JP3449172B2 - 3相4線中性線欠相検出装置及び回路遮断器 - Google Patents

3相4線中性線欠相検出装置及び回路遮断器

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JP3449172B2
JP3449172B2 JP14629897A JP14629897A JP3449172B2 JP 3449172 B2 JP3449172 B2 JP 3449172B2 JP 14629897 A JP14629897 A JP 14629897A JP 14629897 A JP14629897 A JP 14629897A JP 3449172 B2 JP3449172 B2 JP 3449172B2
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龍幸 塚本
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、3相4線電路の
中性線の欠相により主回路に異常電圧が印加されたとき
に、この異常電圧を検出る3相4線中性線欠相検出装
置、及びこの装置の出力に応じて主回路の通電を遮断す
る回路遮断器に関するものである。
【0002】
【従来の技術】図6は例えば実開平4−72533号に
示された従来の単相3線式回路遮断器を示す回路図であ
る。図6において、102は中性線、103は電圧線、
104は電圧線、107は検出回路110に接続され、
他方の分圧抵抗108と分圧抵抗109により、中性線
102と電圧線104間の電圧を分圧する分圧回路、1
11はゲートが検出回路110に接続され、アノードが
ダイオードを介して電磁石112に接続され、カソード
がダイオードを介して電圧線104に接続されたサイリ
スタ、112は電圧線103とダイオードを介してサイ
リスタ111に接続された電磁石、113は抵抗付のテ
ストスイッチ114と抵抗115の直列接続からなり、
分圧抵抗108に並列接続されたテスト回路である。
【0003】次に、上記従来の単相3線式回路遮断器の
動作を説明する。中性線102が非欠相で抵抗付テスト
スイッチ114がOFFの場合は、分圧回路107の分
圧抵抗109の電圧が所定値を超えないため、検出回路
110はサイリスタ111に出力せず、単相3線式回路
遮断器は動作しない。
【0004】抵抗付テストスイッチ114がONの場合
は、分圧抵抗108の両端が抵抗115と抵抗付スイッ
チ114からなるテスト回路113によってバイパスさ
れ、分圧抵抗108の電圧が下がり、分圧抵抗109の
電圧が上昇する。このとき、分圧抵抗109の電圧が所
定値を越えるため、検出回路110はサイリスタ111
のゲートへ出力する。検出回路110の出力をサイリス
タ111が受けると、サイリスタ111のアノード−カ
ソード間が導通し、電磁石112により遮断器の接点が
引き外される。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上記のような従来の単
相3線式回路遮断器では、交流を半波整流により直流化
しているので、テスト回路113印加される電圧は零
点を有する。一方、図7に示す従来の3相4線式回路遮
断器のような回路では、交流を全波整流により直流化し
ているので、テスト回路に印加される電圧は図8に示す
ような直流電圧となる。この直流電圧は零点がないの
で、使用電圧が高くなるにつれテストスイッチの開閉が
困難になり、大型のスイッチが必要になるという問題が
あった。
【0006】この発明は、上述のような問題点を解決す
るためになされたもので、3相4線電路に接続される3
相4線中性線欠相検出装置及び回路遮断器において、確
実に開閉でき、低圧で小型なテストスイッチを使用でき
る3相4線中性線欠相検出装置及び回路遮断器を得るも
のである。
【0007】
【課題を解決するための手段】この発明に係る3相4線
中性線欠相検出装置は、中性線の欠相による異常電圧を
比較器により検出する3相4線中性線欠相検出装置にお
