JPS624095Y2 - - Google Patents

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JPS624095Y2
JPS624095Y2 JP4613180U JP4613180U JPS624095Y2 JP S624095 Y2 JPS624095 Y2 JP S624095Y2 JP 4613180 U JP4613180 U JP 4613180U JP 4613180 U JP4613180 U JP 4613180U JP S624095 Y2 JPS624095 Y2 JP S624095Y2
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sound
hollow particles
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insulating
inorganic hollow
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JP4613180U
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Description

【考案の詳細な説明】 本考案は建築物の下地、特に断熱性と吸音性と
加工性に富む断熱吸音板に関する。
一般に、建築物の内外壁の下地材としては、断
熱性と吸音性があり、しかも施工性がよく安価に
製造できる下地板の出現が望まれていた、しかし
ながら、従来は、鉱物繊維を間柱に装填したり、
合成樹脂発泡体を敷設することによつて下地を形
成していた。特に前者においては自立性に欠け、
かつ水分を蒸散しにくい性質のため施工性が悪
く、その上「ヌレ雑布」となり、間柱等を腐食す
るおそれがあつた。また後者においては、施工性
と断熱性は抜群であるが、吸音性が低く不通気性
による内部結露の現象および可燃性である等の欠
点があつた。
本考案は、このような欠点を除去するため調湿
性、結露防止性、通気性、吸音性、防水性にすぐ
れ、かつ安価でその上不燃物であり、しかも施工
が容易な断熱吸音板を提供する。
以下に図面を用いて、本考案に係る断熱吸音板
の一実施例について詳細に説明する。第1図は上
記断熱吸音板を示す一部切欠き斜視図であり、1
は硬質基材で主に補強材と下地材として機能し、
例えば合板、ハードボード等である。その大きさ
は縦(1800mm)×横(900mm)×厚さ(9〜12mm)
を標準とする。2は下側接着剤層で無機質中空粒
3の一接触面を固着することと、防水層または防
水層兼防火層として機能する。この下側接着剤層
2としては、合成樹脂塗料あるいは合成樹脂を主
成分とする防火塗料を硬質基材1の全面に塗布す
る。なお防火塗料は、高温下において少なくとも
1〜5mmの炭化発泡層を形成するものである。ま
た上記無機質中空粒3は、軽量にして不燃性で、
その上中空体構造の粒状物である。また、この無
機質中空粒3は、圧縮強度が10Kg/cm2以下の脆性
物であり、カサ比重が0.02〜0.1程度、粒径は3
mm〜10mmφを標準とし、その表面は多孔構造であ
る。具体的には、パーライト粒、バーキユライト
もしくは上記物性に近似した人工骨材である。4
は上側接着剤層で、シート状物5と無機質中空粒
3の頂点部分を接着するものであり、例えば合成
樹脂の塗料、接着剤、デンプンノリ等である。
この上側接着剤層4は無機質中空粒3の頂面部
に塗布するものである。これは、上側接着剤層4
がシート状物5に含浸して、強度の弱いシート状
物5が引裂き強度、破断強度において強くなるの
を幾分でも阻止するためのものである。なおこの
シート状物5は調湿性があり、かつ表面に寸法線
6が所定間隔で施されている。
次に、施工例について簡単に説明すると、第2
図においてAは柱、Bは貫、Cは梁、Dは間柱、
Eは筋違とする。そこで、第3図に示すような断
熱吸音板を施工すると仮定する。なおL1=900
mm、L2=1800mm、l1=850mm、l2=1750mm、△l1
△l2=25mm、高さH=10mmとする。無機質中空粒
3は、直径10mmφのカサ比重0.08、圧縮強度5
Kg/cm2のパーライト粒を用いる。上側接着剤層4
としては、アミノアルキツド樹脂をウエツトで
100ミクロン塗布し、未硬化状態下にパーライト
粒を散布し、その分布密度は400mm2に3個とす
る。まず、第2図に示すような下地構造にシート
状物5の面を押し当て破壊された部分を再度除去
し、釘Fを介して第4図に示すように断熱吸音板
を下地に固着する。このような作業を順次くり返
すことによつて、下地は形成される。
以上、説明したのは、本考案に係る断熱吸音板
の一実施例にすぎず、硬質基材の外側、露出面に
防水性の塗料、樹脂シート等をラミネートするこ
ともできる。また無機質中空粒3の中空部に活性
炭をコーテイングしたり、あるいは含浸したりす
ることもできる。
上述したように、本考案に係る断熱吸音板によ
れば、無機質中空粒およびシート状物の脆性を利
用して真壁(しんかべ)等の複雑な下地に対し、
容容易に施工できる特徴がある。また軽量にして
不燃、その上吸音性にすぐれた無機質中空粒を芯
材として、所謂機械強度に直接関係ない部分を上
記のような中空粒自体の特性を発揮させるように
利用した特徴がある。さらに、硬質基材は防水性
を図ると共に接着剤として機能する接着剤層を設
けたため、変形および腐食を抑制できる特徴があ
る。また、通気性は、無機質中空粒間を利用して
行なわれるため結露の発生もない特徴がある。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案に係る断熱吸音板の一実施例を
示す斜視図、第2図は上記断熱吸音板を施工した
ときの説明図、第3図はその他の実施例を示す断
熱吸音板の斜視図、第4図は施工状態の一断面を
示す説明図である。 1……硬質基材、2……下側接着剤層、3……
無機質中空粒、5……シート状物。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 硬質基材と紙等のシート状物間に、低圧縮強度
    (脆弱)の無機質中空粒を相互に接触するか、そ
    れよりもまばらに分布せしめると共に、硬質基材
    の裏面全面に防水層としても機能する下側接着剤
    層を設け、またシート状物の裏面に無機質中空粒
    と接触する部分だけ接着剤層を介在させて一体に
    形成したことを特徴とする断熱吸音板。
JP4613180U 1980-04-05 1980-04-05 Expired JPS624095Y2 (ja)

Priority Applications (1)

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JP4613180U JPS624095Y2 (ja) 1980-04-05 1980-04-05

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JP4613180U JPS624095Y2 (ja) 1980-04-05 1980-04-05

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Publication Number Publication Date
JPS56148420U JPS56148420U (ja) 1981-11-07
JPS624095Y2 true JPS624095Y2 (ja) 1987-01-29

Family

ID=29641180

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JP4613180U Expired JPS624095Y2 (ja) 1980-04-05 1980-04-05

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JPS56148420U (ja) 1981-11-07

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