施例 3 実施例2で得た4−ビフェニリルピルビン酸2g(8,
3ミリモル)を0.5%水酸化ナトリウム溶液15+n
l及び30%過酸化水素水4a+1を加え25〜30°
Cで4時間攪拌する。この液をトルエンを用いて洗浄し
たのち塩酸で酸性とし酢酸エチルで抽出する。抽出液を
水及び飽和食塩水で洗浄したのち無水硫酸す) +7ウ
ムで乾燥する。溶媒を減圧上留去し4−ビフェニリル酢
酸の結晶1.6日(収率91%)を得る。
この結晶はメチルエチルケトンを用いて再結晶する。
融点:163〜164℃ 赤外吸収スペクトル(K Br): I G 88 c
+n−’実施例 4 4−ビフェニリルアルデヒド4ビ(0,022モル)を
無水酢酸6.4m、i!に溶解し、これにN−ベンゾイ
ルグリシン4.33g(0,024モル)、酢酸ナトリ
ウム1.84g及びトルエン28II11を加え2時間
加熱還流する。これに20%水酸化ナトリウム溶液65
m1を加え2時間還流したのちベンゼンを用い′C洗浄
し、塩酸で酸性とする。この液を酢酸エチルで抽出し水
及び飽和食塩水で洗浄したのち無水硫酸ナトリウムで乾
燥する6溶媒を減圧上留去し4−ビフェニリルピルビン
酸の結晶5.28(収率99%)を得る。
赤外吸収スペクトル(K B r):1660 cm−
’実施例 5 実施例1で得た2−フェニル−4−(4’−ビ7工二す
ルメチリテ゛ン)−5−オキサシロン3 、(9、2ミ
リモル)に20%水酸化ナトリウム名i(115mi?
を加え2時間加熱還流する。この液に40%水酸化ナト
リウム溶液4ml、30%過酸化4mlを加え、6.5
時間室温で攪拌し、塩酸酸性としたのち、ベンゼンを用
いて抽出する。抽出液を水及び飽和食塩水で洗浄し、無
水硫酸ナトリウムで乾燥したのち、溶媒を減圧下留去し
、4−ビフェニリル酢酸1.[3B(収率81%)を得
る。
得られた結晶は実施例:)に示した物性値に一致した。
実施例 6 4−ビフェニリルアルデヒド5g(0,027モル)を
無水酢酸8+olに溶解し5、これにN−ベンゾイルグ
リシン5.47.(0,0:34モル)、醋酸ナトリウ
ム2.38及びトルエン、35+IIpを加え2.5時
間Xl!流[る、この液に40%水酸化す) l)ラム
溶液4.0mlを加え2時間還流し、今後30%過酸化
水素水12mj!を加え、5時間室温″c攪拌する。
この液を冷トルエンで洗浄後、塩酸を加え析出するt−
ビフェニリル酢酸の結晶4.9ビ(収率134%)をろ
収する。得られた結晶は実施例3に示した物性411口
こ−・致した。
実施例 7 4−ビフェニリルアルデヒド1kgを無水酢酸1゜52
に溶解し、これに酢酸ナトリウム0.46kg、トルエ
ン51を加え2.5時間還流する。この液に40%水酸
化ナトリウム溶液8rを加え、4時間還流し、今後30
%過酸化水素水2.42を加え6時間室温で攪拌rる。
これを冷トルエンで洗浄したのち、塩酸を加え析出する
4−ビフェニリル酢酸の粗結晶をろ取する。これをメチ
ルエチルケトンを用いて再結晶し0.86ks(収率7
4%)を得る。得られた結晶は実施例3に示した物性値
に一致した。
出 願 入  日本レグリー株式会社    7□、1
ノ 手 おI−有111]三 ′、’!:”  (自発)昭
和60年1011210 待1作庁艮官宇賀道部殿 1、出仕の表示 昭和60年特許願I:PJ184084号2、発明の名
称 ・t−ビフェニリル酢酸の簡易製造法 3、補正をする名 事件との関係   特許出願人 名 称 [J本レグリー株式会社 ・t0代理人 〒107 (ほか2名) 電話  ’、)85−2256 5、補正命令の11付    な  し6、補正の対果 明細書の[特許411求の範囲]の欄及び「発明の詳細
な説明」の欄 7、補正の内容 別紙のとおり (1) 本願特許J+1求の範囲の記載(明細書第1真
第5行〜m 3 gi第13行)を別紙のとおり訂正す
る。
(2)明細書tjS5頁下からf54行に「ビス7エ二
ル」とあるを「ビフェニル」と訂正する。
(3)同第15真下から第3行に[液体であり1」。
つ]とあるを削除する。
(4)同第19頁下から第2行に1炭酸化水索」とある