いて、ゲート端子が抵抗を介して分圧抵抗に接続され、
前記分圧抵抗を介して流れる電流の一部を電流制限抵抗
を介して前記比較器の入力側に供給する半導体スイッチ
ング素子と、前記電流制限抵抗と並列に接続され、通電
時に前記電流制限抵抗をバイパスするテストスイッチ
と、前記半導体スイッチング素子のゲート端子と前記比
較器の入力側とに接続され、前記テストスイッチに印加
される電圧を制限するインピーダンス素子とを備えたも
のである。
【0008】また、比較器の電源電圧が、3相4線式電
路における3相の各相に接続された整流回路により整流
された電圧である。また、インピーダンス素子はツェナ
ーダイオードである。また、一端が前記整流回路の直流
側に接続され、他端が前記比較器の出力側に接続された
トリガー回路の出力側に接続され、中性線の欠相による
異常電圧によって接点出力を起動させるとともに、半導
体スイッチング素子のゲート端子を接地させる接点出力
を有したリレーコイルを備えたものである。また、前記
トリガー回路は、前記リレーコイルを介して接続された
サイリスタと、前記サイリスタに直列接続され、そのベ
ース端子が前記比較器に接続されたトランジスタとを備
えたものである。
【0009】さらにまた、この発明に係る回路遮断器
は、中性線の欠相による異常電圧を比較器により検出
し、主回路の通電を遮断する回路遮断器において、ゲー
ト端子が抵抗を介して分圧抵抗に接続され、前記分圧抵
抗を介して流れる電流の一部を電流制限抵抗を介して前
記比較器の入力側に供給する半導体スイッチング素子
と、前記電流制限抵抗と並列に接続され、通電時に前記
電流制限抵抗をバイパスするテストスイッチと、前記半
導体スイッチング素子のゲート端子と前記比較器の入力
側とに接続され、前記テストスイッチに印加される電圧
を制限するインピーダンス素子とを備えたものである。
【0010】
【発明の実施の形態】
実施の形態1.以下この発明の実施の形態1について説
明する。図1は、この発明の実施の形態1に係る3相4
線中性線欠相検出装置の回路を示す図である。図におい
て、1はダイオード11〜16からなる3相全波整流回
路であり、3相4線電路(主回路)で使用される値が4
00Vのとき、3相全波整流回路1により直流化された
電圧は200V以上となる。2は3相全波整流回路1の
直流側に接続された分圧抵抗21を介してこの電圧が電
源電圧となるように接続され、分圧抵抗22を介して中
性線Nに接続され、中性線Nの電圧をしきい値VREFと比
較する比較器、3は比較器2の出力側に接続されたトリ
ガー回路、4はトリガー回路3の出力側に接続されたリ
レー回路、5はリレー回路4によって開閉される接点で
ある。
【0011】2223は主回路の中性線Nと比較器2
の入力側端子との間に直列接続された分圧抵抗、24は
比較器2の入力側端子に並列に接続された感度調整抵
抗、41はコレクタが分圧抵抗22と分圧抵抗23との
間に接続され、ベース(ゲート端子)が抵抗25を介し
てコレクタに接続され、エミッタが電流制限抵抗26に
接続されたトランジスタ(半導体スイッチング素子)、
31はカソードがトランジスタ41のベースに接続さ
れ、アノードが比較器2の入力側に接続され、テストス
イッチTSに印加される電圧を制限するツェナーダイオ
ード(インピーダンス素子)、TSは電流制限抵抗26
の両端に接続されたテストスイッチである。なお、中性
線Nが欠相し図示しない負荷に異常電圧が発生したと
き、比較器2が動作するように、分圧抵抗22、23
は、抵抗25、電流制限抵抗26の抵抗値よりも小さい
抵抗値のものを選択する。
【0012】次に動作について説明する。 〔定常時〕 定常時には、テストスイッチTSがOFFであり、トラ
ンジスタ41が導通するが、電流制限抵抗26はツェナ
ーダイオード31によって一定な電圧に制限されるの
で、トランジスタ41を介して比較器2に流れる電流は
微小に抑えられる。したがって、大部分の電流は、分圧
抵抗23、感度調整抵抗24を介して流れ、感度調整抵
抗24の電圧はしきい値VREFまで上がらないため、
比較器2はトリガー回路3に信号を出力しない。
