JPS6245480Y2 - - Google Patents

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JPS6245480Y2
JPS6245480Y2 JP1983166992U JP16699283U JPS6245480Y2 JP S6245480 Y2 JPS6245480 Y2 JP S6245480Y2 JP 1983166992 U JP1983166992 U JP 1983166992U JP 16699283 U JP16699283 U JP 16699283U JP S6245480 Y2 JPS6245480 Y2 JP S6245480Y2
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JP
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voltage
overvoltage
winding
load
prevention device
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Description

【考案の詳細な説明】 本考案は、エンジン発電機の過電圧・過電流防
止装置、特に発電機の負荷の変動、例えば進相電
流が流れた場合に負荷電圧が上昇するのを防止す
る発電機の過電圧・過電流防止装置に関するもの
である。
従来交流発電機では、負荷電流が定格電流値か
ら所定値を超えた場合に、過電流防止装置が働い
て負荷を切り離すなどして、該交流発電機を保護
していた。
しかしながら、これらの動作は限時動作であ
り、前記切り離しが完了するまでの間に、例えば
エンジン発電機などにおいて、容量性負荷が接続
されて非所望に進相電流が流れた如き場合に発電
機の出力電圧が上昇し、例えば定格電圧の150%
程度まで上昇し、負荷装置を損傷することが生じ
た。
また、負荷が軽負荷の場合、進相電流による界
磁鉄心の増磁作用、後述するいわゆる野中式発電
機の態様とをもつて動作し、出力電圧が上昇して
も、負荷電流が過電流防止装置を動作させる程ま
でには増大せず、負荷装置を損傷させてしまうこ
ともあつた。更に、負荷に供給する電圧が所定値
を超えた場合、直ちに負荷に供給する電圧を遮断
していたのでは、過電圧持続時間の短いパルス状
電圧であつても負荷に供給する電圧を遮断してし
まい、無用の遮断を行つてしまうという問題もあ
つた。
本考案は、前記問題を解決することを目的と
し、例えば定格電圧の130%程度の上昇に対して
前記切り離しを行うことを目的としている。その
ため本考案のエンジン発電機の過電圧・過電流防
止装置は、出力端に過電流防止装置をもうけたエ
ンジン駆動発電機において、負荷供給電圧が所定
電圧値を超えたことを検出する過電圧検出器を有
し、該過電圧検出器からの信号にもとづき前記過
電流防止装置を強制的に作動させることにより負
荷に印加される非所望な高電圧を早期に遮断させ
ることを特徴としている。
以下図面を参照しつつ本考案を詳細に説明す
る。
第1図は従来の発電機の過電流防止装置、第2
図は本考案の1実施例、第3図は本考案の他の1
実施例を示す。
図中、1は過電流防止装置、1−1,1−2は
過電圧・過電流防止装置、2,20は接点、3は
過電流検出巻線、3′,19は駆動巻線、4は発
電機、5は負荷、6は回転子巻線、7は主発電巻
線、8は励磁巻線、9,15は整流器、10,1
7はコンデンサ、11はスリツプ・リング、12
はフライホイール用ダイオード、13は逆電圧防
止用ダイオード、14は電圧制御部、16は可変
抵抗、18はツエナ・ダイオード、20′はサイ
リスタ、21はスイツチを表わす。
第1図図中、発電機4は既知のものであるが簡
単に説明する。励磁巻線8の両端に発生した交番
電圧は整流器9によつて整流された後、コンデン
サ10により平滑されて励磁用の直流電圧をコン
デンサ10の両端に得る。そしてコンデンサ10
の1端はスリツプ・リング11を介して回転子巻
線6の1端に接続され、コンデンサ10の他端は
主発電巻線7の1部から取り出した電圧を一定に
保持するために回転子巻線6に印加する電圧をチ
ヨツパ制御する電圧制御部14およびスリツプ・
リング11を介して回転子巻線6の他端に接続さ
れている。回転子巻線6は内燃機関によつて駆動
される。
図中21はスイツチであつて、負荷5に印加す
る電圧をON/OFFさせるものである。
また、図中1は過電流防止装置であつて、電流
遮断用の接点2および過電流検出巻線3から構成
されている。発電機4から接点2、過電流検出巻
線3を介して負荷5に供給される電流が発電機4
の定格電流値より所定値超えた場合に、過電流検
出巻線3が働いて接点2を開状態にし、負荷5に
流れる過電流を遮断する。
第1図図示の従来の構成の場合、上述の如く動
作するが、たまたま負荷5としてアーク灯などが
使用されている状態の下で管球を取除いた如き場
合に、主発電巻線7に比較的高い電圧が発生して