を「過酸化水素」と訂正する。
(5) 同第28頁第3行に「4:れに酢酸」とあるを
[これにN−ベンゾイルグリシン1.09kg、酢酸」
と訂IFする。
以−1ニ (別紙) 〔特許111ff求の範囲〕 「 11次式■: で表わされる4−ビフェニリルアルデヒドを塩基の存在
下に次式III: RCO−N H−CH2C00H(III )(式中、
Iでは未置換もしくは置換フェニル基または低級アルキ
ル基を表わす) で表わされるN−アシルグリシンと反応させて次式■: (式中、Rは11j記定義と同一の意味を有する)で表
わされるアゲラクトン化合物に変換し、得られる上記式
■のアズラクトン化合物をアルカリ金属塩基の存在Fに
加熱し且つ所望により中和し−ζ次式■: す) で表わされるa−ケト酸を得、次いでこれを脱炭酸する
ことを特徴とする次式l: (式中、Mは」1記の1社味を有する)C表わされる4
−ビフェニリル酢酸又はその塩の製造法。
2、同一反応器内にて、式IVで表わされるアズラクト
ン化合物および式V″c表わされるα−ケト酸を単離す
ることなく t−rう特許lI+’l求の範囲第1項記
載の!l!!造法。
38同一反応器内にて、式IIで表わされる4−ビフェ
ニリルに酢酸および弐可で表わされるN−アシルグリシ
ンを塩基の存在下にjJllJ処理シタノち脱炭酸する
特許請求の範囲第2項記載の製造法。
4、脱炭酸を塩基性条件下に1酸化物で処理することに
よりイテう特許請求の範囲第1項ないし第3項記載のい
ずれか1項に記載の製造法。
5、次式■ (式中、Yくは未t’R換もしくは置換フェニル話また
は低級アルキル基を表わす)

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、次式II: ▲数式、化学式、表等があります▼(II) で表わされる4−ビフェニリルアルデヒドを塩基の存在
    下に次式III: RCO−NH−CH_2COOH(III) (式中、Rは未置換もしくは置換フェニル基または低級
    アルキル基を表わす) で表わされるN−アシルグリシンと反応させて次式IV: ▲数式、化学式、表等があります▼(IV) (式中、Rは前記定義と同一の意味を有する)で表わさ
    れるアグラクトン化合物に変換し、得られる上記式IVの
    アズラクトン化合物をアルカリ金属塩基の存在下に加熱
    し且つ所望により中和して次式V: ▲数式、化学式、表等があります▼(V) (式中、Mはアルカリ金属または水素原子を表わす) で表わされるα−ケト酸を得、次いでこれを脱炭酸する
    ことを特徴とする次式 I : ▲数式、化学式、表等があります▼( I ) (式中、Mは上記の意味を有する) で表わされる4−ビフェニリル酢酸又はその塩の製造法
    。 2、同一反応器内にて、式IVで表わされるアズラクトン
    化合物および式Vで表わされるα−ケト酸を単離するこ
    となく行う特許請求の範囲第1項記載の製造法。 3、同一反応器内にて、式IIで表わされる4−ビフェニ
    リルに酢酸および式IIIで表わされるN−アシルグリシ
    ンを塩基の存在下に過熱処理したのち脱炭酸する特許請
    求の範囲第2項記載の製造法。 4、脱炭酸を塩基性条件下に過酸化物で処理することに
    より行う特許請求の範囲第1項ないし第3項記載のいず
    れか1項に記載の製造法。 5、次式IV ▲数式、化学式、表等があります▼(IV) (式中、Rは未置換もしくは置換フェニル基または低級
    アルキル基を表わす) で表わされるアズラクトン化合物。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2013505273A (ja) * 2009-09-23 2013-02-14 ジャージャン ジュウジョウ ファーマシューティカル シーオー.,エルティーディー. N−アシルビフェニルアラニンを製造するための方法

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