【0013】また、中性線Nの欠相時には、図示しない
負荷から中性線Nに異常電圧(高電圧)が流れるため、
分圧抵抗23に過大電流が通電し、感度調整抵抗24の
電圧はしきい値VREFよりも高い値となり、比較器2は
引き外し信号をトリガー回路3に出力する。
【0014】〔動作テスト時〕 3相4線中性線欠相検出装置の動作テスト時には、テス
トスイッチTSをONする。このとき、テストスイッチ
TSにより電流制限抵抗26がバイパス(短絡)され、
トランジスタ41のコレクタ−エミッタ間とテストスイ
ッチTSによって、分圧抵抗23が短絡された状態とな
り、大部分の電流がテストスイッチTSを介して流れ、
比較器2の入力電圧がVREF以上に上昇する。そし
て、比較器2が引き外し信号をトリガー回路3へ出力
し、リレー回路4がトリガー回路3のトリガー信号を受
けて、接点5を動作させる。このとき、テストスイッチ
TSは、ツェナーダイオード31によって一定の電圧以
下に抑えられているので、接点5の動作確認後容易にO
FFすることができる。
【0015】以上のように構成され、テストスイッチT
Sはツェナーダイオード31によって一定の電圧以下例
えば数V以下に抑えられているので、3相4線式電路を
全波整流した零点のない直流電流の場合にも、確実に開
閉でき、小型なテストスイッチTSを用いることができ
る。例えば、図7で説明した従来の3相4線電路では、
使用される電圧がAC440Vの電路の場合、テスト回
路によって検出回路に十分なテスト電流を流そうとする
とDC200V以上の直流電圧がテストスイッチTSに
印加され、小形スイッチでは開閉できなかった。
【0016】なお、テストスイッチTSに印加される電
圧を制限するインピーダンス素子がツェナーダイオード
31の例について説明したが、定常時にその端子間が数
Vに印加される抵抗であってもよく、このときにはより
廉価に構成することができる。言うまでもないが、ツェ
ナーダイオード31を用いたときには、定常時に比較し
て高電圧が印加される異常時にも、一定電圧に保たれ、
テストスイッチTSをON/OFFさせることができる
ので、異常時にも比較器2の保護が可能である。
【0017】実施の形態2.図2はこの発明の実施の形
態2に係る3相4線中性線欠相検出装置の回路を示す図
である。図において、リレー回路4は、全波整流回路1
の直流側とトリガー回路3の出力側に接続されたリレー
コイルC1、及び、GNDとトランジスタ41のベース
とに接続されたスイッチ(接点)SW1により構成さ
れ、スイッチSW1はリレーコイルC1によって開閉さ
れる。なお、その他の構成は実施の形態1と同様である
のでその説明を省略する。
【0018】次に動作について説明する。テスト動作時
または中性線欠相動作時には、実施の形態1で上述した
ように比較器2の入力電圧がしきい値VREFよりも大き
くなり、比較器2は引き外し信号をトリガー回路3に出
力し、リレー回路4がトリガー回路3のトリガー信号を
受け、トリガー回路3はリレーコイルC1を動作させる
ので、接点5が動作(接触)し、かつ、スイッチSW1
が閉じる。そして、スイッチSW1によってトランジス
タ41のベースがGNDに接続され、テスト回路6を通
電する電流は微少となり、比較器2の入力電圧がしきい
値VREF以下になるため、比較器2はトリガー回路へ出
力しなくなる。その後、比較器2がトリガー回路3へ引
き外し信号を出力しなくなると、リレーコイルC1へ電
流が流れなくなる。
【0019】実施の形態1の3相4線中性線欠相検出装
置は、テストスイッチTSを押し続けると、例えば主回
路がAC440Vの場合、約DC340Vの電圧が分圧
抵抗22に印加され続け、高電圧が長時間印加されるこ
とは分圧抵抗22の保護の観点から好ましくない。実施
の形態2では、リレーコイルC1に接続されたスイッチ
SW1の接点が、テスト動作と同時に自動的にトランジ
スタ41のベースをGNDに接続するので、分圧抵抗2
2に約DC340Vの電圧が連続で印加されなくなり、
分圧抵抗22を確実に保護することができる。
