JPS60144232A - 粉粒体等搬送装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 この発明は粉粒体等の搬送装置に関し、特に、粉粒体等
の上昇搬送装置に関する。

この種の搬送装置としては、従来より第１図に示すもの
が公知である。すなわち、縦長ケーシング１０の下部と
上部にそれぞれ投入口１２と搬出口１４とを設け、ケー
シング内部の上下に配した駆動ローラ１６と従動ローラ
１８との間に、一定間隔を介して多数のパケット２０を
配した無端搬送ベルト２２が張設され、ケーシング下端
部には略半円径の底面２３が配され、投入口１２より投
入された粉粒体等２４が底面２３の上にいったん溜り、
これをパケット２０により掬って上方へ搬送する。

しかしながら、上記の装置は次の欠点を有している。

１）粉粒体等がパケット２０と底面２３との間隙に挾ま
れ破壊される。

２）パケットにより掬い得なかった粉粒体等またはパケ
ットから零れた粉粒体等が底面２３上に残存し、清掃が
困難であり、放置すれば腐敗、腐食を来たす。

３）搬送する粉粒体等の種類を変更するときには、新し
い粉粒体等に残存する先の粉粒体等が混入づ“る恐れが
ある。

４）粉粒体等がパケット２０と底面２３や側壁との間に
詰まり、その摩擦抵抗によりベルトのスリップ現象が頻
繁に起こり、ベルトのテンシヨンを常に調節しなければ
ならない。

本発明者は、上記の欠点を解消するために、コンベアの
走行路の一部を水平状となし、この水平走行部において
、上方より投入した粉粒体等をパケットに収容して、垂
直走行部に移行させ上昇搬送することを見い出した。

なお、この発明の適用範囲は粉粒体の搬送装置に限定さ
れず、果物、鉱石、包装箱等の固形物や駒体の搬送装置
にも適用が可能である。

次に第２図〜第６図に基づいて本発明の一実施例を説明
する。

１０は、図示を省略したフレームに取付けて構成したケ
ーシングであって、長尺状の垂直部１２と、その上下両
端において互いに反対方向に延設された水平部１４．１
６とから構成されている。

ケーシング１０の上部水平部１４の自由端には下向きの
排出シュート１８が設けられ、その下端が搬出口２０を
形成している。また、下部水平部１６の上面は開口をな
し、これが粉粒体等の投入口２２を構成する。投入口２
２の上方には、粉粒体等供給用ホッパー２４が配置され
ている。ホッパー２４の下部放出口には図示を省略した
ダンパーが設けられている。

２６は、ケーシング１０の内部において走行づる無端の
搬送ベルトであって、投入口２２に臨む第１水平走行部
２８より、第１の垂直走行部３０に移行し、さらに走行
路の上端部において第２の水平走行部３１を経由し、第
２の垂直走行部３２を通って下降し、再びケーシング下
部に至る走行を行なう。しかして、口の搬送ベルト２６
には多数のパケット３３が所定間隔をおいて並設されて
いる。

搬送ベルト２Ｇは、第３図〜第５図に明瞭に示すＪ：う
に、その両側においてＶ字状のリブ３４゜３４を有して
いる。３６．３６は搬送ベルト２６の第１の水平走行部
より第１の垂直走行部に移行する屈曲部に配したプーリ
であって、いずれもその周面に前記のＶ字状リブ３４に
対応するリング状凹陥部３７を有している。刃なわら、
搬送ベルト２θの幅方向両側においてＶ字状リブ３４が
プーリ３６に係合しており、これにより前記屈曲部にお
いて搬送ベルト２Ｇが第２図における斜め右上方にｍ脱
するのを防止している。プーリ　３Ｂ、　３Ｂはベルト
の幅方向両側に配されているので、ベルト中央部に配置
したパケット３２の走行が許される。

プーリ３６と同様のプーリ３８が、搬送ベルト２６の上
部リターン側から第２の垂直部３２に移行する屈曲部に
おいて配されている。

４０は、搬送ベルト２６の走行路の下部におけるリター
ン側から前記の第１の水平走行路２８に至る位置に設け
たローラであって、第３図に明瞭に示すように、軸方向
両端にフランジ４２．４２を有し、胴部４４は中央部が
やや径大で軸方向両端において僅かに径小に形成されて
いる。第３図に示すように、搬送ベルト２６のＶ字状リ
ブ３４゜３４が前記のローラ４０のフランジ４２．４２
と、ケーシング１０に連続して設けた垂下片４６．４６
との間において、保持されており、これによって走行中
における搬送ベルト２６の左右への揺れが防止される。

４８はローラ４０の軸であって、その一端において径大
のプーリ５０が配設されている。プーリ５０は、図示を
省略した電動機等の駆動源によりベルトを介して回転さ
れる。

