JP2603589Y2 - 軒先水切り装置 - Google Patents

軒先水切り装置

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JP2603589Y2
JP2603589Y2 JP1993063258U JP6325893U JP2603589Y2 JP 2603589 Y2 JP2603589 Y2 JP 2603589Y2 JP 1993063258 U JP1993063258 U JP 1993063258U JP 6325893 U JP6325893 U JP 6325893U JP 2603589 Y2 JP2603589 Y2 JP 2603589Y2
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剛 川口
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Matsushita Electric Works Ltd
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、軒先水切り装置に関
し、例えば、軒先の防水に有用な軒先水切り装置に関す
るものである。
【0002】
【従来の技術】従来の軒先水切り装置においては、図3
(a)、および、図3(b)に示すように、軒側の端面
に軒先母屋(7)を備えた垂木(9)の上面に野地板
(5)が形成され、この野地板(5)の軒先部に広小舞
(22)が釘着されていた。また、本体瓦(23)は、
軒先では、軒瓦(17)によって支えられ、野地板
(5)に釘付けされ、さらにこの野地板(5)と軒瓦
(17)との間には、広小舞(22)を被覆するカバー
帯(6)とこのカバー帯(6)に連なる、雨水を下方へ
導く垂下帯(20)とからなる水切りカバー(1)が取
り付けられていたものだった。
【0003】しかし、上記のような軒先水切り装置にお
いては、水切りカバー(1)の垂下帯(20)が野地板
(5)や広小舞(22)の端面を被覆しておらず、風な
どによって斜方向から降る雨水が野地板(5)や広小舞
(22)に達しやすかった。つまり、軒先部に雨水が浸
入する点で防水性が悪いという問題を抱えていた。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】本考案は、上記の欠点
を除去するためになされたもので、その目的とするとこ
ろは、雨水などが軒先部に浸入するのを阻止できる、防
水性に優れた軒先水切り装置を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】本考案に係る軒先水切り
装置は、野地板(5)、この野地板(5)の軒先部に設
けられ、かつ、軒側を背高とした断面略台形状の広小舞
(22)、この広小舞(22)上に載置された軒瓦(1
7)、この軒瓦(17)の端部を固定した瓦桟(1
3)、および、この瓦桟(13)と上記野地板(5)の
間に敷設された屋根下地材(14)を備え、さらに、こ
の屋根下地材(14)の端部を載せる下敷帯(11)を
設けた水切りカバー(1)を備え、この水切りカバー
(1)が、上記下敷帯(11)と、上記広小舞(22)
の上面を被覆するカバー帯(6)と、このカバー帯
(6)と上記下敷帯(11)との間を連結する連結帯
(2)と、カバー帯(6)に連なる、上記広小舞(2
2)の側面を被覆する垂下帯(10)と、この垂下帯
(10)に延設された水平帯(12)とから構成され、
垂下帯(10)の上端を軒瓦(17)の裏面に当接させ
て該裏面から同垂下帯(10)を垂下させると共に、広
小舞(22)の上面に沿ってこれを被覆するカバー帯
(6)の表面と同軒瓦(17)の裏面との間に軒先とは
反対側へ拡開した隙間を形成したことを特徴とする。
【0006】
【作用】本考案の軒先水切り装置によると、野地板
(5)、この野地板(5)の軒先部に設けられた広小舞
(22)、この広小舞(22)上に載置された軒瓦(1
7)、この軒瓦(17)の端部を固定した瓦桟(1
3)、および、この瓦桟(13)と上記野地板(5)の
間に敷設された屋根下地材(14)を備え、さらに、こ
の屋根下地材(14)の端部を載せる下敷帯(11)を
設けた水切りカバー(1)を備え、この水切りカバー
(1)が、上記下敷帯(11)と、上記広小舞(22)
の上面を被覆するカバー帯(6)と、このカバー帯
(6)と上記下敷帯(11)との間を連結する連結帯
(2)と、カバー帯(6)に連なる、上記広小舞(2
2)の側面を被覆する垂下帯(10)と、この垂下帯
(10)に延設された水平帯(12)とから構成されて
いるので、広小舞(22)が水切りカバー(1)によっ
て完全に被覆され、また、軒瓦(17)と広小舞(2
2)の間に隙間はなく、軒先部に雨水などが浸入せず、
防水性能が向上する。
【0007】
【実施例】以下、本考案を実施例に係る図面に基づいて
詳しく説明する。
【0008】図1は、本考案の実施例に係る軒先水切り
装置を示す要部側面図である。図2は、本考案の実施例
に係る水切りカバーの斜視図である。
【0009】本考案の軒先水切り装置は、図1に示すご
とく、野地板(5)を備えている。この野地板(5)
は、通常使用されている木質板でかまわない。この野地
板(5)の下面には、軒先母屋(7)が形成されてい
る。この軒先母屋(7)は、通常使用されている木材で
かまわない。さらに、この軒先母屋(7)と垂直方向に
垂木(9)が釘打ちなどの方法によって取り付けられて
いる。この垂木(9)は、軒先母屋(7)と同様に、通
常使用されている木材でかまわない。
【0010】この野地板(5)の軒先部には、広小舞