【0020】実施の形態3.図3はこの発明の実施の形
態3に係る3相4線中性線欠相検出装置の回路を示す図
である。図において、32は比較器2の入力とGNDに
接続されたツェナーダイオードである。なお、その他の
構成は実施の形態2と同様であるのでその説明を省略す
る。
【0021】中性線Nが欠相し、N相に3相4線中性線
欠相検出装置の動作電圧を大きく越えた電圧が印加され
た場合、実施の形態2の3相4線中性線欠相検出装置で
は、比較器2の入力に過電圧が印加される恐れがある。
一方、実施の形態3では、比較器2の入力側に接続され
た感度調整抵抗24に並列に接続されたツェナーダイオ
ード32により、比較器2の入力側に過電圧が印加され
なくなり、比較器2及び感度調整抵抗24を過電圧に対
して保護することができる。
【0022】実施の形態4.図4はこの発明の実施の形
態4に係る3相4線中性線欠相検出装置の回路を示す図
である。図において、27,28は分圧抵抗、42はベ
ースが比較器2の出力側に接続され、コレクタがサイリ
スタ43を介してリレーコイルC1に接続されたトラン
ジスタ、43はゲート−カソード間に抵抗29が接続さ
れ、アノードがリレーコイルC1に、カソードがトラン
ジスタ42のコレクタに接続され、ゲートが分圧抵抗2
7を介してリレーコイルC1に接続されたサイリスタで
ある。なお、その他の構成は実施の形態3と同様である
のでその説明を省略する。
【0023】次に、動作について説明する。テストスイ
ッチTSがOFF、または、中性線Nが非欠相時には、
トランジスタ42のコレクタ−エミッタ間がOFFのた
め、分圧抵抗27,28にはリレーコイルが接点を動作
できない微小電流が流れる。
【0024】テストスイッチがONまたは、中性線Nが
欠相の場合、比較器2が引き外し信号をトランジスタ4
2のベースに出力し、トランジスタ42のコレクタ−エ
ミッタ間が導通し、サイリスタ43のゲートに電流が流
れ、サイリスタ43のアノード−カソード間が導通す
る。サイリスタ43のアノードとトランジスタ42のエ
ミッタ間が導通すると、リレーコイルC1に電流が流
れ、接点5が動作する。
【0025】上述のように構成したので、従来例で説明
したように1つのサイリスタのみでリレーコイルを動作
させる場合に比較し、低電圧用のサイリスタ43を用い
ることができる。したがって、サイリスタ43が焼損等
により故障することがなく、特に主回路が高電圧になっ
たとき有効である。
【0026】実施の形態5.実施の形態1〜4では、3
相4線中性線欠相検出装置について説明したが、外部出
力接点5を主回路接点50(図5)に置き換えた配線用
遮断器においても同等の効果が得られる。図5はこの発
明の実施の形態5に係る3相4線中性線欠相検出回路を
有する回路遮断器の回路を示す図である。図において、
7は全波整流回路1、比較器2、トリガー回路3、リレ
ー回路4、テスト回路6により構成された3相4線中性
線欠相検出回路、50は回路遮断器内部の主導体8R、
8S、8T、8Nに設けた主回路接点である。なお、そ
の他の構成は実施の形態1〜4と同様であるのでその説
明を省略する。
【0027】次に動作について説明する。 〔定常時〕 定常時には、テストスイッチTSがOFFであり、大部
分の電流は、分圧抵抗23、感度調整抵抗24を介して
流れ、感度調整抵抗24の電圧はしきい値VREFまで
上がらないため、比較器2はトリガー回路3に引き外し
信号を出力せず、主回路接点50は動作しない。また、
中性線Nの欠相時には、図示しない負荷から中性線Nに
異常電圧(高電圧)が流れるため、分圧抵抗23に過大
電流が通電し、感度調整抵抗24の電圧はしきい値VR
EFよりも高い値となり、比較器2は引き外し信号をト
リガー回路3に出力し、リレー回路4は主回路接点50
を動作(トリップ)させる。
【0028】〔動作テスト時〕 動作テスト時には、テストスイッチTSをONする。こ
のとき、テストスイッチTSにより電流制限抵抗26が
バイパス(短絡)され、トランジスタ41のコレクタ−
エミッタ間とテストスイッチTSによって、分圧抵抗2
