JPS6242196Y2 - - Google Patents

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JPS6242196Y2
JPS6242196Y2 JP19771183U JP19771183U JPS6242196Y2 JP S6242196 Y2 JPS6242196 Y2 JP S6242196Y2 JP 19771183 U JP19771183 U JP 19771183U JP 19771183 U JP19771183 U JP 19771183U JP S6242196 Y2 JPS6242196 Y2 JP S6242196Y2
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JP
Japan
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metal plate
rotating shaft
worm
motor
tip
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JP19771183U
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JPS60103743U (ja
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Description

【考案の詳細な説明】 〔本考案の分野〕 本考案はモータの回転軸に設けられたウオーム
でウオームホイールを駆動するものであつて前記
回転軸が正転と逆転の両方向に回転するもののス
ラスト軸受部に改良を加えたウオーム減速機の軸
支装置に関するものである。
〔従来技術〕
従来のこの種の軸支装置を備えたものとしてパ
ワーウインドモータがある。この従来モータのス
ラスト軸受部は第1図の如く、モータハウジング
内6の凹部13にゴム20を収納し、スラスト荷
重によりゴム20を変形させて、スラストがたを
吸収している。
このような構造では、ゴム20の寸法が大きい
と、金属板15が強く回転軸3の先端突部17を
押圧するので、この押圧部での摩擦損失が大とな
り、又、ゴム20の寸法が小さいと、回転軸3の
スラスト方向移動が大となり、モータが逆回転し
たときにウオームとウオームホイールとの噛み合
い反力により回転軸3の先端突部17がスラスト
がたによつて強く金属板15に衝突する。よつて
この衝突音が耳ざわりとなり、摩耗が発生して寿
命が短いという問題があつた。
〔本考案の目的〕
本考案は上記の問題点に鑑み、モータ逆回転時
の衝突音が小さいか、もしくは皆無にでき、又、
各部の摩耗による寿命低下の度合が少ないウオー
ム減速機の軸支装置を得ることを目的とする。
〔本考案の概要〕
本考案は第1図のゴム20の代りに射出成形さ
れた合成樹脂部を設け、かつ、金属板と、前記合
成樹脂部との間で摩耗が発生しないようにするた
めに金属板と合成樹脂部との間における相対回転
を防止して寿命の低下を少なくしたものである。
〔本考案の効果〕
これにより、本考案は合成樹脂部の射出成形に
よつてスラストがたを略完全になくすことができ
るので、モータ逆回転時の衝突音を略皆無にする
ことができる。又、金属板と合成樹脂部との間で
摩擦が発生することがないので、合成樹脂が摩擦
熱により微細化ないしはガス化又は変形流出して
消耗することがなくなり、長時間使用してもスラ
ストがたの拡大が少ないという効果がある。
〔本考案の実施例〕
以下本考案の一実施例としてモータの回転力で
車両ドア部の窓ガラスを昇降するパワーウインド
モータを説明する。
第2図ないし第6図は前記モータを示す。第2
図において、1はモータの回転子、2は界磁を構
成するマグネツト、3は回転軸である。この回転
軸3の後端はボールベアリング4を介して金属平
板5に押付けられている。6はモータのハウジン
グである。回転軸3の先端部分にはウオーム7が
形成されており、該ウオーム7はハウジング6内
に軸支されたウオームホイール8に噛み合つてい
る。
9は回転軸のラジアル方向の動きを規制するオ
イルレスメタルを使用したベアリング、10はブ
ラシ、11はコンミテータである。
第3図は回転軸の先端部に設けたスラスト軸受
部12の拡大断面図(部拡大図)である。
該第3図において13はモータのハウジング6
に形成された凹部であり、該凹部13内には合成
樹脂部14(例えば熱可塑性樹脂をなすポリアセ
タール)が充填されている。
凹部13の断面は第4図に示す如くであり、回
転軸3の軸心と一致する円形に略沿つた形状の空
洞部13aと、該空洞部13aから外部へ伸び出
した入口部13bからなる。15は浸炭焼入れさ
れた後焼戻され、その後表面硬化のために軟窒化
処理された軟鋼からなる金属板であり(焼入れさ
れた高炭素鋼を使用することもできる。)前記凹
部13の空洞部13a内に挿入されている。
該金属板15には第5図に示すように2個の小
穴16が設けられており、この***16の中に合
成樹脂部14がくい込んで、金属板15と合成樹
脂部14との間に相対的な回転が発生しないよう
にされている。
ここで金属板15の断面を第6図に示す。この
第6図においてLは金属板15の対角長さであ
り、dはその直径である。そして、第4図に示す
ように凹部13の空洞部13aの内径はDであ
る。
そして、これらの間には次の寸法関係がある。
すなわち、金属板15が空洞部13内にて傾斜す
るのを防ぐため、対角寸法Lは空洞部の内径Dよ
りも大きく(L>D)、かつ、(D−d)<0.5
〔mm〕として射出成形時に合成樹脂部14が金属
板15と空洞部13a内壁との間の隙間(D−
d)から漏れることを防止している。
第3図の17は鋼球であり金属板15の先端の
当接しており、該鋼球17は回転軸先端の穴内に
配設されて回転軸3の先端突出部を構成してい
る。
次に、上記一実施例の組付順序について説明す
る。
凹部13の空洞部13a内に金属板15を挿入
した後に、オイルレスメタルをハウジング6に組