４３、４５．４７は、ベルト走行路の各屈曲部に設けた
前記ローラ４０と同様のローラである。

ケーシング１０の粉粒体等投入用の開口部２２において
は、第３図に関し前記したように、その走行方向両側に
おいて垂下片４Ｇがベルト２６の表面近傍にまで至り且
つその外方においてベルト２ＧのＶ字状リブ３４が存在
するため、これら両者により充分な遮蔽効果を秦づるも
のである。従って、ホッパー２４により投入口２２に供
給された粉粒体等がパケット３２の両側外方に零れた場
合にも、投入用開口２２の中に残存し、ベルト走行によ
り後続するパケットによって補修され、上方に搬送され
る。

第５図に示すように、第１の垂直走行部においても、ベ
ルトの両側近傍にケーシング１０より延設した遮蔽板５
２．５２がベルト表面にまで至っており、これによって
、仮に、搬送中の粉粒体等がパケット３２により零れた
場合にも、ケーシング内部５４に粉粒体等が進入するこ
とはない。

５５は、走行路の第１垂直部３０の背後に配したガイド
板であり、ベルト２６がこれに沿って上昇する。

５Ｇは、投入口２２におけるベルト走行方向前方に配し
た鍔であって、ホッパー２４より投下された粉粒体等の
跳ね上がりを防止している。

なお、前記実施例においては、ケーシング１０における
垂直部１２と上下の水平部１４．１６とが相対的に固定
されているが、これに代えて、これら王者を相互に回転
可能に構成し、垂直部１２を傾斜させるようなすことも
可能である。

また、ケーシング上部における第２の水平走行部３１を
設けず、第１図の上部のように構成してもよい。

さらに、第７図に示すように、ベルト２６はその両側の
表裏にＶ字状リブ３４を設けてもよい。

次に第８図〜第１２図には本発明のさらに他の実施例を
示す。対応する部分には第一の実施例に１００を加えた
参照番号にて示づ。この実施例においては、搬送ベルト
２６の両側にはＶ字状リブに代えてチェーン１３４．　
１３４を設け、この変更に伴い、先のプーリ３６．３８
に代えて同じ位置にスプロケット　１３６．　１３８が
設【プられている。

スプロケット１３６．　１３８は、いずれもその周縁に
前記のチェーン１３４に噛みあう歯部１３７を有してい
る。すなわち、搬送ベルト　１２６の幅方向両側におい
てチェーン１３４がスプロケット　１３Ｇに係合してお
り、これにより前記屈曲部において搬送ベルト　１２６
が第２図における斜め右上方に＃を脱するのを防止して
いる。

また、第一の実施例のローラ４０に代えて、第８図に示
すような胴部１４４の両端にスプロケッ１−１４２．　
１４２を有したローラ１４０を用いる。搬送ベルト　１
２６のチェーン１３４．　１３４が、前記のローラ１４
０のスプロケット　１４２．　１４２と係合して、駆動
力を伝達するとともに走行中におりる搬送ベルト　１２
６の左右への揺れが防止される。

１４３、　１４５．　１４７もローラ１４０と同様のロ
ーラである。

チェーン１３４のベルト　１２Ｇへの取付けは、チェー
ンのビンリンク　１６０．０−ラリンク　１６２および
ローラ１６４を貫通したビン（図示せず）によりＬ字型
の取付具１６６の一側片をチェーン１３４に固定し、取
付具１６６の他側片をベルト１２６の側縁と重合してリ
ベット　１６８により固定することにより行う。

以上のように本発明は、搬送ベルトの水平走行部におい
て上方より粉粒体等の供給を受け、これを垂直上方に搬
送するものであり、このことにより、次のような効果を
秦することができる。

１）従来例の如くケーシング底部に貯留した粉粒体等を
パケットにより掻き上げるものではないから、粉粒体等
の割れ等を有効に防止し得る。

２）容器底部における粉粒体等の溜りがなく残流物の腐
敗、腐蝕が生じず、また、清掃の必要がない。

３）搬送する粉粒体等の種類を変更しても異種の粉粒体
等が混入することがない。

４）粉粒体等の詰まりによるベルトのスリップ現象が生
じない。

５）特に、走行ベルト両側にＶベルトを設（プこれをプ
ーリおよびローラを介して走行させている場合には、騒
音が発生ゼず、またベルトの蛇行がない。

６）特に、走行ベルト両側にチェーンを設け、これをス
プロケットおよびローラを介して走行させている場合に
は、駆動力の伝達が確実であり、ベルトがプーリから外
れることがない。