3が短絡された状態となり、大部分の電流がテストスイ
ッチTSを介して流れ、比較器2の入力電圧がVREF
以上に上昇する。そして、比較器2が引き外し信号をト
リガー回路3へ出力し、リレー回路4がトリガー回路3
のトリガー信号を受けて、接点50を動作させる。
【0029】以上のように回路遮断器は構成され、テス
トスイッチTSはツェナーダイオード31によって一定
の電圧以下例えば数V以下に抑えられているので、確実
に開閉でき、3相4線式電路を全波整流した零点のない
直流電流の場合にも、小型なテストスイッチTSを用い
ることができる。
【0030】なお、上述の実施の形態では、トランジス
タ41、42を例に説明したが、Nチャンネル電界効果
トランジスタ(FET)に置き換えた回路においても同
等の効果が得られる。
【0031】
【発明の効果】この発明に係る3相4線中性線欠相検出
装置は、中性線の欠相による異常電圧を比較器により検
出する3相4線中性線欠相検出装置において、ゲート端
子が抵抗を介して分圧抵抗に接続され、前記分圧抵抗を
介して流れる電流の一部を電流制限抵抗を介して前記比
較器の入力側に供給する半導体スイッチング素子と、前
記電流制限抵抗と並列に接続され、通電時に前記電流制
限抵抗をバイパスするテストスイッチと、前記半導体ス
イッチング素子のゲート端子と前記比較器の入力側とに
接続され、前記テストスイッチに印加される電圧を制限
するインピーダンス素子とを備えたので、テストスイッ
チの開閉を半導体スイッチング素子の電流制御に変換す
るため、確実に開閉でき、テストスイッチに、低圧で小
形なスイッチを使用できる。
【0032】また、比較器の電源電圧が、3相4線式電
路における3相の各相に接続された整流回路により整流
された電圧であるので、別電源を用意する必要がない。
【0033】また、インピーダンス素子はツェナーダイ
オードであるので、異常時にも電圧を一定に保つことが
でき、異常時にも比較器の保護が可能である。
【0034】また、一端が整流回路の直流側に接続さ
れ、他端が比較器の出力側に接続されたトリガー回路の
出力側に接続され、中性線の欠相による異常電圧によっ
て接点出力を起動させるとともに、半導体スイッチング
素子のゲート端子を接地させる接点出力を有したリレー
コイルを備えたので、分圧抵抗に高圧の電圧が連続で印
加されなくなり、分圧抵抗を確実に保護することができ
る。
【0035】また、トリガー回路は、リレーコイルを介
して接続されたサイリスタと、前記サイリスタに直列接
続され、そのベース端子が比較器に接続されたトランジ
スタとを備えたので、低電圧用のサイリスタを用いるこ
とができ、サイリスタが焼損等により故障することがな
い。 さらにまた、この発明に係る回路遮断器は、中性線
の欠相による異常電圧を比較器により検出し、主回路の
通電を遮断する回路遮断器において、ゲート端子が抵抗
を介して分圧抵抗に接続され、前記分圧抵抗を介して流
れる電流の一部を電流制限抵抗を介して前記比較器の入
力側に供給する半導体スイッチング素子と、前記電流制
限抵抗と並列に接続され、通電時に前記電流制限抵抗を
バイパスするテストスイッチと、前記半導体スイッチン
グ素子のゲート端子と前記比較器の入力側とに接続さ
れ、前記テストスイッチに印加される電圧を制限するイ
ンピーダンス素子とを備えたので、テストスイッチの開
閉を半導体スイッチング素子の電流制御に変換するた
め、確実に開閉でき、テストスイッチに、低圧で小形な
スイッチを使用できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明の実施の形態1に係る3相4線中性
線欠相検出装置の回路を示す図である。
【図2】 この発明の実施の形態2に係る3相4線中性
線欠相検出装置の回路を示す図である。
【図3】 この発明の実施の形態3に係る3相4線中性
線欠相検出装置の回路を示す図である。
【図4】 この発明の実施の形態4に係る3相4線中性
線欠相検出装置の回路を示す図である。
【図5】この発明の実施の形態5に係る3相4線中性線
欠相検出回路を有する回路遮断器の回路を示す図であ