(22)が設けられている。この広小舞(22)は、通
常使用されている木材でかまわない。また、広小舞(2
2)の形状は、図1に示すごとく、断面が略台形状であ
るが、その他の形状であってもかまわない。
【0011】上記広小舞(22)上には、軒瓦(17)
が載置されている。この軒瓦(17)としては、例え
ば、日本瓦として使用されている厚物瓦、桟瓦などが用
いられ、材質は、例えば、窯業系でセメント類などのも
のであるが、これに制限されない。
【0012】上記軒瓦(17)の端部を瓦桟(13)
が、固定している。瓦桟(13)の材質は、通常使用さ
れている木材でかまわない。瓦桟(13)の形状は、図
1に示すごとく、断面が略長方形状であるが、その他の
形状であってもかまわない。
【0013】上記瓦桟(13)と上記野地板(5)の間
には、屋根下地材(14)が、敷設されている。この屋
根下地材(14)としては、通常使用されている防水シ
ートなどが用いられる。この屋根下地材(14)の材質
は、塩化ビニル系のものが用いられているが、その他の
ものであってもかまわない。
【0014】本考案の軒先水切り装置は、さらに、水切
りカバー(1)を備えている。この水切りカバー(1)
は、図2に示すごとく、屋根下地材(14)の端部を載
せる下敷帯(11)と、上記広小舞(22)の上面を被
覆するカバー帯(6)と、このカバー帯(6)と上記下
敷帯(11)との間を連結する連結帯(2)と、カバー
帯(6)に連なる、上記広小舞(22)に載置された軒
瓦(17)の裏面から垂下し、広小舞(22)の側面を
被覆する垂下帯(10)と、この垂下帯(10)に立設
された水平帯(12)とから構成されている。この場
合、垂下帯(10)の上端が軒瓦(17)の裏面に当接
されることによって該裏面から同垂下帯(10)を垂下
されることになり、又、広小舞(22)の上面に沿って
これを被覆するカバー帯(6)の表面と同軒瓦(17)
の裏面との間には軒先とは反対側へ拡開した隙間が形成
される。この水切りカバー(1)の形状は、上記構成の
ものを満たしていれば、図示のもの以外でも特に問わな
い。この水切りカバー(1)の材質は、鋼板などの金属
を成型したものが用いられるが、特にこれに制限される
ものではない。そして、この水切りカバー(1)の角部
分で軒瓦(17)は確実に支持されているが、広小舞
(22)が軒側を背高とした断面略台形状であること
で、同軒瓦(17)としては軒瓦(17)の軒側部分、
すなわち、同軒瓦(17)の先端付近でより一層確実に
安定して支持されるものとなっている。
【0015】なお、軒先母屋(7)の軒先側には、当木
(26)が設けられ、釘などで固定されている。さら
に、この当木(26)に鼻隠し板(8)が取り付けられ
ている。この鼻隠し板(8)は、例えば、本発明以外の
他の水切りカバーの下面側から取り付けて軒先が化粧さ
れ、雨水から保護されているものである。上記当木(2
6)と鼻隠し板(8)は、ともに木材が用いられている
が、特にこれに制限されるものではない。
【0016】この鼻隠し板(8)に水切りカバー(1)
の水平帯(12)の端部から落下する水滴を受ける樋
(4)をビスなどで固定されている。この樋(4)の真
上に水切りカバー(1)の水平帯(12)の端部が、位
置している。これは、水切りカバー(1)の水平帯(1
2)を伝って雨水が確実に樋(4)に落下し、集水して
流せるからである。
【0017】本考案の軒先水切り装置によると、野地板
(5)、この野地板(5)の軒先部に設けられた広小舞
(22)、この広小舞(22)上に載置された軒瓦(1
7)、この軒瓦(17)の端部を固定した瓦桟(1
3)、および、この瓦桟(13)と上記野地板(5)の
間に敷設された屋根下地材(14)を備え、さらに、こ
の屋根下地材(14)の端部を載せる下敷帯(11)を
設けた水切りカバー(1)を備え、この水切りカバー
(1)が、上記下敷帯(11)と、上記広小舞(22)
の上面を被覆するカバー帯(6)と、このカバー帯
(6)と上記下敷帯(11)との間を連結する連結帯
(2)と、カバー帯(6)に連なる、上記広小舞(2
2)の側面を被覆する垂下帯(10)と、この垂下帯
(10)に延設された水平帯(12)とから構成されて
いるので、広小舞(22)が水切りカバー(1)によっ
て完全に被覆され、また、軒瓦(17)と広小舞(2
2)の間に隙間はなく、軒先部に雨水などが浸入せず、
防水性能が向上する。
【0018】
【考案の効果】すなわち、本考案の軒先水切り装置によ
ると、軒瓦は広小舞上に載置されるが、同広小舞が軒側
を背高とした断面略台形状であることで、同軒瓦として
は水切りカバーの角部分だけでなく、同広小舞によって
も軒瓦の軒側部分で確実に安定して支持されるものとな
るとともに、垂下帯の上端と軒瓦の裏面との間に隙間が
発生せず、しかも、同間の裏側には軒先とは反対側へ拡
開した隙間が形成されるので、表側から裏側への毛細管
現象は起こらず、雨水などが軒先部に浸入するのを確実
に阻止でき、防水性に優れている。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の実施例に係る軒先水切り装置を示す要
部側面図である。
【図2】本考案の実施例に係る水切りカバーの斜視図で
ある。
【図3】従来例に係る屋根パネルを示し、(a)は、要
部側面図であり、(b)は、斜視図である。
【符号の説明】
1 水切りカバー 2 連結帯 4 樋 5 野地板 6 カバー帯 10 垂下帯 11 下敷帯 12 水平帯 13 瓦桟 14 屋根下地材 17 軒瓦 22 広小舞
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) E04D 1/30 E04D 13/15