負荷5中の電子機器を損傷した障害が発生した。
この原因を追求した結果次のことが判明した。即
ち、前記の場合に負荷電流として進相電流が流が
れ、これが図示主発電巻線7から回転子巻線6に
電圧を誘導し、回転子巻線6に誘起された電圧に
よつてフライホイール用ダイオード12を通つて
直流励磁電流を回転子巻線6に供給する形とな
る。この場合、主発電巻線7に発生する電圧を抽
出して、電圧制御部14が励磁巻線8からの励磁
電流をカツト・オフ状態に保つように働らくが、
当該電圧制御部14は回転子巻線6に上述の如く
誘起される電圧を制限する機能をもたず、主発電
巻線7に発生する電圧が定格電圧の150%程度に
上昇した結果であることが判つた。換言すれば、
第1図図示の発電機4において、回転子巻線6に
フライホイール用ダイオード12がもうけられて
いることのために前記の如く進相負荷時に、当該
発電機4がいわゆる公知の野中式発電機(特公昭
33−2367号に示す自励型同期発電機)の態様をも
つて動作し、電圧制御部14の存在に拘らず、発
電機の電圧が150%程度に上昇したことが判つ
た。即ち、電気角90゜異なつた位置にもうけた2
つの発電巻線と、回転子巻線を短絡する形でもう
けられるダイオードと、上記2つの発電巻線のい
ずれか一方の端子を橋絡する形でもうけられるコ
ンデンサとを有する形となる上記野中式発電機の
働らきが生じることが判つた。
このような過電圧発生状態は、例えば負荷5に
対して力率改善用のコンデンサが接続されている
状態の下で、当該コンデンサのみの負荷となる如
き場合にも発生する危険性がある。
このような過電圧発生時には、一般的には過電
流状態となつて現われ、第1図図示の過電流防止
装置1が動作するはずであるが、当該装置1の限
時特性のために、負荷中の電子機器の損傷を防止
するためには十分でない。
また、負荷5が軽負荷の場合には、たとえ過電
圧発生状態となつても、過電流が負荷5に流れな
い限り、過電流防止装置1は動作せず、負荷中の
電子機器の損傷を防止するのに十分でない。
更に、負荷中の電圧が短時間過電圧になつたか
らといつて、負荷5に供給する電圧を直ちに遮断
していたのでは、無用の遮断を行なつてしまい、
実用性に欠けるという問題があつた。
本考案はこれらの点を解決するようにしてお
り、例えば所定時間、定格電圧の130%に達した
状態の下で強制的に過電流防止装置1を作動せし
めるようにしている。
尚、第1図中、13は逆電圧防止用ダイオード
であつて、電圧制御部14のトランジスタなどを
保護するものである。
第2図は本考案の1実施例を示し、前記問題点
を解決するために、図中15ないし20によつて
負荷に供給される過電圧を検出し、該検出信号に
もとづき過電圧・過電流防止装置1−1の接点2
を開状態にすることにより、発電機4から負荷5
に供給される過電圧を遮断している。以下説明す
る。
図中4ないし14および21は第1図を用いて
説明したものと同一あるいは等効のものであるの
で説明を省略する。
第2図において、まず負荷に過電流が流れた場
合の動作について説明する。スイツチ21がON
状態とされ、発電機4から電圧が接点2、過電流
検出巻線3およびスイツチ21を介して負荷5に
印加されている場合に、負荷に短絡など生じ過電
流が流れたときには、過電流検出巻線3が働いて
接点2を開状態にして、発電機4から負荷5に供
給される過電流を遮断して、発電機4を保護す
る。
次に、負荷に進相電流が流れることによる発電
機4の増磁作用に伴なう過電圧が接点2、過電流
検出巻線3、およびスイツチ21を介して負荷5
に印加される場合について説明する。
負荷に印加される電圧は整流器15によつて両
波整流され、可変抵抗16を介してコンデンサ1
7によりリツプルが除去される。該コンデンサ1
7の両端に印加された電圧は、ツエナー・ダイオ
ード18を介して接点20を閉状態にする駆動巻
線19に供給されている。今、負荷に例えば前述
の如く、所定時間、定格の130%の過電圧が印加
されたときには、前記構成にもとづき駆動巻線1
9が作動状態とされるに充分な電流が流れ、接点
20を閉状態にする。接点20が閉状態にされる
と、過電圧・過電流防止装置1−1にもうけられ
ている駆動巻線3′を作動状態にし、接点2を開
状態にする。これにより、発電機4からの過電圧
が負荷5に印加されるのが防止され、負荷5およ
び発電機4を保護するとともに、パルス状の過電
圧による無用な遮断を防止している。
尚、可変抵抗16を調整、あるいはコンデンサ
17の容量を調整することにより、前記所定時
間、即ち駆動巻線19が作動状態となる時間を任
意に設定できる。
第3図は本考案の他の1実施例を示す。図中2
ないし14、および21は第2図のものと同一あ
るいは等効であるので説明を省略する。
第3図において、負荷5に過電流が流れた場合
の動作は、第2図図示本考案の1実施例のものと
同一であり、過電流が過電流検出巻線3によつて
検出され、接点2を開状態にすることにより、発
電機4から負荷に流れる過電流を遮断する。これ
