JPS6238244B2 - - Google Patents
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- JPS6238244B2 JPS6238244B2 JP57117238A JP11723882A JPS6238244B2 JP S6238244 B2 JPS6238244 B2 JP S6238244B2 JP 57117238 A JP57117238 A JP 57117238A JP 11723882 A JP11723882 A JP 11723882A JP S6238244 B2 JPS6238244 B2 JP S6238244B2
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- casing
- belt
- cover
- pulley
- blades
- Prior art date
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- Expired
Links
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- 230000008439 repair process Effects 0.000 description 3
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Classifications
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B65—CONVEYING; PACKING; STORING; HANDLING THIN OR FILAMENTARY MATERIAL
- B65G—TRANSPORT OR STORAGE DEVICES, e.g. CONVEYORS FOR LOADING OR TIPPING, SHOP CONVEYOR SYSTEMS OR PNEUMATIC TUBE CONVEYORS
- B65G17/00—Conveyors having an endless traction element, e.g. a chain, transmitting movement to a continuous or substantially-continuous load-carrying surface or to a series of individual load-carriers; Endless-chain conveyors in which the chains form the load-carrying surface
- B65G17/12—Conveyors having an endless traction element, e.g. a chain, transmitting movement to a continuous or substantially-continuous load-carrying surface or to a series of individual load-carriers; Endless-chain conveyors in which the chains form the load-carrying surface comprising a series of individual load-carriers fixed, or normally fixed, relative to traction element
- B65G17/126—Bucket elevators
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B65—CONVEYING; PACKING; STORING; HANDLING THIN OR FILAMENTARY MATERIAL
- B65G—TRANSPORT OR STORAGE DEVICES, e.g. CONVEYORS FOR LOADING OR TIPPING, SHOP CONVEYOR SYSTEMS OR PNEUMATIC TUBE CONVEYORS
- B65G2201/00—Indexing codes relating to handling devices, e.g. conveyors, characterised by the type of product or load being conveyed or handled
- B65G2201/04—Bulk
Landscapes
