JPS6240671A - デイスク再生装置のトラツク飛び越し制御回路 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 ［発明の技術分野］ この発明は、例えばコンパクトディスクプレーヤ等のデ
ィスク再生装置に係り、特に正確なトラック飛び越しを
行ない得るようにしたトラック飛び越し制御回路の改良
に関する。

［発明の技術的背景］ 周知のように、例えばコンパクトディスクプレーヤやビ
デオディスクプレーヤ等に代表される光学式のディスク
再生装置にあっては、ディスクに記録された情報信号の
うちから所望の部分をすみやかに検索する、いわゆるサ
ーチ機能が備えられている。このサーチ機能は、ディス
クに記録された情報信号を読み取るための光学式ピック
アップに内蔵されたピックアップ素子としての対物レン
ズを、所定のキックパルスによってディスクの半径方向
、つまりトラッキング方向に移動させることによって実
現されるものである。

第４図は、このような従来のトラック飛び越し・制御手
段を示すものである。すなわち、図中１１はメインビー
ムディテクタで、図示しない対物レンズを介してディス
クに照射されて反射されたメインレーザビームが受光さ
れるものである。このメインビームディテクタ１１は、
４つの受光領域ａ〜ｄを有する、いわゆる４分割式に構
成されており、各受光領域ａ−ｄから出力される信号は
、対物レンズの合焦点位置からのずれに対応したフォー
カスエラー信号の生成や、ＲＦ倍信号生成等に供される
。

また、上記メインビームディテクタ１１の近傍には、一
対のサブビームディテクタ１２．１３が設けられている
。このサブビームディテクタ１２．１３は、上記対物レ
ンズを介してディスクに照射されて反射された一対のサ
ブレーザビームがそれぞれ受光されるものである。

そして、上記サブビームディテクタ１２．１３から出力
される各信号は、それぞれトラッキングエラー信号生成
回路１４に供給されて、上記対物レンズのトラックずれ
に対応したトラッキングエラー信号ＴＥの生成に供され
る。このトラッキングエラー信号生成回路１４で生成さ
れたトラッキングエラー信号ＴＥは、加算回路１５．位
相補償回路１６及び増幅駆動回路■７を介して、上記対
物レンズをトラッキング方向に移動させるためのトラッ
キングアクチュエータコイル１８に供給される。

ここで、上記加算回路１５には、キックパルス生成回路
１９で生成されるキックパルスＫＰが供給されるように
なっている。ところが、通常のディスク再生状態では、
キックパルスＫＰが発生されていないので、トラッキン
グエラー信号ＴＥはそのまま位１０補償回路ＩＢ及び増
幅駆動回路１７を介して、トラッキングアクチュエータ
コイル１Ｂに供給され、ここに対物レンズがトラックに
追従するように制御されるトラッキングサーボが行なわ
れるものである。

上記のようなディスク再生状態で、トラック飛び越しが
要求されると、まず、スイッチ２０がオン状態となり、
トラッキングエラー信号ＴＥが加算回路１５に供給され
ないようになる。そして、キックパルス生成回路１９は
、飛び越すべき方向及び距離に対応し、たキックパルス
ＫＰを発生し、このキックパルスＫＰがトラッキングエ
ラー信号ＴＥに代わって、上記加算回路１５９位相補償
回路１６及び増幅駆動回路１７を介して、トラッキング
アクチュエータコイル１８に供給され、ここに対物レン
ズが目的位置方向に移動されるようになるものである。

〔背景技術の問題点］ しかしながら、上記のような従来のトラック飛び越し制
御手段では、次のような問題が生じる。

すなわち、今、トラッキングサーボによって、第５図に
実線で示すように、対物レンズがトラッキング方向に移
動しているとする。なお、第５図において、ラインＡは
、トラッキングアクチュエータコイル１８に加わる電圧
が「０」レベルのときの、対物レンズの位置を示してい
る。そして、このラインＡ上における対物レンズの位置
とは、対物レンズの移動範囲内の中央（センター）のこ
とである。