７）粉粒体等の供給口が水平部分であるため、〈１）複
数の方向からの粉粒体等の供給が可能であり（異種の粉
粒体等の混合も可能）、（２）また、あらゆる形状の原
料の搬送が可能であり（第１１図の従来例では、塩こん
ぶ等の扁平な商品の場合はローラとベルトとの間に挾ま
れて搬送ができない）、〈３）さらに、ホッパーのダン
パーが開いた状態でベル・ト上に粉粒体等が充満してい
る状態でもベルトの始動が可能である。

８）粉粒体等の供給量はベルトの速度調整により自由に
変更が可能である（第１図の従来例では上部搬出口より
遠心力により放出しているので、ベルトの速度を自由に
調節できない）。

９）上記実施例については、第１図の従来例とは異なり
、ローラおよびプーリが多数前されており、そのため、
（１）ベルトが多少伸びても使用に影響がな（、また（
２）駆動源の位置も上下いずれの箇所でも可能である。

【図面の簡単な説明】

第１図は、従来例を示す略示側面図、 第２図は、本発明の一実施例に係る略示側面図、 第３図は、第２図■−■轢断面図、 第４図は、第２図ＩＶ−ＩＶ線断面図、第５図は、第２
図におけるｖ−ｖ線断面図、第６図は、ケーシングの投
入口近傍を示す一部欠截斜視図。 第７図は、第１図の装置のベルトとローラの変更例を示
す要部断面図、 第８図は、他の実施例に係る第３図と同様の断面図、 第９図は、前記実施例に係る第４図と同様の断面図、 第１０図は、前記実施例に係る第５図と同様の断面図、 第１１図は、ベルトに対するチェーンの取り付は状態を
示す一部平面図、 第１２図は、ベルトに対するチェーンの取り付は状態を
示す一部断面図である。 符号の説明 １ｏ・・・・・・ケーシング １２・・・・・・ケーシングの垂直部 １４・・・・・・ケーシングの上部水平部１６・・・・
・・ケーシングの下部水平部１８・・・・・・排出シュ
ート ２０・・・・・・搬出口 ２２・・・・・・投入口 ２４・・・・・・ホッパー ２６・・・・・・搬送ベルト ２８・・・・・・搬送ベルトの第１の水平走行部３０・
・・・・・搬送ベルトの第１の垂直走行部３１・・・・
・・搬送ベルトの第２の水平走行部３２・・・・・・搬
送ベルトの第２の垂直走行部３３・・・・・・パケット ３４・・・・・・Ｖ字状リブ ３６・・・・・・プーリ ３７・・・・・・凹陥部 ３８・・・・・・プーリ ４０・・・・・・ローラ ４２・・・・・・フランジ ４３・・・・・・ローラ ４４・・・・・・胴部 ４−５・・・・・・ローラ ４６・・・・・・垂下片 ４７・・・・・・ローラ ４８・・・・・・軸 ５０・・・・・・プーリ ５２・・・・・・遮蔽板 ５４・・・・・・ケーシング内部 ５５・・・・・・ガイド板 ５６・・・・・・鍔 １１０・・・・・・ケーシング １１２・・・・・・ケーシングの垂直部１１４・・・・
・・ケーシングの上部水平部１１６・・・・・・ケーシ
ングの下部水平部１１８・・・・・・排出シュート １２０・・・・・・搬出口 １２２・・・・・・投入口 １２４・・・・・・ホッパー １２６・・・・・・搬送ベルト １２８・・・・・・搬送ベルトの第１の水平走行部１３
０・・・・・・搬送ベルトの第１の垂直走行部１３１・
・・・・・搬送ベルトの第２の水平走行部１３２・・・
・・・搬送ベルトの第２の垂直走行部１３３・・・・・
・パケット １３４・・・・・・チェーン １３６・・・・・・スプロケット １３７・・・・・・歯部 １３８・・・・・・スプロケット １４０・・・・・・ローラ １４２・・・・・・スプロケット １４３・・・・・・ローラ １４４・・・・・・胴部 １４５・・・・・・ローラ １４６・・・・・・垂下片 １４７・・・・・・ローラ １４８・・・・・・軸 １５０・・・・・・プーリ １５２・・・・・・遮蔽板 １５４・・・・・・ケーシング内部 １５５・・・・・・ガイド板 １５６・・・・・・鍔 １６０・・・・・・ビンリンク １６２・・・・・・ローラリンク １６４・・・・・・ローラ １６６・・・・・・取付具 １６８・・・・・・リベット 第３図 第４図 第５図 第６図 第７図 第８図 第９［３ １ｊ４　１１ｔ）　１３４ 第１０図

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. １、無端の搬送ベルトを水平走行部を経由して垂直方向
   上方へ走行させ、前記搬送ベルトに走行方向に一定間隔
   を介して多数のパケットを取付け、前記水平走行部上力
   に粉粒体等の投入口を設け、ベルトコンベアーの上端部
   近傍に粉粒体等の搬出口を設けたことを特徴とする粉粒
   体等搬送装置。