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- Pusher Or Impeller Conveyors (AREA)
- Chain Conveyers (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
＜産業上の利用分野＞
この発明は上昇勾配での物品搬送、即ち、緩勾
配から急勾配、更に垂直上方への搬送も可能な羽
根式コンベアーに関する。
配から急勾配、更に垂直上方への搬送も可能な羽
根式コンベアーに関する。
＜従来の技術＞
循環駆動される無端条に羽根を取り付けて、こ
の羽根によつて物品を押送する形式の羽根式コン
ベアーは従来から広く使用されている。例えば、
実公昭９−2573に示されているものは、ベルトに
傾斜状に多数の羽根を取り付け、羽根を循環移動
させることによつて、物品をケーシングの壁面に
沿つて上方へ搬送するようになつている。
の羽根によつて物品を押送する形式の羽根式コン
ベアーは従来から広く使用されている。例えば、
実公昭９−2573に示されているものは、ベルトに
傾斜状に多数の羽根を取り付け、羽根を循環移動
させることによつて、物品をケーシングの壁面に
沿つて上方へ搬送するようになつている。
＜発明が解決しようとする問題点＞
ところが従来の羽根式コンベアーでは、ベルト
に対する羽根取り付け角度の設定不充分である
為、効率のよい上昇搬送や、確実な排出を行うこ
とができず、実用上充分とは云えない。またベル
トを緊張させる為に行う、プーリーの位置移動調
節作業が極めて複雑で、作業に手間どる上に、構
造が複雑である為、製造コストが高くなる欠点が
ある。
に対する羽根取り付け角度の設定不充分である
為、効率のよい上昇搬送や、確実な排出を行うこ
とができず、実用上充分とは云えない。またベル
トを緊張させる為に行う、プーリーの位置移動調
節作業が極めて複雑で、作業に手間どる上に、構
造が複雑である為、製造コストが高くなる欠点が
ある。
本発明はこのような欠点を解消して、どのよう
な角度の上昇搬送も可能で、且つ、この上昇搬送
を効率よく行うことができ、また上端での排出が
確実で、その上、駆動側のプーリーの支持構造を
簡単にして、プーリーの位置調節を簡単に行える
ようにした羽根式コンベアーを提供せんとするに
ある。
な角度の上昇搬送も可能で、且つ、この上昇搬送
を効率よく行うことができ、また上端での排出が
確実で、その上、駆動側のプーリーの支持構造を
簡単にして、プーリーの位置調節を簡単に行える
ようにした羽根式コンベアーを提供せんとするに
ある。
＜問題点を解決するための手段＞
本発明の羽根式コンベアーの技術的手段は、環
状のベルトと、このベルトに取り付けられた弾性
を有する羽根と、ベルトが掛け渡される１対のプ
ーリーと、羽根の循環路の外面を覆うケーシング
と、一方のプーリーに連結された回転駆動装置と
から成り、羽根はベルトに対して傾斜状に取り付
けられ、羽根の傾斜角度は搬送物品の傾流時の安
息角以上であり、羽根が移動する際に羽根の先端
がケーシングの下底壁及び搬送壁に添つて移動す
るようになつており、更に、駆動側のプーリーの
回転軸がケーシングの左右の側面壁の長孔を通つ
てケーシング外に突出し、この回転軸は、ケーシ
ングに対して位置調節自在に設けられたカバーに
よつて回転自在に支持され、且つ、このカバーに
回転駆動装置が取り付けられていることにある。
状のベルトと、このベルトに取り付けられた弾性
を有する羽根と、ベルトが掛け渡される１対のプ
ーリーと、羽根の循環路の外面を覆うケーシング
と、一方のプーリーに連結された回転駆動装置と
から成り、羽根はベルトに対して傾斜状に取り付
けられ、羽根の傾斜角度は搬送物品の傾流時の安
息角以上であり、羽根が移動する際に羽根の先端
がケーシングの下底壁及び搬送壁に添つて移動す
るようになつており、更に、駆動側のプーリーの
回転軸がケーシングの左右の側面壁の長孔を通つ
てケーシング外に突出し、この回転軸は、ケーシ
ングに対して位置調節自在に設けられたカバーに
よつて回転自在に支持され、且つ、このカバーに
回転駆動装置が取り付けられていることにある。
＜作 用＞
本発明の羽根式コンベアーでは、駆動側のプー
リーを回転駆動装置によつて回転させることによ
り、ベルトが循環移動し、且つ、ベルトに取り付
けられた羽根が移行し、被搬送物品をケーシング
の内壁に沿つて、上方へと送ることができる。ま
た羽根は物品の安息角以上の傾斜角で取り付けら
れているので、物品の上昇搬送がスムーズで、上
端での排出も羽根上に物品を残留させることな
く、確実に排出することができる。更に、駆動側