る。
【図6】 従来の単相3線式回路遮断器を示す図であ
る。
【図7】 従来の3相4線式回路遮断器を示す図であ
る。
【図8】 従来の3相4線式回路遮断器のテストスイッ
チに印加される電圧を説明する波形図である。
【符号の説明】
1 全波整流回路、 2 比較器、 3 トリガー回
路、 4 リレー回路、5 接点、 6 テスト回路、
7 3相4線中性線欠相検出回路、 8R、8S、8
T、8N 主導体、 11〜16 ダイオード、 21
〜29 抵抗、4142 トランジスタ、 43 サ
イリスタ、 50 主回路接点、 TS テストスイッ
チ、 SW1 焼損防止スイッチ、 C1 リレーコイ
ル。
フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H02H 3/32 - 3/353 H02H 3/05

Claims (6)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 3相4線式電路における中性線に分圧抵
    抗を介して接続され、前記中性線の電圧をしきい値電圧
    と比較する比較器を有し、前記中性線の欠相による異常
    電圧を前記比較器により検出する3相4線中性線欠相検
    出装置において、ゲート端子が抵抗を介して前記分圧抵抗に接続され、前
    記分圧抵抗を介して流れる電流の一部を電流制限抵抗を
    介して前記比較器の入力側に供給する半導体スイッチン
    グ素子と、前記電流制限抵抗と並列に接続され、通電時
    に前記電流制限抵抗をバイパスするテストスイッチと、
    前記半導体スイッチング素子のゲート端子と前記比較器
    の入力側とに接続され、前記テストスイッチに印加され
    る電圧を制限するインピーダンス素子とを備えたことを
    特徴とする3相4線中性線欠相検出装置。
  2. 【請求項2】 比較器の電源電圧が、3相4線式電路に
    おける3相の各相に接続された整流回路により整流され
    た電圧であることを特徴とする請求項1記載の3相4線
    中性線欠相検出装置。
  3. 【請求項3】 インピーダンス素子はツェナーダイオー
    ドであることを特徴とする請求項1記載の3相4線中性
    線欠相検出装置。
  4. 【請求項4】 一端が整流回路の直流側に接続され、他
    端が比較器の出力側に接続されたトリガー回路の出力側
    に接続され、中性線の欠相による異常電圧によって接点
    出力を起動させるとともに、半導体スイッチング素子の
    ゲート端子を接地させる接点出力を有したリレーコイル
    を備えたことを特徴とする請求項1〜3のいずれか一項
    記載の3相4線中性線欠相検出装置。
  5. 【請求項5】 トリガー回路は、リレーコイルを介して
    接続されたサイリスタと、前記サイリスタに直列接続さ
    れ、そのベース端子が比較器に接続されたトランジスタ
    とを備えたことを特徴とする請求項4記載の3相4線中
    性線欠相検出装置。
  6. 【請求項6】 3相4線式電路における中性線に分圧抵
    抗を介して接続され、前記中性線の電圧をしきい値電圧
    と比較する比較器を有し、前記中性線の欠相による異常
    電圧を前記比較器により検出し、主回路の通電を遮断す
    る回路遮断器 において、 ゲート端子が抵抗を介して前記分圧抵抗に接続され、前
    記分圧抵抗を介して流れる電流の一部を電流制限抵抗を
    介して前記比較器の入力側に供給する半導体スイッチン
    グ素子と、前記電流制限抵抗と並列に接続され、通電時
    に前記電流制限抵抗をバイパスするテストスイッチと、
    前記半導体スイッチング素子のゲート端子と前記比較器
    の入力側とに接続され、前記テストスイッチに印加され
    る電圧を制限するインピーダンス素子とを備えたことを
    特徴とする回路遮断器。
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