により発電機4は保護される。
次に、負荷に進相電流が流れ、前述した如く増
磁作用により発電機4の出力電圧が上昇し、前記
過電流検出巻線3が作動状態にならない範囲で負
荷に過電圧が印加された場合には、負荷5に印加
される電圧が抵抗分割され、該抵抗分割された電
圧がツエナー・ダイオード18を介してサイリス
タ20′のゲート端子に印加され、サイリスタ2
0′を導通状態にする。サイリスタ20′が導通状
態にされると、サイリスタ20′に接続された過
電圧・過電流防止装置1−2にもうけられている
駆動巻線3′に電圧が印加され、接点2を開状態
にする。これにより負荷5に流れる進相電流に伴
なう発電機4からの過電圧が負荷5に印加される
のが遮断される。
以上説明した如く、本考案によれば、エンジン
発電機の出力端に従来の過電流防止装置を改良し
て特に工夫をこらした過電圧・過電流防止装置を
もうけて、これを作動させることにより、従来の
過電流防止装置のみでは防ぐことのできなかつた
負荷に流れる進相電流に伴なう発電機の出力電圧
の上昇による過電圧などを簡単な構成により確実
に防止することができ、発電機のみならず負荷を
も保護することができる。
また、本考案では、負荷5に供給する電圧が短
時間過電圧状態となつても遮断しないため、例え
ば負荷5が切り換えられた場合などに生ずるパル
ス状過電圧などによつて無用に遮断されれること
がない。
【図面の簡単な説明】
第1図は従来の発電機の過電流防止装置、第2
図は本考案の1実施例、第3図は本考案の他の1
実施例を示す。 図中、1は過電流防止装置、1−1,1−2は
過電圧・過電流防止装置、2,20は接点、3は
過電流検出巻線、3′,19は駆動巻線、4は発
電機、5は負荷、7は主発電巻線、15は整流
器、17はコンデンサ、16は可変抵抗器、18
はツエナ・ダイオード、20′はサイリスタ、2
1はスイツチを表わす。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 (1) 主発電巻線と、該主発電巻線と電気角90゜異
    なる位置にもうけた励磁巻線と、該励磁巻線に
    よつて発生した電圧を整流する整流器と、該整
    流器によつて整流された電圧にもとづき励磁磁
    束を発生させる回転子巻線と、該回転子巻線の
    両端にもうけたフライホイール用ダイオード
    と、上記回転子巻線に流れる電流を上記主発電
    巻線に誘起される電圧によつて制御する電圧制
    御部とを有し、内燃機関によつて駆動されるエ
    ンジン発電機の過電圧・過電流防止装置におい
    て、電流に応答する電流検出巻線と電圧に応答
    する電圧検出巻線とをもつ回路遮断器をもうけ
    ると共に、負荷供給電圧が所定電圧値を超えた
    ことを検出する過電圧検出器を有し、該過電圧
    検出器からの信号にもとづいて前記回路遮断器
    を作動させることにより負荷に供給する電圧を
    遮断することを特徴とするエンジン発電機の過
    電圧・過電流防止装置。 (2) 実用新案登録請求の範囲第(1)項記載の過電
    圧・過電流防止装置において、過電圧検出器に
    よつて検出される信号が所定時間の間、一定電
    圧値を超えた場合に回路遮断器を作動させるこ
    とにより負荷に供給する電圧を遮断することを
    特徴とするエンジン発電機の過電圧・過電流防
    止装置。
JP16699283U 1983-10-28 1983-10-28 エンジン発電機の過電圧・過電流防止装置 Granted JPS6077225U (ja)

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JPS6077225U JPS6077225U (ja) 1985-05-30
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
DE102010001256B4 (de) * 2010-01-27 2023-07-06 Robert Bosch Gmbh Generatorregler zur Regelung eines Fahrzeug-Generators, Generatorvorrichtung und Verfahren zur Regelung oder Steuerung eines Stromkreislaufs

Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS4023705Y1 (ja) * 1965-02-18 1965-08-12

Patent Citations (1)

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JPS4023705Y1 (ja) * 1965-02-18 1965-08-12

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