のプーリーはカバーに回転自在に支持されてお
り、ケーシングとは長孔で嵌合しているので、ケ
ーシングに対してカバーを移動させることによ
り、プーリーの位置を調節でき、ベルトの緊張具
合を常時適正に保持できる。また、回転駆動装置
はカバーに取り付けられているので、ブーリーの
位置調節の際に、回転駆動装置の位置調節を行う
必要はなく、カバーの位置移動のみによつて、全
ての調節が可能である。従つて、プーリーの位置
調節を極めて容易に行うことができる。
リーを回転駆動装置によつて回転させることによ
り、ベルトが循環移動し、且つ、ベルトに取り付
けられた羽根が移行し、被搬送物品をケーシング
の内壁に沿つて、上方へと送ることができる。ま
た羽根は物品の安息角以上の傾斜角で取り付けら
れているので、物品の上昇搬送がスムーズで、上
端での排出も羽根上に物品を残留させることな
く、確実に排出することができる。更に、駆動側
のプーリーはカバーに回転自在に支持されてお
り、ケーシングとは長孔で嵌合しているので、ケ
ーシングに対してカバーを移動させることによ
り、プーリーの位置を調節でき、ベルトの緊張具
合を常時適正に保持できる。また、回転駆動装置
はカバーに取り付けられているので、ブーリーの
位置調節の際に、回転駆動装置の位置調節を行う
必要はなく、カバーの位置移動のみによつて、全
ての調節が可能である。従つて、プーリーの位置
調節を極めて容易に行うことができる。
＜実施例＞
以下に本発明の羽根式コンベアーの実施例を図
面について説明する。ベルト１は上下のプーリー
２，３間に掛け渡され、上下いずれか一方のプー
リーを回転駆動させることによつて、ベルト１は
循環移動する。このベルト１には羽根４が取付金
具５によつて適当な間隔で取付けられている。こ
の羽根４は弾性材製で、通常は合成樹脂、例えば
ポリウレタンゴムなどが用いられる。また羽根４
はベルト１に対して角度αの傾斜状態に取付けら
れている。羽根４の傾斜角度は物品の安息角、即
ち、物品がその傾斜に沿つて流れ落ちることので
きる最小の傾斜角度を基準にして、この安息角と
同一か或いはこれ以上の急な傾斜角度となるよう
に設定されている。なお、安息角は垂直方向に対
する絶対角度で定まるので、コンベアー設置時の
コンベアーの傾斜角度が変われば、羽根４の絶対
傾斜角が変ることになる。従つてベルト１に対す
る羽根４の取付角度αを定めるには、コンベアー
の設置角度を考慮して定めなければならない。６
はコンベアーのケーシングで、７はその搬送壁で
あつて、羽根４の先端は搬送壁４と軽く接触した
状態で移動し、物品Ａは羽根４に押され、この搬
送壁７に沿つて送られる。８は下底壁で、円弧状
に成形されており、物品供給口９から投入された
物品Ａはこの下底壁８上に一旦滞留し、次々と到
来する羽根４で押され、羽根４によつて掻き取ら
れるようにして順次上方に送られる。１０は物品
排出口であり、羽根４によつて下面から押され、
搬送壁７に沿つて上昇移動してきた物品Ａはこの
排出口１０に達すると、羽根４の傾斜によつてケ
ーシング６外へと流れ出る。１１は背面壁であつ
て、ケーシング６の本体に対して着脱自在に取付
けられており、コンベアーの修理や点検の際に
は、この背面壁１１を開いて作業を行う。１２は
左右の側面壁である。この左右の側面壁１２と羽
根４との間には僅ずかな間隙が形成されていて、
羽根４の移動時に、羽根４が側面壁１２と接触し
て摩擦抵抗を増加させることがなく、且つ、この
間隙から搬送中の物品Ａが大量に零に落ちること
のないように配慮されている。従つて、この間隙
はコンベアーの長さや搬送物品の粒径などによつ
て適宜定めるのがよく、例えば穀粒の搬送の際に
は間隙を３mm程度にするのが適当である。また、
この左右の側面壁１２にはプーリー２，３の回転
軸１３，１４が支持される。但し、下方のプーリ
ーの軸１４は固定状に支持されるが、上方のプー
リーの回転軸１３は側面壁１２に形成された軸孔
１５が長孔になつている為、上下に位置移動させ
うる状態で支持される。なお、軸孔１５を長孔と
したのは、プーリーの回転軸を移動させ、上下の
プーリー２，３の距離を変えて、ベルト１の張り
具合を調節する為である。１６は駆動部材取付カ
バーであつて、断面はコ字状で、ケーシング６の
上方部の外面、即ち、背面壁１１と左右の側面壁
１２の外面を覆うような状態で取付けられる。上
方のプーリー２の回転軸１３の両端はこのカバー
１６に実質上支持されている。従つて、このカバ
ー１６は第２図の一点鎖線で示されるように回転
軸１３を中心としてケーシング６に対して回動さ
せて開くことができ、また、軸孔１５が長孔であ
ることを利用してカバー１６をケーシング６に対