ここで、時刻Ｔ［でトラック飛び越しが要求されたとす
ると、今、キックパルスＫＰを無視して考えると、スイ
ッチ２０がオンされることによりトラッキングエラー信
号ＴＥが加算回路１５に供給されなくなるので、トラッ
キングアクチュエータコイル１８に赫印加される電圧は
「０」レベルとなるすると、位相補償回路１８の時定数
や対物レンズ駆動機構部分の物理的特性により、対物レ
ンズには中央位置つまりラインＡに近付こうとする付勢
力が加わるようになる。

このため、対物レンズには、時刻Ｔｌから第５図中点線
で示すようにライン八方向に移動させる付勢力が付与さ
れるようになる。

ここで、キックパルスＫＰを考慮すると、対物レンズを
時刻Ｔ１に示す位置から第５図中Ｉ点（こ移動させるキ
ックパルスＫＰが発生されたとすると、該キックパルス
ＫＰは、上述した対物レンズをライン八方向に移動させ
る付勢力に抗して、１点方向に移動させることになる。

このため、結局、時刻Ｔ２で、キックパルスＫＰの発生
が停止されトラッキングサーボに復帰したときの対物レ
ンズの位置は、第５図中■点となり、正しい位置（１点
）に到達させることができなくなるものである。

また、上記と逆に、時刻ＴＩにおける対物レンズの位置
から、ラインＡ方向に対物レンズを移動させるキックパ
ルスＫＰが発生されたとする。すると、対物レンズには
、ラインＡ方向に移動させる付勢力と、キックパルスＫ
Ｐによる同方向の移動力とが加わることになり、加速が
つきすぎるため、時刻Ｔ２でキックパルスＫＰの発生が
停止されても、対物レンズをトラッキングサーボによっ
て目的位置に収束させることができなくなるものである
。このため、やはり、対物レンズを正しい位置に到達さ
せることができなくなるものである。

［発明の目的］ この発明は上記事情を考慮してなされたもので、正確な
トラック飛び越しを行なうことができるとともに、トラ
ック飛び越し終了後容易にピックアップ素子をトラッキ
ングサーボに引き込むことができる極めて良好なディス
ク再生装置のトラック飛び越し制御回路を提供すること
を目的とする。

［発明の概要〕 すなわち、この発明に係るディスク再生装置の°トラッ
ク飛び越し制御回路は、ディスクの再生状態でトラッキ
ングエラー信号に基づいてピックアップ素子を制御する
とともに、トラック飛び越しが要求された状態ではその
時点でのトラッキングエラー信号のレベルをホールドし
、このホールドされたトラッキングエラー信号にキック
パルスを加算した信号でピックアップ素子を制御するよ
うにし、さらに、ディスクの再生状態では、上記ホール
ド手段に含まれる時定数回路部分を、トラッキングエラ
ー信号の位相補償作用に供させるようにすることにより
、正確なトラック飛び越しを行なうことができるととも
に、トラック飛び越し終了後容易にピックアップ素子を
トラッキングサーボに引き込むことができるようにした
ものである。

［発明の実施例］ 以下、この発明の一実施例について図面を参照して詳細
に説明する。第１図において、第４図と同一部分には同
一記号を付して示し、ここでは異なる部分についてのみ
説明する。すなわち、前記トラッキングエラー信号生成
回路１４と加算回路１５との間に、スイッチ２１と抵抗
Ｒ１，コンデンサＣ１及び演算増幅器ＯＰｌよりなるサ
ンプルホールド回路２２とを介在させるようにしたこと
が、従来と異なる部分である。