Claims (2)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 野地板(5)、この野地板(5)の軒先
    部に設けられ、かつ、軒側を背高とした断面略台形状の
    広小舞(22)、この広小舞(22)上に載置された軒
    瓦(17)、この軒瓦(17)の端部を固定した瓦桟
    (13)、および、この瓦桟(13)と上記野地板
    (5)の間に敷設された屋根下地材(14)を備え、さ
    らに、この屋根下地材(14)の端部を載せる下敷帯
    (11)を設けた水切りカバー(1)を備え、この水切
    りカバー(1)が、上記下敷帯(11)と、上記広小舞
    (22)の上面を被覆するカバー帯(6)と、このカバ
    ー帯(6)と上記下敷帯(11)との間を連結する連結
    帯(2)と、カバー帯(6)に連なる、上記広小舞(2
    2)の側面を被覆する垂下帯(10)と、この垂下帯
    (10)に延設された水平帯(12)とから構成され、
    垂下帯(10)の上端を軒瓦(17)の裏面に当接させ
    て該裏面から同垂下帯(10)を垂下させると共に、広
    小舞(22)の上面に沿ってこれを被覆するカバー帯
    (6)の表面と同軒瓦(17)の裏面との間に軒先とは
    反対側へ拡開した隙間を形成したことを特徴とする軒先
    水切り装置。
  2. 【請求項2】 上記水切りカバー(1)の水平帯(1
    2)の端部から落下する水滴を受ける樋(4)を備えた
    ことを特徴とする請求項1記載の軒先水切り装置。
JP1993063258U 1993-11-25 1993-11-25 軒先水切り装置 Expired - Fee Related JP2603589Y2 (ja)

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JPH0732048U JPH0732048U (ja) 1995-06-16
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JPH02147523U (ja) * 1989-05-16 1990-12-14
JPH0437723U (ja) * 1990-07-25 1992-03-30

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JPH0732048U (ja) 1995-06-16

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