して長孔の長さの分だけ上下方向にスライドさせ
ることができる。回転軸１３の端部にはスプロケ
ツト１７が取付けられ、モーター１８に取付けら
れたスプロケツト１９との間にチエーン２０が掛
け渡されている。従つて、モーター１８が回転す
ると、回転軸１３が回転し、プーリー２が回転駆
動させられる。２１はモーター取付台板であつ
て、この台板２１はカバー１６の開放側の端部に
嵌め込むようにして固定される。２２は台板固定
用のネジである。なお台板２１が取付けられた状
態で、カバー１６はケーシング６に対して回動不
可能となる。但し、この状態でも、上下方向、即
ち、ケーシング６の長手方向への移動は可能であ
る。２３は位置調節ボルト、２４はボルト支持部
材で、ボルト２３は支持部材２４に螺合し、且
つ、支持部材２４はケーシング６に固着されてい
る。この為、ボルト２３を回転させると、ボルト
２３の先端の位置が移動し、このボルトの先端で
台板２１の下面が押され、カバーの位置、即ちプ
ーリー２の位置が移動するので、ベルト１の張り
具合を調節することができる。２５はシユート板
で、下部プーリー３の上方に位置するように固定
設置されており、上方から落下してきた搬送物が
プーリー３とベルト１との間に飛び込むのを防止
する。特に搬送物が穀物などの粒状物の場合に
は、物品がベルト１に巻込まれると砕粒を起し、
穀物の場合には商品価値が低下する。従つて、上
方から落下してきたものをシユート２５の上面の
傾斜面で受け、この傾斜に沿つて物品を側方に案
内し、物品がベルト１とプーリー３との間に飛び
込むのを防ぐのである。
面について説明する。ベルト１は上下のプーリー
２，３間に掛け渡され、上下いずれか一方のプー
リーを回転駆動させることによつて、ベルト１は
循環移動する。このベルト１には羽根４が取付金
具５によつて適当な間隔で取付けられている。こ
の羽根４は弾性材製で、通常は合成樹脂、例えば
ポリウレタンゴムなどが用いられる。また羽根４
はベルト１に対して角度αの傾斜状態に取付けら
れている。羽根４の傾斜角度は物品の安息角、即
ち、物品がその傾斜に沿つて流れ落ちることので
きる最小の傾斜角度を基準にして、この安息角と
同一か或いはこれ以上の急な傾斜角度となるよう
に設定されている。なお、安息角は垂直方向に対
する絶対角度で定まるので、コンベアー設置時の
コンベアーの傾斜角度が変われば、羽根４の絶対
傾斜角が変ることになる。従つてベルト１に対す
る羽根４の取付角度αを定めるには、コンベアー
の設置角度を考慮して定めなければならない。６
はコンベアーのケーシングで、７はその搬送壁で
あつて、羽根４の先端は搬送壁４と軽く接触した
状態で移動し、物品Ａは羽根４に押され、この搬
送壁７に沿つて送られる。８は下底壁で、円弧状
に成形されており、物品供給口９から投入された
物品Ａはこの下底壁８上に一旦滞留し、次々と到
来する羽根４で押され、羽根４によつて掻き取ら
れるようにして順次上方に送られる。１０は物品
排出口であり、羽根４によつて下面から押され、
搬送壁７に沿つて上昇移動してきた物品Ａはこの
排出口１０に達すると、羽根４の傾斜によつてケ
ーシング６外へと流れ出る。１１は背面壁であつ
て、ケーシング６の本体に対して着脱自在に取付
けられており、コンベアーの修理や点検の際に
は、この背面壁１１を開いて作業を行う。１２は
左右の側面壁である。この左右の側面壁１２と羽
根４との間には僅ずかな間隙が形成されていて、
羽根４の移動時に、羽根４が側面壁１２と接触し
て摩擦抵抗を増加させることがなく、且つ、この
間隙から搬送中の物品Ａが大量に零に落ちること
のないように配慮されている。従つて、この間隙
はコンベアーの長さや搬送物品の粒径などによつ
て適宜定めるのがよく、例えば穀粒の搬送の際に
は間隙を３mm程度にするのが適当である。また、
この左右の側面壁１２にはプーリー２，３の回転
軸１３，１４が支持される。但し、下方のプーリ
ーの軸１４は固定状に支持されるが、上方のプー
リーの回転軸１３は側面壁１２に形成された軸孔
１５が長孔になつている為、上下に位置移動させ
うる状態で支持される。なお、軸孔１５を長孔と
したのは、プーリーの回転軸を移動させ、上下の
プーリー２，３の距離を変えて、ベルト１の張り
具合を調節する為である。１６は駆動部材取付カ
バーであつて、断面はコ字状で、ケーシング６の
上方部の外面、即ち、背面壁１１と左右の側面壁
１２の外面を覆うような状態で取付けられる。上
方のプーリー２の回転軸１３の両端はこのカバー
１６に実質上支持されている。従つて、このカバ
ー１６は第２図の一点鎖線で示されるように回転
軸１３を中心としてケーシング６に対して回動さ
せて開くことができ、また、軸孔１５が長孔であ