そして、まず、通常のディスク再生状態では、スイッチ
２１がオン状態となされており、サンプルホールド回路
２２はサンプル状態となされている。

すなわち、このサンプル状態では、サンプルホールド回
路２２は、トラッキングエラー信号生成回路１４から出
力されるトラッキングエラー信号ＴＥを、そのまま加算
回路１５に導くものである。

この場合、キックパルス生成回路１９はキックパルスＫ
Ｐを発生していないため、加算回路１５に供給されたト
ラッキングエラー信号ＴＥは、そのまま位相補償回路１
６に供給され、以下安定なトラッキングサーボが行なわ
れている。

この場合、サンプルホールド回路２２を構成する抵抗Ｒ
１及びコンデンサＣＩよりなる時定数回路部分を、上記
位相補償回路ＩＧの一部として使用するようにしている
。

上記のようなディスク再生状態で、トラック飛び越しが
要求されると、まず、スイッチ２１がオフ状態となり、
キックパルス生成回路１９からは、飛び越すべき方向及
び距離に対応したキックパルスＫＰが発生される。そし
て、このキックパルスＫＰがトラッキングエラー信号Ｔ
Ｅに代わって、」二記加算回路１５１位相補償回路１６
及び増幅駆動回路１７を介して、トラッキングアクチュ
エータコイル１８に供給され、ここに対物レンズが目的
位置方向に移動されるようになるものである。

この場合、上記トラッキングサーボによって、第２図に
実線で示すように、対物レンズがトラッキング方向に移
動しているとする。なお、第２図において、ラインＡは
、前述したように、トラッキングアクチュエータコイル
１８に加わる電圧が「０」レベルのときの、対物レンズ
の位置を示しており、このラインＡ上における対物レン
ズの位置とは、対物レンズの移動範囲内の中央（センタ
ー）のことである。

そして、時刻Ｔ３でトラック飛び越しが要求されたとす
ると、今、キックパルスＫＰを無視して考えると、スイ
ッチ２１がオフされることにより、該スイッチ２１がオ
フされたときのトラッキングエラー信号ＴＥのレベルが
、第２図に点線で示すように、サンプルホールド回路２
２にホールドされるようになる。このため、対物レンズ
は、トラック飛び越しが要求された時刻Ｔ３の時点にお
ける位置に、そのまま保持されることになる。

すなわち、対物レンズは、従来のように第２図中ライン
Ａ方向に移動されなくなるものである。

ここで、キックパルスＫＰを考慮すると、時刻Ｔ３で対
物レンズを第２図中Ｉ点に移動させるキックパルスＫＰ
が発生されたとすると、該キックパルスＫＰは、上述し
た時刻Ｔ３の時点における位置に保持された対物レンズ
を、１点方向に移動させることだけに供されるようにな
る。このため、結局、時刻Ｔ４で、キックパルスＫＰの
発生が停止されトラッキングサーボに復帰したときの対
物レンズの位置は、目的とする１点となり、正しい位置
に到達させることができるようになるものである。

また、上記と逆に、時刻Ｔ３における対物レンズの位置
から、ラインＡ方向に対物レンズを移動させるキックパ
ルスＫＰが発生されたとすると、対物レンズは、キック
パルスＫＰによるラインＡ方向の移動力のみで移動され
ることになり、時刻Ｔ４でキックパルスＫＰの発生が停
止されたとき、対物レンズをトラッキングサーボによっ
て目的位置に容易に収束させることができるものである
。

したがって、上記実施例のような構成によれば、サンプ
ルホールド回路２２を用いてトラック飛び越しが要求さ
れた時点でのトラッキングエラー信号ＴＥをホールドし
て、このホールドされたトラッキングエラー信号ＴＥに
キックパルスＫＰを加算した信号で対物レンズを目的位
置に移動させるようにしたので、従来のように対物レン
ズに加わるラインＡ方向に移動する付勢力に影響されず
に、正確なトラック飛び越しを行なうことができるとと
もに、トラック飛び越し終了後容易に対物レンズをトラ
ッキングサーボに引き込むことができるものである。