込んでベアリング9を構成する。次に、ベアリン
グの中に鋼球17を先端に有する回転軸3を挿入
する。
次に、凹部13の入口部13bから射出成形機
によつて合成樹脂を射出し空洞部13a内に合成
樹脂を流入させて金属板15と鋼球17とが接触
するようになし、その後、該空洞部13a内で合
成樹脂を冷却し固形化して合成樹脂部14とす
る。
このようにして構成されたスラスト軸受部12
においては、モータの回転軸3が正転するとスラ
スト力は鋼球17が金属板15から離れる方向に
作用し、逆転すると鋼球17が金属板15に押し
付けられる方向に作用する。そして、このいずれ
の回転においてもスラストがたがなくなるように
金属板15と鋼球17とが組付けられているの
で、異音が発生することがない。又、鋼球17が
金属板15と接触して回転するが、鋼球17と金
属板15とは摩擦の少ない形状であり、かつ、金
属板15の表面も硬いので摩耗の問題は発生しな
い。
又、金属板15と鋼球17との間で万一焼付き
が発生しても第5図の***16の働きで合成樹脂
部14と金属板15とが強固に一体化されている
ので、鋼球17と金属板15とが共に凹部内で回
転することがない。よつて、合成樹脂部14の摩
耗が防止できる。
なお、上記一実施例では回転軸3の先端突部を
鋼球17で形成しているが、これは第2実施例と
なる第7図の如く回転軸3の先端に丸味17aを
つけたものであつてもよい。
又、第8図の第3実施例の如く回転軸先端にポ
リイミド樹脂の如き耐摩耗性のある樹脂17bを
インサート成形したものであつても良い。
又、第3図の一実施例では合成樹脂部14と金
属板15との間で相対回転が発生しないように、
すなわち、一体化するために、金属板15に係合
の***16(第5図)を設け、この中に射出成形
された樹脂の一部が流れ込むようにしたが、第4
実施例を示す第9図の如く金属板15の形状を非
円形として第3図のハウジング6の凹部13内に
おいて金属板15を回転不可能としても良い。
【図面の簡単な説明】
第1図は従来装置の一部断面図、第2図は本考
案装置の一実施例をなすパワーウインドモータの
一部断面図、第3図は第2図の部拡大断面図、
第4図は−断面図、第5図は第3図中の金属
板の斜視図、第6図は前記金属板の正面図、第7
図は本考案の第2実施例となる回転軸先端部の正
面図、第8図は本考案の第3実施例となる回転軸
先端部の一部断面図、第9図は本考案の第4実施
例となる金属板の斜視図である。 3……回転軸、6……ハウジング、7……ウオ
ーム、8……ウオームホイール、12……スラス
ト軸受部、17,17a,17b……先端突部、
15……金属板、13……凹部、14……合成樹
脂部。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 正逆転するモータの回転軸、該回転軸を軸支す
    るモータのハウジング、該回転軸の一部に設けら
    れたウオーム、該ウオームと噛み合い前記回転軸
    からの動力によつて駆動されるウオームホイー
    ル、および、前記回転軸の先端に当接して前記回
    転軸のスラスト荷重を受けるスラスト軸受部とを
    備えたものにおいて、 前記回転軸先端には前記スラスト軸受部に摩擦
    の少ない状態で当接するようにされた先端突部を
    有し、 前記スラスト軸受部には、前記回転軸の先端突
    部に当接する金属板と、該金属板が収納されるよ
    うに前記モータのハウジングに形成された凹部
    と、前記金属板を前記回転軸の先端突部に押当て
    るように前記金属板の反回転軸側に前記金属板と
    の間で相対回転が生じない状態で密接し、かつ前
    記モータのハウジングの凹部内に射出成形された
    合成樹脂部とを有するウオーム減速機の軸支装
    置。
JP19771183U 1983-12-21 1983-12-21 ウオ−ム減速機の軸支装置 Granted JPS60103743U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP19771183U JPS60103743U (ja) 1983-12-21 1983-12-21 ウオ−ム減速機の軸支装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP19771183U JPS60103743U (ja) 1983-12-21 1983-12-21 ウオ−ム減速機の軸支装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS60103743U JPS60103743U (ja) 1985-07-15
JPS6242196Y2 true JPS6242196Y2 (ja) 1987-10-29

Family

ID=30423180

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP19771183U Granted JPS60103743U (ja) 1983-12-21 1983-12-21 ウオ−ム減速機の軸支装置

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JP (1) JPS60103743U (ja)

Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH087806Y2 (ja) * 1990-11-14 1996-03-04 アスモ株式会社 モータの軸支装置
JP4609974B2 (ja) * 2001-02-27 2011-01-12 株式会社ショーワ 電動パワーステアリング装置

Also Published As

Publication number Publication date
JPS60103743U (ja) 1985-07-15

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