ることを利用してカバー１６をケーシング６に対
して長孔の長さの分だけ上下方向にスライドさせ
ることができる。回転軸１３の端部にはスプロケ
ツト１７が取付けられ、モーター１８に取付けら
れたスプロケツト１９との間にチエーン２０が掛
け渡されている。従つて、モーター１８が回転す
ると、回転軸１３が回転し、プーリー２が回転駆
動させられる。２１はモーター取付台板であつ
て、この台板２１はカバー１６の開放側の端部に
嵌め込むようにして固定される。２２は台板固定
用のネジである。なお台板２１が取付けられた状
態で、カバー１６はケーシング６に対して回動不
可能となる。但し、この状態でも、上下方向、即
ち、ケーシング６の長手方向への移動は可能であ
る。２３は位置調節ボルト、２４はボルト支持部
材で、ボルト２３は支持部材２４に螺合し、且
つ、支持部材２４はケーシング６に固着されてい
る。この為、ボルト２３を回転させると、ボルト
２３の先端の位置が移動し、このボルトの先端で
台板２１の下面が押され、カバーの位置、即ちプ
ーリー２の位置が移動するので、ベルト１の張り
具合を調節することができる。２５はシユート板
で、下部プーリー３の上方に位置するように固定
設置されており、上方から落下してきた搬送物が
プーリー３とベルト１との間に飛び込むのを防止
する。特に搬送物が穀物などの粒状物の場合に
は、物品がベルト１に巻込まれると砕粒を起し、
穀物の場合には商品価値が低下する。従つて、上
方から落下してきたものをシユート２５の上面の
傾斜面で受け、この傾斜に沿つて物品を側方に案
内し、物品がベルト１とプーリー３との間に飛び
込むのを防ぐのである。
次に、前記コンベアーの作動及び取扱について
説明する。モーター１８によつてプーリー２を回
転駆動させると、ベルト１が循環移動し、ベルト
１に取付けられた羽根４もケーシング６内で循環
移動する。次に搬送物を供給口９から投入する
と、物品は下底壁８の上面に落下して一旦滞留し
た後、次々と循環してくる羽根４によつて掻き取
るように押されて、順々上方へと搬送される。こ
の際、羽根４が弾性を有するので、羽根４の先端
が下底壁８と接触した状態で適度に屈曲する。こ
の為、羽根４の先端と下底壁８との間に大きな摩
擦力は発生せず、且つ、物品を両者間に挾み込ん
で物品を痛めることがなく、更に、下底壁８上に
物品を残留させることなく全て確実に搬送するこ
とができる。また羽根４が搬送壁７に沿つて上昇
する際には、羽根４の弾性と、羽根取付部のベル
ト１の変形とによつて、羽根４の先端が搬送壁に
適度に接触した状態となるので、搬送物品Ａが羽
根の先端と壁面との間から零れ落ちたり、或いは
羽根の先端で押し潰されたりすることなく、物品
は確実且つスムーズに上方に運搬され、且つ、羽
根端と壁面と中の摩擦力は小さいので、搬送時の
摩擦抵抗が少なく、また羽根や壁面に与える摩耗
損傷が少ない。このようにして物品がコンベアー
の上端に搬送され、排出口１０に達すると、物品
Ａは羽根４の傾斜に沿つて、自重で滑り落ち、排
出口１０から機外に排出される。羽根４の傾斜は
物品の安息角以上の傾斜に設定されているので、
排出は確実で、羽根上に物品が残留することがな
い。またこの際の排出は自重による傾流であつ
て、バケツトエレベータの排出の如く遠心力によ
る排出ではないから、排出時に物品が受ける衝撃
が少なく、砕粒の原因となることがない。次に、
修理や点検の際の装置の分解方法について説明す
る。先ず、調節ボルト２３を戻す方向に回転させ
て、ベルト１の張力を緩め、次にネジ２２を外し
て、第２図に一点鎖線で示される如く台板２１を
モーター１８ごと取外す。この結果、カバー１６
は開放状態になり、回転可能になるので、第２に
一点鎖線で示されたようにカバー１６を回転軸１
３を中心にして回動させ、次に背面壁１１を取外
して、ここから修理などを行う。
説明する。モーター１８によつてプーリー２を回
転駆動させると、ベルト１が循環移動し、ベルト
１に取付けられた羽根４もケーシング６内で循環
移動する。次に搬送物を供給口９から投入する
と、物品は下底壁８の上面に落下して一旦滞留し
た後、次々と循環してくる羽根４によつて掻き取
るように押されて、順々上方へと搬送される。こ
の際、羽根４が弾性を有するので、羽根４の先端
が下底壁８と接触した状態で適度に屈曲する。こ
の為、羽根４の先端と下底壁８との間に大きな摩
擦力は発生せず、且つ、物品を両者間に挾み込ん
で物品を痛めることがなく、更に、下底壁８上に
物品を残留させることなく全て確実に搬送するこ
とができる。また羽根４が搬送壁７に沿つて上昇
する際には、羽根４の弾性と、羽根取付部のベル
ト１の変形とによつて、羽根４の先端が搬送壁に