また、サンプルホールド回路２２を構成する抵抗Ｒ１及
びコンデンサＣｔよりなる時定数回路部分を、位相補償
回路１６の一部として使用するようにしているため、構
成の簡易化を図ることができるものである。

第３図は、上記実施例の変形例を示すもので、上記加算
回路１５とサンプルホールド回路２２とを一体化して、
なお一層の構成の簡易化を図るようにしたものである。

この場合、通常のディスク再生状態では、抵抗Ｒ１，Ｒ
２及びコンデンサＣＩが位相補償回路１６の一部となっ
ている。また、トラック飛び越し状態では、抵抗Ｒ１及
びコンデンサＣＩの時定数をもってトラッキングエラー
信号ＴＥがホールドされ、このときキックパルスＫＰは
、 Ｒ４／Ｒ３ なるゲインをもって位相補償回路１６に供給されるよう
になる。

ここで、上記実施例では、光学式のディスク再生装置に
ついて説明したが、この発明は光学式に限らず、例えば
静電容量式のディスク再生装置等にも適用し得ることは
もちろんである。

なお、この発明は上記実施例に限定されるものではなく
、この外その要旨を逸脱しない範囲で種々変形して実施
することができる。

【発明の効果］ したがって、以上詳述したようにこの発明によれば、正
確なトラック飛び越しを行なうことができるとともに、
ｌ・ラック飛び越し終了後容易にピックアップ素子をト
ラッキングサーボに引き込むことができる極めて良好な
ディスク再生装置のトラック飛び越し制御回路を提供す
ることができる。

【図面の簡単な説明】

第１図及び第２図はそれぞれこの発明に係るディスク再
生装置のトラック飛び越し制御回路の一実施例を示すブ
ロック回路構成図及びその動作説明図、第→図は同実施
例の変形例を示すブロック回路構成図、第４図及び第５
図はそれぞれ従来のトラック飛び越し制御手段を示すブ
ロック回路構成図及びその動作説明図である。 １．１・・・メインビームディテクタ、１２．１３・・
・サブビームディテクタ、１４・・・トラッキングエラ
ー信号生成回路、１５・・・加算回路、１６・・・位相
補償回路、１７・・・増幅駆動回路、１８・・・トラッ
キングアクチュエータコイル、１９・・・キックパルス
生成回路、２０・・・スイッチ、２１・・・スイッチ、
２２・・・サンプルホールド回路。

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. ディスクに記録された情報信号をトラッキング方向に移
   動自在に支持されたピックアップ素子を介して読み取る
   ピックアップと、このピックアップで読み取られた信号
   に基づいて前記ピックアップ素子のトラックずれに対応
   したトラッキングエラー信号を生成するトラッキングエ
   ラー信号生成手段と、このトラッキングエラー信号生成
   手段から出力されるトラッキングエラー信号に基づいて
   前記ピックアップ素子をトラッキング方向に駆動させる
   駆動手段と、トラック飛び越しが要求された状態で所定
   のキックパルスを発生し該キックパルスを前記トラッキ
   ングエラー信号に代えて前記駆動手段に供給するトラッ
   ク飛び越し手段とを備えたディスク再生装置において、
   前記ディスクの再生状態で前記トラッキングエラー信号
   を前記駆動手段に導くとともに前記トラック飛び越しが
   要求された状態でその時点での前記トラッキングエラー
   信号のレベルをホールドするホールド手段と、このホー
   ルド手段でホールドされた前記トラッキングエラー信号
   に前記トラック飛び越し手段で生成されたキックパルス
   を加算して前記駆動手段に導く加算手段とを具備し、前
   記ディスクの再生状態で、前記ホールド手段に含まれる
   時定数回路部分を、前記トラッキングエラー信号の位相
   補償作用に供させるようにしてなることを特徴とするデ
   ィスク再生装置のトラック飛び越し制御回路。