適度に接触した状態となるので、搬送物品Ａが羽
根の先端と壁面との間から零れ落ちたり、或いは
羽根の先端で押し潰されたりすることなく、物品
は確実且つスムーズに上方に運搬され、且つ、羽
根端と壁面と中の摩擦力は小さいので、搬送時の
摩擦抵抗が少なく、また羽根や壁面に与える摩耗
損傷が少ない。このようにして物品がコンベアー
の上端に搬送され、排出口１０に達すると、物品
Ａは羽根４の傾斜に沿つて、自重で滑り落ち、排
出口１０から機外に排出される。羽根４の傾斜は
物品の安息角以上の傾斜に設定されているので、
排出は確実で、羽根上に物品が残留することがな
い。またこの際の排出は自重による傾流であつ
て、バケツトエレベータの排出の如く遠心力によ
る排出ではないから、排出時に物品が受ける衝撃
が少なく、砕粒の原因となることがない。次に、
修理や点検の際の装置の分解方法について説明す
る。先ず、調節ボルト２３を戻す方向に回転させ
て、ベルト１の張力を緩め、次にネジ２２を外し
て、第２図に一点鎖線で示される如く台板２１を
モーター１８ごと取外す。この結果、カバー１６
は開放状態になり、回転可能になるので、第２に
一点鎖線で示されたようにカバー１６を回転軸１
３を中心にして回動させ、次に背面壁１１を取外
して、ここから修理などを行う。
以上の如く、本発明の羽根式コンベアーでは、
羽根式でありながら、上昇搬送が可能で、その勾
配も緩勾配から急勾配、更には垂直上方への搬送
も可能である。従つて、上昇搬送用の装置として
は、従来から使用されているバケツトエレベータ
に比べて、本発明のコンベアーは構造が簡単で、
廉価に製造可能であり、且つ、装置の小型化がで
き、特に少量搬送用に適し、他の装置内に組込ん
で使用する場合に便利である。また、本発明では
羽根が弾性と傾斜を有するので、搬送部品を確実
且つ、スムーズに搬送でき、搬送物品が穀物など
の粒状物の場合でも砕粒を発生させることがな
い。更に、本発明では羽根の先端が下端壁に添つ
て移動するので、下底壁上に搬送物が雑留するこ
とがなく、全ての搬送物を確実に搬送することが
でき、且つ、下底壁の掃除が不要となり、残留物
による害虫の発生を防止できる。また、本発明の
コンベアーは組立・分解が容易で、修理や点検な
どの作業を簡単に行うことができる。更に、本発
明では駆動側のプーリーはカバーによつて、回転
自在に支持されており、ケーシングとは長孔で嵌
合しているだけだから、カバーをケーシングに対
して位置移動させることにより、プーリーの位置
調節を行うことができる。また、回転駆動装置は
カバーに取り付けられているので、位置調節には
カバーの移動だけで、他の作業は全く不要であ
り、ベルトの張力調節の為のプーリーの位置移動
を極めて簡単に行うことができる。
羽根式でありながら、上昇搬送が可能で、その勾
配も緩勾配から急勾配、更には垂直上方への搬送
も可能である。従つて、上昇搬送用の装置として
は、従来から使用されているバケツトエレベータ
に比べて、本発明のコンベアーは構造が簡単で、
廉価に製造可能であり、且つ、装置の小型化がで
き、特に少量搬送用に適し、他の装置内に組込ん
で使用する場合に便利である。また、本発明では
羽根が弾性と傾斜を有するので、搬送部品を確実
且つ、スムーズに搬送でき、搬送物品が穀物など
の粒状物の場合でも砕粒を発生させることがな
い。更に、本発明では羽根の先端が下端壁に添つ
て移動するので、下底壁上に搬送物が雑留するこ
とがなく、全ての搬送物を確実に搬送することが
でき、且つ、下底壁の掃除が不要となり、残留物
による害虫の発生を防止できる。また、本発明の
コンベアーは組立・分解が容易で、修理や点検な
どの作業を簡単に行うことができる。更に、本発
明では駆動側のプーリーはカバーによつて、回転
自在に支持されており、ケーシングとは長孔で嵌
合しているだけだから、カバーをケーシングに対
して位置移動させることにより、プーリーの位置
調節を行うことができる。また、回転駆動装置は
カバーに取り付けられているので、位置調節には
カバーの移動だけで、他の作業は全く不要であ
り、ベルトの張力調節の為のプーリーの位置移動
を極めて簡単に行うことができる。
図面は本発明のコンベアーの実施例を示し、第
１図は断面図、第２図は上方部の側面図、第３図
は−線断面図である。 １……ベルト、２，３……プーリー、４……羽
根、５……取付金具、６……ケーシング、７……
搬送壁、８……下底壁、９……物品供給口、１０
……物品排出口、１１……背面壁、１２……左右
の側面壁、１３，１４……回転軸、１５……軸
孔、１６……カバー、１７，１９……スプロケツ
ト、１８……モーター、２０……チエーン、２１
……台板、２２……ネジ、２３……位置調節ボル
ト、２４……ボルト支持部材、２５……シユート
板。
１図は断面図、第２図は上方部の側面図、第３図
は−線断面図である。 １……ベルト、２，３……プーリー、４……羽
根、５……取付金具、６……ケーシング、７……
搬送壁、８……下底壁、９……物品供給口、１０
……物品排出口、１１……背面壁、１２……左右
の側面壁、１３，１４……回転軸、１５……軸
孔、１６……カバー、１７，１９……スプロケツ
ト、１８……モーター、２０……チエーン、２１
……台板、２２……ネジ、２３……位置調節ボル
ト、２４……ボルト支持部材、２５……シユート
板。
Claims (1)
- １ 環状のベルトと、このベルトに取り付けられ
た弾性を有する羽根と、ベルトが掛け渡される１
対のプーリーと、羽根の循環路の外面を覆うケー
シングと、一方のプーリーに連結された回転駆動
装置とから成り、羽根はベルトに対して傾斜状に
取り付けられ、羽根の傾斜角度は搬送物品の傾流
時の安息角以上であり、羽根が移動する際に羽根
の先端がケーシングの下底壁及び搬送壁に添つて
移動するようになつており、更に、駆動側のプー
リーの回転軸がケーシングの左右の側面壁の長孔
を通つてケーシング外に突出し、この回転軸は、
ケーシングに対して位置調節自在に設けられたカ
バーによつて回転自在に支持され、且つ、このカ
バーに回転駆動装置が取り付けられていることを
特徴とする上昇搬送可能な羽根式コンベアー。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP11723882A JPS597608A (ja) | 1982-07-05 | 1982-07-05 | 上昇搬送可能な羽根式コンベア− |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP11723882A JPS597608A (ja) | 1982-07-05 | 1982-07-05 | 上昇搬送可能な羽根式コンベア− |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS597608A JPS597608A (ja) | 1984-01-14 |
| JPS6238244B2 true JPS6238244B2 (ja) | 1987-08-17 |
Family
ID=14706799
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP11723882A Granted JPS597608A (ja) | 1982-07-05 | 1982-07-05 | 上昇搬送可能な羽根式コンベア− |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS597608A (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2010505583A (ja) * | 2006-10-11 | 2010-02-25 | オットー コリア カンパニー リミテッド | 無人自動炊飯装置 |
Families Citing this family (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS60183415A (ja) * | 1984-02-27 | 1985-09-18 | Saika Gijutsu Kenkyusho | 上昇搬送コンベア−の羽根 |
| JP2007008713A (ja) * | 2005-07-04 | 2007-01-18 | Jt Engineering Inc | 傾斜コンベア装置 |
| CN108466814A (zh) * | 2018-03-30 | 2018-08-31 | 高峥嵘 | 一种海绵生产线中的下料运输机构及其下料方法 |
-
1982
- 1982-07-05 JP JP11723882A patent/JPS597608A/ja active Granted
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2010505583A (ja) * | 2006-10-11 | 2010-02-25 | オットー コリア カンパニー リミテッド | 無人自動炊飯装置 |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS597608A (ja) | 1984-01-14 |
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